友希那「絶対に笑ってはいけないRoselia」[バンドリSS] (68)

[CiRCLE・スタジオ]


友希那「突然だけれど、絶対に笑ってはいけないRoseliaをやるわよ」


あこ「本当に突然ですね!」


リサ「友希那どうしたの!?」


友希那「絶対に笑ってはいけないRoseliaをやる、ただそれだけの事よ」


燐子「えぇ…?」


紗夜「…一言よろしいでしょうか?」


友希那「何かしら」


紗夜「そんな無駄な事をしている時間があるのなら、その分練習をした方が建設的だと思いますが」


友希那「確かに…それも一理あるわね」


リサ「一理っていうか全面的に紗夜が正しいよね」


友希那「ただ紗夜、私達Roseliaが目指すものは何だったかしら?」


紗夜「最高の音楽…ですよね?」


友希那「ええ、その通りよ」

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友希那「最高の音楽を奏でる為には演奏技術は勿論、いついかなる状況においても演奏に集中出来る強靱な精神力が必要とされるわ」


友希那「感情をコントロールし、あらゆる逆境にも動じない精神力が、ね」


友希那「そこで精神力を鍛える為に笑ってはいけないRoseliaをする、ただそれだけの事よ」


紗夜「さすが湊さんですね」


あこ「紗夜さん!?」


燐子「もう少し…反論…しましょう…!?」


紗夜「いいえ、白金さん」


紗夜「演奏技術が高まった今、更なる高みを目指すのに必要なのはフィジカルよりメンタルの強化です」


紗夜「これは今までRoseliaに足りなかったものを手に入れるまたとないチャンスなんです」

リサ「言ってる事はわかるけど、もっと他に方法があるはずだよね!?」


友希那「それではルール説明を始めるわ」


あこ「あこ達は強制参加なんですね!?」


友希那「制限時間は60分、その間は何があっても笑ってはいけないわ」


リサ「あっ、1時間だけなんだ」


燐子「それなら…なんとか…?」


友希那「万が一、笑ってしまった場合は痛い目に合うから覚悟しておいて」


紗夜「痛い目…?」


友希那「それから、制限時間終了後に笑った回数が最も多かった人にはRoseliaのメンバーに相応しくないとして罰が待っているわ」


リサ「何されるの!?」


友希那「終わってからのお楽しみよ」


あこ「全く嬉しくないサプライズですね!」

友希那「最後に燐子の事なんだけど…」


燐子「わ…私ですか…!?」


友希那「普通に笑ってはいけないをやったところで燐子の笑った回数が一番少なくなるのは目に見えているわ」


紗夜「そうですね」


友希那「そこで、燐子にはハンデとして1回笑ったら分を私達の何回か分として換算する事にするわ」


リサ「いやいやいや!?」


リサ「笑わないようにするのが目的ならハンデとかおかしくない!?」


燐子「あの…私は…構いませんけど…」


友希那「ありがとう燐子」


友希那「それでハンデは一回笑ったら私達の何回分として換算するのがいいかしら?」


燐子「さん…いえ、五回で…」


あこ「りんりん!?」


紗夜「強気ですね」

リサ「強気っていうか無謀だよ!」


友希那「では1燐子=5友希那というレートでの換算とするわ」


燐子「はいっ…!」キラキラ


あこ「何で嬉しそうなの?」


紗夜「ミッシェルシールよりは良心的なレートですから」


リサ「えっ、そこ?」


友希那「それでは、これより笑ってはいけないRoseliaを始めるわ」カチャ


プルルルル…ピッ


友希那「もしもし、まりなさん?今から一時間でよろしく」


スピーカー(まりな)〈はいはーい


紗夜「スタジオぐるみの企画なんですか!?」


リサ「どこに全力出してるの!?」


~絶対に笑ってはいけないRoseliaスタート~

残り時間59:59


友希那「いよいよ始まったわね」


リサ「始まっちゃったよ…」


紗夜「…」


燐子「…」


友希那「…」


あこ「…」


リサ「…」


紗夜「…」


コンコン


リサ「あっ、はーい」


ドアガチャ


こころ「イェーイ!」


燐子「!?」ビクッ!


はぐみ薫花音「世界を笑顔に!」


ミッシェル〈世界を笑顔にー


リサ「初っ端からこれはキツいって!」


あこ「笑顔のプロじゃないですか!」


こころ「さぁ笑いなさい!さもなくば死になさい!」


デデーン 全員アウトー

リサ「もー!こころ、そんなキャラじゃないじゃん!」


あこ「どっかの独裁者みたいな事言ってぇ!」


友希那「んふっふっ」


紗夜「何で湊さんまで笑ってるんですか?」


友希那「内容は私も知らないのよ」


燐子「さ…早速…4回分差が…」


紗夜「そういえば笑ったら痛い目にあうと…」


ドアガチャ


イヴ「ブシドー!」ダダダダッ


5人「!?」


イヴ「ハッ!」ガッ


友希那「ちょっ」グイッ


イヴ「セーバイ!」ブンッ!


