ジョジョの奇妙な冒険 ダイヤモンドクルセイダース (40)


承太郎「出ろ!俺と帰るぞ」

仗助「消えな」

仗助「およびじゃねぇっスよ……承太郎さん何が出来るっつーんスか……わざわざ来てもらって悪いが力にはなれねぇっス」

そう……俺は仗助の悪霊の正体を全て知っている……知っていて来た……自分で調べるとか言ってやがるが今教えてやる……だが口で言うより体験させた方が早いか……

承太郎「力ずくでも出させてやるぜ」

仗助「力ずくで出すって言われて素直に出るとでも思ってんすか?むしろ全力で抵抗してやりますよ」

承太郎「なら……仕方ないな」 ドン

仗助「これはっ!」

承太郎「おまえの言う悪霊を俺も持っている……俺の意思で自在に動く悪霊だ」

承太郎「悪霊の名はッ!」

承太郎「星の白金」ドゴッ!

仗助「何っ!」ギューン

警官「吹き飛んだぞ!?何が起きた!」

承太郎「ここまではっきりした形で出せるとはな……意外だぜ」

仗助「承太郎さんも俺と同じような悪霊を持ってるんすか……承太郎さんは悪霊の正体を」

承太郎「知っている……しかし相当のパワーだ……病院に送る気でやらないとこっちが危ないぜ」

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承太郎「正体を言おう……それは悪霊であって悪霊でないものだ」

承太郎「仗助……おまえが悪霊と思っているのはおまえの生命エネルギーが作り出すパワーある像!そばに現れ立つところからその像を名付けて幽波紋!」

承太郎「正体がわかったがそれでも出ないつもりか……?」

仗助「俺が出ねえのは他人に知らず知らずのうちに害を加えるからっスよ………このまま続けると死にますよ」

仗助「ドラァ!」バキィ

仗助「俺はもう知りませんっスよ!」バギョン!

