サターニャ「マジカルバナナ!」ガヴリール「めんど…」 (15)

サターニャ「ガヴリール、マジカルバナナやるわよ!」

ガヴ「は?」

サターニャ「せーのっ、マジカルバナナ! バナナと言ったら」

ガヴ「おい、ちょっと待て」

サターニャ「何よ? さっ、やるわよ」

ガヴ「なんで私がお前の遊びに付き合わないといけないんだよ…」

ガヴ「そもそも、お前が何でウチにいるんだよ」

サターニャ「まぁまぁ、いいじゃない! とにかく勝負よガヴリール!」

ガヴ「嫌だね。とにかく、私はだらけるのに忙しいんだから、あっち行ってろ」グデー

サターニャ「…はっはーん、負けるのが怖いのねガヴリール!」

ガヴ「はいはい、怖いからサターニャの勝ちでいいよ。だからもう帰れ」

サターニャ「くっ…強情ね」

サターニャ「それなら、いいわ。今日はこれで帰ることにするわ」ニヤリ

サターニャ「あっ、帰りに今日の夜ご飯のお肉買っていかないとねぇ」

サターニャ「今日の夜ご飯は焼肉にするつもりだからねぇ」

ガヴ「何だと?」

サターニャ「何よガヴリール。焼肉に興味あるの?」

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ガヴ「…」

サターニャ「そうねぇ、もしマジカルバナナで私に勝てたら、夜ご飯、ウチに招待して焼肉ご馳走してあげてもいいわよ?」

ガヴ「…よし、その勝負乗った! その代わり、焼肉の約束は守れよ!」

サターニャ「やたっ! じゃあ早速やるわよ」

サターニャ「そうね…ガヴリール、ハンデとしてあなたから始めていいわよ!」

ガヴ「ん、そうか? ならいくぞ!」

サターニャ「来なさいっ!」


【第一ラウンド】

ガヴ「いくぞ…マジカルバナナ! バナナと言ったら黄色!」

サターニャ「ハイ! 黄色と言ったらガヴリールぅっ!!」

ガヴ「おい、ちょっと待て」

サターニャ「あ、止めたわね! ガヴリールの負けよ、んなーっはっはっは!!!」ナハハ

ガヴ「いや、負けじゃねぇよ! なんで黄色と言ったら私なんだよ!」

サターニャ「へ? だって、ガヴリールの髪の毛黄色じゃない」

ガヴ「黄色じゃねえよ! 金だよ、金! 純金だよ!」

サターニャ「純金なの!?」

ガヴ「…すまん、勢いづきすぎて純金って言っちゃったけど純金ではなかったな…」

サターニャ「そうよね」

ガヴ「…まぁ、黄色に見えなくもないし今回はノーゲームにしてやろう」

サターニャ「ぐっ…なんだか上から目線なのが気に食わないけどしょうがないわね」

ガヴ「よし、次行くぞ。焼肉が待ってるからな!」

【第二ラウンド】

ガヴ「第二ラウンド行くぞっ! マジカルバナナ、バナナと言ったら細い!」

サターニャ「ハイ! 細いと言ったらガヴリールぅっ!」

ガヴ「…おい」

サターニャ「ちょっ、また止まってるわよ!」

ガヴ「二回連続同じ言葉につなげるのはちょっと違わないか? それになんでまた私なんだよ」

サターニャ「何よ、細いと言ったらガヴリール。別に間違ってないでしょ?」

ガヴ「ぐっ…間違っちゃぁ無いけど、それを認めるのもなんか自意識過剰みたいだな…」

サターニャ「ということはガヴリール、あんたの負けを認めるのね?」フフン

ガヴ「…いや、認めないぞ! もう一戦だ!」

サターニャ「んなーっはっはっは! しょうがないわねぇ、特別にこの大悪魔サタニキアがその勝負受けてあげるわ!」

ガヴ「ぐぬぬ…」

【第三ラウンド】

ガヴ「行くぞ…マジカルバナナ! バナナと言ったら曲がってる!」

サターニャ「ハイ! 曲がってると言ったらガヴリールぅっ!」

ガヴ「ハイ! 曲がってるって…曲がってねぇよっ!」

サターニャ「え、性格がひん曲がってるじゃない? 自分がこぼした缶ジュースを私に掃除させたりとか…」

ガヴ「うっ…これを否定できないのは天使としてどうなんだ?」

サターニャ「ふっふっふ…私の勝ちみたいね!」

ガヴ「くそっ、焼き肉が遠ざかっていく…」

【第四ラウンド】

ガヴ「行くぞ…マジカルバナナ! バナナといったら甘い!」

サターニャ「ハイ! 甘いと言ったらガヴリールぅっ!」

ガヴ「またかよっ! また私かよ!」

ガヴ「私はバナナじゃねえんだぞっ!」

サターニャ「はぁ…またなの?」

ガヴ「いや、これは止めるだろ、なんで私が甘いんだよ」

サターニャ「? だって、ガヴリール甘い匂いがするじゃない」クンクン

サターニャ「ほら、甘くていい匂いよ?」

ガヴ「なっ! お、おい、匂い嗅いでんじゃねぇ!」カァァ///

サターニャ「何よっ! 私は一回もミスしてないのにガヴリールったらそんなんじゃ勝負にならないわよっ」

ガヴ「…おい、サターニャ、確かこの勝負は7点先取だったよな」(焼肉の為だ、ちょっと条件を付けたすぞ)