友希那「ん”ん”ん”っ!」バシーン


リサ「友希那ー!」


イヴ「ハッ!」ガッ


イヴ「セーバイ!」ブンッ!×4


リサ「あ”っ!」バシーン


紗夜「っづ!」バシーン


あこ「な”ぁっ!」バシーン


燐子「うっ…!」バシーン

イヴ「これにてシッケイ!」ダダダダッ


ドアガチャ


友希那「…っ!…っ!」ヒリヒリ


紗夜「…なるほど、笑ったら若宮さんからゴム製の刀でお尻を叩かれるという事ですか」ヒリヒリ


あこ「あとアウトーの声はまりなさんでしたね」ヒリヒリ


リサ「痛っつー…」ヒリヒリ


燐子「お尻が…」ヒリヒリ


こころ「うんうん!やっぱり笑顔は最高ね!」


リサ「この惨状見てそれ言う?」


はぐみ「そうだ!こころん!いつものアレ、やろうよ!」


薫「それは名案だ、はぐみ!」


薫「シェイクスピアも言っている─いつやるのか?今でしょ!─とね」


デデーン 湊 今井 アウトー


友希那「ふふふっ…あ”っ!」バシーン


リサ「シェイクスピアじゃな…い”っ!」バシーン

こころ「それじゃあ、いつものアレ!いくわよ!」


あこ「アレって何だろう?」


燐子「さぁ…?」


こころ「ハッピー!」


薫&はぐみ「ラッキー!」


花音「ス、スマイル!」


スピーカー(友希那)〈イェーイ!!!


友希那「!?」


デデーン 今井 氷川 宇田川 白金 アウトー


あこ「今のなんですかっ!?」バシーン


紗夜「あんな声初耳ですっ!」バシーン


リサ「可愛いっ!」バシーン


燐子「テンション高いっ…!」バシーン


友希那「今のは違うのよ」


友希那「台本にああ書いてあったからそれに従っただけなのよ」


紗夜「悪い意味でプロ意識高いですね」


紗夜「もっと自分を大事にしてください」


友希那「以後、気を付けるわ」

花音「あっ、そうだ、あこちゃん」


あこ「あっ、はい」


花音「あこちゃんのドラムスティック借りてもいいかな?」


リサ「ここにきて急に?」


紗夜「演奏でもするのでしょうか」


花音「いいかな?」


あこ「あっ、どうぞ…」スッ


花音「ありがとね」バキッ


あこ「あ”ー!!!!!」


デデーン 湊 今井 氷川 アウトー


バシーン×3


紗夜「…宇田川さんすみません」


紗夜「不謹慎なのはわかってますが、あまりの勢いに笑いをこらえられませんでした」


友希那「もう受け取った瞬間に折れたわよね」


リサ「流れるような手際の良さだったね」


燐子「あこちゃん…大丈夫…?」


あこ「あ、あこのアグニとルドラが真っ二つに…」ワナワナ

花音「ごっ、ごめんね?でも後でちゃんと元通りになるから…」


あこ「あぁぁぁぁ…」


友希那「笑ってはいけないどころじゃなさそうね」


紗夜「誰のせいだと思ってるんですか」


リサ「というかドラムスティックに名前付けてたんだ」


あこ「…えっ?普通は付けますよね?」


紗夜「普通は付けないわよ」


あこ「えー?りんりんならキーボードに名前付けてるよね?」


燐子「うん…私のは…キー坊って言うんだ」


デデーン 湊 アウトー


バシーン


友希那「…ごほん、良い名前ね」ヒリヒリ


あこ「噴き出してましたよね?」


紗夜「その法則で言うと私の場合はギー太とかですか」


デデーン 白金 アウトー


燐子「けい…おん…!」バシーン

リサ「じゃあ、あたしはベー介とかかなー」


紗夜「迂闊に連呼出来ない名前ですね」


あこ「ふふっ」


デデーン 湊 宇田川 アウトー


バシーン×2


友希那「…ベー介は却下よ」


あこ「もうちょっと格好いい名前にしてください!」


友希那「というより私はどうすればいいのよ」


紗夜「湊さんにはマイクがあるじゃないですか」


友希那「マイク…マイクに名前をつけるって地味に難しい事を言ってくれるわね」


燐子「マイク自体が…名前みたいですからね…」


友希那「あえて付けるとしたら真木かタイソンしかないわよ」


デデーン 今井 アウトー


リサ「なんでそのチョイスっ…!」バシーン

ミッシェル〈こころー、そろそろ次のライブの時間だよー


こころ「そうねミッシェル!それじゃあまた後で会いましょう!」


こころ「みんな!行くわよ!」タタタッ


はぐみ薫花音「おー!」タタタッ


ミッシェル〈お疲れ様でしたー ドスドス


ドアガチャ


リサ「…行ったね」


友希那「行ったわね」


燐子「ふぅ…」


紗夜「思ったより辛い一時間になりそうですね」


あこ「開始10分で実害出てますからね」ポッキリ

残り時間50:00


あこ「これで6分の1とか、終わった時には楽器全部壊されてそうで…」


ガヤガヤ


あこ「…んん?」


紗夜「なにやら廊下が騒がしいですね」


廊下〈有咲可愛いー!これなら友希那先輩達もきっと笑顔になるよ!


廊下〈だからってこんな格好しなくたっていーだろー!


廊下〈有咲、そろそろ出番


廊下〈ほらほらー!


廊下〈ばっ!押すなよ!押すんじゃねー!


ドアガチャ


有咲(不思議の国の有咲)「あっ…」


友希那「…」


リサ「…」


紗夜「…」


あこ「…」


燐子「…」


有咲(照)「に、にゃ~ん…」


友希那(なんなのかしら…)


有咲(恥)「あうっ…っ…あぁ…」カアア


有咲(泣)「見んなー!!!」グスッ


デデーン 全員 アウトー

バシーン×5


有咲(号泣)「うわぁぁぁー!!!」ダダダダッ


ドアガチャバタン!


友希那「…あれで猫になりきったつもりなら片腹痛いわね」ヒリヒリ


あこ「友希那さんは猫のモノマネ上手ですもんね!」


ガヤガヤ


燐子「廊下…また揉めてますね…」


廊下〈香澄お前マジふざけんなよ!