承太郎「……」

仗助「……?なぜ急に後ろを……?」

承太郎「おまえはもう牢屋から出たからな」

仗助「……してやられたっつーわけですか?」

承太郎「いや……俺はマジで病院送りにする気だった……予想外のパワーだったぜ……」

仗助「俺の悪霊が鉄棒を投げるのをやめなかったらどうするつもりだったんすか?」

承太郎「俺のスタンド星の白金は時を止める能力……かわすのはわけない」

警官「おいっ!この牢屋どうしてくれるんだっ!」

仗助「その点については問題ないっスよ……うちの悪霊……いやスタンドが直しましたからね」

承太郎「!!」

仗助「承太郎さん……一つ聞きてーんですがなぜ俺のスタンドを知っていたんスか……?」

承太郎「それを説明するためにわざわざ来たんだ……しかし説明するには順序を追わなくてはならないぜ……俺達の家系に関係する話だ……」

中略

仗助「今日こそは真面目に学校行くっスよ……」ザッ

グッパオン

仗助「何ィーッ!」ボスッ

仗助「ハッ!すみませんっ!……」

???「大丈夫だよ!すまないね」

仗助「……?あんたここらでは見ない顔っスけど最近引っ越してきたんスか?」

露伴「ああ……ここらへんは景色がよくてね……最近引っ越してきたんだ……僕の名前は岸辺露伴だよ……」

仗助「よろしくっス!」

保健室

仗助「いてて……」

女医「じゃズボン切るわよー」

仗助「捲りますよ勿体無い!」

それにしても転んだ傷……転ぶ前についたような気がするっスけど……

女医「[ピーーー]いッ!」

仗助「!?なんすか……な!?尋常じゃねぇぱわーしていやがる……ハッ!」ガシッ

露伴「さっきぶりだね仗助……何が起きてるかわからないなら頬の文字を見るといいよ」

東方仗助を万年筆で攻撃する

仗助「なんだこいつッ!何の能力をもっていやがる!」

露伴「僕のスタンドはヘブンズドアー……人をおもいのままに操れるのさ」

仗助「万年筆で攻撃するならよォ~万年筆を奪えばいいだけの話しっすよ!てめぇ!なんの目的で俺を攻撃しやがる!」

露伴「決まっているだろう……DIO様に命令されたのだよ……君を始末しろってねそんなことよりいいのかい?女医が自殺しようとしているが」

仗助「何ィーッ!」

露伴「仗助を殺せなかったら焼身自[ピーーー]ると書かせてもらった……つまり君が彼女を殺したのさ」

仗助「えぇ?殺した?どこをみればそう見えるんすかねぇ?」

露伴「何!?確かに助からないレベルまで燃えたはずじゃあ……」

仗助「俺のスタンドで直しただけっすよ……随分と性格の悪い野郎っすねェ~」

露伴「直す能力か……フン!どちらにしろこの岸辺露伴の能力に敵うはずはないんだ……ヘブンズドアーッ!」

仗助「ドラァ!」

露伴「速いッ!思った以上のスタンドパワー!」

仗助「ドララララララァ!」

承太郎「こいつは肉の芽に取り憑かれてるぜ……もう助からん」

仗助「手術で摘出すればいいんじゃねーんスか?」

承太郎「いや……この肉の芽はデリケート脳に傷をつけてしまう」

仗助「ならよォーこいつを引っこ抜いてッ!」

承太郎「何をするっ!」

仗助「直すっ!」

露伴「……!」パチ

露伴「なぜ僕のことを助けた……頼んだわけじゃあないんだぜ」

仗助「別にあんたのことを助ける義理はねーんだがよ……何も死ぬこたあねーそう思っただけだよ」

露伴「……」

次の日

承太郎「おいホリィ!どこにいる!」



朋子さんスタンド使いこなせるくらいには精神力ありそうだからホリィさんで行きます……。

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

承太郎「おいホリィ!?凄まじい熱だ……病気か?なっ!このイバラは!スタンド!スタンドが害になっているぜ!このままではまずい!」

仗助「……かあさん」

承太郎「くそ……俺が最も恐れていたことが起こってしまった……」

仗助「……対策はあるんすか?」

承太郎「DIOを倒すことだ……!しかしDIOの居場所がまるでわからない……じじいに念写させても映るのは闇ばかりだ……」

仗助「本当に闇しかねぇっすか……?確かめさせてくださいよ」ギンッ

仗助「背後に何かを見つけたっすよぉー!こいつをスケッチするッ!」

承太郎「これは……アスワンウェウェバエだ……!DIOの野郎はアスワン付近だなッ!」



4部太郎の基礎ステはなんか衰えてるんで仗助のが上って感じでお願いします




露伴「やはりエジプトか……いつ出発するんだ?僕も同行する」

仗助「露伴!」

露伴「何も君たちを助けるってわけじゃあない……エジプト旅行中に肉の芽を埋め込まれて旅行がおじゃんになったんだ……取材もし終えてなかったしね……」

仗助「……」

承太郎「仗助、俺がお前のスタンドを名付けてやる……クレイジーダイアモンド……そんなところか?」

承太郎「スピードワゴン財団の医師を24時間体制で付けておく……タイムリミットは50日くらいだ……そ)までにDIOを倒す!」

承太郎「それと……今回の旅にあたって助っ人を呼んだ……頼もしい助っ人だ……」

康一「承太郎さん!突然呼び出して何があったんですか?」

説明


康一「そういうことなら付いていきますよ!人の命がかかってますからね!」

承太郎「人員は揃ったな……」

飛行機

今飛行機に乗ってるんスけど……

クワガタ「」ブーン

あれは……普通じゃねぇよな……

承太郎「新手のスタンド使いか」

仗助「ドラァ!」

承太郎「かわしたぞっ」

仗助「ドララララララァ!」

康一「仗助くんのラッシュが当たらない!」

承太郎「ここは俺が……」

露伴「待て、君達のパワーでは飛行機が損傷しかねないな、ここは僕に行かせてもらうよ」

仗助「しかしよぉ~俺のパンチも当たらないような相手にヘブンズドアーが当たるんスか?」

露伴「僕は君のように殴るだけの脳筋じゃあないんだ……速さで負けたら終わりなわけがないだろう」

くっそー……こいつなんか腹立つな……

グレー「露伴か……話は聞いてるぜ!当たれば強いが俺に勝つことは出来ん!当たらないからな!」

露伴「別に……当てる以外にもあんたに勝つ方法はいくらでもあるんだぜ?」

グレー「強がりを……」

露伴「例えばこんなふうにね!」ピッ

露伴の野郎ペン先を飛ばしやがった……でもスタンドはスタンドでしか攻撃できないんならペン先なんて当たるんスかねぇ~?

