アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く10 (1000)

~前スレ~


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~ストーリーの概要~

日本中に巣食う、害獣アライグマのフレンズ。
それを巡り、さまざまな思惑が交錯する。

『特定有害駆除対象フレンズ一斉掃討作戦』
『アライさんネバーランド計画』

2つの計画は、着々と進行している。

~登場人物~


・俺(♂)
猟師であり、アライさんを仕留めによく山へ行く。
仕留めたアライさんは、保健所へ持っていく他、ジビエ料理店『食獲者』への売却もしている。

・食通の友人(♂)
ジビエ料理店『食獲者』の店主。
アライさんを料理して客に出している。
3年前から、フォアグライ加工場の経営をやっている。

・理科の先生(♂)
小学校で子供達に理科の楽しさを教えてくれる先生。
最近は研究機関へ来ているようだ。

・MCチヘドロー(♂)
「アライデスゲームTV」の運営者。
アライさんが繁殖し害獣となるよりずっと前から、アライさんを嫌っていた。

・大臣(フレンズ)
フレンズ省の大臣。
アライさん駆除活動の他に、ジャパリ動物園の支援も行っている。
驚くと体がシュっと細くなる。

・会長(フレンズ)
『特定有害駆除対象フレンズ根絶委員会』の会長。
アライさんを貪り尽くす天敵。
ブラウンP曰く、かつてはこんなんじゃなかったはず、とのこと。

・ブラウンP(フレンズ)
アライさんジビエ料理人の一人。
恐怖や苦痛、絶望や嗜虐の表情の写真を取るのが趣味らしい。

・清掃員(フレンズ)
アライグマのフレンズ。
特殊清掃員として働かせてもらっている。

・キツネ(フレンズ)
清掃員の親友。
アライさんの取り扱いは日本一上手いと評される。

・山小屋アライさん(フレンズ)
森の中のロッジを中心に勢力を拡大している、戸籍持ちのアライさん。

~目録~

アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く
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・歩行訓練と狙撃
・アラジビフェスとショクエモンP
・農夫への報復
・特定有害フレンズ駆除促進のための法律
・大臣とアライちゃんバーグ
・ブラウンPとアラフライ定食
・若い猟犬のデビュー
・戸籍取得の案内人、キツネ



アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く2
アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く2 - SSまとめ速報
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・アライデスゲームTV
・ブラウンPvsショクエモンP
・報告書3~フレンズの胚~
・残ったデブアライさんの行方
・報告書6~フレンズのレベル~
・プロジェクト・フォアグライ
・実験10 ~レベル継承実験~
・高額取引されるアライちゃん
・実験5 ~サンドスターレーダー~
・実験10 成果報告メモ
・アライハザード① ~襲撃される村~
・アライハザード② ~侵入される都市~
・実験1 ~救命成功~
・アライハザード③ ~防衛のホルスタイン~
・アライハザード④ ~反撃の狼煙~

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・実験3 ~高分子プログラミング言語~
・アライハザード⑤ ~村への救援~
・アライハザード⑥ ~避難所防衛~
・アライハザード⑦ ~会長と大臣~
・報告書5 ~アライグマの精神構造の特異性~
・アライハザード⑧ ~ゴキブリホイホイ作戦~
・アライハザード⑨ ~とうほくちほーのフレンズ達~
・アライハザード⑩ ~フォアグライ加工場~
・報告書10 ~レベルアップと身体能力~
・アライハザード⑪ ~国会議事堂防衛戦~
・アライハザード⑫ ~死体の山の刺客~
・実験9 ~サンドスターと捕食~
・アライハザード⑬ ~アライキング・ボス~
・アライハザード⑭ ~決戦と決着~



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・後始末と救助
・シャークP
・ベスト・オブ・アラ虐と好きな人物は?
・種族を超えた絆
・報告書11 ~フレンズの成長スピード~
・実験2 ~ジャパリパークシステム~
・ジャグラーと観客
・お寺の床下
・ありゃいちゃんぷゆー、つくゆのだ!
・清掃員とキツネとブラウンP
・伊達メガネと腕輪

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・たのしい理科 ~振り子~
・アライさんの農業
・物置小屋と男児の夢
・たのしい理科 ~落下~
・好きな悲鳴は?
・ひったくりのアライさん
・山小屋のアライキングダム
・アラしゃぶと掃討作戦



アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く6
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・窮地を脱するジャパリスタジオ
・悪魔の帰還
・刑期終了と腕輪
・サンドスター科学研究所と理科の先生
・山の中へ温泉施設が建設されるまで
・報告書12 ~フレンズの選択的習性~
・山小屋のトレーニング
・もしもアライさんがハンドルを握ったら
・デスゲラジオ
・デスゲーム企画会議
・檻に囚われた親子
・デスゲームTV① ~イントロダクション~

アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く7
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・デスゲームTV②~たのしいアスレチック~
・デスゲームTV③~害獣の本性~
・デスゲームTV④~エクスキューション~
・MCチヘドローのデスゲラジオ
・犬小屋と電動工具
・アライさんが人命を救うのに役立つたったひとつの方法①



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・アライさんが人命を救うのに役立つたったひとつの方法②
・サイクリング&フィッシング
・アライさん喫煙疑惑
・ビープレ建設の再構築(リストラ)
・アライしゃん人生最初の試練
・ハエガイジャーキー
・アライさんを滅ぼすということ①

アライさんの脳天をスコープの照準に捉え、静かに引き金を引く9
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・アライさんを滅ぼすということ②
・日本はフレンズを炙りガイジと称して虐殺する野蛮な国だ
・あるアラ信の面会
・アライさんネバーランド計画の提案
・医学実験モルモットのアライさん
・皮膚移植手術
・コタツの中の戦争
・ジャパリパークのホルスタイン一家
・アライさんネバーランド計画の準備
・ラストアラジビフェス① ~ブラウンPと善意の刃~

テンプレここまでです

麦わら帽子アライさん「あ…ぁあ…ブラウンおねーさん…アライさんはどうすればいいのだ…どうすれば、ブラウンおねーさんとまた友達に、戻れるのだぁ…!」グスングスン

アライさんは泣いていた。

麦わら帽子アライさん「うっ、ぐすっ、アライさんは、ビデオの悪いアライさんみたいな事、してないのだぁ!ひぐっ、うぅ…!」グスングスン

麦わら帽子アライさん「いいアライさんになれるように…おねーさんを喜ばせたくて、役に立てるように…絵も勉強して…!何が、いけなかったのだぁぁ!」グスングスン

ブラウンP「不快害獣が何言ってるの?ゴキブリと同じだよ。生まれたことが罪。私を喜ばせようとして、善意の刃を向けた事が罪」ツカツカ

麦わら帽子アライさん「ううぅぅぁああああああ!何でもするからゆるじでええぇぇええぇぇっ!ああああ!うああああぁぁああぁぁぁっ!」ブンブン

麦わら帽子アライさんは、真っ二つになった腕を振り回す。

ブラウンP「そんな腕じゃ…もうアシスタントもできないだろ?お前にやってもらうことなんてないんだよ。謝るなら…」ツカツカ






ブラウンP「生まれてきてごめんなさいって、謝れよ!」ズッバアアアァッ





麦わら帽子アライさん「ぢぎびゃあああああああがあああああぁあああっ!!」ブッシャアアアアァァ

アライさんの右足は、付け根から包丁で切断された。

立っていたアライさんは大量出血してその場に転倒する。

立ってるアライさんの脚を、一瞬で切断してしまう。

この頭のいかれた殺人鬼、ブラウンPの化け物じみた戦闘能力が、観客達に伝わった。

観客1「うあ、ぁあああああああああああああ!!」ブルブル

観客2「ひ、ひいっぃぃっ…!お、おごえぇぇっ…」ゲボゲボ

観客3「サイコーだ!ハアアーーーハハハハハハハ!!!」

観客4「あいつ…狂ってる…」ブルブル

観客5「…でもまあ冷静に考えたら、アライさんはアライさんだろ。俺らはずっとこれと同じ事を応援してたんじゃないか…?」

観客6「なわけあるか!…あれ?でも、…え…」

ドヨドヨザワザワ…

もはや観客達は、ショーを楽しむどころの話ではない。
いや、一部大いに楽しんでいる者もいるが…。

きっとこれを衛星放送の生中継で観ている視聴者にも、恐怖と胸くそ悪さのあまり嘔吐している者がいるだろう。

麦わら帽子アライさん「うあ、ぁあ…ああ…」ドクドク

両腕が使い物にならなくなり、右脚を切断された麦わら帽子アライさん。

麦わら帽子アライさん「ひっ…う、生まれてきてごめんなさいなのだああぁ!!!」

麦わら帽子アライさんは、何度も何度も頭をぺこぺこと下げる。
両腕がダメになり、もう土下座すらできないのである。

麦わら帽子アライさん「生まれてきてごめんなさいなのだ!だがら、だ、だずげでえええぇぇ!殺さないでえええぇ!嫌いにならないでなのだああああっ!!」グスングスン

この麦わら帽子アライさんは、自分をこんな姿にした相手に向かって『嫌いにならないで』と言った。

ブラウンP「自分の言葉で謝りなよ。私の言葉を借りずにさぁ」ツカツカ

麦わら帽子アライさん「ひっ…!?」

ブラウンP「お前はいつもそうだ。謝罪はいつも形だけ。とりあえず謝っておけば許してくれるだろうという魂胆が見え見えだ。本当は自分が悪いなんて思ってないんだろ?」ツカツカ

