【デレマス】沖の夕日に撃滅の、敵のマストを由愛に見る (59)

由愛「すぅ……すぅ……」


今、俺の隣で担当アイドルがシーツにくるまって寝ている……全裸で


由愛「……んふふ……すぅ……」


……いわゆる、プロデューサーとしての理性が負けて、男としての本能が勝った結果であった


由愛「……すぅ……」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1509712038

成宮由愛誕生日記念SSです


こちら、独自の設定がありますので、気になる方は旗旒信号「斉動Z」にて願す

初めての出会いは平凡だったけど


モバP(以下P)「次の方、どうぞ」


ガチャ


由愛「し、失礼……します」


P「それでは、お名前とPRポイントをどうぞ」


由愛「あ……あの、な…成宮……由愛で…す。えっと……ママが応募したので……その…余りアイドルには……」


P「大丈夫ですよ。そういって入っても、アイドル活動が楽しくて続けていく方は沢山いますから」


由愛「え……そ、そうじゃなくて……絵……絵を描くのは好き…です」


P「はい、じゃあ今日はこの辺で」


由愛「は……はい、ありがとうございます」

由愛(……これでよかったのかな?)


(……うん。ママには悪いけど、私は余り人前に出るのは苦手だし……男のコとか話したりとか……可愛くないし)


(逃げちゃうし……暗いし、地味だし……ダメダメです)





後日


由愛母「由愛ちゃーん、アイドルの面接受かったわよ!」


由愛「え?え!?……えーっ!!!」

由愛(ど、ど、ど、どうしよう!)


(あ、まだ面接に受かっただけだし、候補生とかからデリートしちゃえば……大丈夫だよね)





由愛「は……始めまして…成宮由愛です。……由良の由に…愛宕の愛で『ゆめ』って読みます……『ゆあ』って読まれるのは…慣れてます」


えらいひと「おっけー、前向きで素晴らしい」


えらいひと「よろしい、頑張りたまえ。あと彼がこれから君の世話をするプロデューサーだ」


P「由愛ちゃん、これからよろしく」


由愛「あっ……は、はい。よ、よろしく…お願いします」





コツコツコツ


由愛(ど、どうしよう。このままじゃあ、アイドルになっちゃうよ……)


P「由愛ちゃんは覚えてるかな?」


由愛「は、は、は、はい!……えっと…何をですか?」


P「一番最初に面接した時の部屋に何人かいたでしょう。その時の一人なんだけどなぁ」


由愛「え……えっと…すみません。よ、よく覚えていなくて……」

由愛(ってことは、私がここにいるきっかけになった人なの?…じゃあ、この人に出会わなければ……私……)


P「あはは、やっぱり緊張していたかな?……でも、なんていうのかな?普通なら仮にお母さんが応募しても、あそこまではっきり言う子はいなかったから」

「それでピンって来ちゃったんだ」


由愛「え?」

(ど、どういうこと?)

P「君にはアイドルになる前提な、純粋で芯が通った強さがある。そう感じたんだ」


由愛「わ…私なんて……」


P「うん。間違いなく今は不安だろうね。あまり難しく考えないで」

「……とは無責任だし言わないけど、最初のきっかけさえ見つければ、みんな由愛ちゃんの可愛い所からわかってくれるよ」


由愛「わ、わ、わ……私……か、可愛くなんか……」


P「うん、可愛いよ」


由愛(//////)ポンッ

すまん。今メールで明日の仕事が早まったのお知らせが入ったので寝るのです


また明日

由愛(か…可愛いだなんて……ママにもあまり言われないのに、面識がない男の人に言われるだなんて……)


(でも……ちょっと嬉しいかな)


P「でも可愛いだけ、人を引き付ける魅力があるだけじゃあアイドルは続かない。それだけは肝に命じておいて」


由愛「は……はい」


P「今、由愛ちゃんに何が足りないか、まず見つけていく。それから足りない点を補うレッスンを行っていく……厳しいかもしれないけど一緒に頑張ろう」


由愛「よ…よろしくお、お願い…します」




(こうして私はアイドル候補生になりました)

……数日後


P「それじゃあ、今日からみんな一緒にアイドル候補生としてレッスンしてもらうことになる。仲間としてライバルとして、より輝きを見せられるように懸命に励んでもらいたい」