グレー「確かにスタンドで投げれば他の道具も当てられるがどちらにしろ俺にあてることはできん!たとえ1cm先から銃を乱射しても当てることはできない!」

ペン投げたところでどちらにしろ当てられないよなァ……

グレー「そんなチンケな攻撃何発撃っても当たりゃしねぇよォー!」

露伴「当たらないだと?いいやそうじゃあないよ、当たらないだけじゃダメなんだ」

露伴「ヘブンズドアーッ!」

露伴が乗客に能力を!?気でも狂ったか!

露伴「こいつじゃないか……それともこいつか!?」

総当りで本体を探す気かッ!

グレー「貴様ッ!」

露伴「まだまだ君には避けててもらわなくちゃあな!」ピッピッ

グレー「残念だったな!ペン先ごときが致命傷になるとでも思ったか!死ねいッ!岸辺露伴!」グジュッ

当たりながら気やがった!ペン先じゃ相手を止めるのは心許なさすぎるぜ!

露伴「……だ……めーじを……与えるだけでいいのさ……!スタンドのダメージは本体のダメージ……血が出てるやつが本体だ……」

仗助「そういうことかっ!どこだッ!」

グレー「しまった!しかし露伴だけでも始末してやるぜ!死ね!」

仗助「クレイジーダイアモンドッ!」

グレー「何!?直す能力だと……!?」

承太郎「まずい!乗客席には本体はいない!奴はもうコックピットに入っていた!」

仗助「何ぃーっ!」

グレーフライ「残念だったなぁーっ!飛行機はもう墜落するぜぇー!」

露伴「ヘブンズドアーッ!」

グレーフライ「残念だったな!」ズブッ

仗助「こいつ自殺しやがった!クレイジーダイアモンドッ!」

死死死死死死死死死死死

露伴「ちくしょう……手遅れだったか……」

仗助「こいつ肉の芽がないっスよ!」

承太郎「純粋な忠誠か……金で雇われたか……いや、情報を与えないために自殺を選べるあたり前者かそんなことより不味い、墜落するぜ」

仗助が飛行機を治せば露伴居るし、ヘブンズドアーで「飛行機の操縦ができる」と書き込んで操縦させれば何とかなりそう

>>13
こいつら戦闘はさておき何らかのトラブルに対して強すぎるよな……

露伴「ヘブンズドアーッ!」

飛行機の操縦ができる

露伴「康一くんッ!操縦してくれ!」

康一「機体が壊されてるよ!仗助くんッ!」

仗助「既に直したっス!動かないなんてことは……」

承太郎「恐らく部品が捨てられ海へと放り出された……遠すぎてスタンドパワーを大きく上回っちまっている……墜落を前提に立ち回らなきゃ全滅だぜ」

仗助「ちくしょお!早く気づいていれば……」

承太郎「今はそんなことを言っている場合じゃあないぜ……急がなくちゃあな……」

承太郎「やれやれ……まさか墜落するなんてことになるとはな……前に言った通り50日以内DIOを倒さなくては危険な状況なんだぜ」

露伴「あの飛行機で行けば今頃はカイロなものを……」

承太郎「わかってる……しかし案ずるのはまだ早いぜ……100年前の(中略)いわば海のシルクロードをいくんだ」

承太郎「しかしいちばんの危険はDIOが差し向けてくるスタンド使いだ……どうにかして見つからずに潜り込まなくちゃあなあ」

露伴「……」カチャ

仗助「?」

露伴「これはお茶のおかわりを欲しいのサインさ……香港じゃあ茶びんのフタをずらしておくとおかわりを持ってきてくれるんだよ また人にお茶をそそいでもらった時はひとさし指でトントンと二回テーブルを叩くこれが「ありがとう」のサインさ……」

???「すみません……ちょっといいですか?俺は旅行者なんだがよォー……俺バカだから漢字よくわかんねぇのよ……メニューがわかんなくて困ってるから助けて欲しいんだがいいかな?」