麦わら帽子アライさん「あ、アライさんは、あ、あ…」ブルブル

ブラウンPの口調が、いつもよりずっと粗暴になっている。

ブラウンP「最後のチャンスだ。私の言葉を借りず、自分の言葉で謝ってみろ。自分の何が悪かったか?…私や、観客の皆に謝ってみろ」

麦わら帽子アライさん「え…あ…」ブルブル

麦わら帽子アライさん「っ…」ブルブル

麦わら帽子アライさん「あ…」ブルブル






麦わら帽子アライさん「頭が悪くてごめんなさい…なのだぁ…!」ブルブル





観客1「…」

観客2「…」

観客3「ギルティー!ギルティだ!ギルティーッ!」

観客4「…」

観客の多くは、麦わら帽子アライさんを断罪しようなどと、思っていなかった。
ましてや、ブラウンPのわけの分からない理不尽な暴力を浴びせられ、可哀想だとすら思っていた。

いつもなら、殺されそうな時のアライさんは皆『アライさんが可哀想なのだー!』などとほざいていた。

だが今この会場では、多くの観客が『アライさんが可哀想だ』と思っていた。



ブラウンP「はい不正解」ザグウウウゥッ

麦わら帽子アライさん「ぎびぃぃっゃぁああああああああーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!!」ブッシャアアアアァァ

とうとうアライさんは、左脚も切断された。

観客席から悲鳴が上がる。

麦わら帽子アライさん「ぁあああああああああーーーーっ!!!あ、アライさんの、アライさんの脚が、あし、あし、あしいぃぃっ…!」シッポブンブン

麦わら帽子アライさんは、激痛に苦しみ悶えている。

ブラウンPは、麦わら帽子アライさんの両脚を拾った。

ブラウンP「…はい。食材が取れたね」クルッ

ブラウンP「観客の皆さん。アライさんのお見苦しい姿をご覧になって、さぞ不愉快なことでしょう。ここらで獲れたてホヤホヤのアラジビで、クッキングをしましょう」ニッコリ

観客達「「「!!?」」」

なんとブラウンこの流れで、アライさんの両脚の肉を使ってクッキングするというのだ。

ブラウンP「小さい頃から今までの一年半、ずっと美味しいものを食べさせてきた。…きっと最高に美味しいアラジビ肉に仕上がっているよ」ニッコリ

つづく

虐待理由が『アライさんだから』な純アンチじゃなく
「アライさんが」『ガイジだから』『害悪だから』『害獣だから』と何かしらの言い訳付けてるファッションアンチに
『ガイジに見えなかったら?』『比較的善良だったら?』をブチ当てる良い演出だと思う
前スレだったかに居た「『ガイジだから』で虐待するなら『人間のガイジ』はどうなんだ」って言ってた奴と言いたい事は近いのか?

麦わら帽子アライさん「がぁっ…ぎぁっ…」モゾモゾ

麦わら帽子アライさんは、手足の傷から血を流しながら、もぞもぞと蠢いている。

司会「…やめるという選択肢は、なかったの…ですか…」

ブラウンP「ハァ…。いいかい?今この国は、腕輪のないアライさんを全て駆除しようとしている。…その中に、もしかしたらそいつのような『善良でありたいアライさん』がいるかもしれない…だろう?」

