モバP「シンデレラ缶ジュース...?」 (40)

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https://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500679663/

ここら辺の続き的なやつですが、見てなくても多分大丈夫です。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1510479865

ちひろ「プロデューサーさん!ジュースですよ!ジュース!」

モバP(以降P)「どうしたんですか?そんな遠距離通勤してそうなアイドルのモノマネなんかして。」

ちひろ「いやー、新しい商品を開発したので、そのテスターになってほしくて。」

P「懲りませんね。あなたも。」

P「まあ、やりますけど。」

ちひろ(やっぱノリは良いんだよなあ)

P「で、今回は何を作ったんですか?」

ちひろ「ふふふ...よくぞ聞いてくれました!」

ちひろ「今回はこちら...シンデレラ缶ジュースです!!!」デデーン

P「缶ジュースですか。でもどうして缶ジュースを?」

ちひろ「5thライブの時、SSA付近の自販機でメロー・イエローがめっちゃ売れたらしいんですよ。」

ちひろ「それでティンときました。」

ちひろ「我がプロダクションのアイドルをモチーフにした缶ジュースを作る。」

ちひろ「それをライブ会場付近で売る。」

ちひろ「皆、群がる。」

ちひろ「がっぽがっぽ。」

ちひろ「という算段です。」

P「なるほど...」

P「でも、ライブとかだったら、缶よりペットボトルの方がいいのでは?」

ちひろ「...」

ちひろ「と、とりあえず商品を飲んでもらいますね!」

P(そこまで考えてなかったんだな...)

・・・

ちひろ「というわけで、こちらがその缶ジュースになります!」デデーン

P「おっ、結構本格的に作ってますね。」

ちひろ「じゃあ左から順に飲んでいってみてください!」

P「わかりました。まずは...これだな。」

【雫とありすのいちごミルク】

P「あー、これは美味しそうですね。どれどれ...」ゴクゴク

P「甘くて美味しいです!これは商品化して問題ないと思いますよ!」

ちひろ「本当ですか!」

P「はい!...でも、乳製品なんで保存環境とか気をつけてくださいね。夏場とか。」

P「次は...これですね。」

【歌鈴の神社ーウォーター】

P「ほう、神社とジンジャーを掛けてるのか...こういうやつありますよね。どれどれ」ゴクゴク

P「...ん?これ水じゃないですか?中身間違えました?」

ちひろ「いえ、それは生姜ジュースじゃなくて...」

ちひろ「歌鈴ちゃんの所の神社の手水舎の水です。」

P「ガチの神社のウォーターじゃねえか!バチ当たりそうだわ!」

ちひろ「ちなみに歌鈴ちゃんに手水を持ってきてほしいって言ったら...」

ちひろ「事務所に持ってくる間に何回も転んで手水をこぼしてました。」

P「歌鈴...何かごめんな...」

ちひろ「これは商品化、どうでしょうか?」

P「100%ナシです。神聖なものですし、衛生的にもちょっと...」

ちひろ「むー、残念ですー。」

P「次はこれですね...」

【宵乙女御用達お酒】

P「酒ですか!?これはライブ会場付近で販売するのちょっと危なくないですか!?」

ちひろ「まあ、ライブ会場以外のどっかで売るんで大丈夫です。」

P「なら大丈夫なんですけど...。とりあえず...」ゴクゴク

P「ブッフォッ!!!」ブー!!!!