廊下〈ふふっ…有咲可愛いかったよ…ぷっ…


廊下〈笑ってんじゃねー!


廊下〈こっちは恥ずかしくて死ぬかと思ったつーの!


廊下〈じゃあ次、私行ってくるね


廊下〈おたえ頑張れー!


廊下〈聞けよ!


ドアガチャ


たえ「Roseliaの皆さん、おはようございます」ペコリ


5人「…おはようございます」ペコリ

リサ「なんかスケッチブック持ってるんだけど…」ヒソヒソ


燐子「フリップネタ…ですかね…?」ヒソヒソ


たえ「えー、今日はRoseliaの皆さんのあだ名を考えてきたので発表したいと思います」


5人「!?」


たえ「まずは友希那先輩」ペラッ


[Roseliaの歌姫]ドン


友希那「悪くないあだ名ね」


リサ「これ以外無い感あるよねー」


たえ「次は燐子先輩」ペラッ


[Roseliaの女神]ドン


燐子「ええっ…!?」


あこ「あー!わかるー!りんりん女神っぽいよね!」


燐子「女神っぽいって…!?」


たえ「続けて紗夜先輩」ペラッ


[Roseliaのポメラニアン]ドン


紗夜「フスッ」


デデーン 湊 今井 氷川 宇田川 アウトー


バシーン×4

紗夜「…順番が不穏だとは思いましたがまさか私がポメラニアンだとは…」


リサ「まぁ可愛いし良いんじゃない?」


燐子(多分…外見の事じゃないと思う…)


たえ「次は…リサ先輩」ペラッ


[Roseliaの常識人]ドン


リサ「あ、うん」


友希那「まるで私達が常識人じゃないとでも言いたげなあだ名ね」


紗夜「否定は出来ませんが」


たえ「最後はあこちゃん」ペラッ


[薫の妹]ドン


あこ「やめろぉ!」


デデーン 湊 今井 氷川 白金 アウトー


バシーン×4

リサ「確かに常々、似てるなとは思ってたけども!」


紗夜「髪色と虹彩と身振り手振りが瓜二つですからね」


友希那「それに加えて巴さんとはあまり似てないから余計よね」


燐子「わ…私はちゃんと…巴さんと姉妹なの知ってるから…ね?」


あこ「笑ってたじゃん!」


燐子「つい…魔が差して…」


たえ「じゃあお疲れ様でしたー」


リサ「えっ、帰んの?もう?」


ドアガチャバタン


友希那「あっという間だったわね」


あこ「というか、さっきからあこだけイジリ方が強くないですか!?」

残り40:00


リサ「これはアレかな?10分毎にバンド単位で来る感じかな?」


紗夜「山吹さんと牛込さんが出ていませんがそれは」


あこ「というよりバンド毎だと時間余っちゃいますよね」


ドアガチャ


5人「!」


ひまり「…」スタスタ


5人「…」


ひまり「…」キョロキョロ


5人「…」


ひまり「…」スタスタ


5人「…」


ドアガチャ


5人「…」


友希那「…ふっ」


デデーン 湊 今井 宇田川 アウトー


友希那「何だったのよっ!?」バシーン


リサ「せめて喋ってよっ!」バシーン


あこ「意図がわかんないよっ!」バシーン


紗夜「何か探しているようにも見えましたけどね」


燐子「そう…でしたね」

ドアガチャ


5人「!」


つぐみ「…」スタスタ


5人「…」


つぐみ「…」キョロキョロ


5人「…」


つぐみ「…」スタスタ


ドアガチャ


友希那「ふー…」


リサ「いやマジなんなの?」


紗夜「深く考えると笑いに繋がるので考えないようにしましょう」


燐子「でも…やっぱり何か探しているような…」


あこ「うん…なんだろうね?」


ドアガチャ!


5人「!」


蘭「…!」ダダダダッ!


蘭「ハァ…」ゼェゼェ


紗夜「凄い息が上がってますね」


蘭「…あっ!湊さん!」


友希那「なによ」

蘭「ひまりとつぐみに追われてるんです!かくまってください!」


友希那「何事よ」


蘭「じゃあ、このギターケースに隠れるんで、私の事を聞かれても見なかったって言ってくださいね!」ゴソゴソ


紗夜「ちょっ!私のギターケースに何してるんですか!」


蘭(ギターケースin)「お願いしますよ!」モゴモゴ


あこ「良く入りましたね!」


紗夜「私のギターケースが…」


リサ「何をやらかして追われてるんだろうね」


燐子「さぁ…?」


ドアガチャ


5人「!」


ひまり&つぐみ「…」スタスタ


5人「…」ゴクリ


ひまり&つぐみ「…」キョロキョロ


ひまり「…あのー」


リサ(喋るんかーい)

ひまり「蘭ちゃん見ませんでしたか?」


友希那「そこのギターケースの中よ」


デデーン 今井 氷川 宇田川 アウトー


リサ「裏切り早っ…!」バシーン


紗夜「即答っ…!」バシーン


あこ「笑わせにきてますよねっ!?」バシーン


ひまり「よーし蘭ちゃん覚悟ー!」ガシッ!


つぐみ「…!」ガシッ!


リサ「なんでつぐみは無言なの?」


蘭(ギターケースin)「ちょっ!やめ、やめてよ!」ゴソゴソ


つぐみ「…!…!」ガッサガッサ!