「では各自、自己紹介を」


ザワザワ


美穂「こ、小日向美穂です!趣味というわけではありませんが、ひなかぼっこが好きです。が、頑張りまひゅ!」


千枝「佐々木千枝です。趣味はお裁縫です。よろしくお願いします」


由愛「あ……えっと、成宮…由愛です。…絵を書くことが……好きです」


P「では三人は暫定的に『うららかリズム』というユニットを組みながらレッスンをしつつ、アイドル活動に励んでください」


美穂「よ、よろしくお願いします。千枝さん、由愛さん」


千枝「こちらこそよろしくお願いします……あ、お二人は年上ですし、千枝は『千枝』と呼んでくだされば……」


由愛「わ、私も…小日向さんさえよければ……由愛って…」


美穂「じゃ、じゃあ、私のことも美穂って呼んでほしいかな……千枝ちゃんに由愛ちゃん。これからよろしくね」


千枝「はいっ!」


由愛「…よろしくお願いします」

(初めてのアイドル活動、初めてのレッスン……そして初めての一人ぐらし)


(……学校に通いながらこれを一人で熟すのが私の一番の関門になるとは…)


タッタッタッ


由愛「す、すみません……遅れました」


トレーナー「また遅刻か。今月だけでもう10回を越えているぞ。……まだ生活週間が慣れないのか?」


由愛「い……いえ、そんなことは……」


(思わず否定してしまい、悩みを出せずにいる自分が恨めしかった)





(そんな訳であまり活動もうまくいかず……)


千枝「えーっ!美穂さん、もうデビューなんですか!?」


美穂「えへへっ、なにかの拍子にデビューが決定しちゃったよ」


由愛「おめでとうございます…私なんてまだまだで……」


美穂「そんなことないよ!由愛ちゃんも千枝ちゃんも、私と同じだけレッスンを受けてるから、きっとすぐにアイドルになれるよ」


千枝「そうですね。千枝、頑張ります」ブイ


美穂、由愛「まってちがう」

由愛(とにかく、思うようにスケジュールを回せない自分が恨めしかった)


(ママの期待、プロデューサーさんの期待……美穂さん、千枝ちゃんへの焦り……こういう自分が見えなくなっている時は、何か失敗をするものだった)


トレーナー「123、123、さぁ手ば上さ上げて」


グラッ


ドシーン


由愛「いたたた……」


千枝「由愛さんっ!だ、大丈夫ですか?」タタッ


トレーナー「うーん、こんな所でつっかえるとは……いや、いい。成宮!今日は帰って休め!」


由愛「え……えっと……」


トレーナー「言いたいことはわかる。だが、今のお前のままでは何も変われない。それだけは断言しておく!」


由愛「は……はい…………す、すみません。では」


(変われないって……)


トボトボトボ


トレーナー「……うーん、重傷だな。これはプロデューサーにも相談せんとな」

由愛(…………もうダメなのかな……)


(私…自信がなくなっちゃったよ……)


(ともかく、プロデューサーさんに相談を)





ケンケンゴウゴウ


由愛(……?…プロデューサーさんの声?)


専務「個性を伸ばす、大いに結構だ。しかし時計の針は待ってくれない」


P「アイドルだって人です!時間差はあります!すなわち、位相を整える必要だって」


専務「今の非効率的なやり方では成果が出るのが遅すぎる」


P「それは……私が彼女達の励振の位相に合った……バックアップをする力に欠けているからかと」


専務「……二週間だ。二週間で何も成果を出さなければ」


「成宮由愛の教育は……」


由愛(……!)


グルッ


タッタッタッ……

専務「成宮由愛の基本レッスンはストップして、即活動に入ってもらう。とりあえずL.M.B.Gという舞台がある。まずはここで実践的経験を詰んでもらおう」


「昔から言われる『実戦は訓練三日分の経験に値する』というからな」


P「……今の海自の派遣問題みたいに、彼女はいわゆる実戦に出ても精神ばかり消耗するタイプだと確信していますから、それは避けるべきです」


「ただ、私自信の問題もあります。とにかく二週間の間になんとかしましょう」


専務「うむ、君の信じるアイドルだ。期待しているぞ」


P「ありがとうございます」

パタン


千枝「あ、由愛さん。お帰りなさい。トレーナーさんが気分転換にって言ってましたが、ゆっくりできましたか?」


ぽろぽろ


千枝「由愛さん?」


由愛「……すみません…私…もう帰りますね」ぽろぽろ


千枝「え……由愛さん!?……泣いて?…どうしたんですか!!」


ダッ


千枝「由愛さん!!!」


バタン


千枝「由愛さん……最近いろいろあって、悩んでたから……もしかして」


ピッポッパッ


千枝「もしもし?佐々木です。千枝です。プロデューサーさん、今よろしかったでしょうか?」

由愛(……わかっていた)


