千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!!!!」【安価】 (672)

そろそろ終わります。
長くてごめんなさい。
赦してください。

過去スレ
千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!」【安価】(HTML化済み)
千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!」【安価】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1472661733/)

千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!」【安価】(HTML化済み)
千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!」【安価】 - SSまとめ速報
(https://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1478745922/)

千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!」【安価】(HTML化済み)
千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1485706103/)

千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!!」【安価】(HTML化済み)
千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/i/read/news4ssnip/1493778343/)

千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!!!」【安価】
千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!!!」【安価】 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1500978026/)



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508753190


???「悪いけど……」

フーパ「キシシッ♪」

???「もう決まってるんよ。物語のエンディングはね」

Aqours「!!!!!」



ドゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!



フーパ「そーっ、れっ!!♪」キン

ヴン――――!

ゴオオオオオオオオオオオ……………………

フーパ「うりゃあっ!!♪」キン

ヴン――――!

ゴオオオオオオオオオオオ――――――――!



ネクロズマ(ウツロイド)「なに……!!!」

ゴオオオオオオオオオオオ――――――――!

ネクロズマ(ウツロイド)「ぐっ……!!!」



???「♪」

フーパ「キシシッ♪」

千歌「……!!!」

???「……♪」クルッ

梨子「あなたは……!!」



希「よく頑張ったね……みんな♪」ニコッ


千歌「希さん!!!フーパ!!!」

フーパ「キシシッ♪みんな、偉いっ♪」

希「うん。本当に」ナデナデ

千歌「……!!」

ルビィ「今の……!!」

果南「フーパのリングを使って……ネクロズマの攻撃を返した……!!?」

ダイヤ「さすが……エスパータイプを極めたトレーナー……!!」

梨子「……………………!!!」

梨子(待って……。今……なにが起きたの……?私たちは確かに……ネクロズマのレーザーで……)



ゴオオオオオオオオオオオ――――――――!



梨子(錯覚……いや、そんなはず……。なに……この違和感……)

善子「……………………!?」

梨子「……………………」

梨子(違和感を感じてるのは……私とよっちゃん……。キズナ現象の発現で感覚が鋭敏になってる私たちだけ……。ということは、千歌ちゃんも感じてるはず……。なんなの……?まるで……時間が戻ったみたい……)

希「……………………」

梨子「……………………!?」

希「……………………」

ポンッ

梨子「!!」

希「今だけは、うちを信じて」ボソッ

梨子「……………………!!」

希「……お願い」ニコッ


梨子「……………………」

希「クレセリア」スッ

クレセリア「リィア」

希「つきのひかり」

クレセリア「レエアアアアアア――――――――!!!」パアアアアアアアア……

コォォォォォォォ……

理亞「……!!」

聖良「これは……つきのひかり……!!」

果南「自己再生技を相手に……しかもここにいる全員に……」

善子「力に淀みがない……。それに、その使い方が異様なまでに巧い……」

ルビィ「……!!」グッ……グッ……

鞠莉「力が……みなぎってくる……!!」

希「さあ、みんな♪まだ立てるやろ♪」

千歌「!!」

グググ……

真姫「っつ……!!」

絵里「……っ!!」

花丸「!!!///」

穂乃果「……っ」ググ……

千歌「穂乃果さん……みなさん……!!!」


海未「……っ、助かりました……希……」ググ……

にこ「ったく……遅いのよ……」ググ……

ニンフィア「フィーア……」

希「ゴメンゴメン♪遅れた分は、しっかり働くから♪」

凛「当然……。でないと凛、怒っちゃうにゃ……」ググ……

ルカリオ「オオ……」

花陽「私もぷんぷんです……っ」ググ……

ことり「アハハ……。でも、これで……」

穂乃果「うん……。九人……揃った……!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「たかだか戦力が増えた程度で……なにを意気がる。この勢力を見て……まだ笑みを浮かべられるか」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

マッシブーン【――――――――】ゴオオ……!

デンジュモク【――――――――】ゴオオ……!

アクジキング【――――――――】ゴオオ……!

フェローチェ【――――――――】ゴオオ……!

カミツルギ【――――――――】ゴオオ……!

テッカグヤ【――――――――】ゴオオ……!



曜「さっきよりも数が……!!」

ダイヤ「地上を覆い尽くさんとばかりですわ……!!」

善子「戦力がどうこうの話じゃない……!!数で押し切られたら……!!」

ポンッ

善子「!!」

希「終わりじゃない。ここにいるのは……何よりも強い絆で結ばれたメンバー。うちが大好きな……最強の九人よ」


絵里「嬉しいこと言ってくれるけどね……」

真姫「体力が戻ったっていっても全快じゃない。どれだけのウルトラビーストが出てくるかもわからないのに……あやふやに戦っても勝ち目があるとは……」

ムニュッ

真姫「ヴェエエッ!!?//////」

希「そんなこと言うとわしわしするよ~っ♪」モニュモニュ

真姫「ちょっ!!///希……んんっ///」ビクッ

ルビィ「ほわぁ……///」

ダイヤ「見てはいけません」サッ

希「らしくないやん。ここに九人揃ったんだよ?奇跡は起きた……ううん。みんなで奇跡を起こしたんよ」

海未「みんなで……」

花陽「奇跡を……?」

千歌「……!!」

希「……♪」スッ

真姫「うぅ……//////」

希「……奇跡は神様の啓示じゃない。人の……生きようとする命の炎の煌めき。未来を信じ、夢を叶えようとする意志。それが集まったとき……見たこともないような輝きが生まれる。人は……それを奇跡と呼ぶの」

千歌「私たちの意志……」

希「……♪」



ネクロズマ(ウツロイド)「あまりにも脆弱で不明瞭だ。それにしか縋れぬ哀れな者供よ」



希「哀れでも……愚かでもない。ずいぶん口が過ぎるけど……覚悟した方がいいよ」ニコッ

フーパ「キシシッ♪」

希「もう……好きにはさせないから」


ネクロズマ(ウツロイド)「減らず口は聞き飽きた。希望があるなというのならば……見せてみろ」スッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ネクロズマ(ウツロイド)「やれ」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ――――――――!



花丸「来た……!!!」

聖良「あんなに一度に……!!!」

理亞「っ!!!」

穂乃果「……!!!」

希「大丈夫♪」

穂乃果「希ちゃん……!!!」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ――――――――!



希「うちらにはいるやろ……♪……仲間が♪」




???「タブンネ、じゅうりょく――――――――!!!!!」

タブンネ「ターブンネーッ!!!」

ズズズズ……

ズシャァァァァァァァァァァァァァ――――――――!



千歌「!!!?」



ズシン!

ズシャアッ!

ズガァア――――ッ!

ネクロズマ(ウツロイド)「なん……だと……」



海未「ウルトラビーストの大半を……押し潰した……!!?」

ことり「これ……!!こんなことが出来るのは……!!」

絵里「……っ、あの人たちしかいないじゃない……!!」ブルッ

真姫「まったく……憎らしいんだから……!! 」

にこ「まさか……!!//////」

花陽「まさか!!!//////」


レシラム「シュラァァァァァァァ――――――――!!!!!」



鞠莉「レシラム……!!」

花丸「レシラムの背中に……誰か……!!」

梨子「!!!」

千歌「……!!!」



???「しっかりしろ」



海未「!!!」



???「そんなんじゃ、最強の肩書きが泣いちゃうわよ?♪」



ことり「……はいっ!!」



???「仮にも私たちの上に立つんだから……」

トンッ

スタッ……

ツバサ「不甲斐ない姿は見たくないわね。穂乃果さん」クスッ

穂乃果「ツバサさん……!!!」


千歌「ツバサさん……!!」

梨子「英玲奈さんに……あんじゅさんも……!!」

聖良「現四天王……A-RISE……!!」

鞠莉「Why……なんで……。あのとき……私が……」

ツバサ「子どものじゃれつくで、ひんしになるような私たちじゃないってことよ」ニコッ

希「……………………」

あんじゅ「クスクス、大変なことになってるわね♪見渡す限り……空を覆う敵の群れ……♪」

英玲奈「凄まじいじゃないか」

海未「皆さんがもう少し早く来てくれていたら、少しは戦況も変わっていたと思うのですが」

英玲奈「そう言うな」クスリ

ツバサ「遅れるに見合ったものは、手にいれてきたつもりだから」

キラン……

善子「……?」

千歌「……黒い……Zリング……?」


ツバサ「現在アローラで流通しているZリング……そのパワーアップ版ってところね」

千歌「新しいZリング……」

梨子「なんでツバサさんたちがそれを……?」

ツバサ「細かいことはいいわ。それがあれば、あなたは今までよりも強くなれる」

千歌「でも……Zリングだけじゃ……。キーストーンが無いと私……」

希「……こればかりは賭けになるけど」ゴソゴソ……スッ

千歌「?」

絵里「それは……」

海未「もしや、キーストーンの……?」

希「そう。キーストーンとして精製される前の原石」

ルビィ「なんで原石を……?」

希「普通のキーストーンじゃ、千歌ちゃんが発する膨大なエネルギーに耐えきれなくて一瞬で砕け散る。そうしないために……千歌ちゃんが自分で創るしかない。千歌ちゃんの力で、この原石をキーストーンにする。自分の力を凝縮した……世界に一つだけのキーストーンを」

千歌「私が自分で……」



真姫「って、そんな悠長なことしてられるの?」

あんじゅ「そのための私たちでしょ♪」カチッ ポンッ

ゲンガー「ゲガガガガ♪」

英玲奈「露払いは任せてくれ。一体残らず薙ぎ倒す」カチッ ポンッ

メタグロス「グロォス!!!」

ツバサ「というわけで……私たちはこの溢れ返ったウルトラビーストたちと戦うけど。あなたたちはどうするの?」クスッ

穂乃果「……!!」

ツバサ「未来を切り開こうとしている子どもたちがいるのに、あなたたちが黙ってる……そんなはずないでしょ?♪あなたたちは…………誰?」ニコリ

穂乃果「……………………!!!」

希「……………………」


穂乃果「私たちは……っ!!」クルッ

ことり「……………………」

穂乃果「……っ!!みんな!!!」

ことり「心配しなくてもいいよ、穂乃果ちゃん♪」

穂乃果「!!」

海未「なにを今さら……。どれだけ長い付き合いだと思っているのです」

真姫「腐れ縁もいいところじゃない。それに、私たちが誰かなんて」

凛「うんっ♪そんなの決まってるにゃっ♪」

花陽「ちゃんと……わかってるよ」ニコッ

にこ「あんたがどうしたいか……。私たちがどうするべきか……ね」

希「だって……仲間だから」ニコリ

絵里「いいわよ、穂乃果」

穂乃果「みんな……」

絵里「私たちはみんな、あなたの笑顔と勇気に引っ張られてここまで来た。あなたが私たちに見たことのない世界を見せてくれた。あなたが選んだ道が正解だって……そう信じてるわ」

ことり「うんっ♪」

海未「はいっ!」

真姫「ええっ!」

凛「にゃあっ♪」

花陽「うん!」

にこ「ふんっ♪」

希「うん……♪」

穂乃果「……………………」

グッ……

穂乃果「わかった!!」


千歌「……………………」

穂乃果「千歌ちゃん」

千歌「っ、はい!」

穂乃果「まだ……戦う気はあるよね」

千歌「……?」

穂乃果「みんなも」

梨子「……!!」

曜「……!!」

千歌「……………………!!」

穂乃果「どうなの?」

千歌「……っ!!!そんなの……!!!」

Aqours「決まってる!!!!!」

ツバサ「♪」

穂乃果「……………………だよね♪」ニコッ


穂乃果「千歌ちゃん。手、出して」

千歌「?」スッ……

ギュッ……

千歌「……!!」

穂乃果「千歌ちゃん。みんな。これから先の未来を……本気で生きようって覚悟があるなら……」

パアアアアアアアア……

千歌「……!!この光……!!」

善子「光の……キズナ現象……!!私がリリーにやったのと同じことを……!!」

パアアアアアアアア……

千歌「あったかい……///」

穂乃果「私たちはその本気に応える。私たちが……みんなのために道を作る。だから……」

パアアアアアアアア……

――――シュウン

千歌「……!!」

穂乃果「みんなが……みんなの力で未来を作って」

千歌「穂乃果さん……」

穂乃果「千歌ちゃん。千歌ちゃんの夢は……なに?」

千歌「私の夢……」

穂乃果「♪」

千歌「……私の夢は、変わらない!!」

曜「うん!!」

梨子「そうよね!!」

千歌「夢は……ポケモンマスターになることです!!!」

穂乃果「……にししっ♪じゃあ、勝って前に進まなきゃねっ!!」ポンッ

スタスタ……

スタスタ……

スタスタ……

穂乃果「さあ、行くよ……みんな!!!」

リザードン「リザッ!!!」


絵里「何年ぶり……かしらね♪」

メガユキノオー「オォグ!!!」

ことり「ことり……今スッゴくドキドキしてる♪」

トルネロス「ネェアッ!!!」

花陽「また……みんなと……!!ううっ!!///」

メブキジカ「ジアッ!!!」

凛「テンション上っがるにゃーっ!!!」

ルカリオ「オオオッ!!!」

海未「久しぶりです……この高陽感……!!なんでも出来ると信じていた全能感も!!」

メガラティオス「ティオッ!!!」

にこ「ったく……まさかこんな日が来るなんてね……」

真姫「信じられないわよね。……けど、私たちみんなが……このときを待ち望んでた。そうでしょ?」

にこ「真姫……」

真姫「フフっ♪ほら、ボヤボヤしてると置いてくわよ。宇宙No.1アイドルさん?♪」

ギャロップ「ロォプ!!!」

にこ「フン♪言ってくれるじゃない……!私を本気にさせたらどうなるか……覚悟しなさいよ!!♪」

ニンフィア「フィアーッ!!!」

希「……………………」ツウッ

絵里「希……?」

海未「泣いているんですか?」

希「……アッハハ。なんか……涙が出てきた……。喜びとか……ドキドキとか……嬉しい気持ちでいっぱいなのに……」

フーパ「希……」ナデナデ

真姫「まったく……めんどくさい人」

にこ「気持ちはみんな一緒よ」

希「……っ」ゴシゴシ

にこ「そんなんじゃあ~♪にこが目立ってすぐ終わっちゃうよぉ~♪」

真姫「キモチワルイ」カミノケクルクル

にこ「ぬぁんでよ!!!」ムキー!

希「プッ、アハハ♪そうやね……うちも目立ちまくらんとね……♪」


千歌「……!!!」

ツバサ「さあ、刻は来たわ!!」

あんじゅ「リーグと違って今は敵同士じゃない!!」

英玲奈「我々は一つ!!!」

穂乃果「私たちは……」


穂乃果『やろうよ!!ポケモントレーナー!!』



ことり『穂乃果ちゃんと一緒なら♪』



海未『私がついていないと、あなたは無茶ばかりするでしょう』クスッ



真姫『そんな腕で私に勝てると思ってるの?イミワカンナイ』



凛『エヘヘッ♪凛はポケモンが大好きなんだ♪』



花陽『わっ、私でも……ポケモントレーナー……な、なれますか……?』



にこ『あんたたちはポケモントレーナーを冒涜してるのよ!!』



希『やってみればええやん。特に理由なんて必要ない。やりたいからやってみる。本当にやりたいことって、そんな感じに始まるんやない?』



絵里『私だって、好きなことだけやって、それだけで何とかなるんだったらそうしたいわよ!!』


穂乃果「……………………」

絵里「穂乃果」スッ

穂乃果「!!」

花陽「やっぱり……♪」スッ

にこ「私たちの始まりは……♪」スッ

海未「"これ"でしょう?」ニコッ

穂乃果「……うん!!!」スッ



千歌「……!!」


穂乃果「スゥー……ハァー………………よしっ!!みんな、準備はいいっ?」

ことり「いつでも♪」

真姫「はやくしなさいよ」

にこ「こっちはとっくに」

絵里「ワクワクしながら待ってるんだから♪」

穂乃果「~っ!!///じゃあっ、いくよ!!!!!」














穂乃果「1!!!」

ことり「2!!!」

海未「3!!!」

真姫「4!!!」

凛「5!!!」

花陽「6!!!」

にこ「7!!!」

希「8!!!」

絵里「9!!!」




穂乃果「μ's――――――――!!!!!」



μ's「ミュージック――――――――スタート――――――――!!!!!!!!!」




ネクロズマ(ウツロイド)「茶番はそこまでだ」バッ!

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!



千歌「……!!!」

曜「ウルトラビーストの大群が……一斉に……!!!」

花丸「危ないずら!!!」

ツバサ「大丈夫」

千歌「!!!」

ツバサ「九人揃ったあの子たちは……無敵だから」



――――――――!

ネクロズマ(ウツロイド)「!!!?」

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!


μ's「やあああああああああ―――――――――!!!!!!!!!」

ドガガガガガガガガガガガガガガガ!

マッシブーン【――――――――】

メガラティオス「ティオオオオオオッ!!!」

海未「りゅうせいぐん!!!」バッ!

メガラティオス「ティイラアアアアアアアア!!!!!」キイイン……バシュッ!

ヒュウウウウウ……ズガガガガガガガガ!

アクジキング【――――――――】

ことり「トルネロス、かぜおこし!!!!!」

トルネロス「トォルアアアアアアアアアア!!!!!」ビュオオオオオオオオオオッ!

穂乃果「リザードン!!!」カチャッ!

パアアアアアアアア――――!

メガリザードンY「ザアアアアアアア!!!!!」

穂乃果「かえんほうしゃ――――――――!!!!!」

メガリザードンY「リイッ、ザアアアアアアアア!!!!!」

ボオオオオオオオオオオオオオオオオオ!




ルビィ「スゴい……」

花丸「言葉にならない……」

曜「あの大群を……たった九人で圧倒してる……」

梨子「一人で百体……ううん……それ以上を……」

善子「これが……」

果南「……!!!」

鞠莉「……!!!」

ダイヤ「……!!!」

千歌「μ's……」

土管「私の許可なく神を超えるなどとゆるさんぞウツロイドォ!」


英玲奈「呆けている暇はないだろう?」

あんじゅ「私たちも魅せなきゃね♪」

ツバサ「ほら、あなたたちも来なさい」

聖良「私たちも?」

ツバサ「いつかはあなたたちも、頂点に立つ気でいるんでしょ?だったら……私たちを間近で見て、その力を感じなさい」

理亜「A-RISEの……私たちの憧れのバトル……!!」

ツバサ「行くわよ、Saint Snow」

レシラム「レアアアアアアアアア!!!!!」

英玲奈「気圧されるなよ」スッ

あんじゅ「私たちにクラクラしないようにね♪」

パアアアアアアアア――――!

メガメタグロス「グロォアアアア!!!!!」

メガゲンガー「ゲガァァァァァァァァ!!!!!」

聖良「……!!……っ、理亜!!!」

理亜「はいっ!!!」

ギルガルド「ギィル!!!!!」

ゾロアーク「ゾロァァァァァァァァァ!!!!!」

ツバサ「Aqoursの皆さん」

千歌「!!」

ツバサ「勝ちなさいよ」ニッ

レシラム「シィラアッ!!!」バサッ!

ゴオオオオオオオオオオオオ!



テッカグヤ【――――――――】

ツバサ「クロスフレイム――――――――!!!!!」

レシラム「レェアアアアアアアアアアア!!!!!」

ボオオオオオオオオオオオオオオオオオ!


梨子「託されちゃったわね……」

曜「どうする?千歌ちゃん」

千歌「……………………」グッ

ダイヤ「訊くまでもありませんわね」クスッ

果南「なら、私たちのやることは一つだね」

鞠莉「千歌っちがキーストーンを作るまで」

花丸「マルたちがネクロズマを抑えるずら!!」

善子「全滅が先か、奇跡を起こすか。フフっ、まさにデッド・オア・アライブ」ギラン

ルビィ「千歌ちゃん、みんな、がんばルビィ!!」フンス

千歌「みんな……!!」

梨子「スゴい人たちが、私たちのために道を作ってくれた」

曜「私たちはその思いを受け止めて前に進む」

ゲッコウガ「コウガッ!!!」

ジュカイン「ジュアアッ!!!」

ようりこ「Aqoursの本気、見せてあげる!!!」

その上で各人がポケモン2,3匹持ってるからな、エースとそれ以外で差が出るのも仕方ないか
梨子ガブとかもっと多用してればもう少し有利に立ち回れたかもね


善子「キーストーンを精製する間、千歌は無防備ね」

ルビィ「大丈夫!!」

花丸「千歌ちゃんはオラたちが守るから!!」

カラマネロ「ネァロッ!!!」

カビゴン「ゴオオオンッ!!!」

千歌「ルビィちゃん……花丸ちゃん……!!」

ダイヤ「では……」

鞠莉「私たちは向こうね」

果南「溜まりに溜まったフラストレーション……一気に爆発させてやろう!!」

ディアンシー「ディアアアッ!!!」

ゼクロム「ゼァアアアアアア!!!」

ラグラージ「ラァジァァァァッ!!!」

善子「私も行くわよ。あいつとは私がケリを着ける!!!」

エルレイド「レアッ!!!」

曜「みんなで、だよ♪」ニコッ

ジュカイン「ジュカッ!!!」

善子「……フン、わかってるわよ」

梨子「……………………」



ポンッ

希『今だけは、うちを信じて』ボソッ



梨子「……………………」チラッ

キランッ……

梨子「……………………」ギュッ


梨子「よっちゃん」

善子「?」

梨子「これ」スッ

善子「これ……メガストーン……。エルレイドナイトじゃない」

エルレイド「エル……」

善子「どうしてこれを……?」

梨子「それは……」

善子「……?」

梨子「……………………」

善子「……まあいいわ。力があるに越したことは無いし」ポイッ

エルレイド「エルッ!」ガシッ

善子「ぶっつけ本番……だけど、あんたならやれるでしょ。エルレイド」

ギュッ……

善子「あんたは……私の大切なパートナーなんだから」

エルレイド「エル……」



よしこ『ラルトス♪』



善子『はやくしないと置いてっちゃうから♪』



ヨハネ『私の前から失せなさい』



善子「エルレイド」

エルレイド「エル……エェルアッ!!!」

善子「行くわよ」スッ キラン……

パアアアアアアアア――――――――!


花丸「……!!///」

パアアアアアアアア――――――――!

善子「我、真なる力の解放者!!!リトルデーモンよ……聖なる闇の力を覚醒せよ!!!」

エルレイド「レアァァァッ!!!」

善子「メガシンカ――――――――!!!!!」

キイイイン……

パアアアアアアアア――――――――!

メガエルレイド「エェルァァァァァァァァ!!!!!」

花丸「エルレイドが……メガシンカを……!!!」

善子「先陣を切るわよ!!!エルレイド、つじぎり!!!」

メガエルレイド「レェアアアアアアアアアアア!!!!!」グググ……シュンッ!



ネクロズマ(ウツロイド)「なに――――――――」

メガエルレイド「レェダアアアアアア!!!!!」ブンッ!

ズバ――――――――!


千歌「おおっ!!!」

果南「私たちも負けてらんないね♪」スッ

ダイヤ「ですわね!!」スッ

キラン……

パアアアアアアアア……

果南「深い海の底より……命の光よ湧き上がれ!!!」

ダイヤ「至上の光を我が手に……高潔なる姿を顕現なさい!!!」

かなダイ「メガシンカ――――――――!!!!!」

メガラグラージ「グラアアアアアアアア!!!!!」

メガディアンシー「ディアアアアアアアアア!!!!!」

果南「鞠莉!!!」

ダイヤ「鞠莉さん!!!」

鞠莉「OK!!Let's together!!」

ゼクロム「ゼロァァァァァァァァァァ!!!!!」


ダイヤ「ディアンシー、ストーンエッジ!!!」

メガディアンシー「ディーシャアアアアアア!!!!!」ズガガガガガガガガ!

ネクロズマ(ウツロイド)「鬱陶しい!!!」ブンッ!

ドガァッ!

ネクロズマ(ウツロイド)「!!!」

メガラグラージ「ラァジ!!!」

果南「パワーで負けるわけにはいかないんだよね……!!!ラグラージ、アームハンマー!!!」

メガラグラージ「ジラアアアアアアアア!!!」ドッガァンッ!

ネクロズマ(ウツロイド)「劣等種がぁ!!!」キィン……ドゴオオオッ!

鞠莉「ゼクロム、クロスサンダー!!!」

ゼクロム「ゼロァァァァァァァァァァ!!!!!」バチッ……バチバチッ!

ドゴオオオオオン!



曜「みんなの熱さが伝わってくるね……♪」

梨子「私たちも熱くならなきゃね♪」

曜「千歌ちゃん、行ってくるね」ゞ ビシッ

梨子「信じてるわよ」b グッ

千歌「うん!!!」

曜「ジュカイン!!!」スッ キラン……

ジュカイン「ジュアアアアッ!!!」

曜「前途洋洋!!!勝利に向かって……全速前進っ!!!ヨーソロー――――――――!!!!!」ゞ

パアアアアアアアア―――――――――!

メガジュカイン「ジュカァァァァァァァァァ!!!!!」

梨子「奏でるわよ、ゲッコウガ!!!」

ゲッコウガ「コウガッ!!!」

ゴオオオオオオオオオオオオ!

ギュオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

リリーゲッコウガ「コオッ、ガアアアアアアアアア!!!!!」


ネクロズマ(ウツロイド)「足掻くな!!!下等種供!!!」ブンッッ!

ドガガガガガガガガガガガガガガガ!

曜「ジュカイン、ハードプラント!!!」

メガジュカイン「ジュッ、カアアアアアアアア!!!!!」ドゴン! ドガン!

ドガガガガガガガガガガガガガガガ!

梨子「いあいぎり!!!」シュンッ!

リリーゲッコウガ「コウガッ!!!」シュンッ!

ギュオオオオ……ッ!

ズバ――――ッ!

ネクロズマ(ウツロイド)「――――ッ!!!アアアアアアアアア!!!!!」ゴオオオオオオオオオオオオッ!

ゴオオオオオオオオオオオオ!

ゴオオオオオオオオオオオオ!

ゴオオオオオオオオオオオオ!

梨子「ゲッコウガ!!!」

リリーゲッコウガ「ゲコオオオオオオオ!!!!!」

ギュオオオオオオオオオオ!

バシャアッ!

曜「水の壁!!!ネクロズマのレーザーを防いだ!!!」

ネクロズマ(ウツロイド)「力無き者が傲るな!!!」

ゴオオオオオオオオオオオオ!

梨子「!!!」

ダイヤ「一条逸らしましたわ!!!」

果南「千歌!!!」

善子「ずら丸!!!ルビィ!!!」


ゴオオオオオオオオオオオオ!

千歌「っ!!!」

花丸「大丈夫ずら!!」

ルビィ「ルビィたちも、守ってみせる!!!カラマネロ、リフレクター!!!」

カラマネロ「ネロオオオオオオオオ!!!!!」ヴンッ!

ガガガガガガガガガガガガ――――――――!



希「へえっ、いいリフレクターやね♪」

絵里「ホント、希といい勝負してるじゃない!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「どこまでも愚弄するか……!!!輝きなどという虚妄に固執する哀れな者の分際で!!!」ゴオッ!

果南「なっ!!?」

鞠莉「ゼクロムたちの攻撃を振りほどいて、直接千歌っちたちを!!?」



ネクロズマ(ウツロイド)「お前たちの希望など、輝きなど!!!微塵も残さず喰らい尽くしてくれる!!!」ゴオオオオオ!

花丸「そんなことさせないずら!!!!!」

カビゴン「ゴオオオン!!!」

花丸「カビゴン、れいとうパンチ!!!!!」

カビゴン「ゴォガアアアアアアアアア!!!!!」ピキパキ……

ドゴシャアァァァァァァ!

ネクロズマ(ウツロイド)「ガァ――――――――!!!!!」

ドガガガガガガガガガガガガガガガ!

花丸「食いしん坊なのは……マルだけで充分ずら!!!!!」ドン!

やっぱUBに輝きを綺麗だと感じる美的感覚はないのか
人間の女のことも「子孫を産むだけしか能のない下等種の中でも特に脆弱な存在」としか思ってないんだろうな


にこ「あんたの弟子……やるじゃない!!」ニッ

凛「とーっぜん!!!」

ニンフィア「ニーッ、フィ!!!」キラキラッ!

ルカリオ「ルゥアアアッ!!!」ドガァッ!



ルビィ「千歌ちゃん、安心してね♪」ニコッ

花丸「なにがあろうと、千歌ちゃんにはのっぽパン一本触れさせないずら!!!」

千歌「持ってないけど……ありがとう。私も、頑張るからね」

リザードン「リザッ!!!」

千歌「私たちの心と……熱さを……形に……!!!」ギュッ……

メラッ……

ボオオッ……


曜「原石に炎が灯った……!!」

ダイヤ「あとは……あれを食い止めるだけですわね……!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「……………………」



鞠莉「あら、食い止めるだけのつもりなの?」

ダイヤ「安易に口にするのは阻かれるかと思いまして」

鞠莉「たしかに……」

果南「結構いいダメージ与えてるつもりなんだけどね……」

梨子「頑丈すぎる……」

善子「メガシンカポケモン四体、伝説級のポケモン一体、キズナ現象ポケモン一体の攻撃を受けても、悠々と立ち上がってくるなんてね……」

曜「どれだけ装甲が硬くても、倒れないわけじゃないよ。いつか限界は来る」

梨子「そうするしかないわよね。今よりもっと、強い攻撃を繰り出す」

ダイヤ「ならば、やるべきは……」

果南「うん!!」

鞠莉「OK♪」

善子「連携して行くわよ!!」


ダイヤ「梨子さん!!!」

梨子「はいっ!!!ゲッコウガ、やるわよ!!!」

リリーゲッコウガ「コウガアアアアアアアア!!!!!」

ゴオオオオオオオッ!

ダイヤ「ストーンエッジ!!!」

梨子「みずしゅりけん!!!」

メガディアンシー「アアディシャアアアアアアア!!!!!」

リリーゲッコウガ「ガアアアッ、コオオオオオオッ!!!!!」

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド―――――――――!



ネクロズマ(ウツロイド)「……………………」トンッ

ズドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドドド―――――――――!



梨子「ステルスロック!!!」

ダイヤ「あの状態で、ウツロイド自身の技まで使えるというの!!?」

鞠莉「ダイヤと梨子が足止めしてくれてるなら!!!」

善子「こっちは遠慮なくぶちかませる!!!」

鞠莉「ゼクロム、ドラゴンクロー!!!」

善子「エルレイド、ほのおのパンチ!!!」

ゼクロム「ゼアアアアアアアアアア!!!!!」ジャキンッ!

メガエルレイド「レアアアアアアアアア!!!!!」ボオオオオッ!

ドガァァァァァァァッ!



ネクロズマ(ウツロイド)「……………………」ブンッッッ!



ゼクロム「ゼァロッ!!!」

メガエルレイド「レアッ!!!」


果南「二人の攻撃を……!!さっきよりも強くなってる……!?」

曜「様子が変……!!よくわかんないけど……なんかヤバそうな雰囲気だよね……!!」

果南「なにか起こる前に叩き潰す!!!曜ちゃん!!!」

曜「うん!!!ジュカイン、リーフストーム!!!」

果南「ラグラージ、ハイドロカノン!!!」

メガジュカイン「ジュッ、カアアアアアアアア!!!!!」ビュウウウウウウウ!

メガラグラージ「ジアッ、ラアアアアアアアア!!!!!」ドゴオオオオオオオ!

ネクロズマ(ウツロイド)「……………………」



攻勢の最中、不穏な気配を予感させるネクロズマの沈黙……
曜と果南の攻撃に対して出た行動は……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→かげぶんしんで回避
偶数→じゅうりょくで迎撃


ズズッ……

ズズッ……!

かなよう「!!!」

ズシャアアアアッ!

メガジュカイン「ジュカッ!!!?」ズシィッ!

メガラグラージ「ラグァッ!!!?」ズシンッ!

果南「ラグラージ!!!」

曜「ジュカイン!!!っ、じゅうりょく!!?」

梨子「さっきまでとバトルが違う……!!!パワーはそのままに……的確に相手を狙う精度が増してる……!!!」

鞠莉「怒り任せの獣みたいな戦い方が……洗練された……!!まるでトレーナーとポケモンの関係みたいに……!!!」

善子「まさか……学習したっていうの……!!?」

メガエルレイド「レアア……!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「お前たちの……」



曜「!!!」

梨子「!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「お前たちの……醜く哀れな執念が……奇しくも私の中の力を覚醒させた……」


ダイヤ「力を覚醒させた……ですって……?」



ネクロズマ(ウツロイド)「希望も奇跡も……等しく糧にしてくれる。私は神をも越えた者。全ての光を喰らう者だ」



ゾワ――――――――!

善子「っ!!?」

梨子「っ!!?」

メガエルレイド「エルァッ!!!」

リリーゲッコウガ「ゲコッ!!!」

善子「さっきとはプレッシャーの質が変わった……!!!」

梨子「マズい……!!みんな、何かする隙を与えないで!!!」

果南「うんっ!!!ラグラージ、うずしおで動きを止めて!!!」

メガラグラージ「ラグラァァァァァァァ!!!!」ギュオオオオオオオオオオ!

梨子「ゲッコウガ!!私たちの力でうずしおの威力を高めるわよ!!!」

リリーゲッコウガ「コオガッ!!!」ギュオオオオオオオオオオ!

ダイヤ「私たちも助力を!!!ダイヤストーム!!!」

メガディアンシー「ディアアアアアアアアア!!!!!」ビュオオオオオオオオオオッ!

ギュオオオオオオオオオ――――――――!



ギュオオオオオオオオオ――――――――!

ネクロズマ(ウツロイド)「……………………」



善子「エルレイド、つじぎり!!!」

曜「ジュカイン、リーフブレード!!!」

鞠莉「ゼクロム、ドラゴンクロー!!!」

メガエルレイド「エルァァァァァァァァァ!!!!!」

メガジュカイン「ジュアカァァァァァァァァァ!!!!!」

ゼクロム「ゼェロアアアアアアアアアアア!!!!!」


ブワッ!

ネクロズマ(ウツロイド)「……………………」



梨子「なっ!!!?」

果南「私たち三人掛かりの拘束を強引に破った!!!?」



ネクロズマ(ウツロイド)「悪あがきにもならない」ブンッ!

ズガガガガガガガガ!



曜「っ!!! 」

メガエルレイド「レアッ!!!」

ゼクロム「ゼロアッ!!!」

メガジュカイン「ジュカ!!!」



ルビィ「ジュカインたちの攻撃を捌いただけじゃなくて、反撃まで……!!!」

花丸「動きが違いすぎる……!!学習なんて生易しいものじゃない……!!あんなの……進化と同じずら……!!!」


ダイヤ「あんな歪んだ進化もないでしょう!!!ここで圧されては元も子もありません!!!ストーンエッジで突き放しなさい!!!」

メガディアンシー「ディアアアアアアアアア!!!」ズドドドドドドドドドド!

梨子「ゲッコウガ、みずしゅりけん!!!」

リリーゲッコウガ「コオッ、ガアアアアアアアアア!!!」ズドドドドドドドドドド!



ネクロズマ(ウツロイド)「ガアアアアアアアアア!!!!!」キィン……ドゴオオオオオオオ――――――――!



ダイりこ「!!!」

善子「ボサッとしてんじゃないわよ!!!」バッ!

メガエルレイド「レアッ!!!」シュンッ!

ガシッ! ガシッ!

メガディアンシー「ディアッ!!?」

リリーゲッコウガ「ゲコッ!!?」

シュンッ!

ドゴオオオオオオオ――――――――!

シュンッ!

メガエルレイド「エルッ!!!」

メガディアンシー「ディーア……!!」

リリーゲッコウガ「ゲコ……!!」

梨子「テレポートで……」

ダイヤ「助かりましたわ……。でも、ここまでパワーが上がっているとは……」

善子「……千歌がキーストーンを作る前には……なんて、甘い考えだったわね。こっちがいくら攻撃しても決定打にならない」

果南「ネクロズマの体力が尽きるまで持久戦でもしてみる?」

鞠莉「おもしろいジョークね……」

曜「その前にこっちが倒れちゃう……。私たちの力は無限じゃないんだから……」


梨子「ええ……。ポケモンの体力も……私たちのエネルギーも限りがある……。いつ尽きるかわからない相手の消耗を待つのは……」

善子「愚策以外の何ものでもないわ……」

曜「どうする……?」

果南「……………………!!」

ダイヤ「……………………!!」

鞠莉「……………………!!」

善子「……………………」



千歌「…………………」メラッ……

ボオオオオオオオ……!

リザードン「リザ……………………!!!」



善子「……みんな」

メガエルレイド「レア……!!」

梨子「よっちゃん……?」

善子「少し無理するけど……チャンスをものにしてよね……っ!!!」バッ!

曜「!!!」

キラン……

ダイヤ「Zリング……!!まさか……!!」

善子「やるわよ、エルレイド!!!」

メガエルレイド「レェダアアアアアア!!!」

キン――――

パアアアアアアアア――――!


善子「いくらあんたでも……"連続で絶え間無く"Zワザを撃ち込まれたら耐えきれないわよね!!!」



曜「!!!」

果南「!!!」

ダイヤ「!!!」

鞠莉「!!!」

梨子「!!!」



パアアアアアアアア――――――――!

善子「九天を堕とす闇の一撃を受けなさい!!!ブラックホールイクリプス!!!!!」

メガエルレイド「エェルァァァァァァァァ!!!!!」キイイイン……ドゴオオオオオオオ――――――――!

ネクロズマ(ウツロイド)「命の灯火を無駄にするか……だから愚かだと言うのだ」キィン――――ドゴオオオオオオオ――――――――!

ガガガガガガガガガガガガガガガ……!

善子「ちいっ!!!まだまだぁ!!!」

キラン……!

善子「ブラックホールイクリプス――――――――!!!!!」

メガエルレイド「ダアアアアアアアアアア!!!!!」

ゴオオオオオオオオオオ!



梨子「バカ……!!!いくら秘薬の力で回復したっていっても……!!!」

ダイヤ「Zワザは人とポケモンのエネルギーを高出力で放つ……いわば切り札のようなもの……!!」

果南「それを連続で……!!?」

曜「また倒れてもおかしくない……!!!」

鞠莉「いくら特異なトレーナーでもメチャクチャだわ……!!!」



善子「ブラックホールイクリプス!!!!!」

メガエルレイド「レェッ、ダアアアアアアアアア!!!!!」

ドゴオオオオオオオオオオオ――――――――!


善子(メチャクチャ……ね。自分でもわかってる……。ちょっと前までの私なら……こんなこと絶対にしなかった。そうする意味も、そうまでして守りたい人もいなかった……。だけど……)



千歌「……………………っ!!!」メラッ……

ボオオオオッ!

ボオオオオオオオッ!



善子(千歌が、みんなが……そうしたいって思わせてくれた……!!私に生きる希望を見出だしてくれた……!!私は……みんなに救われた……!!)

メガエルレイド「レェアアアアアアアアアアッ!!!」ドガッ! ドゴッ! ドガァァァァァァァッ!

善子(みんなのために……!!!)

善子「私は戦うの――――――――!!!」

メガエルレイド「レェアアアアアアアアアア――――――――ッ!!!!!」

キン――――――――

ズァァァァァァァァァァ――――――――!



梨子「あれは……!!!」

曜「ダークライのときと同じ……!!!」

鞠莉「闇が……二人を包んで……!!!」



善子「堕天――――降臨――――――――!!!!!」

ズズズ……

ズズズズズッ……

ズァァァァァァァァァァ――――――――!

ヨハネエルレイド「レアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」


鞠莉「善子の髪が白く……!!!」

梨子「闇の黒衣を纏ったエルレイド……!!!」

ダイヤ「ダークライだけじゃななく……エルレイドともキズナ現象を……!!!」



善子(ダークライのときみたいに……無理やり波長を合わせた歪なキズナ現象とはまるで違うのがわかる……!!限られた……いいえ、まるで運命みたいにピッタリと……!!!全てが一つになってるのを感じる……!!!これなら……!!!)

善子「押し切るわよエルレイド!!!インファイト!!!」

ヨハネエルレイド「ルダァァァァァァァァ――――――――!!!!!」ドガガガガガガガガ!

ネクロズマ(ウツロイド)「僅かばかりの希望を手にして浮かれるか……。この程度、時間稼ぎにもなりはしない」

善子「ほんの数分……ほんの数秒……それが世界を変えるきっかけにならないって誰が決めたってのよ!!!」

ヨハネエルレイド「レアアッ!!!」シュンッ!

シュンッ!

善子「つじぎり!!!」バッ!

ヨハネエルレイド「レェアアアアアアアアアアッ!!!!!」ズバァッ!

ネクロズマ(ウツロイド)「それが滑稽でなくてなんと言う!!!」

善子「人はそれを希望って言うのよ!!!」

ヨハネエルレイド「オオオオオオオオオオッ!!!」ズバァッ!

ビュン――――ズバァッッ!



果南「斬撃を飛ばして……!!もうあの力をコントロールしてるんだ……!!」



善子「ほのおのパンチ!!!!!」

ヨハネエルレイド「レエエアアアアアアアア!!!!!」ボオオオオッ!

ドガァァァァァァァッ!


善子「この天界的合致が生み出す力……!!!触手の髄まで味わうといいわ!!!」

キン――――!

善子「九天を堕とす闇の一撃!!!ブラックホールイクリプス!!!!!」

ヨハネエルレイド「エェルァァァァァァァァ!!!!!」

ドゴオオオオオオオ――――――――!

ネクロズマ(ウツロイド)「消え去れ……!!!」キイイイン……ドゴオオオオオオオ――――――――!

ズガガガガガガガガ――――――――!

善子「ちっ!!!あと少し……!!!」

キラン!

善子「!!!」パシッ!



花丸「善子ちゃん!!!使って!!!」



善子「ずら丸……!!!借りるわよ、あんたの力!!!」

キラッ……!

カチッ!

パアアアアアアアア……!


善子「破邪の意志!!灼熱の闘志秘めし皇よ!!!」

パアアアアアアアア――――――――!

善子「疾風迅雷の拳で魔を穿て!!!」

ヨハネエルレイド「レエエアアアアアアアア!!!!!」

善子「くらいなさい!!!ぜんりょくむそう――――げきれつけん――――――――!!!!!」

ヨハネエルレイド「レエエエッ、ダアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

ドガン!

ドゴォンッ!

ドガガガガガガガガガガガガ――――――――!



曜「スゴい威力……!!!」

鞠莉「目にも止まらないラッシュ……!!あれなら……!!」

ダイヤ「ボヤボヤしていてはダメですわ!!彼女たちが作った好機……掴み取りますわよ!!!」

果南「みんな!!一斉攻撃だよ!!!」

梨子「はい!!!ゲッコウガ、みずしゅりけんっ!!!」

リリーゲッコウガ「コオオッ、ガアアアア!!!!!」

ダイヤ「だいちのちからっ!!!」

メガディアンシー「ディアアアアアアアアア!!!!!」

鞠莉「りゅうのいぶきっ!!!」

ゼクロム「ゼロァァァァァァァァァァ!!!!!」

果南「ハイドロカノンッ!!!」

メガラグラージ「ジラァァァァァァァァァ!!!!!」

曜「リーフストームっ!!!」

メガジュカイン「ジュカァァァァァァァァァ!!!!!」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオ!

ドオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――ン!


シュウウウウウウウ……………………



ルビィ「やった……!!!」

花丸「善子ちゃんの怒濤のZワザ……!!それにみんなの渾身の攻撃……!!!完ぺきに決まったずら……!!!」

千歌「……………………」



善子「はあっ……はあっ……!!」ヨロッ

曜「っ……と!!」

善子「はあっ……はあっ……ハハッ、ありったけ……ぶち込んでやったわ……!!」

ヨハネエルレイド「エァル……!!」

梨子「……………………」

果南「手応えはあった……。みんなが全力を込めた攻撃だった……」

鞠莉「ええ……」

ダイヤ「けど……」

梨子「プレッシャーが……消えてない……」


善子「……っ!!」

曜「あれだけの攻撃をくらって……プレッシャーが弱まるどころか、もっと……」



シュウウウウウウウ……

ブワ――――――――ッ!

ネクロズマ(ウツロイド)「……………………」



鞠莉「ノーダメージ……!?」

果南「……………………!!!」

ダイヤ「ふざけてますわ……!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「満足か」



曜「!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「足掻いたか」



梨子「……っ!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「もう痛感しただろう。無駄だということを」

パアアアアアアアア……



ダイヤ「この……光は……」


ネクロズマ(ウツロイド)「その身に刻め。私は光を喰らう者」

パアアアアアアアア――――――――!



梨子「!!!」

曜「!!!」

ダイヤ「!!!」

鞠莉「!!!」

果南「!!!」



ルビィ「!!!」

花丸「!!!」

千歌「……………………!!!」



ガシン……!

ガシン……!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「全ての希望を喰らう者」


花丸「なんずら……あの姿……」

千歌「ソルガレオ……?」



梨子「ソルガレオに……黒いアーマーが装備されたみたいな外見……」

曜「けど……ソルガレオみたいな温かさは少しも感じない……」

善子「まるで……日食……」

ダイヤ「光を喰らう……その言葉の体現のようですわ……」

果南「どうだっていいよ……。ったく、次から次へと……!!」

鞠莉「強さの上限が変わるんだから……っ!!」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「高め合うが故に"強さ"と、人はそう言うのだろう?」



ルビィ「みんなの強さが……ネクロズマを……さらに強くした……?」

花丸「みんなが強くなるほど……その力を学習して強くなる……。そんなの……」

千歌「……………………」

ボオオオオオオオ……


善子「一応……。もうダメ……なんて、嘆いてる人は?」

梨子「今さら……」

曜「強さを越えるには……」

果南「強さしかない……よね」

ダイヤ「ここまできて……」

鞠莉「諦めるなんてchoice……ナンセンスだよ」

ゼクロム「ゼァロ!!!」

メガディアンシー「ディア!!!」

メガラグラージ「ジラァッ!!!」

メガジュカイン「ジュカアッ!!!」

リリーゲッコウガ「コウガァ!!!」

ヨハネエルレイド「レェアッ!!!」

梨子「強くなったんだったら……それ以上に強くなればいい……!!」

善子「恐怖に震えるくらいなら、魂奮えさせるわよ!!」

鞠莉「OK……♪」

曜「みんな……私たちのために頑張ってくれてるんだもんね……!!」

ダイヤ「泣き言も絶望も……!!」

果南「ぶっぶーだよね……!!」



キュイイイイイン……

日食ネクロズマ(ウツロイド)「くらえ」

ドゴオオオオオオオ――――――――!



善子「エルレイド!!!」ビッ!

ヨハネエルレイド「レェアアアアアアアアアアッ!!!」

ズズズズズズズズ……!

ギュオオオオオオオオオ!

