文香「…狂人薬?」 (17)

なんでこんなの書いたんだろう

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文香「ハァ…ハァ…き、今日のレッスンは激しかった…」グッタリ

文香「な、何か飲み物を…」冷蔵庫パカッ

オロナ〇ンC「バッチェ冷えてますよ」

文香「……炭酸はあまり好きではないのですが…この際仕方ありませんね」カシュッ


ゴクゴクゴクゴク


……………………

『翌日』


ありす「おはようございます」

P「ん、お早うありす。今日は早いな」

ありす「当然です。あと橘です」

P「わかった。次から気をつけるよありす」

ありす「た・ち・ば・な!」ムキー!

P「かわいいなぁ」カタカタ


ガチャ

文香「……おはようございます」スタスタストン

P「おう、お早う文香」

ありす「おはようございます文香さん」トテトテチョコン

P(流れるように文香の隣に座った)

ありす「今日は何の本を読んでくれるんですか?」キラキラ

P「お、なんだそういうサービス始めてたのか。俺も混ざっちゃダメ?」

ありす「ダメです!」

P「つれないな。でも文香が本を読み聞かせてくれるってのは使えるぞ。今度ラジオ番組でも…」カタカタ

ありす「まったくもう…」

文香「ふふっ…。…今日はこの書を読みましょうか」スッ

ありす「なんでしょうか」ワクワク

文香「これです…『ドグラ・マグラ』」

ありす「?」

P「え?」

文香『胎児よ 胎児よ 何故踊る 母親の心がわかって おそろしいのか』

ありす「え?」

P「ふ、文香…その本はちょっとよくないというか…」

文香『チャカポコチャカポコチャカポコチャカポコ』

ありす「え、ふ、文香さん!?」

P「なんだなんだ!?」

文香「ファック!!!」

ありす「!?」ビクッ

P「!?」ビクッ

文香「……確かに少々難しいかもしれません…ご自分で読んでみますか…?」スッ

ありす「は、はい…」ギュッ

文香「おい」

ありす「はい?」

文香「汚い手で本を触るな!!!!!!!!」

ありす「!!??」ビクゥ

P「!!??」ビクゥ

文香「なんてことをするんですか橘ァ!!!!!」

ありす「え、え、ご、ごめんなさい…で、でもいつもはありすってちゃんと…」

文香「そうでした…ごめんなさいタチウオ」

ありす「なんで!?」

P「どうした文香!?悪ふざけにもほどがあるぞ」

文香「ふざけてなどいませんよ…少々頭に血がのぼってしまって…」スゥゥゥゥゥー!!!

ありす「め、めっちゃ本の臭い嗅いでる…」

P「え、なに怖い…」

文香「ヴォッホエ!(咳き込む タチウオ!!!!貴様が触ったせいで本に血の臭いが混ざった!!!!!どうしてくれる!!!!!!」

ありす「ふえええええ!」ビクッ

P「急に叫ぶのはやめろ!」

文香「ああ、失礼いたしました…血の臭いは元からついていたものでした」

P「はい?」

文香「先ほど、少々生き物を捌いたので…」ゴソゴソ

P「なんかカバン漁り始めた」

ありす「ぴぃっ!今日の文香さん怖いぃ…」ダキツキ

P「んなもん見ればわかるよ。あと足に抱き着くな万が一のとき逃げられないだろ」

ありす「なんですか!大切なアイドルより自分の身の安全ですか!」

P「そうだよ?」

ありす「こいつっ…」

文香「あったあった」スッ・・・

ありす「ひっ」

文香「よろしければどうぞ…タチウオのなめろうです…」

ありす「えっ」

P「生き物って魚のことかよ」

文香「そうですが…なぜそんな人間を捌いて遊ぶシリアルキラーを見るような目を…」

P「自覚がないのか」

文香「?」

ありす「無いみたいです」

文香「……タチウオの、なめろうです」ジー

ありす「私を見ながら言わないでぇ…」

文香「遠慮せずどうぞ」グイグイ

P「うん、わかったからせめてタッパーの蓋を外して?タッパーごとバリバリ食えるほど俺バカじゃないから」グイグイ

文香「これは失礼を…」スッ…

P「うん、ハンマーはいらないと思う。普通に蓋を外せばいいと思う。こうやって」パカッ

文香「勝手に開けるな!!!!!!!」

ありす「うああああああああん……」

P「ありす落ち着け!泣いても文香は帰ってこないぞ!」

文香「ここにいますが」

P「俺の知ってる文香はこんな狂った人間じゃなかった」

文香「…困りました、日本語は難しいですね」

P「なんら難しいことないと思うんだけどなあ」

文香「とりあえず…召し上がってください食え!!!!!!」

ありす「…食べなきゃダメな感じなのでしょうか…」

P「…文香の右手にはハンマーが握られてる。わかるな?」

ありす「帰りたいよぉ…」グスグス

P「……いただきます」パクッ

ありす「……」モグモグ

ありす「あっ、おいしい…。なんだかモソモソするけど」

文香「隠し味に刻んだ国語辞典を混ぜてありますので」

ありす「!?」ブフッ

P「隠れてねえ」

文香「オ〇ナミンCによく合いますよ」

P「国語辞典入りなめろうというものを俺は初めて食ったがそれでも断言できる。合わん」

文香「試してから言え!!!!!!!」バンバンバンバン!!