(私なんかがアイドルだなんて……)


(プロデューサーさんにうまく言われてその気になっていただけだなんて)


(なんとなく……わかっていた)


(でも……)


(私だって……もっとうまくなって)


(もっと頑張ってみんなの前に立てるようになって……美穂さんや千枝ちゃんと一緒に)


(アイドルをやりたかった)





(…………本当に)

由愛(とりあえずもうここにはいられないかな……)


ゴソゴソゴソ


(美穂さんからもらったぬいぐるみ……)


ゴソゴソゴソ


(千枝ちゃんが作ってくれたハンカチ……)


(……みんなでピクニックにいった時のスケッチ)


ぽろぽろぽろ


(やだよう……やっぱり止めたくないよ……)


(でも……こうやって甘えているからダメなのかな……)


ぽろぽろぽろ


(涙が止まらない……)


コンコン


(えっ!?千枝ちゃん?)


P「由愛ちゃん……いるかな?」

とりあえずまた明日。

……ただいま栄光に暗雲が終わって奮迅ぐらいかな

由愛(えっ!?プロデューサー……さん?)


(ど、どうしよう……こんな泣いている顔で…とりあえず拭く物のを……)


ゴシゴシ


(でも、なんでプロデューサーさんが……はっ!)


(………やっぱり、私に引退を勧告しに……)


「は、はい……どうぞ…」


ガチャ


P「入ってもいいかな。ちょっと話があって……」


由愛「は、はい……大丈夫です……それに……も、もう覚悟はできましたから」


P「覚悟?……ひょっとしてさっきの専務との」


由愛「す、すみません……専務さんとの…お話……立ち聞きして……それで……」


P「立ち聞きはあまりよくないけど……それなら話は早い。こんなことを頼める義理はないけど」


「由愛ちゃん。君のすべてを俺に見せて欲しい」

由愛(え……?…すべて……??)


(それって……テレビとか……お話に聞いてる……体で…………お仕事……私も……?)


(や……やだよ……私、そこまでして……アイドルに……)


ビクンッ


(え……何……?……じわじわって……お腹の中から熱くなって……私の……大切なところが…)


(わ、私……か、体がほてっちゃって……何……変……背中からも…じくじく……する……)


「…………」カオマッカ

P「(いきなりは無理なのかな……ん?顔が真っ赤になって……何故に?……うん?)」


『由愛ちゃん。君のすべてを俺に見せて欲しい』


P「(って、俺は年頃の女の子になんてことを!)」


P「いや、ごめん。いきなり言われるなんてイヤだよね……ちょっと俺に付き合って欲しいんだ」


由愛「つ、付き合う……?」


(へ、変なところに……連れてかれちゃうの!?……そこで私……)


キュン


(あ……また……お腹が……なんだろう……変な感じ)


P「(ってまた……まさか付き合うを別の意味で!)」


P「えっと、つまりその……二週間だけ、俺の言うことを聞いてもらいたいんだ」


由愛「え…?……い、言うことを……聞く……」


(や……やっぱり…そういう…私……ママ…ごめんさい……あ……)


「きゅう」


バタン


P「由愛ちゃん?……由愛ちゃーん!!」

運命の恋と人は言うのでしょう





…………


由愛「…………はっ」


(ここは?……私……ベッドの上!?……嘘……もうおうちに帰れないの?)


ガチャ


由愛(!!!)


P「よかった、気がついて……ごめんね。どうやら勘違いさせたみたいで」


由愛「勘……違い……ですか?」


P「簡単に言うと、このままだとイベントばかりやるユニットに入ることになるから、そのままでは……ということで期間をもらって来たと」


「その間に由愛ちゃんの才能を伸ばして、一度大きな仕事についてもらうことになったわけ」


由愛(……そうだったんだ…よかった……え、ということは、すべて私の勘違い!?)