善子「力を吸収するのが闇!!光を消し、無力化して、深淵の後方に引きずり込む!!それこそ……!!!」



ソルガレオの力を吸収し、"たそがれのたてがみ"へと変貌を遂げたネクロズマ……
放たれたレーザーの前に立ち阻かった、善子とエルレイド……
ヨハネエルレイドの闇はレーザーを凌げるか……
安価下1 00は100扱い
奇数→防御に成功。
偶数→防御に失敗。


ズオオオオオオオオオ!

シュウン……!

善子「フッ!!」ギランッ

梨子「あのレーザーを闇で呑み込んだ……!!」

善子「造作もないっ!!!」

ダイヤ「動いてはいましたけど……っ!!!」バッ!

鞠莉「グッジョブだよ!!!」バッ!

果南「行けっ、ラグラージ!!!アームハンマー!!!」

メガラグラージ「ジラアアアアアアア!!!」ドゴォッ!

ダイヤ「ディアンシー、ムーンフォース!!!」

鞠莉「クロスサンダー!!!」

メガディアンシー「ディアア……シィアアアアアア!!!」キイイン……パアアアアア!

ゼクロム「ゼェアロァァァァァァァ!!!」バチバチッ……ドゴォンッ!



ギュィィィィン……

日食ネクロズマ(ウツロイド)「絶望の果てに消えろ……下等種供!!!」

ゴオオオオオオ!


梨子「!!」

曜「ブースター!?速い……!!機動力が桁違いだ!!!」

善子「速さなんて無意味よ!!!」バッ!



シュンッ!

ヨハネエルレイド「レアッ!!!」



善子「いくら速かろうと、所詮線の動きに過ぎない!!点での移動が可能なエルレイドからは逃げられない!!!」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「逃げる?笑わせるな……!!!」ブンッ!

ドガァァァァァァァッ!

ヨハネエルレイド「エルァッ!!!?」



善子「エルレイド!!!」

梨子「ガードの上から叩き付けるように……!!さっきまでのレーザーを軸にしたスタイルが変わった……!!」

曜「うん……!!直にバトルしたからよくわかる……!!あれは……ソルガレオのスタイルだ……!!」


果南「それも学習ってわけ……!?」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「お前たちの希望など、所詮は私を強くするための糧でしかないということだ……!!!」ゴオオッ!



果南「っ、ラグラージ!!!うずしおでネクロズマを止めて!!!」バッ!

メガラグラージ「ラアッ、ガアアアアアッ!!!」ギュオオオオオオオオオ!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「無駄だ……!!!」

ゴオオオオオオオオ――――――――!

バシャアッ!



果南「!!!?」

ダイヤ「ラグラージのうずしおを……いとも簡単に突き破った!!?」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「生物としての格が違うのだ……!!!」キイイイイイン……ドゴオオオオオオオ――――――――!



梨子「メテオドライブ!!!?」

曜「ソルガレオの技まで……!!!」

鞠莉「ゼクロム!!!」

ゼクロム「ゼェアロァァァァァァァ!!!」

鞠莉「らいげき!!!」

ゼクロム「ゼァロ!!!ゼェアアアアアアアアアアア!!!!!」バチッ!



ドゴァァァァァァァァァァァァァァ――――――――!


ゼクロム「ゼェアアアアアア……!!!」グググ……!

日食ネクロズマ(ウツロイド)「くだらない……!!!」



ダイヤ「ちいっ!!ディアンシー、ストーンエッジ!!!」

メガディアンシー「ディアアアアアアアアア!!!」ズドドドドドドド!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「なにもかもがくだらない……!!!」ズズズ……

ズシャアアアアアアアア!



ゼクロム「ゼアッ!!!」ズシッ!

メガディアンシー「ディアッ!!!」ズシィッ!

ダイヤ「ディアンシー!!!」

鞠莉「ゼクロム!!!」

曜「またじゅうりょくで……!!!」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「いかに伝説……幻と謳われようと……この程度。私たちに劣る世界での話に過ぎない……」



果南「黙ってなよ!!!ラグラージ、ハイドロカノン!!!」

メガラグラージ「ラアグァァァァァァァァァァァァ!!!!!」キイイン……バシュウウウウウウウ!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「黙るのはお前だ……弱き者よ……!!!」ドゴオオオオオオオ――――――――!



メガラグラージ「ガアアアアッ!!!」ドゴォンッ!

果南「っ、ラグラージっ!!!」


千歌「みんな……っ!!!」

ボオオオオオオオッ!

千歌「お願い……もう少し……もう少し……っ!!!」

ボオオオオオオオオオオオオ!

花丸「……………………っ!!!」

ルビィ「……………………!!!」


ヨハネエルレイド「エァ、ル……!!!」グググッ……

善子「エルレイド……!!」

ヨハネエルレイド「レアア……ッ!!!」

善子「……まだやれる……って。……わかってるわよ」

ギュッ……

善子「あいつをぶっ倒すためなら……!!」

曜「ダメだよ、善子ちゃん」

善子「!!」

梨子「そうね……その身体で、これ以上Zワザを連発したらどうなるか……。自分が一番よくわかってるはずよ。キズナ現象だって、発動してるのがやっとでしょ?。私だって……」ブルッ

リリーゲッコウガ「ゲコ……」

善子「……………………でも」

曜「私たちだけじゃ勝てない」

善子「……っ」

曜「私たちだけじゃ勝てない……。九人揃わないと……」

梨子「時間を稼ぐ……。千歌ちゃんが光を手に入れるまで……私たちでネクロズマを食い止めるの。そしたらきっと勝機が見える。未来を切り開く輝きになる」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「まだ絶望しないのか。それは……奴の存在があるが故にか」



千歌「……………………!!!」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「奴を消せば……お前たちと足掻くことを止めるか……。ならば……」

バッ!

リリーゲッコウガ「コウガァ!!!」

メガジュカイン「ジュッカァ!!!」

ヨハネエルレイド「エルレァ!!!」



曜「させないよ!!!」


善子「千歌には!!!」

梨子「手を出させない!!!」

曜「ジュカイン、リーフブレード!!!」



メガジュカイン「ジュッ、カアアアアア!!!」ジャキンッ!

ガギギギギギギギギン!

日食ネクロズマ(ウツロイド)「退がれ……!!!」ブンッ!

メガジュカイン「ジュアッ!!!」

リリーゲッコウガ「コオオガァ!!!」



梨子「つばめがえしっ!!!」シュッ!



リリーゲッコウガ「ゲェアアアアアッ!!!」シュッ!

ドゴオオオオッ!

日食ネクロズマ(ウツロイド)「力無くして……何故足掻く……!!!」

ヨハネエルレイド「レアアアアッ!!!」



善子「つじぎりっ!!!」バッ!



ヨハネエルレイド「エルレァァァァァ!!!」ズバッ!

日食ネクロズマ(ウツロイド)「何故……立ち向かう……!!!」

リリーゲッコウガ「コオオオッ、ガッ!!!」シュッ! ドゴオオオッ!

メガジュカイン「ジュアッ、カアアア!!!」ブンッ! ガギィンッ!

日食ネクロズマ(ウツロイド)「私たちに劣る……弱き命が……!!!」


梨子「なにもしなきゃ……始まらないことを知ってるから!!!」



梨子『これからもずっと……!!!私たちは――――パートナーだから――――――――!!!』



梨子「私たちは……勇気で未来を見るの!!!」



リリーゲッコウガ「ガアアアアアアア!!!!」

ヨハネエルレイド「レェルァァァァァァァ!!!!」

メガジュカイン「ジュカアアアアアア!!!!」



曜「立ち止まることは誰にでも出来るし、ときには必要なことかもしれない……!!」



曜『私は誰でもなくなっちゃうじゃん!!!』



曜「けど……弱いことも、無力なことも……立ち止まることの理由にしちゃいけない!!!そう知ったの!!!」

善子「一人一人は儚く……脆いかもしれない……!!けれど……!!!」



ヨハネ『私で……いいの……?』ポロポロ



善子「デスティニーが私たちを繋いだ!!!私たちという命を紡いだ!!!それをゼロにする愚かな行為を……私たち自身がしていいはずがないのよ!!!」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「戯れるな……!!!お前たちの命など、私たちにとってはゼロに等しい!!!」


ダイヤ「ええ……!!たしかにゼロに等しかったですわ……!!あのときの私たちは……!!!」



ダイヤ『いつから歪んでしまったのでしょうね。ただ……あの頃のように、笑い合いたかっただけなのに……』



ダイヤ「自分の罪も愚かさも……過去のため、友のためと正当化して……!!人は無価値だと呆れ返るでしょうね……!!!」



鞠莉『罪よね。弱いって♪』



果南『どうでもいいよ』



鞠莉「そんな私たちに……!!!」

果南「千歌は言ってくれたんだ……!!!」



千歌『一緒に……Aqoursになろうよ♪』



鞠莉「0だった私たちを……!!!」

果南「1にしてくれた……!!!暗い海の底に沈んでた私たちの……手を握ってくれたんだ!!!」

ダイヤ「千歌さんこそが……私たちにとっての希望……!!!この九人こそが、共に歩みたいと心から思える……最高の仲間なのです!!!」

果南「私たちの絆は無敵だって……そう信じてる!!!誰一人……未来を諦めてない!!!」

鞠莉「生きることの素晴らしさも……命の尊さも知らないあなたなんかに……!!!私たちが負けるなんてありえない!!!」

ゼクロム「ゼェアアアアアアアアアアア!!!」

メガラグラージ「グァラァァァァァァァァァ!!!」

メガディアンシー「シィディアァァァァァ!!!」


日食ネクロズマ(ウツロイド)「理解し難い……!!!」



ああ……!ウルトラビーストの世界……



日食ネクロズマ(ウツロイド)「お前たちのいう繋がりなど……ただの自己満足でしかない!!!自己愛を満たすためだけに……空虚な言葉をそれらしく並べているだけだ!!!」



善子「たしかにそれも人間よ!!」

梨子「完ぺきでも、完全でもない!!ほんの少しだけ歪で……あなたの言うとおり脆く儚いかもしれない!!」

曜「だけど………どんな理由……どんな形でだって……!!この世界の命は繋がってる!!!それが私たちの生きてる証だよ!!!」

メガジュカイン「ジュアッ、カアアア!!!!」ビュオオオオオオオ!

ヨハネエルレイド「エェルァァァァァァ!!!!」ズバァッ!

リリーゲッコウガ「コオガアアアア!!!!」バシュッ!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「ならばポケモンはどうだ!!!お前たちの絆の連鎖に、望まずして巻き込まれる不条理な運命!!!それさえも……生きている証だとほざけるのか!!!」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!



梨子「!!!」

鞠莉「!!!」

善子「!!!」

ダイヤ「!!!」

果南「!!!」

曜「!!!」

ドゴオオオオオオオ――――――――!


日食ネクロズマ(ウツロイド)「自分たちの都合のいいように従え……どれだけ傷付こうが構わず……身勝手に散らされる命!!!」

キュイイイン……

ドガァァァァァァァ―――――――――ッ!

日食ネクロズマ(ウツロイド)「それにどれだけの意味がある!!!その不条理も、不幸さえも!!!」

ドガガガガガガガガガガガガガガ!



私とビーストだけの……美しい世界……



日食ネクロズマ(ウツロイド)「お前たちは絆だと―――――そう吐き捨てるのか――――――――!!!!!」

ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!


シュウウウウウウウ……

日食ネクロズマ(ウツロイド)「絆など……!!!繋がりなどと……!!!私は……認めない……!!!」



ボオッ……



日食ネクロズマ(ウツロイド)「!!!」



ボオオオオオオオオオオオ――――――――!

リザードン「……………………」

千歌「……………………」


鞠莉「千歌っち……!!」

果南「千歌……!!」

ダイヤ「あれだけの攻撃を……!!」

善子「……………………!!!」

千歌「……………………」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「まだ……刃向かうのか……!!!望まぬ命を従えて……!!!」



千歌「……私には、ポケモンの言葉はわからない」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「……!!!」



千歌「ポケモンの言葉だって話せない。けどね……そんなことしなくても」

ポンッ

千歌「わかりあえる。心で繋がってるよ」

リザードン「リザッ!!」

千歌「ポケモンとどう過ごすか……その答えは一つじゃない。ただ争うためだけにポケモンを戦わせる人だっているだろうし……ただ研究するためだけにポケモンに実検をする人だっているかもしれない。もしかしたら……ポケモンを造ろうとする人だっているのかもしれない……。トレーナーが……みんながみんな、ポケモンに対して好きって思いを持ってるか……それはわからない。はっきりと言えない。けど……トレーナーのことを本気で好きでなきゃ、どんなポケモンだって……トレーナーと一緒にいようとは思わないよ」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「……………………!!!」



ゼクロム「ゼェア……!!!」

鞠莉「ゼクロム……!!」

メガディアンシー「ディア……!!!」

ダイヤ「ディアンシー……!!」

ヨハネエルレイド「エルッ!!!」

善子「……っ!!」


千歌「ポケモンは人間の……私たちの本気に応えようとしてくれる。全身全霊……力の限りを出しきって。私たちはその思いに本気で応える。そうして絆は作られる。それはいつか……誰にも壊すことも……否定することも出来ない……最強の繋がりになるの!!!」

ボオオオオオオオオオオオ――――――――!

ギュオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

善子「まるで溺れるかのような……炎と光の奔流が……!!!」

曜「千歌ちゃんの手に……集まっていく……!!!」

梨子「あれが……千歌ちゃんの……!!」

キラン――――――――!

梨子「新しいキーストーン……!!!」

千歌「――――――――!!!!!」パシッ!



千歌の膨大なエネルギーを集束させた……世界に二つと無い、千歌だけのキーストーン……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→九色の光が輝く虹色のキーストーン
偶数→内部で炎が灯るみかん色のキーストーン


ポウッ……

ルビィ「キレイ……」

花丸「中で炎が灯ってる……。雑じり気の無い……澄んだみかん色のキーストーン……」







フーパ「うりゃあっ!!!」

ドガアッ!

マッシブーン【――――――――】グラッ!

フーパ「にししぃっ♪」

希「……………………」

フーパ「希?」

希「うちが作ったキーストーンより、ずっと純度が高い……。あれが本来……千歌ちゃんが持つべきだった形なんやね。ともあれ……」

フーパ「のーぞーみー」

希「……これで"約束"は果たせた」


日食ネクロズマ(ウツロイド)「人間の……小さな手に収まる程度のもの……!!そんな矮小なものが、お前たちのいう繋がりか!!!絆だとほざくのか!!!」



千歌「目に見えるものも……心で感じるものも……!!!その両方に……好きだって心から言える思いに嘘はない!!!私たちはみんな……輝きたいから繋がるんだ!!!」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「ふざけるなぁ――――――――!!!!!」キュイイイン――――ドゴオオオオオオオ――――――――!



千歌「人が……ポケモンが生み出す命の輝きを――――あたたかさを――――!!!私たちが教えてあげる!!!」スッ キラン!

リザードン「リザアッ!!!」

パアアアアアアアア――――――――!

メガリザードンX「ザァドォッ!!!」

曜「!!!」

メガジュカイン「!!!」

梨子「!!!」

リリーゲッコウガ「!!!」

ルビィ「!!!」

カラマネロ「!!!」

花丸「!!!」

カビゴン「!!!」

善子「!!!」

ヨハネエルレイド「!!!」

ダイヤ「!!!」

メガディアンシー「!!!」

果南「!!!」

メガラグラージ「!!!」

鞠莉「!!!」

ゼクロム「!!!」

千歌「今、この瞬間!!!全力で輝こう――――――――!!!!!」

ボオオオオオオオッ!

千歌「ハアアアアアアアアア――――――――!!!!!!!!!――――――――アアアアアアアアアザ」メガリザードンX

パアアアアアアアアアアア――――――――!

ボオオオオオオオオオオオ――――――――!

千歌「私たちAqoursの力……見せてあげる!!!!!」

チカリザードン「ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!!!!!」



絆の力が……命の輝きを以て……炎の龍を更なる進化に到らせる……
炎と光……二つの力を宿したチカリザードン……
その姿の名は……
安価下1~3まで多い方 連投無し
未来に輝く希望の光……チカリザードン・フューチャースタイル
弾ける心で世界を照らす……チカリザードン・ポップスハート


千歌「これが私たちの絆の力!!!チカリザードン!!!フューチャースタイルだぁ――――――――!!!!!」

チカリザードンFS「リィザアアアアアアアアア――――――――!!!!!!!!!」

ボオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオン!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「!!!」



チカリザードンFS「ザアアアアアアアッ!!!」

梨子「炎と光の……二つの力のキズナ現象……!!!」

曜「最強の……リザードン……!!!」ブルッ

千歌「みんな……行こうっ!!!!!未来へ!!!!!」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「グルルルル……ガアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」


果南「これで最後だ……!!!」

ダイヤ「出し切りますわ!!!」

鞠莉「悔いが残らないように!!!」

善子「全身全霊……!!!」

花丸「全てを懸けて!!!」

ルビィ「みんなで!!!」

梨子「夢を!!!」

曜「掴むんだ!!!」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「グァアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」ドゴオオオオオオオ――――――――!

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!



バッ!

ルビィ「カラマネロ!!!リフレクター!!!」

カラマネロ「ネェアロァァァァァァァ!!!!!」ヴン――――――――ッ!

ダイヤ「ディアンシー、だいちのちから!!!」

メガディアンシー「ディアアアアアアアアア!!!!!」ズガァァァッ!

ドガガガガガガガガガガガガガガ!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「愚かしい……愚かしいぞ劣等種――――――――!!!!!」

キン――――

日食ネクロズマ(ウツロイド)「!!!!」

ボオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――ッ!



チカリザードンFS「ザアアアアアアアッ!!!」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「調子に乗るなぁ――――――――!!!!!」ブンッッ!

ドガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!


バッ!

ゼクロム「ゼァロ!!!」

メガラグラージ「ジアッ!!!」

果南「叩き込んで!!!アームハンマー!!!」

鞠莉「吹き飛ばしなさい!!!クロスサンダー!!!」

ゼクロム「ゼェアアアアアアアアアアア!!!!!」バチバチィッ!

メガラグラージ「ラクアアアアアアアアアア!!!!!」ググッ!

ドゴァァァァァァァァァァァァァァッ!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「グウッ……!!!この……っ!!!塵も残さず消え去れ――――――――!!!!!」

ゴオオオ……ドゴオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!



鞠莉「善子!!!花丸!!!」

善子「わかってるって!!!」

ヨハネエルレイド「レアッ!!!」

花丸「しっかり合わせるずらよ……善子ちゃんっ!!!」

カビゴン「ゴオオオンッ!!!」

善子「はっ!!生意気言ってんじゃないわよ!!!」

ボオオオッ!

ピキパキ……!

善子「エルレイド、ほのおのパンチ!!!」

花丸「カビゴン、れいとうパンチ!!!」

ヨハネエルレイド「レェラアアアアアアアアアアッ!!!!!」ボオオオオオオオ!

カビゴン「ゴォアアアアアアアアアアアアア!!!!!」ピキパキ……ピキィィィィンッ!

ドガッシャアアアアアアアアアアアア!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「ぐああああああ!!!!……このっ……このおおおおおおおおおおおおおお――――――――!!!!!!」


曜「来るよ!!梨子ちゃんっ!!!」

梨子「ええっ!!!」

曜「ジュカイン、リーフブレード!!!」

梨子「ゲッコウガ、いあいぎり!!!」

メガジュカイン「ジュアカァァァァァァァァァァ!!!!!」キン――――

リリーゲッコウガ「コオオオオガアアアアアアア!!!!!」キン――――

ズバァ――――――――ッ!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「破滅を……!!!この偽りの世界に―――――終焉を――――――――!!!!!」ゴオオオオオオオ!



梨子「っ!!!」

曜「まだ止まらないの!!?」

ルビィ「止めるっ!!!カラマネロ、トリックルーム!!!!!」

カラマネロ「ネェアアアアアアアアアア!!!!!」ヴン――――――――ッ!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「ガッ!!!!!」

ギシッ――――――――!



果南「巧い!!!」

鞠莉「ネクロズマの動きをトリックルームで制限した!!!」

ダイヤ「さすがですわぁ!!!」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「小娘ェ――――――――!!!!!」



ルビィ「小娘じゃないもんっ!!!」キラン!

カラマネロ「ネェアロァァァァァァァ!!!!!」

善子「堕天使ヨハネのリトルデーモン4号を甘く見ないことね!!!」キラン!

花丸「マルはリトルデーモン0号ずら!!!」キラン!

パアアアアアアアア――――――――!

undefined

undefined


ルビィ「ルビィたちの全力――――!!!限界を超える……無敵の光――――――――!!!!!」

花丸「天地震撼……!!!眠れる王の覚醒に頭を垂れるずらぁ――――――――!!!!!」

善子「九天を堕とす闇の一撃を受けなさい――――――――!!!!!」

ルビィ「マキシマムサイブレイカー――――――――!!!!!」

花丸「ほんきをだすこうげきずらぁ――――――――!!!!!」

善子「ブラックホールイクリプス――――――――!!!!!」

カラマネロ「ネアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」キュイイイイン……ドゴオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

カビゴン「ゴォォンッ!!!ゴォガァァァァァァァァァァァァァァァ――――――――!!!!!」ドガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!

ヨハネエルレイド「レァルァァァァァァァァァァァァァァァァァ――――――――!!!!!」ギュオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「こ、の――――ガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!!!!!!」

ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアン!



ルビィ「ピギィ!!!」

善子「ギランッ!!!」

花丸「ずらんっ!!!」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「つけあがるな――――!!!散りゆく弱き命がぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――!!!!!」



ダイヤ「散りゆく命だからこそ!!!」

果南「その一瞬で輝こうとする!!!」

鞠莉「そのほんの僅かなときを気高く生きるの!!!その美しさを知らないあなたの方が、ずっとずっとPityだわ!!!」

ゼクロム「ゼロァァァァァァァ!!!!」

鞠莉「らいげき――――――――!!!」

果南「ハイドロカノン――――――――!!!」

ダイヤ「ダイヤストーム――――――――!!!」

ゼクロム「ゼェアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」バチバチィィィィィィ――――――――ッ!

メガラグラージ「ラアッ、ガアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ブシュアアアアアアアアアアアアア!

メガディアンシー「ディィイアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」キラッ――――ビュウウウウウウウウウウウ!

ズガアアアアアアアアアアアアアアアアア!


日食ネクロズマ(ウツロイド)「なにが気高さ……!!!なにが美しさだ――――――――!!!!!」ドゴオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!


梨子「ウツロイド!!!たしかにあなたは私たちの強さを学び、感情を理解したのかもしれない!!!でも!!!」

リリーゲッコウガ「コオオッガッ!!!」ドゴオオオオ!

曜「誰かを慈しむ気持ち、誰かを愛する心!!!理由も意味も無くたって好きになれる感情の基盤!!!それがわからないあなたじゃ!!!」

メガジュカイン「ジュカアアアアアア!!!」ドガアアアア!

千歌「この世界は――――絶対に壊せない!!!この世界には、たくさんの愛が溢れてるから!!!!!」

チカリザードンFS「ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ボオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「くだらない!!!くだらないくだらないくだらない――――!!!!そんなもの、理解に――――値するものか――――――――!!!!!」



千歌「だからあなたは私たちの勝てない!!!暴力と破壊じゃ――――私たちの心は砕けない!!!!!」

チカリザードンFS「リイッ、ザアアアアアアアアア!!!!!」パアアアアアアアア――――――――!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「光……!!!夢……!!!未来……!!!希望……!!!どれだけ喰い尽くされれば気が済む――――――――!!!!!」



千歌「食べきれるものならやってみなよ――――――――!!!!!」

チカリザードンFS「ザァアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!!」

パアア……パァアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!

小娘って一応人間の性差は理解してるのか
しかしかわいいルビィちゃんに言うとか何もわかってないな
ピギィも多分「何だその奇声は」程度にしか感じないんだろうな


日食ネクロズマ(ウツロイド)「なん……だ!!!この光はぁ――――――――!!!!!」



善子「なに……?ネクロズマのパワーが……」

曜「弱まって……る?」

鞠莉「いいえ……逆よ……。むしろ爆発的に強まってる……。なのに……」

ダイヤ「千歌さんたちの光を受けて……ネクロズマの身体から光が溢れていく……?」

梨子「……そうか。今のネクロズマは……ソルガレオを……膨大な光を取り込んだ状態……。そこに更に光を注げば……!!」

果南「光の吸収に耐えきれずに……ネクロズマの容量を超える……!!」

ルビィ「そうなったら……!!」

鞠莉「取り込んだ光はいずれ吐き出される……!!」

千歌「うぉああああああああああああああああああ――――――――!!!!!」

チカリザードンFS「リィザアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

パアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「お前ごときの……輝きで――――」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオ!

日食ネクロズマ(ウツロイド)「光はいずれ終えるもの!!!この私を満たせるなどと思うなぁ――――――――!!!!!」

ゴオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!



千歌「光が終えることなんてない!!!私たちの可能性は――――無限大なんだから――――――――!!!!!」ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

チカリザードンFS「ザァアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」パアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!


日食ネクロズマ(ウツロイド)「――――――――ッ!!!!!」

シュワァァァァァァ…………



花丸「光が吸収しきれてない……!!」

曜「千歌ちゃんの力が……どんどん上がってる!!!」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「何故――――この程度の光で――――――――!!!!!」



千歌「心がいっぱいになるでしょ!!命のあたたかさは!!!」



日食ネクロズマ(ウツロイド)「命だと!!!こんなものが!!!」



千歌「一つ一つは小さいけど……誰かと繋がることで大きく、強くなる!!!ウツロイド!!!あなたが今感じているものこそが……あなたが否定した絆だよ!!!!!」



パアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!

日食ネクロズマ(ウツロイド)「こんな、もの……ガ、アア―――――!!!!!」



千歌「っあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――!!!!!」

パアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!



日食ネクロズマ(ウツロイド)「ガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ――――――――!!!!!」

ズズッ……

ズズッ……!

ソルガレオ「ガアアアア……!!!」

ネクロズマ(ウツロイド)「――――――――!!!!!」

ウツロイドを「お前」じゃなく「あなた」って呼んでるあたりちかっち達は彼(彼女?)を憎んではいないっぽい


梨子「ソルガレオが!!!」

曜「離れた!!!」

千歌「っ!!!」カチッ!

シュイン――――――――!

千歌「っし!!!」

鞠莉「取り戻した!!!」

ルビィ「これで!!!」

善子「あとはあいつを倒すだけ!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「図に……乗るな……!!!ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ブンンンッ!

ブワ――――――――!



果南「舐めないで!!!」

ダイヤ「プレッシャーごとき、今さら怯むに価しませんわ!!!」

花丸「千載一遇のこの好機!!!」

鞠莉「絶対に逃さないっ!!!」


梨子「ゲッコウガ、つばめがえしっ!!!」

リリーゲッコウガ「コオオオッ、ガッ!!!」ドガァァァッ!



ネクロズマ(ウツロイド)「何故……」



曜「ジュカイン、ハードプラント!!!」

メガジュカイン「ジュカアアアアアア!!!」ドガガガガガ!



ネクロズマ(ウツロイド)「何故……!!」



千歌「リザードン、かえんほうしゃ!!!」

チカリザードンFS「ザアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」ボオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!



ネクロズマ(ウツロイド)「何故お前たちは諦めない!!!!!何故――――――――!!!!!」



善子「わからないのは、あんたが私たちをわかろうとしないからよ!!!」

ヨハネエルレイド「レアアッ!!!」ドゴオッ!

ルビィ「心で繋がる仲間がいないから!!!」

カラマネロ「ネェロォォォォォォォォォ!!!」ドガアアアッ!

花丸「怒りも、哀れみも……愉悦さえも読み取りながら、希望だけは頑なに否定する!!愚かだと嘲る!!!」

カビゴン「ゴオォォォォォォォガッ!!!」ドゴシャアアア!



ネクロズマ(ウツロイド)「なにが……違う!!!!!」


ダイヤ「ぜんっぜん!!!違いますわ!!!」

メガディアンシー「ディィイアアアアアアアア!!!」ズガガガガガガ!

鞠莉「人は!!ポケモンは!!生きることを尊さとするの!!!そして!!!」

ゼクロム「ゼロァァァァァァァァァァ!!!」バチバチィ――――ッ!

果南「限られた時間の中で精一杯輝こうとする!!!その美しさを知ってる!!!知ったんだ!!!」

メガラグラージ「ラァガアアアアアアアアア!!!」

ダイかなまり「それこそが――――未来を生きるための希望だって!!!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「黙れえええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええええ―――――――――――――――――――――!!!!!!」

ズガアアアアアアアアアアアアアアアアア!

ドガアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!

ドゴァァァァァァァァァァァァァァ――――――――!



ボオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!

チカリザードンFS「ザァアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ボオオオオオオオオオオオオオオオオオッ!

ズドドドドドドドドドドドドドドドド!

リリーゲッコウガ「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

梨子「いい加減に認めなさい!!!」

ダイヤ「私たちは……今はまだ小さく燃える、小さな焔……!!!」

ルビィ「けど、一つになれば奇跡が生まれる!!!」

果南「この世界はいつも!!!」

善子「諦めない心に!!!」

曜「答えじゃなくて!!!」

鞠莉「道を探す手掛かりをくれるから!!!」

花丸「最後まで……!!!」

千歌「強気で行こう――――――――!!!!!」グッ!


私は、ビーストちゃんが欲しいだけなの!!!



ネクロズマ(ウツロイド)「絆など――――私はけして認めはしない――――――――!!!!!熱くなるため生まれた命など……私は肯定しない――――――――!!!!!」



千歌「命の意味を!!!生きる熱さを!!!希望の光を!!!あなたがほんの少しでもわかってたら――――――――!!!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「この世界の全てを破壊し、全ての命を淘汰する!!!お前たちは――――消えろおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおおお――――――――――――――――!!!!!!!!!!」

――――――――ン

ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!!!!!


にこ「っ、ああっ!!?」

真姫「なによあれ……!!!」

絵里「なんて光……!!あんな技……本で見たことない!!!」

花陽「あんなのを受けたら……!!」

凛「みんなが!!!」

希「……………………」

海未「っ!!」バッ!

スッ

海未「!!」

穂乃果「……………………」

ことり「穂乃果ちゃん……?」

穂乃果「……見てよ、みんな」

海未「……………………!!!」



鞠莉「!!!」

果南「!!!」

ダイヤ「!!!」

善子「!!!」

ルビィ「!!!」

花丸「!!!」

梨子「!!!」

曜「!!!」

千歌「!!!」



穂乃果「誰一人……希望を捨ててない。信じてるんだ……未来を。あの仲間を」


千歌「みんな……」

梨子「ここまできて、余計な言葉はいらないわ」クスッ

曜「私たち全員、千歌ちゃんについてくからねっ!!」ポンッ

千歌「……♪」ニッ

花丸「千歌ちゃん!!これ!!」スッ キラン

善子「それ……」

果南「Zクリスタル……!!」

ダイヤ「ホノオZですわ……」

花丸「前に、くっすんさんからもらったずら」

鞠莉「ホノオZ……。千歌っちにピッタリのクリスタルね♪」

ルビィ「千歌ちゃん!!」

ダイヤ「がんばルビィ!!!ですわ!!!」

ルビィ「言わないでェ!!!」アセアセ

千歌「……クスッ、うんっ!!!」カチッ!

キイイイイイイイイイイン!

チカリザードンFS「リザア……!!!」

千歌「やるよ……!!!」

ドクン……

ドクン……

ドクン――――――――!

千歌「これが最後の攻撃だぁ!!!!!」

ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

undefined


曜「ジュカイン、全速前進っ!!!リーフストーム――――――――!!!!!」

メガジュカイン「ジュアカァァァァァァァァァァ――――――――!!!!!」ビュオオオオオオオ――――――――!

梨子「奏でるわよゲッコウガ!!!みずしゅりけん――――――――っ!!!!!」

リリーゲッコウガ「コオオオッ、ガアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ギュオオオオ……ヒュン――――――――ッ!

花丸「最後の最後まで!!!カビゴン、ほんきをだすこうげきずらぁ――――――――!!!!!」

カビゴン「ゴオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――ン!!!!!」ドガガガガガ――――――――!

ルビィ「ハッピーエンドを目指して!!!カラマネロ、マキシマムサイブレイカー――――――――!!!!!」

カラマネロ「ネェアロォアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ドゴオオオオオオオオオオオオオオッ!

善子「闇の彼方まで堕としてやりなさい!!!エルレイド、ブラックホールイクリプス――――――――!!!!!」

ヨハネエルレイド「レェアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ズオオオオオオオオオオオオ――――――――!

ダイヤ「高潔なる魂の煌めきを!!!ディアンシー、ダイヤストーム――――――――!!!!!」

メガディアンシー「ディィイアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」キラキラッ……ビュウウウウウウウウウウウ!

果南「海を震わせる強者の一撃!!!ラグラージ、ハイドロカノン――――――――!!!!!」

メガラグラージ「ジァラアアアアアアアアアアアアア―――――――!!!!!」ドゴオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

鞠莉「ローックオーン!!!ゼクロム、クロスサンダー――――――――!!!!!」

ゼクロム「ゼェロァァァァァァァァァァァァァァァ―――――――!!!!!」バチバチィ――――――――ドゴォォォォンッ!


ボオオッ……!

千歌「行くよ!!!リザードン!!!」

チカリザードンFS「リザッ!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――!!!!!!!!!!」

ドゴァァァァァァァァァァァァァァ――――――――――――――――!



千歌「私たちの全てで前に進もう!!!」

パアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!

千歌「希望の光……聖なる輝き!!!世界を導く――――奇跡の炎となれ――――――――!!!ダイナミックフルフレイム――――――――!!!!!」

チカリザードンFS「リイッ、ザアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!



ズガアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――!


理亜「スゴい……」

聖良「……!!!」

あんじゅ「これで全てが決まる……」

英玲奈「この先に待つのが終焉か……それとも……」

ツバサ「……………………」


ネクロズマ(ウツロイド)「消えろ!!!消えろ、消えろ……消えろ――――――――!!!!!」



千歌「消えないし……終わらない!!!これからなんだ……何もかも全部!!!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「弱き命が何故栄える……!!!何故抗う……!!!!何故――――――――――――――――!!!!!!!!!」

ドゴオオオオオオオオオオオオオオッ!



千歌「……やっと、わかった気がするよウツロイド……!!!あなたは……本当はわかりたいんだ……!!!私たちの……絆を……!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「なん――――だと――――――――!!!?」



千歌「誰だってそうだもん……!!!わからないものは怖い……!!!歩み寄ろうとする勇気を持てないから傷付ける……!!!けど心の奥底では、それ以上に知りたい……近付きたいって思ってるんじゃないの!!!?」



ネクロズマ(ウツロイド)「愚弄するな下等種風情が!!!!!そんなわけがあるか……あってたまるかああああああああああ――――――――!!!!!」


千歌「その怒りがなによりの証拠だよ!!!自分の思いを否定されるから心がめちゃくちゃに荒れる!!!感情と感情がぶつかってる……これも一つの絆だって私は思う!!!そして……流れ込んでくる……!!!あなたの怒りが……憎しみが……!!!寂しさが……!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」



千歌「認められたい……!!!受け入れられたい……!!!あなたの願いがひしひしと伝わってくる……!!!そう出来なくてモヤモヤするから、破壊と絶望を求めてることも!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「口を――――開くなぁ――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」



千歌「自分の心に嘘をついてるだけじゃあ――――なにも始まらないんだ――――――――――――――――!!!!!」

チカリザードンFS「ザァアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

ボオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!


ネクロズマ(ウツロイド)「嘘だ偽りだと言うのならば、お前たちのほざく絆こそがまさにそうだろう!!!!!慈しみ……愛……希望などという数多の情の螺旋……!!!そんなものただの実像無きまやかしに過ぎない!!!!!お前たちは……くだらぬ虚栄心と猜疑心……侮蔑と憎悪にまみれた……醜い不完全な存在だ!!!!!」



千歌「でも、必死に生きてる!!!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「――――――――!!!!!」



千歌「完全じゃないからこそ!!!!!私たちは手を繋ぐ!!!!!失敗なんて誰でもある!!!!!いっぱい躓くし……悔しい思いだってたくさんする!!!!!苦しいときだってたくさんある!!!!!それでも……みんながいるから前に進める!!!!!諦めないで手を伸ばせる!!!!!夢があるから――――――――全力で頑張ろうって思う!!!!!それが……私たちだ――――――――――――――――!!!!!!!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「――――――――――――――――」



千歌「私たちは――――輝きたい――――――――――――――――!!!!!!!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「お前など……お前たちなど――――――――――――――――!!!!!!!!!」



千歌「っあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ――――――――――――――――!!!!!!!!!」パアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!


真姫「正念場よ!!!」

にこ「踏ん張りなさい!!!」

花陽「負けないで!!!」

凛「頑張るにゃあっ!!!」

絵里「根性見せるのよ!!!」

海未「全力で!!!」

ことり「はばたいて!!!」

希「希望の光を!!!」

穂乃果「いけぇ――――みんなぁ――――――――!!!!!」


千歌「――――――――――――――――っ!!!!!!!!!」

パアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!



ネクロズマ(ウツロイド)「なんだ――――――――この力は――――――――!!!!!この――――――――輝きは――――――――!!!!!!!!!」



千歌「私たちの――――――――!!!!!!!!!」

曜「――――――――!!!!!!!!!」

梨子「――――――――!!!!!!!!!」

花丸「――――――――!!!!!!!!!」

ルビィ「――――――――!!!!!!!!!」

善子「――――――――!!!!!!!!!」

ダイヤ「――――――――!!!!!!!!!」

果南「――――――――!!!!!!!!!」

鞠莉「――――――――!!!!!!!!!」


千歌「ポケモンたちの――――――――!!!!!!!!!」

チカリザードンFS「――――――――!!!!!!!!!」

メガジュカイン「――――――――!!!!!!!!!」

リリーゲッコウガ「――――――――!!!!!!!!!」

カビゴン「――――――――!!!!!!!!!」

カラマネロ「――――――――!!!!!!!!!」

ヨハネエルレイド「――――――――!!!!!!!!!」

メガディアンシー「――――――――!!!!!!!!!」

メガラグラージ「――――――――!!!!!!!!!」

ゼクロム「――――――――!!!!!!!!!」


千歌「この世界に生きる――――――――!!!!!!!!!」



聖良「――――――――!!!!!!!!!」

理亜「――――――――!!!!!!!!!」

ツバサ「――――――――!!!!!!!!!」

英玲奈「――――――――!!!!!!!!!」

あんじゅ「――――――――!!!!!!!!!」



千歌「全ての命の――――――――!!!!!!!!!」



絵里「――――――――!!!!!!!!!」

希「――――――――!!!!!!!!!」

にこ「――――――――!!!!!!!!!」

花陽「――――――――!!!!!!!!!」

凛「――――――――!!!!!!!!!」

真姫「――――――――!!!!!!!!!」

海未「――――――――!!!!!!!!!」

ことり「――――――――!!!!!!!!!」

穂乃果「――――――――!!!!!!!!!」


千歌「想いよ――――――――一つになれ――――――――!!!!!!!!!」



ネクロズマ(ウツロイド)「ガアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!!!!!」



千歌「0から1へ!!!!!!!!!Aqours――――――――――――――――!!!!!!!!!」









Aqours「サーンシャイーン――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――――!!!!!!!!!」


――――――――――――――――ン

ドオオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――ン!!!!!!!!!

ネクロズマ(ウツロイド)「――――――――――――――――」





私の可愛いビースト……





ネクロズマ(ウツロイド)「わた、し……は――――――――」

シュウウウウウウウウウウウウウ……

ネクロズマ「――――――――」

ウツロイド【――――――――】

シュウウウ……

シュウウ……

フッ――――――――


善子「ネクロズマと……」

果南「ウツロイドが……」

梨子「消えた……」

ダイヤ「私たち……」

ルビィ「勝った……の……?」

花丸「勝った……ずら……?」

鞠莉「Winner……?」

曜「ウィナー……だよね……?」

千歌「はぁ……はぁ……」

ポンッ

チカリザードンFS「リザ……」

千歌「はぁ……はぁ……っ!!!~~~っ!!!!!」グッ!





Aqours「やっ――――――――たぁ――――――――――――――――!!!!!!!!!」


ルビィ「お姉ちゃんっ!!!」ギュッ!

ダイヤ「ルビィっ!!!」ギュッ!

鞠莉「やった……っ!!!」ポロッ

果南「プッ♪鞠莉……泣いてる…………っ!!」

鞠莉「果南こそ……っ♪」スッ

果南「……っ」ギュウッ

善子「終わったのね……」

花丸「ずら」

善子「ずら丸」

花丸「なに?」

善子「……ありがと」

花丸「……♪冗談は善子さんずら♪」

善子「……………………ヨハネ」クスッ

千歌「にしし♪」

梨子「やったわね……千歌ちゃん」

曜「みんなの力で……奇跡を起こしたよ♪」ゞ

千歌「うんっ♪よかっ――――――――」フラッ

ズシャッ


曜「!!!」

梨子「千歌ちゃんっ!!!」

善子「千歌!!!」

シュウンッ

リザードン「リザ……!!!」



希「っ!!!」



千歌「はぁっ……はぁっ……!!」

ダイヤ「千歌さんっ!!!」

ルビィ「そんな……勝ったのに……」

果南「千歌はずっと限界を超えたところで戦ってた……。その反動が今……」

鞠莉「千歌っち!!千歌っち!!!」


希「どいて!!!」

花丸「希さんっ!!?」

希「クレセリア!!!」

クレセリア「レリアアアア!!!コオオオオオオ……

梨子「つきのひかり……」

希「絶対に救う……!!!」

クレセリア「リィアアアア!!!」コオオオオオオ……!

千歌「は、ぁ……………………」

曜「……っ!!?みんな、あれ!!!」

鞠莉「!!!」



ズズズズズズ……

ゴゴゴゴゴゴゴゴ……



ダイヤ「ユメノトビラが……」

果南「まだ……閉まらない……!!?」

希「なっ!!?」バッ!

ルビィ「なんで……!?ウツロイドは……ネクロズマは倒したのに……!!」

鞠莉「それがイコールじゃなかったってこと……!?」

希「……っ!!」ギリッ


絵里「ウルトラビーストは掃討したのに……ホールが閉じない限り……ウルトラビーストがこっちの世界になだれ込む……」

真姫「いよいよ壊すしかないじゃない……!!」

海未「いつからそんなにジョークが上手くなったのですか……?」

真姫「っ!!」

穂乃果「思ってるよりずっと……体力が残り少ない……。それにユメノトビラを壊したって、ホールが閉じるとは限らない……」

にこ「ユメノトビラ自体を閉ざすしかない……ってこと……?」

ことり「でも……てんかいのふえが……」



希「……フーパ!!!」

フーパ「……!!いいの……?」

希「今はもう……そんなことを言ってる場合じゃない……!!」

フーパ「……わかった」

キン――――

ヴンッ!


――――――――



???「……………………」

ヴンッ!

???「……待ってた」

フーパ「ん!」

???「……………………」スッ

フーパ「……希、怒ってたよ」

???「だよね……」クスリ

フーパ「なんで……ユメノトビラ……閉めなかったの?」

???「……今、会話してる時間は無いんじゃない?」

フーパ「むぅっ!!」

???「あ、フーパ」

フーパ「……なに?」

???「希ちゃんに、ゴメンって伝えてくれる?」

フーパ「べーっ!!!」プイッ

ヴンッ!

キン――――

???「……………………」

ヒュウウウ……

???「ダメな親だな……私……」


――――――――ゼロの方舟



聖良「いったい……」

理亜「どうすれば……」

希「……………………!!!」

ヴンッ!

フーパ「希!!!」スッ

希「!!!」

梨子「それは……!!」

善子「てんかいの……ふえ……!!?」

絵里「間違いないわ……」

海未「フーパ……それをどこで……」

フーパ「ひ、拾ったの!!」

花陽「ひ、拾った……?」

フーパ「えっとね……お、お城に落ちてて……」

ことり「もしかして……戦闘のショックで方舟から落ちて……?」

希「……かもね。それより……これがあれば……」

にこ「ユメノトビラを……ウルトラホールを閉じることが出来る……!!」

凛「けど……どうやって……」

グググ……

希「!!」

千歌「……っ!!」グググ……

ツバサ「千歌さん……!!」

海未「無理です……!!」

梨子「ダメ……!!起きれるはずないでしょ……!!」

善子「私とリリーでフラフラなのよ!?私たち以上の力を連発して……もう……!!」

千歌「ここまで……来たんだもん……」


希「……!!!」

千歌「奇跡なら……何度でも……起こそう……っ!!」ガクッ

ガシッ……

リザードン「リザ……!!」

千歌「こんなところで……終われないよ……」ニコッ

絵里「眼が虚ろじゃない……」

真姫「いいから横になってなさい!!もう喋る気力も無いでしょ!!」

スッ……

曜「?」

ルビィ「親指と……人差し指を……?」

千歌「……みんなで……こうして、ね?♪」スッ……

鞠莉「……………………」スッ

花丸「……………………」スッ

果南「……………………」スッ

ルビィ「……………………」スッ

曜「……………………」スッ

ダイヤ「……………………」スッ

善子「……………………」スッ

梨子「……………………0……?」スッ

千歌「……♪0から……1へ……」スッ

8人「!!!」

千歌「……私たちの絆。私たち……やっと1になれたんだもん……。まだまだ……10にも……100にもなれるよ……。まだ……終わりじゃないよ……」


パアア……

千歌「だって……可能性……感じたんだもん……」

パアアアアアアアア……

梨子「!!!」パアア……

曜「この光は……」パアア……

ルビィ「ルビィたちの身体が……」パアア……

善子「……!!!」パアア……

ダイヤ「なんて……あたたかな光……」パアア……

果南「なんだろう……この感覚……」パアア……

花丸「オラたちが……一つになったみたい……」パアア……

鞠莉「Amazing……」パアア……

千歌「……………………」パアア……

スウゥ……

穂乃果「みんなの身体から光が……」

スウゥ……

キイィィィン……

希「……………………」

パアアアアアアアア――――――――



スウゥゥゥゥ……

コオオオオオオオオオオ――――――――!



海未「あれは……まさか……!!!」

ことり「プレート……?」

希「最後のプレート……せいれいプレート……」


ダイヤ「せいれいプレート……」

梨子「私たちの中に……その欠片が……?」

花丸「いったいどういう……」

千歌「はぁ……はぁ…………梨子……ちゃ……ん……」

梨子「千歌ちゃん!?」

千歌「メロエッタを……」

梨子「……!!」

曜「メロエッタ……って……」

善子「まさか……あんた……!!」

千歌「お願い……時間……無い……」

梨子「……っ!!お願いっ、メロエッタ!!!」シュッ ポンッ!