ブラウンP「だがこの国は、それらもまとめて殺すことを選んだ。…私は世論に従って、野良アライさんを駆除するまでだ」

ブラウンP「そう。腕輪のないアライさんを保護すべきという君達の考えは…『間違っている』。皆殺しにすべきという私の考え方が『正しい』」

司会「しかし、あなただって、大変な思いをして一生懸命育てたのでは!?こんなにいい子に育ったのに…それを殺すなんて…!」

ブラウンP「君は法律を勉強した方がいい。『特定有害フレンズの駆除促進のための法律』では、こう規定されている」

ブラウンP「『特定有害駆除対象フレンズの飼育と生体の搬送は、研究目的以外では、その駆除をもって達成される目的でのみ認可される』…とね」

ブラウンP「分かるかい?つまり今の法律では、アライさんを世話するとしたら…」




ブラウンP「例え善良に育とうとも最終的に、絶対に殺さなくてはならないんだよ」





司会「…」

観客達「…」

麦わら帽子アライさんを擁護していた司会は、完璧に論破されてしまった。

一見狂った間違いだらけのように見える、ブラウンPの行動は…


奇妙なことに、今の法律と国家政策に沿った『正しい行為』なのであった。

ブラウンP「まだ料理の邪魔するのかい?」

司会「……」

もうこの女には、この魔獣には、何を言っても止めることはできない。

そう悟った司会は、ただ黙った。

ブラウンP「さて、もう邪魔はないようだね。えー観客の皆様、お待たせしました 。ようやく料理ショーを開始します」ニッコリ

ブラウンP「皆は、アライさんを殺してジビエにする料理ショーが見たくてここに集まってくれた来たんだね?今から君達が目当てにしていたものを見せてあげよう」ニッコリ

ブラウンP「^^」

観客達「(((( ;゚Д゚)))」ガクガクブルブル

アライさんの返り血を浴びたブラウンPの笑み。

その姿は、悪魔的なほどに魅力的であり、その場の男性客も女性客も魅了された。

ブラウンP「まずはここにある、そこのアシスタントの脚」ブラン

ブラウンP「そう、私が一年半みっちり教育した漫画のアシスタントの脚だ。これからモモ肉を引き剥がしていくよ」ゾリッゾリッ

ブラウンPは、包丁でアライ脚から肉を削いでいった。
びちゃびちゃと血が滴り落ちる。

ブラウンP「うーん、肉が足りないな。それじゃ…」ツカツカ

麦わら帽子アライさん「ひぐっ、ぐすっ、ご、ごめんなさいなのだ、生まれてきて、ごめんなさ…」グスングスン

ブラウンPは包丁を持ち、麦わら帽子アライさんへ近付く。

ブラウンP「おいハエガイジ。その役立たずになった腕もよこせよ」ザグゥゥッ

麦わら帽子アライさん「ひぎびいぃぃぃぃっっ!」ブシャアアア

麦わら帽子アライさんの、真っ二つにになってだらんと垂れ下がっていた両腕が肩から切断された。

麦わら帽子アライさん「ぁ、あああああ…」ブシャアアアドクドク

麦わら帽子アライさんは、完全に両手両脚が無くなった。

ブラウンP「この腕からも、肉を削いでいくよ」ゾリッゾリッ

脚も腕も肉が削がれ、ほとんど骨だけになった。

ブラウンP「そしてこの肉をフードプロセッサーにかけるよ」カチッ

フードプロセッサー「」ギュウイイイイイイン ガリガリガリ…

ブラウンP「まずはこれで、アライ挽き肉が出来たね」

観客達「……」

観客達は、黙ってじっと観ている。

ブラウンP「そして、挽き肉を塩コショウと砂糖、そしてハーブを加えてよくかき混ぜるよ」コネコネ

ブラウンP「う~ん、いい香りだ」コネコネ

狼の嗅覚は、人の一万倍優れているという。
狼のフレンズであるブラウンPは、ハーブの香りを楽しんでいた。

ブラウンP「さて、次に…」ツカツカ

麦わら帽子アライさん「う…ぁ…」ピクピク

ブラウンP「皆さん。ここから大事な工程なんだ、よく見ているんだよ」ガシッ グイイイッ

ブラウンPは、手足を失った麦わら帽子アライさんの尻尾を掴んで、ステージの前まで引きずる。

麦わら帽子アライさん「ぎ、ひ、ぃ…」ズルズル

ブラウンP「さて。このケダモノはさっき、気持ち悪いイモムシを食ったね。…だから胃は使えない」

ブラウンP「だけど…おい、昨日の飯は何だった?言ってみろゴミ蝿」

麦わら帽子アライさん「…あ、アライさん…は、ご、ゴミ蝿…なのだ…。うぅ…わたがしと…ゼリーと…アイスを…たべさせて…もらったのだ…」ブルブル

ブラウンP「そう。こんな感じで、キチンと腸内の糞抜きは済んでいるんだ」

麦わら帽子アライさん「…ぶ、ブラウンおねーさん…。アライさんに、生まれてきて…ごめんなさ…」ブルブル

ブラウンP「ふっ!」ザグゥゥッ

麦わら帽子アライさん「ぐぎびゃぁああああああああああああああっ!!」

ブラウンPは、右手の鋭い爪で、アライさんの腹を引き裂いた。

ブラウンP「観客席の皆さん、ご覧下さい!私の優秀なアシスタントの腸だ!」グイイイッ

麦わら帽子アライさん「ぎぃぃぃぃびいいいいいいいいぃぃぃっぃっ!!」ズルズル

ステージの上で、アライさんの腸が引きずり出されていく。

ブラウンP「小腸を全部取り出してしまおう、よいしょ、よいしょ」ズルズル

麦わら帽子アライさん「あ…ぁ…」ズルズル

麦わら帽子アライさんは、身を捩って抵抗したりはしなかった。
もう自分がここで死ぬことを悟ったのだろう。

ブラウンP「さて、腸を根元から切り取るよ」ツカツカ

ブラウンPは、包丁を持つ。

麦わら帽子アライさん「…ブラウン、おね、さ…。害獣の、アライ、さんを…育てて、くれて…あ…りが…」ウルウル

麦わら帽子アライさんは、涙と鼻水を流しながら、ブラウンPに話しかけた。

ブラウンP「うるさいな…」




ブラウンP「もう黙れよ、不快害獣」ブンッ

麦わら帽子アライさん「」ズパァァッ




ブラウンPが振った包丁は、麦わら帽子アライさんの頭から縦に入っていき、喉仏まで食い込んだ。

麦わ/ /ら帽子「」パサッ ボトッ

麦わら帽子が半分になって地面に落ちる。

アライさん「」

アラ/ /イさん「」ズパッ ダラン…

アライさんの頭は真っ二つに割れ、地面から生えた二葉の新芽のように首から垂れた。

頭の断面から、血と脳漿がこぼれ落ちた。

観客1「う…うわああああああぁぁあああああああああ!!!!」

観客2「おええええええええええぇぇええええっ」ゲボゲボゲボロロロロロ

観客3「ヒャッハーーーーーーーーーーーーーー!!!イエスッ!!イエスッ!!!」ブンッブンッ

観客4「イヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアァッァァァアアアアーーーー!!!!」

観客5「う…おおぉぉぉお…ぉええええっっ……」ゲボゲボ


観客席は、恐怖と絶望と、ほんの少しの歓喜に包まれた。

ブラウンP「っっっーーーーーーーーーーー……………っっ♪♪♪♪」ゾクゾクッ

ブラウンPは恍惚の表情でカメラを取り出し…

ブラウンP「…いい顔、いただき…♪」パシャッ

…観客達の写真を取っていった。

ブラウンP「♪」クルッ

食通の友人「!…」ピクッ

そして、ステージの袖で静かに見守っていた食通の友人の方を振り向く。

食通の友人「…」ピース

ブラウンP「はい、チーズ」パシャッ

そして、苦笑いでピースした食通の友人を撮影した。

その後、ブラウンPは腸から粘膜層や筋肉層を引き剥がし、薄い透明な皮膜である粘膜下層だけを残した。

その後、皮膜を適当な長さに分割し、
それらへアライ挽き肉を詰めて縛った。


そして、腸詰めアライ挽き肉をじゅうじゅうと焼き…


ブラウンP「さあ、お待たせ。…完成だ。アラウィンナーだ」トンッ

アラウィンナー「」ジュウウウウゥゥウ…


…アライさんの腸と手足の肉でできた、山盛りのウィンナーが完成した。


ブラウンP「さあ、完成だよ。マスタードとケチャップはお好みでどうぞ、皆さん」ニッコリ

『アライさん=害悪』って言ってたくせに害悪じゃないアライさんを見せられたら日和るとか
『アライさん=無罪』って言うくせに被害を被ったら即助けを求める信者と何も変わらん