「え、えっと……お騒がせしました……あと……ありがとうございま…す」


ニコッ


P「」


ドキーン


P「(な、な、な、彼女は俺の担当じゃないか……ちょっとキレイで、コケットリーな感じがするからって顔を見つめないでも)」


「(そもそも13歳の女の子をコケットリーだなんて……うん、落ち着け落ち着け。こういう時は心構えの斉唱だ。一、使命の自覚。二、個人の充実。三、責任の遂行。四、規律の厳守。五、団体の強化」

由愛「あ……あの……プロデューサーさん?……だ、大丈夫ですか?」


P「あぁ、すまない。また勘違いさせるといけないから、言葉を選んでいたんだ」


由愛「でも……団結の強化って……」


P「あはは、俺と由愛ちゃんが団結しないと道を進めないからな」


P「(危ない危ない。おもいっきり口に出していたのか)」


P「それに」


由愛「それに?」


P「実際のところ、俺は由愛ちゃんの位相を掴んでいない。だからプロデュース不足で、今だに小さい仕事しか回せられていない」


由愛「位相……ですか?」


P「簡単にいえば一般の人が規則正しく生活しているなら、アイドルは乱雑に分布……好みにあった割当がある。その割当分を、俺は由愛ちゃんのを探せれていないんだ」


「……すまないと思う。だから」


ガシッ


由愛(えっ……肩を……顔も近い……男の人がこんなに……)


P「俺と一緒に幸福を掴んでもらいたい」


きゅん


由愛「!!!」

由愛(何……これ……私、プロデューサーさんが)


(すごく……欲しい……私だけの特別な…プロデューサーにしたい。そして私もPさんに……恥ずかしいけど……)


くいっ


P「ん?」


由愛「……ゆめ」


P「うん?」


由愛「……由愛って呼び捨てでいいです。そ、そのかわり、私もPさんって……」


P「わかったよ。由愛」


由愛「……はい、Pさん」

一旦終了します


あとは激浪と弔鍾か……

P「それじゃ、うららかリズムの初ライブだ。気合入れていけよ」


千枝「はいっ!佐々木千枝頑張ります!」ブイ


美穂「ち、千枝ちゃん。それは卯月ちゃんの唯一のネタだよ」


千枝「えへへ。千枝、パクっちゃいました」


由愛「ふふっ……ふふふ」


P「由愛?」


由愛「あ…だ、大丈夫です。こんな時でも…千枝ちゃんは元気だなぁ…って」


美穂「由愛ちゃんもすごいよぉ。私なんて、さっきから緊張してるのに、自分以外も見られるなんて……」


由愛「えへへ…そうでもないですよ。こんなに…胸がドキドキしてますから」タッチ


美穂「本当だ……うん、でも大丈夫。みんないっぱいレッスンしてきたから……ねっ」


由愛、千枝「「はいっ!」」


ホンバンハイリマース


P「よしっ!とびっきりの笑顔で、ファンのハートを取ってこい!!」


千枝「プロデューサーさん……はいっ!」


美穂「プロデューサーさんは、しっかり私達の姿を見てて下さいね」


由愛「Pさん…私、逃げません」


P「よしっ!」


千枝、美穂((Pさん?))

ワーワーワー


美穂「みなさーん!こんにちわー!」


コンニチワー


千枝「今日はうららかリズムのライブに来て下さってありがとうございます」


由愛「ふ…ファン皆さんに、笑顔を届けられるよう、が…頑張ります」


千枝「それでは文殊の『千枝』で」


美穂「ほほえ『美穂』しいな」


由愛「なんとか『成宮』!」


ワーワーワー


三人「聞いてください、私たちの歌を」

………………
…………
……


ワーワーワー


タッタッタッ


P「みんな、お疲れさま。いいライブだったぞ」


美穂「はぁはぁ、あ…ありがとうございます」


千枝「千枝、ちゃんとできていましたか?」


P「うん、ちゃんとレッスンの成果が出ているぞ。悩んでいた、腕の振付もバッチリだったしな」ナデナデ


千枝「えへへー」


美穂「むー」


由愛「あ…あの、Pさん……」


P「由愛も頑張ったな。昔なら中盤辺りでよく歌が詰まって……」


由愛「も、もう…それは言わないでください」ポカポカ


P「ははは、痛くないぞう」ポカポカ


由愛「むぅー」ポカポカ


美穂(……なんか、由愛ちゃんとPさんを見てると)


千枝(……もやもやします。どうしたんだろう。千枝、病気かな?)





