【安価】提督「給料が出来高制になっただと?」【コンマ】 (204)

提督「おいおい、いきなりなんでそんな事になったんだ?鎮守府は仮にも天下の海軍施設だそ?」

由良「さあ?なんでなんでしょう? 兎に角、大本営からの電文ではそうなってます」

大淀「聞いた話なんですが、最近開店休業状態の鎮守府が増えているみたいで……、おそらくその為じゃないかと……」

由良「それで出来高制の話が?」

大淀「たぶん、そうだと……」

提督「しかしそうなるとどうなるんだ? そもそもどうやって出来高を出すんだ?」

由良「えっと、電文には出来高は“貢献度”で算出する、って出てます」

提督「貢献度?」

由良「はい、ちなみに提督さんの貢献度は【安価下2】、ってなってます」



提督の貢献度
↓下2コンマ(00は100とする)


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509711518

>>3

由良「提督さんの貢献度は24ですね」

提督「24ね。 で、具体的にそれはいくらなんだ?」

由良「ちょっと待ってくださいね、計算式が下の方にありましたので……。 えーっと……、えっ!?」

提督「どうした?」

由良「……え、えっと、その計算式なんですけど……、『貢献度×五千円を総支給額とする』だそうです……」

提督「つまり?」

由良「提督さんの貢献度だと、24×五千円で12万円が総支給です」

大淀「総支給12万って、それだと手取は……」

提督「頼む大淀、それ以上言わないでくれ……」



由良「なんでなんです? どうして提督さんがそんな薄給に!?」

提督「それは俺が聞きたいよ……」

大淀「あの、おそらくなんですが……」

提督&由良「?」

大淀「提督、確か16年春のハワイ作戦から一年弱、病気休職してましたよね?」

由良「あっ……(察し」

提督「………………」

大淀「大規模作戦も先日の17年夏までご無沙汰でしたし、任務は溜まってますし、それが査定に……」

由良「大淀さん!ストップ!それ以上は……」

大淀「あっ……」シマッタ

提督「あー、そーだよなー、アイオワも取れなかった丙提督だもんなー、俺……」アハハ






由良「て、提督さん……、気を確かに……」アワワ

提督「いやいや、仕方ない、ちと厳しいがそれが俺の評価なら甘んじて受け入れるさ。それよりも由良はどうなんだ?」

由良「えっ? わたし、ですか?」キョトン

提督「そうだ、由良はウチの自慢の秘書艦だ、当然貢献度は高いんだろう?」

大淀「えっと、由良さんの貢献度は【安価下】ですね」




秘書艦・由良の貢献度
直下コンマ

とりゃさっ

>>8

大淀「貢献度35、17万五千円ですね」

提督「なんでだよ!?」クワッ!

由良「提督さん!?」

提督「俺は兎も角、由良の貢献度が35ってどういう評価だよ!? 改二で美人で甲斐甲斐しくて美人な由良がそれとか頭おかしいだろ大本営!!!」

由良「提督さん、落ち着いて下さい! それと美人って……」アワワ

大淀「はいはい、ノロケ乙」




大淀「……んー、でも由良さんって錬度が高すぎて逆に出撃数絞ってますし、今月については妥当では?」

由良「あー、言われてみると確かに少ないですね。大淀さんの言う通りかもしれません……」

提督「演習の相手役は評価に入らんと言うのか? 納得出来ん」

由良「まあまあ、わたしは大丈夫ですから……。そう言えば大淀さんはどうなんですか?」

大淀「私ですか? 私は……、【安価下2】ですね」




任務娘・大淀
下2コンマ

そりゃ

>>12

大淀「私の貢献度は………………」

由良「? 大淀さん?」

提督「どうしたんだ?急に押し黙って? いったい幾つだったんだ?」

大淀「………………4です」

提督「は?」

由良「えっと、今、幾つって言いました?」

大淀「4ですよ!4! 総支給2万です!!」クワッ!