先ほども言ったが、狼の嗅覚は人の一万倍以上。

アラウィンナーの香ばしい香りが、ブラウンPを楽しませていた。

司会「…で、では…試食タイムです。試食した方は、こちらの投票券をお取り下さい」

ブラウンP「さあ、誰か試食しないのかい?」

観客1「…」

観客2「…」

…誰も、すぐには動けなかった。
アラウィンナーがまずそうだからではない。
理由は3つある。

第一に、観客の多くはこれをアラジビと認識していなかった。
ブラウンPを喜ばせようと頑張ってきて、その気持ちを裏切られ、理不尽に殺された麦わら帽子アライさん…。

それを、観客達は『アライさん』でなく『フレンズ』として…
意思あるヒトとして認識していた。

観客達がこれまでアライさんを食ってこれた理由は、命を軽く見ていたからだ。

いくら殺してもいい、むしろ殺すことが推奨される命。
完全なる害悪であり、決して相容れない人類の敵。

だからこそ、いくらでもアライさんを殺し、食うことができた。

だが、目の前のアライさんは明らかに殺される謂れがなく、人類の友であろうとした。

同じアライさんでも、その命の重さが野良害獣達とは違って見えたのである。

ブラウンP「早くしないと料理が冷めてしまうよ~?」

冷めたのは、観客達のアラジビに対する熱意の方であった。

第二に…ステージの上に、ブラウンPが育ててきたアシスタントの惨殺死体がある。

野良害獣の死骸なら平気な観客達でも、一度ヒトと認識してしまったモノの死体となると、明らかに拒絶する。

こんな脳みそをぶちまけた死体の隣で、どうやって肉を食えというのか。
これでは食欲減退どころの話ではない。



そして第三が、ブラウンPの存在感だ。
大切に大切に教育し、育ててきたアシスタントを、
こんなたった一回の料理のために精神的に追い詰めて残虐に殺してしまったのだ。

そんな鬼畜の所業をやってのけた上に、頬を赤く染め、恍惚の表情で雌の香りを漂わせる魔獣。

…こんな恐怖の危険人物に、近づけるはずがない。


司会「…試食者はいないのでしょうか?」

ブラウンP「残念だな。そこでくたばってる私のアシスタントが、卒塔婆の影で泣いているよ?」

観客達はざわめきに包まれたまま、その場から動けずにいた。



その時。





「はーい!ほんなら、ワイが食うでー!」ガタッ






…この空気の中、観客の一人が席を立ち、ステージへ登った。

ブラウンP「っ…あ、あなたはっ…!?」

MCチヘドロー「ちわーっす。チヘちゃんでーす。ブラウンちゃんの事は、動画で見てたで」ツカツカ

…アラアンチに崇拝される、大のアラジビアンチ…
MCチヘドローであった。


ブラウンP「あ、あなたは…アライデスゲームの…!」

MCチヘドロー「そうそう。見ててくれたんか。同じアラ虐パフォーマー通し、仲良くしようや」

ブラウンP「…あなたは確か、ラジオでアラジビを絶対に食べたくないと言っていたが…」

MCチヘドロー「あーそれな」




MCチヘドロー「気が変わったわ。アラジビデビューするで」





観客達「「!!?」」

この男は、絶対にアラジビを食わないと言っていたのに…
あっさりと、『気が変わった』と言った。

ブラウンP「…気が変わった…?あなたの本心はどこにあるんだ…?」

MCチヘドロー「さーな。ホラ、食わしてもらうで」サクッ

MCチヘドロー「テレビの前のみんなー!クソバエガイジの殺戮ショーは楽しかったかなー?この料理があんまり美味そうだったんで、ついにワイ、アラジビデビューするで!」

MCチヘドローは、アラウィンナーにマスタードとケチャップをつけて食った。

MCチヘドロー「むぐむぐ…」ポリポリ

MCチヘドロー「…」ゴクン




MCチヘドロー「…ンマーーーーーーーーーーーーーーーィイ!!!!」

MCチヘドロー「これは…まさに…。…味の宝石箱やぁーーーーーーッ!!!」



観客「お、おぉ…」ドヨッ

MCチヘドロー「ワイが今まで食ったどんなウィンナーよりも美味いで!あー、これつまみながらビール飲めたら最高やなぁ!」

MCチヘドロー「皆も食べたってや!こら食わな損するで!!」

MCチヘドローは、投票券を取った。

ブラウンP「喜んで貰えて光栄だ!」

MCチヘドロー「エエ仕事すんなーねーちゃん」スッ

MCチヘドローは、ブラウンPの耳元へ、口を近づけた。

そして小声で言った。





MCチヘドロー「…余計なことしてくれたなぁ、馬鹿女」ヒソヒソ

ブラウンP「っ…!?」






MCチヘドロー「…てめーのせいで、なんもかんもパァや。全部台無しや」ヒソヒソ

MCチヘドロー「…覚えてろよ。下衆な変態クソビッチが」ヒソヒソ

ブラウンP「…っ」

MCチヘドローは、マイクに拾われないように小声でそう言うと、
ステージを下りていった。

ブラウンP「…」

ブラウンP「そうだ。この料理を、是非食べてほしい人が一人いるんだ」

ブラウンP「ショクエモンPー!来てくれ!」

ブラウンPは、ステージの袖に向かって呼び掛ける。


食通の友人「…よう」ツカツカ

ブラウンP「ショクエモンP!このクッキングバトルは、両方を食べた観客の投票数で競う勝負だ」

ブラウンP「だが、料理人としての戦いならば…、互いの味覚でも、勝負してみようじゃないか!」

観客「…」

食通の友人「いいぜ。俺はあんたに色々アラジビを食わせたことがあったが…あんたの飯を食ったことはなかったな」ツカツカ

食通の友人「受けて立つぜ。お前のアラジビ、味わわせてもらう」スッ

食通の友人は、麦わら帽子アライさんの死体を指差した。

食通の友人「…なんかさっきから、善良な生き物は食っちゃいけねーみたいな空気が漂ってるが…。人間は昔から、卵を産んでくれた鶏を殺して食ってたんだぜ」

食通の友人「その鶏はきっと善良な奴だっただろう。…そこのアライさんのようにな」

食通の友人「だが、人は人、獣は獣だ。俺らは生きるために獣を殺す。そこに善だの悪だの関係ねえ!」

食通の友人「そこの死んじまったアライさんも、今となってはその料理の姿だ。ならばせめて、食って弔ってやるぜ」スッ

食通の友人は、アラウィンナーをつまようじに刺した。

食通の友人「ぱりっ」モグモグ

そして、まずは調味料をつけずにウィンナーのはしっこを食べた。

食通の友人「…ああ。うめえな」モグモグ

食通の友人「なるほど。…アラジビでウィンナー作ると、こうなるのか…」モグモグ

食通の友人「…」モグモグ

食通の友人「しかし、ケーシングが硬てえな。今回はライブキッチンだからしゃーねえが、マトモに作るときは多少発酵させて柔らかくするといい」ポリポリ

食通の友人は料理人である。
他者の料理を評価するとき、どうしても『作る側』の立場で考えてしまう。

食通の友人「…ふむ。ご馳走様」ゴクン

食通の友人「…あーーーーー!ビール欲しい!!!!」

食通の友人「美味かったぜ。最後のライブキッチンだから、どんなスゲー料理でくるかと思ったら…こういう地味なもんでくるとはな」

食通の友人「だが…あんたがやりたかったのは、料理の…前座の方だろ?」

ブラウンP「ふっ、そうさ」

食通の友人「…見ろよこの空気。なんつーメシマズ感だ。あんたのせっかくのうめえウィンナーが、これじゃ食ってすらもらえねーぜ…」

食通の友人「…なあ、その辺にいんだろ?ホントは食いてえけど、空気が重くてステージに来れねえ奴。…そこのあんたとか、どうだ」スッ

観客3「…ああ。食いてえ」スッ

観客1「マジかよ…」ヒソヒソ

観客2「この空気で…ないわー」 ヒソヒソ

観客3は、多くの者達に白い目でみられる。

食通の友人「お前はこの会場では、すっかり少数派になっちまったな。…だが、アラジビはもともと少数派だ」

食通の友人「おい、飯も食わず、ゲロぶちまけながら見てる連中。あんたら今、なんでここにいんだ?」

観客1「え…」

観客2「なんでって…」

食通の友人「ホントはもう帰りたいけど、事の顛末を見届けるために、惰性でここにいるのか?」

食通の友人「…だったらお前らには、後から生放送の録画をオンデマンドで見るとかの手段があるはずだ」

食通の友人「…あんたらはきっと、もうアラジビを楽しめねえ。少なくとも今はな。きっとこれからは、アライさんが駆除されることにすら心を痛めるかもしれねえな」

食通の友人「だが、お前らがここで何を見たとしても、奴らの本質は変わらねえ。駆除業者やハンター達は、畑泥棒やったり家屋を破壊するアライさん達を生かして帰すわけにはいかねえ」

食通の友人「…奴らを遊び半分に殺すことに罪悪感を感じるようになった奴は、もう帰った方がいい」

食通の友人「アライさん達と真剣に戦い、人々を守っている政府や業者をこれからも応援してくれる奴」

食通の友人「駆除されたアライさん達の命を無駄にせず、食って弔う気のある奴」

食通の友人「そして、今までと変わらずアラジビを食いてえ奴。…それだけここに残れ」

食通の友人「…なーに、吐いたゲロは気にすんな、スタッフが掃除するからよ。…じゃあ、あばよ。今まで応援ありがとな」

観客1「…」ガタッ スタスタ…

観客2「…」ガタッ スタスタ…

観客の多くは、帰っていってしまう…

司会「え、ち、ちょっと!まだ…」アセアセ

食通の友人「いいって、引き留めるな。これ以上引き留めるのは拷問だ」

観客は2/3以上が帰ってしまった。

会場はガラガラになった。

食通の友人「…ここにいる奴ら全員、アラジビ好きってことでいいんだな?」

観客3「…」コクリ

食通の友人「…はは、昔を思い出すな。まあ、ノスタルジーに浸って喋ってたら、せっかくのブラウンPのアラジビが冷めちまう」

食通の友人「さあ、来いよキチガイ共。今日でアラジビフェスは終わりなんだ。世間の誰が何と言おうが、最後までアラジビを楽しもうぜ!」

観客3「…」パチパチパチ

観客6「…」パチパチパチ

観客達『パチパチパチ…』

司会「…え、えー、それでは…。試食してみたい方がおりましたら、こちらへどうぞ」

観客3「行くぜ!」ガタッ

観客達の何名かが、ステージの前に並んだ。


…クッキングバトルは続く。

つづく

ステージに並んだ客は…

生粋のアラアンチ「ヒーハー!やっとアラジビが食えるぜ!なんであいつらクソバエガイジに同情してんだ?アラ信か?」ドタドタ

グルメ通「ショクエモンPの言うとおりだ。獣は獣。私はアラジビを食いに来たのだ」ツカツカ

鈍い人「???なんでさっきはあんな空気になったんだ?いつも通りアライさんが料理されただけなのに」スタスタ

ブラウンP信者「ああああ…尊い…尊すぎますブラウンP…一緒ついていきます…」フラフラ

ヤバめな人「ヒ…ヒヒ…ようやく俺好みな子が出たな…。これで耳と尻尾が無くて、語尾にナノダが無ければもっと俺好みなんだけどな…」ヒヒヒ

…あまり、『まともな人』達ではなかった。

いつものスカっと爽やかなアラジビを期待している人達は、椅子に座ったまま試食しないようだ。

…それがヒトとして正常なのかもしれない。

試食者達「ハフッハフッ!うっめえええええぇ!!」

売り子「ビールいかがですかー!」タタッ

試食者達「くれーーーー!!!」

あ、ノンアルコールビール下さーい!