?「ほー」

……数日後


トレーナー「はいっ、そこをターンだ」


由愛「はいっ」クルッ


千枝「ほぇー」


トレーナー「よし、大分うまくなったな。これなら、次の課題も問題ない」


由愛「あ、ありがとうございます」


千枝「由愛さん、すごいです!千枝、まだあの振付できないのに」


由愛「そ、そんなことないよ…千枝ちゃんだって手の動きをPさんに褒められていたし……」


千枝(ズキッ)


(また……あの痛み)


「えへへ、プロデューサーさんも褒めてくれますから、千枝頑張っちゃいます」


トレーナー「よし、なら佐々木は追加レッスンだな。今日こそターンを成功させてみろ」


千枝「あ、はいっ!」


トレーナー「成宮はいいぞ。たしか、ボイスレッスンが控えているだろう」


由愛「あ、はい。ありがとうございました!」


トレーナー「うむ」


バタン


トレーナー「……Pさんか。熱に浮かれてないといいが」


千枝「え!?由愛さん、病気なんですか!?」


トレーナー「違う……といいたいが、まぁ近いな。『お医者様でも草津の湯でも直らない』という病気だ」


「……恋という名のな」





千枝「恋……」

…………
……

由愛「♪らー、ららるぅー、らりらー」


マストレ「うむ、まだ…ちと足らんな」


ベテラン「でも、これなら間に合うでしょ」


マストレ「よし、成宮。今日はもういいぞ。次回から課題をつけていく」


由愛「か…課題……ですか?」


マストレ「なんだ、プロデューサーから聞いていないのか?小日向や佐々木みたいなソロの話を」


由愛「わ、私が……」


ベテラン「その様子なら聞いていなかったみたいだな。ま、次回以降はその準備だ。しっかりかかっていけ」


由愛「はっ、はい!」


マストレ「プロデューサーも、成宮がソロデビューできるように手回しして我々に直接頼み込んできたぐらいだからな。ま、これなら大丈夫だろう」


由愛「Pさんが……」ボー


マス、ベテ((んー?))


ベテラン「ま、まぁ、今日は気をつけて帰るように」


由愛「は、はいっ」


バタン


ベテラン「姉さん……」


マストレ「うむ、プロデューサーの方も確認しておくか」

由愛「うふふ……Pさんが……そんな……えへへ」


ノー……


由愛「うふふ……」


ユメドノー


由愛「えへへ……」


?「由愛殿ー」ポン


由愛「は、はいっ!……えっと」アセアセ


芳乃「少しお時間の方、よろしくてー?」





由愛「依田さん……?」

長いこと間を開けて申し訳ありません

…………
……


イラッシャイマセー ゴチュウモンハー


芳乃「ほー、玄米茶に乾麺麭も合うのでしてー」ポリポリ


由愛「あ、あの…依田さんは」


芳乃「芳乃でしてー」


由愛「あ…あの」


芳乃「芳乃でしてー」ニッコリ


由愛「え…えと、芳乃さんは私に何か…」


芳乃「由愛殿はー、今は幸せでしてー?」


由愛「幸せ…ですか?」


芳乃「左様ー。アイドルとしての幸せと、人としての幸せがありますがー、私には由愛殿に両方感じられたのでしてー」


由愛(幸せ…アイドルなら今、いっぱいキラキラした仕事ができるし、プロデューサーさんや美穂さんに千枝ちゃんと一緒にやってて楽しいし)


芳乃「」ニコニコ


由愛(私として…はどうかな?…ようやく寮生活や学校も慣れて)


芳乃「由愛殿はー、彼の方をどう思いましてー?」


由愛「…彼の方ですか?」


芳乃「プロデューサー殿のことでしてー」


由愛「!!!(///)」

由愛「え……っと」


(そ…そんな、私、Pさんのことを考えただけで…キュンってきちゃうなんて…)


(でも私なんて…恥ずかしがりやだし…まだまだ男の人とちゃんと話せないし…ダメダメだし…)


(でも…私だって、私だって…)


(Pさんのことが……?!)


「え……え…!?」


(好き…なの……?…私が?)


「えっと……あの……(///)」


(Pさんを」


「……好き」

芳乃「やっと言霊にできましてー」


由愛「…まって……えっと…私が…わたしが……(///)」


芳乃「大丈夫でしてー。私は秘密厳守がもっとーですのでー」


由愛「えっ…は、はい。ありがとうございます…」


芳乃「してー、言葉にして確信を持つことができたとは思いますがー」


「それは彼の方のプロデューサーとしての能力に惚れたのか、人なりに惚れたのかわかりますか?」


由愛(っ!!…よ、芳乃さんが普通に喋って)