仗助「メニューくらいの漢字はだいたい分かりますよ……何を注文したいんスか?エビとアヒルとフカのヒレとキノコの料理?」


ドジャーン

仗助「……なんかすまねぇっす」

承太郎「……すまないな、奢ってやるよ」

???「手間ひまかけてこさえてあるなあ……このニンジンとか……星の形……見覚えがある……」

一同「!?」

???「俺の知り合いが……首すじに同じ形のアザを持っていたな……」

ゴゴゴゴ

承太郎「康一君っ!危ない!」

康一「スタンドだァーッ!」

承太郎「スタープラチナッ!」ギューン


億泰「俺の名は虹村億泰……そしてスタンドはザ・ハンド!承太郎!始末してほしいのはきさまからのようだな……」

承太郎「やれやれ……さっそくスタンド使いのお出ましか」

億泰「俺の能力では店が大惨事になるな……広いところで戦うぞ」

承太郎「ああ……いいだろう」

億泰「くらえっこのダボがァ!」ガオン

承太郎「スタープラチナッ!」

仗助「なにぃー!」

承太郎「瞬間移動!?」

承太郎「スタープラチナ・ザ・ワールド!」ギューン

承太郎「始まったばかりで悪いが……瞬間移動をする際に使っていた右手を……切り落とす!」オラァ

ガ……

承太郎「まずい!この能力!削り取る能力……!それも空間ごとか……くそ……時が動きだすっ!」

億泰「さっそく時を止めやがったなッ!そして再使用には一呼吸必要……その一呼吸を与えねぇッ!」ガオン

康一「承太郎さんはあの瞬間移動する軌道に慣れていない……!スタープラチナのパワーでも押されている!」

承太郎「チッ……」

億泰「横へ逃げても先は無いぜッ!」ガオン

康一「振り切れないぞッ!」

億泰「どこまで逃げやがるッ!」

承太郎「……」ザッ

康一「承太郎さんッ!足を止めないでください!」

億泰「諦めたかッ!トドメだ!」

承太郎「何も闇雲に逃げてたわけじゃあないんだぜ……そこに丁度いい石コロがあったからな……」ズモモモッ

康一「石が掘り起こされたぞッ!」

億泰「ザ・ハンドッ!」ガオン

億泰「そんな手俺には通じな……」

承太郎「通じなくていいぜ、一呼吸おけりゃあな……スタープラチナ・ザ・ワールド!」ギューン


承太郎「やれやれ……恐ろしい能力だったぜ……」

承太郎「オラオラオラオラオラオラオラオラオラオラオラァ!」

承太郎「時は動き出す」

億泰「うげぁーっ!」

康一「時を止めたんですねッ!」

承太郎「ああ……それよりこいつ、まだ息がある、そして肉の芽が植えられているぜ」

仗助「俺の出番っスねェー!」ギューン

承太郎「さて、時間が無いんだ、旅を急ぐぞ」

億泰「待ってくれッ!」

仗助「なんスかァー?なんかあるなら手短にすませてくださいよ」

億泰「俺も旅に同行させてくれッ!」

承太郎「いいだろう……戦力は多いほうがいい」

億泰「そしてもう一つ……俺の兄貴を殺したやつを探してる……両右手の男……そしてスタンド使いだ……何か知っているか?」

承太郎「知らんな……そいつを追っているというわけか」

億泰「そうだ……」

露伴「オイオイオイ!待ってくれよ!なぜそいつがスタンド使いだってわかるんだよ?ただの殺人鬼かもしれないだろ?それなら僕らが協力する義理はないぜ」

億泰「いや……兄貴は熟練のスタンド使いだった……ただの殺人鬼に殺られるとは思えないぜ……」

承太郎「DIOの配下にいる可能性もあるな……」

康一「承太郎さんっ!乗る予定の船が来ましたよ!」

承太郎「わかった……では行こう」

承太郎「というかお前ら……」

仗助「なんスか?」

承太郎「なぜ学生服なんだ……他に服はないのか」

仗助「なんででしょーね?」

億泰「なんでだろーなー?」

船員「おいっ待ちやがれ!」

承太郎「……何だこいつは?」

船員「密航です!」

少年「離しやがれっ!」

康一「海に逃げたぞっ!」

船員「まずいぞ……ここら辺はサメの住む海域なんだ」

少年「うわぁーッ!」

仗助「ドラァ!」バキィ

仗助「怪我はねーか?……ん?」

仗助「お前……女かよっ!」

承太郎「仗助!早く上がってこいっ!何かいるぜ!」

仗助「なにぃー!」

ゴゴゴゴゴ

億泰「ザ・ハンド!」ガオン

仗助「うお!瞬間移動か!」

承太郎「こいつ……スタンド使いか……?」

露伴「とりあえず読んでみるのが早いだろう。ヘブンズ・ドアー!」

露伴「……!スタンド使いではないッ!」

承太郎「何!?」

仗助「船員を片っ端からヘブンズ・ドアーで読むしかないみたいっスね……」

少女「おいっ!何しやがる!」

テニール「密航者には厳しいタチなんでね……このまま……海に飛び込むッ!」

仗助「ドラァ!」

テニール「な……に……早い……」

仗助「もう大丈夫だ……」

承太郎「仗助、早く引き上げろ」

仗助「……!?重いっ!というよりも力がはいんねーっす!」

億泰「ザ・ハンド!」ガオン

康一「まずいっ!仗助くんのほうが!」

承太郎「時を止めるには遠すぎるッ!」

仗助「うわぁーッ!」

仗助「チクショーッ!」

偽テニ「俺のダークブルームーンは水の中なら……てめーよりすばやいぜっ!」ピッ!