紗夜「私のギターケース…」


燐子「ご愁傷様です…」

蘭「あっ!やめっ!やめてよつぐみ!」ジタバタ


燐子「エスパー伊東みたい…」ボソッ


デデーン 今井 氷川 アウトー


バシーン×2


友希那「エスパー伊藤って誰よ」


あこ「さぁ…?」


蘭「うっ…!うわー!ぐわー!」ジタバタ


つぐみ「…!…!」ガッサガッサ!


ひまり「もうちょっとだよ!つぐ!」


紗夜「私達は何を見せられているのでしょうか」


蘭「くわっ…!くわー!」


つぐみ「…!」バサッ!


蘭「くわくわーぁの日見た黄昏の空
照らす光は燃えるScarlet!!!」


デデーン 湊 今井 氷川 アウトー


友希那「だから何がしたいのよっ!」バシーン


リサ「意味が分からないよっ!」バシーン


紗夜「勢いだけじゃないですかっ!」バシーン

ひまり「失礼しましたー」ズルズル


つぐみ「…!」ズルズル


蘭「こうやって引きずられるの、悪くな」ズルズル


ドアガチャ


燐子「最後…何か言いかけてましたけど…」


友希那「結局、羽沢さんは一言も発しなかったわね」


リサ「なんだったんだろうね」


紗夜「それより私のギターケースがボロボロなんですが」ボロッ


あこ「あこのスティックは後で元通りに…って言ってたんで、紗夜さんのも後でなんとかなるんじゃないですか?…多分」


紗夜「だと良いのですが…」


リサ「ヤバいなぁ、次あたしのベース叩き割られるんじゃないかなぁ」


燐子「楽器…どこか目に付かない場所に隠した方が…良いんじゃ…?」

残り30:00


友希那「流石に楽器本体を壊したりはしないと思うわよ」


あこ「楽器本体じゃなかったら壊していいってわけじゃないですけどね!」


リサ「…あっ、気づいたらもう折り返しかぁ」


紗夜「これで残り半分しかないと考えるべきか、まだ半分もあると考えるべきか…」


燐子「やっと半分…されど半分…ですね」


コンコン


リサ「あっ、どーぞー」


ドアガチャ


日菜「るんっ♪」


紗夜「日菜!?」

紗夜「日菜あなた今日はパスパレの仕事だって…」


日菜「るるるんっるるんっ♪」


紗夜「日菜…?」


日菜「るんっ?」


リサ「えっ、るんっ♪しか話せないの?」


日菜「るんっ♪」コクリ


友希那「紗夜、あなたの妹さん、とうとうおかしくなったわよ」


紗夜「とうとうとはなんですか、とうとうとは」


ドアガチャ


5人「!」


麻弥「フヘヘ」


日菜「るるるんっ♪」


麻弥「フヘ!フヘヘフヘ」


あこ「増えた!?」


日菜「るんるんるんっ♪」


麻弥「フヘ?フヘヘヘヘ///」テレッ


燐子「るんっ♪とフヘヘだけで…会話が成立してる…!?」


友希那「頭と耳が痛くなってきたわね」


ドアガチャ


5人「!」


千聖「…」スタスタ

日菜「る…るんっ…」


麻弥「フヘ…フヘヘヘ…」


千聖(2人を蔑む目)「…」ゴゴゴゴゴ


あこ「目つき怖っ…」


リサ「なんかめっちゃ怒ってるよ…」


麻弥「フヘ…」


日菜「るんっ…」


千聖「…」ゴゴゴゴゴ


千聖「…」ゴゴゴゴゴ














千聖(ヘリウムガス使用)「オシオキガヒツヨウカシラ」


デデーン 全員 アウトー


バシーン×5

リサ「…めっっっちゃ声高いね!」


紗夜「警察24時とかのボイスチェンジャーみたいですよね」


千聖(高音)「マヤチャン、フヘヘハヤメナサイ」


麻弥「アッハイ」


千聖(高音)「ヒナチャンハ、モットヒトノキモチヲカンガエナサイ」


日菜「アッハイ」


デデーン 氷川 アウトー


紗夜「日菜ぁっ!」バシーン


友希那「全然関係無いところで怒られてたわね」


千聖(地声)「それじゃあ2人共、レッスンに行きましょうか」スタスタ


麻弥&日菜「ハイ」スタスタ


ドアガチャ


あこ「芸能界って怖いですね」


デデーン 友希那 今井 氷川 アウトー


バシーン×3


燐子「芸能界がみんな…ああいう感じじゃないと…思うよ…?」

残り25:00


リサ「さてと、とりあえず全バンドの出番が終わったみたいだし…」


リサ「ここからは誰が何をしてくるか予想出来ないなぁ」


友希那「もう不安でいっぱいよね」


紗夜「元凶が何呑気な事を言ってるんですか」


あこ「ホントですよ」


コンコン


リサ「あっ、どーぞー」


ドアガチャ


沙綾「やっほー、みんなお疲れー」


あこ「沙綾さん!」