メロエッタ「メロッ!!!」

梨子「方舟に……全てのプレート……てんかいのふえ……メロエッタ……。鍵は……全部揃ってる……!!」

果南「それって……」

鞠莉「まさか……千歌っち……」

千歌「もう……これしかない……」

ルビィ「!!!」

千歌「アルセウスの力で……ユメノトビラを閉じる……!!」


海未「アルセウスの力で……!?」

凛「出来るの……?」

希「たぶん……。アルセウスは万物を司る絶対神……。たとえそれがこの世界ならざるものでも、干渉する力を持つ……。でも……」

にこ「でも……なによ……」

穂乃果「……………………」

梨子「本気で言ってるの……?」

千歌「本気じゃなかったこと……ある?」ニコッ

梨子「……っ、だから……タチが悪いのよ……!!」グッ……

ルビィ「どういうこと……?」

善子「……リリーが懸念してるのは、奏者ね」

花丸「奏者……」

曜「私がそうだったみたいに……?」

善子「……………………」

梨子「奏者として適性があるのは……心に深い闇を抱いた人……もしくはウツロイド……ウルトラビーストと近い波長を持ったごく僅かな人間……。そして、今いるこのメンバーの中で……それに該当するのは千歌ちゃんと、よっちゃんの二人だけ……」

鞠莉「待って……それなら私も……」

梨子「曜ちゃんもそうだけど……今、二人にそれほどの闇があるとは思えませんし……思いません。ここにいる誰もがそう答えるはず……。ですから、必然的に前者は無いものとして考えています……」

曜「……!!」

梨子「だから残るのは二人……。だけど……」

花丸「奏者は……尋常じゃないほどのエネルギーを消費する……。だからウツロイドは……曜ちゃんに寄生しながら、最後まで自分でホールを開くことを躊躇っていた……」

果南「そっか……。梨子ちゃんはそれを……」


梨子「そう……奏者はエネルギーの消費が激しい……。この……力が枯渇した満身創痍の状態で奏者を担えば……」

ルビィ「……………………!!!」

ダイヤ「……………………!!!」

善子「……なら、私がやるのが当然よね」

パシッ

フーパ「あっ!」

曜「善子ちゃん……」

善子「千歌よりも私の方が体力が残ってる。奏者を担ったくらいでどうこうならないわよ。それに……これも一つの贖罪にはなるでしょ」

パシッ

善子「!!?」

千歌「ダメだよ……♪」

善子「あんた……なにを……!!!」

千歌「奏者は……私がやる……」

ダイヤ「なっ!!?」

鞠莉「無理よ!!!」

花丸「千歌ちゃんはもう……」

千歌「限界なら……今までだって越えてきた……♪大丈夫だよ……♪」

果南「千歌……私たちは何度も千歌に助けられて……何度も千歌の奇跡を信じてきた……。でも……」

千歌「今回も……いつもとなんにも変わらないよ……♪いつもみたいに……奇跡を起こしてみせる……♪」

ルビィ「千歌ちゃん……やめて……」

千歌「おねがい梨子ちゃん……メロエッタの力を――――――――」





パシン――――――――――――――――





千歌「――――――――」




その場を沈黙させる……乾いた一つの音……
譲らない千歌の頬に張られた手……
それは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→梨子
偶数→曜


曜「――――――――!!!」

千歌「――――――――」

梨子「曜……ちゃん……」

曜「この……っ!!!バカ千歌!!!」

千歌「……っ!!」

曜「みんなが……みんながこんなに千歌ちゃんのこと心配してるのに……!!!なんでわからないの!!!?」

ルビィ「っ、曜ちゃ――――――――」

バッ

善子「……………………」

ルビィ「……っ」

千歌「……ムチャなのはわかってるよ。でも……でも……」

曜「わかってない!!!千歌ちゃんはなにもわかってないよ!!!千歌ちゃんがいたから……みんなここまで来れた……!!!千歌ちゃんに助けられて……憧れて……!!!これ以上無いくらいのものをもらった……!!!そんな千歌ちゃんが……自分を犠牲にしてまで私たちを守ろうとしてる……!!!そんなの誰が喜ぶの!!!」

千歌「でも……そうしなきゃ……」

曜「――――――――っ!!!!!」ブチッ!

ガシィッ!

千歌「……!!!」

ダイヤ「っ!!」

果南「ダイヤ」

ダイヤ「しかし……」

果南「……………………」フルフル


曜「いい加減に……してよ……!!!」

千歌「……………………っ」

ポロッ

千歌「……!!」

曜「みんな……優しいから……言わないだけなんだよ……」ポロポロ……

スッ……

曜「今までだって……ずっとギリギリだったじゃん……。奇跡を起こしたときは……ずっと……傷だらけになってたんだよ……?このまま……ムチャしたら……千歌ちゃん……死んじゃうかもしれないんだよ……?」ポロポロ……

千歌「曜ちゃん……」


曜「せっかく……九人揃ったのに……!!Aqoursになったのに……!!そんなの……イヤだよ……」ポロポロ……

千歌「……………………」

ギュッ……

千歌「……………………ゴメン」

曜「ヒグッ……グスッ……!」

梨子「……なにか、方法があるはずよ。なにか……」

善子「……………………」

鞠莉「……………………」

花丸「……………………」

果南「……………………」

ルビィ「……………………」

ダイヤ「……………………」





希「……一つだけ……考えがある」


絵里「希……?」

穂乃果「考えって……?」

希「……Aqoursの九人……全員が奏者になること」

海未「!!?」

ことり「!!?」

梨子「私たち……」

鞠莉「全員で……?」

真姫「どういうことよ、それ……」

希「……今、奏者の役割を果たせるのは、満身創痍の千歌ちゃんと善子ちゃんだけ。エネルギー消費の激しい奏者を担うには余りにも危険……。なら、一人にかかるその負担を九人で分散することで軽減すれば……」

花丸「そんなことが可能なの……?」

ダイヤ「どうやって……」

善子「……まさか」



希「そう。Aqoursのメンバーで、キズナ現象を発動させる……」



千歌「私たち……で……?」

曜「キズナ現象を……?」

にこ「ちょっと待ちなさいよ……。キズナ現象っていうのは、人間とポケモンが完ぺきにシンクロしてやっとたどり着ける境地なんでしょ……?それを人間同士で……それも九人でなんて余りにも荒唐無稽よ」

希「わかってる……。けど、それはあくまでも"戦闘"を目的とした事象……。うちが言ってるのは……目的を持って一つになる集団のこと……」

凛「……?」

海未「拡大的な解釈……ですか。キズナ現象を以て……"一つになる"ことを目的とするという……」

花陽「り、理屈はわからなくもないけど……」

絵里「それでも無理よ……。体力も底をついてる状態で……通常なら一対一で行うキズナ現象を九人で……。前例が無いわ……」

希「前例が無い道を、千歌ちゃんたちは乗り越えてきた。違う……?」


にこ「……出来る確証は無いわ」

希「それは……みんな次第よ……」

穂乃果「……………………」

希「千歌ちゃん……。みんな……。どう?」

梨子「どうって……」チラッ

曜「……………………」

梨子「……………………」

曜「……私はもう、言いたいこと言っちゃったから。これでわからない千歌ちゃんじゃないって、ちゃんとわかってる。今の話を聞いて……ううん、千歌ちゃんがどうするか……なんて……」

千歌「……………………」

ダイヤ「確証は無い……。ですが、可能性は0じゃない」

果南「あれを壊すとかより、ずっと前向きな考えだよね」

鞠莉「千歌っち」

千歌「……………………!!」

鞠莉「曜の言ったとおり……私たちの誰一人、あなたが死ぬことなんて願ってないし、そんなこと絶対に赦さない。……生きてこそ未来、でしょ?」ニコッ

千歌「鞠莉ちゃん……」

花丸「もちろん、マルも賛成ずら♪」

ルビィ「右に同じ♪」

善子「ヨハネの名にかけて♪」

千歌「みんな……」


梨子「……私もみんなと同じよ」

千歌「梨子ちゃん……」

梨子「言いたいことは曜ちゃんが全部言ってくれたし。ていうか、曜ちゃんがひっぱたいてなかったら、私が千歌ちゃんのことを叩いたわよ」

千歌「ぅ……」

梨子「千歌ちゃんと出会った過去があって、千歌ちゃんが引っ張ってきた現在(いま)がある。この先に……千歌ちゃんがいない未来なんてありえないわ」クスッ

千歌「……………………」

梨子「やりましょう。私たちで。この九人で!!」

曜「うん。一か八か……!!」

千歌「……うん!!」


希「覚悟はいいみたいやね」

千歌「……………………」コクン

リザードン「リザ……」

千歌「大丈夫だよ……リザードン。パートナーでしょ。信じてよ……♪」ニコッ

リザードン「……リザッ!!」

千歌「にししっ……♪」

曜「千歌ちゃん」スッ

梨子「♪」スッ

千歌「うん」スッ

ギュッ

ギュッ

千歌「みんなも♪」

鞠莉「ん♪」

ダイヤ「はい♪」

果南「うん」

ルビィ「うゆっ♪」

花丸「ずらっ♪」

善子「ギラン♪」

ギュウッ


ことり「……………………!」

ポンッ

穂乃果「きっと大丈夫だよ。私はそう信じてる」

海未「そうですね……。信じるしかありません……」



千歌「みんな、準備はいい?」

梨子「この方法の核は、キズナ現象を使える私たちよ」

善子「わかってるわよ。みんなで一つの輪になって、ほぼ無理やりキズナ現象の力を流し込む」

梨子「バランスを保ちながら、キズナ現象の力でてんかいのふえとプレートの力を増幅させる」

メロエッタ「メーロッ!!」

梨子「メロエッタ、頼むわよ」ニコリ

メロエッタ「メロッ!!!」

千歌「よしっ……!!行くよ……!!」ボオッ……

梨子「うんっ!!」ギュオオ……

善子「ええっ!!」ズオオ……



花陽「始まった……!!」

真姫「頑張りなさいよ……!!」



梨子「始めるわよ……メロエッタ!!」

メロエッタ「メロォッ!!!」

梨子「いにしえのうた!!!」

メロエッタ「メーロ――――――――♪」

――――――――♪

――――――――♪

――――――――♪

――――――――♪

メロエッタ(SF)「メロ――――――――♪」


凛「ステップフォルム!!」



――――――――♪

――――――――♪

――――――――♪

――――――――♪

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!



絵里「てんかいのふえと、全てのプレートが共鳴し始めた……!!」

にこ「ここからよ……!!」



善子「よし……!!」

梨子「ここからキズナ現象の出力を上げて……!!」

曜「っあ……!!」グラッ

梨子「!!」

花丸「身体……熱い……っ!!」

ルビィ「ルビィ……おかしくなっちゃう……!!んんっ!!」

ダイヤ「なんっ、ですの……この火照りは……んっ!!」

果南「これが……キズナ現象……っ!!こんな力……みんなは平然と……あぐっ!!」

鞠莉「あっ、はああ……っ!!」

善子「っ、千歌!!」

千歌「はあ……はあ……!!」

梨子「……………………!!」

善子「発動だけで……コントロールが全然出来てない……!!千歌の特異すぎる力に……みんながついていけてない……!!」

梨子「だけじゃない……!!これ……っ!!私たちに……千歌ちゃんが受けたダメージがリンクしてる……!!」


にこ「ダメージのリンク……!!キズナ現象が発動してる証拠ではあるけど……!!」

海未「デメリットです……!!それに、あの状態ではさらに出力を上げるなどとても……!!」



梨子「千歌ちゃん……!!意識をしっかり……!!」

善子「自分でやるって決めたんでしょ……っ!!あれだけ意気込んでおいて……!!限界なんて越えてみせなさいよ……!!」

千歌「……………………っ!!!」ボオオオ!

曜「熱い……千歌……ちゃ……っ!!」

梨子「こんな状態でも爆発するような力……!!私たちじゃフォローしきれない……!!」

――――――――♪

――――――――♪

メロエッタ「メロ――――――――♪」



希「……フーパ」

フーパ「!!」


海未「希……?」

ことり「なにを……」

希「うちに出来ることは、これくらいだから」スッ

真姫「いましめのツボ……!!」

希「やるよ、フーパ」

フーパ「うんっ!!」

コオオオオオオオ……

希「戒めを……解き放て……!!」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ゴロゴロ……

ゴロゴロ……ピシャアッ――――!

聖良「これは……天候が変わるほどのエネルギー……」

理亜「フーパの戒めが解かれる……」

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……



フーパ(解)「ガァアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」



ツバサ「ときはなたれたフーパ……!!」


花陽「け、けど……フーパの戒めを解いても……」

希「わかってる。フーパの能力はあくまでも、自在に空間を繋ぐもの。でもその力の根幹を担ってるのは"リング"。リングっていうのは循環の象徴。そしてときはなたれたフーパは、謂わばリングを司る魔神。そのフーパの力なら……!!」

穂乃果「力の循環をスムーズに出来る……?」

希「……!!」コクン

凛「けど、それって……今のAqoursのみんなに干渉するってことじゃ……。そうなったら、希ちゃんも危ないんじゃないの……?」

希「うちが淀みになるようなことはしない。あくまでもリングをイメージさせるサポートの役目を果たす。それに……」



千歌「っあああああああああああああ!!!!!」ボオオオオオ!



希「これくらい、ムチャでもなんでもない!!」


千歌「ぁあああああああああああ!!!!!」ボオオオオオオオオオオオ!

善子「っ!!」ズオオオオ……!

梨子「このままじゃ……!!」ギュオオ……!

キン――――――――!

よしりこ「!!!」

フーパ「フーパ、Aqours……助ける!!」

梨子「フーパ……!!」

善子「ときはなたれた姿……!?」

希「みんなはそのままキズナ現象を続けて!!」バッ!

フーパ「オオオアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」キン――――――――!

ボオオオオオオオオオ――――――――!

ギュオオオオオオオオオ――――――――!

ズオオオオオオオオオ――――――――!

千歌「――――――――!!」

ルビィ「っ、あ……あれ……?」

果南「……!!」

梨子「これは……!!」

善子「力の循環に……さっきより滞りを感じない……!!」

ルビィ「スゴい……!なんだか、ずっと楽になった!!」

鞠莉「本当……。千歌っちの炎に焼かれそうだったのに……今はなんて穏やかなの……」

曜「これ……もしかしてフーパの……」

梨子「フーパのリングの力で、私たちに生じていたズレが矯正されてる……!!」

ダイヤ「これなら……!!」

善子「ええっ……!!千歌!!」

千歌「はあ……………………はあ……………………っ、思いっきり……!!!――――――――っ!!!!!」

ボオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

梨子「私たちも……!!よっちゃん!!!」

善子「上げるわよリリー!!!」

ギュオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!

ズオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!


メロエッタ「――――――――♪――――――――♪♪」

――――――――♪

――――♪

――♪

――――――――♪



凛「てんかいのふえが……!!」

海未「キズナ現象を以て……Aqours九人が奏者となった……!!」

ことり「プレートが反応してる……!!」

穂乃果「みんな……頑張れ……!!!」


千歌(みんな……わかる……?)

曜(うん……。私たち……今、一つになってる……///)

梨子(言葉じゃなくて、手と手じゃなくて……もっと深い場所で繋がってる……///)

――――――――♪

花丸(心がポカポカするずら……///)

ルビィ(なんでだろ……自然とニコニコしちゃう……///)

善子(こんなときなのに……まったく能天気ね……///)

――――――――♪

――――――――♪

ダイヤ(ここまで……いろんなことがありましたわね……)

果南(うん。楽しいことや、ツラいこと……いっぱい……いっぱい……)

鞠莉(私が言えたことじゃないかもしれない……。でも、私……今一番、みんなを近くに感じてる……///私……みんなとAqoursになれて……本当に嬉しい……///)

――――――――♪

――――――――♪

――――――――♪

善子(なにこれが最後みたいに言ってんのよ)

鞠莉(善子……)

花丸(そうずら♪)

善子(これからもAqoursでいるために……私たちは前に進む。そうでしょ?)

鞠莉(……ええ///)

曜(これから……どんなことがあるのかな……?)

ルビィ(ルビィ、もっともっと……たくさんのポケモンに会ってみたい///)

梨子(見たことのない景色を見てみたい……///)

果南(いろんな人とバトルしたい……///)

ダイヤ(この九人で……もっと絆を深めたいですわ……///)

千歌(叶うよ……叶えてみせるよ。だって……私たちの冒険は、まだまだこれからなんだもん……///)


鞠莉(この九人で……!!)

果南(ポケモンたちと一緒に……!!)

ダイヤ(誰も知らない景色を……!!)

善子(誰も知らない冒険を……!!)

ルビィ(ドキドキするような毎日を……!!)

花丸(夢を諦めない……!!)

梨子(絶対に叶うって信じ続ける……!!)

曜(私たちなら……!!)

千歌(どこまでだって行ける……!!どこまでだって行こう……!!私たちは――――――――)



Aqours「Aqoursだ――――――――!!!!!!!!!」


パアアアアアアアアアアアア――――――――!

穂乃果「!!!」

海未「天から……光が……」

ことり「これ……てんかいのふえが落ちてきたときと同じ……」

絵里「それじゃ……!!」

にこ「!!!」

真姫「!!!」

凛「!!!」

花陽「!!!」

希「奇跡が……起きた……」

パアアアアアアアアアアアア――――――――!










ゴゴゴゴゴ……

ゴゴゴゴゴゴゴ……

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……!



アルセウス「………………………………」











ツバサ「アルセウス……」

聖良「この世界の……神……」



ボオオオオオオオオオ……

ボオオオオオ……

ボオオ……

フッ――――――――

千歌「……っ!!」

曜「キズナ現象が……!!」

梨子「千歌ちゃんもそうだけど……さすがに……限界……っ」

メロエッタ「メロッ!」

梨子「……ありがと、メロエッタ」ニコッ

善子「アルセウス……」

ルビィ「あれが……」

鞠莉「私たちが……求めていたもの……」

ダイヤ「なんて偉大さ……そして、神々しさなのでしょう……」



アルセウス「……………………」



千歌「……っ」ヨロッ

花丸「千歌ちゃん……!」

千歌「アルセウス……」



アルセウス「……………………」


千歌「はあ……はあ……。ユメノトビラを……ウルトラホールを閉じて……。そうしなきゃ……この世界が……メチャクチャになっちゃうの……。お願い……アルセウス。あなたの力を……貸して……」



アルセウス「……………………」



千歌「お願い……」



アルセウス「……………………」



千歌「……………………」



アルセウス「……………………」



千歌「アルセウス……」



アルセウス「なにも……」



千歌「!!!」


アルセウス「なにも言わなくていい。全てを理解している。私を呼んだ理由も、意味も……全て……」



千歌「……………………」



アルセウス「千歌」



千歌「!!」



アルセウス「お前の……お前たちの望みを……叶えよう」スッ

ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……



曜「ユメノトビラが……」

梨子「閉じていく……」



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ゴゴゴゴゴゴゴ……

ゴゴゴゴゴ……

ゴゴゴ……

ゴゴ……

ガシャン――――――――――――――――


穂乃果「ユメノトビラが……ウルトラホールが……閉じた……」

ツバサ「アルセウスが応えた……」



千歌「アルセウス……」



アルセウス「……………………」



千歌「ありが――――――――」

ガコン!

千歌「!!?」

花丸「っ!!?」

ルビィ「な、なに……!!?」

善子「方舟が……!!!」



アルセウス「私の力の源たるプレートが、私の元へと戻り、その効力を失った。プレートの力を動力としていたこの舟は間もなく落ちる」



果南「落ちるって……!!」

千歌「っ!!」



アルセウス「案ずるな」キン――――――――!



グラッ……!

ダイヤ「……方舟が……安定して……?」



アルセウス「このまま舟を近くの町の海に浮かべる。それが……この世界を救った者たちに対して私が出来る、せめてもの感謝だ」



千歌「アルセウス……?」



――――――――

――――

――


――――――――トチマ近海



ゴゴゴゴゴゴゴゴゴ……

ザバァン……

ザブン……

果南「トチマの……海……?」

花丸「無事に帰ってこられたずら……」ホッ

ルビィ「うゅ……」ヘタッ

ダイヤ「大丈夫ですか?」

ルビィ「うん……なんだか力が抜けちゃった……」

ダイヤ「そういえば私も……」

鞠莉「んっ、なんだかドッと疲れた……かも……」

梨子「キズナ現象の後遺症……だけじゃないわね。九人が一つになったことで、蓄積したダメージや疲労も九人に分散したのかも……」

曜「それじゃ……」

千歌「たしかに……なんかちょっと元気になったかも!!」

善子「気楽なものね……」

果南「まさに痛み分けだね」クスッ

ダイヤ「元気そうですわね、あなたは」


海未「みんな無事なようですね」

絵里「なによりだわ」

ことり「これで終わったんだね……」

穂乃果「うん。そうだね」

希「……………………」



千歌「……そうだ!!アルセウス!!」



アルセウス「……………………」



千歌「ありがとう、アルセウス。助かったよ♪」

曜「ち、千歌ちゃんっ!」アセッ

梨子「ポケモンだけど、一応神様なんだから……っ!」アセッ

千歌「ええ……」



アルセウス「かまわない。それに、感謝しなければならないのは私の方だ」



千歌「……?」

鞠莉「どういうこと……?」

果南「さあ……」


アルセウス「お前たちのおかげで、この世界の均衡は保たれた。Aqours、μ's、A-RISE、Saint Snow……改めて、感謝しよう」



千歌「……………………!!」

曜「神様に頭を下げられるって……」

梨子「もしかして……今私たち、大変なことされてるんじゃ……」



アルセウス「頭を下げたくらいでは足りないくらいだ。それほどまでに、お前たちが退けた驚異は大きかった。ウルトラビースト……ネクロズマ……お前たちの力無くして、あれらを倒すことは成らなかっただろう」



善子「言葉を返すようだけど……この世界にどれだけの驚異が迫ってたとしても、あんたなら簡単にどうにか出来たんじゃないの?」

花丸「善子ちゃん!!?」

ルビィ「口が過ぎるよ!!?」

善子「だって本当のことじゃない」



アルセウス「それは出来ぬのだ、堕天使ヨハネ。いや、善子」



善子「なんで……私の名前……」



アルセウス「私は全てを知る者……全てを司る者。私とは、この世界自身。この世界が私なのだ」



千歌「……?」

善子「どういうことよ」


アルセウス「私という存在は、力の強大さ故に、完全な状態で永く顕現することで世界に歪みを生じてしまう可能性がある。だからこそ私は、私の力を複数枚のプレートへと分け、私自身の肉体をこの世界ならざる場所へと潜み、深き眠りについた。この世界に生きる者が、真に私を望み……てんかいのふえの音色によって目覚めるそのときまで」



ダイヤ「つまり……ご自身では今回の件を収束されるには及ばなかったと……?」



アルセウス「少し違う。しかしそう捉えていい。力の強大さにかまけ、事をお前たちに放任したのも一つの見解だ。しかし……それは運命だった」



千歌「運命……」



アルセウス「変えようのない予定調和。過去も、現在も、未来も……そのほとんどは決まっていた。こうなるべくしてある……この瞬間さえも」



梨子「ほとんど……?」



希「……………………」



アルセウス「多くは語るまい。それは、私の口から言うことではないだろうから。……私は、ずっとお前たちを見てきた」


曜「ずっと……?」

ルビィ「見てた……?」



アルセウス「Aqoursよ……お前たちが苦難に立ち向かい……絆を信じ、未来を目指す輝き……。かつて……私が愛した者たちと姿が重なった……」



真姫「それって……」

花陽「もしかして……」



アルセウス「宇宙の創生から……あれほどまでに愛しく……尊く……人間に対して深い感情を抱いたことはなかった。長き歴史の中で、その数年は……私にとって一瞬……。しかし、何よりも充足感のある一瞬だった」



穂乃果「……だから、私たちにてんかいのふえを……?」



アルセウス「それが私が干渉出来る、唯一の方法だった。μ'sよ……私にとって、お前たちはまさに奇跡だった。その奇跡が今一度起きたのだ。μ's無き後……μ'sの後継者を担う者たちが現れた。千歌……お前たちAqoursだ」



千歌「……………………」



アルセウス「μ'sとは違う輝き……時代を照らす光……。私は心を動かされ……同じに安心した」



鞠莉「安心……?」


アルセウス「この世界はまだ、可能性を秘めていると。そう実感した」



千歌「……………………」



アルセウス「願わくば、安定と安寧が永久に続くことを祈ろう。千歌」



千歌「?」



アルセウス「……どうすればみんなが笑って明日を過ごせる未来を作れるか。自分がしたいようにするのが正解だ」



千歌「!!!」



アルセウス「自分の心に正直でいれば、きっと夢は叶う。この輝きは、どんなに凍りついた心も解かす。どんな暗い闇も振り払う。自分を信じて、仲間を信じることで……光になれる」



千歌「それ……その言葉って……」



アルセウス「……………………」

パアアアアアアアアアアアア……

チカ「……………………」



ルビィ「ピギッ!!?」

花丸「ずらっ!!?」

曜「あ、アルセウスが……」

梨子「千歌……ちゃんに……!!?」

千歌「ジーズマガ神殿の……」



チカ「……………………」ニコッ

スウッ……

トンッ……

チカ「千歌」ボソッ

千歌「……!!」

チカ「また、未来で――――――――」

パアアアアアアアアアアアア――――――――!

フッ――――――――


――――――――

――――

――



――――――――トチマタウン

――――――――トチマ旅館



千歌「クークー……んへへ、もう……それみかんじゃなくて私の………………クークー……」ムニャムニャ

ドタドタドタドタ……

バターンッ!

曜「おっはヨーソロー!!!」ゞ

千歌「クークー……」

曜「あ、起きないんだ」


梨子「千歌ちゃん起きた?」ヒョコッ

曜「ううん。起きない」

梨子「寝ぼすけね」クスッ

曜「昔からこうなんだよね」クスクス

千歌「クークー……」

曜「大変だったもんね……」

梨子「ええ。あれから三日……か」

曜「……………………」



――――――――

――――

――


――――――――三日前

――――――――トチマタウン



ザザン……

ザパァン……

鞠莉「……………………」

果南「鞠莉……」

鞠莉「約束だもの。逃げないわ」

ダイヤ「鞠莉さん。私も……」

鞠莉「ダメよ。ダイヤ」

ダイヤ「しかし……」

鞠莉「お願い」

ダイヤ「……………………」ギュッ



善子「ずら丸」

花丸「……なんずら?」

スッ

ルビィ「モンスターボール……」

善子「私がいない間、こいつらの面倒を見てほしいのよ」

花丸「……………………」

善子「罪の重さはわかってる。しばらくは会えないんだから、誰かに預けるしかないでしょ」

ルビィ「……………………」

花丸「……………………やっぱり、どうにもならないの?」

善子「どうにかしちゃいけないのよ。罪と向き合わないと、私は前に進めない」


千歌「……………………」

曜「千歌ちゃん……」

千歌「やっぱり……二人とも……」

梨子「……穂乃果さんの力で、どうにかすることは出来ないんですか?」

穂乃果「それは……」

海未「……チャンピオンとは、あくまでもポケモンリーグに君臨する者。サミットの件は異例中の異例として……リーグ内においてあらゆる権限を持つチャンピオンといえど、今回の件は……」

ことり「最終的には、国際警察に判断が委ねられる……。もちろん、ことりたちも口添えはするよ。でも……」

千歌「そう……ですか……」



ブロロロロ……

キキッ……



真姫「みんな、来たみたいよ」



ガチャッ……

バタン……



にこ「国際警察のお出ましね……」


現れた国際警察……
車から降り現れたポケモンは……
安価下1
ポケモン(人型のみ)


バリヤード「バーリバーリ♪」



凛「バリヤード……?」

花陽「あれが……国際警察……?」

真姫「そんなわけないでしょ……」



千歌「……?」

曜「誰も降りてこない……ね……?」

千歌「うん……」

???「♪」

梨子「……………………」

???「♪」ニコニコ

梨子「!!!?」バッ!

???「♪」ニコニコ

梨子「うわああああっ!!?なに!!?おばけ!!?」ビクッ!

ようちか「おばけ!!!?」バッ!

よしまり「!!?」

ルビまる「!!?」

かなダイ「!!?」

???「おばけじゃないよ♪」

梨子「……っ!!?」

千歌「……!!!」

???「久しぶりね、千歌♪」

千歌「お母さん!!!?」

8人「お母さん!!!!?」


バリヤード「バリィ♪」

千歌ママ「フフッ♪そうでーす、私が千歌の母です♪よろしくね♪あなたが梨子ちゃんね?美人だねー♪」

梨子「えっ、いやっ……それほどでも……あるかな……///」テレテレ

千歌「……………………」ジトー

梨子「はっ!!///」メノ・ノ◇・;リ

千歌「ていうか……なんでお母さんがここにいるの!!?カントーに行ってたんじゃ……」

千歌ママ「今回の件は私が担当なの。それでウラノホシに戻ってきたのよ」

曜「千歌ちゃんのお母さんが……担当……?」

千歌ママ「経緯は聞いてるよ。恵海ちゃんたちからね」

千歌「えみつんさんたちから……」

千歌ママ「大変だったね」ナデ



希「……………………」



千歌ママ「なんて、我が子を労うために来たわけじゃないって……みんなわかってることだよね」

千歌「……………………」


ザザン……

ザパァン……



千歌ママ「あなたたちが、善子ちゃんと鞠莉ちゃんね」

善子「……………………」

鞠莉「……………………」

千歌ママ「……………………」

千歌「待って!!!」

千歌ママ「……………………」

善子「千歌……」

鞠莉「千歌っち……」

千歌「二人とも……ちゃんと、自分のしたことがわかってる!!悪いことしたって、ちゃんと反省してるよ!!ほんの少し……すれ違って、ぶつかっちゃっただけなの……!!誰のせいとか……そういうのじゃないよ!!!」

花丸「……っ!!」

果南「千歌……!!」

千歌「だからお願い……!!二人を連れていかないで!!!」

千歌ママ「千歌」

千歌「っ!!!」ビクッ

千歌ママ「あなたの気持ちはわかる。衝突してわかり合った……大切な仲間だものね。けれど、国際警察が危険生物として定めたウルトラビースト……それがこのウラノホシに現れ、甚大な被害を及ぼした。あなたが考えている以上に、由々しき事態なのよ。そのうえ、自分たちだけでどうにかしようとした勝手な判断。さらにはチャンピオンとジムリーダーによる補佐と加勢……。さすがに目に余ると思わない?ね、穂乃果ちゃん?」



穂乃果「……………………」



千歌ママ「チャンピオンとして、あなたの意見を訊きたいわ」



穂乃果「私の意見で、国際警察の決定が覆るなら」



千歌ママ「ありえないわ」



穂乃果「じゃあ……そのうえで。今回全員の罪を不問にして、全責任を私が負うことは出来ますか」


千歌「!!!?」

鞠莉「Just a moment!!なにを言ってるの!!?」

善子「あん……あなたが私たちの罪を肩代わりする意味なんてないでしょ!!?」



穂乃果「意味とかじゃない。そうしたいって、私が思ったの」

海未「穂乃果……」

ことり「穂乃果ちゃん……」

穂乃果「……これが……次の時代を担うみんなに私が出来ることだって」



千歌ママ「チャンピオンとしての矜持……後進のために身を犠牲にする高尚な精神。立派だわ。畏怖にも似た尊敬を覚える。千歌にもそうなってほしいと……親として、一人のポケモントレーナーとして心から思うわ。でも……それとこれとは話が違う」



穂乃果「……………………っ」



千歌ママ「辛辣な物言いを赦してね、穂乃果ちゃん。事は、あなた一人ごときの進退で片が付くようなものじゃない」


千歌「お母さん……」

千歌ママ「逃亡を試みてみる?あなたたちが束になったら、私なんて軽く捻り潰される自信があるわよ」

バリヤード「バリ」コクン

千歌ママ「尤も……逃げるつもりはないようだけど」

善子「……ええ。逃げない。罪は甘んじて受けるわ」

鞠莉「その代わり、私が巻き込んだみんなは見逃して」

ダイヤ「……………………!!!」

曜「……………………」



聖良「……………………っ」

理亜「……………………」ギュッ



千歌ママ「真っ直ぐな……いい目をしてるわ」

千歌「……っ、待って!!!」

千歌ママ「待たないわ。これ以上、反抗も反論も赦さない」

千歌「――――――――!!!」

千歌ママ「国際警察の名の下に告げます」


善子「……………………」

鞠莉「……………………」



千歌ママ「……………………」



スッ ゞ



千歌「!!?」

曜「!!?」

梨子「!!?」

花丸「!!?」

ルビィ「!!?」

ダイヤ「!!?」

果南「!!?」

鞠莉「!!?」

善子「!!?」



千歌ママ「ウルトラビーストの撃退、民間への警衛、及びウルトラホールの鎮静化に協力いただいたこと……国際警察を代表して慎んで感謝致します」


絵里「!!?」

にこ「ちょっと……どういうことよ……」

真姫「撃退……警衛……!?」



善子「な……なんの冗談よ!!」

鞠莉「わけがわからないわ!!」

千歌ママ「あなたたちは、私たちが危険と定めたウルトラビーストを、民間に危害が及ばないよう自分たちで食い止め、さらには力を合わせて撃退し、ウルトラホールの向こう側へと追いやった。その功績を称えているのよ」

善子「功績……!!?ふざけてるの!!?」

鞠莉「そうよ!!私たちは!!」

千歌ママ「私たちが肯定しているものを否定するのも、公務執行妨害と言える。そのことを念頭に置いて話しなさい、善子ちゃん、鞠莉ちゃん」

鞠莉「っ!!!」

善子「なにが……どうなって……」



海未「……横やりを失礼します」



千歌ママ「ソノダのジムリーダー……海未ちゃんね」



海未「二人を貶めたいわけではけしてありませんが、私たちにも納得のいく説明を要求します」



千歌ママ「説明……ね。誰も咎めることなく、収集に向かってるのに……それが必要?」



海未「ええ。彼女たちは、自分の罪と向き合う覚悟をしたのです。易々と無下にするのは憚れるかと思いますが」

希「……………………」



千歌ママ「なるほど……。それじゃあ……少し汚い話をしましょうか」


花陽「汚い……話……?」



千歌ママ「その様子だと、少しは勘づいているんでしょ?」



海未「……………………」



千歌ママ「そう。察しているとおり、国際警察は……今回の事件を揉み消したいのよ」



鞠莉「!!!」

善子「揉み消したいって……」

梨子「無かったことに……したいってこと……!!?これだけの大きな事件を!!?」



海未「……リーグサミットの件で、そうではないかと思っていましたが」

ことり「あれだけの規模の事件を、ただの自然災害だってメディアは放送した……。ライブ中継のはずのサミットの様子もいっさい流れてなかった……。そんなことが出来るのは……」

絵里「それだけ大きな権力を持った者だけ……。それが……」



千歌ママ「ええ。私たちがやったことよ」



にこ「なんのために……」



千歌ママ「言ったでしょ。あなたたちも体感したとおり……危険なのよ、ウルトラビーストっていうのは。アローラでさえ大変な事態になった。それが他の地方の民間に知れ渡ったときのパニックは想像に容易いわ。それを防ぐためにも、映像データを流出させるわけにはいかなかった」



穂乃果「建前……ですよね」



千歌ママ「ええ。そのとおりよ」


千歌「……………………!!!」



千歌ママ「本来、ウルトラビーストの存在は、アローラ地方と……国際警察を除く一部の関係者のみ知る秘匿情報。それが今回、その存在はおろか、ウルトラボールに封印し厳重な管理下に置いていたウルトラビースト……さらにはネクロズマの存在までもがこのウラノホシに脅威となって現れた。それがどういうことか……わかるわよね」



海未「何者かがウラノホシにウルトラビーストを横流しした……」



千歌ママ「そう。犯人は不明……。それは私たちがいずれ見つけるけど……断じて赦されることじゃない。国際警察の信用の失墜に関わる重要なこと。それを大々的に知らしめるわけにはいかなかったのよ」


希「赦されることじゃない……ね」ボソッ

穂乃果「……………………」



千歌ママ「それが、今回の件を……あなたたちの罪を不問にしようとする理由よ」



善子「……………………」

鞠莉「……………………」



千歌ママ「合理的処置と……そう考えていいわ。尤も、実害を受けている曜ちゃんが意義を申し立てれば、少なからず話は変わってしまうけど」



曜「私は……」



千歌ママ「罪を受け入れようとする……受け入れている姿勢は感服するけれど、そうすることで悲しむ人の方が多いのも事実。そうでしょ?」



千歌「……………………」コクン

花丸「……………………」コクン

果南「そう……だけど……」



千歌ママ「私に……いいえ、国際警察にメリットが無い。連行する理由も無い。一応言っておくけれど、理由をでっち上げて法の下で裁くなんてこと、驚くほど簡単に出来る。けどその逆となるとそうはいかない。これは、国際警察という組織が総力を上げている案件なのよ。もう、この決定はけして覆らない。あなたたちは無罪よ。たとえ誰がなにをしたとしても……ね」


善子「……………………」

鞠莉「……………………」

ルビィ「えと……よ、よかった……でいい……の?」

ダイヤ「おそらくは……。ですが……」

果南「やりきれないね……」

花丸「素直に喜べないずら……」

曜「うん……」



千歌ママ「でしょうね。でも、これも大人であるということなの」



千歌「お母さん……」



千歌ママ「……母親としては、あまり見られたくない姿だけどね」



善子「でも……」

鞠莉「……………………」



千歌ママ「……もしも、これを不条理だと思うのなら……私を薄汚い大人だと思うのなら……こうならないよう、あなたたちは自分たちの信念を貫きなさい」



よしまり「!!!」



千歌ママ「罪を……愚かさを……後悔を……全て背負って生きなさい。そうした先にだけ、あなたたちが報われる未来がきっとあるはずだから」


善子「……………………罪さえ……償えないなんて、予想もしてなかったわ」

鞠莉「私もよ……」

善子「全て……背負って……か。そうよね……。どのみち……ベンテンの里を失ったことには……変わりないんだもの」

鞠莉「……………………」



千歌ママ「ベンテンの里……。いい所だったわね」



善子「当然でしょ。私たちの……自慢の故郷だったんだから……」

花丸「……………………」



千歌ママ「そういえば、これは極秘の情報なんだけど」



希「……………………」



千歌ママ「ウラノホシのとある海域に、ある日突然小さな島が現れたの」



梨子「島……?」

曜「なんの話……?」



千歌ママ「そこは地殻の変化で現れたにしては、発見当初から緑が生い茂り、すでにポケモンの生息も確認してる摩訶不思議な島なの」



善子「それがなによ」



千歌ママ「いいえ。ただ、そっくりだったなと思って。昔一度だけ立ち寄った、あの里に」


善子「!!!!!」

花丸「ベンテンの里に……そっくりな……島……!?」

善子「っ!!!」ダッ!

ガシッ!

千歌ママ「……………………」

ダイヤ「善子さん!!?」

ルビィ「ピギッ!!?」

千歌ママ「手は出しちゃダメでしょ」クスッ

善子「どこよ……どこなのよそれは!!!」

千歌ママ「……希ちゃん」



希「はい」



千歌ママ「フーパの力で、みんなを移動させてもらえる?場所は――――――――」



――――――――

――――

――


ザブン……

ザザン……

キン――――――――

ヴンッ――――――――!

フーパ「ついたよー♪」

善子「……っ!!!」タッタッタッ……!

花丸「待って!!!善子ちゃん!!!」タッタッタッ……!

ルビィ「善子ちゃん!!花丸ちゃん!!」

曜「とにかく、私たちも行こう!!」

果南「うん!!」

タッタッタッ……!

梨子「……………………」

千歌「梨子ちゃん?」

梨子(島の外側が浜辺じゃない……。パッと見た感じ、森が弧を描いて外周を覆ってる……。これは……)

千歌「梨子ちゃん。みんな行っちゃうよ」

梨子「あ、うん!今行く!」タッタッタッ……!



希「……………………」

穂乃果「希ちゃん」

希「……んー?」

穂乃果「浮かない顔だね」

希「そう?なんだろ、うちも疲れてるのかな」

穂乃果「……………………」チラッ



千歌ママ「♪」ニコリ



穂乃果「……………………」

希「……穂乃果ちゃん」

穂乃果「……後にするよ。今はまだ、そのときじゃないんでしょ?」

希「……ありがと」


タッタッタッ……!

タッタッタッ……!

善子「この森の匂い……!!」

タッタッタッ……!

タッタッタッ……!

善子「吹き抜ける風……!!」

タッタッタッ……!

タッタッタッ……!

バッ――――――――――――――――!



チルット「チルゥ♪」フワフワ

エイパム「エイッ♪」キャッキャッ



善子「――――――――!!!!!」

花丸「――――――――!!!!!」

ルビィ「はぁ……はぁ……………………うわぁ……///」

ダイヤ「なんと……キレイな景色……///」



チェリンボ「チェリッ♪」ランラン

プラスル「プーラッ♪」

マイナン「マーイマーイ♪」



善子「……ずら丸」

ポロッ

善子「夢じゃ……ないわよね……?」

花丸「オラにも……見えてるずら……」

善子「あの丘も……あの山も……みんな……覚えてる……」

花丸「うん……うん……!!」

善子「本当に……夢じゃないのよね……っ」

花丸「夢じゃないずら……。ここは……ベンテンの……里ずら……」


果南「ベンテンの里……ここが……」

鞠莉「善子たちの故郷……。オハラグループが奪ってしまった……"はず"の……」

タッタッタッ……

梨子「……!!」

千歌「キレイなとこ……。空気がおいしい……」

ルビィ「でも……なんで……」

善子「どうだっていいわ……。私が……私のせいで……失くした場所が……。今、目の前にある……。理由なんていらない……。私の大切なものが……」





???「善子……?」





善子「――――――――!!!!!」バッ!



???「善子……でしょ?」



善子「お、かあ……さん……?」



善子ママ「ええ……。どうしたの?そんなにボロボロになって……」



善子「お母さん……」タッ……

タッタッ……

善子「お母さん……!!」

タッタッタッ……!

善子「お母さん……!!!」ポロポロ……

タッタッタッ……!

善子「お母さんっ!!!」ポロポロ……!

ギュウッ!

善子ママ「きゃっ!善子……?」

善子「ううっ……!!うああ……!!……っ、ぅああああああああああん!!!うあ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"あ"ん!!!!!」


善子ママ「善子……」

善子「ヒグッ……わだっ……私……っ、私が……!!!お母ざん……っ!!!っああああああああああ!!!!!」ポロポロ……

善子ママ「……………………」

ギュッ……

善子ママ「大変だったのね……」

善子「ううう……っ!!!」ポロポロ……

善子ママ「おかえりなさい、善子」ニコッ

善子「――――――――っ、ぅああああああああああ――――――――ん!!!!!」



ルビィ「……………………グスッ」ポロポロ……

ダイヤ「涙を……っ、拭きなさい……」ポロポロ……

果南「ダイヤもね……」ポロッ

花丸「よかったずら……本当に……っ」ポロポロ……


千歌ママ「……………………」クルッ

バリヤード「バーリ♪」

海未「どこへ……」

千歌ママ「帰るのよ」

ことり「帰る……?」

千歌ママ「部外者の余計な言葉を並べて、大団円に余計な水を差したくはないから。……ああそうだ、穂乃果ちゃん」

穂乃果「はい」

千歌ママ「国際警察上層部はせめてもの誠意として、今回功績を残し携わった人たち全員の栄誉を称え、表彰する考えなんだけど……」

穂乃果「結構です」

絵里「そんなもののために、私たちは戦ったわけじゃありません」

海未「この戦いに、英雄はありません。皆……口を揃えて言うはずです。友のために……戦ったと」

千歌ママ「……クスッ。そうよね」

スタスタ……

千歌ママ「自分たちに都合の悪いことを隠匿するくせに、英雄として祭り上げるなんて……あなたたちに対するただの侮辱だわ。ここに英雄なんていない。無くていい。あの子たちも……あなたたちも……叶えたい夢がある、ただのポケモントレーナーだものね」



千歌「お母さん……」



千歌ママ「……………………」



千歌「……………………」



スタスタ……

ピタッ……

千歌ママ「……………………千歌」



千歌「!」



クルッ

千歌ママ「……………………」


千歌「……?」



千歌ママ「……………………ぁ」

希「……………………」

千歌ママ「……………………」



千歌「お母さん……?」



千歌ママ「……………………今日は久しぶりに、家族揃ってご飯だからね」ニコッ



千歌「……………………っ///うんっ!」



千歌ママ「♪」ニコッ

クルッ

スタスタ……

スタスタ……

スタスタ……

スタスタ……

千歌ママ「頑張ったね……お疲れさま……ありがとう……。……………………どの面下げて……そんなこと言うつもりだったのかしらね。私は……」


善子「グスッ……」

善子ママ「落ち着いた?」

善子「うん……」

善子ママ「よかった。ところで……」

善子「?」

善子ママ「そちらの人たちは?」

善子「はっ!!///」`¶cリ;・◇・)|



梨子「♪」ニコニコ

曜「♪」ニコニコ



善子「~~~~//////」カアアアア……

善子ママ「お友だち……?」

善子「~///……紹介するね///」



花丸「♪」

ルビィ「♪」

ダイヤ「♪」

果南「♪」

鞠莉「♪」

梨子「♪」

曜「♪」

千歌「♪」



善子「私の……大切な仲間よ……///」


――――――――

――――

――



ツバサ「それじゃあね、みなさん」

千歌「もう行っちゃうんですか?」

ツバサ「事件も片付いたみたいだし、私たちは一旦リーグに戻るわ。四天王とチャンピオンがいつまで経っても空席じゃ、示しがつかないしね」クスッ

鞠莉「ツバサ……さん……」

ツバサ「……?もしかして、まだ気にしてるの?」

鞠莉「……………………」

ツバサ「だったら、その後悔は……いずれバトルで決着をつけましょう」

鞠莉「バトルで……?」

ツバサ「形はどうあれ、あなたの掲げた理想にゼクロムは共感した。黒き英雄とまで謳われるゼクロムが手を貸したのは、あなたの理想の中に純真さを垣間見たからだと、私は思うわ」

鞠莉「……ゼクロム」スッ カチャッ

英玲奈「くだらない理想は虚妄に過ぎない。鞠莉……あなたはけして、虚妄を追い掛けるだけの愚か者ではなかったということだ」

あんじゅ「それを知るきっかけになったと思えば、なんてことないわ♪」

ツバサ「鞠莉さん、あなたとバトルする日を楽しみにしてるわ。そのときは、白と黒……レシラムとゼクロムの力を存分にぶつけ合いましょう」ニコッ

鞠莉「……Thank you」

ツバサ「千歌さんも」

千歌「はい!」

ツバサ「ガラスノハナゾノ号でのリベンジマッチね。リーグで待ってるわ。最強の挑戦者を……ね」

千歌「はい、よろしくお願いします!!」

ツバサ「ええっ♪それじゃ、行くわよ。聖良さん、理亜さん」

聖良「はい!!」

理亜「……!!」

千歌「聖良さんたちも?」


聖良「私たちは……まだまだ未熟だと知りました。まだまだ強くなれる。そのために、私たちが憧れたA-RISEのみなさんに弟子入りを希望しました」

千歌「弟子入り……」

理亜「……Aqours」ビッ!