仗助「ドラァ!」バチン

偽テニ「そんな簡単にガードしてよかったのかぁー?」

仗助「なんだ!?こりゃあフジツボか!?」

偽テニ「俺のスタンドから作られるフジツボは力を吸い取る!そして!こっちを見なっ!」

仗助「何ィーッ!渦がッ!まずいぜッ!ドラァ!」

偽テニ「殴ってもフジツボは取れねぇよぉー!むしろもう片方の手にフジツボがついたぜぇー?」

偽テニ「もうどうにもならんっ!終わりだッ!」

仗助「俺がフジツボを取るために叩いたとでも思ってるんスか……?」ギュン

偽テニ「な……に……!?」

仗助「あんたから出てきてるんならよォー直せばてめーのところに戻るッ!そして……!」

仗助「ドララララララドラァ!」

仗助「ガチで死ぬかと思ったっスよ……」

億泰「結構大丈夫そうじゃあねぇーか」

承太郎「まずいっ!船に爆弾を載せてあった!」

露伴「この一行の乗り物運はどうなってるんだ!?」



仗助「当面は助かったっスね」

露伴「といってもこれほぼ遭難だぞ!?どうするんだよ!」

承太郎「あーだこーだ言っても仕方ない……救援を待とう」

少女「うわぁーッ!」

仗助「大切な水をどうしてくれるんスか!?」

少女「あ……あれっ!」

ゴゴゴゴゴゴ

仗助「舟だっ!助かったっスね!」

承太郎「しかしこの船にスタンド使いがいるって可能性は……」

露伴「しかしボートに乗っていてはどうしようもないぞ」

億泰「乗組員全員スタンド使いでも乗るぜぇー!」

仗助「……?誰も降りてこない……?」

承太郎「やはりおかしいっ!操舵室に船長もいないッ!技師もいないッ!誰もいないぞ!!」

少女「みんな来てみてこっちよ!こっちの船室」

仗助「?」

少女「猿よ オリの中に猿がいるわ」

露伴「オランウータンじゃあないか……そんなやつどうでもいい」

承太郎「仗助!その水兵が危ないッ!」

仗助「何っ!」

仗助「クレイジーダイアモンドッ!」

水兵「な、なんだ!?」

承太郎「やれやれ……仗助がいたから助かったがやはりこの船……」

露伴「スタンド使いがいるぞ……」

康一「スタンドのビジョンを出さずに攻撃できるスタンドがあるんですか!?」

承太郎「わからない……が、居ることは確かだ」

億泰「めちゃくちゃ早いスタンドとかかあ?」

承太郎「ありえない話ではない……しかしビジョンが見えない以上今できるのは本体探しくらいだな」

仗助「しかし不気味な船っスね……」

フォー「……」ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ

仗助「……不気味な猿っスね……」

フォー「……」シャキ

仗助「コイツッ!自分で林檎の皮?きをッ!」

フォー「……!」ブン

仗助「コイツがスタンド使いかっ!」

フォー「……」

仗助「プロペラをッ!またしても本体が見えねぇ!」

仗助「ドラァ!」

フォー「……」ズズズ

仗助「なにぃーッ!船の中に潜り込みやがった!」

仗助「……どういうことだ……」

仗助「……まさか……もう見えているとしたら……」

露伴「しまったっ!貨物船そのものがスタンドだったのか!」

康一「でも一般人でも見えてますよ!」

露伴「スタンドパワーがデカすぎるんだッ!承太郎さんッ!時を止めてなんとかなりませんかッ!」

承太郎「ここまでガッチリ止められると時を止めてもどうしようもないぜ……スタンドもガッチリ抑えられている」

仗助「どうしろっていうんスか……」

フォ「……」ニタリ