沙綾「なんかみんな老けた?」


紗夜「多少は…」


沙綾「じゃあ、選別に…」ガサゴソ


燐子「それ…!山吹ベーカリーの…袋…!」


あこ「美味しいよね!」


沙綾「パンいる?」


ドアガチャ


りみ(ドアの隙間)「チョココロネ♪」チラッ


沙綾「ん?」クルッ


バタン


沙綾「気のせいかな…?」


友希那「いや、何かいたわよ」


沙綾「パンい…」


ドアガチャ


りみ「チョココ…」チラッ


沙綾「?」クルッ


バタン


リサ「ふぅー…」


沙綾「パン…」


ドアガチャ


りみ「チョ…」チラッ


沙綾「?」クルッ


バタン


紗夜「はー…」


沙綾「パ…」


ドアガチャ


りみ「チ…」チラッ


沙綾「?」クルッ


バタン

燐子「空気が…キツいですね…」


リサ「辛い」


沙綾「パ~ン~」


ドアガチャ


りみ「チョ~コ~」チラッ


沙綾「?」クルッ


バタン


沙綾「パ~」


ドアガチャ


りみ「チ~」チラッ


沙綾「?」クルッ


バタン


沙綾「パンいる?」


ドアガチャ


りみ「クロワッサン♪」チラッ


デデーン 湊 今井 氷川 宇田川 アウトー


友希那「ふふふふっ…ん”!」バシーン


今井「今のはズルいってっ!」バシーン


紗夜「コロネじゃないんですかっ!」バシーン


あこ「独特の空気過ぎるっ!」バシーン


沙綾「じゃあパン置いてくから好きな時に食べてね」


燐子「あ…ありがとう…ございます…」


沙綾「残りも頑張ってね~」


ドアガチャ


あこ「あー、キツかったぁ…」

残り20:00


友希那「これまでの人生で一番長い5分間だったわね」


紗夜「ええ」


コンコン


あこ「あっ、どうぞ!」


ドアガチャ


日菜「失礼しまーす」スタスタ


紗夜「日菜!?」


リサ「また!?」


燐子「もう…るんっ♪…以外喋れるんですか…!?」


日菜「えー、では“細かすぎて伝わらないおねーちゃんモノマネ”やりまーす」


紗夜「なっ!?」


日菜「まずはファストフード店のおねーちゃん」


あこ「タイトルからしてヤバそうですね!」

日菜「日菜…もぐ…最近…もぐ…パステルパレットの活動は…もぐ…どうなの?…もぐ」ヒョイパクヒョイパク


紗夜「そこまで立て続けに食べてないわよ!」


日菜「パスパレ?かんたんかんたん!むしろ何でも出来ちゃって退屈なくらいだよ!」


日菜「日菜…もぐ…そういう油断している時ほど…もぐ…失敗するものよ…もぐ」ヒョイパクヒョイパク


日菜「だから…もぐ…本番は練習のように…もぐ…練習は本番のように…もぐ」ヒョイパクヒョイパク


日菜「ティロリーティロリー」


日菜「揚げ立てポテト…!」ガタッ


デデーン 湊 今井 アウトー


友希那「どれだけポテト好きなのよっ!」バシーン


リサ「せっかく良いこと言おうとしてたのにっ!」バシーン

日菜「えー、続きまして“OVAのおねーちゃん”」


日菜「私達に遊んでいる時間なんて…」


日菜「気分転換だって!かき氷とかフライドポテトとか食べようよ!」


日菜(早口)「フライドポテトォ!?」


デデーン 湊 今井 宇田川 アウトー


バシーン×3


燐子「そんな事も…ありましたね…」


紗夜「確かにありましたが!」


日菜「最後に“デレるおねーちゃん”」


紗夜「!?」


日菜「は、はい…私は犬が好きなんです…」


日菜「…………あと日菜も」ポッ


紗夜「いやぁぁー!///」カァァ


デデーン 湊 今井 宇田川 白金 アウトー


友希那「可愛いっ!」バシーン


リサ「可愛いっ!」バシーン


あこ「可愛いっ!」バシーン


燐子「可愛い…っ!」バシーン

日菜「以上“細かすぎて伝わらないおねーちゃんモノマネ”でしたー!」


日菜「まったねー!」


ドアガチャ


紗夜「~っ!///」カァァ


友希那「大丈夫よ、紗夜」


友希那「あなたが妹さんを大事にしているのはみんな知っているから」


紗夜「湊さん…」


友希那「芋と妹さんは大事よね」


紗夜「んふっ」


デデーン 今井 氷川 宇田川 アウトー


バシーン×3


紗夜「…私の感動を返してください!」


あこ「今のは悪意がありませんか!?」


友希那「そんな事ないわ」


リサ「自分の最下位が見えてきたから蹴落としにきたよね!?」


友希那「そんな事ないわ」プイッ


燐子「凄く…目が泳いでますよ…?」