千歌「……!!」

理亜「最強は……私と姉様だから」

聖良「鍛練を積み……ポケモンを知り、ポケモンと共に高みを目指します。ライバルの名に恥じぬように」ニコッ

スッ

千歌「!」

聖良「お互い頑張りましょう。千歌さん」

千歌「はいっ!!」ギュッ

理亜「……………………」カチッ ポンッ

ゾロアーク「ゾロッ!」

千歌「ゾロアーク……」

ゾロアーク「……………………」

理亜「これも……決めなきゃいけないこと。でしょ?」



千歌『言いたいことも……思いも、この気持ちは全部、そのときになったら伝えるよ。それでいいよね、ゾロアーク』



千歌「……今が、そのときだね」

ゾロアーク「ローア……」

千歌「ゾロアーク。あなたはどうしたい?」



ポケモンの数だけの出会いがあり……ポケモンの数だけの別れがある……
ゾロアークが出した答えは……
安価下1~3コンマ合計 00は100扱い
コンマ合計180以上→千歌の手持ちへ
コンマ合計180未満→理亜の手持ちへ


ゾロアーク「……………………」

理亜「……………………」

千歌「……………………」

ゾロアーク「……………………」



千歌『ゾロアがしたことは……間違ってる。でも、イタズラされたからイジワルするのも、間違ってると思うの。ゾロアはただ、みんなと遊びたかっただけなんだよ……。寂しかっただけなんだよ……。ちょっとだけ不器用で、どうしたらいいかわからなかっただけなの。ゾロアが許せないなら……私がたくさん謝るから……。だからお願い……ゾロアを許してあげて……』ニコッ

千歌『私ね、ポケモンマスターを目指してるの。一番強くて、一番カッコいいトレーナー。まだまだ初心者で、バトルもそんなにしたことなくて……頼りないところもあると思う。そんな私でよかったら、一緒に行かない?』ニコッ

千歌『私たちはずっと一緒だよ、ゾロア♪』



ゾロアーク「ゾロォ……」

千歌「……………………」ポンッ

ゾロアーク「ゾロ……?」

千歌「……ちゃんとわかってるよ。ずっと一緒だったんだもん。ゾロアークが、なにを考えてるか」

ゾロアーク「……………………」

千歌「私のことや……リザードンたち仲間のことが大切なのはわかるよ。でもね、ゾロアークにとって理亜さんは……同じくらい大切なものだったんじゃないの?」

ゾロアーク「ロア……!!」

千歌「その気持ちに……答えを出してあげて」ニコッ


ゾロアーク「ゾ、ロォ……!!」ポロッ……

千歌「これはサヨナラじゃない。私待ってるから……。もっともっと強くなって……今度はライバルとしてバトルするときを……。みんなと一緒に待ってるから……っ!!だから――――――――」

ギュウッ……!

千歌「――――――――!!!」

ゾロアーク「ゾロ……ゾロォ……ッ!!!」ギュウッ!

千歌「……………………泣かないよ」ギュッ

ゾロアーク「……ッ!!!」ポロポロ……

千歌「悲しいお別れじゃあ……ないんだから……」ソッ

理亜「……………………いいの?」

千歌「はい。ゾロアークが選んだことだから」

理亜「……感謝しかない」

千歌「……♪」ニコッ

ゾロアーク「ゾロ……」

千歌「またね、ゾロアーク♪」

ゾロアーク「……ロァ。……ロアッ!!!」


――――――――

――――

――



キン――――――――

ヴンッ!

千歌「……………………」

梨子「行っちゃったわね」

千歌「うん」

梨子「意外だった」

千歌「なにが?」

曜「泣くかと思った」

千歌「泣かないってば。ゾロアークが自分で決めた答えなんだもん。それにお別れじゃないんだよ。ポケモントレーナーを続けてれば、いつかまた会える。Saint Snowさんは、私たちAqoursのライバルなんだもん。私が泣いてちゃダメだよ。リーダーなんだもん。しっかりしなきゃ」

曜「そうだね」

梨子「それじゃ……泣くなら今のうちね。今だけは、誰も見てないんだから」

千歌「もう。だから泣かないってば」

曜「ゾロ?」

梨子「……ゾロッ?」

千歌「!?」

曜「ロアッ♪」ワチャワチャ

梨子「ローアッ♪」ワチャワチャ

千歌「えっ!?えっ!?」

曜「ロアーッ♪」モギュッ

梨子「ロアァッ♪」モッギュー

千歌「~っ、あーもー!!泣かせにかかってるなー!?泣かないって決めてるんだからなー!?泣かないって……っ、泣かない……グスッ……ぅぅぅぅぅぅぅぅぅ……………………」ポロポロ……

曜「……よしよし」ポンポン

梨子「ほんと、バカな人……」クスッ


――――――――

――――

――



果南「ところで、みんなはどうするの?」

ダイヤ「どうするとは?」

果南「みんな気持ちの整理とかつけたいでしょ?私は一度トチマに戻るつもりだけど」

ダイヤ「そうですわね……。記憶が無いとはいえ、ラボの職員たちのことも気掛かりですし……私も戻ることにしますわ」

ルビィ「うん。じゃあルビィも。お姉ちゃんが帰ってくるなら、所長代理は返上しなきゃね」

ダイヤ「あら、そのまま所長でもいいのですわよ?この旅で、随分と立派になったようですし」ナデ

ルビィ「エヘヘ///」

鞠莉「私もグループに戻るわ。私がいなかった間に、なにがあったのか調べたいし。いろいろ身辺整理もしなきゃだしね」

果南「身辺整理って……」

鞠莉「まあ、想像のとおりよ」クスリ

果南「……………………」

鞠莉「善子たちは?」

善子「ポケモンたちの休養も兼ねて、しばらくはこの里……ああ、今は島ね。この島で過ごすわ。この島がどの位置にあるのかとか、なんでこんなことになってるのかとか、調べることもたくさんありそうだから」

鞠莉「そう……」

善子「少しは……胸のつかえを取っていいのよ。この通り、何もかも無事だったんだから。ね、マリー♪」

鞠莉「……うん///」

ルビィ「花丸ちゃんも?」

花丸「うん。マルたちがいなかった間になにがあったのか……里長をやってるマルのおばあちゃんに話を聞いてくる」

ルビィ「そっか。それじゃ、しばらくみんなバラバラになっちゃうんだね」

ダイヤ「そういえば、千歌さんたちは?」

スタスタ……

スタスタ……

曜「ここだよー」

梨子「すみません。で、なんの話ですか?」

ルビィ「これからどうしようかって話……って、千歌ちゃん?」

千歌「な"に"……?」

善子「なんで泣いてるのよ……」

千歌「泣い"てな"い」

善子「なんの強がりよ……」


千歌「ふぐぅ……ズビッ……」

梨子「アハハ……。それで、これからどうするか……でしたね」

曜「私と千歌ちゃんはトチマに戻るし、梨子ちゃんもおいでよ」

梨子「いいの?」

曜「こっちで行く宛はあるの?」

梨子「まあ……」

海未「なんでしたら、師匠である私のところに来ても構いませんよ?」ニコッ

梨子「じゃあせっかくだし、千歌ちゃんのところにお世話になろうかな」

海未「おかしいですね。聞こえてないんでしょうか」

梨子「ごめんなさい。じつは私の特性はぼうおんなんです」

海未「可愛いげのない弟子です」プクー

千歌「グシグシ……穂乃果さんたちも帰るんですね」

穂乃果「うん。みんなはそれぞれのジムがあるし、私は他に被害が無いか、あちこちを回ってみる」

千歌「そうですか……」

穂乃果「千歌ちゃん」

千歌「……!」

穂乃果「それにみんなも。みんなのおかげで、世界は救われた。なんて……大げさじゃないよ。みんながいなかったら、どうなってたかわからない。あのとき、チャンピオンとして判断したのは間違いじゃなかった。改めて感謝させて。千歌ちゃん、曜ちゃん、梨子ちゃん、ルビィちゃん、花丸ちゃん、善子ちゃん、ダイヤちゃん、果南ちゃん、鞠莉ちゃん」

ペコッ

μ's「ありがとうございました」


梨子「ちょっ!!?」アセッ

ダイヤ「みなさんっ!!?」アセアセッ

ルビィ「μ'sが……頭を……」

善子「これって……かなり問題なんじゃないの……?」

梨子「大問題よ!!」アセアセッ

花丸「恐れ多いずらぁ……」

穂乃果「ううん。これくらいじゃ足りないんだよ。みんな頑張ってくれたんだもん」

千歌「私たちだって……μ'sのみなさんに、いっぱいいっぱい助けてもらいました。心構えを教えてもらった。未熟な私たちを鍛えてくれた。ダメなときは叱ってくれた。私たちだって、たくさんのものをもらいました。私たちの方こそみなさんにお礼を言いたいです」

鞠莉「ええ」

果南「めいっぱいの感謝を……だね」

千歌「せーのっ!」

Aqours「ありがとうございました!!」ペコッ

穂乃果「……………………クスッ」

海未「楽しみ……ですね」

花陽「うん♪」

にこ「未来は明るいわね」

真姫「そうね」カミノケクルクル


穂乃果「じゃあ、そろそろ行くね」

ことり「またね、みんな♪」

花陽「元気でね♪」

花丸「はい!」

梨子「本当にお世話になりました」

海未「気が向いたらいつでもジムに来なさい。稽古をつけて差し上げます」

梨子「山登りじゃないなら」クスッ

希「落ち着いたら、またみんなで集まろうね」

ダイヤ「ぜひ!」

絵里「みんなとはゆっくり話したいわ」

果南「こちらこそ」

にこ「んーっ、これでやっとアイドル業が再開出来るわねー♪」

真姫「売れない、でしょ」

にこ「あぁん!!?」

曜「応援してます、にこさん」

にこ「あんたも頑張りなさいよ。続けるんでしょ、ジム戦」

曜「はいっ!もちろん!」ゞ

花丸「師匠、しばらく門下生の席を空けるずら」

凛「いつまでも待ってるよ。マルちんはずーっと、凛の一番弟子にゃ♪」

花丸「はいっ!///」

真姫「しっかりやりなさいよ、堕天使」ポンッ

善子「うるさ――――――――……はい///」

鞠莉「本当にありがとう。そして、ごめんなさい」

穂乃果「うん♪それじゃ、またね♪Aqoursのみんな♪」ノシ

千歌「はい!また!!」


――――――――

――――

――



曜「行っちゃったね、みんな」

千歌「うん」

ダイヤ「では、私たちも……」

ルビィ「うん。……って、あれ!!?」

花丸「どうしたずら?ルビィちゃん」

ルビィ「希さんが帰ったら、ルビィたちどうやって帰るの!!!?」

千歌「あ」

Aqours「……………………」





Aqours「希さ――――――――ん!!!!!帰ってきて――――――――!!!!!!!!!」


――――――――

――――

――



――――――――現在



梨子「あのときは焦ったね……」

曜「気付いた希さんが戻ってこなかったら……」

梨子「でも、みんな無事に帰ってこられたからよかったじゃない」

曜「帰ってからもドタバタしてたけどね……。千歌ちゃんたら、帰ったとたんに倒れ込んじゃうし」

梨子「私たちもその後、気を失うように寝ちゃったのよね。起きたら一日経っててビックリした。志満さんたちにも心配掛けちゃったわね」

曜「梨子ちゃんはお母さんに連絡したりした?」

梨子「べつに事件を知らせてたわけじゃないから。定期的な報告くらいね。曜ちゃんは?」

曜「私もとくに。心配させるのもなあ……って思っちゃって。けどそれとは関係無くパパと連絡した♪」

梨子「パパ?」

曜「私のパパ、船の船長やってるの♪ガラスノハナゾノ号っていうんだけど」

梨子「乗ったわ、その船」


曜「それにしても……本当に大変な旅だったね」

梨子「ええ。ツラくて苦しくて……だけど、それ以上にドキドキした」

曜「梨子ちゃんは、これからどうするの?」

梨子「そうね……」

曜「私はジム戦にチャレンジして、千歌ちゃんと同じようにリーグの挑戦権を手に入れる。梨子ちゃんは音楽家を目指すんだよね。千歌ちゃんは……考えるまでもないか」

梨子「……私がこのウラノホシに来たのは、メロエッタに会って、自分だけの音を奏でるためだった。なんの心構えも無くチャンピオンになって……中途半端な強さだけを手に入れて、むなしくなって……子どもの頃から夢だった、世界一の音楽家になるって夢を掲げたの。だけど、この地方に来て……千歌ちゃんと曜ちゃんと出会って、いろんなことがあって……たくさんの音を耳にして思ったわ。世界には、まだまだ私の知らない音があるって。ポケモントレーナーを続ければ、もっともっとステキな音に巡り合える。そんな気がするの。だから、今ポケモントレーナーを投げ出すわけにはいかないわ」

曜「そっか。根っからのトレーナーだよ、梨子ちゃんは」クスッ

梨子「それに、千歌ちゃんとの約束もあるしね」

曜「約束?」

梨子「千歌ちゃんがリーグに挑戦出来るほど強くなったら、私とバトルする……って」

曜「……………………!!」

梨子「曜ちゃんたちと出会ったあのときも、二体一のバトルだった。あれから何度も横に立ってバトルすることはあったけど、向かい合うことはたった一度だって無かった。私ね……思うの。たぶん、今までのどのバトルよりドキドキする。強くなった千歌ちゃんと全力で戦う……。そして……」



千歌「私が勝つ――――――――!!!!!」



ようりこ「っ!!!?」ビクッ

千歌「負けないよー。勝つのはわた……ムニャムニャ……」クークー……

ようりこ「……………………ぷっ♪アハハハハ♪」


梨子「ねえ、千歌ちゃんはまだ起きないみたいだし……久しぶりにバトルでもする?」ニコッ

曜「おっ、いいね♪」

梨子「今度はケンカじゃないやつね」クスクス

曜「しつっこい!!///」

梨子「研究所の裏のフィールドを借りましょう。1vs1ね」

曜「負けたら?」

梨子「ショウゲツのメニュー一つ奢り♪」

曜「ノッた!!」

梨子「フフッ♪ぜんそくぜんしーん♪ヨーソロー♪」タタタタ……

曜「かーらーのー♪けいれいー♪」タタタタ……

タタタタ……


――――――――

――――

――



千歌「クークー……ぅへへ……///」スヤスヤ……

ドガアアアアアアアアアアン!

千歌「ふあぁっ!!!?」ガバッ!

ズガガガガガガガガガガガガガガガガガガガガ!

千歌「えっ!!?ええっ!!?なに!!?なんなの!!!?」


――――――――トチマ研究所・バトルフィールド



曜「おおおおおおおおおお!!!」

メガレックウザ「ザアアアアアアアアアアアアアアア!!!」ドガァンッ!

梨子「やああああああああああああ!!!」

メガガブリアス「ガァアアアアアアアアアアアアア!!!」ボガァンッ!

ドガアアアアアアアアアアン!



志満「あらあら……」ニコニコ

美渡「いや……」

志満「スゴいわねえ……」ニコニコ

美渡「なにこの天災……。余波で研究所が潰れかねない勢いなんだけど……」



曜「行くよレックウザ!!!」

梨子「決めるわよガブリアス!!!」

曜「りゅうせいぐん!!!」

梨子「りゅうせいぐん!!!」

メガレックウザ「ザァガァァァァァ……………………!!!!」

メガガブリアス「ガァバァァァァァ……………………!!!!」

キイィィィィィィィィィィィィン……!



千歌「うるさ――――――――――――――――い!!!!!」ドガァァァァァァァァァァァァァ!



ようりこ「!!!!」ビクッ!


メガレックウザ「レザァ……」

メガガブリアス「ガバ……」

千歌「二人ともバカなの!!?なんでこんなところで全開バトル!!?旅館の方にまで爆音が轟いたよ!!?」

曜「いやぁ……」

梨子「ついバトルが白熱して……」

千歌「周りのこともちょっとは考えなさい!!!」

メガレックウザ「レェザ……」シュン

メガガブリアス「ガァブ……」シュン

千歌「まったくもう!!志満姉たちもだよ!!一緒にいたなら止めなさい!!」

美渡「私は止めたよ」

志満「研究者が目の前の研究対象を前にやめろなんて言えるとでも?」

千歌「知らないけども!!もう!!ゆっくり寝てもいられないよ!!」

梨子「もうお昼過ぎてるんだけど」

千歌「私の辞書に寝過ぎという言葉は無ーい!!」

曜「ドヤ顔でなに言ってるの」



果南「やってるねー」ヒラヒラ



梨子「!」

千歌「果南ちゃん!」

果南「やっほー♪ご機嫌いかがか――――――――」

梨子「だいぶいい感じです♪」

曜「じゃあハグしよ♪」ギュー

梨子「きゃー♪」

果南「二人とも嫌い」


千歌「そういえば、どうしたの果南ちゃん?」

果南「どうしたって、あれだけ激しいバトル……町のどこにいても気付くと思うけど」

曜「お恥ずかしい」

果南「まあそれはそれとして……これ」スッ

梨子「メール?」

果南「穂乃果さんから」

千歌「穂乃果さんから?果南ちゃんに?」

果南「ううん。Aqoursのメンバー全員に送られてるっぽいよ?メール来てなかった?」

千歌「さっき起きたから」

果南「不摂生がスゴいね」

梨子「なんて書いてあるの?」

果南「ああ、えっとね……」



穂乃果『みんな、久しぶり。穂乃果だよリ`・ヮ・)』



千歌「なにそれ可愛い」

果南「百回スクショした」

曜「ファンだね」

梨子「いや、いいから続きは……」


穂乃果『みんな元気にしてるかな?私はスッゴく元気です♪リザードンたちも元気だよ♪まあ相変わらずリーグの挑戦者はいないんだけどね……アハハ……リ`;ヮ;)』



梨子「いや笑いづらいです……」



穂乃果『まあ冗談はさておき、もうそろそろみんなで集まってもいい頃かなーって思って。本当はすぐ会いたかったんだけど、海未ちゃんがまだダメです!……って。三日も待ったんだからいいよね。私はよく我慢した。てことで、みんな揃って遊びに来ない?近況報告も兼ねて、ご飯でも食べながらワイワイやろーよ♪急に誘ってもみんな都合がつかないだろうし、ウラノホシのポケモンリーグが設営されてるコウサカタウンに、一週間後に……ってことでどうかな?みんなと会えるのを楽しみにしてるよ♪それじゃあね♪P.S.……もし来られない人は……仕方ないけど……うん……全然平気だから……みがわりにんぎょうを置いて……あなただと思って……話し掛けるね……』



曜「文末が怖すぎる」

梨子「招待状っていうか、ほとんど脅迫文じゃない……」

果南「ま、そんなわけで……一週間後にコウサカタウンに集合らしいんだよね」

千歌「一週間後か~……」チラッ

梨子「……?なに?」

千歌「んーん。みんなに会うの楽しみだなーって」

梨子「……?そう、ね……?」キョトン


曜「うん♪楽しみだね、みんなに会うの♪」

梨子「って、まだ三日しか経ってないけど」クスッ

果南「一週間か~。まだ先だね~」

曜「コウサカタウンって、どの辺だっけ?」

果南「ミナミシティとソノダシティの中間だね。待ち遠しいなぁ」

千歌「果南ちゃんは、ダイヤさんや鞠莉ちゃんと連絡取ってなかったの?」

果南「ダイヤとはちょくちょく連絡してたけど……鞠莉とは一度も」

曜「一度も?」

梨子「鞠莉さんもトチマの出身なんですよね?町には戻ってきていないんですか?」

果南「まあ、鞠莉は鞠莉でやることがあったってことだよ」

千歌「やること?」

果南「まあね」

千歌「それって――――――――」

クウゥゥ……

果南「あ……///」

曜「果南ちゃん、お昼まだなの?」

果南「じつは私もさっき起きた……///」

千歌「不摂生がスゴい」

梨子「千歌ちゃんが言わないの」

曜「それじゃ、今からみんなでショウゲツ行こ♪梨子ちゃんの奢りで♪」

梨子「はあっ!?」

曜「だってさっきのバトルはあのまま続けてたら私が勝ってたしー」

梨子「なんでよ!!そんなのわからないでしょ!!」

果南「梨子ちゃん、ゴチです♪」

梨子「ええっ!!?」ガーン

曜「それじゃーショウゲツまで!!全速前進――――――――♪」タッタッタッタッ……

果南「ヨーソロー♪」タッタッタッタッ……

梨子「あっ!!ちょっと!!待ちなさ――――――――い!!ああもう……足が速いんだから……」

千歌「二人とも体力お化けだからね」ケラケラ

梨子「もう……。とりあえず行きましょ。千歌ちゃんも」

千歌「あ、私はいいや。ちょっとやることあるから」

梨子「やること?」

千歌「やること♪ていうかほら……私、まだパジャマなので///」

梨子「……はやく着替えてきなさいよ」


千歌「おみやげはミカンどら焼きがいいなー」

梨子「はいはい。それじゃ、行ってくるね」

千歌「はーい」ノシ





千歌「一週間……」

ヒュウウウウ……

千歌「見つかるかな……。私の、新しいパートナー……」


――――――――



梨子「千歌ちゃんのやることって……なんだろう……」

ピッピッ……

梨子「あ、本当にメール来てる。……穂乃果さんおチャメだなぁ……」

ピッピッ……

梨子「わざわざP.S.まで付けて……」

ピッピッ……

梨子「……?P.S.の向こう側……まだスクロール出来る……。なに……か……………………!!」

ピタッ……

梨子「これって……」



穂乃果『梨子ちゃんへ。この連絡は梨子ちゃんにしかしていません。一週間後……希ちゃんのことで、お話があります』


――――――――ショウゲツ



曜「んー♪やっぱりショウゲツのケーキ最高~♪」モグモグ

果南「本当だね~♪」パクパク

梨子「本当に奢らされるなんて……」

曜「ご馳走さまであります♪」

梨子「まったく。それにしても……」チラッ



レックウザ「レザァ♪」ムシャムシャ

ジュカイン「ジュカ♪」ムシャムシャ

ラグラージ「ジラァ♪」パクパク

ゲッコウガ「コウガ」パクリ

メロエッタ「メロォ♪」パクパク



梨子「オープンテラスとはいえ……伝説のポケモンが普通にケーキを食べてる姿っていうのは……なんとも異質な光景ね……」

果南「道行く人がみんな驚いていってるもんね」

曜「さっき通った人なんか三度見してた」

果南「いやー、みんなそれぞれいいポケモンを持ってるね」

曜「果南ちゃんもね」


梨子「ジムリーダーや四天王特有のタイプ一致型のパーティー。それもそのほとんどがパワータイプのアタッカーなんですよね」

果南「ゴリ押しするの好きなんだよね。アタッカーじゃないのなんてプルリルと、今はもう手持ちじゃないけどカプ・レヒレくらいだったかな」

梨子「カプ・レヒレ……。今はすっかり千歌ちゃんのパートナーですね。果南さんから譲り受けたときは、まるで言うことなんか聞かなくて」クスクス

曜「うすぼんやりと覚えてる。アヤセ島でドラヒオンを倒したときのこと」

梨子「私を毒で苦しめたことも、でしょ?」ニコニコ

曜「イジワル……」ブスゥ

梨子「フフッ♪」

果南「二人はタイプが不一致のパーティーだね」

曜「だね」

梨子「とくに気にしてはいないですけど。見事にバラけました」

果南「千歌にも言ったけど、その方が戦略には幅が出るよ。タイプなんて、結局はトレーナーの選り好みなんだから」

曜「それと、どんなポケモンに会えるか……だね」

果南「千歌にもいい出会いがあるといいね。ゾロアークがいなくなって、やっぱり寂しそうだし」


曜「梨子ちゃん的には、千歌ちゃんがどんな子をゲットするのか気掛かりなんじゃない?」ニシシ

梨子「気にはなるけど……あまり考えたくはないかな」

果南「どうして?」

梨子「千歌ちゃんは、たとえどんなポケモンをゲットしても、その実力を最大以上に引き出せる。ポケモンを愛して、ポケモンに愛される才能を持ってるから。それが千歌ちゃんの強さ……だけど、バトルの相手からすればそれは得体の知れない恐怖でしかないから」

曜「バトルの中で進化する……ってやつ?」

梨子「トレーナーの完成形なんていない。たとえそれが、メガシンカとZワザ、キズナ現象を完全に体得した千歌ちゃんだとしても」

果南「まだまだ伸び代がある……か」

梨子「だからあまり気にしたくないのよ。ヘタすると気圧されちゃうかもしれないし。それに……」

曜「?」

果南「それに?」

梨子「クスッ……どんなポケモンをゲットしたのか。バトルのときまで知らずにドキドキしていたいから」


――――――――

――――

――



――――――――トチマ旅館前



果南「んー♪満足満足♪」

梨子「それはどうも」

果南「ごちそうさまでした♪」ハグッ

梨子「こちらこそ」

曜「このあとどうする?」

果南「あ、それならさっきの続きは?私も二人とバトルしたい♪」

梨子「いいですね」

曜「1vs2?それとも交代で1vs1?」

果南「バトルロイヤルでもいーよ♪」

曜「おっ、言いますなぁ♪」

果南「気兼ねなくやりたいし、水上のフィールド使わない?トチマ沖の」

梨子「はい。その方が周りを気にしなくて済みそうですしね」

曜「決まりだね。さっそく行こう♪」

果南「船……は余波で転覆しそうだし、ラプラスに乗っていこうか」

曜「わーい♪」

梨子「あ、忘れてた。ショウゲツのおみやげを千歌ちゃんに渡してくる。ちょっと待ってて」タタタタ……


――――――――トチマ旅館



トントントン……

梨子「千歌ちゃーん。ミカンどら焼き買ってきたわよー」

スゥーッ



襖を開け、梨子が見たものは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→千歌のいない空っぽの部屋(UB捕獲可能性有りルートへ)
偶数→ポケモン図鑑を読み耽る千歌の姿(UB捕獲可能性無しルートへ)


シン……

梨子「……?千歌ちゃん……?」

シン……

梨子「部屋にいないってことは……お風呂……とか?」

ピラッ

梨子「?」スッ

カサッ……

梨子「書き置き……?」



千歌『梨子ちゃんへ――――――――』



梨子「――――――――!」



――――――――

――――――――

――――――――



梨子「……………………」パサッ



梨子「勝手なんだから」


――――――――マツウラダイビングショップ



ザザーン……

曜「梨子ちゃんたち遅いね」

果南「千歌が二度寝でもして起こすのに手間取ってるんじゃない?ね、ラプラス」ナデ

ラプラス「プーラ♪」

曜「……お、来た来た!おーい!」ノシ

梨子「お待たせ」

果南「あれ、梨子ちゃんだけ?千歌は……?やっぱり二度寝?」

梨子「これ……」ピラッ

かなよう「?」



千歌『梨子ちゃんへ。突然だけど、しばらく一人で旅に出ます从c*?ヮ?§』



曜「……穂乃果さんの見て気に入ったのかな?」



千歌『なにも言わずにゴメンね?でも話したら一緒に来てほしくなっちゃいそうだったから。一週間後のパーティーには間に合うようにするから安心して。なんていうかさ、じっとしてられなかったんだよね。こんなに近くに……まだ一度も勝ったことがない相手がいるって思ったらさ。ガマン出来なくなるって、なんだか子どもっぽいけどね。私、強くなったよ。バッジをゲットして、リーグに挑戦出来るくらい強くなった。約束だよ、梨子ちゃん。私とバトルして』



果南「バトル……」

梨子「……………………」


千歌『手加減無し。6vs6のフルバトル。場所は集合場所のコウサカタウン。当然断らないよね?みんなの前で、どっちが強いかハッキリさせよう。私は梨子ちゃんと戦うために、新しいパートナーを探しに行ってくる。梨子ちゃんなんかもうボッコボコ……は、かわいそうだから……ポポッコだね。梨子ちゃんなんかポポッコにしちゃうから!!』



曜「だとしたらワタッコに進化しちゃうね」



千歌『今、ワタッコに進化しちゃうねってツッコんだ人、普通怪獣ヨーソロー』



曜「なにこの手紙!!///」



千歌『とにかく!!一週間後、私たちの"しゆう"を決するよ!!!』



果南「雌雄って漢字で書けなかったんだね」



千歌『逃げないよね?ていうか、本気で来てよ。私は……本気の梨子ちゃんに勝ちたいんだから』


――――――――



ヒュウウウウ……

千歌「そろそろ読んだかな。って、考えてなかったけど追い掛けてきたらどうしよ」

ソルガレオ「レガ」

千歌「まあ、ソルガレオには追い付けないか♪長い距離だけど、大丈夫?」

ソルガレオ「レェガ」コクン

千歌「頼りにしてる♪」ナデナデ

ポンッ

ピカチュウ「ピカッ♪」

千歌「ピカチュウ!どーしたのー?」ナデッ

ピカチュウ「ピーカッ♪」スリスリ

千歌「なんか急に甘えんぼだね♪いいよ、じゃあしっかり捕まっててね♪お願いソルガレオ。仲間探しの旅に~っ、出発だー♪」

ピカチュウ「ピーカーチューッ♪」

ソルガレオ「ガァルァ!!!」ダンッ!


――――――――マツウラダイビングショップ



果南「……なんていうか」

曜「千歌ちゃんっぽいね」クスッ

果南「次に会うのは一週間後か」

曜「楽しみだね、梨子……ちゃん……」

梨子「……………………」ニッ

果南「っと……」ゾクッ

梨子「千歌ちゃんがやる気なのに、私が一週間なにもしないはずなんてない……だよね」ニコリ

曜「だ、だね……」



千歌に触発され、梨子もまた静かに闘志を燃やす。
安価下1~3まで多い方 連投無し
1.梨子「二人とも、これから一週間……私のバトルパートナーをよろしくね」
2.梨子「私も武者修行の旅に出てくる」


梨子「私もちょっと旅に出てくる」

曜「旅!!?梨子ちゃんも!!?」

果南「また急な……。武者修行ってとこ……?」

梨子「ですね。あちこちを回って、一週間みっちり鍛えてきます」

曜「わざわざそんなことしなくても……特訓なら私たちが相手するよ」

果南「そうそう♪」

梨子「いや……正直一週間も同じ相手と戦うとトラウマが甦るというか……」



海未『アハハハハハハ♪』

海未『ほら、もう終わりですか?』

海未『ウフフフフ♪山頂アタックですよぉ~♪』



梨子「うぅ……」ブルッ


果南「……?よくわからないけど、まあ一週間も同じ相手とバトルしたら変な癖もついちゃいそうだし、行くっていうなら止めないけど」

曜「宛はあるの?まさかウラノホシのジムに殴り込みとか?」

梨子「曜ちゃんより先にバッジを集めるのは悪いじゃない」

曜「勝てる気ではいるんだね」ムカッ

梨子(ジム巡りも考えたけど、穂乃果さんのメールを無視して希さんと会うのも気が引けるし……)

果南「じゃあ、どうするの?」

梨子「とりあえず、いろんな場所へ行ってみます。ワンダフルラッシュバレーやラブアローマウンテンみたいに、ウラノホシにはまだまだ野生のポケモンが多く住む場所もあるでしょうから」

果南「それなら……」



梨子の修行場所にと果南が提案したのは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→星の降る洞窟、ハイドアンドシーク・ギャラクシー
偶数→巨人の眠る遺跡、シャドウゲート


果南「シャドウゲートに行ってみたら?」

梨子「シャドウゲート?」

曜「あー、なんだっけ。トチマタウンとアヤセ島の中間くらいの島にある遺跡だよね?」

果南「そっ。レベルの高い野生ポケモンが多く住む島の古代遺跡、シャドウゲート。別名、巨人の眠る棺」

梨子「巨人……?」

果南「そういう伝説があるんだよ。強いポケモンとトレーナーの前だけに、山のような巨人が姿を見せる……ってさ」

曜「果南ちゃんは見たことあるの?」

果南「ううん。シャドウゲートに行ったのは駆け出しの頃だったからね。野生ポケモンにすら歯が立たなくて、尻尾を巻いて逃げちゃったよ」アハハ

梨子「巨人……か。行ってみる価値はありそうですね」

曜「やる気だね。あーあ、梨子ちゃんも旅立ちかぁ……」

果南「寂しいなら曜ちゃんも旅立ったら?ていうかそうしようよ♪私も付き添うからさ♪」

曜「暇なの?」

果南「うん♪」

曜「んー……じゃあそうしようかな。千歌ちゃんと梨子ちゃんに差をつけられるのも癪だし」

梨子「じゃあ、次に会うのはコウサカタウンね」

果南「楽しみにしてるよ、強くなった梨子ちゃんを♪」

梨子「ええ♪」

曜「梨子ちゃん」

梨子「?」

曜「私もすぐ、二人に追い付くからね♪」ゞ

梨子「……!……うんっ♪」ゞ


ヒュウウウウ……

梨子「――――――――♪」スッ

グッ!

梨子「全力でバトルよ……千歌ちゃんっ!!!」


――――――――一方その頃



千歌「……………………」

イトマル「……………………」カサカサ

クルミル「……………………」コソコソ

ピカチュウ「……………………」

ソルガレオ「……………………」

千歌「ここどこぉ――――――――――――――――!!!!?」



千歌は迷っていた。


――――――――

――――

――



――――――――一日後

――――――――パラドクスフォレスト



千歌「はあぁ……」クウゥゥ……

ピカチュウ「ピーカ……」キュルル……

ソルガレオ「ガァ……」グウウ……

千歌「お腹すいたね……」

ピカチュウ「ピーカ。ピカチュ」

千歌「なにがどうしてこうなったんだろ……」

ソルガレオ「ガァル……」

千歌「こんなことある?出発して五分で遭難したんだけど」

ピカチュウ「ピカァ……」

千歌「ホント、なんだったんだろうね。出発のときにテンション上がって、ライジングフェーズになったのは覚えてるんだけど」

ソルガレオ「レェガ……」

千歌「ソルガレオ、新しい技でも覚えた?」

ソルガレオ「ガルル」フルフル

千歌「でもワープしなかった?」

ソルガレオ「ルガァウ……」

千歌「一瞬ウルトラホールみたいなのが見えた気がしたけど…………………………まあいっか」

ピカチュウ「ピカ」


千歌「あれこれ考えてもわかんないし、遭難した事実は変わらないしね。問題なのはここがどこなのかだよ。ウラノホシなのかな?それとも別の地方?違う世界とかだったら、どうすれば元の世界に戻れるんだろうね」

ソルガレオ「ガアア……」

千歌「大丈夫。ソルガレオのせいじゃないよ」

ソルガレオ「ガル……」

千歌「にしし♪とりあえず、もう一度この森を散策してみよ。かなり広いし、どこかに木の実くらいはなってるでしょ。危険は無い……といいな。ていうかそんな気がする♪なんかいいことありそうな予感。もしかしたらこの場所は、ソルガレオが私と新しいパートナーを出会わせるために、連れてきてくれた場所かもしれないしね♪」ナデナデ

ソルガレオ「ガァウ……」スリッ

千歌「よしっ♪知らない場所だけど、みんなと一緒だと思ったら元気出てきた♪」フンス

ピカチュウ「ピッカ」

千歌「なんとかなるよ♪さー行こー♪おーっ♪」



ガサガサ……

ヒョコッ

???「……………………」ジーッ



千歌「……?」クルッ



ガサッ



千歌「……気のせいか」



コソコソ

???「……………………」ジーッ


――――――――

――――

――



ツツケラ「ケラァー」

バタフリー「フィリィ♪」

千歌「野生のポケモンがいっぱいだなー」テクテク

キャタピー「……………………」ノソノソ

千歌「~♪」

カサカサ……

千歌「?」

ガサッ!

チリーン「チリィン!」バアッ!

千歌「うわあっ!!?」ビクッ

チリーン「リリリッ♪」ケラケラ

千歌「うぅ……こらーっ!!」

チリーン「チリリーン♪」スィーッ

千歌「いたずらっ子め……やいっ、可愛いぞー!!」

チリーン「チリィ~♪」

千歌「ふんす!!」

ピカチュウ「ビカ」

千歌「ねえ、今バカって言わなかった?」

ピカチュウ「ピーカ」プイ

千歌「むう……」

ソルガレオ「レェガ……」

千歌「……ん?」

ピカチュウ「ピーカ?」

千歌「この先三本道だ……」



どの道へ進む?
安価下1コンマ
1.4.7→森の奥へ(くさ、むしタイプポケモンが出現)
2.5.8→森を抜けた先の荒野へ(じめん、いわタイプが出現)
3.6.9→森の中の湖へ(みず、ひこうタイプが出現)
0→安価下2で上のルートから一つ


千歌「どうしよっかなー……」

サアァ……

千歌「!」

ソルガレオ「ガル?」

千歌「気持ちいい風……。こっち!こっちの道に行ってみよう!」

ピカチュウ「ピーカ?」

千歌「いいからいいから♪」


千歌「ほわぁ……///」

キラキラ……

ピカチュウ「ピカァ♪」

ソヨソヨ……

ソルガレオ「ガルァ……」

千歌「キレイな湖……///空気も水も澄んでる……///身体がリフレッシュしてるって感じ……///」

ピカチュウ「ピィカ♪ピカチュ♪」

千歌「エッヘヘ♪ピカチュウとソルガレオも気持ちいい?♪」

ソルガレオ「ガァウ」

千歌「あ、そうだ!みんなも一緒に……♪出ておいでっ♪」シュッ ポンッ

リザードン「リザッ!」

モクロー「フルルッ」

カプ・レヒレ「レィヒ」

千歌「~♪」


ソヨソヨ……

千歌「ふあぁ……。気持ちいいね~……」

リザードン「リザ」

千歌「なんか……こうしてのんびりするの、久しぶりな気がする。平和だね。あの戦いがまるで嘘だったみたい」

ソルガレオ「ガル……」

千歌「けど、嘘じゃない。たくさんのものを手に入れた。友だち、仲間、パートナー♪みんなみんな、かけがえのない宝物だよ♪もうここにはいないけど、ゾロアークのことも♪」

カプ・レヒレ「……………………」コツン

千歌「……慰めてくれるの?」コテン

カプ・レヒレ「レァ」

千歌「ありがと♪カプ・レヒレはひんやりして気持ちいいね~♪」

カプ・レヒレ「レーア……」

モクロー「フルル」ピョン

ピカチュウ「ピカ」トテテテ

千歌「モクローの羽は柔らかくて……ピカチュウの毛並みはちょっとくすぐったい♪ずっとスリスリしてたいよぉ♪」

モクロー「フロォ♪」スリスリ

ピカチュウ「ピッカ♪」スリスリ


千歌「ソルガレオはお日様みたいにあったかい♪」

ソルガレオ「ガル……」スッ

千歌「リザードンはトチマの匂いがして……一緒にいると安心する……♪」

リザードン「リザ……」

千歌「私、いっつも思ってるんだ。みんなが私のポケモンでよかったなーって♪出会って、ゲットして、人からもらって……形はそれぞれだけど、これってさ……運命なんだよね」

ピカチュウ「ピカァ?」

千歌「うんっ♪この広い世界で、たくさんの人とポケモンがいる中で、こうして出会って……繋がって。最初からそうなることが決まってたみたいじゃない?♪」

カプ・レヒレ「レヒァ」

千歌「出会うべくして出会った。私は、そんな気がする♪」

モクロー「フロォッ♪」

千歌「出会いは運命で、みんなそれぞれの運命があって、それが重なったほんの一瞬に絆は生まれる。どんな相手とだって」

リザードン「リザ……?」

千歌「そう考えると、もしかしたらさ……ウツロイドとも繋がることは出来たのかもしれないね。もっと別の出会い方をしてたら……もっとわかり合えたのかな」

ソルガレオ「……レェガ」スリッ



平穏を感じ、ポケモンと語り、可能性を呟く千歌……
そんな一時を破るかのように、千歌たちに怪しい影が忍び寄る……
現れたのは……
安価下1コンマ 00は100扱い 連投無し
奇数→水中から何者かが飛び出てきた!(みずタイプ限定)
偶数→空から何者かが襲撃してきた!(ひこうタイプ限定)

安価下2
安価下1のタイプのポケモン(UB無し)


ソヨソヨ……

ビュンッ!

千歌「!!」

バッ!

千歌「うわっ!!」

リザードン「リザ!!」

カプ・レヒレ「レアァッ……!!」キッ!



グライガー「グラァイ!!」ケタケタ



千歌「グライガー!!?」

ソルガレオ「レガ!」



グライガー「グラァ♪」スッ



千歌「……!?ああっ!!私のバッグ!!!」



グライガー「グーラァー!」スィー



千歌「ちょっ!!その中にはバッジとか図鑑とかいろいろ!!~っ、返せーっ!!!」ダダダダ……!


グライガー「グーラァー!」スィー

千歌「ん待てーい!!」ダダダダ!

グライガー「グラー♪」ベー

千歌「この森にはいたずらっ子が多いみたいだね……!!なら容赦しないよ!!モクロー、このは!!」

モクロー「フルオッ!!」ビュウウッ!

グライガー「グァラッ!!」ビュン! ビュンッ!

モクロー「フロッ!?」

千歌「アクロバット!!?モクローの攻撃を避けるなんて……それなら……!!ピカチュウ、でんこうせっか!!」

ピカチュウ「ピカッ!!」ダンッッ!

ダダダダダダダダ!

バッ!

ピカチュウ「ピッカ!!」

千歌「アイアンテール!!!」

ピカチュウ「ピィカッ!!ピッッ、カッ!!!」ギンッ! ブンッ!

グライガー「グアァラッ!!!」スッ

千歌「っ!!?」

ブンッ!

ピカチュウ「ピカッ!!?」

ドガァッ!

ピカチュウ「ピカアッ!!!」

千歌「ピカチュウ!!!」

ソルガレオ「ガルッ!!!」ダンッ!

パクッ

ピカチュウ「ピカァ……」クテッ

千歌「ピカチュウ!!大丈夫!!?」ギュッ

ピカチュウ「ピーカ……」

千歌「今の……カウンター……。野生のポケモンの動きじゃない……?」


リザードン「リザッ!!」ボオッ……!

ソルガレオ「レェガッ!!」メラッ……!

千歌「うん、お願いっ!!……って、いやいやいやいや!!ストップ、ストーップ!!!」

リザードン「ザァ……!?」

千歌「かえんほうしゃなんか使ったらバッグも一緒に燃えちゃうでしょ!!ソルガレオも、こんなところでニトロチャージなんか使ったら森ごと燃やしちゃうよ!!」

ソルガレオ「ガルル……」

千歌「ここは慎重に……カプ・レヒレ、かげぶんしんでグライガーの誘導を……」

カプ・レヒレ「レアァ……」フアァ……

千歌「え?あくび?」

カプ・レヒレ「レーファ……」ネムネム……

カチッ

シュイン

千歌「はあぁ!!?嘘でしょ!!?眠たくなったからって今帰る!!?さあ出番だよっていうこのタイミングで!!?きまぐれにも程があるよ!!!そういえばそういう子だったねカプ・レヒレ!!!」

ピカチュウ「ピーカァ……」


モクロー「フルルッ!!」

千歌「……!!モクロー、行ける!?」

モクロー「フロォッ!!」

千歌「よしっ!!モクロー、リーフブレード!!」

モクロー「フルルオッ!!!」ジャキンッ!

ビュン――――ッ!

グライガー「グラァッ!!」ズバッ!

モクロー「クロオオッ!!」ズバッ!

ガギィィィィンッ!

千歌「シザークロス……!!負けないで!!このは!!」

モクロー「モオッ、クッ!!!」ビュウウッ!

グライガー「グアァラッ!!!」ビュンッ! ビュウンッ!

千歌「またアクロバットで……!!」

グライガー「グラァ!!!」ゴオッ!

千歌「来るよモクロー!!まもる!!」

モクロー「フルルッ!!!」ヴンッ!

グライガー「グラァッ!!」ゴオッ……ピタッ!

千歌「!!?」

グライガー「グァラァァァァッ!!!」ドゴォッ!

モクロー「フロオオオ!!!」

千歌「モクロー!!!」カチッ シュイン!