>>215

売り子「はいどうぞー!ノンアルコールですー!」

司会「さ、さて…お次は、ショクエモンPの番です」

食通の友人「よしきた。ブラウンP、さっきはありがとな。お礼に俺も、お前にとっておきのアラジビを食わしてやる。…食うよな?」

ブラウンP「もちろんだよ、ショクエモンP。あなたが最後に作るアラジビ料理、食べずに終えられるものか」

食通の友人「その言葉、忘れるなよ。約束だぜ」

ブラウンP「もちろんだ」

食通の友人「えー、さて…。ブラウンPが今回、何か『やらかす』んじゃねーかと思ってたが…想像以上だった」

食通の友人「幸か不幸か…今回の俺のステージクッキングは、ライブキッチンじゃねえ」

観客3「えぇーーー?」ブーブー

観客7「ほっ…」

観客8「よかった…」

食通の友人「すまねえな。だが、こんな空気の中ライブキッチンやってもな、俺が楽しくねえんだ。察してくれ」

食通の友人「まーそのかわり。今回のアラジビ料理ができるまでの過程を、スライドにまとめてきた。それ見てくれ」

会場上部の巨大スクリーンに、プロジェクターでアライさん一家の姿が映し出される。

どうやら鶏小屋のようだ。

食通の友人「どうする、お前ら?映像を流すこともできるけど、生々しいぜ。それとも俺のトークだけにしとくか?」

観客3「見せてくれー!」

観客6「…見るぞ」

観客7「…見る」

食通の友人「よーしわかった。じゃあ、映像流すぜー」ポチッ

大きな鶏小屋の中に、たくさんの鶏がいる。

そこへ、アライさん達が集まってきた。

アライさん1『ふはははー!ここはアライさんが見つけた鶏の巣なのだ!』ズカズカ

アライさん2『みんなで協力して、鶏を捕まえるのだ!』ズカズカ

アライさん3『誰が一番たくさん捕まえられるか競争なのだー!』ズカズカ

アライさん4『天下を取るのだ!』ズカズカ

アライさん5『団結するのだ!』ズカズカ

アライちゃん1『なのだー』ヨチッ
アライちゃん2『なのだー』ヨチヨチ
アライちゃん3『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん5『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん6『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ

ゾロゾロゾロゾロ…

アライちゃん7『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん8『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん9『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん10『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん11『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん12『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ

ウジャウジャウジャウジャ…

アライちゃん13『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん14『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん15『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん16『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん17『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ

ウジャウジャウジャウジャウジャウジャ ヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチヨチ コスリコスリコスリコスリ


観客3「うわぁ…」

観客6「マジかよ…これ…」

観客7「きっめぇ…」

鶏小屋のまわりには、柵があった。
柵の下には…なにか、ガードレールのような囲いがあった。

アライさん1『んしょ、んしょ…なんか高い柵があるのだ』ヨジヨジ

アライさん2『登るのだあ!』ヨジヨジ

アライさん3『チビ達も来るのだ!下をくぐってくるのだ!』

アライちゃん1『くぐりぇないのりゃー』ヨジヨジ

アライちゃん2『ままー、だっこちてなのりゃー』シッポフリフリ

柵の下の囲いは、アライちゃんの身体能力では越えられないようだ。

アライさん1『それじゃあアライさんが抱っこしてあげるのだぁ』ヒョイ

アライちゃん2『おかーしゃんしゅきしゅきなのりゃぁ!』スリスリ

そうして大勢のアライさん親子は、柵を越えてきた。

食通の友人「アライさんの親子が群れて狩りをすることはほとんどねえ。こいつらに譲合いの精神もチームワークもないからな」

食通の友人「だが、この鶏小屋を破壊するために、仲間を集めたらしい」

アライさん1『のだああぁ!』ガンガン!

鶏たち『ココッ!?』ビクゥ

アライさんの一匹が、鶏小屋を蹴る。

アライさん2『こんな巣なんか、壊してやるのだ!のだあああぁぁぁ!』ガシャンガシャン!

アライさん3『アライさんが最初に壊すのだぁ!』ガシャンガシャン

食通の友人「まあ見ての通り、空は真っ暗…ド深夜の出来事だ。アライさん達は夜行性だからな」


アライさん4『ぐううぅ、どうやったら壊れるのだあぁ!』ガリガリ

アライさん5『このぉ!このぉ!たあ~!』ガリガリ

鶏『ココッ!ココッ!ココッ!ココッ!』


食通の友人「見ろよ。鶏が起きるにはまだ早すぎる時間なのに、もう目を覚ましてやがる」


アライちゃん1『とりしゃんたべたいのりゃ~!』カジカジ

アライちゃん2『このあみあみじゃまなのりゃ~!』カジカジ

アライちゃん3~17『のりゃ!のりゃ!』カジカジカジカジカジカジ

>>鶏小屋のまわりには、柵があった。
>>柵の下には…なにか、ガードレールのような囲いがあった。

これよく分かんないな、ガードレール(っぽい)囲いがあってその上から柵が伸びてる感じ?

>>228
そんな感じです

その時。

鶏小屋のドア『』ガチャッ

…鶏小屋のドアが、ひとりでに開いた。

アライちゃん5『!!おかーしゃん、ひらいたのりゃ!』

アライちゃん6『ここからはいれゆのりゃ!』ヨチヨチヨチヨチ

アライさん1『凄いのだ!入るのだぁ!』ドタドタドタドタ

アライさん2『鶏を捕まえるのだー!』ドタドタドタドタ

アライさん3『ふははははー!』ドタドタドタドタ

アライちゃん1『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん5『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん6『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん7『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん8『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん9『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん10『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん11『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん12『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん13『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん14『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん15『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん16『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん17『なのだー』ヨチヨチヨチヨチ