P「やめろぉ!机をたたくなぁ!」

ビシッビシッ

P「せ、せめて手に持ったハンマーを離してからバンバンしてくれ!」

ありす「怖いよぉ…」

文香「あっ!!!!」ピタッ

P「……どうした」

文香「……ここWi-Fi飛んでますね」

ありす「知りませんよ!?」

文香「あそこです。あのドアからWi-Fiが飛んでいるんです…飛んでいると言っているでしょう!!!!!!!」

P「わかったわかったわかった!確認するから落ち着いて!」ガチャ

志希「あっ」キキミミ

P「……」

志希「……」

P「怒らないから白状しなさい」

志希「にゃ、にゃははー…なんのことだかさっぱり…」

文香「Wi-Fiが混じる!!!!!!なめろうにゴミを混ぜたのはどこのどいつですか!!!!!!!!!」

ありす「文香さんですよぉ!!」

P「……おい」

志希「ご、ごめんなさい…え、えっとねー。試作品の薬をオロナミ〇Cの瓶に入れてたらその…間違って飲んじゃったみたいー」ニャハハー…

P「文香は何を飲んだんだ?」

志希「…狂人薬っていう、単純に言うなら狂っちゃう薬」

P「なんでそんなの作った」

志希「好奇心」

P「好奇心は猫をも殺すって知ってるか?」グイグイ

文香「Wi-Fiが近づいてくる…私の電波を返してください!!!!!!貴様かドロボウ猫!!!!!!!!ちなみに最近三味線に凝っています…」

志希「やだああああああ!!!!」ズルズル

P「で、文香は治るのか?」

文香「電話帳は糞つまんない書ですね」パラパラ

ありす「戻してください…いつもの優しい文香さんに治してください…」

志希「…この薬を飲めばたちまち治るよー」

P「おお!」

志希「ただし、一週間ほど後に効果が現れてその間何を飲ませても効かなくなるけど」

P「えっ」

ありす「えっ」

文香「わあ、とてもおいしい柔軟剤ですね」ゴクゴク

志希「あっ」

ありす「あっ」

P「あっ」

文香「クソまずい!!!!!責任者を出せタチウオ!!!!!!!」グイグイ

ありす「もぎゃあああああ!!」ブンブン

P「ありすうううううう!」

時計「ポーン」

文香「あ、一日十二回のマウ〇テンデューの時間だ」ポイッ

ありす「ぐえっ」

文香「自販機自販機~♪」

P「マウンテン〇ューの自販機なんてこの辺に無いぞ…」

文香「開かねえ!!!!!!」ゲシゲシ

P「引き戸!」

文香「ほんとだ」ガチャバタン

一同「…………」

ありす「あぁ…文香さんが遠くへ行ってしまいました…」

P「志希」

志希「はい…ごめんなさい…」

P「…とりあえず、事務所のみんなに事情を話して一週間耐えてもらうしかないか…」

『翌週』


ありす「おはようございます」

P「ん、お早うありす。最近早いな」

ありす「当然です。文香さんが心配なので。あと橘です」

P「わかった。今度こそ気をつけるよありす」

ありす「だからた・ち・ば・な!!」ンギャー!

P「かわいいなぁ」カタカタ


ガチャ

文香「……おはようございます」スタスタストン

P「あ…お早うございます文香さん」

ありす「お茶をお持ちしました文香様…」コポコポ

文香「え…!?あ、あの…いったい何が…」

P「お気になさらず」

文香「…そう言われましても…。窓は全部割れていますし壁紙も半分くらいありませんしなぜか千川さんが私を見つめながら本気で怯えていますし私の本棚にある書が全てキン肉マンになっておりますし…」

ちひろ「ごめんなさい…ごめんなさい…もう二度と電子書籍など読みません…」ガタガタガタガタ

ありす「そ、それより!今日は何の本を読んでくれるんですか?」

P「そ、そうだぞ!もともとこんな感じだったじゃん事務所なんか!気にしない方がいいぞ!」

文香「はぁ…でしたら…今日は趣向を変えてこんな本など…」ゴソゴソ

ありす(ようやく…ようやく地獄のような一週間を終えられました…)



文香『思いつかねえんだよ!!!!!!!狂人のセリフなんかコンスタントに書けるか!!!!!!全部カットですこんな糞SS!はセガサターンの略?セガサターンは糞じゃねえぞ貴様!!!!!!!!!』ブンブン

P「やめてくれええええ!それは丸太じゃなくて藍子だああああああ!」



P(失ったものは後で取り返せばいい…いつもの文香が戻ってきてよかった…本当に…)

文香「…じゃあありすちゃん」

ありす「はいっ!」

文香「この書を読みましょう…。『ドグラ・マグラ』」

ありす「うわあああああああああああああああああああん!!!」ビエエエエエン!

P「ひっ、ひいいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!!」ガタガタガタ

ちひろ「あはは、あはは、あはは」

文香「!?」


文香「な、なんということでしょう…皆さんが…」

文香「狂ってしまいました…」


終わり

おあとがあんまりよろしくないようで
もう二度とこんな汚物は書かないので許してほしい
当SSは勝手にオロナミンCとマウンテンデューとセガサターンを応援しております

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