友希那「そんな事ないわ」

残り時間15:00


友希那「さて、パンでもいただきましょうか」


リサ「露骨に話題をそらしてきたね!?」


友希那「そんな事ないわ」ガサゴソ


友希那「…?」ピタッ


友希那「ふふふっ」


デデーン 湊 アウトー


友希那「うっ!」バシーン


あこ「何事ですか!?」


リサ「怖い怖い怖い!」


友希那「…この袋の中身を見ればわかるわよ」


紗夜「至って普通の山吹ベーカリーの紙袋に見えますが…」


燐子「袋の中に…何が…?」

リサ「…って、あたし達が見るメリット無くない?」


友希那「今見ないと後々気になるわよ」


あこ「うーん…言われてみれば確かにそうかも…」


友希那「というより私だけ見て笑ってるのは不公平じゃないかしら」


紗夜「本音はそれですか」


友希那「まぁ、騙されたと思って見てみなさいよ」


燐子「ええっ…!?」


紗夜「ここまで嫌な“騙されたと思って”もないですね」


リサ「まー、このまま放置するのもアレだし、さっさと見ちゃおっか」


あこ「さんせーい!」

友希那「それじゃあ私が開けるから4人一緒に見るので良いかしら?」


燐子「そうですね…」


紗夜「しれっと自分だけ安全地帯じゃないですか」


友希那「じゃあ開けるから寄ってちょうだい」


リサ「はいはい」


友希那「開けるわよ」


4人「…」ゴクリ…


友希那「…はい」バッ


4人「ふっ」


デデーン 今井 氷川 宇田川 白金 アウトー


バシーン×4


友希那「もうビックリしたわよ」


友希那「まさかのミッシェル最中よ?」


友希那「一瞬、ミッシェルパンかな?と思って触ってみたけど、やっぱり最中なのよ」


デデーン 今井 氷川 アウトー


バシーン×2

リサ「…だから笑わせようとしないでよ!」


友希那「そんなつもり無いわよ」プイッ


コンコン


燐子「あっ…どうぞ」


ドアガチャ


モカ「ど~も~」


リサ「おっ、モカじゃん」


モカ「いやぁ~皆さんお疲れのようで~」


紗夜「精神的に疲弊してますからね」


モカ「…おやおや~?この折れたドラムスティックはどうしたのかな~?」


あこ「あっ…それは花音さんに…」


モカ「このままじゃドラム演奏出来ないし~、なんとかしないとだね~」


モカ「とも神様~!とも神様~!」


ドアガチャ


巴「呼んだかモカよ」ヌウッ


あこ「おねーちゃん!」


モカ「実は~かくかくしかじかで~」


巴「ふむふむ、なるほど…」

モカ「とも神様のお力で~この折れたドラムスティックなんとかなりませんか~?」スッ


巴「よし、貸しなさい」スッ


巴「むむむむむ…」ムーン


燐子「ドラムスティックに…念を送ってる…!?」


巴「はぁぁぁ!やばさミステリィー!」ドーン!


友希那「どんな掛け声よ」


巴「はぁはぁ…」


紗夜「一見…ドラムスティックには何も起きて無いように見えますが…」


あこ「うん…まだ折れてるような…」


巴「はぁはぁ…あこよ、奥にあるアンプの裏を見てみなさい」


あこ「えっ」


デデーン 今井 アウトー


リサ「今持ってるスティックが直るじゃないのっ!?」バシーン


巴「さぁ見てみなさい」


あこ「う、うん…」スタスタ

あこ「でもこんな所に何が…」ゴソゴソ


あこ「…って、これは!」


あこ「前からあこが欲しかったモデルのドラムスティック!?」


巴「今後はそれを使うと良い」


あこ「いいの!?やったー!」


デデーン 宇田川 アウトー


あこ「あっ」


あこ「あ”ーっ!」バシーン


燐子「あこちゃん…!」


紗夜「えげつないですね」


あこ「ううっ…ありがとう!おねーちゃん!」


巴「大事に使うんだぞ、あこ」


巴「そのドラムスティックには私の放課後ラーメンタイムが犠牲になってるんだ」


あこ「おねーちゃん!?」


デデーン 湊 今井 氷川 アウトー


バシーン×3


燐子「い…良いお姉さんですね…?」


友希那「…最後の一言さえ無ければね」

モカ「いやあ~めでたしめでたしだね~」


モカ「…って、おやおや~?そのギターケースはどうしたのかな~?」


紗夜「これは…その…美竹さんに…」


巴「うちの蘭が迷惑かけたっていうなら見逃せないな」


巴「ちょっと貸してもらえますか?」


紗夜「は、はぁ…」スッ


巴「よし」スッ


巴「むむむむむ…」ムーン


巴「はぁぁぁぁ!やばさミステリィー」バーン!