サターニャ「えっ、そうだったの?」

ガヴ「そうだぞ? マジカルバナナは基本的に7点先取だろ? 【バ、ナナ(七)】っていう位だからな」

サターニャ「そ、そうね、もちろん知ってたわよ!」(そうだったのね…)

ガヴ「よし、それなら次行くぞ」

サターニャ「なーっはっはっは…かかって来なさいっ!」

【第五ラウンド】

ガヴ「焼肉焼肉! マジカルバナナ! バナナと言ったら植物!」

サターニャ「ハイ! 植物と言ったらガヴリールぅっ!」

ガヴ「おいっ! お前、いい加減にしろよっ! 私が植物ってどういうことだよ」

サターニャ「うーん、なんか全然動かないところとか植物っぽいなって…」

ガヴ「…これはお前の負けだろ?」

サターニャ「…そうね、今考えてみるとちょっと植物と言ったらガヴリールって言うのはおかしいわね」

ガヴ「よし、焼き肉に一歩近づいたな」

サターニャ「ふっふっふ…一勝したくらいで浮かれてるんじゃないわよ! 次行くわよ」

【第六ラウンド】

ガヴ「ふふふ、カルビ、ハラミ…マジカルバナナ! バナナと言ったらおやつ!」

サターニャ「ハイ! おやつと言ったらガヴリールぅっ!」

ガヴ「…おい、ちょっと待て」

サターニャ「…また?」

ガヴ「私がおやつってどういう事だよっ」

サターニャ「ガヴリールは私の食後のおやつでしょ?」ウインク

ガヴ「なっ///」

ガヴ「そ、そういうのは面と向かって言うなよな」カァァ///

サターニャ「ふふっ、今日のおやつもガヴリールにしてもいいかしら?」

ガヴ「…勝手にしろ」

サターニャ「勝手にさせてもらうわね…ん?」

サターニャ「ちょっと待ちなさいっ! バナナがはおやつに入るんですかっ!?」

ガヴ「そ、そういえば…くっ、不覚だったな」

サターニャ「これは、ガヴリールの負けじゃないかしら?」

ガヴ「まぁ、しょうがないな…このラウンドは負けを認めよう」

サターニャ「ふふふ…五勝一敗ね、後二勝よっ」

ガヴ「こっから巻き返してやる…焼肉は私のもんだ!」

【第七ラウンド】

ガヴ「マジカルバナナ! バナナと言ったら剥ける!」

サターニャ「ハイ! 剥けると言ったらガヴリールぅっ!」

ガヴ「私は剥けないっ!」

サターニャ「何言ってるのよ? いっつも私に剥かれてるでしょ?」ニヤッ

ガヴ「なななななっ…/// 何言ってるんだっ!」カァァ///

サターニャ「知ってるわよ、今日も剥けやすいようにあえてシャツ一枚の部屋着なのよね?」

ガヴ「ち、違うっ! これは楽だからこうしてるんだ!」

サターニャ「ふぅん…でもっ、とうっ!」ズボッ

ガヴ「きゃうっ!」スッポーン

サターニャ「ほら、簡単に剥けるじゃない?」

ガヴ「お、おい…/// む、剥くならもっと優しく剥けよな…」プイッ

サターニャ「ふふっ、さ、六勝目、あと一勝よ」

ガヴ「…」

【第八ラウンド】

ガヴ「…マジカルバナナ! バナナと言ったら私の好物!」

サターニャ「ハイ! 私の好物と言ったら…」

ガヴ「…」

サターニャ「あなたよ、ガヴリール」

ガヴ「そ、そうかよ…」

ガヴ「…負けちまったな」

サターニャ「そうね、あんたの負けよ」

ガヴ「はぁ…サターニャは私の事をほとんどバナナと同じように見てるって事が分かったよ」

ガヴ「バナナ→○○→私だもんな」

サターニャ「別にバナナと同じだなんて思ってないわよ? でも、そうね。今だけはバナナと同じように見ていいかしら?」

ガヴ「…そうだな、今、私はお前に服をひん剥かれて裸の状態だからすぐに食べられるぞ?」

サターニャ「そうね…それじゃあ、頂くことにするわ」ガバッ

終わり

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