モバP「皆の個性がバラバラになった…だと?」 (19)

モバP「ただいま戻りました」

凛「あ、おかえり」

モバP「お、凛か。俺の仕事が終わるのを待ってくれてたのか?」

凛「うん。Pさんの帰りを雑誌読みながら待ってたんだ」

モバP(Pさん?)

凛「これから事務作業でしょ?終わるまで待ってるよ」

モバP「いいのか?」

凛「うん」

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モバP「おとなしく待ってろよ」

凛「はぁ〜い♪」

モバP「…?」

何かがおかしい気がする…

凛は今まで俺の事をPさんと呼んでいただろうか?

遅くまで待っててくれた事はあまりなかった。

返事の仕方も凛らしくない気がした

何だ…この感覚は、これじゃまるで……

??「きゃ」

モバP「まだ事務所に誰かいるのか」

凛「いますよぉ…じゃなかった。いるよ」

小春「あ、プロデューサーさん戻ってたんですか!!?」

モバP「ああ。今さっき戻って来た所だ(やけにテンションが高いな…小春)」

小春「おっとそれどころじゃなかったんでした!」

小春「ペットのヒョウ君が私から離れてしまって探していたんですが見失ってしまったみたいでして」

モバP「何!?ヒョウくんが行方不明だと…?」

モバP「すぐに探してやらんと事務所から出たらアウトだぞ!」

小春「手伝ってもらえるんですか!プロデューサーがいれば百人力ですよ!!」

モバP「お、おう…何か、心辺りは無いか?」

小春「ほとんどの箇所は気合で探しましたが…っと、見落とす所でした!」

モバP「ど、どこだ?」

小春「一階の事務所から私達のいる2階の登り階段です」

モバP「か、階段…そんな所にイグアナのヒョウくんがいたら危ない!」

凛「どこ行くの?」

モバP「1階まで探しに行ってくんだよ」

小春「私も行きます!一人より二人の方が心強いでしょうからね」

凛「行ってらっしゃぁーい。…さてと……」

モバP「なぁ…小春、走ってる最中いいか?」

小春「何でしょうか?」

モバP「お前、小春じゃないよな…凛もだ。お前ら…一体?」

小春「いやぁーやっぱり、プロデューサーの感は百発百中でしたね」

小春「そうです。私は小春ちゃんじゃありません」

モバP「じゃあ、いったい?」

小春「私の口から説明は口止めされていますので後から詳しい方に説明していただいて下さい」

モバP(詳しい方?)

次回に続きます

遅くなりました。少し投下します

エントランス
モバP「…いた」

小春「こっちおいで〜」

ヒョウ「っぷい」

モバP「来てくれないな…それに怒ってるよな?」

小春「ですね…とほほ」

小春「でも、観葉植物の近くにいてくれて助かりました」

拓海「お前らそんな所で何してんだ?」

モバP「おっ拓…いや、お前拓海だよな…?」

拓海「あんた何言ってんだ…仕事のしすぎで頭おかしくなったんじゃねーだろうな」

モバP「その反応を見る限り拓海だな…安心した」

拓海「それより…ここで何して……」

拓海「小春のヒョウじゃねーか。まさか、逃げ出そうとしてたのか?」

小春「流石、拓海さん察しがいいですね!」

拓海「あん…?小春、お前そんなキャラだったか…?」

モバP「説明するのがややこしいから話はあとあと!第一、俺もまだ状況が飲みこめてねーしな!」

拓海「怖がんじゃねーぞ…よーし、よし…こっちだ」

ヒョウ「のろのろ」

モバP「おおー」

小春「拓海さんの方に近付いて来ましたね!私達があれほど捕まえようと必死だったのが嘘みたいです!!」

拓海「動物ってのは、自分に危害を加えようとするって行動を相手から感じた時には敏感に反応して物影に逃げちまうんだ」

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