芳乃「私のことはいいのです。今は由愛殿のことを知りたいのでして」ズイッ


由愛「え、えっと…」


(ど、どういうこと?私とPさんとの……もしかしてアイドルだから恋愛禁止とか?)ビクビク


芳乃「いえ、そうではありません。私は、これからの由愛殿の心配をしているのでして」


由愛「し……心配?」


芳乃「……せっかくアイドルとしてステージに立てたのに、その…無念のままいなくなった方が大勢おりますので……」


「私としては、そのような世の中の不祥事に合い、寂しい思いをされるぐらいでしたら、想いもすっぱり切ろうと」





由愛「ダメっ!!」

由愛「私は……」


「私は……私は…」





「Pさんのことが好きです!!」


「Pさんの全部が、Pさんのすること、仕草、みんなみんな好きです!!」


「だから……だから…そんなことしないで下さい……」


芳乃「」ポカーン


由愛「」ハッ

由愛「あ……」


(ど、どうしよう…芳乃さん相手にこんな…強い口調でなんて…)


(呆れちゃった…それとも、嫌われちゃったかな?…せっかく…アドバイスしてくれて)


芳乃「そのような心配は御無用でしてー」


由愛「芳乃さん…」


芳乃「二度、由愛殿の口からあつーい想いを承りましたー。依田は芳乃の名かけて、これは叶える案件と判断しましたー」


由愛「えっと…」


芳乃「ご心配なくー。由愛殿はゆっくりとその想いを育んでくださいませー」


「それではー」





「あ」


由愛「」ビクッ


(何かな?まだ…何か……)


芳乃「そうでしたー。由愛殿のお年ではー、やや子には早いのでこれをー」ポフ


由愛「ん?」


突撃一番「やぁ」





由愛「!!(/////////)」

由愛(そう言って、芳乃さんは帰っていきました…)


(おみやげに乾麺麭と…………明るい家族計画を残して(///))


(……何だったんだろう…以前に何か芳乃さんの身の上にあったのかな?)


(じゃないと、普段会わない私にアドバイスだなんて…)


「そういえば…私、思っていることを口にしてたのかなぁ?」

芳乃「……」


?「芳乃ちゃん、あまり歴史介入はいけませんよ」


芳乃「しかし、見ておれませんのでー」


?「本来なら四年後のことですか……介入で変わってしまいましたから、どうやら二年後になりそうですね……」


芳乃「それまで皆が幸せならー」

芳乃「ではー」





よ し の ん ぱ わ ー 解 放





…………
……


トレーナー「プロデューサー。ちょっと話があるんだが」


マストレ「偶然だな、私もだ」


ベテラン「何、時間は取らせないさ」


P「え?……何かアイドル達にまずいことでも?」


トレーナー「まずいといったらまずいことだな」


マストレ「そしてプロデューサー、君にも関わっているんだが」


ベテラン「心辺りはあるだろう。いや、ないとは言わせないさ」


P「えっと……(今の担当が美穂に千枝に……はっ)


「……由愛のことですか?」


トレーナー「わかっているじゃないか」

トレーナー「わかっているとは思うが」


P「……はい。由愛は大切なアイドルですので」


マストレ「いや、そうじゃない……おそらく君と成宮は心惹かれあっている」


ベテラン「しかし、考えてみろ。成宮まだ13歳。まだまだ親にも甘えたい年頃だ。もしかすると君にも……酷な言い方だが」


「心に足りていない、何かの代理としていただけかもしれん」


P(足りない何か……)


トレーナー「それに対して、君が本気になってしまった可能性もある。……だから、少し距離を置いてみたらどうだ?」


P(俺である必要はないのか……)


(なら……今は)





「わかりました……」


(うかつだった……俺が舞い上がっていると、由愛まで迷惑をかけてしまう)


(由愛の…彼女のアイドルとしてのステージはこれからなんだ……)


(俺の身勝手で潰してはいけない……だから)





(大切にしていきたいと思った女の子だからこそ……プロデューサーとアイドルのケジメをつけないと)

P「……本日でプロデューサーを辞めさせていただきます」


姉妹「「「っ!?」」」





P(これで……これでいいんだ)

激浪終了……あとは弔鐘っと、頑張ります





ちなみに二年とか四年のヒント


由愛はただいま13歳。そして妊娠には10月10日かかります……そして結婚できるのは?