由良「総支給2万って……、えぇ……」アリエナイ

提督「たまげたなぁ……」




大淀「おかしいですよ!狂ってます! 私、任務娘兼任ですよ!?事務処理引き受けてるんですよ!? それが貢献度4って、どう考えても頭おかしいでしょ大本営!!」

提督「落ち着け大淀! 人のこと言えた義理じゃないが、艤装フル展開でカチコミは流石に不味い!!」

由良「そうですよ!薄給どころか反逆罪になっちゃいます!」

大淀「…………………すいません取り乱しました」

安価下「失礼します」




誰が入ってきた?
安価下
未所持キャラは更に下
(山風以外の16夏~17春までのキャラと狭霧天霧アイオワローマ親潮居ません)

入ってきたキャラの貢献度
安価下2

あまつん

>>18 >>19

天津風「失礼するわ」ガチャ

提督「天津風? どうしたんだ、急に訪ねてくるなんて?」

天津風「どうしたもこうしたも明細を貰いに来ただけよ。給料日でしょ、今日は」

提督「ああ、そう言えばそうだったな……」

由良「いろいろとショックが大きすぎて忘れてましたね……」

天津風「それで? 私の明細は?」

大淀「あっ、はい、こちらになります」

天津風「えっと……17万五千円?」

由良「あっ……(察し」

天津風「おかしいわね?なんか減ってるような気が……」

大淀「やっぱりおかしいですよね?ここは私と一緒に大本営に殴り込みでも……もがっ!?」

由良「えっと、気のせいじゃないかな?天津風さん」オオヨドサンハダマッテテクダサイネー

大淀「~っ!! ~っ!!」

提督「うむ、それに17万五千円なら俺よりもらってるしな」

天津風「そうなの?なら、良いのかしら?」

提督「良いんだよ、と言うかそう言うことにしておいてくれ(血涙」

天津風「ふぅん、まあいいわ、それじゃあ失礼するわね」


バタン


大淀「……あんな小さな子騙して、最低だとは思わないんですか?」ギロッ

提督「やめてくれ、只でさえ良心の呵責半端ないのに……」

由良「駆逐艦の子は鎮守府の外とか余り知りませんからね、悪いことしちゃったなぁ……」

提督「勘弁してくれよ、給料日だからこれから皆来るんだぞ?」

由良「先が思いやられますね……」

大淀「ん?そんなこと言ってたら他にも来たみたいですよ?」



誰が来た?
また、来たキャラの貢献度は?
【安価下~下6及びコンマ】

磯風

>>31-36

磯風「失礼するぞ」

加賀「明細を貰いに来たわ」

天龍「やっと給料日かよ、おっせぇよなぁ」

ゴーヤ「お給料、楽しみでち!」

秋月「お給料……、今月はいくらなんでしょうか?」

秋津洲「きっといっぱいに決まってるかも!」




由良「あわわわ! 磯風さんに加賀さん、ゴーヤさんまで……。 ど、どうしましょう?」

提督「ヤバいのか?」ヒソヒソ

由良「はい、色々な意味で……」ヒソヒソ

大淀「提督、これは最初に算出方法について、打ち明けといた方が良いのでは?」ヒソヒソ

提督「だな」ヒソヒソ



磯風「?どうした? 何かあったのか?」

提督「いや、実はだな……」



【提督説明中】




磯風「ふむ、出来高、つまりは戦果に応じた給料、と言うことだな」

加賀「まあ、ある意味妥当ね」

秋月「戦果が基準……だ、大丈夫なんでしょうか?」

天龍「大丈夫だろ、貰う前から気にしてどうするんだよ?」

秋津洲「そうかも! もっと楽に考えた方が良いかも!」

ゴーヤ「………………」


提督「話は分かったな?それじゃあ明細渡すぞ?」





磯風「ふむ、貢献度41で20万五千円か、平均よりやや少ないか?」

加賀「私は貢献度56で28万円、平均ね」

秋月「………………」プルプル

加賀「? どうしたの秋月?そんなに震えて」

磯風「評価が低かったのか? あんまり不当なら訴え出た方が良いぞ」

秋月「ち、違うんです」プルプル

加賀&磯風「?」



秋月「40万五千円、貢献度81って、これ本当に私のお給料ですか?」ガクガクプルプル




秋月「こんなお給料、今まで見たことも……、それに加賀さんより高いなんて、あり得ないです」

加賀「あら、そうかしら?私は制空が主で、撃破数はたいして稼いでいないし、妥当だと思うわ」

磯風「秋月は艦隊防空の要だからな、むしろもっと評価されても良いのではないか?」

秋月「そ、そんな、滅相もないです……」

磯風「謙遜することはないぞ。評価と言うものは頑張った者に与えられるのが当然なんだ」

加賀「磯風の言う通りです。 強いて言うなら、この結果に慢心せず、機動部隊の防空役として更なる精進を重ねて貰うと私としては助かるわ」

秋月「…………は、はい! 秋月、更に精進して、艦隊のために頑張ります!」




提督「イイハナシダナー」

由良「提督さん、目を逸らさないで下さい」

大淀「そうですよ、どうするんですか、あの始末?」





天龍「おいコラァ!? 俺の給料が貢献度18で9万ってどういうことだぁ!!?」

秋津洲「貢献度11で5万五千円……、もしかして私って、要らない子なのかも……」ハイライトオフ

ゴーヤ「………………」


ゴーヤ(鬼怒さんにお株を奪われた元遠征番長に穀潰し母艦でちか、まあ当然でちね)

