武内P「トイレに、行かせてください」 (35)

みく「ちょっと待っててPチャン!」

李衣菜「もうすぐ話はつきますから!」

みく「そうにゃ! やっぱり、『*』は今後は猫耳に統一するって!」

李衣菜「どうしてそうなるのさ!」

みく「だから、今からそれをPチャンに聞いてもらうんでしょー!」

李衣菜「おー、良いね! 言ってみなよ!」

武内P「……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509882262

みく「まず、李衣菜ちゃんのロックの定義が曖昧すぎるにゃ」

李衣菜「自分がロックと信じたものがロックの、どこが曖昧なの」

みく「李衣菜ちゃん、ちょっとそのヘッドホン貸して」

李衣菜「? 別に、良いけど……」

みく「Pチャン、これが最近李衣菜ちゃんが聞いてる曲にゃ」

李衣菜「プロデューサー! 最高にロックな曲ですから!」

武内P「……はぁ」

みく「……どう? これで、みくの言う事が分かったでしょ?」

李衣菜「どこが! 私がハマってるロックな曲を聴いてもらってるだけじゃん!」

みく「そこが間違ってるって言ってるの!」

李衣菜「はぁ!?」

みく「どう? Pチャン、その曲はロックだと思うにゃ?」

李衣菜「ロックですよね!? 最近偶然耳にして、もうハマっちゃって!」

武内P「これは……ジャズ、ですね」

李衣菜「!?」

みく「ほら李衣菜ちゃん、何か言う事があるんじゃないの?」

李衣菜「……べ、別にジャズの中にロックを感じたって良いじゃん!」

みく「!?」

李衣菜「わ、私はこのギターの音色に熱いロックの魂を感じたんだよ! 文句ある!?」

みく「ぐぬぬ……! 強情にゃ……!」

武内P「……あの、トイレに」

新章は近々始めますが、それにあたって作者からお願いがあります。といっても、単に「作品の連載中、読んでる人は随時コメントをして欲しい」という、それだけです。連載が終わってから纏めて、とかではなくて、“連載中に”コメントが欲しいのです。

ここでもmixiのコミュニティでも再三言ってることですが、私はSSの作者として、「SSとは読者とのインタラクションの中で作っていくものである」というポリシーを持っています。
つまり、読者からの声がなく、作者が淡々と書いて投下しているだけという状況では、全く意味がないということです。それなら「書かない方がマシ」といっても大袈裟ではありません。
特にこの都道府県SSは、本来3年前に終わっている作品を、需要があると言われて新たに書き続けているものです。投下しても1件2件しかコメントが付かないのでは、その「需要」があるのか否かさえ曖昧になります。
全ての読者にレスを求めるのは酷な事だと思いますが、出来る限り「ROM専」というのはやめて下さい。少なくとも、一夜投下する度に10~20件くらいのレスは付いてほしいです。この数字は、私の考える、SSが正常に連載の体裁を保てる最低限度のレス数です。
連載を続けるにあたり、そのことだけは、皆さんにお願いします。