P「えっ、何これ!強っ!?」

ちひろ「ああ、それ中身、スピリタスです。」

P「バッキャロー!!!あと宵乙女なんちゅう物飲んでんだよ!!!」

P「こんなんダメですよ!誰も買いませんって!」

ちひろ「何か悪ノリで買う人いそうじゃないですか?」

P「ダメです!下手したらGo to Heavenですよ!」

ちひろ「むー...」

P「次は...これですね。」

【法子のドーナツドリンク】

P「出たよドーナツ!!ドーナツ味って何だよ!」

P「まあ、とりあえず飲んでみ...」ダバァァァ

P「...」ポタポタ

P「あの...缶を持った瞬間に底の方から液体がダバァってなったんすけど...」

ちひろ「ああ、それはドーナツ味のジュースじゃなくて...」

ちひろ「缶の底にドーナツ型の穴が空いてるジュースです。」

P「トータルテンボスの今日のいたずらみたいなことしてんじゃねえよ!!!」

ちひろ「いたずらグッズとして売り出すのはいかがかなあと。」

P「飲み物を粗末にしないで!」

ちひろ「ちなみに中身は牛乳です。」

P「誰か雑巾を持ってきてくれ!!!」

凛「はい、雑巾。」スッ

P「おっ、凛!サンキュー!」

凛「まったく...私のプロデューサーなんだからしっかりしてよ。」

P「すまんすまん。」

凛「スーツにもこぼれてるじゃん。クリーニングしてあげるからスーツ脱いで。」

P「いや...それは自分d」

凛「いいから脱いで。」

P「は、はい。」ヌギヌギ

凛「じゃあ、クリーニングしておくから。」ドアバタン

P「おう!ありがとうな!」

P「凛は優しいなあ。」

ちひろ「多分、あのスーツ帰ってこないですよ。」

P「えっ!?何で!?」

ちひろ「もっと言うと、まったく同じ新品のスーツが帰ってくるかと...」

P「新品だなんて...そこまでしなくてもいいのに...」

ちひろ「鈍感だな!お前は!」

P「気を取り直して..,次は...」

【まゆの愛ジュース】

P「これ大丈夫ですか?」

ちひろ「え?何がです?」

P「全部ですよ!全部!ネーミングからしてヤベえ!中身も怖い!!!」

ちひろ「でも飲んでもらわないと...商品として売り出せるかどうかの判断が...」

P「ネーミング的に販売はナシで!!!こんなん売ったら、早苗さんに捕まっちゃいますよ!」

ちひろ「でも、まゆちゃんの愛が詰まってるんですよ?」

P「確かにそうかもしれないですけど...」

ちひろ「まゆちゃん可哀想だなあ...」

P「それはそうかもしれないですけど...」

ちひろ「まゆちゃん可哀想だなあ...」

P「...」

ちひろ「まゆちゃん可哀想だなあ...」

P「わかりました!まゆの愛、受け取ります!」ゴクゴク

P「...お茶だ...。」

ちひろ「【仕事でお疲れのPさんに、体に良い薬草とかが入ったお茶をあげます。これがまゆの愛です。】...ですって。」

P「まゆすき」

P「まゆの愛を受け止めたところで....次は、これですね。」

【春菜の眼鏡ドリンク】

P「出たよ。わかんない系のやつ。飲むけど」ゴクゴク

P「...水ですね。」

ちひろ「あ、それは水は水でも...」

ちひろ「超音波洗浄機でメガネを洗浄した後の、残り水ですね。」

P「我が田中みたいなことさせんじゃねーよ!!」

P「次は...これか。」

【志希ちゃんの薬品風ドリンク】

P「出たよマッドサイエンティスト!これ一番ダメなやつでしょ!」

ちひろ「大丈夫です!あくまで【薬品風】なので、薬品じゃないです!」

P「...信用しても大丈夫ですか?」

ちひろ「大丈夫ですって!」

P「...本当に?」

ちひろ「はい!」

P「...ちょっと遺書だけ書いておきますね。」

ちひろ「全然信用ないな!私!」

P「冗談ですよ。ちひろさんを信じましょう!」ゴクゴク

P「...あれなんだっけ、この味。」

P「どっかで...飲んだことあるような...。」

ちひろ「その味はですね...」

ちひろ「イソジンの味です。」

P「イソジン...」

ちひろ「イソジン。」

ちひろ「イソジンの味に近づけたドリンクなんで、これ自体にはイソジンの効能はないです。」

P「...需要あるんですかね?」