千歌「カウンターだけじゃなくフェイントまで……!!?レベルがかなり高い……!!っていうか……やっぱり……動きが訓練されてる感じ……。やっぱり野生のポケモンじゃない……」

グライガー「グラァ……♪」ニヤニヤ

千歌「こんのぉ……!!」ムグググ……

リザードン「リザ!!」

ソルガレオ「レガ!!」

千歌「ムムムム……!!」



スタスタ……

???「あらあら。少し休んだだけで、ずいぶん鈍ってるんじゃない?千歌」



千歌「!!?」

???「そんなことじゃ、ポケモンマスターなんて夢のまた夢ね」

千歌「お、お母さん……!!?」

千歌ママ「……………………♪」ニコッ







ガサガサ……

ヒョコッ

???「……………………」コソコソ


千歌「なんで……お母さんがこんなところに……?」

千歌ママ「こっちのセリフ……って、言いたいところだけど。どうやってここに来たのか……ソルガレオを見れば一目瞭然ね」

千歌「……?」

ソルガレオ「……………………」

千歌ママ「ここは……私たちが住む世界とは違う場所。ウルトラホールの向こう側なの」

千歌「ウルトラホールの……!?」

千歌ママ「ソルガレオには、ホールを開きこちら側とあちら側を往き来することの出来る力がある。その様子だと、意図せずしてそれが発動したみたいね」

千歌「なんで、ソルガレオにそんな力が……」

千歌ママ「ソルガレオには……アローラの神と呼ばれるポケモンは、こちら側からやって来た命が進化したものと言われる説がある。ポケモンというより、ウルトラビーストに近い存在だと思ってもいいかもしれない」

千歌「ソルガレオが……ウルトラビースト……?」

ソルガレオ「ガァル……」

千歌ママ「そう考えられないこともない……そんなレベルの話よ」

千歌「……………………ソルガレオを……奪うの?ウルトラビーストだから……」

千歌ママ「……………………」

千歌「……………………」

千歌ママ「……まあ、だからと言ってここでソルガレオを没収することもしないけれど」

千歌「えっ?」

千歌ママ「力ずくでどうにかなる相手じゃない。それに、抵抗されたりして自分の娘を逮捕なんてしたくないもの」

千歌「ありが……とう……で、いいの?」

千歌ママ「感謝は筋違いね。黙認であって、容認ではないわ」

千歌「そっか……。あれ……?ここがウルトラホールの向こう側なら、なんでお母さんはここに来られたの?」

千歌ママ「自分の娘といえど、トップシークレットを易々と口には出来ないわ。これでも立場があるんだから」

千歌「ふーん……」

千歌ママ「納得のいかない顔をしてるわね」クスッ

千歌「お母さんさ……」

千歌ママ「?」

千歌「私になにか隠してない……?」


千歌ママ「……なにかって?」

千歌「わかんない」

千歌ママ「わからないのに言ったの?」

千歌「なんとなく……かな。隠してるっていうか、言いたくないことがあるみたいな……。なんとなく、そんな気がしただけ」

千歌ママ「もし、それがあるとしたら?」

千歌「言ってくれるなら聞くし、言いたくないなら聞かない」

千歌ママ「寛容なのね」

千歌「かんよー……か、どうかはわからないけど……。誰にだって、何か事情はあるよね……って」



鞠莉『……………………』

ヨハネ『……………………』

ウツロイド【――――――――】



千歌「旅を通して……そう思ったから」

千歌ママ「……そう」

千歌「でもね、それを全部知るのは難しいのかもしれないけど……全部受け入れてあげられたらなって、そうも思ったよ♪」ニコッ

千歌ママ「……………………」

千歌「だから、もしもお母さんになにか秘密があっても……お母さんが言ってくれるまで待つよ♪」

千歌ママ「……………………そう」

千歌「うん♪」

千歌ママ「……………………」グッ……


千歌「ところで……どうやってここに来たのかはともかく、なにをしにここに来たの?それくらいはいいでしょ?」

千歌ママ「……国際警察として、ある捕獲対象の捜索をね」

千歌「捕獲……対象……?」

千歌ママ「ええ」

スィー

グライガー「グラァ♪」

千歌「あっ!グライガー!!私のバッグ!!」

千歌ママ「おかえり、グライガー。千歌を見かけたから、ついイタズラをね」クスクス

千歌「もー……」

千歌ママ「私程度のポケモン使いに、結構苦戦していたわね。鈍ってる証拠よ」クスクス

千歌「うぅ……」

リザードン「リィザ……」

千歌ママ「フフッ♪」

ガサガサ……

千歌「!」

千歌ママ「……下がって、千歌」



揺れる草むら……
茂みの中から姿を現したのは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→千歌の母が捜す捕獲対象
偶数→それ以外のポケモン

安価下1が偶数の場合
安価下2コンマ 00は100扱い
奇数→安価下3で野生ポケモン(伝説、準伝説、UB無し)
偶数→安価下3で千歌ママの手持ち(伝説、準伝説、UB、バリヤード、グライガー無し)


ガサガサ……

千歌「ね、ねえ……」

千歌ママ「なに?」

千歌「お母さんが捜してるのって……」

千歌ママ「……すぐにわかるわ」

リザードン「リザ……!!」

ソルガレオ「レェオ……!!」

ガサガサ……

バッ!

千歌「!!!」



二人の前に姿を現したものは……
安価下1~3まで多い方 連投無し
1.進化の可能性を秘めた小さな白い獣
2.毒々しさを蓄えた幼い紫の獣

2


???【――――――――】



千歌「……………………?」

千歌ママ「見つけたわよ……STICKY……」

千歌「スティッキー……?この子……この感じ……」



???【――――――――】



千歌「ウルトラビースト……?」

千歌ママ「そう。UB:STICKY……通称、ベベノム」

千歌「ベベノム……」



ベベノム【――――――――】


千歌「この子が……お母さんが捜してた……?」

千歌ママ「そう。ウツロイドたちとは違い、自らの意思で国際警察の管理下から逃亡したウルトラビースト」

千歌「……?ウツロイドたちとは違い……?」

千歌ママ「ベベノム。いい子だから、こっちに戻ってきなさい」

ベベノム【――――――――】

千歌ママ「酷いことはしないわ。さあ……」スッ

ベベノム【――――――――】プイッ

千歌ママ「……………………」

千歌「……なんか、ウツロイドたちとは違う感じ。なんていうか……赤ちゃんみたい……」

千歌ママ「こっちの世界ではトレーナーが旅をするときにポケモンをもらうでしょ?ウルトラホールの向こう側……ウルトラビーストや、あちら側の人間の住む世界では、このベベノムを最初に連れていくそうよ。それだけ感情が豊かで知性が高いの」

千歌「へえ……」

ベベノム【――――――――】スィー

千歌「!」

ベベノム【――――――――】ジーッ

千歌「……?」

ベベノム【――――――――】キャッキャッ

千歌「……なんか、なつかれてる?」

千歌ママ「好奇心が旺盛なのよ。本当に子どもみたいで、娘を三人育ててきた私でも手を焼かされるわ」

千歌「ふーん……」ソッ

千歌ママ「その子の頭部には毒液がいっぱいだから気を付けてね」

千歌「おわっ!!」バッ!

ベベノム【――――――――】キャッキャッ


千歌ママ「ベベノム、お願い。私たちのところへ戻って」

ベベノム【――――――――】プイッ

千歌ママ「困ったわね……」

千歌「べつにそんなに気にすることもないんじゃないの?危険な感じはしないよ?」

千歌ママ「今は……でしょ。無邪気で幼いベベノムだけど、時間が経てばそれだけ知識や力を得る。ただでさえウルトラビーストは、簡易的とはいえウルトラホールを広げることが出来るのよ?強大になったウルトラビーストが、いつまた人間やポケモンたちの世界を侵略しないとも限らない」

千歌「するとも限らないよ」

千歌ママ「可能性を摘むのが国際警察の仕事なの」

千歌「むぅ……」

ベベノム【――――――――】

千歌「こんなに可愛いのにね……」

ベベノム【――――――――】?

千歌「私はあなたの言葉がわかるよ。退屈だったんだよね。ボールの中に閉じ込められて。ちょっと遊びたかっただけなんだよね」

ベベノム【――――――――】

千歌「私、千歌。よろしくね♪」ニコッ

ベベノム【――――――――ノ」

千歌ママ「!!」

ベベノム「ベ、ノ……」

千歌「ベベノム?」

ベベノム「ベノ……ベノッ♪」ギュー

千歌「うわわっ!!」

ベベノム「ベーノッ♪ベノォ♪」スリスリ

千歌「アハハハ♪くすぐったいよぉ~♪」

千歌ママ「私にも……声が聴こえるように……。この短時間で……成長したの……?」

ベベノム「ベーノォ……」クウゥゥ……

千歌「お腹すいたの?」

ベベノム「ベノッ♪」コクン

千歌「私も~///」クウゥゥ……

ベベノム「ベノノノノッ♪」

千歌「エッヘヘヘヘ♪」


千歌ママ「……やっぱり、危険ね」ボソッ

千歌「……!危険って……ベベノムのこと……?」

千歌ママ「……千歌。その子をこっちへ渡して」

ベベノム「ノォム……」サッ

千歌「あ……」

ベベノム「ベノ……」コソコソ

千歌ママ「……………………」

千歌「……ねえ、お母さん」

千歌ママ「ダメよ」

千歌「まだなにも言ってない」

千歌ママ「言わなくてもわかる。それはダメ」

千歌「ベベノム……私に面倒見させて」

ベベノム「ベノ……?」

千歌ママ「ダメだと言っているでしょ」

千歌「なんで?」

千歌ママ「理由を言わなきゃわからない?」

千歌「わからない」

千歌ママ「危険だから。それ以外は無いわ」

千歌「危険じゃないよ。こんなになついてる」

ベベノム「ベェノ……」

千歌「無邪気に笑うこの子のことを、危険だとは思わない」

千歌ママ「今は……でしょ。いずれウルトラビーストとして脅威になり得る可能性だってあるのよ」

千歌「先のことなんて誰にもわからない。違う?」

千歌ママ「……………………」


千歌「わかろうとしないのに、知らないものを拒絶するのは間違ってる」

千歌ママ「……言うわね」

千歌「言えるだけの経験はしたよ」

千歌ママ「そうね……」

ベベノム「ベェム……」

千歌「大丈夫だよ、ベベノム」

ベベノム「ベノォ……♪」スリッ

千歌ママ「私がここで国際警察として動くことを決めれば、あなたは一躍私たちの敵になるわ」

千歌「だから?」

千歌ママ「あなたのこれまでの栄光も夢も潰えると言っているの」

千歌「……前、海未さんにもおんなじこと言われたよ。それで……おんなじこと言う。それでもいい。自分が信じられるものを信じる」

千歌ママ「出会って間もない……ついさっき存在を知ったばかりなのに?」

千歌「きっとこれは……私の運命。繋がるべくして生まれた出逢いだって、そう思うから」


千歌ママ「……………………」

千歌「……………………」

千歌ママ「ベベノムを……どうするの?」

千歌「自由にする」

千歌ママ「無邪気なだけの子を、押さえ付けたくない……って?」

千歌「……………………」

千歌ママ「……………………」

千歌「……………………」

千歌ママ「……………………」グッ……

ベベノム「ベノ……」

千歌「……………………」

千歌ママ「ぁ――――――――」

千歌「……………………」

千歌ママ「!」



千歌ママ『どの面下げて……』



千歌ママ「……………………」ゴソゴソ……スッ……

千歌「……!」

千歌ママ「なにを言っても……曲がらないのよね。そういう子よ、あなたは……」


千歌「モンスター……ボール……?もしかして、ベベノムの……?」

千歌ママ「その子をどうするかは、あなたに任せるわ」

千歌「お母さん……」

千歌ママ「名目上は、ウラノホシに出現したウルトラビーストの捕獲に協力……及び対象の監視と保護……ってところかしら。それなら国際警察もきっと認める」

千歌「いいの……?」

千歌ママ「苦肉の策よ。だけど、本気でバトルをしたところであなたの意思は変わらない。そんなことになれば、本当に国際警察の敵になりかねない。それくらいなら……ってことよ。千歌、あなたがウルトラビーストの力で悪事を目論んでいるのなら話は変わるけど」

千歌「そんなことしない!」

千歌ママ「そうよね。そんな考えを持っていたら……」チラッ

ソルガレオ「レェガ……?」

千歌ママ「ソルガレオに選ばれるはずもない」

千歌「ありがと……」

千歌ママ「……ただし、一つだけ条件。さっきの名目は、あくまでも私の立場を全面に出してやっと通るくらいの申請。不備があればすぐに撤回される。今のあなたはチャンピオンでもなければ、世界に名の知れた有名人でもない。ただの一介のトレーナー。ウルトラビーストを預けるには、少々ネームバリューが不足してる。だから……なってみせなさい。チャンピオンに」

千歌「……!!」

千歌ママ「それなら……誰も文句は言わないでしょうから」

千歌「……わかった」


千歌ママ「……………………」ポンッ

ベベノム「ベノ……?」

千歌ママ「ゴメンね。怖がらせて」ナデナデ

ベベノム「ベーノ……♪」

千歌ママ「それじゃあね」

千歌「……!帰るの……?」

千歌ママ「ベベノムが保護された以上、私がここにいる意味は無くなったもの」

千歌「保護って……私が……?」

千歌ママ「今さら……。イヤじゃないでしょ?あなたも……ベベノムもね」

千歌「……………………!」

ベベノム「ベノ?」

千歌「……ベベノム」

ベベノム「ベノッ」

千歌「私と……一緒に来る?」

ベベノム「ベノ……ベーノッ♪」キャッキャッ

千歌「……!!//////」


千歌ママ「……………………」クルッ……

ザッザッ……

ザッザッ……

ザッザッ……






千歌「ベベノム……私の新しいパートナー……///」

ベベノム「ベーノッ♪」モギュー

千歌「~っ///これから……よろしくねっ♪ベベノムっ♪」

ベベノム「ベノーッ♪」


――――――――



千歌ママ「……………………」

ザッザッ……



???「おかえり」



千歌ママ「……………………」

???「その様子だと、捕獲は失敗したみたいやね」

千歌ママ「皮肉すぎて言葉も無いわ」

???「ゴメンね。……ホント、イレギュラーやね。千歌ちゃんは」

千歌ママ「ええ……。まさか……ウルトラビーストまで仲間にしてしまうなんて」

???「千歌ちゃんなら"もう"大丈夫よ」

千歌ママ「……そうね。私の娘だもの……親の私が信じなくてどうするの……よね」

???「今までだって信じてきた。信じて……支え、そして徹してきた。もうお互い、肩の荷を下ろすときが来たんよ」

千歌ママ「話すの?」

???「うん。穂乃果ちゃんには気取られた。梨子ちゃんにも。今度みんなで集まるから……せめて二人には話しておかないとね。それが、うちのけじめよ」

千歌ママ「……………………そうよね。誰のため……なんのため……そうやって理由をつけても、所詮は自分のためという欺瞞だものね。肩の荷を下ろしても、罪の意識からは逃げちゃいけない。尤も、私たちがやったのは……一生をかけても償えない大罪だけど」

???「逃げたくても逃げられない。逃げるつもりもない。うちはもう……満足だから」





穂乃果『μ's――――――――!!!!!』



μ's『ミュージック――――――――スタート――――――――!!!!!!!!!』





希「うちの夢は……もう叶ったから……」ギュッ


千歌ママ「そう……」

希「……♪帰ろ、元の世界に♪千歌ちゃんたちも、そのうち戻るだろうしね」

千歌ママ「ええ……。悪いわね……連れてきてもらって」

希「ええんよ。うちらの仲やん……♪」ニコッ

千歌ママ「共犯者として……ね」クスッ

希「さあ、帰ろう。ルナアーラ」





ルナアーラ「ルゥナアアアアアアア――――――――!!!!!」





希「千歌ちゃん。約束の日に……また会おう♪」



キン――――――――



――――――――

――――

――


――――――――

――――

――



――――――――シャドウゲート



梨子「か、は――――――――」ヨロッ

リリーゲッコウガ「コオ、ガ――――――――」グラッ



レジアイス「――――――――」

レジスチル「――――――――」

レジロック「――――――――」



レジギガス「――――――――――――――――」



梨子ちゃん「ぁ――――――――」



千歌『梨子ちゃん。全力で、勝負だよ』



梨子「――――――――っ!!!」ダンッ!

リリーゲッコウガ「――――――――ッ!!!」ダンッ!


梨子「はぁっ……はぁ……っ!!ッハハ……巨人の眠る遺跡……なによ……案外燃えるじゃない……!!」

リリーゲッコウガ「ゲコ……!!」

梨子「強い相手とのバトルの中でだけ聴こえてくる……!!世界に溢れる音の波……!!私たちを奮い立たせる……滾らせる……!!!この音が……私たちを強くする……!!!」

ポンッ!

ランプラー「プラァッ!!!」

ガブリアス「ガアアアアッ!!!」

トゲキッス「トゥゲッ!!!」

チェリム「チェリイッ!!!」

メロエッタ「メロオッ!!!」

梨子「奏でてみせようじゃない……!!!世界で一番ステキな……私たちだけの音色を!!!」

リリーゲッコウガ「コオオガァァァァァァァァァ!!!!!」

梨子「千歌ちゃん……!!!待ってなさい――――――――!!!!!」

レジギガス「――――――――――――――――」ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァ!

ズズズ……

梨子「勝つわよ……みんな!!! 」

ズズッ……

ズズズッ…………

梨子「てやあああああああああああああああああああああ――――――――――――――――――――――――!!!!!――――――――――――――――――――――――アアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアガ」リリーゲッコウガ

ギュオオオオオオオオオオオオオオオオオオ――――――――!





――――――――

―――

――


普段からこの駄SSをご覧いただいている方々へ、まずは感謝いたします。
本筋に決着がつき、現在はゲームでいうところのアフターエピソードのような展開となっています。大まかに、真相解明編といったところです。
あと600レス内に収まるか……ちかりこのバトルでどれだけ書いてしまうか……
終わる終わる詐欺も甚だしいですなぁ……
先に謝っておきます。このスレで終わらなかったらごめんなさい。たぶん真相解明は済むはずですので、暇つぶし程度にお付き合いいただければ幸いですm(__)m

短めですがレジギガスは登場しました。
あとは、どこかでジラーチも登場させます。


――――――――約束の日



――――――――コウサカタウン



ソヨソヨ……

ホウオウ「…………………」バサッ……バサッ――――――――!





ザッ……

曜「コウサカタウンっ、とーちゃーっく♪」ゞ

果南「相変わらずいいところだね~♪」

曜「そっか。果南ちゃんは来たことあるんだよね」

果南「リーグの挑戦でね♪ほら、あれ」スッ

曜「!!」

果南「あの、町の中央に建ってる大きな建物が、ウラノホシのポケモンリーグ」

曜「あそこで……チャンピオンと戦うんだ……!!」

果南「バッジを集め、四天王を倒し……チャンピオンに勝つ。全トレーナーの憧れで、一番苦しい道のり。特にこのウラノホシはね」

曜「私もいつか……!!」グッ!

果南「……♪」ワシャワシャ

曜「わわっ!?」

果南「がんばれ曜ちゃんっ♪応援してるからねっ♪」

曜「うんっ!!」


???「おーす、未来のチャンピオン」

???「元気そうずらね~♪」



果南「おっ♪」

曜「花丸ちゃん、それに……ヨーシコー♪」ゞ

善子「ヨハネ!!」

果南「ヨハネって……やっぱり気に入ってるんだ」

花丸「里でもずーっと言い続けてたずら」

善子「クックックッ♪深淵の深き闇から……ヨハネ、堕天!!」ギランッ

曜「まあ、普通に善子ちゃんって呼ぶけど」

善子「だからヨハネよ!!」

花丸「はいはい」

善子「流すな!!」



???「相変わらず騒がしいですわね」

???「みんな、久しぶりっ♪」



善子「出たわね硬度10」

ダイヤ「しばき倒しますわよ」

花丸「ルビィちゃんっ♪」

ルビィ「花丸ちゃんっ♪」

果南「久しぶり。元気してた?」

ダイヤ「ええ、まあ。そちらも変わりないようでなによりですわ」

果南「変化に乏しいって聞こえる」クスッ

曜「強くはなりましたよ?ね、果南ちゃん♪」

果南「そうだね♪」

ダイヤ「それは結構なことですね」クスリ


ルビィ「あれ?千歌ちゃんと梨子ちゃんは?一緒に来たんじゃないの?」

曜「あー、二人はそれぞれで後から来ると思う」

ルビィ「?」

曜「リーグ挑戦の前に、決着をつけるための特訓ってところかな」

ルビィ「決着………………ああっ!」

善子「なるほど。宿命のバトル……というわけね」

ダイヤ「千歌さんと梨子さんが……」

花丸「ライバル対決……というわけですか」

曜「私的には複雑だけどね……アハハ」



???「あら~?もしかして、まーだ嫉妬ファイヤァァァ~が燃え上がってるのかしら~?」



曜「!!」

果南「鞠莉!!」

鞠莉「シャイニーっ☆会いたかったわ、みんな♪」

善子「マリー♪」

鞠莉「オゥイェース♪ニネンブゥリデェスネ~♪」

ダイヤ「一ヶ月も経っていませんわ」

鞠莉「も~♪細かいこと気にしないの♪老けるよ?」

ダイヤ「誰がですの!!!」


ルビィ「でもでも、それくらいな気もするよねっ?」

善子「そりゃそうでしょ。あんだけ濃い時間を過ごしたんだから」

花丸「と、騒動の原因の本人が申していますずら」

曜「ヒューヒュー♪」

善子「茶化してんじゃないわよ!!!//////」

鞠莉「ヒューヒュー♪」

善子「あんたもこっち側!!!」

鞠莉「It,s joke♪」

ダイヤ「まったく……何故集まってものの数分でそこまではしゃげますの……?」

果南「そういうダイヤも楽しそうに見えるけど?♪」

ダイヤ「そんなことありませんわ……///」

ルビィ「アハハ♪って……あれ?花丸ちゃんは?」キョロキョロ


――――――――和菓子屋・穂むら



花丸「すみませーん」

穂乃果「へいらっしゃい!!おっ、お嬢ちゃん可愛いねぇ!!今日は活きのいいのが入ってるよっ!!」

花丸「じゃあ、このほむまんを十個」

穂乃果「ん毎度ありぃ!!」

ルビィ「あ、花丸ちゃんいた!」

ダイヤ「探しましたよ」

花丸「えへへ♪お腹すいちゃって♪」モグモグ

善子「マイペースすぎない?」

果南「こんらん状態とかならなそうだよね」

鞠莉「私も食べる~♪」

花丸「はい、どーぞ♪」

鞠莉「あーんっ♪ん~deliciousデース♪」

果南「ここにも特性がマイペースの奴がいた」

花丸「果南ちゃんも♪あーん♪」

果南「あーん。んっ、おいしい」

穂乃果「あったりまえよぉ!!こちとら老舗の和菓子屋家業!!腕も味も超一流!!世界一の和菓子屋穂むらたぁ、ここのことよぉ!!」

善子「ずら丸、私も私も。あーん」

花丸「冗談は善子さんずら」

善子「なにも冗談言ってないけど!?」

ルビィ「元気だね、善子ちゃん」モグモグ

善子「だからヨハネ!!」

ダイヤ「こら。お店に迷惑でしょう。はやく行きますわよ」

花丸「はーい♪」モグモグ

鞠莉「待って待って~♪」

ゾロゾロ……

ゾロゾロ……

穂乃果「……………………」ポツーン



穂乃果「ゴメン!!ツッこんで!!?置いてけぼりにしないで!!!」


善子「なにしてるのよあなた」

穂乃果「なにって……店番……」

ルビィ「チャンピオンが店番……?」

穂乃果「ここ、私の実家」

花丸「ほむまんおいしいずらぁ♪」

穂乃果「でしょでしょっ?♪うちのお父さんの力作なんだぁ♪」



ほのパパ「……………………」グッ b



穂乃果「せっかくみんなを待ってたのに。無視するなんて酷いよ」プンプン

ダイヤ「無視するもなにも……」

鞠莉「メンドクサイデースネー」

果南「言っちゃったよ」

穂乃果「いいじゃんべつに!!他のチャンピオンだって副業やってたり好きなことやってたりしてるもん!!」

ダイヤ「わかりましたから騒がないでください……。チャンピオンの威厳が……」

善子「もう手遅れな気もするけど」


穂乃果「まあそれはさておき、みんな元気だった?」

ルビィ「はいっ!」

ダイヤ「穂乃果さんもお変わり無いようでなによりです」

穂乃果「ちょっとダラダラしすぎて体重増えちゃったけどね」アハハ



海未「ほう?」ユラッ



穂乃果「なーんてねっ!!!そんなことあるわけないよねっ!!!アハッ、アハハハハハハ!!!あっ、海未ちゃんお茶おかわりいるっ!!?ほむまんももっと食べるよねっ!!?ねっ!!?」

海未「ええ。いただきます」

善子「えっと、ソノダの……」

海未「海未です。改めて自己紹介も照れくさいですね、善子さん」クスッ

善子「……どうも///」

果南「お久しぶりです」

海未「ええ」

鞠莉「どうしてここに?」

海未「パーティーの前に一服と思いまして。私、このお店では顔なんです」クスリ

穂乃果「はいお待ち!!ンミ茶お待たせ!!」

海未「ありがとうございます。ところで穂乃果」

穂乃果「なに?」

海未「このほむまんですが……山頂で下界の景色を眼下にして食べるのが美味しい食べ方だと思うのですがどう思いますか?」

穂乃果「ごべんなざいぃぃぃ!!!頑張って痩せるからぁぁぁぁ!!!山頂アダッグはやだあああああああ!!!!!」ブンッブンッ!


鞠莉「Oh……」

花丸「未来ずら……」

海未「まったく……。バカなことをやっていないで行きますよ。そろそろみんな集まっている頃でしょうから」

穂乃果「グスッ……うん……」

善子「ガチ泣きしてんじゃない」

ダイヤ「山頂アタック……恐ろしいですわ……」ゴクリ

海未「そういえば、千歌と梨子の姿が見えませんね?」

曜「あ、二人は後から遅れてくると……」

穂乃果「あれ?千歌ちゃんならさっき来たよ?」

曜「え?」

穂乃果「おまんじゅう食べて、腹ごしらえに行ってくるって」

果南「腹ごしらえ?」

果南「おまんじゅう食べて……またなにか食べに行ったの?」

海未「……腹ごなしですか?」

穂乃果「あ、そう。それ。腹ごなし」

鞠莉「腹、子、梨……?……梨子、妊娠したの?」

ダイヤ「違いますわ」

善子「リリーが!!?」

花丸「お口チャックずら」

海未「どこへ行くと?」

穂乃果「近くのバトルフィールド」

海未「ああ……。では、私たちも行ってみましょう」

曜「来たなら連絡してくれればいいのに」プクー

果南「まあまあ」ポンポン


――――――――女性向バトル専門店・オトメアン



ラッキー「ラァッキーッ!!」

リザードン「ザアアアアアアアアア!!!」ボオオオオオッ!

ドォォォォォォォンッ!

ラッキー「ラ、キ……」キュー

審判「ラッキー戦闘不能!!リザードンの勝ち!!よって勝者、千歌さん!!」

千歌「♪」グッ

キャアアアアアアア――――!

「すごい!!これで六人ヌキだ!!」

「あの人強い!!それに可愛い!!」

「私のでかいきんのたまもらってください!!///」

「おだんごしんじゅで繋がりたい!!!///」



善子「なに……この盛り上がり……」

花丸「まるでお祭りずら……」

ダイヤ「おそらくは、千歌さんのバトルに惹き付けられたのでしょう」

海未「魅了されますからね。彼女のバトルには」



レアコイル「ジジッ……ジ……」

千歌「ドラゴンクロー!!!」

リザードン「ザァッ、ドオオオッ!!!」ジャキンッ!

ズバ――――――――ッ!



千歌「かみなりパンチ!!!」

リザードン「リィザアアアアアアアッ!!!」バチバチッ!

ドゴオオオオッ!

ナゲツケサル「キィィィィィィ!!!」



曜「……………………」

ルビィ「曜ちゃん?」

曜「……一目でわかった。千歌ちゃん……また強くなってる」ニコッ

ルビィ「うんっ♪」


ドォォォォォォォンッ!

千歌「よっし!!♪」



海未「十人抜きですか。やりますね」

花丸「千歌ちゃんスゴいずらぁ!」

鞠莉「やるわね千歌っち♪」

果南「次、私が相手を名乗り出よっかな♪」

曜「いいね♪私も……って、あれ?今度は善子ちゃんが……」

穂乃果「……バトルを見て血が騒ぐのは、やっぱりポケモントレーナーだねー♪」



千歌「次の人っ!!相手をお願いします!!」

ブツン!

千歌「!?」



ルビィ「ピギャッ!?真っ暗になった!!」

果南「ひいいいっ!!!ハグぅ!!!」ギュー!

ベキベキ

ダイヤ「ピギャアアアアアアアア!!!!!」



ザワザワ……

ザワザワ……

パッ!

千歌「……!?スポットライト……!?」

善子「クックックッ♪天界からのドロップアウター!!堕天使ヨハネ!!」バッ!

スタッ!

善子「堕天降臨!!!」ギランッ!

千歌「善子ちゃん!!!?」


善子「面白そうなことをやっているじゃない。人間どもの戯れ……この堕天使ヨハネが興じてあげるっ♪」

千歌「……にっ♪いいよ……やろっか♪」

善子「そうこなくっちゃね♪」シュッ ポンッ

エルレイド「レアッ!!!」シュタッ!

善子「全開で来なさいよ千歌」スッ キラン!

千歌「当然っ!!!」スッ キラン!



鞠莉「止める理由は……♪」

曜「無いよね♪」



善子「我、真なる力の解放者!!リトルデーモンよ……聖なる闇の力を覚醒せよ!!!」

千歌「滾れ!!命の炎!!世界を照らす輝きになれ!!!」

パアアアアアア……!

ちかよし「メガシン――――――――」

ワアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア――――――――――――――――!!!!!

ちかよし「!!!?」ビクッ!



海未「……!?なんですか……この歓声は……」

穂乃果「別会場のバトルフィールドからみたいだね」

ダイヤ「……………………」グッタリ


――――――――



タッタッタッ……

曜「!!」

果南「!!」

鞠莉「!!」

花丸「!!」

ルビィ「!!」

海未「あれは……」

穂乃果「……………………」



梨子「……………………」

???「コウガ……」



曜「梨子……ちゃん……」

海未「あの姿は……」



ズズッ……

ズッ……

リリーゲッコウガ「……………………」

ギュオオオオオ……

フッ――――――――

ゲッコウガ「ゲコ」



タッタッタッ……

善子「……!!リリー……!!」

千歌「梨子ちゃん……!!」

ワァァァァァァァァァァァァァ――――――――!

千歌「!!」

「信じられない!!百人……百人のトレーナーをゲッコウガ一体で倒しきった!!」

「強すぎるよ……!!」

「あの人知ってる……!!オトノキザカの元チャンピオンだ……!!」

「えっ!?オトノキザカのって……"壁際の捕食者"の異名を持ったあの……!?」


梨子「……………………」



海未「史上最年少でチャンピオンの座を勝ち取り、数年に渡りその地位を譲ることのなかった天才……。なるほど……私との修行では見ませんでしたね。研ぎ澄まされた感覚……。巨壁を打ち砕くような……獲物を仕留めるかのような……野獣にも似た戦闘本能を感じます」

穂乃果「うん。この数日で、完全に取り戻したみたいだね。あの頃の強さを」

千歌「……………………」



梨子「……………………」スッ



千歌「……!!」



梨子「……………………」



ルビィ「千歌ちゃんに……指を……」

善子「宣戦布告……リリーもやる気みたいね」

果南「今ここで……」

曜「始めるの……?」

千歌「……………………」

鞠莉「千歌っち……」

花丸「…………っ」ゴクリ

ダイヤ「……………………」

千歌「目と目が合ったらポケモンバトル……」



梨子「……………………」


千歌「……っ!!///」ブルッ



梨子「……………………♪」ニッ



千歌「……~っ!!梨子――――――――」



「ね、ねえ見て!!あそこにいるのって!!」

「嘘……チャンピオン!!?///」



千歌「!!?」

穂乃果「へ?」



「本物だぁ!!///」

「それに隣にいるのって……海未様!!?///」

「ほのうみよぉ!!!//////」

「尊い……しんどい……!!!//////」



善子「海未……様……?」

ルビィ「ほのうみ?」

ダイヤ「なんだか……空気が……」

花丸「いやな予感ずら……」



梨子「これは……」



キャアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!//////



穂乃果「はわわわわわわわわ!!!」

海未「なにを呆けているのです!!!行きますよ!!!みなさんも!!!」

千歌「は、はいいいいいい!!!!!」

ダダダダダダダダ……


――――――――

――――

――



――――――――ポケモンリーグ



ことり「~♪」

にこ「はいお待ち~!リーグのコンロ、火力弱いんじゃない?」

真姫「そういう施設じゃないから」

花陽「ご飯炊けたよー♪」

凛「凛ちゃんラーメンの準備も万全にゃー♪」

絵里「フフっ♪そろそろみんな到着してもいい頃だと思うけど……」チラッ

ドドドドドドドドド……

絵里「へ?」

ドドドドドドドドド――――――――!

絵里「ちょっ!!?ええっ!!?」



千歌「うわ――――――――!!!!!」



絵里「きゃあっ!!?」

花陽「ふええっ!!?なに!?どうしたの!?」

梨子「はあ……はあ……。なんとか逃げ切ったわね……」

曜「疲れた……」

ルビィ「ルビィも……」

真姫「なんの騒ぎよ……」

にこ「ケンタロスにでも追い掛けられたの?」

穂乃果「いやぁ……アハハ……」

海未「だから無闇に出歩いてはいけませんと普段から……」

穂乃果「ゴメンって……」


絵里「……?」

凛「よくわからないけど……みんな元気そうなのはわかったにゃ♪」

花丸「師匠!!」

凛「うむ♪」

真姫「あなたも相変わらず生意気そうね」カミノケクルクル

善子「うるさ……ふんっ///」プイッ

真姫「♪」クスッ

ことり「ようこそ、Aqoursのみんな♪」

曜「こんにちは、ことりさんっ♪」

果南「今日はお世話になります」

ことり「うんっ♪パーティーの準備も、もうすぐ出来るからね♪」

ダイヤ「なにかお手伝い出来ることは?」

にこ「あんたたちは招かれた側でしょ。ゆっくりしてなさい」

鞠莉「Thank youデース♪」

凛「そうそう♪あ、時間潰しなら凛とポケモンバトルを……♪」

絵里「あなたは手伝う側よ」ペシッ

凛「にゃふっ」



梨子「ふぅ……。やっぱり、みんなで集まってもドタバタなのは変わらないわね♪」

千歌「楽しいよね♪」

梨子「ええ、本当に♪」

千歌「一週間、なにしてたの?」

梨子「特訓よ」クスッ

千歌「……強くなった?」

梨子「期待していい。そう言えるくらいには」ニッ


千歌「へぇ~」ニヤニヤ

梨子「なによそのニヤついた顔は……。そういう千歌ちゃんは?」

千歌「バッチリだよ。みんな強くなったし……それに……」カチャッ

梨子「……!」

千歌「新しい仲間も出来たよ♪」

梨子「……………………」

ピリッ……

梨子「……!!……この感じって」

千歌「……♪」ニコッ

梨子「……好きよね。予想を越えてくるの」

千歌「それくらいしなきゃ、梨子ちゃんには勝てないでしょ。やっぱり……反対する?」

梨子「千歌ちゃんが選んだ子なら、私が反対する理由は無いわよ。いい子なんでしょ?その子」

千歌「とっても♪」

梨子「そう……♪」



ガチャッ

ツバサ「ただいま」

聖良「頼まれてたモーモーミルク、買ってきました」

ことり「ありがとう~♪」

聖良「はい。……ああ、Aqoursのみなさん!」

ダイヤ「こんにちは」ペコッ

千歌「お久しぶりです♪」

ルビィ「理亞ちゃんっ♪」

理亞「はいはい」


ダイヤ「ず、ずいぶんと仲良くなったみたいですわね……」

ルビィ「うんっ♪よく連絡もらってたし、一緒にお買い物も行ったよ♪」

理亞「ちょっと……言わないでよ……///」

ダイヤ「へ、へえ……。知りませんでしたわ……」ヒクッ

鞠莉「ルビィも姉離れするのね」

ダイヤ「べ、べつに寂しくもありませんけど」ホクロポリポリ

果南「ダイヤは可愛いなあ」



あんじゅ「ハロー♪」

梨子「あんじゅさん!英玲奈さん!」

英玲奈「これ、お土産だ」

曜「ミアレガレットとシャラサブレの詰め合わせだ!」

英玲奈「てっぱんだからな」

千歌「はがねタイプだけに?」

英玲奈「あ、いや……そんなつもりはなかった……///」


梨子「……………………」キョロキョロ

千歌「……?梨子ちゃん、どうかした?」

梨子「いえ……」

ソーッ……

ムニュッ

梨子「ひゃあっ!!?///」ビクッ!

希「ん~♪これはなかなか♪」ワシワシ

千歌「おぉ……///」

梨子「のっ、希さっ!?///」

希「んっふっふ~♪油断大敵やん?」ワシワシ

梨子「んっ!!///」ビクビクッ

希「フフ~ン♪」

ソッ

希「パーティーの最中……バルコニーにおいで」ボソッ

梨子「……!!」

希「♪」ニコッ

スッ

梨子「希さん……」

希「……♪さーてと、うちも手伝おうかな♪にこっちー、なにかやることあるー?」

にこ「やることしかないから手を動かしなさいよ!!」

希「わしわし?」

にこ「そういう意味じゃないわよ!!」

希「アハハハハ♪」

梨子「……………………」


――――――――

――――

――



穂乃果「あーあー、みんな聴こえる?この度、パーティーの司会進行となりました……私っ!」

パシッ!

穂乃果「はっ!!」

クルクル……パシッ!

穂乃果「チャンピオンの穂乃果と申します!!!」

テーンテーンテーンテーンテッテテー♪

穂乃果「なんとっ私が~♪」

海未「茶番はいいです」バッサリ

穂乃果「ひどいっ!!」

凛「はやくしないとお料理冷めちゃうにゃー」

真姫「慣れないことをわざわざしなくてもいいじゃない」

花丸「マルお腹すいたずら~」

ルビィ「けっこう遠慮無いね、花丸ちゃん」

穂乃果「ムムム……しょうがないなぁ……。じゃあ……気を取り直して……♪μ's、A-RISE、Saint Snow……そしてAqoursのみんな!!♪お疲れさまパーティー……はじめるぞ――――――――!!!!!♪」



全員「おー――――――――!!!!!♪」


果南「……!このおにぎりおいしい!」

花陽「水と土にこだわって、丹精込めて育てたハナヨ米だからね♪」



にこ「にっこにっこにー♪」

鞠莉「いい子いい子……knee……?とびひざげり?」

にこ「ぬぁんでよ!!!」



絵里「かしこいかわいい~?♪」

ダイヤ「エリーチカぁぁぁぁぁぁ!!!」ブンブン!

絵里「ハラショー♪」



ことり「やーん♪曜ちゃん可愛い~♪」

曜「制服いっぱい~///どれも可愛い~///♪」

ことり「次はこれ着てみて♪ワンダフルラッシュバレーをモチーフにした白い衣装なの~♪」

曜「ほおおおおお……///」



善子「クックックッ♪我こそは魔界を統べし者!!堕天使ヨハネ!!」ギランッ!

希「フッフッフッ♪堕天使ヨハネよ……我がスピリチュアルをくらうがよいっ♪」ワシワシ

善子「ぅにゃあああああ!!!///物理攻撃はらめぇぇぇぇ!!!//////」


ルビィ「えっと……えっと……こっちかな?」スッ

海未「~///」パアァ

ルビィ「やっぱり……」スッ

海未「ううぅ……」グヌヌ……

ルビィ「ピギッ!!」ヒョイッ

海未「ああぁ!!!」ガーン

理亞「嘘でしょ」



ルカリオ「レェオ……」

ゲッコウガ「ゲコ……」

梨子「はぁぁあぁぁぁぁ……///壁ドンされたいランキング二位と三位の夢のダブル壁ドン……///はいルカリオ!!そこでセリフ!!」

ルカリオ「ル、ルオォ……」ボソッ

梨子「きゃああああ!!///『お前はおれのものだ』って言われてる気がするぅ!!///さあ来なさいゲッコウガ!!!」

ゲッコウガ「コウガ……」クイッ

梨子「顎クイ!!いいわよ!!///からの~!!?///」

ゲッコウガ「ゲコ……」ボソッ

梨子「『梨子、おれだけを見てろ』キタ――――――――!!!//////最高じゃないあなたたち!!!ルカリオ、私のとこ来ない!?」

凛「引き抜きはやめてほしいにゃ……」


花丸「モグモグ♪」

真姫「よく食べるわね」ナデナデ

花丸「μ'sの皆さんが作ったお料理……おーいしぃずらぁ~///」

真姫「ラーメンもあるわよ。凛が持ってきたやつ」

花丸「マルは麺苦手ずら」キッパリ

真姫「あなたのストレートな性格キライじゃないわよ」



穂乃果「ングッ……ングッ……ぷはぁ!!♪もっとモーモーミルク持ってこーい♪」

ツバサ「いい飲みっぷりじゃない。どう?一つ勝負といかない?」ニヤッ

穂乃果「いいですよ……♪」ニヤッ

千歌「あー!なんか楽しそうなことしてる!私たちもやりましょう聖良さん!!」

聖良「えっ!?いや、あのっ!!」

ツバサ「勝者は脱落した人に好きな命令を出来る♪」ニッ

ほのちか「ノッた!!」

聖良「えええええっ!!?」


ワイワイ……

ガヤガヤ……

千歌「アッハハハハハハ♪」

善子「キャハハハハハ♪」

鞠莉「イッエーイ♪So funny~♪」





希「……………………♪」スッ





梨子「……………………」


――――――――ポケモンリーグ

――――――――北天の遥かなるバルコニー



ヒュウウウウ……

希「……………………」

ヒュウウウウ……

希「キレイな月やね」

スタ……スタ……

希「こんな月の日は……卵を落としたおうどんさんがおいしいんよ」

スタ……スタ……

希「おうどんさんは好き?梨子ちゃん」ニコッ

スタ……

梨子「……………………」

希「世間話をしにきたわけじゃない……かな」

梨子「はい」

希「怖い顔してる」

梨子「怒ってはいないです」

希「まだ、でしょ?」

梨子「それは……希さんのお話次第です」

希「そうやね……。っと、そんなとこにいないで……こっちにおいでよ。穂乃果ちゃん」

スッ……

穂乃果「……………………」

希「隠れてた方が話しやすいって思ってくれたんやろ。……そんなことしなくても、ちゃんと話すよ。全部……」

穂乃果「うん」

梨子「……………………」

希「さて……なにから話そうか」


梨子「じゃあ……訊かせてください」

希「なんなりと」

梨子「あなたは誰ですか」

希「トウジョウジムのジムリーダー。世に名を馳せたスピリチュアルガール。焼き肉が好きで、キャラメルが苦手で……ハンドパワーが得意な……ただの希だよ」

梨子「じゃあ……あなたはなんですか?」

希「エスパータイプ使いのポケモントレーナー。街の占い師でもあるし、船の案内人でもあったし、会社員だったときもあった」

梨子「……………………」

希「はぐらかしてないし、そのつもりもない。今からうちが話すのは……全て真実だよ」

穂乃果「……………………」

梨子「……希さん、あなたは……なにをしたんですか?あの事件の裏側で……いったいなにが起きていたんですか?」

希「……………………」

梨子「話してください。私も……聴きますから」

希「思惑……ううん。シンプルに"願い"……っていう方が正しいかな。いくつかの願いが交錯して……その結果、成るべくして成った未来……現在へと繋がった」

梨子「いくつかの願い……?」

希「この計画はね……立案こそうちやけど、そこには何人かの協力を仰いでる。それぞれの願いのために……それぞれが今回の事件で何らかの利益を得てる。もちろん……金銭的な下衆じみたものじゃない。尤も……それも見解しだいなんやろうけどね」

梨子「協力者……」

穂乃果「千歌ちゃんのお母さんも、その一人ってこと?」

千歌「……!!」

希「だけじゃない。千歌ちゃんのお姉さん二人に……他にも数人がうちに協力してくれた」

梨子「なんのために……」

希「言うたやろ。それぞれの願いのためやって。……この運命は……"そう成るよう"にうちたちが仕向けたものなんよ」


梨子「仕向けた……?」

希「要所要所で……ね。ときに手を差し伸べ……ときに窮地へと陥れ……運命という名の物語に彩りを与えた」

梨子「……………………」

希「悪ふざけや……イタズラみたいに聴こえてしまうよね。そういう言い方しか出来なくてゴメン。けど、事実だから」

梨子「それで……?」

希「それで…………っと。ああ……ダメやね……。いざ話そうとすると答えがまとまらない。頭がね……答えを出すのを拒否してる」

梨子「誤魔化さないでください」

希「違うんよ。本当にそう。……こうしてる今も……苛まれてる。言うなら……そうやね……。後悔の無い罪悪感……かな……。スッキリもしてるし……今にも押し潰されそうな胸の痛みも感じてる……。吐き気が込み上げてくる……。自分の愚かさや……矮小さや……惨めさに……」

穂乃果「希ちゃん……」

梨子「……あなたは……あなたは、なにがしたかったんですか……?」

希「……………………」

梨子「それぞれの願い……そう言いましたね。希さん、あなたの願いって……なんだったんですか……?」


千歌「……………………」コソッ



穂乃果「……………………」

梨子「希さん……」

希「うちの目的……願い……それはね……………………」








希「もう一度……μ'sになること」


梨子「μ'sに……?」

穂乃果「……………………」

希「……………………穂乃果ちゃんならわかってくれるよね?……なんて、そんなセリフは死んでも言いたくない。だけど……」

穂乃果「わかるよ」

梨子「……!!」

穂乃果「ううん。知ってる……希ちゃんがどれだけμ'sを愛していたか。どんな思いでμ'sを作ったか」

希「どんな思いで見てきたか……名前を付けたか。うちにとって、μ'sはまさに宝物で……誰にも譲れない誇りで……。だからこそ……μ'sをおしまいにしようって決めたとき……世界が終わったような気さえした。みんなで決めて……みんなで納得して……悲しいのも寂しいのも、うちだけじゃないってわかってたのに。それでも……ここに……ぽっかりと穴が空いたような気がした」スッ



千歌「……………………」



希「みんなそれぞれの道を見つけて……強くなって……夢を追い掛けて……。μ'sを解散してから数年の時が経って……。それでも消えなかった……。寂寥感……虚無感……心に巣食ったそれは、どんな楽しいことをしても埋まることはなかった。たまにみんなと連絡を取っては、紛らわすように冗談を口にした。そうしてもね……からっぽだったんよ……。ずっと……ずーっと……」

穂乃果「……………………」

希「そして……あるとき、うちと同じ寂しさを感じている存在を知った。それが……アルセウス……」


梨子「アルセウス……。呼び出すにはてんかいのふえと……全てのプレートが必要なはずです。神とさえ呼ばれるポケモンと、希さんはどうやって接触を……?」

希「接触……直接会ったわけじゃない。アルセウスの姿を見たのは、あのときが初めてよ」

梨子「じゃあ……」

希「姿を見ることは出来なくても……声を聴くことは出来る。ウツロイドが言うてたの覚えてる?先天的に、ウルトラビーストの声を聴くことの出来る……ウルトラビーストに近い波長を持った人間の存在を」

穂乃果「千歌ちゃんと善子ちゃんのことだね」

梨子「……その話をしたとき、希さんはいませんでしたよね。やっぱり……希さんは全てを知っていたんですね」

希「うん。うちがいないときのこと、うちが知らないはずのこと……全部アルセウスたちから教えてもらった。なんでそんなことが出来たか……それはね、千歌ちゃんたちと似た理由……。うちの波長は、アルセウスのそれと限りなく近いんよ」

梨子「アルセウスと……?」

希「って言っても、べつに宇宙を造り上げるとか……命を生み出せるとか、そんな神様じみた話じゃない。うちに出来るのは、せいぜいポケモンに技を教えたり、ほんの少し先の未来を見ることが出来る程度。人よりほんの少しだけ勘がいいってレベル。アルセウスの声を聴くことも、その一つ」



千歌「……………………」



梨子「アルセウスも……希さんと同じ寂しさを感じていたっていうのは……」

希「アルセウス本人も言ってたとおり。アルセウスは……μ'sの存在をうちと同じくらい愛していた。声を聴いて……アルセウスと言葉を交わして……μ'sへの想いを打ち明けた。ときに笑い、ときに切なく……μ'sの軌跡を一歩一歩確かめるように、日が昇り、沈み……何度も何度もそんな日を繰り返した。そして……そんな日釜何日か続いた。どっちが先に言い出したのかは、もうわからない。うちだったのかもしれないし、アルセウスだったのかもしれない。あるいは同時にそう言ったのかもしれない。もう一度……μ'sの姿を見たい……って……」


梨子「……………………」

希「それが……始まりだった。もう一度μ'sになるために……うちとアルセウスは手を組んだ。…………先に言っておくね。ここから先は、不快感と嫌悪感を覚えたら、好きに殴っていいよ」