ゴーヤ(貢献度と言う意味ではゴーヤは最強でち! なんせ、オリョールの主と言えば何を隠そうこのゴーヤこと……)




明細『伊58:貢献度38 総支給19万円』パラッ




ゴーヤ「でちイイイイイイィィィ!!!?」






ゴーヤ「どー言うことでち! ゴーヤの貢献度が平均にも届かないなんておかしいでち!ブラ鎮でち!裁判で訴えるでち!」ウガァァァ!

提督「いやだって、なぁ?」

大淀「今月に関しては仕方ないと思いますよ?」

ゴーヤ「なんででち!?なんで二人ともそんなこと言えるでちか!?」

由良「ゴーヤさん、よく思い出して下さい。今月はルイージちゃん強化の為にオリョクル班から抜けてたじゃないですか」

ゴーヤ「あっ……」

提督「そうだぞ、籤引きで補欠番引き当てて勝ち誇ってたのはゴーヤじゃないか」

大淀「ほぼ毎日待機で19万円なら良いじゃないですか、私なんか……私なんか……」グスッ

ゴーヤ「大淀も酷かったんでちか?」

由良「聞かないであげて、後生だから……」

提督「まあ、その、なんだ」

ゴーヤ「…………?」

提督「来月は任せたぞ、オリョクル」ニッコリ



ゴーヤ「でちイイイイイイィィィィィィィィィィィィ!!?」





一旦切り上げます。
次に出てくる艦娘だけ安価とります。
艦娘安価
下1~下3

鬼怒

>>50-52

天龍「チクショウ!こんなの納得出来っか!!」

ガチャ、バーン!