ちひろ「まあ、珍しくて買う人はいるんじゃないですかね?」

P「あー...でも...」

P「みんなが志希からイメージする薬品って、イソジンとかじゃない気がするんですけど...」

ちひろ「確かに...」

P「...。」

ちひろ「...。」

P「ナシですね。」

ちひろ「ですね。」

~その後もジュースの試飲は続いた~

【奈緒の2ndSIDEジュース】

P「これ単なる雨水じゃねーか!」

【周子水】

P「これ単なる塩水じゃねーか!」

【李衣菜と夏樹のロックなお酒】

P「未成年をお酒のモチーフにしちゃダメだろ!」

ちひろ「でも宵乙女モチーフのお酒があったから、大丈夫かなあ...と。」

P「あの人たちは成人してますから!」

ちひろ「でも菜々さん...」

P「...ノーコメントで。」

【棟方師匠がお山から採ってきたドリンク】

P「ちひろさん、これ中身水なんですけど。」

ちひろ「愛海ちゃんが富士山に行って採ってきた天然水が入ってます。」

P「ハァァ!?!?!?」

ちひろ「え、ど、どうしました?」

P「愛海でお山から採ってきたっつってんだったらよお!!!」

P「普通、母乳が入ってると思うだろうが!!!」

ちひろ「ええ!?この人、気持ち悪っ!?」

【夕美のフラワージュース】

P「ラベンダーティー的なやつかな?じゃあいただきま...」

ちひろ「Pさん!飲んじゃダメです!」

P「えっ!?なんで!?」

ちひろ「それ中身、花の栄養剤なんで。」

P「じゃあ何で用意してあんだよ!!!飲むとこだったじゃん!!!」

【しゅがはのスウィーティーウォーター】

P「どうせ中身ただの砂糖水でしょ?」

ちひろ「おっ、よくわかりましたね。」

P「もうこんだけ飲んだらわかりますよ...」

P「あと水分取りすぎてお腹タプタプです...」

ちひろ「大丈夫です。次で最後ですから!」

【スタミナドリンク】

P「あれ...これいつも飲んでる奴じゃないですか。」

ちひろ「まあ、うちでドリンクといったら...ね。」

P「いつも飲んでるから味は大丈夫だと思いますけど...まあ、いただきます。」ゴクゴク

P「...やっぱ落ち着くし元気出ますね。」

ちひろ「そうですか...」


ちひろ「そんな落ち着くし元気が出るスタドリが今ならなんとぉ!!!このお値段で!セット売りだともっとお安くなりますよ!!!さあ、いかがでしょう!」

P「宣伝かよ!!!」

ちひろ「Pさん。これで全部飲み終わりましたけど、どうでした?」

P「まあ、いくつか商品化しても良さげなのはありましたけど...ヘッキショォイッ!!!」

ちひろ「あら?風邪ですか?」

P「凛にスーツ預けちゃってからずっと上はYシャツだけだったんで...ちょっと冷えたというか...」

ちひろ「それは大変です!今日はもう帰って休んでください!」

P「いや...でも...」

ちひろ「正直、こんなことに付き合わせてしまった私にも責任があるので...。仕事は代わりにやっておきますから...」

P「そうですか...ありがとうございます。」

~P帰宅後の事務所~

ちひろ「Pさん早く元気になってくれるといいな...」

凛「プロデューサー、スーツ返しにきた...って、ちひろさんだけ?」

ちひろ「うん。ちょっと体調悪いみたいで...」

凛「まったく。しっかりしてもらわなきゃ。」

凛「あれ?ちひろさん。この大量の空き缶は?」

ちひろ「あ、それはPさんに試飲してもらったもの。ごめん、別の仕事しててちょっと片付けきれてなくて...」

凛「ふーん。プロデューサーの...」

凛「...ちひろさん。私が片付けておこうか?」

ちひろ「え、いいの?ありがとう!助かっちゃうわ!」

凛「...そういえば、ちひろさん。常務が探してたよ。」

ちひろ「え?本当?ありがとう。じゃあ常務のとこに行ってきますね。」

ちひろ「また説教かなあ...」ブツブツ ガチャ

凛「...」

凛「...」

凛「...」

凛「...」

ーその後、空き缶の行方を知る者は誰もいなかったー

おわり

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