穂乃果「それだけのことをした……ってことだよね」

希「うん。それだけじゃ到底済まないだろうし」

穂乃果「……………………」

希「この言葉さえ……軽蔑の対象になるね。……なにを言っても……弁解にも謝罪にもならない」

梨子「……続けてください」

希「……ただμ'sを復活させるには理由が無かった。うちら全員で決めたことを、うちのワガママで蔑ろにするのは誰も望んでいない。それじゃμ'sは復活しない。じゃあどうする……考え付いたのは、μ'sを復活させる舞台を整えること」

梨子「それが……今回の事件ということですか……」

希「ただの小競り合いじゃ誰もμ'sを復活させようとは思わない。かつて最強と呼ばれたポケモントレーナーグループ……それが再び形に成るには、それ相応の大きな物語が必要だった。力を合わせ、昔のように手と手を取り合い、一つとなってなにかを成し遂げる必要が」

梨子「物語……つまりは、脚本の誇張ということですか」

希「そう。そして……それこそがアルセウスがうちに提示した条件だった」

穂乃果「アルセウスの条件?」


希「アルセウスは姿を世界に顕現させることが容易じゃない。だから実行の全てをうちに任せた。アルセウス自身にはなにも出来ないから」

梨子「なにも出来ないなら……そもそも条件なんて無意味なんじゃ……」

希「保険……かな。万が一なにかがあったとき、うちらの力ではどうしようもない事態に陥ったとき……物語をあるべき方向に修正するっていうね……」

梨子「どうしようもない事態に……それは……」

希「考えうる最悪のケースを想像してくれればいい。尤もそうならないよう、うちもみんなも細心の注意を払ってた。いくつかのイレギュラーはあったけどね……」

梨子「……………………」

希「条件なんて仰々しいかな……むしろ約束に近い。アルセウスが心を躍らせる物語を作ることが、うちの役目だった。利害が一致したからこその……ね」

梨子「希さん一人でも、事態を収拾することは可能だった……違いますか?」

希「程度によるよ」

梨子「あのとき……」



ネクロズマ(ウツロイド)『――――――――』



梨子「あのとき……私たちはネクロズマの攻撃にやられたはずでした。だけど……まるで時が遡ったかのように私たちは無事で……。あれも希さんがやったことですか」

希「そう。この子の力だよ」カチッ ポンッ

セレビィ「レビィ♪」

梨子「セレビィ……。時を渡ることの出来る幻のポケモン……」

穂乃果「フーパとクレセリアだけじゃなかったんだ」

希「まあね」カチッ

ビクティニ「ティニッ♪」v

ミュウ「ミウッ♪」

梨子「ビクティニに……ミュウまで……」

希「それに……」カチッ



ルナアーラ「……………………」シン……



千歌「……………………!」


希「ルナアーラ。ソルガレオと同じ、アローラ地方の神様とされるポケモンよ」

梨子「ルナアーラ……。それだけの力を携えていながら……」

希「なにがあっても助けるつもりだった。けど、必要以上の干渉も避けるつもりだった。みんなの軌跡を、努力や苦難を否定することだけはしたくなかったから」

梨子「詭弁に聴こえます」

希「本当にね……。実際、梨子ちゃんが倒れたときや……曜ちゃんがウツロイドに寄生されたときも、うちはなにもしなかった」

穂乃果「出来なかった……じゃなくて?」

希「半分はそう……やね」

梨子「半分……?」

希「なんとか出来たし、なんとも出来なかった。それがうちたちがイレギュラーと呼んだ理由」

梨子「イレギュラー……」

希「……ここからは、順を追って説明しようか。まず、アルセウスはうちに条件を与える見返りとして、知識と情報を与えた」

穂乃果「知識と……情報……?」

希「物語に必要なのは……脚本と舞台……そして、それを彩る登場人物。μ'sとA-RISEのように……強く……対立しながらも……輝こうとする意志を秘めたポケモントレーナーたち。それが……AqoursとSaint Snow」

梨子「……私たちは……私たちは、意図してこの地に集められたと……そういうことですか……?」

希「そうであって……そうじゃない……」

梨子「……………………」

希「茶化してるんじゃないよ。ただ、ここにも一部の例外が関係してるからね」

梨子「またイレギュラー……ですか。なんなんですか……それは……」


希「……この壮大な物語を進めるうえで、黒子役がうち一人ではさすがに限度がある。そこで、アルセウスがくれた知識と情報から、最も適任かつ……相応の願いを持つ何人かの人間を選出した。A-RISEの三人もそう」

梨子「ツバサさんたちも……!?」

希「ツバサさんたちもまた、μ'sの復活を望んでいた。自分たちと対等に戦え、再び共に高みを目指せる存在を。そして……彼女たちの役割もうちと同じ……必要以上の干渉の否。千歌ちゃんや……それに梨子ちゃんを強くするための要因であると同時に、それ以上でないように不干渉を徹底してもらった」

梨子「それ以上でないように……?」

希「ツバサさんたちは強すぎる。ただでさえ千歌ちゃんたちの陣営には、穂乃果ちゃんを含むμ'sのメンバーが協力していた。その気になれば、GUILTYLEAも……ウツロイドさえも事が運ぶ前に倒せた。それじゃ物語は駄文の羅列に終わってしまう。だから、千歌ちゃんたちに協力する体でありながら……わざと鞠莉ちゃんの襲撃を受けた」

穂乃果「最初から無事なのを想定してたんだね」

希「鞠莉ちゃんがヘリを攻撃し、海に落ちる直前……フーパの力で救出して、そのまま三人にはアローラに移動してもらった」

梨子「なんでアローラなんですか?」

希「ウラノホシから離れて身を隠すためと、Zリングを越える……Zパワーリングを入手してもらうため」

梨子「Zパワーリング……」

希「Zリングは千歌ちゃんのエネルギーに耐えきれないって……なんとなく感じていたからね……」

梨子「千歌ちゃんのエネルギー……?」



千歌「……………………」



希「梨子ちゃんから見て、千歌ちゃんはどう映ってる?」

梨子「どう……って?」

希「内面的な話じゃないよ。能力……トレーナーとしての才能のこと」

梨子「……ハッキリ言って特異すぎます」

希「穂乃果ちゃんは?」

穂乃果「梨子ちゃんと同じ……かな。もちろん千歌ちゃんを否定するわけじゃないけど」


希「トレーナーとして旅に出て一年未満……。その間に、今では最強というフレーズに気圧されて減少した挑戦者の中で、台頭するかのような躍進を見せた。ウラノホシのジムを勝ち抜き、四天王レベルのトレーナーにさえ肉薄し、メガシンカ……Zワザ……さらにはキズナ現象と、その上を行くキズナ現象の到達点まで発現させ、その実力は今やチャンピオンのイスにすら手を掛けることが出来るレベル」

梨子「普通怪獣なんて……今ではとても形容出来ない。成長速度が異常です。私も千歌ちゃんを否定なんかしません……。それにしても、とても努力の一言で片を付けることは出来ません」

希「そう……。それこそがうちにとっての必要不可欠な要素でありイレギュラーで、千歌ちゃんのお母さんやお姉さんたちが懸念していたこと」

梨子「……………………?」

希「ポケモントレーナーは子どもの頃からなれる。梨子ちゃんが史上最年少でチャンピオンになったようにね。それは広義的に、ポケモンを好きであるならポケモントレーナーになっていいってことなんよ」

梨子「それはわかりますけど……」

希「千歌ちゃんも子どもの頃からポケモンは好きだった。なのにトレーナーになったのは、つい数ヵ月前。なんでだと思う?」

梨子「……………………」

希「それは……千歌ちゃんの才能が桁外れに強大なものだったからよ」

梨子「!!!」



千歌「……………………!!」


希「特異点として生まれたからか……それともまったく別の異次元的な理由なのか……。力が強大すぎるが故に、千歌ちゃんのお母さんたちは千歌ちゃんをトレーナーにするのを拒んだ。幼い千歌ちゃんには、それを制御することがとても出来なかったからね。下手を踏めば、自身すらも傷付ける危うさ……。それは目の当たりにしたよね?」

梨子「……………………」



千歌『はぁ……!!はぁ……っ!!!』ボロッ……



梨子「……………………」

希「だからこそときが来るまで待った」

梨子「とき……って?」

希「うちが力を込めた、キーストーンの精製が完了したとき。それをフーパのリングの力で海の底に置き、果南ちゃんに拾わせることで千歌ちゃんに渡すよう仕向けた。まあ、年月をかけて造ったキーストーンも、千歌ちゃんの力が想像以上に強かったせいで砕け散ったけど……」

梨子「あのキーストーンは希さんが……。だから……方舟で……。千歌ちゃん自身が原石から精製すれば、千歌ちゃんの力を制御出来るから……」

希「そういうことやね」

梨子「だとしても、拾ったそれを果南さんが千歌ちゃんに渡すとは……」

希「自分もキーストーンを持っていて、二つあるキーストーンを千歌ちゃんと曜ちゃんに渡さないなんてありえないと思わない?」

穂乃果「曜ちゃんのキーストーンも、希ちゃんが造った特別製なの?」

希「まあね。拾ったどっちを渡すかまでは運だからね」

梨子「それで……?」

希「うん。千歌ちゃんこそが、この物語のキーファクターであり……誰も予想し得ないイレギュラー。千歌ちゃん無しに……この物語の完結はありえなかった。たとえ、結末の決まっていた物語だとしても」


梨子「結末……」

希「バッドエンドよりも……近未来はハッピーエンドの方がいい。巻き込んでおきながら……ただ悲しませるなんてしたくなかった。アルセウスも……みんなも同じ……」

梨子「……本心と、受け取ります」

希「……さっきも言ったとおり、千歌ちゃんは予想を遥かに越えて成長した。均衡を保っていたパワーバランスが崩壊しかねないほどに。何とかしないと……そう模索した結果が、穂乃果ちゃん、ことりちゃん、海未ちゃんを除くμ's六人の洗脳」

穂乃果「あれも希ちゃんが?」

希「表向きは機械を使用しての洗脳……だけど実際はただの催眠。うちらが敵に回ることで、再びバランスを保とうとした。当然のごとく、催眠下では本来の力を満足に出すことも出来ずに、半端な結果に終わったけれど。だけどその時点で、またイレギュラーが二つ」

梨子「二つ?」

希「一つは曜ちゃんの存在」

梨子「曜ちゃんも……イレギュラー……?」

希「ウツロイドは寄生した人間の心を解放させる……。つまり、心の闇が深ければ深いほど、その力を発揮出来る。曜ちゃんは……ウツロイドとの適合率が異常なまでに高かった。このままだと大変なことになる……そう思って、うちも止めようとした。だけど……見事に返り討ちにあった。フーパでも曜ちゃんは止められず……その結果……」

梨子「闇に呑まれ……私を……」

希「……後付けになるけれど、本当にどうにかしようとしてた。ウツロイドの危険性も千歌ちゃんのお母さんから聞いていた。そのうえでどうにか出来ると思っていたし、どうにかするつもりだった。けれど、結果的に曜ちゃんは自分でウツロイドを抑え込み、身体の毒は千歌ちゃんが焼き去った。これもイレギュラーと言えるかもしれない。良い意味で……ね」

梨子「……………………」

希「結果的に助かってよかった。そう言った方が……殴りやすいんやったら……」

梨子「……………………」

希「……ふう。二つ目は……善子ちゃんの存在……」


千歌「……………………」



希「善子ちゃんもまた強くなりすぎた……。天才とはよく言ったものやね……その力は留まることを知らなかった。厳密には……憎悪と復讐心が才能を開花させた」

梨子「それさえも……希さんが仕組んだんだと……そう言うんですか……」

希「……………………」コクン

梨子「自分の望みのために……善子ちゃんたちの故郷を奪ったんですか……。鞠莉さんたちの焦燥や葛藤を……勝利への執念や……友だちへの思いも利用したんですか……」

希「……そうだよ」

梨子「……………………」ギリッ

穂乃果「梨子ちゃん……」

梨子「続けてください……」

希「殴らなくていいの?」

梨子「続けてください!!!」

希「……………………善子ちゃんに目を付けたのは、千歌ちゃんと対になるほどの潜在能力と……千歌ちゃんと同じウツロイドに近い波長を持った特異点であったから。あの子も……物語に絶対に必要だった」

梨子「対に……ということは……最初から千歌ちゃんの敵に当てるつもりだったということですよね……。だから曜ちゃんを当て馬に……私たちと敵対する関係を作った」

希「だけじゃない。戦い、衝突する理由にはそれだけじゃ足りない。千歌ちゃんが希望で強くなるのとは反対に、善子ちゃんの強さは絶望と憎しみで増幅する。それまでになんの関係も持たない千歌ちゃんとでは、あと一つパーツが足りなかった」

梨子「それが……鞠莉さん……。オハラグループへの復讐……」

undefined


希「うちが一番画策したのは……その時期かな……。善子ちゃんがオハラグループに入社する前に……うちもオハラグループに潜り込んだ」

穂乃果「どうやって?いくら希ちゃんでも、一企業に入り込むのは簡単じゃないはずだよね」

希「普通はね。だけど内側から手引きがあれば……それなりのポストに就くことだって容易なんよ」

穂乃果「内側から……?」

希「オハラグループ前総帥……つまり、鞠莉ちゃんのお父さん」

梨子「そんな人ともコンタクトを……」

希「オハラグループの利益の増加と……娘……鞠莉ちゃんの安全を絶対条件に、グループ内での自由と、グループの一部に関しての決定権をもらい、それとなく善子ちゃんに接触した。少しは変装してたから、善子ちゃんはあんまり覚えてないだろうけど。善子ちゃんから里の情報を聞き出し、あくまでも自然にウルトラボールの存在をちらつかせた。グループの倉庫で、千歌ちゃんのお母さんが持ち出したそれを、アローラからの物資と偽ってね」

梨子「実際には……オハラグループはアローラとは取り引きをしていなかった。そうですね……?」

希「うん。そして……うちの指示の下、里にエンドレスパレードランドの建設を決行した」

穂乃果「それがきっかけで善子ちゃんは復讐に……ウツロイドと出会ったことで駆り立てられた。故郷を壊された恨みから。だけど実際は、ベンテンの里は破壊されてなんかいなかった」

梨子「海に浮かんだ島……あの島はまるで切り取られたようにキレイな弧を描いていました。あれは……」

希「そう……。フーパの力で……里の一帯を丸ごと海に転移した……」

梨子「ポケモンや……里に住む人たちに危害を加えないために……」


希「そのための許可も……里の住人たちからもらった。嘘をついて……」

梨子「嘘?」

希「あの一帯の地盤が不安定で、いつ土砂崩れが起きても不思議じゃない。私たちで里を安全な場所まで移転します。作業は一瞬で終わります。現在と変わらない生活をお約束します……って」

穂乃果「……その様子だと、善子ちゃんたちのことは話してないみたいだね」

希「理由を話して、あの地を明け渡してもらえるとは到底思えなかった。なんせ故郷を理由に、そこの住人だった善子ちゃんを焚き付けて、ウラノホシを……世界を滅ぼさせようとしていたんだからね。壊してはいない……でも、奪ったことには代わり無い。うちは自分のために、あらゆるものを利用した。人も……ポケモンも……利用出来うる……全てを……」


梨子「……………………」

希「あとは……細かい調整がいくつか……。善子ちゃんとダークライを引き合わせたことも……予言を石碑という形で残し、自然な形で事態を誘導したことも……。アルセウスの望みどおり……様々な場面でバトルの手助けをしたこともそう……。より劇的に物語を彩るために」

穂乃果「そっか……」

希「これでも神経張り巡らせてたんよ。少しの綻びも……ちょっとしたミスも赦されない繊細なコントロール……。それもこれも、イレギュラーな存在に阻まれてうまくはいかなかったけど……。この物語の完全なイレギュラーは誰だと思う?」

梨子「……………………」

希「梨子ちゃん……それはあなたよ」

梨子「私が……イレギュラー……?」

希「物語の核である千歌ちゃん……その友だちの曜ちゃん。善子ちゃんと同郷であり、凛ちゃんの弟子でもある花丸ちゃん。果南ちゃんに鞠莉ちゃん……ダイヤちゃんと、その妹であるルビィちゃん。この八人の輪に……梨子ちゃんが加わった。不確定要素に焦りを覚えたのと同時に……これ以上ない好機だとも思った」

梨子「メロエッタの……ことですね……」

希「……梨子ちゃんの存在は、千歌ちゃんたち……善子ちゃんたちの両方にとって大きなものになった。一人の強いトレーナーとして……キズナの力を最初に引き出したものとして。人為的な力が働いたわけじゃなく……本当に運命のようだと感じた。もちろん、それはうちにとっても同じ」

梨子「私がいなければ……今回の件に希さんが関与していることが明るみになるはずはなかった」

希「……失敗だとは思ってない。今この時こそが、あるべき未来なんだろうから。梨子ちゃんがいてくれたからこそ……」

梨子「懺悔する機会が出来た……ですか?」

希「さあ……。懺悔出来てるとは思ってないよ……。罪の意識を受容してくれる誰かが在ってこそ懺悔になる。うちがしてるのは、ただの満足いく後悔だよ」

穂乃果「……………………」


希「どこで怪しいと思ったの?うちのこと……」

梨子「ネクロズマの……攻撃を受けたとき……。言い様の無い違和感を感じました……」

希「誰にも気付かれないはずだったんだけどね……」ナデ

セレビィ「レービィ……」ショボン

希「梨子ちゃんはキズナ現象を発現してるときの関知能力がずば抜けてるね。海未ちゃんの修行も相まって……かな。やっぱり……そこか……」

梨子「……それもあります。けど、希さんの言動には矛盾を感じていました。アルセウスの力が干渉するものはフーパのリングを潜らせることが出来ない……前にそう言っていましたね。でも……方舟の上ではてんかいのふえをリングから取り出した。そして……一番疑わしかったのはメロエッタの件です」

希「ああ……なるほど……」

梨子「今回の事件の核であるメロエッタを……わざわざ呼び出す理由がまるでありません。よっちゃんが一度呼び出し……けどすぐに逃げられた。メロエッタと波長が合わなかったから。……私なら、メロエッタと波長の合う私ならメロエッタを呼び出せる。だからどうしても、私とメロエッタを引き合わせたかった……。あの試練は、そのためのものだったんですよね」

希「そう……」

梨子「私は……自分から運命の輪に加わったということですか。オトノキザカからウラノホシを目指し……千歌ちゃんたちに出会って……」

希「重ねて言わせてもらうね。必然であり偶然でもある。だけど、うちにとってはこれ以上無い幸運でもあった」


穂乃果「気になることが一つあるんだけど」

希「なに?」

穂乃果「私たちの共通の敵として……ウツロイドを……ウルトラビーストをあてがった……。そう考えていいんだよね」

希「うん」

穂乃果「どうしてウルトラビーストだったの?」

希「どうして……」

穂乃果「希ちゃんの口振りだと、それまではいがみあっても、最後は和解してハッピーエンドになる。そうさせるつもりだったんだよね?」

希「そうだよ」

穂乃果「だったら敵は……敵役は善子ちゃんでもよかったんじゃないの?」

梨子「……………………!!」

穂乃果「わざわざウルトラビーストを関係させたから、ここまで大事になって、命の危険もあるようなギリギリの戦いになった。実際に千歌ちゃんは命を落としかけた。リスクを冒してまで、そうする必要があったの?」

希「……………………」

穂乃果「それも、アルセウスのため?」

希「……………………ううん。違う」


穂乃果「……………………」

希「物語として……いがみ合った二つの勢力が自然に和解する要因……。それは共通の敵という存在。並の野生ポケモン……自然災害なんて曖昧な対象でなく、誰の目にも明確な悪意を持ったね」

穂乃果「それが……ウルトラビースト……」

希「その危険性も……凶暴性も……理解したうえで利用した。人間への悪意を十二分に孕んだ……ウツロイドを」

梨子「……………………」

希「それこそ国際警察の秘密保護に反するから……詳しいことは言えないけれど。アローラでも、今回の事件と同等の事件が発生した。人為的にウルトラホールを開き、世界と世界を繋ごうとした。ウツロイドは……アローラで発見され捕獲された個体のうちの一体。自分たちを都合よく利用した身勝手な人間に怒りを覚えていた。千歌ちゃんのお母さんによってボールを持ち出され……その後はさっき話したとおり」


希「他に訊きたいことは?」

梨子「不完全なプレートの力でウルトラホールが開くというのは……」

希「アルセウスが教えてくれたこと。一枚一枚のプレートに宿ったアルセウスの膨大な力が、不完全な枚数のそれによって力の循環を不安定にし、時空の歪みを発生させる。その結果開いたのが、ウルトラスペースへと繋がる異次元の穴」

梨子「ネクロズマの存在も知っていたんですか」

希「知ってたよ。ネクロズマのことも……ソルガレオを吸収して強くなることも……。ネクロズマの強さに……さらにその先があることも……」

梨子「その先……?」

希「知らなくてもいい。……今となっては終わったことだよ。そもそも……千歌ちゃんという存在があったからこそ、ネクロズマ……ウツロイドもあれだけの強さを手に入れたんだけど……」



千歌「……?」



穂乃果「どういうこと?」

希「千歌ちゃんのエネルギー……波動は、ウルトラビーストのパワーを増幅することが出来るんよ」

梨子「パワーを増幅……?」

希「潜在能力を引き出し、常に全力を出すことを可能にする。それも千歌ちゃんがイレギュラーたる所以の一つやね。そうやって一つ一つのピースを組み合わせて……思考して……場面に相応しい脚色を施して……その結果、心を揺さぶるような物語が完成した」

梨子「……………………」

希「これで、うちの話はおしまいよ」


ヒュウウウ……

希「後悔は……ある。けどしてない。満足してる。それ以上に……みんなの大切なものを踏みにじって……貶しておいて……飄々と笑ってる自分に吐き気がする。こうして普通に立っているのが苦しくてたまらない。ジムリーダーとして……ポケモントレーナーとして……あるまじき愚行に手を染めた……。今にも飛び降りたい……飛び降りるべきだって思ってる。たった一時の自己満足のために……うちはいろんなものを汚しすぎた」

梨子「……覚悟はあったんですよね」

希「あったよ。進むのは光の無い荊の道だって理解してた。だからこそ……最後までやり遂げようって決めた。誰に恨まれても……誰に蔑まれても……途中で投げ出さず……けして日和らずに……。後でどうなってもいい……それでも……あの一瞬が欲しかった。光に満ち溢れたあの瞬間に焦がれたんよ……。うちは……………………ッ!!私は……もう一度μ'sになりたかった!!!」ポロッ

梨子「……………………!!」

希「特別なんよ……。うちにとって……μ'sは……」



希『やってみればええやん。特に理由なんて必要ない。やりたいからやってみる。本当にやりたいことって、そんな感じに始まるんやない』



希『面と向かって頑張れって言うんやなくて、まだまだ心配ないよって隣に寄り添っていたいかな』


希『九人が集まって、力を合わせて、何かを生み出せれば……それでよかったんよ。うちにとって、この九人は奇跡だったから。……そう。うちにとってμ'sは……』



希「奇跡なんだよ……」


千歌「……………………」



梨子「……希さん。私がとやかく言っても変わりませんが……一つだけはっきりしています。あなたがやったことは……あなたが大切にしていたμ'sそのものへの冒涜です」

希「……………………」

梨子「本当にμ'sを愛していたなら……もっと別の方法だってあったはずです……」

希「そうやね……。後悔しても……もう遅いけど……」

穂乃果「希ちゃん……。これからどうするつもり?」

希「他のみんなに話すわけにもいかないしね。とくに千歌ちゃんには……。千歌ちゃんのため……自分の制御しきれない力を抑えるためとはいえ、お母さんやお姉さんたちがうちに手を貸した……なんて、知りたくはないだろうから。……この秘密はずっと抱えて生きていくよ。二人が口外するかどうかは、また別の話だけど」

穂乃果「……私たちの前から姿を消すつもりなの?」

希「のうのうとみんなの前に居続けられるとは思ってないからね。ジムリーダーを辞任して、どこか遠くの街で一人で生きていくよ」

穂乃果「夢のため……μ'sのために手を汚したのに?」

希「罪には罰を……。うちはこの先ずっと罰を背負う。みんなを弄んだが故の業を……」

穂乃果「そっか……」

希「うん」









バシン――――――――!


梨子「……!!」



千歌「……!!」



希「――――――――!!!」

穂乃果「……………………」

希「ぁ――――――――」ジン……

穂乃果「叩かれる方も痛いけど……叩く方だって痛いんだね……。あのときの海未ちゃんも……きっと同じだったんだろうな……」

希「穂乃果ちゃ――――――――」

ガシッ……

グイッ……

梨子「!!」

穂乃果「なに勝手なこと言ってるの……。あれこれめんどくさいこと」


希「……………………」

穂乃果「ウルトラビーストのことだってそうだよ。共通の敵としてあてがった……それならなんで自分がそうならなかったの?自分じゃ役不足だと思ったから?違うよね。希ちゃんは、自分が汚れ役になってみんなから批難されるのが怖いだけじゃん」

希「そんなこと……」

穂乃果「ないって言い切れるの?」

希「……っ!!」

穂乃果「自分の罪を理解した気になって、それで私たちの前から消える?そんなのただ逃げてるだけだよ。何とも向き合ってない。目を背けて……精一杯自分がやったことを正当化しようとしてるだけだよ」

希「……………………」

穂乃果「私たちだけに打ち明けて……それで罪の重さを軽くしようとしてるだけ。そんなの……私が赦さない……」

梨子「穂乃果さん……」ゾクッ

穂乃果「希ちゃんには……今よりもずっと重い罪を背負ってもらうよ」

希「……………………」


穂乃果「希ちゃん。希ちゃんには……この先ずっと私たちと一緒にいてもらう」

希「――――――――!!!」

穂乃果「今までどおり、みんなと一緒に。楽しいときに笑って……悲しいときには泣いて……これから先の時代を造ってもらう。私はなにも言わないし、誰にもこの事を話さない。他の誰も……真実を知らないまま生きていく。希ちゃんがしたことの意味を知らないまま。希ちゃんは……罪の重さに押し潰されながら……全てを隠しきって私たちといることを選んでもらう。私たちの顔を見る度に思い出す……ポケモンと触れあう度に自分の犯した罪を後悔してもらう。頭が割れそうになっても……胸が締め付けられても……全てを吐き出しそうになっても……絶対に赦さない。生きてることがツラくなっても……絶対に……………………逃がさない……」

希「……………………残酷なくらい優しいね」

穂乃果「……………………」

希「誰にも話さないっていうのは……穂乃果ちゃんも一緒に背負うって意味でしょ……。本当に……それでいいの?うちは……穢れてるんよ……?」

穂乃果「……………………」



千歌「……………………」



穂乃果「それでも……」スッ

梨子「……!」

穂乃果「それでも……希ちゃんは……私の大切な仲間だから……。かけがえのない……たった九人のμ'sだから……」

希「……………………」

穂乃果「楽しい笑うし……悲しいときは泣く……。仲間が苦しんでたら……その苦しみは分かち合いたいって思うんだよ……」

ポカ……

穂乃果「希ちゃんがしたことは赦されないけど……今はそれ以上に……希ちゃんが苦しんでたことに気付けなかった……私のことが赦せないよ……」

ポカッ……

穂乃果「なんで……話してくれなかったの……。なんで……っ」ポカッ……ポカッ……

希「ゴメン……」

ポロポロ……

希「ゴメン……っ」ポロポロ……

穂乃果「バカ……希ちゃんの……バカ……」ポロポロ……


梨子「……………………希さん」

希「……………………」

梨子「私も……なにも言いません……。ここで聴いたことは……胸のうちに留めます。千歌ちゃんや……みんなの大切なものを踏みにじったことは、けして赦しません……。だから……ずっと後悔してください……。そして……強く生きてください……」

希「それでいいの……?」

梨子「失したものも多いかもしれない。けど、それ以上に得たものは大きいと思うから。たとえ予定調和の巡り合わせだとしても……私たちの絆も、物語も……本物だから」

希「梨子ちゃん……」

梨子「後悔して……嘆いて……次の世代がそうならないよう、希さん自身で未来へ導いてください。それが……私からの条件です」

希「うん……。ありがとう……梨子ちゃん……」

梨子「……はいっ」ニコ




千歌「絆も物語も本物……か」

ギュッ

千歌「……♪……だよねっ♪」クルッ

タタタタ……



――――――――

――――

――


――――――――



~♪

にこ「にこぷり!!」

りんまる「にこにこ!!」

にこ「にこぷり!!」

えりダイ「YEAH!」

にこ「ぷりてぃ~GIRL!!」

キメガーオキービシックツーイキュー♪

ことり「きゃあ~♪にこちゃ~ん♪」ノシ

曜「Foooooo♪」ノシ



梨子「なにこの盛り上がり」

海未「みんなシラフですよ」

善子「シラフでこれってどうなの」



希「……………………」

穂乃果「……なにがあっても、楽しそうなとこを見ると元気にならない?」

希「……そうやね」

にこ「んのぉぞぉみぃ~!!!」

希「!!」ビクッ

にこ「どぉ~こ行ってたのよ~!!スーパーアイドルにこにーのワンマンライブ見逃すとかありえないんだけどぉ~!!」

希「にこっち……」

にこ「ほら、あんたもこっち来て歌いなさい!!デュエットするわよデュエット!!」

希「いや、うちは……」

にこ「あぁん!?にこのマイクが受け取れないっての~!?」

希「にこっち絡みがスゴい……」

真姫「いつものことでしょ」


海未「希」

希「?」

海未「なにがあったかは知りません。ですが、いつもと様子が違っているのはわかります」

希「……!」

海未「何年の付き合いだと思っているんですか。……にこも、あれでも元気づけようとしているんですよ」

希「……………………」

にこ「希ィ!!!はやく来なさい!!!」

キーン!

凛「にゃあっ!!にこちゃんうるさい!!」

理亞「~っ」

絵里「希が歌わないなら、エリチカが歌っちゃうわよ♪」

花陽「希ちゃんっ♪」

希「……っ」ゴシゴシ

穂乃果「みんな待ってるよ」ポンッ

希「も~っ……仕方ないなぁ……♪」

にこ「さっさとしなさいよ♪」

希「わかってるっ♪」

にこ「それじゃーいくよー♪ポケモン、ゲットにこー♪」

テーテテテテテテー♪

テテッテーテーテーテーテーテテテテテテーテテッテー♪

希「たとえ火の中 水の中 草の中 森の中~♪土の中 雲の中 にこっちのスカートの中~♪」ピラッ

にこ「きゃあ~♪ってぬぁにやらせんのよぉ!!!このぉ~!!!」

希「やーん♪」



千歌「アッハハハハハハハハハ♪」

梨子「フフフフフ♪」



にこ「待ちなさ~い!!!」

希「やーだーよー♪」

ポロ……

希「~♪……アハハハハハハ♪」


――――――――

――――

――



穂乃果「さてさて、宴もたけなわではございますが……そろそろパーティーもお開きとさせていただきます」

千歌「えー!!」

穂乃果「お約束ありがとう。っと、その前に……知ってる人もいるけど、ここにいるメンバーには伝えておくことがあります。鞠莉ちゃん」

鞠莉「……………………」スタスタ

果南「……………………」

ルビィ「うゅ?」

鞠莉「この場を借りて……みんなに話さなきゃいけないことがあるの」

善子「話さなきゃいけないこと……?」

ダイヤ「……………………」



鞠莉「私は……四天王を辞任するわ」


梨子「四天王を辞任する……!?」

鞠莉「公式に発表してはいないけど、チャンピオン……穂乃果さんと、A-RISEの三人からは許可をもらってる」

花丸「なんで……」

鞠莉「今回の件で、自分の未熟さを思い知った。私はまだまだ幼稚で、知らないことも、出来ないことも多すぎる。四天王という地位に収まっていては、私という人間の成長が止まってしまう。もっとたくさんのものを見て、たくさんのことを知る。そうすることで……もっともっと広い世界を知ることが出来る。そう思ったの」

梨子「でも……それだと四天王に空席が……」

穂乃果「そう。だから新しく誰かを四天王に抜擢しなきゃいけない。候補として上がってるのはジムリーダーの誰か……。けど、急にジムを空けるわけにもいかない。そこで、私としては四天王に推薦したい候補が何人かいるんだよね」

千歌「候補?」

穂乃果「果南ちゃんに、ダイヤちゃん」

果南「……………………」

ダイヤ「……………………」

穂乃果「善子ちゃん……それに梨子ちゃん」

善子「……!!」

梨子「私も……?」

穂乃果「元四天王の果南ちゃんに、実績と功績のあるダイヤちゃん。誰もが認める実力者の善子ちゃんに、元チャンピオンの梨子ちゃん。まあ……梨子ちゃんに関しては異例中の異例だけど。他の地方のチャンピオンが四天王になるなんて前例が無いし」


梨子「それは、まあ……」

穂乃果「で、どうする?」

果南「断ります」

ダイヤ「右に同じですわ」

善子「ヨハネの名にかけて」

穂乃果「え?」

善子「あ、お断りの方向で……///」

穂乃果「まあ……そうだよね」

果南「理由は鞠莉と同じです。私ももっと広い世界を見たいから」

ダイヤ「分不相応ですわ。それに……私には、もっといい地位もありますので」ポン

ルビィ「お姉ちゃん……///」

ダイヤ「恐れながら、辞退させていただきます」

善子「私も。ていうか、四天王とかチャンピオンに興味無い。一番強いのは私だし」

花丸「傲りがすぎるずら」ペシッ

善子「事実だもん」

穂乃果「梨子ちゃんは?」

梨子「べつに……地位にこだわりはありませんから。私もお断りします」

穂乃果「全員に断られるとは……」

ツバサ「予想はしてたんでしょ?仕方ないわよ」クスッ

曜「わかってはいたけど、自分が選ばれないってちょっとショックだよね」ヒソヒソ

千歌「私たちもそれなりだと思うんだけどね」ヒソヒソ

真姫「なに言ってるのよ」

ようちか「うわっ!!?」

海未「まったくです」

絵里「あなたたちは、挑戦する側でしょ」クスクス

曜「あ……!」

千歌「そっか……」


穂乃果「それじゃ……当初の予定通りだね」

千歌「……?予定?」

穂乃果「四天王の着任は断られるだろうなって、最初から予想してた。だから……これを機会にちょうどいいかなって、決めてたことがあるの」

曜「決めてたこと?」

穂乃果「次のリーグ挑戦を期に、一時的にウラノホシボケモンリーグを凍結するの」

梨子「!!!」

果南「!!!」

ダイヤ「リーグを……凍結する……!!?」

穂乃果「鞠莉ちゃんと同じ……とは言えないけど、私もチャンピオンの座を降りようと思うんだ」

ルビィ「穂乃果さんが……チャンピオンを辞める……!!?」

梨子「そんなことをすれば……本当に……」

英玲奈「チャンピオンと四天王の空席が二つ。それではリーグが機能しない」

あんじゅ「だから、一時的にリーグを凍結させるの」

曜「理屈はわかりますけど……なんで急に……」

穂乃果「急じゃないよ。ずっと考えて……ようやく形に出来そうな段階まで来た」

梨子「いったいなにを……」

穂乃果「リーグも……ジム戦も……常識から外れ、その全てのルールを根底から覆す、史上最大のバトルイベント。その名も……ラブライブ!」


千歌「ラブライブ……」

ことり「そう♪ウラノホシ……ううん、世界中のトレーナーを巻き込んだ一大バトルトーナメント♪」

海未「通常のバトルのみならず、コンテストやパフォーマンス……ありとあらゆる分野で競い合い、たった一人の頂点を決めるのです」

ルビィ「それって……」

花丸「本当の一番を……決めるためのバトル……」

穂乃果「勝てばウラノホシのチャンピオンのイスが手に入る。参加条件は……ポケモンを好きであることだけ!!それだけでいいんだよ!!」

梨子「ジム戦も……リーグ戦も無しに……延いてはチャンピオンのバトルも無しにウラノホシのチャンピオンになれる可能性がある……。たしかに……今までの常識からはかけ離れてる……。けど、そんなイベントが実現可能なんですか?」

絵里「構想はあった。だけど、私たちの強さ故に……とても参加するトレーナーが集まるとは考えられなかった。だけど……」

花陽「みんながいる♪みんなが戦う姿は……すごくドキドキして、見ている人を感動させるの♪」

にこ「私たち相手に一歩も引かない度胸。あんたたちが力を貸してくれれば、きっと実現出来る。いいえ、実現してみせる!!」

凛「それが、凛たちがやりたいこと!」

真姫「私たちの夢」

希「ポケモンとトレーナーが紡ぐ奇跡を、未来に繋げたい」


千歌「未来……っ///」

曜「スゴいスゴい!!なんかワクワクしてきた!!」

梨子「ポケモンとトレーナーが輝くための最高の舞台……!!」

花丸「マルたちが力になれるなら……!!」

ルビィ「うんっ!!なんでも手伝います!!」

善子「堕天使の腕の見せ所♪」

ダイヤ「がんばルビィ……ですわね!!」

果南「おもしろくなりそうっ♪」

鞠莉「私たちの新しい物語……♪セカンドシーズンのスタートデース♪」

聖良「もちろん……!!」

理亞「私たちも!!」

穂乃果「うんっ!!みんな……ありがとうっ♪」


千歌「……あれ?でも、さっき次のリーグ挑戦が終わったらって……」

あんじゅ「♪」ニコッ

英玲奈「フッ♪」

ツバサ「そう、次……よ♪」

鞠莉「そうだよ、千歌っち♪」

ツバサ「ジムバッジを集め、リーグ挑戦に牙を研ぐ怪獣……。相手にしないのは、失礼じゃない」ニッ

千歌「……!!」

穂乃果「千歌ちゃん」

千歌「!!!」

穂乃果「かかっておいで。全力で」


千歌「……………………」

穂乃果「……なんて、急かしたりしない」

千歌「!!」

穂乃果「なにも今すぐってわけじゃない。何事にも段取りがあるもんね。千歌ちゃんにも、やるべきことがあるんでしょ?」ニコッ

千歌「……はい!!」

梨子「……………………」

千歌「……梨子ちゃん!!!」

梨子「……ついに、このときが来たわね」ニッ

曜「……!!!」ゴクリ

梨子「千歌ちゃん……私と……」

千歌「ダメ!!!」

梨子「!!」

千歌「挑戦者は私だから。私から言う」

梨子「……クスッ。ええ……♪」

鞠莉「…………………………」

果南「……………………」

ダイヤ「……………………」

善子「……………………」

ルビィ「……………………」

花丸「……………………」

曜「……………………」

梨子「……………………」

千歌「……………………」


梨子『私、梨子。ポケモントレーナーです』ニコリ



千歌『梨子ちゃんはまだウラノホシに来たばかりだもん。まだまだこの地方は広いよ。まだまだ見たことのない場所や、会ったことがない人がいる。メロエッタのことがわかるまで、諦めるのやめようよ』



千歌『梨子ちゃんが下向いてどうするの!!!ちゃんと顔上げろ――――!!!大切なパートナーなんでしょっ!!!梨子ちゃんが見なきゃいけないのは誰!!!一緒に戦ってるのは誰!!!そんなんじゃ……ケロマツの方からいなくなっちゃうよ!!そんなの……私が勝ちたいって思った梨子ちゃんの姿じゃない!!!たとえどんなに弱気になっても……譲れないものはっ、自分の手で掴まえろ――――!!!!!』



梨子『負けっぱなしじゃいられない……!!!』



千歌『私がリーグを戦えるくらいに強くなったら……』



千歌「梨子ちゃん。私と、バトルしてください」

梨子「ええ。喜んで」


――――――――ポケモンリーグ

――――――――南天の白きスタジアム



ルビィ「広い……おっきぃ……」

花丸「ここが……ポケモンリーグの頂点……」

ツバサ「そう。本来ならば、四天王に勝利した者だけが足を踏み入れることを許され聖なるフィールド。ここで……次代のチャンピオンを決定するバトルが繰り広げられる」

果南「……………………」

鞠莉「果南……」

果南「大丈夫。トラウマはもう、振り払ったから」

善子「ここで戦うのね……千歌とリリーが……」

ダイヤ「よろしいのですか?あくまで私闘なのに、このような……」

真姫「チャンピオンがいいって言ってるんだから、べつにいいんじゃない」

穂乃果「二人の決着をつけるのに、これ以上相応しいフィールドは無いよ」ニッ

曜「……………………」トクン……トクン……

にこ「緊張するわね……」

曜「はい……。でも、ドキドキしてます……///」

絵里「見届けましょう。みんなで」

花陽「来ました……!!」



バタン――――――――

――――――――バタン

スタ……スタ……

スタ……スタ……

ザッ!

千歌「……………………」

梨子「……………………」


凛「……?二人とも着替えたの?」

ことり「せっかくのバトルだもん♪おもいっきり可愛い衣装で戦ってほしくて♪」

海未「千歌は白のジャケットに赤のスカート……梨子は黒いジャケットにパンツルックですか。また対極的な……」

ことり「だって似合うんだもん♪」

曜「スッゴく可愛いです!!!」

ことり「ね~♪」

善子「リリー……おへそ出てるんだけど……」

花丸「出てるね」

善子「リリーのへそ出しって……なんていうか……こう……エロ――――――――」

鞠莉「Sexyデース♪」

善子「あっ、うん!それ!セクシー!!」

花丸「……………………助平ずら」ボソッ

善子「……………………ゴメンナサイ///」


善子「コホン……///ところで、みんなはこのバトルどう見てる?」

ダイヤ「どうとは?」

善子「どっちが勝つと思う?」

ルビィ「どっちが……」

聖良「短期間で圧倒的な躍進を見せた千歌さんと……チャンピオンにまで上り詰めた確かな実力を持った梨子さん……」

理亞「……………………」

果南「そういう善子は?」

善子「……7:3でリリー」

ダイヤ「というと?」

善子「千歌はたしかに強くなった。ポケモンを愛し、ポケモンに愛されて……その力を最大限まで引き出せる稀有な才能。キズナ現象までたどり着いたリザードンはもちろん、伝説級のソルガレオやカプ・レヒレの安定感はちょっとのことじゃ揺るがないし、ピカチュウやモクローだってレベルが高いわ。それでも、千歌はリリーに経験という一点で及んでない。それはバトルにおいて勝敗を分ける重要な場面で如実に現れる」

花丸「濃密な時間を過ごしたのは二人とも一緒……。それなら、それ以前のトレーナーとしての来歴が勝負を左右する……」

ダイヤ「ですが、千歌さんには経験の差を埋めるだけのセンスがありますわ。私たちには無い独創性と柔軟な発想。ここ一番での地力は目を見張るものがありますわよ」

善子「そう。だから3なのよ。千歌が勝つにはそれを活かしてリリーの布陣を突き崩すしかない」

鞠莉「なるほど……それは難しそうね……。元とはいえチャンピオンだったんだもの……。チャンピオンの称号は強さの証……。誰を相手にも少しの隙さえ与えてはくれないはずよ」

穂乃果「それに、この一週間の特訓で完全に昔の強さを取り戻してる。あの頃の……無敵だった頃のね。だけど、なにが起こるかわからないのがポケモンバトルでもある」

善子「……そうね」


梨子「こうして……向き合うときを楽しみにしてたわ。戦いたいって、面と向かって言われたあのときから……ずっと……」

千歌「うん。私も楽しみだった。どうすれば勝てるか……どうやったら梨子ちゃんを越えられるか……。梨子ちゃんの顔を見ると、自然にそんなことを考えるようになってた。梨子ちゃんは……私にとって目標だった」

梨子「目標は越えるもの……。その覚悟も準備も……とっくに出来てるんでしょ?」

千歌「当然……。私たちの全力で……梨子ちゃんを越える!!!」グッ!

梨子「酔いしれさせてあげる。私の楽団が奏でる音楽に。だから千歌ちゃんも、戦術も、キズナ現象も、メガシンカも、Zワザも……たった一滴も余すことなく……全てを出しきりなさい!!!」バッ!

ゴオオオオオオオ――――――――!

千歌「私はトチマタウンの千歌!!!夢はポケモンマスターになること!!!そしてウラノホシリーグ……ラブライブ!優勝だぁ!!!」

梨子「オトノキザカリーグ、元チャンピオンの梨子!!!聴かせて千歌ちゃん……あなたたちの音を!!!」



ザッ!

穂乃果「ルールは6vs6のフルバトル!!!どちらかのポケモンが全て戦闘不能になったら終了!!!正々堂々、力の限りを尽くして戦うこと!!!」



千歌「はいっ!!!」

梨子「はい!!!」



穂乃果「それでは……バトル、開始――――――――!!!!!」



梨子「さあっ、前奏曲(プレリュード)よ!!」シュッ ポンッ!



切って落とされた……千歌と梨子のフルバトル……
互いの全力を睹した戦い……オープニングを飾る梨子のポケモンは……
安価下1
ランプラー、ガブリアス、トゲキッス、チェリム、メロエッタの中から


ガブリアス「ガアアアアアアアアアアア!!!!」



絵里「ガブリアス……!!!」

海未「梨子の手持ちポケモンの中でもトップクラスのアタッカー……!!強気に出ましたね……!!」

凛「千歌ちゃんは……!!」



千歌「いいね……!!ポケモンを前にしたら……俄然燃えてきた!!!こっちも行くよ……一緒に輝こうっ!!!」シュッ ポンッ!



千歌が繰り出したポケモンは……
安価下1
ピカチュウ、カプ・レヒレ、モクロー、ソルガレオ、ベベノムの中から


ソルガレオ「ガルァアアアアアアアアアア!!!!」



果南「千歌はソルガレオ……!!!」

鞠莉「パワーにはパワーを……!!二人ともオープニングからトップギアだわ!!」



梨子「お互い……考えることは同じみたいね……!!」ニッ

千歌「最初のバトルに勝って……流れを自分のものにする……!!」ニッ

ガブリアス「ガァバッ!!!」

ソルガレオ「レェガ!!!」

梨子「先攻はあげるわ……!!どこからでもかかってきなさい!!!」

千歌「上等っ!!!行くよソルガレオ!!!ニトロチャージっ!!!」

ソルガレオ「ルゥガアアアアア!!!」メラッ……ダンッッ!

ダダダダダダダ!

梨子「真正面から力勝負……!!受けてたつわ!!ガブリアス!!!」

ガブリアス「シャアガアアアアア!!!」ダンッ!



聖良「回避しようとしない……!!受けるつもりですか!!?」



ソルガレオ「ガアアアアアアッ!!!」ゴオオッ!

ガブリアス「シャアアアアアッ!!!」ガバッ!

ガシィィィィィィ!

千歌「!!!」

ググッ……

グググ……!

ソルガレオ「ルガァァァァ……!!!」グッ……!