大量の害獣が、鶏小屋に入っていく。


観客8「うわあ…」ザワザワ

観客9「どうすんだあれ…」ザワザワ

食通の友人「さーて、ここからが本番だぜ」


カメラは、鶏小屋の中の映像に切り替わる。

アライさん1『さあ鶏はどこなのだ~!?』ドタドタ

アライさん2『草がいっぱいあるのだぁ』ドタドタ

アライちゃん達『なのだ~』ウジャウジャ ゾロゾロ ヨチヨチヨチヨチ

鶏小屋はかなり大きく、アライさん達が入るのに十分な大きさがある。

鶏小屋の中には、藁や雑草がたくさん敷き詰められており、鶏がどこにいるか…一目では分からない。

アライさん3『鶏のにおいがするのだぁ!みんな、探すのだぁ!』

アライさん達『のだ~!』ウジャウジャウジャウジャ


食通の友人「…なんか変だなーって思わねえか?」

観客3「なんで鶏小屋の中にこんなに藁があるんだ?」ザワザワ

観客6「刈られた雑草が入ってる…なんで?」

食通の友人「いや、もっと根本的なとこがあるだろ?」

食通の友人「それは、なんで鶏小屋の中に…」


食通の友人「カメラが仕掛けられてるのか?…って事だ」


観客達「…!?」ドヨッ

食通の友人「おーっと、今害獣共が入ってきたドアに注目しとけよ~!」


謎の男『…』スタスタ…

ドアの外に、謎の男が現れる。

謎の男『…』ギィーッ ガチャン

そして男は、鶏小屋のドアを閉めた。

鶏『ココッ!ココッ!ココッ!』

アライさん2『のだ、のだっ!見つけたのだぁ!』タタッ

アライさん2『捕まえたのだー!』ガバッ

鶏『ココッ!ココッ!』

アライさん2『ん…?これ…』ニギニギ


アライさん2『なんか…なんなのだこれ?生き物なのか!?』バリバリ

鶏『ココッ!ココッ!』

アライさん2は、鶏の体表を引っ掻いていく。

アライさん2『…うええうぇー!?なんか硬そうなのが出てきたのだ!お肉が入ってないのだぁ!』ブラン

機械『ココッ!ココッ!ココッ!』

鶏の中には、綿とスピーカーが入っていた。

食通の友人「さーて、鶏小屋の外の様子を見てみるか」


カメラは鶏小屋の外の様子を映す。

謎の男『…』ゴソゴソ

謎の男は、鶏小屋の隙間を段ボールで埋め、目貼りをしていた。

謎の男『…』スッ

そして、一ヶ所だけ開けておいた隙間に箱を取り付け…

焚き火『』ボウッ メラメラ…

箱の前で、薪や落ち葉をたくさん集めて焚き火をし…

ジェットヒーター『』ブオオオオオオオオン

…なんと、大型ジェットヒーターで風を送り込んだ。

焚き火の煙は、隙間から鶏小屋へ入っていく。

焚き火『ボウウウウウッッ』メラメラバチッパチッ

焚き火の炎は、どんどん大きくなっていく。


食通の友人「ちなみにさっきの男は俺の友人だ。市の許可なく焚き火をすると犯罪になるけど、こんときはちゃんと市の許可を得てからやってるから大丈夫だ」

食通の友人「それじゃあまあ、いつまでもこんな焚き火なんか見ててもつまんねーだろ?中見ようぜ中」


カメラは再び、鶏小屋の中を映し出す。

アライさん4『なんなのだ!その鶏にも、お肉が入ってないのだ!』バリバリ

機械『ココッ!ココッ!ココッ!ココッ!』

アライさん4は、安っぽい鶏のぬいぐるみを捨てた。

アライちゃん1『ごはんどこなのだー!ごはんーーー!』ゴソゴソ
アライちゃん2『とりしゃんたべたいのりゃーーー!!』ゴソゴソ
アライちゃん3『おまんまー!』ゴソゴソ
アライちゃん4『おーなーがーすーいーだーのーだー!』ゴソゴソ
アライちゃん5『ここでうんちすゆのだ!おしっこもすゆのだ!う~ん…』プルプル

煙『』モクモクモクモクモクモク…

その時、ジェットヒーターで送り出された大量の煙が、鶏小屋に入ってきた。

アライさん1『のあっ!?何なのだ!?』ビクゥ

アライさん2『モクモクしてるものが入ってきたのだ!』

アライさん3『初めて見たのだ!匂いを嗅いでみるのだ!くんくん…げほっごほっ!』

アライさん4『苦しいのだ!これ…嗅いだらダメな奴なのだ!ごほっごほっ!』ゲホゴホ

アライさん5『何なのだこれ!?なんでこんなのだ外から入ってくるのだ!?ちょっと外の様子を見るのだ!』ドタドタ

アライさん5は、ドアに近付き、開けようとする。

アライさん5『ふんっ!』ガチャガチャ

アライさん5『…!?』ガチャガチャ

アライさん5『あ…開かないのだぁ!』ガチャガチャ

アライさん1『何やってるのだ!さっさと開けるのだ!』ドタドタ

アライさん1『たあ~!』ドンッ

アライさん1がタックルしても、ドアは開かない。

アライさん1『たあ~!たあ~!たあ~!たあ~!』ドンッドンッ

アライさん1『ぜぇーはぁー、げほっごほっ!駄目なのだ開かないのだぁ!』ドンッドンッ

アライさん達『わっせ!わっせ!わっせ!わっせ!』ドンッドンッ

アライさん達がドアに何度もタックルするが、ドアは開かない。

アライさん1『何なのだ!?さっきは開いてたのだ!誰が入り口を壊したのだあぁ!?』

鶏小屋の中は、どんどん煙で満たされていく。

アライちゃん1『げほっごほっ!ぐゆじいのだぁ!』ゲホゴホ
アライちゃん2『ぴいいいぃぃいぃぃーーーーーーっ!!』ゲホゴホ
アライちゃん3『げほごほがほごほ!はやぐおぞどでないのだぁ!』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4『おそとでゆのだぁ!ごほごほ!』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん5『びえええぇんっ!』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん6『おかーしゃのそとでゆー!あけゆのだー!』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん7『ぴいいぃぃぃっ!』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん8『げほごほ!やなのだー!』
アライちゃん9『ぴいいぃっ!』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん10『だじでー!もうおうちかえゆのだー!』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん11『ぴいいぃぃぃーーーーっ!?』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん12『とりしゃんたべだいのだあああ!』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん13『ぴいいぃぃぃっ!げほっごほっ!』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん14『おかーしゃん!なんでだじでぐれないのだ!なんでいじわゆすゆのりゃああっ!』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん15『もくもくしゃんやーーーなーー!』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん16『ごほ!ごほっ!けほっ!おかーしゃん!いぢわゆやなのりゃー!』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん17『ぴいいいぃぃいぃぃーーーーーーっ!!』ゲホゴホ

アライさん達が蹴破ろうとしているドアのまわりに、ウジャウジャゾロゾロと幼獣達が集まってきた。

食通の友人「どうだお前ら?こん中に、さっきのウィンナー君みたいに善良な奴がいると思うかァ?こいつらが可哀想なんて思うかァ!?」

食通の友人「ヒャーーーーーーーーーーーハーーーーハハハハハハハハハハハハ!!なわけねえよなぁァ!!こいつらァみんなナチュラルボーン害獣!!産まれてから死ぬまで害獣だあァ!」

観客3「そうだそうだー!」

食通の友人「こんなクソムシ共に情けなんてかけてたら、日本の農業や畜産業はマジで終わる。食いつくされる。…こいつらは、人類の敵だ!」

食通の友人「あー、それではしばらく、害獣共がスモークされる様子をご覧くださいィ!!」

アライさん3『あがないのだ…!』ドンッドンッ
アライちゃん8『だちてー!』コスリコスリ
アライちゃん17『の…のだぁ…』ビクビク
アライちゃん12『はやくあけないとあらいしゃんのききなのだぁ!』ヨチヨチ
アライちゃん5『くしゅんっ!ぐしゅっ!ごほっげほっ!』コスリコスリ
アライちゃん3『ぎぎなのだぁ…ごほ…ごほ!』ペタペタ
アライさん5『チビ達もどこか出口を探すのだぁ!えっほごほっ』ガチャガチャ
アライちゃん1『ききなのだぁ!』ヨチヨチヨチヨチ
アライさん2『おい!お前…ごほっ、なんでアライさんを…ごほ!こんなとこに連れてきたのだ!お前がっ…げほ!全部悪いのだ!お前は巨悪なのだぁ!』ドガァ
アライさん1『痛いのだぁ!何なのだ!こんな…ごほっ!…ふうになるなんて知らなかったのだ!アライさんは悪くないのだぁ!』ドガァ
アライちゃん14『なんでもいいからはやぐだじでーー!』ビエエエエン
アライちゃん4『もぐもぐさんやなのだー!げほっ!すいごむどぐゆじいのだぁ!おがーしゃんだしてええ!』ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん10『ぴいいいぃぃいぃぃーーーーーーっ!びいいいぃぃいぃーーーーっ!』ドンドン
アライさん4『出口はどこなのだぁ!?ごほっ…早く出ないと…ごほっ…ごほっ…!』ゴホゴホ
アライちゃん9『ぐゆ…じぃ…のだ…げほっ…』グッタリ
アライちゃん2『おが…じゃ…だぢゅげ…ごほっ…』グッタリ
アライちゃん16『うゆ…しん…じゃう…の…やなのだぁ…ごほっ…』グッタリ
アライちゃん6『げほっ…ごほっ…かはっ…』グッタリ
アライちゃん7『ぴ…ぎ…ぃ…』グッタリ
アライちゃん11『いぎ…でぎな…い…ぐゆ…じ…』グッタリ

…しばらく映像は流れ…

アライさん1『』グッタリ
アライさん2『』グッタリ
アライさん3『』グッタリ
アライさん4『』グッタリ
アライさん5『』グッタリ
アライちゃん1『』グッタリ
アライちゃん2『』グッタリ
アライちゃん3『』グッタリ
アライちゃん4『』グッタリ
アライちゃん5『』グッタリ
アライちゃん6『』グッタリ
アライちゃん7『』グッタリ
アライちゃん8『』グッタリ
アライちゃん9『』グッタリ
アライちゃん10『』グッタリ
アライちゃん11『』グッタリ
アライちゃん12『』グッタリ
アライちゃん13『』グッタリ
アライちゃん14『』グッタリ
アライちゃん15『』グッタリ
アライちゃん16『』グッタリ
アライちゃん17『』グッタリ