P「……自分なりのケジメです。もちろん今直ぐは彼女達に迷惑をかけるだけなので無理です。さしあたって後任が見つかるまでということで」


「それに、このままでは由愛ばかりに気を取られて……せっかく全力でやって来たアイドル活動を、自分のせいで美穂や千枝に嫌な思いをさせてしまうのは……」


トレーナー「だからって……」


マストレ「よし、とりあえずプロデューサーの後任が見つかるまで継続。もちろん彼女達の指導が偏らないように、我々も全力でサポートを尽くさせてもらう」


ベテラン「もちろんその間に気が変わるようなら……」


P(たしかに気掛かりなのは彼女達のこれから……元はといえば俺のせいで…でも、一人を本気で好きになってしまった俺には資格が……)


「わかりました。ありがとうございます。あとこんなことになってしまい、申し訳ありま





「だ、ダメッ!」

……少し前


美穂「今日はレッスンと……」


タッタッタッ


千枝「こんにちは、美穂さんっ」


美穂「あ、千枝ちゃん。久しぶりだね」


千枝「はいっ!この間の……コンサート以来……」


美穂「うん……そうだね……」





千枝「もしかして……美穂さん‘も’でしたか?」


美穂「そっか……千枝ちゃん‘も’だったんだ……」


千枝「でも……由愛さん、とっても嬉しそうでしたから…」


美穂「うん……プロデューサーさんも…見たことがないぐらいの笑顔だったし……」


千枝「本当に好きな人を想う気持ち……」


美穂「……ダメです。これじゃあ、ファンのみんなに見せられない顔になっちゃいます」


千枝「はい……初恋って実らないんですね」


美穂「じゃあ、私はレッスンだから」


ワイワイガヤガヤ


千枝「あれ?レッスン場にトレーナーさん達とプロデューサーさんがいますね?」


美穂「……みんな深刻そうな顔をしているけど……私たちのことかな?」

…………


美穂「由愛ちゃんのことがそんなに問題になっていたなんて……」


千枝「やっぱりプロデューサーさんは……」


…………


美穂「え!ぷ、プロデューサーさん!?」


千枝「や、辞めるのですか!?」


…………


美穂「そんな……そんな……」


千枝「せっかくみんなで……」


美穂「…………」


千枝「美穂さん?」


美穂「ダメ……ダメだよ……」


…………


バタン


美穂「だ、ダメっ!」

美穂「ダメですっ!プロデューサーさんが辞めるだなんて……え……」


P「」ポカーン


トレーナーさん達「」ポカーン


美穂「」カァァァ


千枝「あ、あの……美穂さん?」





美穂「穴掘って埋まってきます!!」ザクザク


P「やめろぉ!それは他社のアイドルのネタだぁ!!!」

………………
…………
……


美穂(ま、まともに顔をあげられませんっ!)


ベテラン「で、聞いてしまったわけなんだな」


千枝「は、はいっ……でも、プロデューサーさんは辞める必要なんて」


P「……お前達には悪いと思っている。だか、元はといえば俺が……由愛に本気になってしまったのが原因だ」


「合わす顔がないとはいえ、二人にこれ以上の不義理を働きたくないし、皆にはまだアイドルを続けて欲しい。となれば俺が……」


千枝「そんな……そんな理由でプロデューサーを辞めるんですか?」


マストレ「そんな理由っておい」


千枝「おかしいです!由愛さんを好きになってるのに、大切な人なのに……その大切な人から自分から離れるだなんて!!」

由愛「えっと…今日は」


ケンケンガクガク


由愛「Pさんに千枝ちゃん?」





千枝「千枝もプロデューサーさんを見ていましたから、由愛さんがプロデューサーさんにとって一番幸せになって欲しい大切な人だって知ってます!」


トレーナー(ん?)


美穂「そ、そうです!二人の気持ちを私たちが知らないとでも思っていたんですか?」


P「……すまん。な、なら、余計に」


千枝「ダメです、許しません」


美穂「大切な…好きな人の笑顔すら守れないプロデューサーさんを辞めさせるわけにはいけません」


P「……」


千枝「もし、このままじゃいけないんって思うんだったら、千枝達を」


美穂「私たちをトップアイドルにして」


二人「さらに今より由愛さん(ちゃん)を幸せにしないと絶対に辞めさせません!」





由愛(……)クルリ

千枝「だから……だから……」ポロポロ


美穂「辞めるだなんて……言わないで」グスッ


P「……本当にわかっていなかったのは俺の方だったのか」


ポン


マストレ「さぁ、ここまでみんなの想いを聞いて君はどうしたい?」


P「俺は……」


ベテラン「何がプロデューサーとして正しいかではなく、一人の人として何をすべきかだな」


P「……そうですね。その通りです」


トレーナー「まぁ、あまり目立つ行為は控えて欲しいがな」


千枝「行ってください…由愛さんにプロデューサーの想いを」


美穂「女の子を待たせるのは感心できませんよ…待っている間に萎んじゃうかもしれませんから」


P「すまん!」ダッシュ


タッタッタッタッ





マストレ「行ったか……まったく」


ベテラン「まぁ、二人が回りすべてから祝福されるようになるまでも大変なんだがな」


トレーナー「それより……」





千枝「美穂さん……千枝…千枝……」グスッ


美穂「千枝ちゃん……大丈夫。もう大丈夫だから」グスッ





(*>△<)<ナーンナーンっっ

今日はここまで。ちょうど紀伊、愛宕、駿河、武蔵が沈んだ辺りですかね

なんとか今週中に大和沈没まで終わらせたいです

タッタッタッタッ


トレーナー「ん?」


バタン


トレーナー「あの後ろ姿は……」


ベテラン「もしかして……聞かれていた!?」


P「今のを由愛に……?」


千枝「プロデューサーさんっ!!」ズイッ


P「はっ、はい!」ビクッ


千枝「由愛さんを…由愛さんを追い掛けてください!」


P「……しかし」


美穂「しかしもかかしもありません!…今、追い掛けないと……由愛ちゃんだって、いつまでも待っててはくれなくなってしまいます」


マストレ「今はできることからやっていけばいい…」


ベテラン「プロデューサーたる君がここで立ち止まってどうする」


P「……ありがとう……ありがとうございます」


「いってきます!!」バタン





トレーナー「……ようやく行きましたね」


マストレ「薦めておいてなんだが、いい年した男が中学生を……」


ちひろ「まぁ、そこから先は彼にお任せしましょう」にゅっ


芳乃「彼の者とてー、今は止まらないのでしてー」


美穂「わわわ、ちひろさんに芳乃ちゃん?」

芳乃「ではー、最後に一押しをー」


ちひろ「はい、エナジードリンクです」


カポッ


ゴクッ


芳乃「ほー!」


「ではー、参りましてー」





え な ん ざ む !


よ し の ん ぱ わ ぁ ふ る ば ぁ す と !

由愛「……」


『千枝もプロデューサーさんを見ていましたから、由愛さんがプロデューサーさんにとって一番幸せになって欲しい大切な人だって知ってます!』


由愛「千枝ちゃん…」


『そ、そうです!二人の気持ちを私たちが知らないとでも思っていたんですか?』


由愛「美穂さん…」


「…ごめんなさい……ごめんなさい……ごめんなさい」エグッ


「私だけ……Pさんに……」


「みんながPさんを好きって……知らないわけじゃなかった……」


「やっぱり……」


「罰が当たったんだね……やっぱりアイドルなんて……」グスッ


「でも……」





「好き…………大好きです……私、成宮由愛は…Pさんが大好きなんです……」グスッ





「うわぁぁぁぁん!」

タッタッタッタッ


バタン


P「由愛っ!」


由愛「ぴ、Pさんっ!?…どうして……千枝ちゃんと美穂さんは?」


P「話があるんだ」


由愛「っ!!……だ、駄目です…私は……プロデューサーさんを好きになってしまったから……好きで好きで仕方がないから」


「アイドルを続ける資格がないから……もうみんなに……Pさんにも……」


(でも……好きなのは諦めt)


P「俺は……俺はお前のことが……かもしれん」


由愛「…………えっ!」


P「お前が!成宮由愛が好きだ!」


由愛「……えっ……私を…Pさんが私を」


(好き?)



(えっ……と)へなへな

ガクリ


ペタン


P「おっ、おい!大丈夫か!!」


由愛「あ、あの、今…悪いことが起きるぐらい……嬉しいことが…あったんで……」


P「す、すまん。お前の意見を聞いていたら、多分前に進めないと思って……」


「いや、お前がイヤって言う」


由愛「そんなわけありませんっ!!」


P「うおっ!」キーン


由愛「あ……あの…ごめんなさい」

由愛「私も……」


(……自分がこんなに)


「私も…Pさんのことが好きです」


(欲張りだなんて)


「…千枝ちゃんや美穂さんにも負けたくありません」


(初めて知った)


「Pさんを独り占めしたいです」


(もう止まらない)



「だから……」


(この感情……この想い……)


「キスして…ください」

……途中ですがここの18禁のラインってどれぐらいでしたっけ?


脱がしてじらして入れるまでおけでしたか?


(以前は入れて動いたのでちょっと)

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