李衣菜「それを言うなら、みくちゃんの猫キャラだって怪しいんじゃない!?」

みく「はぁー!? 何言ってるにゃ!?」

李衣菜「魚が嫌いで、そっち関係の仕事はくるのに受けられないし!」

みく「うぐっ!? そ、それは改善しようとは……」

李衣菜「ねえプロデューサー!? 困りますよね!?」

武内P「はぁ、まあ……あの、トイレに」

李衣菜「もうすぐ! もうすぐ終わりますから!」

武内P「……はい」

 【このスレは無事に終了しました】

  よっこらしょ。
     ∧_∧  ミ _ ドスッ

     (    )┌─┴┴─┐
     /    つ. 終  了 |
    :/o   /´ .└─┬┬─┘
   (_(_) ;;、`;。;`| |

   
   【放置スレの撲滅にご協力ください】  
   
      これ以上書き込まれると

      過去ログ化の依頼が

      できなくなりますので

      書き込まないでください。


            SS速民一同
 【糞スレ撲滅にご協力ください】

李衣菜「それに昨日……見たんだよ!」

みく「な、何をにゃ? 別に、みくは見られて困るような事してないもん!」

李衣菜「犬がはしゃぐ動画を見てニヤニヤしてたのを!」

みく「そ、それは……!?」

李衣菜「猫キャラとして、それってどうなの?」

みく「見られていたとは……!」

武内P「……あ、あの、もう本当に」

みく・李衣菜「ちょっと待ってて(ください)!」

武内P「……!」

みく「み、みくだって女の子だもん! わんこの動画くらい見るにゃ!」

李衣菜「それってズルくない!? 何のための猫キャラなの!」

みく「それを言うなら、李衣菜ちゃんだってジャズをロックって言ってたにゃ!」

李衣菜「大体さ、最近のみくちゃんは猫キャラとして押されてるよね」

みく「お、押されてる? それ、どういう意味!?」

武内P「あの……っく、お……!」

李衣菜「プロデューサーもそう思いますよね!?」

武内P「あ、はい……トイ」

みく「ぴ、Pチャン……? Pチャンも、みくが猫キャラとして押されてると……?」

武内P「いえ、私は、トイレに、ですね……!?」

李衣菜「そうだよ。最近は、他にも猫キャラのアイドルが出てきてさ」

みく「そ、それがどうしたの?」

李衣菜「ちょっと、猫キャラの影が薄くなってきてるよね」

みく「なっ!? なななな、何を言うなにゃ!?」

李衣菜「みくちゃんだって、本当はちょっとそう思ってるんじゃないの!?」

みく「み、みくは別に……ぴ、Pチャンからも何とか言って!」

武内P「え? あっ、はい……あ、あ……はい、はい」

みく「そ、それを言うなら、李衣菜ちゃんは最初からそうにゃ!」

李衣菜「私は最初から、そして今もロックキャラだよ!」

みく「いーや! 最近の李衣菜ちゃんは完全にキュートな路線になってるにゃ!」

李衣菜「ふえっ!?」

みく「『Love∞Destiny』の時なんか、バックだったけどセンターだったにゃ!」

李衣菜「そ、それは……!」

武内P「あっ、あっ、あっ……ふ、っふ」

李衣菜「わ、私は今後キュート路線になっても、ロックの心を忘れないから良いの!」

みく「だったら、みくだってワンコが好きな猫キャラでもいけるでしょー!」


武内P(……ああ、もう……限界が近い)


みく「――!――!!」

李衣菜「――!――!!」


武内P(耐えなくては……うお、波が! 今までに無い波が! あああ、耐えなければ――)


みく・李衣菜「解散(にゃ)!!」


武内P「――クソがっ!!」


みく・李衣菜「……」

みく・李衣菜「……えっ?」

みく「ぴ……Pチャン……?」

李衣菜「ぷ……プロデューサー……?」

武内P「あ、ああ、すみません……」


武内P「もしかして……思っていた事が口に出ていましたか?」


みく・李衣菜「!?」

みく「……あ、あの」

李衣菜「……ええと」


武内P「……?」

武内P(……良かった……波は去った)

みく「もしかして……Pチャン、怒ってる……?」

武内P「いえ、そのような事はありません」

李衣菜「じゃ、じゃあ今のは……?」

武内P「? あ、ああ、いえ」


武内P「ただ、我慢しているだけですから」


みく・李衣菜「!?」

みく「我慢……」

李衣菜「させてたんですか……?」


武内P「? ええ、実は……今もですが」


みく・李衣菜「!!?」

みく「ごっ、ごめんなさい!」

李衣菜「すっ、すみませんでした!」

武内P「!? だ、大丈夫ですよ、顔を上げてください!」

みく・李衣菜「でも……」


武内P「では……もう、私は行っても良いですか?」


みく・李衣菜「!?」

みく「ま、待って!」

李衣菜「そうです、待ってください! プロデューサー!」


武内P「!? な、何故ですか!?」

みく「みく、今までずっとPチャンに迷惑かけて甘えてた……それを謝れてない!」

李衣菜「私だってそうです……色々お世話になってるのに……」

武内P「あの、ええと……何故、今その話を?」


みく「……だ、だって……みく、Pチャンが怒るなんて考えてもみなかったから」


武内P「いえ、怒るという事の程では……」


李衣菜「プロデューサーはいつも私達を見守ってくれてて……でも、我慢させてたなんて!」


武内P「あの……ですから、もう行っていいですか?」

武内P「そろそろ……その、限界ですので」


みく・李衣菜「!?」

みく「そんな……限界まで我慢させちゃってたの……?」

李衣菜「私達……そんなにプロデューサーを追い詰めてたなんて……」


武内P(ほうぐぅ!? また……大きな波が……!)


みく「……!…………!」

李衣菜「…………!……!」


武内P(何か、何か別の事を考えなくては! このままではお二人の前で出てしまう!)


みく・李衣菜「これからも、私達のプロデューサーでいてください!」


武内P「それだけは絶対に出来ない!」


みく・李衣菜「!!?」

武内P(……――っ! 耐えた! 耐えることが出来た、あの大きな波に!)


みく「そんな……ウソ……」ペタン

李衣菜「あれ……? 足に、力が……」ペタン


武内P「お、お二人とも、座り込んでどうなさったんですか?」

武内P「私は、何か……おかしな事を言ってしまいましたか?」


みく「……うっ……ぐすっ、ひっく……!」

李衣菜「うえっ……うう、ふっ……!」


武内P「!?」

武内P「ど、どうして泣いているのです!? 前川さん、多田さん!?」


みく「うえっ、ひっぐ! ぴ、Pチャンに完全に嫌われちゃった……ひっぐ!」

李衣菜「プロデューサーは……もう、もう……ふひぃ~ん! ひぅぐ!」


武内P「!?」

武内P「そんな事はありません! ですからお二人とも――」


武内P(ふううううっ!? 今までに無い波がああっ!!)


