森久保「わひゃああああああ…///」 (23)

・昨日SS初投稿したばかりです。

・おかしな点はいっぱいあると思いますがよろしくお願いいたします。

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森久保は…森久保はとってもずるいんです…。

みんなは我慢して我慢して我慢して
プロデューサーさんを困らせないようにしてるのに
森久保は一人……おかしくなっちゃいました…


事務所のみんなから嫌われてもいい…
この人が手に入るんだったら今のすべてを犠牲にしてもいいって…
そう…思っちゃったんです…だから私は────



それは早朝の話でした。


レッスン前に打ち合わせをするためにかなり早い時間に事務所に行きました。
当然のことながらこんな時間に他の人たちがいるわけもなく、
必然的にプロデューサーさんと二人きりの時間がやってきました。


建物に入り、辺りを見回すといつも騒がしいはずの場所に
あまり人がおらず違う場所と錯覚してしまうほど不思議な感じです。


「ほぼ誰もいない状態で二人っきり…」ボソッ


口から自然と言葉が出てしまい、ドクンと心臓が跳ねるのがわかりました。


…いやいやダメです、何を考えているんでしょうか…
そんなのできるわけないじゃないですか…
出来るわけ…────


事務所の部屋がある階に着き、廊下を見渡します。


やはり人がいる気配がなく、その空気にあてられて心臓がまた跳ねました。
鼓動が廊下に響き渡るんじゃないかと心配になるくらい大きな鼓動…
やきもきしながら部屋の前に着き、ドアノブに手を伸ばします。


ですが開けようとする手が止まってしまい、色々なことを考えます…。


「…これは…ダメですね…」


よからぬ妄想が次々止まらず、気を抜くと顔がにやけそうになる。
これはやってはいけない…起こってはいけないことなんだ…
私は我慢して────





「よっ、森久保」


「ひゃあああああ!」


唐突な声に驚きすぎて、廊下に声が響き渡ります。
後ろからいきなり肩を叩かれたこともあり、魂が飛び出るところでした。


「いつもより凄い反応だな」


驚いた私を見て大笑いするプロデューサーさん…。
その笑顔がとても可愛くて可愛くて可愛くて可愛くて───


そんなにおかしかったのか、プロデューサーさんは謝りながらも私を見て笑っていました。


「いやぁ、すまんすまん、トイレが思ったより長引いちまってな」


「な、何言ってるんですか!もう…」


女性にこんなこと言うなんて本当に最低な人です。
まぁ立ち止まってたし中々入れなかったので逆に助かりましたけど…。


「ほら、早く入って打ち合わせするぞ」


「は、はいぃ…」


ここからは「アイドルの森久保」の時間です。
仕事なんですから当たり前…当たり前なんです…


さっきの出来事がなかったように打ち合わせが始まりました。





いったい、どれくらいの時間が経ったのだろう。
時計を見ると思ったよりもスムーズに打ち合わせが進み、予定よりも早く終わりそうでした。
時計を再度見返して、レッスンの時間までまだあるし誰かが来ることもない…。
目を資料に戻す際に目の前にいる人の顔を見ます。


この人の顔が近い────理性がなくなりそうになる───


「アイドル」の言葉だったらこの人は──────


いや、これは言っちゃだめだだめだめだだめだ──────


「ねぇねぇプロデューサー!」

「んー?」

「今度のオフちょっと付き合ってよー!」

「あー? 予定が合えばな」

「えっ! ほんとに!?」

「あーほんとほんと」

「今の言葉、絶対だかんね!」

「おー」

「ずるーい!私もー!」

ワーワー ギャーギャー


「……」


事務所であったことがよぎり胸の奥が痛みます。
そして、その痛みとは別にもう一個の感情が支配していくのがわかります。


まだ時間がこんなにある…


ごめんなさいごめんなさいごめんなさい「私」は悪い子です───




打ち合わせが終わる直前にひとつの疑問を投げかけました。


「森久保のことは下の名前で呼んでくれないんですか?」


「…へ?」


唐突な問いかけにプロデューサーさんはとても驚いた顔をして、
お間抜けさんの反応をしていました。
しかし、その表情は何による驚きのなのか森久保にはわかりません。



ああ───────


その困った顔も本当に素敵です、だから早く何か言ってください。
もう我慢できないんです、早く私と私と私と─────



時間はどれくらい経ったのだろう。
少しなのか長く考えていたのかわかりませんが
プロデューサーさんは吹っ切れたように顔をあげて



「乃々」



─────不意打ちです。もう無理です。



名前で呼ばれることがこんなに嬉しいなんて今まで知りませんでした。
プロデューサーさんプロデューサーさんプロデューサーさん
すきすきすきすきすきすきすきすきすき────



「あの、乃々…」


「なんですか?」


名前で呼ばれてから私は一言も言葉を発することができませんでした。
しびれを切らしたのか先にプロデューサーさんが問いかけてきて
不愛想に返事をしてしまいました。


「な、なんか怒ってる…?」


「………わからないんですか?」


演技に引っかかってくれてる。
というよりも当たり前だ、わかるはずがない。


「いや、まぁ…」


「森久保」からの質問に対してこの人はちゃんと行動で返したのに
怒っている素振りを見せられたらどうしていいかわからなくなるなんて
人間であれば当然だ、というよりも理不尽なことですからね。


「や、やっぱ名前で呼ぶのは…だ、だめだよな?」


何を言っているんですか、あの質問をしたっていうことは
名前で呼んでほしいに決まってるじゃないですか


「ア、アイドルとプロデューサーの関係だしな」


まただ…
痛い、胸が痛い「アイドル」ってなに、なんなんですか?
この人はいつもそうだ、「アイドル」の事を一人の人として見ていない。
「私」を見てください、プロデューサーさん。
今は今だけは──────


「プロデューサーさん」


「な、なんだ?」


少し怯えてるプロデューサーさんが可愛い。
そうじゃない、ここで「アイドル」を使わなきゃ。
この人は手に入らない。


「今後は絶対、乃々呼びをして下さい。」


「…へ? ま、まぁ乃々がそれでいいならそうするが…」


ふふ、混乱していますね。
疑問はいっぱいあるはずなのに「アイドル」の言うことには
素直に従ってくれるなんて本当にダメな人…。


「もう一ついいですか?」


「あ、あぁ…なんだ…?」


プロデューサーさんごめんなさい。
森久保は今からあなたを●します。
許してください、あなたを独り占めしたいんです。


「「森久保」は行きたいとこがあるので付いてきてください。」


「……?」


「まぁ、打ち合わせが予定より早く終わったから別に構わないが…」


あなたがそう答えるのなんてわかっていますよ。


「大丈夫です、この階のとある部屋に物を取りに行きたいだけなので」


「そうか、怪我させるわけにもいかないしな、付き合うよ」


本当に「アイドル」でよかった。


「ありがとうございます、さっそく行きましょう。」


「あいよ。」



ごめんなさいごめんなさいごめんなさい───



事務所の部屋から少し離れた角部屋、
ここは鍵が壊れていてどの部署も使っていない。


「はい、着きましたよ」


「あれ…?」


「どうかしましたか?」


「ここって使われていない部屋じゃ…」


「そうですよ、早く入ってください」


「え? は、入るのか?」


「…そうですよ? 手伝って貰わないと運べませんから」


「で、でも人気がない場所に二人で入るのは…」


「何かする気なんですか?」


「い、いやそういうわけじゃないんだけど…」


「じゃあ大丈夫じゃないですか」


「そ、そうだけど…」


「じゃあ、早く入ってください」


「う…」


「わ、わかったよ…」


プロデューサーさんが先に部屋に入りました。
その背中を見て、私は我慢ができませんでした。


「ほら、で、何を運びたいんだ?
 見たとこなにも置いてないんだが?」


「の…」


私は精一杯の力でプロデューサーさんを押し倒します。


モバP「んなっ!」


あまりの突然の出来事に反応できなかったみたいで
入った部屋の床には押して倒れたプロデューサーさんがいました。


「いてて…何するんだよ…」


プロデューサーさんは事態が読み込めず、私に問いかけます。
ですが私はそんなプロデューサーさんを無視して馬乗りになります。



「もり…くぼ…?」



この異常な状況についてこれず、私とさっき約束したことも忘れているみたいです。
まぁ、そんなことはもう些細なことです。


「プロデューサーさん…」


「待て、どうした! 何かあったのか!?」


一言だけ発してから顔を近づけます。
まくしたてるプロデューサーさんを無視して
ずっと我慢して我慢して我慢して我慢して我慢した
愛しの愛しのプロデューサーさんの顔にぐっと近づいて近づいて


「あなたの全部を「私」にくれないと死にます。」


そう言って、「アイドル」を傷つけることが出来ないプロデューサーさんを
私は欲望のままに奪って、奪って奪ってうばってうばってうばって─────










バッ


森久保「あっ!」

モバP「この本はなんだー?もりくぼぉ…!」ニコニコ

森久保「アッアッアッ…」カオマッカー

モバP「んー?」ズイッ

森久保「あっ」

森久保「」ボフン

モバP「( ゚Д゚)オラ、これを書いたのは誰だ!」

モバP「森久保が顔真っ赤で魂飛び出てんだろうが!」

由里子「……」ダッ

比奈「……」ダッ

モバP「ユリユリと比奈かおらぁああああああああ!」

モバP「まてやこらぁあああああああああああ!」ダッ


この後、創作した二人は48時間レッスンをやらされて無事死亡し、
森久保は小説の続きを見ようとモバPの机から抜き取ろうとして仕事が増えて地獄を見たとさ


おしまい

くぅ~w疲れましたw
僕にエロは無理だったよママン…

おつやで

んで続きは?


大事なとこがないじゃないか!

千里の道も一歩からとかいう格言がある

乙乙

続きまってる

身内で生モノとか、業が深すぎるな

>>22
生モノは身内が基本だろ

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