提督「あっ、おいこら天龍!何処に行く!?」

天龍「鬼怒のヤツを連れてくるんだよ!! このままで終われっか!!」

提督「ちょっ、待っ……、行ってしまった……」

大淀「鬼怒さん、大丈夫ですかね?」

由良「大丈夫だとは思いますけど……、あはは……」

磯風「ふむ、大変な事になりそうだな」

提督「めっちゃ他人事だなオイ」

磯風「事実他人事だからな、それよりこっちをどうにかしなければならん」チラッ



秋津洲「アハハ、大艇ちゃん私ダメな子かも、こんな私の所より、基地航空隊に移籍した方が良いかも……」ハイライトオフ

秋月「秋津洲さん!滅多なこと言わないで下さい!そんなことは決してありませんから!!」



提督「ああ、あれは重症だな」

由良「ですね。 悪いんですが磯風さん、明石さんの所まで秋津洲さんを連れていって貰えませんか?」

磯風「分かった、引き受けよう」

秋月「私もお供します!」

加賀「なら私はそこで白くなってる潜水艦を連れていくわ」

提督「悪い、頼む」

大淀「いっそのこと私も倒れた方が良いのかしら?」ブツブツ…

提督「頼むからこれ以上話をややこしくしないでくれ……」ゲンナリ






【数分後……】


提督「で、天龍は一緒に居た羽黒と大鳳まで拉致ってきた、と……」

天龍「良いだろ、どうせ全員に配るんだからよ」

鬼怒「うー、貴重な遠征明け休みだったのに……」

羽黒「でも出来高制に貢献度、ですか、気になります……」

大鳳「事実上、私たちに対する評価そのものですものね。私も気になるわ」

提督「予め断っておくが、今回の件について、俺や由良、大淀は一切評価に関与してないからな?」

大淀「関与してたら提督は兎も角、私や由良さんは毎月満額支給させてますよ」ニヤリ

提督「おう、ナチュラルに省くのやめーや、仮にも上官だからな、俺は?」




鬼怒「じゃあ先ずは鬼怒からで良いのかな?」

天龍「さぁ、尋常に勝負といこうじゃねーか」

提督「天龍がやたら急かしてるからな、早く見せてやれ」

鬼怒「えーっと、鬼怒の貢献度は【安価下】!」



鬼怒の貢献度
安価下コンマ

>>65

鬼怒「貢献度は17で、総支給8万五千円! って、低ッ!!?」

由良「うわ……、これは……」

提督「ないわー、流石にないわー」

大淀「もしかして遠征は査定にプラスとはならないのでは?」

提督「それにしたって酷いだろ? 海上護衛戦軽視してます、って言ってるようなものだぞ」

鬼怒「ちょっと待ってよ、マジでパないよ、今月どうしよう、酒保も間宮さんも行けないじゃん!!」ウワァァ

提督「ちなみに聞くが先月のは?」

鬼怒「こんなことになるなんて思ってないから使いきっちゃった……」ズーン

大淀「心中お察しします。3食だけなら無償提供ですからなんとか頑張りましょう」

鬼怒「うわあああああ、そんなあああああああああ!!」

由良「き、鬼怒、私貯蓄あるから貸そうか?」

提督「由良、無理はするな、声震えてるぞ」




天龍「半ば冗談だったんだが、シャレになんねーな、これ……」

大鳳「ええ、なかなかどうして、厳しいわ」

羽黒「あわわわわ……!私たち、大丈夫なんでしょうか?」

大鳳「それは見てみないとなんとも言えないわね……」

羽黒「じゃあ、封切りますね……」




羽黒の貢献度
安価下コンマ

ブラック

>>70

羽黒「貢献度22、総支給11万円……」サー…

大鳳「………………羽黒さん、ちなみに今月の出撃は?」

羽黒「月例任務で沖ノ島沖に行ったっきりです。錬度高いから他の人に出撃譲ってたので……」ズーン

由良「私と同じパターンですね、ね……」ゲンナリ

大淀「沖ノ島沖には私も探照灯担いで行ったのに!!」ウゴゴ…

提督「道中大破で撤退したけどな。 そう言えば大鳳はどうなんだ?」

大鳳「私?私は…………」




大鳳の貢献度
安価下コンマ

>>74

大鳳「貢献度46の23万円ね」

提督「やや低いがほぼ平均、か?」

大鳳「そうね、ちょっと頑張りが足らなかったみたい」

由良「5ー4周回、増やします?」

大鳳「いいえ、私はまだ良いわ。評価は高い方が良いけれど、鬼怒さんや羽黒さんの方が深刻だもの」

鬼怒「」チーン

羽黒「」チーン

提督「だよなぁ、同じ編成でグルグル回してたらそれこそ格差つくしなぁ……」

由良「出撃の配分、考えないとですね……」





大淀「それにしても制空の要の加賀さんも平均越える程度でしたし、空母はこれくらいがボーダーなんですかね?」

提督「確かに、これは気になるな」

由良「空母の皆さん、呼んでみます?」

提督「ああ、手の空いてる者だけで良いぞ」



誰が来た?(空母系限定)
安価下~下4
(加賀・秋津洲・大鳳は受取済)
(サラトガ・アクィラ・春日丸・コマちゃん&神威居ません)