理亞「技も使わずに……身体一つでニトロチャージを止めた……!!!」


ルビィ「まるでお姉ちゃんのポケモンみたい……!!」

ダイヤ「パワーのことですか。いいえ……あの膂力はそれ以上です……!!」

曜「どっちのこと……?」

ダイヤ「……両方、ですわ」



千歌「やるじゃん……っ♪」ビッ!

ソルガレオ「ガウッ!!!」バッ!

ガブリアス「シャアッ!!!」

千歌「普通に止めてきたね。避けるまでもないって?」

梨子「ニトロチャージは使えば使うほどスピードを上げる厄介な技。回避すれば余計に出力を上げられちゃうじゃない。けど、スピードに乗る前の技の出掛かりを潰せば驚異じゃなくなる。何度も見たわ」



ソルガレオ『ガアアアアアアッ!!!』

レックウザ『ザアアアアアアアッ!!!』



梨子「千歌ちゃんの戦い方はわかってる。今までずっと見てきたんだもの。私に一度見た技が通用すると思わないで」

千歌「……………………!!」

梨子「……さあ、想像を越えてみなさい」


千歌「たまんないね……」ゾクッ



善子「千歌……笑ってる……」



千歌「強い相手にぶつかっていくこの感じ……!最ッ高にドキドキする!!」

梨子「ええ……私もよっ!!!」バッ!

ガブリアス「ガアアアアアアアアアアア!!!」

梨子「ほのおのキバ!!!」

ガブリアス「シャガアッ!!!」ボオッ!

千歌「サイコショックで突き放して!!!」

ソルガレオ「ガルァ!!!」ヴンッ! ドガガガガガガガ!

梨子「ガブリアス!!!」スッ!

ガブリアス「ガアッ!!シャアアッ!!!」シュンッ! シュンッッ!



理亞「サイコショックをかわした……!!あんなに簡単に……!!」

真姫「速い……いや、違うわね。動きにムダが無さすぎる」

希「技の出だしで軌道を読んでる。コンマ数秒先の未来を予測した動き……」


ガブリアス「ガアアアッ!!!」ボオオッ!

千歌「ニトロチャージ!!!」

ソルガレオ「ガルァッ!!!」ダンッ!



花丸「ソルガレオもかわした!!」

ことり「ゼロからトップスピードに……!!千歌ちゃんも一歩も退いてない!!」



千歌「ソルガレオ、そのままニトロチャージ!!!フィールドを大きく駆け回って!!!」

ソルガレオ「ガルッ!!!」ダダダダダダダ――――!

ボオオオオオオオオオッ!



海未「スピードと火力が上昇した……!!」

英玲奈「膂力で止められることを避け、力を蓄えることを優先したか」

善子「常套手段ね。悪くない。でも、使い古された技法なんて、リリーには通用しない」



梨子「作戦のつもり?逃げの一手なんてらしくないじゃない。それでもこっちの攻撃は緩めないわよ。ガブリアス!!!」

ガブリアス「ガアアアッ!!!」



ガブリアスの攻撃……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→だいちのちから
偶数→りゅうせいぐん


梨子「りゅうせいぐん!!!」

ガブリアス「シャアガァァァァァァァッ!!!」キイィィン……バシュッ!

ヒュウウウ……ズガガガガガガガガガガガ!

ドガン!

ドゴン!

ドガァァァンッ!

ソルガレオ「ガァァァァァァッ!!!」グラッ!

千歌「ソルガレオ!!!」



あんじゅ「フィールド全体に降り注ぐりゅうせいぐんで、スピードもなにも関係無しに……!!」



千歌「大丈夫ソルガレオ!?」

ソルガレオ「グルル……ガアッ!!!」

千歌「思い切り良すぎ……!!でも、これが梨子ちゃんなんだよね……!!」

梨子「ええ、そうよ」ニコッ



ツバサ「一瞬を見切る戦術眼があってこそ成せる紙一重の猛攻。リスクを怖れず常に攻撃の手のみを模索する超攻撃的なバトル。これが……オトノキザカを震撼させたチャンピオン、梨子さんの本気ということね」



梨子「距離を詰めなさい!!ほのおのキバ!!!」

ガブリアス「ガアアアバッ!!!」ボオオッ!

千歌「ガブリアスと距離を取って!!ニトロチャージ!!!」

ソルガレオ「ガルアッ!!!」ボオオッ!


花陽「ソルガレオの技は、中、遠距離で十分な威力を発揮する……。だからこそ梨子ちゃんは距離を詰める判断をした」

ルビィ「二人とも自分の距離を保とうとしてる……。けど……」

果南「梨子ちゃんが優勢なのは明らかだね……」



梨子「もっと……もっと楽しませて!!ガブリアス、だいちのちから!!!」

ガブリアス「ガアッ、バアアアア!!!」ドゴンドゴン!

ドガァン!

ドゴォン!

千歌「ソルガレオ!!!」ビッ!

梨子「そっちね!!!」ビッ!

ガブリアス「ガアアアバッ!!!」

ソルガレオ「ガルァッ!!?」

千歌「なっ!!!」



にこ「ガブリアスが回り込んだ!!」

穂乃果「だいちのちからでソルガレオのコースを誘導したんだね……!!」

絵里「秀逸なのは……千歌のサインを梨子が読んだことよ……!!簡略化し最適化した最小限のサインを、梨子も完全に把握してる!!」



梨子「だから……今までの千歌ちゃんのバトルじゃ勝てないのよ!!!ガブリアス、ほのおのキバ!!!」

ガブリアス「ガアアアアアアッ!!!」ボオオオオッ!

ガブ――――――――ボオオオオオオオオオッ!

ソルガレオ「ルガァァァァァァァァァ――――――――!!!」

ガブリアス「シャアガァァァァァァァッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!



聖良「ソルガレオを捉えた!!!」

ダイヤ「急所に……ダメージは相当ですわ!!!」


梨子「もう逃がさない!!このまま仕留めるわよ!!!」

ガブリアス「ガアアアアアアッ!!!」

梨子「荒ぶる龍の咆哮に震えなさい!!!」スッ!

キラン――――――――

パアアアアア……



海未「来ますか……!!!」

曜「メガシンカ……!!!」



梨子「龍の鼓動よ!!!不滅なる魂よ!!!未来に響く希望の音を奏でなさい!!!ガブリアス、メガシンカ――――――――!!!!!」

パアアアアアアアアアア――――――――!

メガガブリアス「ジャアァァァァァァァァァ――――――――!!!!!」



ダイヤ「メガガブリアス!!!」

鞠莉「さらに炎の威力が上がった!!!」



梨子「喰らい尽くしなさい!!!」

メガガブリアス「ジャァガアアアアアアアアア!!!!」ボオオオオオオオオオオ!

ソルガレオ「ガルァァァァァァァァァァァ!!!」


凛「一方的だね……」

花丸「千歌ちゃんもとびきり強いのに……梨子ちゃんはそれ以上……」

善子「千歌が勝つにはリリーの想像を越えるしかない。……負けんじゃないわよ」

ルビィ「それ……どっちに?」

善子「決まってんでしょ」



ソルガレオ「レガアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

パアアアアアアアアアア――――――――!

梨子「っ!!?」



善子「両方よ」



梨子「ライジングフェーズ……!!」

千歌「逃がさない……だっけ。捕まえたのはこっちだよ……!!!」バッ!

ソルガレオ「ガアアアアアアッ!!!」ダンッッ!

メガガブリアス「ガバッ!!?」

千歌「強引なバトルは何度も見せたっけ……でも、もっと強引なバトルは初めてでしょ!!!ソルガレオ、メテオドライブ――――――――!!!!!」

ソルガレオ「ガァルアアアアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」キイィィン……ドゴオオオオオオオオオオ!

メガガブリアス「シャガアッ!!!?」

梨子「喰らいつかせたまま……メテオドライブ!!!?ちいっ、振りほどきなさい!!!」

千歌「いけぇ――――――――!!!!!」

ソルガレオ「ガルァァァァァァァァァァァァッ!!!!!」

ドッガァァァァァァァァァァァン!


絵里「スタジアムの壁に……!!」

希「力ずくで叩きつけた……!!」

曜「今までにないくらいムチャで強引……!!でも、本気の梨子ちゃんを押し返した!!!」



シュウウウウウ……

千歌「……………………」

梨子「……………………」



反撃のメテオドライブ……
ファーストバトルの幕引きとなるか否か……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→メガガブリアス、戦闘不能
偶数→メテオドライブに耐えきる


ガラッ……

パラパラ……

メガガブリアス「ガア……ッ!!!シャガ――――――――」バタン

梨子「!!!」

シュイン……

ガブリアス「ガブ……」

ソルガレオ「ガルァ!!!」



穂乃果「ガブリアス、戦闘不能!!!ソルガレオの勝ち!!!」



ことり「ガブリアスが負けた……!!」

善子「無策……いいえ、あれが策だったの……?攻撃を受けることを前提に、力ずくのカウンターを仕掛けるなんて……」

ダイヤ「たしかに……今まで見たことはありませんわね……」

理亞「普通じゃない……」

曜「だけど、千歌ちゃんっぽい」

海未「……敢闘しましたね、ガブリアス」



梨子「ありがとう、ガブリアス。ゆっくり休んで」シュイン

千歌「どう、梨子ちゃん?」ニッ

梨子「最初からカウンター狙いだったの?」

千歌「梨子ちゃん相手にそんなの狙えないよ。少しくらいムチャしなきゃ勝てないかな……くらいには思ってたけど。真っ直ぐに……勢いよくいけばなんとかなる。無謀な賭けは勝ちに行くよ♪」ニコッ



真姫「……ふん」クスッ


千歌「さあ、まずは一勝だよ!!このままストレートで決め――――――――」

梨子「させないわよ」



ゾワ――――――――!



千歌「……!!!」



果南「プレッシャーが……跳ね上がった……!!」

ルビィ「今までの梨子ちゃんからは……感じたことない……」

鞠莉「強者だけが自然に身に付けるオーラ……まるで目に見えない壁に押し付けられているような……顔の横に何かを突き付けられているような息苦しさだわ……」

聖良「狩猟本能ともとれるような……剥き出しの闘争本能……。狙った獲物を必ず仕留めるという鋭い気概……これが……」

海未「かつて……オトノキザカを震撼させた、オトノキザカリーグ歴代最強のチャンピオン……。生半可ではありませんね……この殺気は……」


梨子「まさかこの私が……壁に追い詰められて敗けを喫するなんてね……。千歌ちゃん、あなたが初めてよ。私に壁に追い詰められる味を教えてくれたのは」

千歌「……………………っ」ジリッ

梨子「次は私が教えてあげる」スッ

ソルガレオ「ガル……!!」

梨子「捕食者が誰かってことをね」ペロッ

千歌「――――――――ッ!!!」ゾクッ

梨子「第二楽章の始まりよ……!!」シュッ ポンッ



覚醒する捕食者……
呼び起こされるアイデンティティー……
梨子が繰り出した二体目のポケモンは……
安価下1
ランプラー、トゲキッス、チェリム、メロエッタの中から


ランプラー「プラァッ!!!」

梨子「奏でましょう、情熱的な円舞曲(ワルツ)を!!」

千歌「ちょっと気圧されたけど……こっちだってまだまだ全力だもん!!!ソルガレオ、ソーラービーム!!!」

ソルガレオ「ガアアアアアアアアッ!!!」キュイイイイン……

梨子「ええ、全力で来なさい。それでこそ……!!!ランプラー、れんごく!!!」

ランプラー「プゥーラァァァァァァァァ!!!!!」ゴオオオオオオオオッ!

千歌「!!!」



にこ「尋常じゃないわよ……あの火力……!!」

希「真姫ちゃんの炎を彷彿とさせる……!!」



千歌「避けてソルガレオ!!!」

ソルガレオ「ガアッ!!!」シュンッ!

ランプラー「プラアアア!!!」

梨子「シャドーボール!!!」

ランプラー「ラアアアップゥッ!!!」バシュバシュッ!

ソルガレオ「ガァルッ!!!」グラッ!

千歌「っ、ソーラービームで薙ぎ払って!!!」

ソルガレオ「レガルァァァァァァァァ!!!!」バシュウウウウウウウウ!

ランプラー「プラァァァァァァッ!!!」ヒュンヒュンッ!

梨子「もう一度シャドーボール!!!」

ランプラー「プラララララアッ!!!」バシュッ!

ドドドドドドドドドド!


曜「れんごくみたいな大技で気を引いて、シャドーボールで細かく的確にダメージを与えてる……!!」

凛「あの体格差がまた厄介……。懐に潜り込まれたらどうにも出来ないにゃ……」

理亞「ニトロチャージなら自分の周囲ごと焼き尽くせる」

ルビィ「ううん。梨子ちゃんのランプラーの特性はもらいびだから……。ニトロチャージを受ければ、ランプラーの力になっちゃう……」

理亞「……っ」

ダイヤ「あなたならどうしますか?」

善子「ニトロチャージでどうにか出来ないなら、メテオドライブで一気に距離を作って、スピードに乗ったまま激突するわ。けど……」

聖良「それを梨子さんも狙っている……」


梨子「ランプラー、ソルガレオの真下に!!!」ビッ!

千歌「ソルガレオ、振り切って!!!」バッ!

ランプラー「プラア!!!」

ソルガレオ「ルガア!!!」

梨子「れんごく!!!」

ランプラー「プーッ、ラアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオッ!

ソルガレオ「ガルァァァァァァァッ!!!」



ことり「直撃した!!!」



千歌「くっ!!!」

梨子「このまま嬲られ続けるつもり?」ニッ

千歌「こんの……!!そんな安い挑発に……!!!」

梨子「乗るのが千歌ちゃんでしょ?♪」

千歌「よくわかってらっしゃる!!!ソルガレオ、メテオドライブでランプラーを置き去りにしちゃえ!!!」

ソルガレオ「ガァァルアアアアアアアアア!!!!!」キイィィン……ゴオオオオオオオオ!



鞠莉「メテオドライブ!!!」

曜「ランプラーから距離を取った!!!」


千歌「なにを仕掛けてきても関係ない!!この距離はソルガレオの距離だ!!サイコショック!!!」

ソルガレオ「レェガアアアアア!!!」ヴンッ!

ズドドドドドドドド!

梨子「かわしなさい!!!」

ランプラー「プラァァァァァァッ!!!」

梨子「ソルガレオの距離……ね。あいにく、この空間はランプラーのものよ!!!ランプラー、シャドーボール!!!」

ランプラー「プラァァァッ!!!」ヴンッ! ヴンッ! ヴンッ!



花陽「ランプラーの周囲にシャドーボール……!?」

絵里「放出せずに……自分の周囲に留めるタイプの技……!!あれは……!!」

にこ「私の……!!」



千歌「にこさんとのバトルで見た……!!梨子ちゃん……にこさん推し……!?」

梨子「違う」キッパリ



にこ「おい」


梨子「そんなこと言ってる暇があるの?」

千歌「!!」

梨子「ランプラー……やりなさい!!」パチンッ

ランプラー「プラァァァァァァッ!!!」

ボンッ!

ソルガレオ「ガアッ!!?」

千歌「ソルガレオ!!?」



英玲奈「ソルガレオの間合いで爆発……!!?」

あんじゅ「なにが起きたの……!!?」



千歌「……っの!!!」キッ

梨子「見えたのね……さすがいい眼をしてるわ。まあ、絶対に避けられはしないけど!!」

ランプラー「プラァァァァァァッ!!!」

ボンッ!

ボンッ!

ボン――――ッ!

ソルガレオ「ガァァルアアアアアアアアア!!!」



ツバサ「次々とソルガレオの周囲で何かが炸裂してる……。タイミングと箇所がまるで掴めない……。なんなのあれは……?」

穂乃果「……………………」



ランプラー「プーラァァァァァァ!!!」ヴンッ!



穂乃果「……なるほど」


ことり「穂乃果ちゃん?」

穂乃果「爆発が起こる度に、ランプラーの周囲に浮いてるシャドーボールが消えてる。たぶんあれは……」

善子「トリックを使ってシャドーボールを直接ソルガレオの周囲に転移させてる」

花丸「シャドーボールを転移……!?」

海未「シャドーボールを道具と解釈したということですか。またなんとも……常識外れな……」

果南「シャドーボールを撃つのと違って、着弾するまでのタイムラグも無いし、回避の目安になる軌道が存在しない」

ダイヤ「ええ。それになにより、あれではどこに被弾するのかが読めませんわ……」



千歌「前にショウゲツで見たやつだね。あのときより……ずっと威力も精密さが上がってるけど……」

梨子「鍛えてたのよ。いつか千歌ちゃんと戦うときのことを考えて」

千歌「光栄だけど……それとこれとは話が別だよ!!ソルガレオ、ニトロチャージ!!!」

ソルガレオ「ガアッ!!!」

梨子「逃げようとしても無駄よ!!!」バッ!

ランプラー「プラララララァッ!!!」

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

ソルガレオ「ガルルアッ!!!」グラッ!

梨子「トリックを発動させてからソルガレオの元に着弾するまでほんの一瞬。もうなにもさせないわよ!!」


理亞「強い……!!」

聖良「進化だけが強さの証ではない……まさにそれを体現していますね……」

ツバサ「トレーナーのアイデアが、インスピレーションがポケモンの強さを引き出す。さすがだわ、梨子さん」



千歌「迂闊に動けない……!!」

梨子「いいえ、動いても動かなくても同じよ」スッ

ランプラー「プラッ!!!」

梨子「このバトルはもらうわよ!!!」

ランプラー「プラァァァァァァッ!!!」

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

ソルガレオ「ガルアッ!!!」

千歌「っ!!どうしたら…………!?」

ランプラー「プラララララーッ!!!」

千歌「シャドーボールの数が減ってる……。そっか……シャドーボールを作り出すことと、トリックを一緒には使えないんだ……!!」

梨子「……………………」

千歌「チャンスは絶対来る……!!ソルガレオ!!!もう少しだけ耐えて!!!」

ソルガレオ「ガルァァァァァァァァァァ!!!」


ルビィ「千歌ちゃん……なにを……!?」

真姫「弾幕が無限じゃないことに気付いたのね」

花丸「無限じゃない?」

希「シャドーボールの生成とトリックが併用出来ないんやね。あのままシャドーボールを撃てばいずれ弾は尽きる。そうすれば梨子ちゃんは再びシャドーボールを形成するはず。千歌ちゃんはその隙を狙ってる」

にこ「とは言っても、そんな隙ほんの一瞬よ。それに……それまでソルガレオが耐えきれるかどうか……」


千歌「もう少し……」

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

千歌「もう少し……!!!」

ボンッ!

ランプラー「プラァァァァァァッ!!!」

ソルガレオ「ガアアアアアアアアッ!!!」

ボン――――ッ!

ランプラー「プラ――――――――」フッ

千歌「っ!!今だよソルガレオ!!!メテオドライブ――――――――!!!」

ソルガレオ「ガルァァァァァァァ――――――――ッ!!!」ゴオオオオオオオオッ!



聖良「仕掛けた!!!」

理亞「さっきより断然速い!!この一瞬に賭けてきた!!!」



ゴオオオオオオオオ――――――――ッ!

千歌「間に合え――――――――!!!!!」

梨子「間に合うとか……そういう次元じゃないわよ」

千歌「!!?」

梨子「私のランプラーは空間だけじゃない。時間さえも支配するわ!!!」

ランプラー「プララァッ!!!」

ボンッ!

ボンッ!

ボン――――――――ッ!

ソルガレオ「ガ――――――――!!!」


千歌「――――――――ッ!!!」



凛「なに!?なんで爆発が!!?」

海未「まさか……時間差……!!?トリックで転移させたシャドーボールにてる意図的にタイムラグを生じさせた……!?」

にこ「ありえるのそんなこと!?それって、つまりソルガレオがどう動くか……そのときどういう位置にいるかを完ぺきに予測してたってことでしょ!?」

絵里「未来を見通す力……または未来を実現させる力……」

希「第六感なんてあやふやなものじゃなく……経験に裏打ちされた確かな実力……。今の一撃が与えたダメージは大きい……」

穂乃果「ソルガレオにも……千歌ちゃんの精神にも……」



梨子「想定外のことが起きると人は揺らぐ……!!真剣勝負においてそれは致命的な結果に繋がる!!決めなさい、ラン――――――――」

千歌「ソルガレオ――――――――!!!!!」

梨子「!!?」ビクッ

千歌「怯んじゃダメ!!!そのまま……全速前進――――――――!!!!!」

ソルガレオ「ガアア……ルガゥアアアアアアア――――――――!!!!!」ゴオオオオオオオオオオ!

梨子「っ、生意気なくらい動じないわね!!ランプラー!!!れんごく!!!」

ランプラー「プゥラアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ボオオオオオオオオオオ!



衝突するれんごくとメテオドライブ……
ランプラーvsソルガレオの行方は……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→ソルガレオ戦闘不能
偶数→ランプラー、ソルガレオ、共に戦闘不能


梨子「最大火力まで上げるわよ!!太陽を燃やし尽くしなさいランプラー!!!」

ランプラー「プラァッ!!!プラララララア――――――――ッ!!!」

ソルガレオ「ガア――――――――」

ボオオオオオオオオオオ――――――――!

千歌「ソルガレオ!!!」

シュウウウウウウ……

ソルガレオ「ガ、ル……」ズシン……

千歌「……………………!!!」



穂乃果「ソルガレオ戦闘不能!!ランプラーの勝ち!!!」バッ!



梨子「っし!!!」グッ!

ランプラー「プラーッ♪」フヨフヨ



ダイヤ「ソルガレオを……倒した……!!」

理亞「本当に……!!」

ツバサ「タイプの相性、先のガブリアスとの連戦……要因がいくらあったとしても称賛に値するバトルだったわ。梨子さんの作戦と経験の勝利ね」

聖良「これでお互いに残る手持ちのポケモンは五体……」


千歌「ありがとう、ソルガレオ」シュイン

梨子「ヒヤッとしたわ。あと少しランプラーに攻撃が届いてたら、勝負はわからなかったわね」

千歌「生意気なのは梨子ちゃんもじゃん」

梨子「本当よ。千歌ちゃんたら全然動揺してくれないんだもん」クスクス

千歌「そりゃ驚きはするけどね。梨子ちゃんなら当然かな……とも思うよ。それで……それ以上にワクワクする……♪」ニイッ

梨子「勝つ気満々じゃない。そうやってイタズラっぽく笑うときは、いつだって自分の勝利を確信したときでしょ」

千歌「本気の梨子ちゃんに勝つって思うとついね……♪」

梨子「本当、変な人……♪言っておくけど私もそうよ。本気の千歌ちゃんに勝って、見たことのない景色を見る。それになにより……千歌ちゃん、あなたに勝ちたい」

千歌「……………………っ!!///いいよ……バトルはまだまだこれからだもんね!!!」シュッ



千歌が繰り出した二体目のポケモンは……
安価下1
ピカチュウ、カプ・レヒレ、モクロー、ベベノムの中から


ポンッ!

カプ・レヒレ「レア……!!!」スウッ



果南「カプ・レヒレ……!!」

鞠莉「やっぱりそう来るわよね……」

ダイヤ「ゴースト・ほのおタイプのランプラーに対し、みず・フェアリータイプのカプ・レヒレをぶつける……。定石ですわ……」

花丸「その定石が梨子ちゃんに通じるかどうか……」



梨子「いい顔ね。千歌ちゃんになついてなかったあの頃とは全然違う」

千歌「今じゃ超仲良しだよ」ニッ

梨子「仲ならこっちも負けてないわよ。なんせ、ランプラーはこの地方に来てから、ゲッコウガの次にゲットしたポケモン。付き合ってきた時間はとびきりなんだから」

ランプラー「プーラァ♪」スリスリ

千歌「カプ・レヒレ、こっちも見せつけてやろう」

カプ・レヒレ「レーアッ」プイッ

千歌「見たか梨子ちゃん」

梨子「そっぽ向かれてるじゃない」

千歌「カプ・レヒレはたまにデレるのが可愛いんだよ」

梨子「バトルが可愛くないのだけは知ってるけど……!!ランプラー、シャドーボール!!!」

ランプラー「プララァッ!!!」バシュッ!


カプ・レヒレ「レーファ!!!」

千歌「みずのはどう!!!」

カプ・レヒレ「レェアアアアッ!!!」バシュウッ!

バシャアッ!

千歌「かげぶんしん!!!」

カプ・レヒレ「レアッ!!!」シュバッ! シュバッ! シュバババババ!

千歌「しぜんのいかり!!!」

カプ・レヒレ「レーファッ!!!レェアアアァァァ!!!」ゴオオオオオオオオオオ!

ランプラー「プラアアアッ!!!」

梨子「ランプラー!!!っ、いきなり畳み掛けてくるじゃない!!けど、それは裏を返せばランプラーの技を攻略出来ない焦りよね!!」

千歌「シャドーボールとトリックのコンボを決められる前に、ソッコーで勝負を終わらせる!!!カプ・レヒレ、みずのはどう!!!」

カプ・レヒレ「レレアアアアアア!!!」バシャアッ! バシャアッ!

>千歌「カプ・レヒレ、こっちも見せつけてやろう」

>カプ・レヒレ「レーアッ」プイッ

>千歌「見たか梨子ちゃん」

>梨子「そっぽ向かれてるじゃない」


この流れすき


梨子「かわしなさい!!!」

ランプラー「プラーッ!!!」ヒュンヒュンッ!

バシュッ!

ランプラー「プラッ!!!」

梨子「掠めた……!!やっぱり厄介ね……かげぶんしんは……!!でもそれは……私のスタイルを見て学んだものでしょ……!!」

千歌「!!」

梨子「攻略の仕方くらいわかってるのよ!!ランプラー、フラッシュ!!!」

ランプラー「プララァッ!!!」パアアアアアッ!

千歌「っ!!」

カプ・レヒレ「レアッ!!」



ルビィ「ピギッ!!」

花丸「眩しいずらぁ……!!」

善子「くっ……光が堕天使を呑み込むなど……!!」



千歌「しまっ……ランプラーから目を離して……!!」

梨子「シャドーボール!!!」

ランプラー「プーッ、ラアアアアアッ!!!」ヴンッ!

梨子「トリック!!!」

ランプラー「ラアアアップゥッ!!!」

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

カプ・レヒレ「レアッ!!?」



穂乃果「かげぶんしんを一度に吹き飛ばした……!!」


梨子「一瞬だって目を離しちゃダメじゃない!!ランプラー、トリック!!!」

ランプラー「プーラッ!!!」

ボンッ!

ボンッ!

ボンッ!

千歌「……!!カプ・レヒレ!!!」バッ!

ランプラー「プラアアアアアア!!!」

ボンッ!

ヒュンッ!

カプ・レヒレ「レアッ!!!」

梨子「!!」



曜「ダメージはくらってるけど……直撃を避けた……!!」

ことり「千歌ちゃんの指示が、さっきまでよりワンテンポ速くなった……!!」



梨子「ランプラー!!!」

千歌「カプ・レヒレ!!!」

ボンッ! ボンッ! ボンッ!

シュンッ! シュンッ! シュンッ!

ランプラー「プラァァァァァァァァァ!!!」

カプ・レヒレ「レェファァァァァァァァ!!!」

梨子「動きが変わったわけじゃない……!!なのに、芯を捉えられなくなってきた……!!」バッ!

千歌「カプ・レヒレ!!!」ビッ!


穂乃果「梨子ちゃんの予測を更に越える予測……千歌ちゃんの集中力が上がった……!!」

ことり「回避が不可能に近い梨子ちゃんとランプラーのコンビネーションに物怖じしてない……!!」

花陽「それになんだか……千歌ちゃん、楽しそう……」



千歌「……っ!!♪」



善子「いい笑顔……。あのムラっ気が、千歌の弱点であり強みね……」

曜「スロースターター……千歌ちゃんはいつもエンジンがかかるのが遅い。けど、一度火がついたら手がつけられない。そんなとき、千歌ちゃんは心の底から楽しそうに笑うんだ」

ルビィ「そして、強い人とバトルするとき……千歌ちゃんはバトルの中で進化する!!」



梨子「憎たらしいわね……!!べつに……攻略法を見つけたわけじゃない……!!直感だとか、野生の勘だとかそういうレベルの話で、やっと対応出来てるだけなんでしょ……!!なのに、私たちの攻撃を上回る次元でそれが研ぎ澄まされだした……!!」

千歌「ピンチのときこそ……ワクワクする……!!ずっとずっとそうだった!!!どんなときもずっと!!!」

梨子「本当、そういうところがめんどうで……そういうところに私は惹かれたのよ!!!」

千歌「梨子ちゃん……今、私……超楽しい!!!//////」キラキラ

梨子「ええっ、私もよ!!!ランプラー、シャドーボール!!!」

ランプラー「プーラァッ!!!」バシュッ!

千歌「しぜんのいかり!!!」

カプ・レヒレ「レファアッ!!!」キン……ゴオオオオッ!

ドオオオオンッ!



理亞「相殺した!!」


梨子「勢いだけで勝てるなんて思わないで!!!」

千歌「信じることが勝利へ繋がるんだ!!!カプ・レヒレ、ミストメイカー!!!」バッ!

カプ・レヒレ「レプアアアアアアア――――――――!!!」フワァァァァァァァァ……



にこ「ミストメイカー……!!ミストフィールドを広げた!!」



梨子「まあ、そう来るわよね……!!」



絵里「狙いはしぜんのちから……ムーンフォースね!!」



梨子「カプ・レヒレの必勝パターン……それも今日までよ!!」


ランプラー「プーッ、ラアアアアアッ!!!」ボオオオオオオオオオオ!

ゴオオオオオオオオオ!

千歌「んなっ!!?」



真姫「フィールドのあちこちから……!!」

凛「れんごくの火柱が……!!」

花陽「ミストフィールドを呑み込んでいくよ……!!」



メラッ……

カプ・レヒレ「レァプ!!」

千歌「フィールドが火の海に……!!?」

梨子「カプ・レヒレのしぜんのちからの厄介なところは、応用の利く汎用性の高さだものね。どんなフィールドでも最大限に力を発揮出来るなら、フィールドそのものを支配すればいい。この灼熱の炎の中でしぜんのちからを使用しても、当然ランプラーの特性であるもらいびが働くわ」

千歌「……なら、この火の海を消せばいい!!!カプ・レヒレ、かげぶんしん!!!」

カプ・レヒレ「レアア!!!」シュバババババ!

梨子「みずのはどう?無理よそれじゃ。煉獄の炎は万物を焼き尽くす永劫の業火なんだから!!」

ボオオオオオオオオオオ!

ボフンッ!

ボフンッ!

ボフンッ!

千歌「かげぶんしんが……!!この火の海丸ごと操れるの……!!?」

梨子「造作も無いことよ!!♪」ギランッ



善子「くっ、カッコいい……!!」


絵里「追い詰められたわね……」

にこ「フィールド全体をうねる炎の海。本当に支配してるわね……この空間を……」

希「ゲームメイクも含めてね。次の一手で、このバトルが決まる……!!」



梨子「さあ……奏でるわよ!!冥府の炎で踊りなさい!!!」

ランプラー「プゥラアアアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ゴオオオオオオオオ――――ッ!

千歌「……………………」



花丸「なにもしない……!?」

果南「いや……」



千歌「みずのはどう単発じゃ炎は消せない……かげぶんしんは焼き尽くされる……しぜんのちからは通用しない……じゃあどうする……考えろ……考えることをやめちゃダメ……勝つために……」ブツブツ……



鞠莉「この一瞬を争う土壇場で……なんてConcentration……」

ルビィ「全然諦めてないんだ……!!」



梨子「それでこそ……っ!!!」

ランプラー「プラララララララララララア――――――――!!!!!」

千歌「勝機が見えないなら……作り出す……っ!!!カプ・レヒレぇ!!!」

カプ・レヒレ「レェアアアアアアアアアア――――――――!!!!!」ガシンッ!


ことり「カプ・レヒレが、殻を閉じた!!」

海未「なにをする気ですか……!!」



カプ・レヒレ「プレェアアアアアアアアッ!!!」ギュウウウウウウウン!

梨子「回転……!!」

千歌「いぃっけぇぇぇ!!!」

カプ・レヒレ「レェィアアアアアア!!!」ギュオオオオオオオオ!



穂乃果「カプ・レヒレが……まるで弾丸みたいに……!!」

ツバサ「あのまま炎を突き破るつもり……!?」



梨子「ただの激突……違うわね……!!」

カプ・レヒレ「レアアアアア!!!」ギュオオオオオオオオッ!

ピシャッ……

梨子「水滴……いいえ、みずのはどうを……!!!」



英玲奈「先端の一点にみずのはどうを集中させている……!!」

あんじゅ「それも単発じゃない……!!幾重にもみずのはどうを重ねてるわ……!!あれなら……!!」



梨子「負けないで、ランプラー!!!」

ランプラー「プラアアアアアアア!!!」

千歌「踏ん張れカプ・レヒレ!!!」

カプ・レヒレ「レェアアアアアアアアッ!!!」



れんごくの海を突き破らんとするカプ・レヒレ……
勝利の軍配が上がるのは……
安価下1コンマ
01~33→カプ・レヒレ、戦闘不能
34~66→ランプラー、カプ・レヒレ共に戦闘不能
67~99→ランプラー、戦闘不能
00→カプ・レヒレに奇跡が起きる


ゴオオオオオオオオッ!

ランプラー「プラアアア!!!」

ギュオオオオオオオオ!

カプ・レヒレ「レェアァァッ!!!」

ググググググ……ググッ……



聖良「カプ・レヒレの回転が……!!」

理亞「止まる……!!」



梨子「今よランプラー!!!れんごく!!!」

ランプラー「プゥラアアアアアアアアアアアア――――――――ッ!!!!!」

ボオオオオオオオオオオ――――――――!

カプ・レヒレ「レアッ――――――――!!!」

ドォォォォォォォォォン!

千歌「っあ!!!カプ・レヒレ!!!」

カプ・レヒレ「レーア……!!」ググッ……

梨子「……………………」

カプ・レヒレ「レ、ヒ……」パタン

千歌「……………………!!!」



穂乃果「カプ・レヒレ、戦闘不能!!ランプラーの勝ち!!!」



千歌「カプ・レヒレ……」

梨子「……………………」グッ!


ダイヤ「カプ・レヒレが倒れた……」

果南「これで二連勝……ソルガレオとカプ・レヒレを立て続けに倒して、梨子ちゃんがリードした……!!」

花丸「スゴいずら……梨子ちゃん……!!」



千歌「ありがとう、カプ・レヒレ」シュイン

梨子「ちょっとは焦ってきた?」

千歌「とっくに焦ってるよ。梨子ちゃんはさ……私たちの技も、作戦も、勝ちたいって思いさえも、全部越えてくるんだもん。だから……焦ってる以上に、ドキドキしてる……!!♪今私……めちゃくちゃ熱くなってるよ!!」

梨子「フィールドが火の海なんだから当然じゃない」

千歌「物理的にじゃなくて!!」

梨子「冗談よ♪私も同じよ。生きる熱さを感じてる。まだまだこれからよ。……さあ、次はどのポケモンで挑んでくるの?」

千歌「よしっ、流れを変えるよ!!」カチッ



燃え盛るフィールドを眼前に、千歌が繰り出した三体目のポケモンは……
安価下1
ピカチュウ、モクロー、ベベノムの中から


千歌「一緒にキラキラしようっ!!出ておいで、ピカチュウっ!!」シュッ ポンッ!

ピカチュウ「ピッカ!!♪」シュタッ

梨子「ピカチュウ……!!」ニッ



鞠莉「千歌っちの三体目はピカチュウね……!!」

理亞「ピカチュウとランプラー……」

ルビィ「思い出すね……ニコマキブリッジで、理亞ちゃんたちとバトルしたときのこと……」

聖良「あのときは、とるに足らない相手だと思っていました。トレーナーもポケモンも、私たちには到底及ばないと。それが今……」



梨子「ピカチュウとは二回……隣に並んで戦ったわね……」

ランプラー「プーラッ♪」

梨子「ニコマキブリッジで……ショウゲツで……。ライバル対決になったわね……♪」

千歌「ピカチュウが一番輝けるステージはここかなって。友だちだけど、仲良しだけど……恨みっこなしだからね」

ピカチュウ「ピカァ!!!」

ランプラー「プラッ!!!」

梨子「当たり前じゃないそんなの。……来なさい」

千歌「うんっ!!ピカチュウ、10まんボルト!!!」

ピカチュウ「ピーカー……チューッ!!!」バチッ……バリバリッ!


梨子「シャドーボールで迎撃!!」バッ!

ランプラー「プララララァッ!!!」バシュウッ!

ドオオオオンッ!

ピカチュウ「ピカ!!!」

千歌「ピカチュウ、でんこうせっか!!!」

ピカチュウ「ピィー……カッ!!!」グググ……ダンッッ!

梨子「クスッ……火の海に臆さないで突っ込むのね。勝ち気な性格は千歌ちゃんに似たのかしら」

千歌「元々こうだったよ。そんで、元々可愛かった!!♪」バッ!

ピカチュウ「ピカアッ!!!」バッ!

ランプラー「プラッ!!!」

千歌「アイアンテール!!!」

ピカチュウ「ピッカアッ!!!」ギンッ!

梨子「どこから飛び出してくるかくらい、炎の揺らめきでわかるわよ!!ランプラー、ピカチュウと距離を取りなさい!!」

ランプラー「プラッ!!!」

千歌「逃がすかっ!!」

ピカチュウ「ピッカァ!!!」ブンッ!

バシィッ!

ランプラー「プラァァ!!!」

梨子「くっ!!!」


凛「距離を詰めてインファイト!!」

絵里「あのランプラーが相手ならそれが正解よ!!どれだけ離れていてもシャドーボールとトリックのコンボで距離は潰される!!」

ことり「密着しそうなくらい接近した状態なら、シャドーボールも自爆の危険性が出てくる……!!ランプラーは下手に攻撃出来ない!!」



千歌「叩き込むよピカチュウ!!連続でアイアンテール!!!」

ピカチュウ「ピカッ!!ピカ!!チュピッ!!ピッカァ!!ピカアアアッ!!!」ギギギギギギギギギン!

ランプラー「プラッ!!!プラアア!!!」

梨子「やるじゃない……!!軽量級ポケモン特有の速さが活きてる……!!ランプラー、フラッシュ!!!」

千歌「させないよ!!ピカチュウ、10まんボルト!!!」

ピカチュウ「ピーカーッ、チュウーッ!!!」バリバリッ!

ランプラー「プラアアッ!!!」バチッ!

梨子「っ、フラッシュを封じられた……!!」

千歌「そう何度もくらってたまるもんか!!アイアンテール!!!」

ピカチュウ「ピッチュウッ!!!」ブンッ!

ランプラー「ラァプッ!!!」

ドガァァァァンッ!



あんじゅ「地面に叩き付けた!!!」



千歌「攻め立てるよ!!!アイアンテールっ!!!」バッ!

梨子「この……っ!!床ドンも好物なの知っててやってるのかしら……!!?」バッ!

ピカチュウ「ピッカ!!!」

ランプラー「プーラァ!!!」



ピカチュウの猛攻にランプラーは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→成す術無く力尽きる(ランプラー、戦闘不能)
偶数→足掻きを見せる(自滅覚悟のシャドーボールを放つ)


梨子「シャドーボールっ!!!」

ランプラー「プーラアアアアアアアア!!!」

ピカチュウ「ピィーッカッ!!!」グルンッ! ブンッッ!

ランプラー「プラッ!!!」

ドガアアアアアアアアンッ!

ブワ――――――――!



英玲奈「アイアンテールの風圧と衝撃で、炎が掻き消えた……!!」



パラパラ……

ランプラー「プラァ……」キュー

梨子「ランプラー……!!」



穂乃果「ランプラー戦闘不能!!ピカチュウの勝ち!!!」バッ!


千歌「よっし!!」ガッ!

ピカチュウ「ピーカッ♪」



にこ「連勝を食い止めた。私とバトルしたときより動きに磨きがかかってるじゃない、あのピカチュウ」

曜「ソルガレオとカプ・レヒレを相手にした疲れもあったんだろうな……。それでも、梨子ちゃんの強さと凄さがよくわかる……」

穂乃果「流れを引き戻したね。残りはお互いに四体」



梨子「お疲れさま、ゆっくり休みなさい」

シュイン

梨子「いい一撃だったわ」

ピカチュウ「ピカァ♪」クルン

千歌「ランプラーもね♪スッゴい強かった♪」

梨子「私のポケモンなんだもの、当たり前よ」

千歌「まだまだドキドキさせてくれるんでしょ?」ニッ

梨子「ワクワクもゾクゾクも……全部あげるわよ」ニッ

>梨子「この……っ!!床ドンも好物なの知っててやってるのかしら……!!?」バッ!

好きなのか…(戦慄)


梨子「第三楽章……魅惑の音色に酔いしれなさい!!」シュッ



梨子が繰り出した三体目のポケモンは……
安価下1
トゲキッス、チェリム、メロエッタの中から


ポンッ!

メロエッタ「メーロッ♪」クルクルッ

梨子「♪」スッ

メロエッタ「メロォッ♪」シュタッ

千歌「次はメロエッタが相手……♪」



ルビィ「そういえば……メロエッタがバトルするの、初めて見るかも……」

花丸「そういえば……。善子ちゃんのことを怖がって、あんまり表立ってボールの外に出てなかったずら」

善子「うっさい」

海未「私は修行でメロエッタの実力を目の当たりにしていましたよ」

穂乃果「どうなの実際は?」

海未「強いです」



メロエッタ『メーロォーッ!!!』

メガラティオス『ティオオオオオッ!!!』

ズガァァァァァァァァァァ!



海未「私のラティオスと肩を並べるくらいに」


千歌「どんなバトルをするのか……楽しみで仕方ないよ」

梨子「心行くまで聴かせてあげるわ。この世に二つとない幻想曲(ファンタジア)をね」

メロエッタ「メーロ♪」ウィンク-☆

千歌「可愛いけど……可愛さならピカチュウも負けてないから!!ピカチュウ、でんこうせっか!!」

ピカチュウ「ピカァ!!!」タタタタタタタタッ!

梨子「逸っても変わらないわよ。……私たちが勝つ!!メロエッタ、行きなさい!!!」

メロエッタ「メロッ!!!♪」ヒュウンッ!


ピカチュウ「ピィーッカッ!!!」ダンッッ!

千歌「アイアンテール!!!」

ピカチュウ「ピッカアッ!!!」ギンッ! ブンッ!

メロエッタ「メロッ!!♪メロォーッ!!♪」ヒュンッ ヒュンッ

千歌「かわされた……!!……それなら!!10まんボルト!!!」

ピカチュウ「ピーカー……!!!」

メロエッタ「メーローッ!!♪」ヒュウンッ!

千歌「!!」

ピカチュウ「チュー――――――――!!!」バリバリ――――ッ!

メロエッタ「――――――――♪」ヒュンッ



善子「まるで当たらない……!!」

理亞「わざと……攻撃を見切ったうえでの紙一重の回避……」

にこ「完全に予測してる動きじゃない。ランプラーのときみたいに梨子が予測してるのとは違って、メロエッタ自身がピカチュウの動きを読んでる」

真姫「動き……というより……あれって……」



ピカチュウ「ピカァ……!!」

千歌「羽みたいに軽やか……それに、雲みたいに掴み所が無い感じ……。速いけど、たぶん速さの問題じゃないよね……。動きは見えてるのに、こっちの攻撃が当たらない……」

梨子「千歌ちゃんにとって初めての経験かしら?だったら、まだまだ味わわせてあげるわ!!」バッ!

メロエッタ「メロッ!!♪」ヒュウンッ!

千歌「来るよ!!10まんボルトで迎え撃って!!」

ピカチュウ「ピーカー……チュー!!!!」バチッ……バリバリ――――ッ!


メロエッタ「~♪」

バリバリ――――!

メロエッタ「メーロロッ!!♪」ヒュンッ!

千歌「またかわした……!!」

メロエッタ「メロッ♪」ニュッ

ピカチュウ「ピカッ!?」ビクッ

メロエッタ「メロロロロッ♪」ケラケラ

千歌「アイアンテール!!!」

メロエッタ「メロッ♪」ヒョイッ

ピカチュウ「ピッカ!!!」ブンッ!

メロエッタ「メーロー♪」クスクス

千歌「おちょくられてる……梨子ちゃんの変なところに似ちゃって……」

梨子「私ってこうなの?」



希「……飄々としてるのは、余裕故になんやろうね。あの子、自分の強さをよくわかってる」

海未「それを引き出す梨子の存在があって……ということなのでしょうね」

絵里「ポテンシャルはよくわかるわね。なんせ、メロエッタはまだ技を使ってはいないんだから」


梨子「メロエッタ、もう掴んだわね?」

メロエッタ「メロッ!!♪」コクン

梨子「それじゃあ……」スッ

千歌「!!」

梨子「奏でるわよ」

メロエッタ「メロォッ!!♪」ヒュウンッ!

ピカチュウ「ピッカ!!!」

千歌「ピカチュウ!!!」

梨子「メロエッタ!!!」



加速するバトル……
千歌が出した指示は……
連投無し
安価下1
でんこうせっか、10まんボルト、アイアンテールの中から

梨子が出した指示は……
安価下2コンマ 00は100扱い
奇数→特殊技
偶数→変化技

安価下3
安価下2が奇数の場合→サイコキネシス、かみなりのどちらか
安価下2が偶数の場合→じゅうりょく、サイドチェンジのどちらか


千歌「でんこうせっか!!!」

梨子「かみなり!!!」

ピカチュウ「ピカ!!!」ダダダダダダダッ!

メロエッタ「ロォーメッ!!!♪」ゴロゴロ……ゴロゴロ……

ピシャア――――ッ!

千歌「右に跳んで!!!」

ピカチュウ「ピッカ!!!」ダンッ!

ピシャア――――ッ!

梨子「すばしっこいわね……!!けど、逃がさないわよ!!!」ビッ!

メロエッタ「メロォ――――――――ッ!!!♪」

ピシャア――――ッ!

ピシャア――――ッ!

ピシャア――――――――ッ!

ピカチュウ「ピカッ!!!ピッカ!!!ピカアアアア!!!」ダダダダダダダ――――――――ッ!



曜「巧い!!メロエッタのかみなりを全部避けてる!!!」

鞠莉「でんきタイプのポケモンが持つ、電力という力への本能ね。落雷のポイントを肌で読み取ってる。さすが千歌っちのピカチュウだわ」

穂乃果「ううん。それだけじゃない」

曜「……?それだけじゃない……?」

穂乃果「……主導権を握ってるのは、間違いなく梨子ちゃんだよ」



千歌「……?」

メロエッタ「メーローッ!!!♪」

ピシャアッ!

ピカチュウ「ピチュッ!!!」タンッ!

千歌「なんだろ……この違和感……」


鞠莉「……What?」

曜「どうしたの鞠莉ちゃん?」

鞠莉「……ピカチュウの回避と、かみなりの落下ポイントの差が大きすぎる」

曜「差……?」



ピシャアッ!