承太郎「しかし……やれやれ、勝ち誇ってゆっくりと圧迫したのが動物ってところだな、助かったぜ」

フォ「!?」グググ

億泰「承太郎さんが切断されたッ!」

承太郎「やはりな……焦って俺を切断すると思ったぜ……スタープラチナ・ザ・ワールド!」ギューン

承太郎「仗助の治す能力も込みでできた戦法だな……さて、下半身がなくて時間が無いんだ、このまま首をかっきらせていただくぜ……オラァ!」

露伴「やったッ!」

仗助「クレイジーダイアモンドッ!」

康一「スタンドが消えて行きますよ!」

露伴「随分とこじんまりとした船になったな……」

億泰「海路もトラブルまみれで疲れたぜェー!」

警官「君っ!シンガポールではゴミを捨てるのは犯罪だぞっ!」

億泰「エェ?俺のことか?」

警官「そうだ君だよキミ!」

億泰「どこにゴミが見えるんだ?これは俺の荷物だぜ」

警官「え?」

億泰「俺の大事な荷物が入ってるんだよっ!スっこんでなこのダボがァ!」



承太郎「そろそろホテルにつくぜ……」



億泰「やっとホテルで休めるぜぇーっ!……」

億泰「また敵かよ……」

デーボ「なぜ俺のことがわかった?」

億泰「冷蔵庫の中身が出してあればなにか警戒するだろうなんてことこの虹村億泰でもわかるぜぇ?」

デーボ「ではこのエボニーデビルの前に散れっ!」

億泰「うるせーぞダボ!」バキッ

億泰「削り取ってやるッ!」ガオン

デーボ「やりやがったな……俺の右手を削り取るとは……恨めしいぜぇー!」ガクン

億泰「ベランダから落ちやがったぜ!」

億泰「死体がいない!まだ本体は近くにいやがるっ!」

億泰「何ッ!足を切られてやがるぜッ!」

プルルルルルルル


億泰「承太郎さんッ!スタンド使いに襲われたッ!」

承太郎「そいつの特徴は何だッ!」

億泰「スタンド名はエボニーデビル……傷だらけの体で右腕を削り取ってやりましたッ!」

承太郎「呪いのデーボか……」

億泰「さて、行くか」

億泰「えっとキーは……」

億泰「さっきのゴタゴタで下に落ちたのか……」

シルシルシル

ガシャン!

億泰「なにッ!」

億泰「い……いったい!?」

億泰「うああッ!こ……これはシャンプーッ ちくしょーっ目がッ!」

シャッ

ギゴギゴギゴ

億泰「ベッドの下にいるのはまずいッ!」

デビル「うけけけけけけけけけーッ!よくもッ!おれのッ!片目を潰してくれたな!虹村億泰ーッ!」

億泰「人形……このやろーッ!ザ・ハンドッ!」

デビル「ぶぁかかァ~~~~~~~~~ッてめーは!てめーに!ベッドの上は見えるのかァーーーーっ!」

デビル「おめーのスタンドは!自分の目のとどかねえところでたたかえるスタンドじゃあ」

デビル「ねえだろーがァーーーーッ!」

億泰「うわああああ!!」

億泰「ザ・ハンドでコードを削り取ってやる!」

デビル「かあ~っ!!」

億泰「野郎ッ!攻撃をやめるとすぐ攻撃してきやがるぜ……見えなくても……」

億泰「削り取るッ!」

デビル「へたっピィィィィィィッ」

デビル「おめえ勘がっ!ドっにぶィゼィイイッ!」

億泰「オレがただ闇雲に攻撃してたと思ってやがるなッ!」

億泰「空間を削り取ってやってきた鏡の破片でコードを斬るっ!」

デビル「コードをやっと切れたところで遅いぜッ!この漏電したヘアドライヤーで感電死させてやるッ!」

億泰「いいやそうはさせねえよ」

デビル「何っ!ヘアドライヤーがッ!引き寄せられるッ!」

億泰「鏡の破片はコードを切るだけのためじゃあないんだよ……テメーの位置をッ!把握するためにもあったのさッ!」

デビル「……」ダッ!