リサ「その掛け声いる?」


巴「はぁはぁ…紗夜さん、そこのエフェクターの下をみてください」


紗夜「は、はぁ…」ゴソゴソ


紗夜「…!これは!」

紗夜「私のギターケースと同じモデルのギターケース(新品)!」


巴「ええ、これからはそれを使ってください」


紗夜「実はそろそろ買い換えようと思っていたので助かります!」


友希那「良かったわね」


モカ「これで本当にめでたしめでたしだね~」


巴「ちなみにそのギターケースにはモカのおやつ代が犠牲になっているから大事に使ってやってください」


モカ「!?」


デデーン 湊 今井 宇田川 アウトー


友希那「なんでよっ!?」バシーン


リサ「モカ関係ないじゃんっ!」バシーン


あこ「とばっちりっ!」バシーン


モカ「とっ、ともちん?今の冗談だよね~?」


巴「いや、マジだ」


モカ「おかしくな~い!?」

巴「いいか、モカ」


巴「ひまりにカロリーを送れるのはいいとしても…」


デデーン 今井 アウトー


リサ「よくないよっ!」バシーン


巴「…ひまりにカロリーを送れるのはいいとしても、糖分や脂肪は送れないだろう?」


モカ「う、うん」


巴「それだと、このままじゃ若くして糖尿病やらなんやらのリスクがある」


巴「だから…今のうちに節制しておかないと、だろ?」


モカ「そういう事なら…まぁ」


巴「だから食べるなら脂肪と糖の少ないものを食べてるようにしような」


モカ「わかった~」


巴「カロリーをひまりに送るのはそのままで良いから」


モカ「は~い」


デデーン 湊 今井 氷川 宇田川 アウトー


バシーン×4


燐子「ひまりさん…」

あこ「一番とばっちり受けてる人の事が何一つ解決してないよ!?」


巴「じゃあ私達はそろそろ帰って、1ミリも無駄なんてない足跡残しに行くからこれで」


あこ「おねーちゃん!?」


モカ「ばいば~い」


ドアガチャ


あこ「行っちゃった…」


紗夜「上原さんには強く生きてもらいたいですね」


友希那「そうね」


リサ「モカがひまりにカロリー送らなければ良いだけの話なんだけどね」

残り時間5:00


友希那「気が付いたらもう残り5分よ」


あこ「なんだかんだ、あっという間でしたね!」


紗夜「時間的にあと1ネタ乗り切れば…というところでしょうか」


リサ「って事は最下位はアタシか友希那か燐子かって感じかな」


燐子「さ…最後は笑わないようにしないと…」


友希那「そうね」


コンコン


あこ「来た…!」ゴクリ


紗夜「どうぞ」


ドアガチャ


彩「はい、ど~も~!」ガラガラガラ


友希那「なんか台車押してきたわよ」


リサ「台車に乗ってるのは…水槽だね」


紗夜「水槽の中身は…黒いフィルムの様なものが貼られていてよく見えませんね」


彩「えー、Roseliaの皆さん、こんにちはー!」


5人「…こんにちは」

彩「パステルパレットのふわふわピンク担当!」


彩「まん丸お山に彩りを!でお馴染み、丸山彩でーす!イェイ!」


5人「…」


彩「ふわふわ~!」


5人「…」


彩「はい、鼻ザリガニやりまーす」


デデーン 全員 アウトー


バシーン×5


彩「どの子にしようかなー?」ジャブジャブ


あこ「水槽の中身ザリガニなんですか!?」


彩「はい、じゃあこの子(10cm越え特大サイズ)でいきまーす」ガッ


デデーン 湊 氷川 アウトー


友希那「大きいわねっ!?」バシーン


紗夜「無茶ですよっ!?」バシーン


リサ「アイドル!彩ちゃんアイドルだからそんな事しないで!」


彩「いきますよー?」スッ


燐子「あわわわわわ…!」

彩「ん”ん”っ」ギュー!


彩「ぬ”ん”ぅ”わ”い”に”ゃ”ー!」バタバタ!


デデーン 湊 今井 宇田川 アウトー


バシーン×3


燐子「い…痛そう…!」


紗夜「もう見ていられませんね」


彩(泣)「あ”は”ーは”ーぁ”ん”!」グスッ


リサ「早く外さないと傷残っちゃうよ!」


彩(泣)「大”丈”夫”だよ”ー背”中”は”~」グスッ


彩(耐)「ぬくもりが私を~」


彩(号泣)「引いたり守ってくれているからあ”は”は”は”ーん”!」


デデーン 全員 アウトー


バシーン×5

彩「あ”は”は”は”ーん”!」


ドアガチャ


麻弥「彩さん!」ダダダッ!


千聖「彩ちゃん!」ダダダッ!


彩「ま”や”ち”ゃ”ーん”!ち”と”せ”ち”ゃ”ーん”!」


麻弥「ふふっ…今外しますからジッとしてください!」プルプル


デデーン 湊 アウトー


友希那「仕掛け人が笑ってるじゃないっ!」バシーン


彩「あ”は”は”ーん”!」ジタバタ


千聖「ほら!大人しくしなさい!」ガシッ


彩(羽交い締め)「ち”と”せ”ち”ゃ”ーん”!」


麻弥「じ、じゃあ、とりますからちょっと我慢してくださいね!」スッ


彩「あ”は”は”ーん”!」コクン


麻弥「よいしょ!」ガッ


彩「痛だだだだただだっ!」ギュー!


デデーン 湊 今井 氷川 宇田川 アウトー

友希那「そうなるわよっ!」バシーン


リサ「引っ張っちゃダメだってっ!」バシーン


紗夜「身体張りすぎですよっ!」バシーン


あこ「もう助けてあげてっ!」バシーン


彩「ま”や”ち”ゃ”ぁ”ん”!」ギュー!


千聖「これは…ふふっ…これはハサミを開かないとダメね」


千聖「ああ!こんな時にはどうすれば…!」


スピーカー〈~♪( 夢みるSunflower・Bメロ)


燐子「このメロディは…一体…!?」


リサ「えっ?何?何!?」


ドアガチャ


香澄「誰より大きな花を咲かせたら~♪」スタスタ


友希那「戸山さん!?」


香澄「キミに夏を知らせたい~♪」スッ


彩「香”澄”ち”ゃ”ん”!」ギュー!

香澄「両手を広げて~♪」グググッ


香澄「高く強く熱く遠くっ!」グググッ


彩「あ”っ”!」スポーン


あこ「ハサミが取れたっ!」


香澄「明日を~夢見る~♪」


彩(鼻から出血)「ひまわりのように~♪」ポタポタ


デデーン 全員 アウトー


バシーン×5


香澄「彩先輩っ!病院行きましょう!さぁ!」ガシッ


麻弥「自分も肩を貸しますから!さぁ!」ガシッ


千聖「2人共!彩ちゃんを病院まで行くわよ!」スタスタ


彩「みんなぁ…ありがとう…!」ズルズル


香澄「あっ、湊先輩っ!お先に失礼しますっ!」スタスタ


友希那「え、ええ…」


麻弥「Roseliaの皆さんもお疲れ様でした!では!」スタスタ


ドアガチャ


5人「…」

友希那「…なんと言うか…凄まじかったわね」


紗夜「最後、咲いてはいけない花が咲いてしまいましたからね」


あこ「んふふっ」


デデーン 湊 宇田川 アウトー


バシーン×2


リサ「いやあ、やっぱりプロだね彩ちゃんは」


紗夜「こんな事にも全力でいく姿勢はさすがはプロという感じでしたね」


あこ「方向性がアイドルというか芸人寄りでしたけどね!」


燐子「芸人だって…なかなか鼻ザリガニはやらないよ…!?」


スピーカー〈ピンポンパンポーン


スピーカー(まりな)〈残り時間終了まで残り10秒だよー!