翔鶴

>>82

翔鶴「五航戦翔鶴以下三名、入ります」

提督「おう、悪いな急に呼び出して」

祥鳳「いえ、気にしないで下さい」

蒼龍「それよりお給料の算出方法、変わったんだって?」

提督「ん?なんだ、もう知ってたのか?」

瑞鶴「加賀さんから聞いたのよ」

提督「それなら話は早い、えーっと、まずは翔鶴からだな」

翔鶴「はい!」




翔鶴の貢献度
安価下コンマ

>>89

翔鶴「貢献度61、31万五千円、となってますが……」

提督「31万五千円、今のところ秋月についで二位だな」

由良「空母だと加賀さんを押さえてトップですね」

瑞鶴「うわっ!スゴいじゃん翔鶴姉! 空母トップだって!!」

翔鶴「そんな、加賀さんより上だなんて……、本当に良いのかしら?」

瑞鶴「良いんだよ翔鶴姉、そういうのは貰っておけば良いの!」





大淀「今月の3ー5、最後に決めたの翔鶴さんでしたね」

提督「ああ、それか……」

由良「如何にも分かりやすい戦果ですしね、それ……」

祥鳳「翔鶴さん、すごい……、よし、私だって!」




祥鳳の貢献度
安価下コンマ

>>92

祥鳳「貢献度38、総支給19万円……」

由良「あっ……(察し」

蒼龍「ウッソ、なにそれ低くない?」

大淀「ウチの鎮守府内に限定すれば決して低い方ではないです」キリッ

瑞鶴「それ、慰めにもなんにもならないからね?」

翔鶴「祥鳳さん?大丈夫ですか?」

祥鳳「…………は、はい……、わ、私は、大丈夫、ですよ……」フルフル




提督「あれは大丈夫じゃないな」

由良「直前になまじ良い結果を見てますからね。心中お察しします」

蒼龍「うわー、嫌な予感しかしない、見たくないよー」

大淀「まだです、まだ正規空母なら平均値が出る法則は崩れてません!さぁ、早く開封してください!」

蒼龍「そんなぁ~!」



提督「大淀のヤツは鬼か何かか?」ボソッ

由良「仕方ないんです、仕方ないんですよ提督さん、大淀さんのお給料は……」ヒソヒソ

提督「ああ……」ヒソヒソ

瑞鶴「え?そんなに酷いの?幾ら?」ヒソヒソ

提督「悪いが俺には言えないな、察してくれ」ヒソヒソ




蒼龍の貢献度
安価下コンマ


夕方以降まで一旦中断します。

ぽい

>>95

蒼龍「…………貢献度24で総支給12万円、だって……」

瑞鶴「ウッソ!?なにそれ!?酷すぎない!?」

提督「酷くないぞ、俺と同額だぞ」

瑞鶴「提督さんは司令部で座ってるだけじゃん!一緒にしないでよ!」

提督「瑞鶴、事実ってのは時に一番人の心を抉るんだからな?」

瑞鶴「やっぱりおかしいって! 蒼龍さん、大本営に直談判しに行こう!」

大淀「WGでなら援護しますよ」ニヤリ

由良「大淀さん、シャレにならないです、仕舞ってください」

蒼龍「………………」

提督「蒼龍?どうした?大丈夫か?」

蒼龍「……ないんです」

提督「ん?」

蒼龍「実は今月、ほとんど出撃してないんです。わたし……」

由良「えっ?そうでしたっけ?」

蒼龍「うん、任務とか一回も呼ばれた記憶ないし……」

翔鶴「えっと、今月のカレー洋任務は?」

祥鳳「私が行きました、龍鳳さんと一緒に」

瑞鶴「今月の2ー5、下ルートで蹂躙してたよね? アレは?」

大淀「記録では雲龍型姉妹が交代で出てます」

由良「つまり……………」チラッ



提督「私が戦犯です(土下座」





瑞鶴「なにやってるの提督さん!しっかりしてよ!」

提督「スマン、育成とか燃費とかの絡みもあって気付くと毎日同じ面子を……」

大淀「日々の業務がルーチン化し過ぎた弊害ですね」

提督「本当に申し訳ない。 来月はしっかり皆に役目を振り分けると約束しよう」

由良「微力ながら由良もお手伝いしますね、ね?」




瑞鶴「そう言えば私の明細、まだ見てなかったわね。 どれどれ……」




瑞鶴の貢献度
安価下コンマ

はい

>>107

瑞鶴「貢献度55の総支給27万五千円か……、加賀さんは幾らなんだっけ?」

提督「こら瑞鶴、人の給料を聞こうとか図々しいにも程が……」

大淀「貢献度56で28万円です」

瑞鶴「あちゃー、加賀さんに五千円分負けたかー」

加賀「やりました」

提督「人の話を聞けよオイ、それと加賀はどっから湧いた」

加賀「秋津洲さんたちのドック入りが終わったからその報告よ」

提督「ああ、それか、ありがとう、お疲れ様。さて……」



提督「大淀、お前さっきサラッと暴露しやがったよな?おい」

大淀「良いじゃないですか、お茶目なガールズトークですよ」ニヤリ

提督「給与額も立派な個人情報で機密扱いって、一番理解してる奴が何を言う」

大淀「文句は全て最初に喧嘩を売った大本営にお願いします」ニコニコ





大淀「さて提督、意見具申があります」

提督「なんだ急に改まって」

大淀「鎮守府の主力たる空母の皆さんでもあの様……、となると駆逐艦の皆さんはもっと大変な事になっている可能性があります」

由良「ああ、確かに、酷いことになってそうですね……」

大淀「と言うわけで、我が鎮守府に所属する駆逐艦たちの貧困調査を行いましょう」

提督「貧困調査ってお前は何処の官僚だ」

大淀「いえいえ、真面目な話です。やましい考えなど一切ありません」

由良「提督さん、四水戦旗艦として、由良も意見具申します」

提督「まあ確かに、食いっぱぐれてる駆逐艦が居たらシャレにならんな。よし、駆逐艦寮に出向くか」

由良「了解です、提督さん」





寮に居た駆逐艦
下1~6
(駆逐艦限定)
(狭霧、天霧、親潮は未所持除外)