億泰「この虹村億泰のザ・ハンドから逃げられるとでも思っていやがるのかァー?」ガオン

デビル「ぎゃあーっ」

億泰「削り取ってやるッ!」





仗助「億泰~!随分と遅いじゃあねえか」

承太郎「やれやれ……それじゃあ呪いのデーボの対策を寝るとするぜ」

露伴とバスか列車の手配することになったんだけどよォー……露伴のヤツと二人ってのはちと気まずいぜ……康一も連れてくるんだったな……


お、あの子供店にいやがるぜ!空気どうにかしてくれねえかなぁ……

仗助「飲んでみるかァ~……露伴先生も飲みます?」

露伴「ああ」

仗助「ヤシの実の果汁3つで」


スリ「いただき!」

仗助「あっ!」

露伴「……」ギューン

露伴「貴様この岸辺露伴の財布を盗めるとでも思ったかッ!このビチグソがァ~~~~~~っ!」

仗助「!?」

露伴「へドぶち吐きなッ!」

仗助「露伴ッ!」

露伴「このこえだめで生まれたゴキブリのチンボコ野郎のくせにおれの財布を!そのシリの穴フイた指でぎろうなんてよぉ~~~っ!こいつはメチャ許せんよなあああ」

仗助「何しやがるッ!死ぬぞこいつッ!」

露伴「ほらほーらほーら」

仗助「やめろっつってんだろーが露伴ッ!クレイジーダイアモンド!」

露伴「痛いじゃあないか~なにもスタンドを出すことはないんじゃあないのか?こいつはぼくの財布を取ろうとしたヤツだぜ?えぇ?」



露伴のやつ……いつも変だが今日はもっと変だな……




ケーブルカーまで来たが……露伴のヤツ何考えて嫌がる……

露伴「おっと!危ないぞ仗助!」

仗助「ナニッ!」

露伴「すまないすまない……ほんのじょうだんだよ……」

露伴「何睨んで嫌がるんだよ?きみは冗談も通じないのかい?」

おかしい……間違いなくこいつは露伴じゃあねえ!

仗助「ケーブルカーが来ましたッスよ……アンタなにかに取り憑かれてるみたいなんでな……俺の拳でぶっ飛んで乗らしてやりますよッ!」


露伴「とりつかれてるのとはちょっとちがうなあ~」

露伴「気づかなかったのか?おれの体格がだんだん大きくなっていることに」

仗助「てめーなにものだッ!」

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ラバソ「俺の名はラバーソール!「節制」の暗示のスタンド使い!」

ラバソ「そして腕を見なッ!」

仗助「肉が食いついていやがるッ!」

ラバソ「いっとくがもう片方の手で触れたらくっつくぜッ!もう一方の腕はハナクソでもほじってな!」

仗助「ならよぉ~てめーをぶちのめしてスタンドを消滅させてやるッスよぉ~!」

ラバソ「ムッ速い!しかし!」

ラバソ「この肉は衝撃を分散させ吸収する!いわば攻撃する防御壁!」

仗助「なら斬ってやるぜッ!」

ラバソ「無駄にきまってんだろがよ~!血のカッターごときでよォー!」

ラバソ「いっておく!イエローテンパランスに弱点はない!」

仗助「グレート……!俺じゃ勝てねえようだな……なら……」

仗助「逃げるッ!」

ラバソ「きさまッ!」

仗助「テメーのスタンドは敵を追うのにはちと向いてねえようだなッ!」

ラバソ「何を言ってやがるこのタゴサクがァ~!逃がすと思うかッ!!」

仗助「しまったッ!」

ラバソ「イエローテンパランスの肉を既に這わせているんだよォーッ!テメーがにげる可能性を考えていないとでも思ったかッ!」

仗助「ちくしょ……う」ズルズル

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