友希那「…!ようやくね!」


紗夜「やっとですか」


リサ「くぅー!やったー!」


あこ「わーい!」


燐子「やったね…!」

まりな〈5…4…3…2…1…!


まりな〈0!これにて絶対に笑ってはいけないRoselia終了だよー!


まりな〈Roseliaのみんなー!お疲れ様でしたー!


リサ「はー!やっと終わったー!」


リサ「みんなお疲れー!」


紗夜「ええ、お疲れ様でした」


あこ「お疲れ様ー!」


燐子「お疲れ様…でした…!」


友希那「お疲れ様、でもまだ終わりじゃないわよ」


リサ「えっ」


友希那「これより笑った回数の発表、そして最下位への罰が待っているわ」


紗夜「そういえば、そんな事も言ってましたね」


友希那「そういうわけだからまりなさん、結果発表をお願いするわ」


まりな〈はいはーい!

まりな〈それじゃあ、笑った回数が少なかった順から発表していくよー!


5人「…」ゴクリ


まりな〈第1位!笑った回数22回!


まりな〈あこちゃん!


あこ「おおっ!やったー!」


燐子「あこちゃん…!良かったね…!」


あこ「ありがとー!りんりん!」


紗夜「最年少ながらトップとは…やはり宇田川さんは人一倍強いメンタルを持っているようですね」


友希那「思えばRoseliaに加入した経緯もなかなかだったものね」


まりな〈続いて第2位!笑った回数23回!


まりな〈紗夜ちゃん!


紗夜「当然の結果ですね」


リサ「まぁ、ここまでは予想通りってところかな」


燐子「あとは…私のハンデがどうなるか…ですね…」

まりな〈いよいよ折り返し!


まりな〈第3位!笑った回数28回!


まりな〈友希那ちゃん!


紗夜「さすが湊さんですね」


友希那「ふぅ…ありがとう、紗夜」


リサ「…えっ?マジ…?」


あこ「って事はリサ姉とりんりんの一騎打ち!?」


燐子「や…やっぱりハンデ5回より3回にしておけば…」


まりな〈それじゃあ第4位!笑った回数31回!


まりな〈リサちゃん!


リサ「よっし!あっぶなー!」


燐子「」チーン


あこ「りんりん!?」


紗夜「白金さん!?気を確かに!」


まりな〈そして最下位はー!


まりな〈笑った回数11回×ハンデ5倍の計55回!


まりな〈燐子ちゃんでしたー!


燐子「」チーン

友希那「これハンデ3回だったとしても最下位なのは変わらなかったわね」


紗夜「ハンデさえなければ…」


友希那「策士策に溺れる、とはまさにこの事ね」


リサ「違うよ!?」


まりな〈最後に最下位の燐子ちゃんの罰を発表しまーす!


燐子「…はっ…!私…意識が飛んで…」


あこ「りんりん大丈夫!?」


燐子「う…うん…平気だよ…?」


まりな〈燐子ちゃんには今以上にプロ意識を培ってきて貰うべく…


まりな〈明日から一週間の間、パステルパレットの臨時メンバーとして活動してもらいまーす!


燐子「」チーン


あこ「りんりん帰ってきてー!」


紗夜「恐ろしい罰ですね」

紗夜「私なら3日も経たない内に心が折れるかおかしくなると思います」


あこ「そこまでですか!?」


リサ「あー、まぁでも思ったよりマトモな罰で良かった…んじゃない?」


燐子「…」


友希那「これで人嫌いも少しは改善されるといいわね」


燐子「…」


あこ「スパルタ過ぎませんか!?」


燐子「ううん…あこちゃん…」


燐子「いつかは向き合わないと…って思ってた事だし…」


燐子「私…頑張って…みるね…!」


あこ「りんりん!」


紗夜「白金さん…!」


リサ「燐子…!」


友希那「それじゃあ燐子、一週間後のあなたを楽しみにしているわ」


燐子「…はいっ…!」

この翌日より燐子はパステルパレットの臨時メンバーとして活動


初日は天性の才能でマスターしたパスパレの楽曲をライブで披露し、一躍注目の的に


その後“パスパレに謎の天才巨乳美少女ピアニスト現る!”というニュースがネット界隈で話題になると同時に折りたたみテントに籠城


そのまま一週間を終えた


END

これにて完結でございます

過去作はTwitterにてリンクツイートを公開中です

#バンドリSS #スクストSSを検索、もしくは“SS書きのナツキ”で検索で出てきますので興味のある方はどうぞ

ではまたいつか

そして読んでいただきありがとうございました!

レス55

ちさとがちとせになってましたので一応修正版も載せさせていただきます

すみませんでしたm(_ _)m

彩「あ”は”は”は”ーん”!」


ドアガチャ


麻弥「彩さん!」ダダダッ!


千聖「彩ちゃん!」ダダダッ!


彩「ま”や”ち”ゃ”ーん”!ち”さ”と”ち”ゃ”ーん”!」


麻弥「ふふっ…今外しますからジッとしてください!」プルプル


デデーン 湊 アウトー


友希那「仕掛け人が笑ってるじゃないっ!」バシーン


彩「あ”は”は”ーん”!」ジタバタ


千聖「ほら!大人しくしなさい!」ガシッ


彩(羽交い締め)「ち”さ”と”ち”ゃ”ーん”!」


麻弥「じ、じゃあ、とりますからちょっと我慢してくださいね!」スッ


彩「あ”は”は”ーん”!」コクン


麻弥「よいしょ!」ガッ


彩「痛だだだだただだっ!」ギュー!


デデーン 湊 今井 氷川 宇田川 アウトー

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