モバP「ちくしょう!あの課金BBAめ!」 (25)

モバP(以下P)「おのれ千川ァ!もう許さんぞ!」

奈緒「ど、どうしたんだよPさん。事務所に来るなりいきなり叫びだして」

P「おお、奈緒。聞いてくれ。ついにあの黄緑守銭奴が本性を現しやがった」

P「昨日、いきなりとんでもない金額を請求されたんだよ。あの貯蓄の海賊船クイーン・エメラルダス号め!」

奈緒「いや、請求されたって事はなにか買ったんだろ?」

奈緒「それとクイーン・エメラルダス号はエメラルドっぽい名前だけど、別に緑色じゃないからな」


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P「奴の作戦は本当に巧妙だった。奴がやったのはまずツケを可能にしたことだ」

奈緒「ツケ?」

P「毎日のように買うものだとすると、後でまとめて払ったほうが楽だからな」

P「だが、目に見えてお金が減る訳じゃないからついつい買い過ぎたりもするんだ」

奈緒「あ~。カードで買い物すると買い過ぎて破産する人がいるとかそんな感じか?」

P「大体そんな感じ。もっとも回収漏れのリスクもあるが、あの金の亡者に関しては絶対にないだろう」

奈緒「でも、それって結局Pさんが買ったんだろ?あんまりちひろさんが悪いとは思えないんだけど」

P「あの汚いグリーンランタンの狙いはそこだけじゃないんだ。あえてツケの支払いを引き伸ばすことで俺が払えない金額になるのを待ってたんだ」

奈緒「引き伸ばすってどのぐらい?」

P「なんと2年以上もだ。チリも積もればお山になる。まさにそんな感じだ」

奈緒「でさ、結局ちひろさんからなにをそんなに買ったんだ?」

P「そうだな。まずは千川弁当だな」

奈緒「千川弁当?」

P「実は以前まで、基本昼食はコンビニ弁当だったんだがコンビニに買いに行くのも面倒でな・・・」

奈緒「ちひろさんが持ってきた弁当を食べてたと?」

P「ああ。ただ、あのグリーンデビルが恐ろしいのはそんな事じゃないんだ」

P「あの緑鬼は少しでも材料費を浮かせるため、全部手作りの弁当なんだ」

奈緒「・・・ん?」

P「惣菜や冷凍食品よりは手作りの方が安上がりになるからな」

P「しかも少しでもリピート率を上げるために俺好みの味付けや好物を良く入れてくるんだ」

奈緒「んん?」

P「奴の戦略に嵌り、今では週六で千川弁当を買ってるんだ」

奈緒「それって・・・」

P「千川弁当以外でよく買ってるのは千川膝枕だな」

奈緒「もう、嫌な予感しかしないんだけど」

P「午後の少し過ぎたあたりで、こう事務所で二人っきりだとつい眠くなってな」

P「そんなときに『どうですか?』って太ももをポンポンしながら客引きされるんだよ」

奈緒「客引きって」

P「一回30分くらいだからつい買ってしまうんだ」

P「オプションの耳かきはサービスだと言ってるが、もともと元手は0!いや、俺から耳垢を搾り取っているんだから実質マイナスじゃないか!」

奈緒「いや、Pさんの耳垢でなにをしろと」

P「そんな奴の策略に負けて週6で千川膝枕を買ってしまっているんだ・・・」

P「会社に居るときだけでは飽き足らず、奴は休日にも金を貪りに来るんだ」

奈緒「オフの日に何を買うんだよ」

P「千川映画鑑賞とかだな」

奈緒「どうせPさんの見たい映画を一緒に観に行くとかだろ」

P「・・・よくわかったな。もしかして守銭奴の素質があるんじゃないか?」

奈緒「いやないからな。それに映画鑑賞って事はちひろさんの映画チケット代くらいだろ?」

P「なにいってるんだ?チケットはそれぞれ購入に決まってるだろ。俺が買ってるのは千川映画鑑賞なんだから」

奈緒「え?ちひろさんが自分のお金でチケットを買うのか?」

P「当然だろ。ちなみに一緒に食べたポップコーンは俺のおごりだ」

P「で、そのあとは千川ランチを購入して一緒に昼ごはんを食って、千川散歩を購入して一緒に散歩だな」

奈緒「・・・頭痛くなってきた」

奈緒「他には変なものは買ってないのか?なんかこう、高そうなものとか」

P「・・・・・・・・・」

奈緒「まさか」

P「・・・実は他にも買ってるものが」

奈緒「もう、大抵のものでは驚かない」

P「・・・・・・千川おセッ○スを少々」

奈緒「はいアウトォォォッ!」

P「千川晩御飯から千川お風呂、その後千川まったりを購入していい感じになったところでつい買ってしまうんだよ!」