武内P「ああっ! もう、とにかく、とにかく通してください! 一刻も早く!」


みく「い゙や゙に゙ゃあ゙あ゙゙あ゙あ゙あ゙あ゙! P゙ヂャ゙ン゙、み゙くたぢの゙こと捨てないでえ゙え゙え゙え゙え゙!!」

李衣菜「プロデューサーさああああん! これからは、言う事聞きますからケンカしませんからあああ!」


武内P「あっ、あっ、あっ、あっ」

うんこ漏れそうってストレートに言えやwww

哀れな……

武内P(何故お二人がこんな事を言っているのかわからない!)

武内P(だ、だが! このままでは本当にまずい!)

武内P(何か、何か楽しい事を考えよう!)

武内P(そうだ、お二人の最初のライブは本当に素晴らしいものだった)

武内P(半ばヤケクソ……クソ……あっ、いや、投げやり気味のスタートだったけれども!)

武内P(それにより会場全体がトイレまで引き込まれ…・…いや、トイレは関係ない!)

武内P(にゃうぐひぃ! の、掛け声から始まり、歌い出しの……お、Overheat――)


みく「お゙ね゙がい゙に゙ゃ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」

李衣菜「プロデューサあ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙あ゙!!!」


武内P「……」


武内P「OH Deadline」

武内P「――お二人とも、少し、向こうを向いていただけますか」

みく「ぴ、Pチャン……?」

李衣菜「ぷ、プロデューサー……もう、私達の顔も見なくないってことですか!?」


武内P「そんな事はありません!」


みく・李衣菜「!?」


武内P「ですが……どうか、お願いします」


みく・李衣菜「……はい」

武内P「私が、貴女達を見捨てるなど有り得ません」

武内Pですが……貴女達が私を見限ってしまうのではないかと、正直不安でなりません」

みく「そっ、そんな事――」

武内P「そのまま! こちらを見ないままで!」

みく「うっ……はい」


武内P「私は、貴女達に怒った事は一度もありません」

李衣菜「でも……私達、今まで――!」

武内P「いいですか! そのまま! そのまま向こうを向いていてください! お願いします!」

李衣菜「はっ、はい!」

武内P「しかし……今は、私の方が貴女達に合わせる顔が無いのです」


みく・李衣菜「……」

武内P「貴女達は、猫耳とロックという、一見共通点の無い要素が不思議と並び立つアイドルです」

みく・李衣菜「……」

武内P「私も未だ未熟で、お二人がどういう成長を遂げていくのか予想がつきません」

みく・李衣菜「……」

武内P「ですが……一つだけ、ハッキリとわかっている事があります」

みく・李衣菜「……それは……?」


武内P「笑顔です」


みく・李衣菜「!」


武内P「貴女達は、ぶつかり合いながらも、最後は必ず笑顔で居る、という事です」


みく・李衣菜「……!」

みく「Pチャン……もう、またみく突っ走っちゃったにゃ……!」

李衣菜「……へへ、みくちゃん、顔ぐしゃぐしゃだよ」

みく「それは李衣菜ちゃんも一緒でしょ!」

李衣菜「こんな顔……プロデューサーには見せられないよね!」

みく「Pチャン! ちょっと待っててね!」

李衣菜「顔を洗って、すぐ戻ってきますから!」

武内P「いえ、ゆっくりで構いませんよ」

武内P「本当に、本当にゆっくりで構いませんので、本当に」

みく「行ってくるにゃ!」

李衣菜「行ってきます!」


ガチャッ! バタンッ!


武内P「……」



武内P「……」

  ・  ・  ・

武内P(お二人が号泣していたのが、不幸中の幸いだった)

武内P(普段からしっかり野菜を食べていたので、被害も少なかったのも良かった)

武内P(まだ事務所に誰も来ていないのも僥倖)

武内P(残骸の袋に入れたし、あとは、二人が戻る前に替えのスラックスを履くだけ!)

武内P(鍵もかけていますし、ぬかりはない!)


武内P「……ふぅ、何とか乗り切っ――」フルチーン


カチャカチャ……


武内P「!?」フルチーン


ガチャッ


ちひろ「おはようご――」


武内P「えっ?」フルチーン


ちひろ「ざ……」


武内P「せ、千川さん!? ち、違うんです千川さん! これは……!」フルチーン


ちひろ「い、い、イヤアアアアアア! へ、変態!」


武内P「誤解です! 誤解です、千川さ――ん!」フルチーン





おわり

HTML化依頼出しておきます

糞スレ
おつ

これは糞スレ

漏れちゃったのか・・・

おつ
大丈夫だ武内P、大人になっても緩い便「屁です!」加齢によってボケた肛門「よし通れ!!」とかあるし…あるし(遠くを見る目)

人の話を聞かないアイドル達などクソまみれにしてやれば良かったのさ!

ここで書くのとは違う事をします

105 自分:以下、名無しにかわりましてSS速報VIPがお送りします[sage saga] 投稿日:2018/02/15(木) 15:28:20.31 ID:z0ZlMvOIo
◆ZDnQS3y4DEさんの、サラッと見てきた


多分、読まれてないケースがかなりあると思う
理由としては、1行が長いんだ
1行が長くて、さらに1レスでの掛け合いの数が多めだからパッと見で疲れちゃうの
この時点で、読み手を逃がしちゃってるっぽい

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