食通の友人「はーい!見事!害獣は全員くたばり、別のとこに避難してた鶏は助かりましたとさー!バッカだねーこいつら!」

観客達「…」パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ

食通の友人「どうだブラウンP?てめーが殺したのはたった一匹!だが俺…じゃねーな。俺の友人は22匹ブッ殺したぜ!こっちの方がスゲーぞ!」ビシィ

食通の友人「さーて。そして俺達は、この死骸をまだ新鮮なアラジビのうちにキンキンに冷やして持ち帰った」

食通の友人「そして、早速料理したってわけだ。…今会場に持ってきてる奴は、ワケあって料理済みだ」

食通の友人「料理の過程を実際に見せることはできねーが、スライドで順を追って紹介していくぜ!」

観客達「…」ゴクリ

ブラウンP「…どんな料理か、楽しみだな…♪」ドキドキワクワク

ステージの袖で、ブラウンPは手元のモニターに映したスクリーンの映像と、食通の友人の姿を見ていた。

彼がアライさん虐殺という残酷な所業を、楽しそうに面白おかしく観客に言い聞かせる様を、愛おしそうに眺めていた。




食通の友人「えーまず、こちら母アライさん達の死骸ですね。キンキンに冷えてます」

スクリーンには、母アライさんの死体が映っている。
肌は白くなっているが、新鮮であり、首の傷から血抜きもされているようだ。

食通の友人「こちらを、腹の肉や皮下脂肪を取り除いて、骨と皮だけにします。取り除いた肉は別の料理に使いました」

腹部が皮と骨だけになったアライさんの写真が映る。

食通の友人「えー次に、キンキンに冷やしたアライちゃん達。こいつらの子供ですね。それを母親の腹ン中にそのまま詰め込みます」

母アライさんの腹の中に、3~4匹ほどのアライちゃんが詰め込まれている写真が映る。

ブラウンP「そのまま詰め込む…?煮物かな?」キョトン

食通の友人「そして、腹を縫い合わせて、縫合面に油を塗ります」

食通の友人「そして…」




次に、地面の上に大きな石が置かれた写真が映る。

観客3「ん?何だこれ?」

観客6「地面と…石?」ザワザワ

観客7「料理の写真じゃないぞ?なんだこれ」

食通の友人「いえいえ…」



食通の友人「涼しい北の大地の…この土に、今の親子アライさんを埋めて、このまま2年待ちます」


観客達「!!!!!?!?」

司会「!!!!!?!?」

ブラウンP「!!!!!?!?」


食通の友人「さて。2年経って…掘り出したモンがここにあるぜ」ガラガラ

食通の友人は、異様なオーラを放つ、棺桶のような大きさのクーラーボックスを持ってきた。

司会「…あ、あの…2年待って…それから?」

食通の友人「?それで完成だ。クッキング完了だぜ」

司会「…じゃあ、あの、その中には…埋められて2年経った…アライさん親子の死体が…?」

食通の友人「そうだぜ」

観客達「!?」ドヨッ

司会「そ…そんな…ウエッ、か、考えるだけで…!食えるとは思えませんが…!!」

食通の友人「いつも言ってるだろ?俺は自分が美味いと思ったモンしか客に出さねえ。それに、食品検査は通ってる」

食通の友人「おーい!ブラウンP!来いよ!俺の最後のアラジビ料理、開封の瞬間を見届けてくれよ!」

ブラウンP「…い、いったい、どうなってるんだ…」スタスタ

観客達「…」ゴクリ

クーラーボックスの真上を、カメラが撮影し、会場のスクリーンに映し出している。

食通の友人「それじゃーいくぜ!3!!」

観客達『3!!!』

食通の友人「2!」

観客達『2!!!』

食通の友人「1!!!」

観客達『1!!!』


食通の友人「オープン!!!」パカァッ


蓋を開けた瞬間…

観客3「うっわあくっせえええェエェ!!!」

観客8「ぐっわくさいいィィィいィ!!!」


…強烈な発酵臭が、会場へ溢れ出した。

【キビヤック】
キビヤック、キビャックとは、グリーンランドのカラーリット民族やカナダのイヌイット民族、アラスカ州のエスキモー民族が作る伝統的な漬物の一種、発酵食品である。海鳥をアザラシの中に詰めこみ、地中に長期間埋めて作る。

母アライさんミイラ「」モワアアアァアアアアン…

クーラーボックスの中には、肌が黒く変色したアライさんのミイラがあった。

きちんと発酵しているようであり、臭くはあっても、腐敗臭はしない。

司会「げっほ臭っさいッ!!何ですかこれはッ!!」ツーン

食通の友人「こいつぁ、アラスカのエスキモー達が作る、鳥の漬物キビヤック…それを、アライさん親子で作った…」

食通の友人「『アライビャック』だあァァァァァ!!!」

観客達『う…おおぉおおおぉぉ…』ザワザワ

観客達はどよめいている。

食通の友人「…どうだ?ブラウンP。俺のラスト・アラジビは」クルッ

食通の友人は、ブラウンPの方を見る。



ブラウンP「っーーーーーーー~~~……!!!」ウルウル ブンブン

ブラウンPはぺたんと座り込み、鼻をつまみながら半泣きで首を横に振っている。


そう。
人間ですらこの匂いには耐え難いというのだが…


狼 の 嗅 覚 は 、人 間 の 一 万 倍 以 上 で あ る 。



食通の友人「さっき…約束したよなァ?俺のアラジビを食うってよォ…?」

食通の友人「そうだ、みんな。本家本元のキビヤックの食い方を教えてやるよ」

食通の友人「キビヤックはな、アザラシの腹ン中に詰め込んだ鳥を取り出して…肛門に口をつける」

食通の友人「そして発酵してドロドロになった内臓を、チューチュー吸い出して食うんだ」

観客達『!?』ザワッ

食通の友人「そして皮を剥き、肉も食う。頭蓋骨を割って、脳ミソもチューチュー吸う」

食通の友人「というわけで、ご開帳」ジョキジョキ

食通の友人は、母アライさんの腹をハサミで裂き、中に手を突っ込む。


食通の友人「…デーンデデッデッデェ~~ン♪♪♪」グイイッ

漬けアライちゃん「」モワアアアァアアアアン

ブラウンP「んもがあああぁぁああアアアアアッ!!?」

【世界の異臭料理ランキング】

1位 シュールストレミング       8070
2位 ホンオフェ(エイの刺身の発酵食品) 6230


3位 エピキュアーチーズ 1870


4位 キビヤック 1370
5位 くさや(焼きたて) 1267
6位 鮒寿司 486
7位 納豆 452
8位 くさや(加熱前)
9位 沢庵漬け(古漬け)
10位 臭豆腐

ブラウンP可愛い

食通の友人「よーう、ブラウンP。さっきはお前を慕っていたアシスタントちゃんの肉を食わせてくれてありがとうなァ?」ジリジリ

ブラウンP「よ、よせ…くるな…うっ…それを…近付けないで…!」ズイッズイッ

ブラウンPは、地面に尻餅をついたまま後退る。

脚を大きく開いているせいで、ミニスカートから下着が丸見えになっている。

食通の友人「今度は俺の番だァ…このアライちゃんの肛門に口つけて!ドッロドロの内臓をすすり出して食いな。俺は食ったぜ。匂いに慣れると美味ェぜ?」ジリジリ

漬けアライちゃんの肛門「」ジリジリ

ブラウンP「だ…だめ…それ…食べ物じゃない…うっぷっ…!」ハァハァ

ブラウンPの嗅覚は人間の一万倍以上である。

食通の友人「安心しろ、2年前に泥抜きは済ましてある。検査も通ったし…何も問題はない。それに食べ物じゃないだと?んな事言ったら…」


食通の友人「料理されたアライちゃんが可哀想なのだァ!!」グイイイッ

漬けアライちゃんの肛門「」ムギュウウウゥゥ

ブラウンP「むぐううううぅぅぅぅーーーーっ!!!?」

ブラウンPの口に、漬けアライちゃんの肛門が押し当てられている。

ブラウンP「むぐんぐむぐうぐぐぐぐぐ!ぶぐぅんぐぶぅぅむぐぐ!ふんぐぐむっぐぐ!」ブンブンブンブンブンブンブンブン

ブラウンPは、だらだらと涙を流しながら、首を左右に何度も振り全力で拒否している。

勿論、ブラウンPのパワーは強大無比である。
全力で拒絶すれば、食通の友人をはね除けることは可能だ。

だが、そんなことをするのは、料理人として…
あまりにも無様であるといえよう。


食通の友人「ん?何か言いたいことがあるのか?言ってみろ」スポ

ブラウンPの口から肛門が離される。

ブラウンP「ひぃ、ひぃ、ま、まいった、参った!ひっ、し、死ぬ、鼻が、曲がるぅ!気が狂ううぅぅ!!」フゥフゥ

ブラウンPは、涙と涎をだらだらと流し、ぜぇぜぇと息を切らし、滝のように汗をかいている。

アラ(イさんをイタぶったブラウンPへ)虐(逆襲)