奈緒「『つい』じゃないだろ『つい』じゃ!」

P「仕方ないだろ!オプションのコスプレは無料だって言うんだから!」

奈緒「仕方なくないだろ!」

P「黄緑色の事務服を着てもらってヤルと、あのグリーンインフェルノを手篭めにしているみたいで興奮するんだよ!」

奈緒「それちひろさん本人だから!あと某シューティングのボスみたいな言い方するな」

P「結局、やつの謀略に嵌って週7で購入しているんだよ」

奈緒「毎日じゃねーか。しかも千川弁当よりも多いし」

P「他にも千川添い寝や千川なでなで、千川夜明けのモーニングコーヒー、千川メイド服でご奉仕とかを買わされてな」

奈緒「で、結局ちひろさんはいくら要求しているんだ?」

P「ああ、それなんだけどな、現金を要求されてはいないんだ」

奈緒「現金じゃない?」

P「千川事後まったりを購入してた時に『そろそろPさんから給料3ヶ月分の何かが欲しいかな~なんちゃって』って言われてな」

奈緒「おい」

P「まさか給料3ヶ月分も請求されるとはな。しかも足が付かないように物品でとは恐れ入ったぜ」

P「だが、ここで素直に奴に渡したら一生搾取されてしまう。どうしたらいいと思う?」

奈緒「もう指輪でも渡してやったらいいんじゃないかな」

P「・・・指輪?そうか!流石奈緒だな。これであの悪魔に逆襲が出来る!」

奈緒「え?逆襲?」

P「ひゃっはーーー!待ってろ千川ぁ!」

奈緒「・・・行っちゃったよ」

数日後

P「やったぞ奈緒!ついにあの千川を叩きのめしたぞ!」

奈緒「マジで?いったいどうやったんだよ」

P「ああ。奈緒のアドバイス通りに給料3ヶ月分の指輪を買ったんだよ」

奈緒「それでどうしたんだ」

P「千川を呼び出してから指輪を見せて『結婚してください』って言ってやったんだよ」

奈緒「は?」

P「そしたら千川は直に罠だって気付いて泣き出しやがったwwwwww」

奈緒「え?罠?」

P「ここで指輪を受け取ったら結婚。つまり今後は俺の金も千川の金も共有財産になるからな」

P「今後いくら俺から搾り取っても意味が無いって訳だ」

P「もし、指輪を受け取らなかったらここまでのツケの支払いはいらないって事になるから受け取らない訳にもいかない」

P「もうさ、最後の悪あがきみたいに『本当に私なんかでいいんですか』って言いながらボロボロ泣いてやんの」

P「最後は諦めて指輪を受け取ったけど、負けを認めるが嫌で微笑んでいたぜ。もっともボロ泣きしてるのを見てたからバレバレだけどな」

奈緒「ああ、うん、おめでとう」

P「でもって、さっき凛とまゆと響子と智絵里とアーニャ他多数からなんか嬉しそうな顔しているって言われてな」

P「千川と婚約したって言ったんだよ」

奈緒「・・・マジか?」

P「なんで千川と婚約したのかって聞かれたから、ちゃんと『奈緒から千川と結婚するようにアドバイスを貰った』って伝えておいたから」

奈緒「・・・・・・」

P「どうしたんだ奈緒?財布を落とした千川みたいな顔をしているぞ」

奈緒「ち、ちょっと体調が悪いから直に帰

??「ふーーーん」

??「うふ」

P「二人とも、いつ来たんだ?」

??「ちょっと奈緒借りてくね」

??「返せるか分かりませんけどねぇ」

P「ははは、本当にお前らは仲がいいなぁ」

奈緒「た、助けてくれぇ!」


終わり

オマケ

奈緒「そういえば指輪ってPさんが自分で選んだのか?」

P「いや、流石に一人では選んでいない」

奈緒「じゃあどうやって決めたんだよ」

P「和久井さんと一緒にジュエリーショップに行って二人で選んでから、本当にこれで大丈夫か確認するために
  和久井さんに『もし、あなたにこの指輪を渡したら結婚してもらえますか?』って聞いてみた」

奈緒「え?」

P「なんかすっごい嬉しそうにもちろんですって言ってきて、なぜかそのまま式場の下見や新婚旅行のプランまで手伝ってくれたよ」

P「そろそろ和久井さんが仕事から戻ってくるから、プロポーズが成功したって伝えないとな」

奈緒「やめろぉ!」


終わり

なんだろうな。
765の事務員さんの時はイチャイチャを書けたのに、千川だとミナミィの帝王みたいな内容になってしまう。
おのれ千川

それとカネゴンは一日3510円しか食わないぞ。千川の何万分の一だろうか



過去作

小鳥「おセッ○ス!おセッ○ス!」
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