満潮

>>116-121

【駆逐艦寮にて】


由良「と、言う訳なの」

満潮「なにそれ意味わかんない! 大本営は何を考えてるのよ!?」

大淀「ですよね! そう思いますよね!常識的に考えて!」

提督「うん、落ち着け大淀、血圧上がるぞ」

朝霜「まあ、経費削減しか考えてないんだろうなぁ~」

初風「そうね、如何にも上の考えそうな事だし……」

漣「それで給与額削減とかなにそれバカなの?死ぬの?」

潮「ダメだよ漣ちゃん、大本営に聞かれてたら査定下げられちゃうよ」

響「KGBか何かなのかい、大本営は?」




由良「じゃあ明細を配りますね、まずは……、満潮さんからね」

満潮「私!?」

漣「おや、トップバッターですな」ニヤニヤ

朝霜「満潮は大丈夫だろ?最近改二になったばっかだし」

初風「そうよね、新しい改二とか、大本営としても推したいだろうし」

満潮「そこ!外野でハードル上げるのやめてくれない!?」

潮「満潮さん、頑張ってください!」

響「幸運を祈るよ」

満潮「ああもう!やれば良いんでしょ!やれば!」

由良「ではこちらが明細です」





満潮の貢献度
安価下コンマ

ぬほ

>>125

満潮「………………」

潮「ど、どうでした……?」

満潮「貢献度24、総支給12万円、だって……」

朝霜「あー……」

漣「やってしまいましたなぁ、これは……」

響「ふむ、改二とかそう言うのは関係なさそうだね」

大淀「大丈夫ですよ満潮さん、提督や蒼龍さんとは同額、私の6倍は貰ってますから」ニッコリ

初風「大淀さん、慰めになってないわ、それ……」



満潮「……………」

満潮「………………ちょっと期待してたのに…」グスッ

由良「満潮さん、誰も見てませんから、泣いてください」

満潮「うぅ、由良さん……」




朝霜「次はあたいだな!」



朝霜の貢献度
安価下コンマ

>>131

朝霜「どれどれ…………って、ぐはぁ!!?」

潮「きゃっ!?」

響「吐血した?」

初風「誰か!明石さん連れてきて!!」

提督「朝霜!どうした!?傷は浅いぞ!しっかりしろ!!」

朝霜「司令……、あたいはもうダメだ……」

提督「何を言ってるんだ!そんな訳あるか!」

朝霜「この給料じゃ来月の支払い無理だ……」

提督「………………は?」

朝霜「あたい、鳳翔さんとこと間宮で今月ツケを……」

漣「どれどれ? 貢献度14で7万円? ああ、これは無理ゲーですねぇ」

大淀「育ち盛りの駆逐艦が7万円、これは使えますね」ブツブツ

由良「? 大淀さん、何を?」





初風「うわぁ、もう嫌な予感しかしないわ~、こわい、怖すぎる、妙高姉さんより怖いわ……」





初風の貢献度
安価下コンマ

>>136

初風「…………」チラッ

初風「えっ!?なにこれ!?」

響「どうしたんだい?」

初風「貢献度85、総支給42万五千円、って……」

由良「なっ!?」

提督&大淀&漣「な、なんだってー!!?」

大淀「提督!これはいったいどう言うことですか!?」

提督「いや、俺にも何がなんだか……」

由良「提督さん、私思い当たる事があるんですけど……」

提督「なんだ?」

由良「今月の水上反撃任務やカレー洋任務の時、駆逐艦ローテーションさせてたの覚えてます?」

提督「ああ、覚えてるぞ」

大淀「回避が重要な駆逐艦の子には疲労は大敵ですからね」

由良「初風さん、今月の受注任務は?」

初風「えっ、えっと、水雷戦隊南西任務に、水上反撃任務、カレー洋任務に……、あっ、それと海上護衛強化月間にも参加したわ」

提督「おいおい、まさか……」

由良「はい、初風さんが参加した時にどの任務も達成になってます」

潮「うわ、すごい偶然です」

初風「あー、そう言えば今月、雪風とずっとペア組んでた気がするわ」

提督「あ、そりゃ納得だわ」

漣「ご主人様、来月から漣、16駆になりたいです! と言うか16駆になります!」

提督「させねぇよ! それよりお前の明細だ、受け取れ!」




漣の貢献度
安価下コンマ

>>142