ピカチュウ「ピカ!!!!」ダンッッ!



ルビィ「……本当だ。さっきまでギリギリで避けてたのに……」

聖良「言われてみれば……」

理亞「それだけピカチュウの感覚が鋭敏になってるってことじゃないの?」

果南「前半……あれだけ力量差を見せつけた梨子ちゃんとメロエッタが、それだけの余裕を与えるとは思わない……ってことだよね」

鞠莉「……………………」コクン

ダイヤ「確かに……そう考えると不自然ですわね……」

善子「だとしたら……」

花丸「このかみなりは……」


ピシャア――――ッ!

ピカチュウ「ピカアアアッ!!!」ダダダダダッ!

千歌「……………………っ!!!」

梨子「あからさますぎて……逆に予想出来なかったでしょ」ニヤッ

千歌「止まってピカチュウ!!!罠だ!!!」

ピカチュウ「ピカ!!!?」

梨子「遅いわよ!!!」

メロエッタ「ロメアッ!!!♪」ヒュンッ!



曜「かみなりを抜けた先にメロエッタが!!!」

ことり「コースの誘導……!!」



梨子「やりなさいメロエッタ!!!」

メロエッタ「メッロォッ!!!♪」

千歌「させるかぁっ!!!ピカチュウ、ボルテッカー!!!」

梨子「!!!」

ピカチュウ「ピッカ!!!ピカ……ピカピカピカ!!!ピッ――――――――カアッ!!!」バチバチッ……ダンッ!



海未「なおも反撃に出ますか!!!」

英玲奈「闘志はまだまだ萎えてはいない!!!」


梨子「意地で未来を切り開く姿……勇ましいわ!!!でも私たちはさらにその上を行くっ!!!」

メロエッタ「ロメッ!!!♪」ヒュンッ!

ピカチュウ「ピカッ!!!?」

千歌「なっ!!?今のを避けるの!!?」



ことり「完全に見てからボルテッカーを捌いた……!!」

あんじゅ「見切りや直感……反射の類いじゃない!!あれは……そうくることをわかってた動き……!!」



梨子「メロエッタ、インファイト!!!」

メロエッタ「メロ――――――――ォッ!!!♪」

ピカチュウ「ピカ!!!」

スッ……

ヒュン……ヒュヒュン……

トン――――――――!

千歌「……!!?」



ダイヤ「なんて軽い打撃……いいえ、むしろ触れただけ……!?」

凛「違う……あれって……!!」



千歌「ピカチュウ!!!」

ピカチュウ「ピ――――――――」

梨子「爆ぜなさい……!!!」

ドガァァァァァァァァァァァァァァッ!

ピカチュウ「ピカアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」

ドゴォォォォォォォォォォォォォォォォォォォォン!


パラパラ……

ピカチュウ「ピ、カァ……」



ルビィ「軽く一回触っただけで……ピカチュウが吹き飛んだ……!!?」

善子「一回じゃないわ。あの一瞬で、十回以上手を出してた」

海未「十二発……ですね。まるで衝撃が爆ぜたような攻撃……凛、今のは……」

凛「うん。かくとうタイプのポケモンがよく使うはっけい……浸透勁に近い。打撃を表面に叩き込むんじゃなくて、内側まで深く突き刺すような攻撃だよ」

花陽「凛ちゃんのポケモンが使うのを見たことはあるけど……はっけいってあそこまで破壊力のある技だったっけ……?」

凛「普通……じゃない。浸透勁っていうのは異常なまでに繊細で、少しタイミングがズレただけだも発動しない。それをインファイト……重い一撃を何度もくらわせるような大技と併せて使うっていうのは凛のルカリオにも出来ない」

海未「……近い、と言いましたがそれは?」

凛「一回見ただけじゃよくわかんないけど、たぶん浸透勁だけじゃない。かよちんも言ったとおり、あそこまで威力が大きいなんてありえないもん。だから、何かあるんだよ。浸透勁以外にも……何かが……」

真姫「……なるほど。そういうこと」

絵里「真姫?」

にこ「どうしたの?」

真姫「どうもしないわよ。やっぱり天才なのね……って、そう思っただけ」


ピカチュウ「ピ、カ……」

千歌「ピカチュウ……!!……っ、今の攻撃でわかったよ。メロエッタがなにをしてたのか」

梨子「さすがね……」

千歌「音……だよね」

メロエッタ「メロォ♪」



花丸「音……?」

真姫「正確にはリズム……音の波ね。メロエッタはピカチュウの動き、呼吸、攻撃のリズムを読み取って、未来予知にも似た先読みをしてみせたのよ」

果南「なるほど……それじゃあさっきのインファイトは……」

真姫「共振……音の波を利用した連鎖反応で、威力を爆発的に上げたのね」

鞠莉「Unbelievable……」



梨子「何度体感しても圧巻の洞察力だわ」

メロエッタ「メロッ♪」

梨子「メロエッタは全ての音を司るポケモン。これくらいの芸当なんてわけないわ」

千歌「ほんと、戦い方のバリエーションが広いね」

梨子「上に行けば行くほど、いろんな強さを知るの。チャンピオンになってもね。今の私なんて途中経過でしかないわ」

千歌「だね。私にとって梨子ちゃんはライバルで、越えなきゃいけない壁で……」

梨子「壁だなんて……///」テレテレ

千歌「それで……通過点だから」

梨子「……ええ。そのとおりよ」クスッ


千歌「躓かないよ。私たちは……!!!」

ピカチュウ「ピカ……ピカアアアアアッ!!!」グググ……ダン!

千歌「まだまだ輝き続けるんだから!!!」

梨子「決まったと思ったけど……根性あるのね」

千歌「女の子だからね……♪」

ピカチュウ「ピッカ!!!」フンス

梨子「じゃあ、もう一度聴かせてあげるわ。あなたを震わせる音楽をね」

メロエッタ「メッロ!!!♪」ゴロゴロ……

ピシャア――――ッ!



鞠莉「またかみなりを……!!!」



千歌「コースの誘導なんかしなくていいよ。小細工無し……今度は真正面からぶつかるから」

梨子「……気丈に振る舞っても残り体力の少なさは否めないわね。いいわよ……こっちも全力で行くから!!!」

メロエッタ「ロオオオオッ!!!♪」


千歌「行くよピカチュウ……残りの体力全部使ってぶつかろう!!そして輝こう!!!」

ピカチュウ「ピッカアアアアアアッ!!!」

千歌「全身全霊で!!!いっけーピカチュウ!!!ボルテッカー!!!」

ピカチュウ「ピカッ!!!ピーッ、カアアアアア――――――――!!!!!」バチッ……バチバチッ!

ドドドドドドドドド――――――――!

梨子「最大電力……上等よ!!!ぶつかりなさい……越えてみなさい!!!メロエッタ、ひかりのかべ!!!」

メロエッタ「メーロォォォォォ!!!♪」ヴンッ!

ドガァァァァァッ!

ピカチュウ「ピ……ッカァァァァァ……!!!!」ググッ……ググッ……

バチッ……!

バチバチッ!



理亞「ひかりのかべ……!!!」

聖良「コースの指定が仇に……!!威力を落とされた……このまま止められる……!!!」



千歌「……っ!!!」

ピカチュウ「ピカァ……!!!ピッカァァァァァァァァ……!!!」

バチッ…………バチバチ――――ッ!

千歌「ピカチュウ……!!」

ピカチュウ「ピィッカアアアアアアアア――――――――!!!!!」バチバチッ――――――――!

キラン――――――――

千歌「!!!」ゴソッ……

パアアアアアア……


千歌「デンキZが……反応してる……。ピカチュウに……ピカチュウの……ゼンリョクに……!!!」

グッ!

千歌「だったら私も応えるよ……ピカチュウ!!!」



希「……!!!」

善子「この光……Zワザ……!!!」



梨子「スパーキングギガボルト……その技のリズムもわかってるわ……!!撃ってもメロエッタには当たらないわよ!!!」

千歌「だったら話は簡単だよ!!!梨子ちゃんの知らない私たちで……梨子ちゃんを越える!!!」

パアアアアアアァァァァ――――――――!



輝くデンキZ……ピカチュウの抱く勝利への意志が、Zクリスタルに更なる力を齎す……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→紋章が変化(ピカチュウZ)へ
偶数→形状が変化(チカピカZ)へ


キン――――――――!

千歌「クリスタルの紋章が……っ!!!」カチッ!

ピカチュウ「ピッカァァァァァァァァ!!!」

ピシッ……

ピカチュウ「ピカアッー!!!!!」

パリィ――――――――ン!

梨子「ひかりのかべを……!!!知らない千歌ちゃんたち……そんなこと出来るの!!?」

千歌「出来るかな……?出来る!!!叫ぶ心が……!!!」ギュッ!

ピカチュウ「ピカッ!!!ピカピカピカピカァ――――――――!!!」ダダダダダダダッ……シュタッ!

千歌「欲しがる輝き……!!!目の前で……見せるんだ!!!」

ピカチュウ「ピッカァ――――――――!!!!!」バッ! クルンッ!

梨子「!!!?」



果南「ロンダートからの……バク転……!!!?」

ダイヤ「ポケモンパフォーマンスでもあるまいし……なにを……!!!?」

鞠莉「でも、梨子の虚を衝いた!!!」



梨子「……………………!!!」



千歌『行けっ!!!ゾロア――――――――!!!』

ゾロア『ゾロ――――――――!!!』



梨子「……パフォーマンスじみた技は、昔から得意だったわね」クスッ


千歌「熱い熱いジャンプで……!!!新しい光を掴もう!!!ピカチュウ!!!」

ピカチュウ「ピッカァ――――――――ッ!!!!!」バチバチ――――――――ッ!

千歌「これが私たちのゼンリョクだぁ!!!ひっさつの―――ピカチュート――――――――!!!!!」

ピカチュウ「ピッカァァァァァァァァ――――――――!!!!!」バチッ……ゴオオオオオオオオオッ!



花陽「ボルテッカーとスパーキングギガボルトの融合……!!」

曜「Zワザが進化した!!!」



梨子「これだから……っ!!!///」ゾクッ

メロエッタ「メロオオオッ!!!♪」

梨子「千歌ちゃんとのバトルは……本ッ当にゾクゾクする!!!///もっともっと……ドキドキしましょうっ!!!メロエッタ!!!」バッ!

メロエッタ「メロォ――――――――!!!♪」


千歌「決まれ――――――――!!!!!」

梨子「決めさせないッ!!!メロエッタ、いにしえのうた――――――――!!!!!」

メロエッタ「――――――――♪」――――――――♪♪

ピカチュウ「――――――――!!!」

メロエッタ「――――――――♪♪」――――――――♪

千歌「!!!」

ピカチュウ「ピカ――――――――」バチッ……フッ――――

千歌「ピカチュウ!!!」

ズシャアアアア……!



ツバサ「いにしえのうた……Zワザを消し去った……!!!」



ピカチュウ「Zzz……Zzz……」

千歌「ねむり……状態……」

梨子「……間一髪だったわね」

スウッ……

メロエッタ(SF)「メロッ♪」



あんじゅ「ステップフォルム……」



千歌「ピカチュウ……ピカチュウ!!!」

梨子「ダメージがある上に、いにしえのうたを至近距離で聴いたのよ。このバトル中に目が覚めることはないわ」

千歌「……!!!」

梨子「ここまでね。無防備な相手にとどめをさすのは気が引けるもの」



穂乃果「ピカチュウ、バトル続行不可能とみなし……メロエッタの勝ち!!!」バッ!



梨子「……♪」ニコッ


曜「今のは惜しかったね……」

ダイヤ「ええ。おそらくは、相手が梨子さんとメロエッタでなければ……勝利していたのは千歌さんでした」

果南「だね。ピカチュウの動きも、技のキレも、リズムをズラすタイミングも申し分なかった。それでも……」

鞠莉「梨子はその上を行った……。本当……計り知れないわ……」

善子「強さに上限が無い。まあ……それは千歌にも言えることだけど。あの二人はまるでタイプが違うわ」

ルビィ「タイプが……?」

善子「ずば抜けた直感とセンスで戦うのが千歌。だけどそれは歪で不安定……さっきも言ったとおりムラっ気があるのよ。対してリリーの強さは確かな経験と技術の賜物。千歌がどれだけ裏をかこうとしても、リリーはそれを真っ向から打ち破れる」

花丸「うむむ……よくわかんないずら……」

ダイヤ「ざっくりと、二人の強さの数値を100とした場合、千歌さんも梨子さんも100……もしくはそれ以上の強さを引き出せます。しかし、千歌さんの不安定な強さでは、その実力の数値はときに90……ときに30と……絶えず変動するのですわ。それに対して梨子さんは、実力を90の段階でフラットに発揮出来るのです」

曜「ああ……なるほど……。だから安定感のある戦い方が出来るんだ……」

鞠莉「頂点に君臨するということの意味を……梨子は体現してるわね。純度の高い"強さ"。あれこそが王者……あれこそがチャンピオンよ……」

曜「……千歌ちゃん。……梨子ちゃん」グッ……


千歌「悔しいよねピカチュウ……。仇は討つから……!!」シュイン

梨子「あと三体……とても追い詰めたとは言い難いけど。リードはもらったわよ」

メロエッタ「メロッ♪」

千歌「すぐに挽回するもん。それに……最後に笑うのは私たちだよ」カチッ

梨子「次はどのポケモンで来るつもり?」

千歌「見てからのお楽しみ!!出番だよ!!」シュッ!



千歌が繰り出した四体目のポケモンは……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→モクロー
偶数→ベベノム


ポンッ!

シーン……

梨子「……?」

メロエッタ「メロ?」



花丸「なにも……出ない?」

善子「空っぽのモンスターボールでも投げたの?」

ルビィ「うゅ……」

チョンチョン

ルビィ「?」クルッ

ベベノム「ベーノッ♪」ベーッ

ルビィ「ピギィィィィィィィッ!!?」ビックーッ!

ダイヤ「ルビィ!!?」

鞠莉「What!!?」

果南「なに!!?」

ベベノム「ベノノノノッ♪」ケラケラ

曜「ポケモン……?」

ゾワ……

善子「……!!」

希「……………………」

善子「ちょっと待って……この気配……この感じ……!!まさか……………………ウルトラビースト!!?」

鞠莉「!!!」

曜「!!!」

絵里「……………………」スッ

海未「……………………」スチャ……

ベベノム「ベノ?」キョトン



千歌「おいで、ベベノム♪」

ベベノム「ベノッ♪」スィー

モッギュー
ベベノム「ノノッ!♪」

千歌「エッヘヘヘ♪」

ベベノム「ベーノォ♪」スリスリ


鞠莉「……………………!!」

善子「……………………!!」



千歌「みんな、驚かせてゴメンね。この子はベベノム♪私の新しい仲間だよ♪」



果南「ウルトラビーストが……?」

ダイヤ「いったいどういうことですの……?何故千歌さんがウルトラビーストと……」



千歌「説明すると長くなるんだけど……でも、この子は危険なんかじゃない!……って、それだけははっきり言える♪」ニコッ



ルビィ「でも……」

花丸「ずら……」



ベベノム「ノノ……?」

千歌「……………………」

梨子「……………………」



曜「大丈夫なんじゃないかな?」



千歌「……………………曜ちゃん」


曜「千歌ちゃんが選んで、千歌ちゃんが決めたことだもん♪だったらそれに文句はないっ♪私は、千歌ちゃんと……千歌ちゃんが選んだその子を信じることにするよ♪」ゞ

ダイヤ「……はぁ、予想だにしませんわねあなたは。尤も、その度量に惹かれたわけですが」

果南「そうだね♪千歌ならきっと大丈夫♪」

ルビィ「ちょっとビックリしたけど……ルビィも仲良くなれるかな?」



ベベノム「ベノ…………ベーノ♪」ノシ



ルビィ「エヘヘッ♪///」

花丸「なんだか赤ちゃんみたいで可愛いずら♪ね、善子ちゃん♪」

善子「……そうね。終わったことを引きずるのも性に合わないし……受け入れることも前に進むためには必要なのよね。……よろしくね、ベベノム」ニコリ



ベベノム「ベーッ♪」ベーッ



善子「なんでケンカ売ってくんの!!?」

鞠莉「善子は怖いからデース♪」

善子「善子言うな!!」

鞠莉「ウルトラビーストまで仲間にするなんてね……ほんと、私たちのリーダーはおもしろいわ」クスッ

善子「……ええ」


千歌「お待たせ、梨子ちゃん♪」

梨子「ううん。ずいぶん甘えん坊なのね、その子」

千歌「可愛いでしょ♪」

梨子「ええ。けど、バトルはどうかしら?」

千歌「どうだろうね」ニヤリ



理亞「……………………」

ポンッ!

理亞「!」

ゾロアーク「ゾロ……」

理亞「ゾロアーク……」

聖良「一緒に見届けたいようですね。千歌さんと、新しいパートナーを」

理亞「……うん」

ゾロアーク「……………………」


梨子「タイプもスタイルもわからない……。得体が知れないから様子を見る……そんな弱気なバトルはしないわよ!!メロエッタ、インファイト!!!」

メロエッタ「メッローッ!!!♪」ビュンッ!

千歌「こっちも行くよ!!ベベノム、あまえる!!」

ベベノム「ベノッ!!」ヒュウン!

メロエッタ「メロッ?」

ベベノム「ベーノッ♪」スリッ

メロエッタ「メロォ///♪」



花陽「あまえる……!!」

凛「メロエッタの攻撃力を下げたにゃ!!」

真姫「能力を変動させる変化技……今までの千歌にはなかったもの……!!」


梨子「力押し以外のバトルも出来たのね……。けど、攻撃力を下げても意味は無いわよ。メロエッタのインファイトは……内部まで浸透する!!!」

メロエッタ「メロ……メッローッ!!!♪」

ベベノム「ベノッ!!」

千歌「攻撃力を下げるのが目的じゃない……これだけ近くなら避けようがないでしょ!!」

梨子「!?」

千歌「ベベノム、どくどく!!!」バッ!

ベベノム「ベーノーッ!!!」ブシュウウウウッ!

メロエッタ「メロッ!!?」

梨子「どくどく!!?メロエッタ!!!」

ヒュウンッ!

メロエッタ「メロ……ッ!!」プルプル……

ビリッ!

メロエッタ「メロォ……ッ!!」.。o○

梨子「!!!」



ツバサ「もうどく状態……」

英玲奈「巧い……あまえるで、より自然な形で懐に潜り込む所作からのどくどくとはな」

あんじゅ「かなり上質な毒みたいね。あの子……どくタイプなのかしら。あれは強烈よ」


梨子「カプ・レヒレのかげぶんしんに……モクローのまもる……。攻撃や回避……それに防御にそれぞれ特化した変化技を使ったことはあっても、状態異常を引き起こすものは使ってこなかった千歌ちゃんが……ずいぶんと幅を拡げてきたじゃない……」

千歌「梨子ちゃんに勝つんだもん。なんにだって手を出すよ。このバトルは……全部が全部、梨子ちゃんの知らないステージだよ!!!ベベノム、ベノムショック!!!」

ベベノム「ベノオオオッ!!!」

梨子「かわしなさい!!!」バッ!

メロエッタ「メッ……ロオオオオッ!!!」ヒュウンッ!

バシュッ!

バシュッ!

梨子「どく状態でそんな技受けられないわよ!!」

千歌「やっぱりただどく状態にしただけじゃ怯まないね……!!さすが……けど、だったらこれならどうっ!?ベノムトラップ!!!」

ベベノム「ベノノノノォッ!!!」ブワァ――――!

メロエッタ「メロ……ッ!!?」ガクン……

梨子「今度はベノムトラップ!!?攻撃だけじゃない……スピードまで下げられた……!!」

千歌「ベノムショック!!!」

ベベノム「ベノ――――――――!!!」バシュウウウウッ!

メロエッタ「メロオオオッ!!!」

ズザアァ――――――――!

梨子「メロエッタ!!!」


絵里「直撃した!!」

ことり「ベノムショックは、どく状態のときに受けるとダメージが増加する特殊な技……。それをまともに……」

海未「ベベノム……まごうことなく、純然たるどくタイプのようですね。それにメロエッタを手玉に取るかのような奔放さも光ります」

善子「同じウルトラビーストでも、同じくどくタイプを持っていたウツロイドとはまるで違う。ウツロイドとは異なる意味合いで予測不能だわ」

穂乃果「だからこそ波長が合うのかな。あの子も、千歌ちゃんのパートナーになるべくして出会ったんだろうね」



メロエッタ「メ、ロ……!!!」.。o○

梨子「……っ!!!」

千歌「余裕……無くなってるよ」ニヤニヤ

梨子「余裕……?…………そう見えてるなら、千歌ちゃんは私のことを少しもわかってないわ」

千歌「……?」

梨子「余裕なんて無いわよ」

千歌「……!」

梨子「千歌ちゃんが相手なのよ?少しも気を緩められない。余裕そうに見えるのは、ぶってるだけよ。私はただ、勝つための最善を考えてるだけ。自分の好きなように、自由に……勝つことだけを考えてる。どうすれば最高の音を奏でられるか……どうすれば楽しいバトルになるか。ドキドキするか……」

千歌「梨子ちゃん……」

梨子「このドキドキを音にする……。誰も聴いたことのない……最高で最強の音に。……私、千歌ちゃんと出逢えてよかった」ニコッ

千歌「……私もだよ」

梨子「言いたいこと……伝えたいこと……まだまだある。バトルはまだ……終わってないわよ!!!」ニッ!

メロエッタ「メロ……メッロオオオオッ!!!」

ベベノム「ベノ……!!!」

千歌「……だよね♪まだまだやろうっ!!本気をぶつけ合って……手にいれよう!!!未来を!!!!!」


曜「……………………!!!」



千歌「ベノムショック!!!」

梨子「ひかりのかべ!!!」

ベベノム「ベノノノノォッ!!!」バシュウウウウッ!

メロエッタ「メロッ!!!♪」ヴンッ!

ドォォォォォン!

メロエッタ「メ、ロッ……!!」.。o○

梨子「体力はいずれ尽きる……その前に仕留めるわよ!!いにしえのうた!!!」

メロエッタ「メ――――――――」

千歌「眠らされる!!ベベノム、あまえる!!!」

ベベノム「ベノッ!!♪ベノーッ♪」スリッ

メロエッタ「メロッ……///」

梨子「子守唄は好きじゃないのね……!!ならそれでいいわ!!そこはメロエッタの領域よ!!!インファイト!!!」

メロエッタ「メロオオオオオッ!!!」ヒュンッ……

千歌「どくどくで目眩まし!!!」

ベベノム「ベノオオオッ!!!」ブシュウウウウッ!

メロエッタ「メロッ!!!」

梨子「小賢しいんだから……!!」

千歌「にししっ♪」



ルビィ「バトルが激しくなった……それに、もっと楽しそうになった!!」

ダイヤ「友故に、バトルに高揚と愉悦を見出だす……。私も、果南さんや鞠莉さんとのバトルで、幾度となく同じものを感じた覚えがあります」

果南「だね。そして、そんなバトルの中でこそ……トレーナーもポケモンも強くなる」

鞠莉「譲れないプライドの衝突……勝利への執着と渇望……。ポケモントレーナーなら誰もが一度は経験する瞬間」

花丸「オラと善子ちゃんがそうだったように……」

善子「見てる側にも伝わるこの熱気……これが、生きる熱さってやつなのかしらね」


梨子「体力が残り僅かな今、後手に回る意味は無いわ!!全開で押していくわよ!!!かみなり!!!」

メロエッタ「メロオオオオオッ!!!」ゴロゴロ……ピシャアッ!

ベベノム「ベノッ!!!」ビリビリッ!

梨子「ベベノムの技は状態変化と状態異常がメイン……実際に大きなダメージを与えてくるのはベノムショックだけ……!!なら、射程外からかみなりを打ち続ければいい!!!メロエッタ、連続でかみなりを落としなさい!!!」バッ!

メロエッタ「メーッロオオオオオオオオオ!!!!!」ゴロゴロ……ピシャア――――――――ッ!

千歌「かわして!!!」

ベベノム「ベッノーッ!!!」

千歌「ベノムトラップ!!!」

ベベノム「ベノノノノーッ!!!」ブワァ――――――――ッ!

メロエッタ「メロッ!!!」ガクン……

千歌「ベノムショック!!!」

梨子「かみなり!!!」

ドォォォォォォォォォォォォォン!

メロエッタ「メロ――――――――!!!!!」

ベベノム「ベノ――――――――!!!!!」


ツバサ「攻めきれないわね……」

あんじゅ「ベベノム?」

ツバサ「ええ」

聖良「ですが、メロエッタはもうどく状態……。タイムリミットが来れば……」

英玲奈「ああ。一見して攻勢のようだが、優位なのは僅差でメロエッタの方だ」

理亞「僅差で……?」

あんじゅ「確かにメロエッタはもうどく状態で、いつ倒れてもおかしくない。着実にダメージを負っているわ。時間が経てば自然と決着がつく。けど、梨子ちゃんはタイムリミットが訪れる前に勝負を決めるつもりで攻め立ててる。かみなりに……浸透勁を複合したインファイト……一撃必殺を充分に狙える大技でね」

ツバサ「千歌さんのツラいところは、その大技を回避しなければならないところ。見た印象だけど、ベベノムの耐久力はそれほど大きくない。カウンターは狙いづらいでしょうし 、かといって毒が回りきるまで梨子さんとメロエッタを相手に逃げるのも難しい。千歌さんも梨子さんと同様、着実に技を当てようとする。しかし……」

ツバサ「ベベノムには、ベノムショック以外の攻撃技が無い」

聖良「……!!」

ツバサ「あまえる、どくどく、ベノムトラップ……多彩な変化技を駆使してバトルを展開していても、攻撃はワンパターンになってしまう。梨子さんならそれを見切るなんて造作も無い」

理亞「ベノムショックだけに気を付けていればいい……ってこと……」

あんじゅ「そう。それに、千歌ちゃんはベベノムをパートナーにしてからまだ日が浅いんでしょ。どくタイプを充分に理解するには時間が足りなかったはず。ここでも経験が差を開かせたわね」

ゾロアーク「……………………」



千歌「くっ……!!!」



ゾロアーク「ロア……………………!!!」ギュッ……!


メロエッタ「メロォ……ッ!!!」

梨子「メロエッタの体力が限界に近い……早いところ勝負を決めないと……」

千歌「……なんて、梨子ちゃんなら絶対に焦らない……!!確実にこっちを仕留めようとしてくる……!!」

ベベノム「ベノッ!!!」

千歌「瞬間を……!!!」

梨子「見極めた方が勝つ……!!!」

ちかりこ「それは……私たちだ!!!!!」

トクン……



海未「……!!」

ことり「海未ちゃん?」

穂乃果「どうかした?」

海未「……こればかりは、私にしかわからない感覚でしょうね」

ことり「?」

海未「感じたのです。鼓動を……眠れるドラゴンの息吹を」


千歌「耐えて……!!!」

ベベノム「ベノオオオッ!!!」

梨子「耐えて……!!!」

メロエッタ「メロオオオオオッ!!!」

ドガァァァァァァァッ!

フラッ……

ベベノム「ベノ……ッ!!」

千歌「っ、ベベノム!!!」



にこ「フラついた!!!」

凛「疲労……!!」

花陽「バトルの緊張感がここで……!!」



梨子「今よ!!!この機を逃さないで!!!」

メロエッタ「メッ、ロオオオオオオッ!!!」ゴロゴロ……

梨子「やるわよメロエッタ!!!」

ピシャアアアアアアッ!

梨子「やああああああああ――――――――!!!!!」バチッ……バチバチ……ッ!

メロエッタ「メロオオオオオオ――――――――!!!!!」バチッ……バチバチッ……!



真姫「メロエッタが……自分に雷を落とした……!!?」

曜「雷が梨子ちゃんとメロエッタを包んで……って、あれは……!!!」

希「……!!!」ゾクッ



メロエッタ「メロオァァァァァァァ――――――――ッ!!!!!」バチッ……バチバチ――――――――ッ!



鞠莉「雷を纏った……キズナ現象……!!!」

善子「リリーメロエッタ……!!!」


ダイヤ「自身の技を……外的要因を更なる力へと昇華させた……!!?」

花丸「ありえないずら……!!」

善子「いいえ……私とダークライは不完全ながらもキズナ現象の到達点にたどり着いた。メロエッタの波長を合わせる力なら、それを引き出せるリリーとなら、私たちよりも完成度の高いキズナ現象の発動は可能なんでしょうけど……」

ルビィ「けど……?」

善子「キズナ現象は理論こそ解明されていないものの、発動するタイプは概ね決まってる。私なら闇……千歌なら炎……リリーは水。でもあれは、自分が放った技をベースにキズナ現象を発動させてる。あんな荒業、私でもやったことないわ。きっと思い付きのぶっつけ本番……発動時間なんてほんの僅かなはず……」

果南「その僅かな時間に……決めるつもりだ……!!」



千歌「スッゴい……!!!///」ゾクゾク

梨子「感心してるとこ悪いけど……時間が無いのよ……!!決めさせてもらうわ!!!」バチバチッ!

リリーメロエッタ「メロァァァァァァァ――――――――!!!!!」バチバチ――――――――ッ!



絵里「雷がメロエッタの手に集束していく……!!」

ダイヤ「ウツロイドたちとの戦いで、穂乃果さんとリザードンが見せたのと同じ……!!!雷を矢のように……!!!」

海未「……………………!!!」



梨子「師匠直伝……会心の一撃をくらいなさい!!!撃ち抜いて、メロエッタ――――――――!!!!!」

リリーメロエッタ「メーロオオオオオオオオオ――――――――!!!!!」バチバチッ……バーン――――――――ッ!

バシュ――――ッ!

ゴオオオオオオオオオオオ――――――――!


ベベノム「ベノ……!!!ベーノ――――――――!!!」



ゾロアーク「ロアアアアア――――――――!!!!!」



ビリビリ――――――――!

千歌「!!!」

ベベノム「ベノ……」



理亞「ゾロアーク……」

ゾロアーク「ゾロァ……ロオオオオ――――――――ッ!!!!!」



ベベノム「ベノノ……ベノッ!!!ベーノオオオオオオ――――――――!!!!!」キュイイイイン……

千歌「……!!!」

梨子「あれは……!!!」

ベベノム「ベノオオオオオオオッ!!!」ゴオオオオオオオオオオオ――――――――ッ!

ドォォォォォォォォォォォォォ……………………ン!

梨子「っ!!!」

リリーメロエッタ「メロッ!!!」



穂乃果「今のは……海未ちゃん……」

海未「ええ……。紛れもなく……」



梨子「りゅうの……はどう……!?」


鞠莉「ベベノムがりゅうのはどうを……」



ベベノム「ベノォッ!!!」

梨子「……まったく///」クシャッ

リリーメロエッタ「メロォ……!!///」

梨子「次から次へと…………ああもうっ!!!最高じゃない!!!」バッ!

リリーメロエッタ「メロ――――――――!!!!!」バチバチ……ッ!

千歌「最高だよ!!!そんでもって負けられない!!!負けるなって……言われちゃったから!!!」バッ!

ベベノム「ベノオオオオオオオッ!!!」



ゾロアーク「ロォア……!!!」



梨子「ハートを撃ち抜いて――――――――!!!!!」

千歌「めいっぱい輝こう――――――――!!!!!」

リリーメロエッタ「メロァァァァァァァ――――――――!!!!!」バシュ――――――――ッ!

ベベノム「ベノァァァァァァ――――――――!!!!!」ゴオオオオオオオオオオオ――――――――!

ドガァァァァァァァァァァァァァ――――――――ンッ!


ブワァ――――――――ッ!



花丸「ずらっ!!」

ルビィ「ピギッ!!」

善子「ヨハッ!!」

果南「粉塵が……!!」

ダイヤ「どうなりましたの!?」

鞠莉「ベベノムか……メロエッタか……!!」

曜「どっちが……!!!」



千歌「……………………!!!」

梨子「……………………!!!」

ベベノム「……………………」

メロエッタ「……………………」

千歌「ベベノム……」

梨子「メロエッタ……」

ベベノム「ベノ……」パタッ

メロエッタ「メロォ……」パタン

ちかりこ「!!!」



曜「……!!二人とも……倒れた……」


穂乃果「メロエッタ、ベベノム、共に戦闘不能!!」



梨子「……………………」

千歌「……………………」



海未「惜しかったですね」

ことり「見えた?」

海未「ええ。メロエッタが放った雷の矢と、ベベノムのりゅうのはどう……端的に言えばベベノムの攻撃はメロエッタに当たってはいません」

花陽「やっぱり……」

真姫「威力不足だったわね。覚えたての技だから仕方ないけど」

凛「矢が直撃した瞬間、メロエッタも毒で倒れた……。結果的にメロエッタを倒したけど、千歌ちゃんとベベノムとしては悔しいだろうね」



千歌「いいバトルだったよ。次は絶対に勝とうね。もっともっと強くなろう」シュイン

梨子「最高の音色だったわメロエッタ。今はゆっくり休みなさい」シュイン

千歌「……………………」

梨子「苦虫を噛み潰したみたいな顔してるわよ」

千歌「そりゃあね」

梨子「キズナ現象のメロエッタを倒したんだから、もっと喜んでいいのよ」

千歌「もっとを欲しがるから……私たちは強くなれるんだよ」

梨子「そうね」クスッ

コンマ判定でアーゴヨン進化フラグさえ建たせてくれないのか…


梨子「慢心しない……いいトレーナーね」

千歌「にししっ♪まあね♪」

梨子「さあ……次のバトルよ」

千歌「うん!」

梨子「第四楽章……盛大に奏でましょう!!」シュッ



梨子が繰り出した四体目のポケモンは……
安価下1
トゲキッスorチェリム


>>638
迷ったんですけどね……
ここで進化しても誰もアーゴヨンという名前がわからないですし、かといって希ちゃんに、
希「アーゴヨン……」
みたいに呟かせるのもあまりにも不自然かな~と思ったので、今回は進化を見送りました。


ポンッ!

チェリム「チェリッ!!!」



穂乃果「来たね……チェリム!!」

ことり「オトノキザカ時代……梨子ちゃんをチャンピオンたらしめたエースポケモン!!」

海未「ネガフォルムでも伝わるこの気迫……」

ツバサ「これが頂を知るポケモンの貫禄ね」



千歌「次はチェリム……!!梨子ちゃんがチャンピオンだった頃のポケモン……!!どんなバトルをするのかな……わからないのも楽しみだね……!!全力で相手しようっ!!!」シュッ



千歌が繰り出した五体目のポケモン……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→モクロー
偶数→フクスローに進化


モクロー「フロォッ!!!」パタパタッ



ことり「モクロー……!!」



梨子「モクロー……。モクローをゲットしたときも、隣に並んで戦ったのよね」

千歌「ワンダフルラッシュバレーで善子ちゃんとバトルしたね」

梨子「ことりさんが育てただけあって、レベルの高い戦い方をしてたわ」

千歌「あの頃よりもずっと強いよ」

梨子「そうこなくちゃ」

千歌「チェリム……あの子を倒さないと、チャンピオンだった頃の梨子ちゃんには届かないってことなんだよね。前に進むために越えなきゃいけない壁だ」ニッ

梨子「あら、壁だっていうなら越えさせないわよ」ニッ

千歌「越えるよ。壁は壊せるもの……倒せるものだからね!!」

梨子「違うわ。壁は聳えるもの……ときめくものよ!!」バッ!

チェリム「チェリッ!!!」

モクロー「フルルッ!!!」


千歌「先手必勝!!モクロー、このは!!!」

モクロー「フルルオッ!!!」バサッ……ビュオオオ!

梨子「嬉遊曲(ディヴェルティメント)……軽快に、自由に奏でるわよ!!!チェリム、フラワーガード!!!」

チェリム「リィィィィィアッ!!!」フワァ――――ッ

ズガガガガガガガ!

ガギィ――――ン!

千歌「堅い……!!」

梨子「研鑽した年月を感じてるわね……!!まだまだいくわよ!!にほんばれ!!!」

チェリム「チェリィィィィィッ!!!」キン――――――――

パアアアアアアア……………………

千歌「っあ!!!」



曜「まっぶし……っ!!!」

善子「天の業火に……」

花丸「そうずらね」

善子「最後まで言わせなさいよ!!」

ダイヤ「にほんばれ……やはりそう来ますわよね」

鞠莉「チェリムの力を最大限活かすために」



チェリム「リームッ!!!♪」

千歌「花が開いた……!!」



花陽「ポジフォルム……!!」


梨子「マジカルリーフ!!!」

チェリム「チェリァアアアアア!!!」ビュウウウウッ!

千歌「マジカルリーフは避けられない……!!なら撃ち落とす!!このは!!!」

モクロー「モオッ、クッ!!!」ビュオオオッ!

ドドドドドドドドド!

梨子「いい判断!!ならこれはどうっ!!?はなふぶき!!!」

チェリム「チェリィィィィィ――――――――ッ!!!」ブワァ――――――――!



絵里「フィールドを埋め尽くすような花びらの波……!!」

希「美麗……いいや、むしろおぞましくさえあるね……」

にこ「ランプラーのときと同じ……この空間を支配した……!!」



千歌「……!!」

梨子「ポカンとしてる暇はないでしょ!!」バッバッ!

チェリム「チェリッ!!!」

ビュウウウウッ!

千歌「花びらがうねって……!!っ、モクロー加速!!リーフブレードで花びらを切り裂いて!!!」

モクロー「フルルッ!!!」ジャキンッ!

ビュウンッ!

ズバッ――――ズバッ――――――――!

千歌「そのままチェリムに向かって突撃!!!」


梨子「チェリム相手に接近戦なんて、いい覚悟だわ!!」

チェリム「チェリッ!!!」

ギィィィィィィンッ!

モクロー「フロッ!?」

千歌「フラワーガード無しで受け止めた……!?」

チェリム「リアアアアアアアアア!!!」ビュウウウウッ!

梨子「並みの育て方はしてないからね!!」

ビュウウウウッ!

モクロー「フロォッ!!!」



ルビィ「はなふぶきで吹き飛ばした……!!」

果南「タイプの相性も関係無しだね……威力が大きい……!!」

ことり「防御無しでリーフブレードを受け止めたことといい……容赦無く力の差を見せつけてるね」

真姫「あわよくば千歌の心をへし折るつもりかしら……」

凛「千歌ちゃんは強くなった。それでも……」

鞠莉「これがチャンピオンとの距離……」

にこ「トレーナーの頂点……」


千歌「怯まないっ!!!モクロー、もう一回!!!」

モクロー「フロッ!!フロオオオオッ!!!」

梨子「元気ね……!!だったら、籠の中に閉じ込めてあげる!!!」

チェリム「リィマアアアアア!!!」

ビュウウウウウウウウ!



聖良「花びらがモクローの周囲を覆った!!」

理亞「閉じ込められる!!」



千歌「突き破れっ!!!ブレイブバード!!!」

モクロー「フルルオオオオオッ!!!」ビュンッ……ゴオオオオオオオオッ!

梨子「フラワーガードで受けなさい!!!」

チェリム「リリッ!!!」フワッ

ドガアアアアアンッ!

チェリム「リムッ!!?」

モクロー「フロォッ!!!」

梨子「軽量級ポケモンの激突じゃないわね……!!」

千歌「まだいくよ!!!旋回してリーフブレード!!!」

梨子「追いなさい!!マジカルリーフ!!!」

モクロー「フロオオオオッ!!!」ビュウンッ!

チェリム「チェリアアアアッ!!!」ビュオオオ!

ガギィン!

ガギギギギギギギギギン!


梨子「いつまで捌ききれるかしら!!」

千歌「当然勝つまで!!」ビッ!

モクロー「フロォォォォォォォ!!!」ビュウウウウウウウウ!

ブワッ――――――――!

梨子「!!!」



英玲奈「旋回で上げたスピードを利用して、フィールドを埋め尽くした花びらを巻き上げた!!」



梨子「どんなフィールドにも対応する柔軟さには相変わらず感服するけど……この花びらを操れることを忘れてはいないわよね!!!」

チェリム「チェリアアアアッ!!!」

フワ――――――――ッ



あんじゅ「巻き上げた花びらを……全て上空に留まらせた!!」



梨子「撹乱のつもりだった?」ニッ

千歌「まあね……でも、ほんの一瞬でよかった!!梨子ちゃんの眼が、モクローを見失うほんの一瞬でね!!!」

梨子「!!」

チェリム「リム……!?」キョロキョロ



ツバサ「巧い……!!」



モクロー「フロォッ!!!」バサッ!

梨子「背後……!!!」


ことり「モクローは生まれながらの狩人……!!気配を消して相手を仕留める純粋な猛禽類!!ほんの僅かな時間でも姿を見失えば……!!!」



千歌「それがそのままチャンスに繋がる!!!全力でぶつかるよモクロー!!!ブレイブバード!!!」

モクロー「フルルオオオオオ――――――――ッ!!!」ゴオオオオオオオオ――――――――ッ!



穂乃果「チェリムの攻撃は間に合わない!!」

曜「!!!」



全開のブレイブバード……
流れを引き寄せる一撃となるか……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→ブレイブバードが直撃する
偶数→フラワーガードで防御される


梨子「フラワーガード!!!」

チェリム「チェリィィィィィッ!!!」フワッ!

ガギィ――――――――ン!

千歌「なっ!!?」

モクロー「フロッ!!?」



にこ「あのギリギリの状態でガードを間に合わせた!!?」



千歌「っ、関係ない!!!そのまま押し切って!!!」

モクロー「クロォォォォォォォォォッ!!!」ゴオオオオオオオオッ!

グググググググググ……!

梨子「モクローの特性を活かしたいい戦法だったけど……チェリムのガードを破るには威力不足よ!!」バッ!

ブワァ――――――――!

千歌「はなふぶきが……!!離れてモクロー!!!」

モクロー「フルルッ!!!」ビュウンッ!


果南「絶対に決まると思った……」

善子「チェリムは容易く止めて見せたけど、モクローのブレイブバードは威力もタイミングも申し分なかったわ」

鞠莉「あと少しが足りなかった……」

花丸「強すぎるずら……」

ルビィ「千歌ちゃんは……どうすれば勝てるの……?」

ダイヤ「どれだけ戦術を労しても、千歌さんの想像力は研鑽された力によって捩じ伏せられる……まさに怪物ですわ」

曜「怪物……。普通怪獣の千歌ちゃんが勝つには……本物の怪獣になるしかない……」

ルビィ「本物の……」

花丸「怪獣……」

曜「千歌ちゃんも……梨子ちゃんも……。……っ、どっちもがんばれ――――――――!!!」


千歌(やっぱり強い……!!これが梨子ちゃんをチャンピオンに押し上げたチェリムの実力……!!攻撃力も防御力も桁違いだよ……!!……でも)

千歌「……っ!!!///」

梨子「あのニヤけた顔……まだなにか隠し球があるみたいね……!!」

千歌「どれだけ強くても……力の差があっても……勝てない理由にはならない!!!諦めないよ……最後まで!!!届かない星なんて無いんだから!!!」

モクロー「フルルルォォォォォォォ――――――――!!!」

梨子「チェリム!!気を抜いちゃダメよ!!完膚無きまでに打ちのめしなさい!!!はなふぶきでモクローを捕らえて!!!」

チェリム「リリッ!!!」

ビュウウウウウウウウ!

千歌「突き抜けて!!!ブレイブバードっ!!!」

モクロー「フロオオオオオオオオ!!!!」ゴオオオオオオオオッ!

ゴオオオオオオオオ――――――――ッ!

梨子「真正面から……本当に好きね、真っ向勝負が!!いいわよ……何回でも相手になって――――――――」

ビュオオオオオオオオオオオ!

梨子(……!!おかしい……なんでこの場でブレイブバードを選択したの……?体力も多くはないはず……なのに、体力を消耗するブレイブバードを選択するのは、千歌ちゃんにとって五体目……残りポケモンも僅かなこの状況ではゲームメイク的に筋が通らない……。突破力があるからブレイブバードを……?そんなはずない……。防御しながらはなふぶきを貫通出来る手段が……"まもる"が、モクローにはある……!!無理にブレイブバードを使う必要なんか無い……!!だとしたら……ある……!!切り札が……!!!)

梨子「チェリム!!!ブレイブバードはブラフよ!!!本命は別にある!!!」



曜「!!!」



千歌「おっ、そいよ……梨子ちゃん!!!」



激突する思考と思考……力と力……
千歌の冴え渡るセンスが、モクローの可能性を引き出した……
安価下1コンマ
00~49→モクローの新技が発動する
50~99→モクローの新技が発動する。さらにブレイブバードが進化する。
コンマゾロ目→モクローが進化する


千歌「私たちならやれる!!もっと遠くまで行ける!!もっと高くまで飛べる!!!私たちの可能性を見せてやろう、モクロー!!!」

モクロー「フロオオオオオオオオ――――――――!!!」ビュウウウウウウウンッ!



モクローの繰り出した新らしい技は……
安価下1コンマ 00は100扱い
奇数→つるぎのまい
偶数→あやしいかぜ


モクロー「フルゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥゥッ!!!!」ギュイィンッ!

シャン――――シャン――――――――!

梨子「あれは……!!!」



海未「つるぎのまい!!!」

ことり「回避と攻撃力アップを同時に……!!あれならモクローのスピードを活かしながら、不足してた攻撃力を補える!!!」

穂乃果「けど……」



梨子「つるぎのまいを覚えさせたのね……!!状態変化と回避の両立……そこに至ったのは称賛ものよ!!けど惜しむらくは……"それ"が私にとっての初見でなかったことね!!!」


メガアブソル『クォルァァァァァァ――――――――!!!!!』

メガガブリアス『ガアアアアアアアア――――――――!!!!!』

穂乃果『……………………♪』



梨子「動きもパターンも当然違う……けど、私の範疇で予測は充分出来る!!!モクローの攻撃は当たらないわよ!!!」

チェリム「チェリィッ!!!」

千歌「さあ……それはどうかなっ!!!」

梨子「!!」

千歌「私たちの強さは単純な力じゃない!!自分を、ポケモンを……まだ見たことのない未来を!!今いるこのときの……その先を信じることで生まれる輝き!!!足掻いて、もがいて、楽しんで……精一杯手を伸ばして掴み取ろうとする奇跡だよ!!!」

モクロー「フルォォォォォォォ――――――――!!!」

千歌「力の限りを出し尽くして……思いっきりドキドキして……!!!目の前の壁を――――梨子ちゃんを越えよう――――――――!!!!!」

モクロー「クロァァァァァァァァァァァァァァ――――――――!!!!!」ゴオオオオオオオオ……ギュオオオオオオオ――――――――ッ!

梨子「ブレイブバードが……更なる光を纏って……!!!」

千歌「輝けモクローっ!!!ゴッドバード――――――――!!!!!」

モクロー「フルゥアアアアアアアアア――――――――!!!!!」

チェリム「チェリ――――――――」

ズガァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァァッ!

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom