桑田「あ～あ、今日はトコトンツイてねぇーや、異常な程に」

桑田「石丸には説教喰らわせられるし、葉隠の借金取りの逃走劇に巻き込まれるし……」

桑田「挙句には舞園ちゃんにはフラれるし……」

桑田「今日は寮で大人しくするかぁ……」

江ノ島「そんな桑田くんに朗報だよ！」ﾋｮｺｯ

桑田「うわぁっ!!? なんだ、江ノ島かよ……」

江ノ島「桑田くん、最近ツイていないでしょ?」ｳﾌﾟﾌﾟﾌﾟﾌﾟ

桑田「それがどうかしたのか? 別にお前には関係ねぇーだろ」

江ノ島「人生も恋も上手く逝かない君の為に、素敵なプレゼントだよ♪」ｼﾞｬｼﾞｬｰﾝ

桑田「……何だコレ?」

江ノ島「その名も、『ラッキースケベから熱愛に落ちる幸運な薬』だよ」

桑田「そのまんまじゃねーか!!」

桑田「要するに媚薬みたいなモンだろ」

江ノ島「そうだよ、飲んだら目の前の人と強烈な性的関係に堕ちるロマンスな展開になるんだよ」ｳﾌﾟﾌﾟﾌﾟﾌﾟ

江ノ島「どう? 取り合えず飲んでみたら?」

桑田「いや、いきなり飲めって迫られても……」

江ノ島「おぉっと、その前に私様は一先、退散させてもらいますよ! 桑田くんとセフレ関係になるのはゴメンですので」

江ノ島「じゃっ、後はガンバッテネー☆」ｽﾀﾀﾀﾀ

桑田「おっ、おい!! コレどうするんだよ!!」

桑田「クソッ、江ノ島のヤツ……変なもん押し付けやがって」

桑田「つか、コレ飲んだ後、一体なにがどうなってエロエロ展開になるんだよっ」

桑田「……………………」

桑田「どうしよう、舞園ちゃんとあんなことやこんなことな関係になったら……」

桑田「イカンイカン!! 正気に戻れ桑田怜恩!! かえって江ノ島の思うままだぞ!!」

桑田「だけど……舞園ちゃんと良い関係になるのはなー……」

桑田「……よしっ! 明日、舞園ちゃんに気づかれないように、この薬を飲ませよう」

桑田「そして、俺と舞園ちゃんでラブラブセックスが……!」ｸﾞﾌﾌﾌﾌ

　――― 次の日

桑田「おーい!

舞園「あっ、今日も午後からのお仕事が忙しいので、デートとかはちょっと……」

桑田「いやいやそうじゃなくて、今日は食堂なんだよな。だったら、一緒にどうかなーって?」

舞園「そうですか、ちょうど苗木くん達も誘っているんです。皆で食べた方が美味しいですから」ﾆｺｯ

桑田「…あ、アハハ。そうだよね、苗木達も一緒かー……」

桑田(ッチ、まぁ良いや。どうせ薬入れんの舞園のコップだけだし……)

桑田(それよりもどうやって飲ませようか……。大人数で来られたら困るぞオイ)


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奇数(1・3・5・7・9)…石丸がいる
偶数(0・2・4・6・8)…大和田がいる
ゾロ目二人共いる