漣「あははは、流石に冗談ですよ、ご主人…………」サー…

潮「さ、漣ちゃん?」

響「気のせいかな? 今、血の気が引く音が聞こえた気がするよ」

漣「…………」

潮「漣ちゃん、本当に大丈夫? えっ?なにこれ?漣ちゃんの明細…………って、ええっ!?」

提督「幾らだったんだ?」

潮「…………万です」

提督「は?」

潮「貢献度8、総支給4万円です」

漣「あは……、あはは……」

提督「お、おい、漣? 大丈夫か……」

漣「あはははははは、大きいですねぇ、彗星かな? いえ、違いますね、彗星はもっとバーッと…………」ブツブツ

初風「大変よ!漣が壊れたわ!」

由良「提督さん! 明石さんが来ました!」

明石「朝霜ちゃんが吐血したと聞いて、って、漣ちゃんはどうしたんですか!?」

提督「精神面が轟沈したんだ!早く治療を!!」

明石「分かりました! 今すぐ搬送します!」




大淀「これで二人目、いえ、満潮さんも入れれば三人目ですね」





潮「あ、あの、もう下がってもよろしいでしょうか?」

大淀「ダメです、許可できません。 明細は受け取って下さい」

潮「えぇ~、そんなぁ~……」



提督「さっきから大淀は何を必死になってるんだ?」

由良「さあ?」





潮の貢献度
安価下コンマ

あー

>>153

潮「…………」チラッ

潮「………………」プルプル

潮「……~~~~ッ!!!」グスッ

由良「う、潮さん?」



潮「…………漣ちゃん、今、潮もすぐそっちに行くね」ガララ

由良「ちょっ、ダメ!潮さんやめて! ここ五階!!」ガシッ

潮「は、放してください由良さん! 焼き芋や秋刀魚、マツタケが美味しい季節にこんなお給料では潮、生きていけません!!」

提督「死んだら美味いメシも何も無いだろうが!!早まるんじゃない!!」

潮「でも!でも!でもおぉぉぉ~……!!」

由良「でもじゃありません!ダメなものはダメです!!」



響「貢献度10の総支給5万円、これは酷いね」

大淀「響さんは随分と落ち着いてますね」

響「まさか、こう見えて内心ビクビクさ。 大淀、一思いにやるならやってくれないかな?」

大淀「分かりました、どうぞ」

響「スパスィーバ、頂くよ」




響の貢献度
安価下コンマ

>>161

響(ふむ、貢献度81で総支給40万五千円、か……)

大淀「どうでした?」

響「…………うん、これは見せられないね」

大淀「それは誰に対してですか?」

響「漣や潮、朝霜たちかな? 勿論、大淀にも見せられないよ」

大淀「そうですか、分かりました」

響「無理にでも見ないのかい?」

大淀「ええ、見ません」

響「もしかしたら給料全部、アルコールになってしまうかも知れないのに?」

大淀「それはあり得ませんね。響さんが6駆の名義の口座で毎月積み立てしてるの、私知ってますから」

響「驚いた、どうやらKGBは身内に居たようだね」

大淀「いえいえ、それほどでも」

響「何はともあれ助かったよ、スパスィーバ」





提督「明石ーッ!明石ーッ!! もう一人追加だ、明石ーッ!!」

潮「いやーッ!!いやーっ!!!」

由良「潮さん!お願いだから暴れないで! ね、ね?」





【執務室】


大淀「……と、言う訳で駆逐艦の貧困調査だった訳ですが……」

提督「いやいや、これはシャレにならん、本当、冗談抜きで……」

由良「はい、流石にこれは看過出来ません……」

提督「同感だ。このままでは士気も規律も崩壊してしまう」

大淀「…………」

由良「…………大淀さん、何か考え、あるんですよね?」

大淀「ッ!」

提督「そうなのか?」

大淀「…………流石に秘書艦は騙せませんね。 はい、策はあります」

提督「本当か大淀! で、その策と言うのは?」

大淀「待って下さい提督、策を実行に移すにはまだ弱いです。もっと情報と仲間を集めないと……」

由良「仲間、ですか……?」

提督「具体的に誰の事なんだ?」

大淀「主力戦艦を集めてください、今すぐに」





集まった戦艦
下1~下4
(アイオワ・ローマ・ウォースパイト未所持除外)

日向

>>168

コンコン


提督「来たか、入ってくれ」

日向「失礼するよ」

大和「提督、話は聞きました。大変な事になっているようですね」

提督「ああ、大変なんてものじゃないくらいには、な……」

榛名「提督、大淀さんからは打開策があるとも伺ったのですが……」

扶桑「私たちに出来ることがあるんですか?」

提督「どうなんだ?大淀?」

大淀「……ぶっちゃけて言うと明細次第なんですよ」

由良「えっ?」

大淀「明細、具体的に言えば皆さんの評価度次第なんです。協力していただけますか?」

日向扶桑榛名大和「………………」




日向「わかった、協力しよう」

扶桑「私で良いのなら、協力するわ」

榛名「はい、榛名も大丈夫です」

大和「勿論、協力させて頂きます。任せてください」

大淀「皆さん……、ありがとうございます」ペコリ




大淀「じゃあまず、明細全部開封しますね?」ニコッ

提督由良日向扶桑榛名大和「…………は!?」




日向の貢献度
安価下コンマ

扶桑の貢献度
安価下2コンマ

榛名の貢献度
安価下3コンマ

大和の貢献度
安価下4コンマ

soiya

>>175-179

日向「私は貢献度59の29万五千円か、これなら今月の瑞雲増備に支障は出ないな」

扶桑「わ、私の貢献度が93で46万五千円!? そんな、何かの間違いじゃ……」

榛名「榛名は貢献度80の40万円でした!」

大和「……………………」ズーン




由良「大和さんの目が死んでますよ」

提督「そりゃ当然だろ、鎮守府一の大食らいでグルメな大和が総支給8万円とか、死刑宣告に等しいぞ」

大淀「ふむ、瑞雲教教祖の日向さんや海外人気の高い扶桑さん、一部で人気の高い榛名さんの力が使えないのは残念ですが、大和さんがこれなら十分お釣りが来ますね」

提督「使えるっておい、主力オブ主力の大和のメンタル壊してどうするんだよ!!?」

大淀「だからこそ良いんです、これで私の策が成立する!!」

提督「な、なんだって!?」






大淀「提督、由良さん、大和さんたち貢献度の低かった人たちを集めてください! 駆け込みますよ!」









「労働基準監督署(ろうき)へ!!」








提督「なんだと!?」

由良「労基って、でも由良たちは軍属だから……」

大淀「予め青葉さんを通してマスコミにリークしておきました。視覚効果でもって世論に訴えかけるんです!」

由良「そっか、漣さんや潮さんみたいな幼い子が駆け込めば!」

提督「それに海軍最強の戦艦である大和も世間的な知名度は高い、これならやれるぞ!」

大淀「理解して頂けましたか? では、参りましょう!!」





提督「良いか皆、よーく聞け! これより我が鎮守府は給料奪還の為労基突入作戦を行う!」

艦娘たち『おーっ!!』

提督「これは大本営への反逆ではない、我々が持つ当然の権力を行使するだけだ!!」

艦娘たち『そうだ!そうだ!』

提督「提督より発令、全艦抜錨! 労働基準監督署へ突入せよ!!」

艦娘たち『オオオオォォォォォォ!!』






由良です。
このあと行われた労働基準監督署への突入は、阻止を図ろうとした大本営との激戦の末、
どうにか生き残った潮さんが駆け込む事で成功を納めました。

リークにより集まった多数のマスコミによってこの乱痴気騒ぎは全国のお茶の間に中継され、世間の注目を集めました。

特に主力戦艦として大本営が宣伝している大和さんが数人がかりで押さえ込まれるシーンや、
ズタボロにされた見た目幼い潮さんが最後の最後で駆け込んだ場面などは注目され、
大本営への姿勢に多くの批判が集まる事になったのです。



そして……、





提督「喜べ、給料の出来高制は撤回となったぞ」

由良「本当ですか!?やったぁ!」

大和「やったんですね! 大和、嬉しい……!」

潮「私たちの戦いは無駄ではなかったんですね」

漣「無駄とか何を言ってるんです?今回のMVPでしょうに」

潮「私でもお役に立てたのでしょうか……、ああっ、みんな見ないで下さい、恥ずかしいよぉ……!」




提督「ふむ、これで一件落着かな」

大淀「ま、当然ですね。人のやることじゃないでしたし、あれは……」

由良「ん? 大本営から新しい電文? どれどれ……」





【鎮守府内の食事及び寮の有償化について】





由良「えっ……、ええっ!?」




<終われ>


短い間でしたがお付き合い頂きありがとうございました。
ご協力&感想、たいへん励みになりました、ありがとうございました。
至らない点、多々あったかと思いますが、次の機会がございましたらまた宜しくお願い致します。

それでは

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