ブラウンP「わ、分かった…私の敗けでいい!敗けでいいから!や、やめ…!」ハァハァ

ブラウンPは、大きく口を開け、許しを請う。




食通の友人「ダンクシューーーートッ!!!」グイイイッガシイイィィッブギュウウウゥウウゥッ

漬けアライちゃんの肛門「」ズボォッブリブリリィィィデロデロデロビチャチャアアァッ

ブラウンP「もごぉおぉおおぉおおおおおおおーーーーーーーっ!!!!」

…漬けアライちゃんの肛門がその大きく開けた口に押し当てられ、ドロドロに発酵した内臓が搾り出された。

食通の友人「どうだ?美味ェか?ブラウンP?」

ブラウンP「」シロメ

ブラウンPは咀嚼するどころか、言葉に反応すらせず…

ブラウンP「」フラッ


ブラウンP「」ドサアァァッ

…失神し、大股開きのまま倒れ伏した。

哀れにも、スカートの中が観客席に前回になってしまった。

食通の友人「…おやおや。匂いのあまり失神しちまったようだ…」

食通の友人「そんなに美味かったか?」

一部の観客『YEAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!』パチパチパチパチパチパチ

…ブラウンPの事情なライブキッチンに業を煮やしていた一部の観客が、歓声を上げた。

>>289
訂正

×観客席に前回

○観客席に全開

つづく

観客達は、ステージをカメラで撮影しまくっていた。

ブラウンP「」グッタリ

食通の友人「ふふっ…」スッ

食通の友人は、大股開きで失神しているブラウンPをスマホの画面に捉え…

食通の友人「いい顔、いただいたぜ」パシャ

静かにシャッターを切った。

…いや、シャッター音が鳴るので静かではないが。

食通の友人「…」スッ

そしてブラウンPの脚を動かし、脚を閉じさせた。

食通の友人「さーてさてさて!魔獣もブッ飛ぶこのお味!一度体験してごらんあそばせ!損はさせねーぜ?多分」

司会「そ、それでは試食タイムです…食べてみたい方はステージへお並びください!」


観客3「…」

観客6「…」

観客7「…」


…観客は、すぐには並ばなかった。

なぜか?
…聞くまでもないであろう。

キビヤックは、この世の料理の中でもトップクラスのゲテモノである。

それを食ってみたいという者なぞ、この日本では50人に1人居れば大したものだ。

そして言わずもなが、アラジビもまた(フォアグライ以外は)ゲテモノである。

アラジビ肉は非常に美味だ。
だが、だからといって、たとえ害獣でも、人間の少女とほぼ同じ姿をした生き物を殺して食うことに抵抗を感じない者は稀有である。

この会場には、その稀有な者達が集まっているのだが…

このアライビャックは、ゲテモノで作ったゲテモノ。
ゲテモノとゲテモノのコラボレーションだ。

マイナスとマイナスをかけてもプラスにはならず、この混沌より這い寄るハイブリッド・ゲテモノは、殺人魔獣ブラウンP以上に何者も寄せ付けない存在感と発酵臭を放っていた。

食通の友人「おーい、MCチヘドロー!食ってみねーか?」

MCチヘドロー「殺す気かワレェ!これどー見てもアカン奴やろが!アラジビ初心者のワイじゃ食ったら一ヶ月は寝込むわ!」

食通の友人「まあまあそう言わず。俺とお前が同じステージに立って共演することを望む奴ぁ多いぜ?ここは芸人魂の見せ所じゃねーか?」

観客達『YEAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!』パチパチパチパチパチパチ

MCチヘドロー「何やお前らその拍手は!?アホぬかすなや!芸に身を張ってくたばったら元も子も…」

観客3「チッヘドロー!チッヘドロー
!チッヘドロー!」パンッパンッ

観客達『チッヘドロー!チッヘドロー!チッヘドロー!チッヘドロー!チッヘドロー!チッヘドロー!チッヘドロー!』パンッパンッパンッパンッパンッパンッ

MCチヘドロー「やめーや!!!!殺す気かクラァ!!!」

MCチヘドロー「ワイらのことをテレビかスマホかパソコンか何かで観とるお客さん達も、別にワイがあのサラブレッド・ゲテモノをすすり食うとこなんぞ見とうないやろ?」チラッ

MCチヘドローは、生中継カメラをチラ見している。

続きはあとで

MCチヘドロー「ええぇい!クソァ!やったるわ!そこまで言うなら食うてやるァ!」ズカズカ

観客達『YEAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!』パチパチパチパチパチパチ

MCチヘドロー「よこせァショクエモンP!芸人魂見せたるわ!…ってうっわ臭っせェ!近くに寄ると更にくっせェ!」ツーン

食通の友人「ほい。こいつの肛門を口につけてチューチュー吸うんだぜ」

漬けアライちゃん「」モワアアアァアアアアン

MCチヘドロー「ひー!顔がグロいわ!もうホンマあかん奴やて!これ食ったら腹壊さんか!?」

食通の友人「病は気からって言うだろ。あんまり思い詰めると腹に来るかもしれねーぜ」

MCチヘドロー「あーもう!クッソ…なんで肛門なんや!つーかお前なんでこれ作った!?訳わからんわマジで!!」

食通の友人「インパクト重視だ。2年前の時点で既にネタ切れしかけてたから、奇抜な方向で行ってみた」

MCチヘドロー「奇抜すぎるわアホ!…ふーふー、あかん、食う勇気が湧かんのやけど」

食通の友人「ほんじゃ食う勇気、お客さんから貰おうか!みんな!チヘドローに勇気を分けてくれェ!チッヘドロー!チッヘドロー!」パンッ パンッ

観客達『チッヘドロー!チッヘドロー!チッヘドロー!チッヘドロー!』パンッパンッパンッ

MCチヘドロー「ああああああああああああああああもうヤケクソや!おい!横田副プロデューサー!見とるやろお前!ワイが今ここで死んだら、デスゲームはお前が運営せいや!分かったな!?」ゼェハァ

MCチヘドロー「ほないくで!もしこれ食って生き残ったらワイは祖国に帰って結婚するでぇ!嫁さんもうおるけど!」ガバァ

MCチヘドロー「ファイヤアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアアア!!!!!」ブヂュウウゥゥウゥゥ

MCチヘドローは、漬けアライちゃんの腹を押し、肛門から内臓を啜った。

観客3「うわ、すげぇ!ホントにいったァ!」ドヨッ

観客6「パネェ…」ドヨッ

MCチヘドロー「<●><●>」

食通の友人「どうだ?」

MCチヘドロー「≪◎≫三≪◎≫#」プルプル…

食通の友人「…どうした?ほら、噛んで飲み込めよ」

MCチヘドロー「≫~≪;」モグモグ…

食通の友人「中々やるなお前…」

MCチヘドロー「アアアアアアアァァァァア~~~~~」ゼェハァ

食通の友人「どうだ」

MCチヘドロー「あのな?一つええか?」

食通の友人「何だ」

MCチヘドロー「…ウン…あのな…」

MCチヘドロー「……ワイの晩飯、衛星放送局のお偉いさんと会食なんやけど…口のニオイ取れるか?」

食通の友人「諦めな」

MCチヘドロー「ざけんなやああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!!!!!!!!!あ、味は以外と悪ぅなかったよ、ごっそさん」

観客達『アッハハハハハハハハハハハハハ』パチパチパチパチパチパチ

MCチヘドロー「ゼェーハァー…こんな世界があるんはな。一つ勉強なったわ」ハァハァ

食通の友人「言うなれば保存食ってわけだな。タンパク質のある食物に不足しがちなビタミンを増やし、保存するエスキモーの知恵だ」

MCチヘドロー「ほー、大したこと考えるわーホンマ…。先人はよーこれ食える思うたなぁ」

食通の友人「すげーよな?まあ今の時代、肉を保存したけりゃ密封して冷凍庫に入れりゃいいけどな」

MCチヘドロー「最初からそーしろや!!!!」

食通の友人「まずかったか?」

MCチヘドロー「…ニオイさえマシならなかなか美味いと思うで」



そしてMCチヘドローはステージを降りた。

食通の友人「他に食う奴は…ハハ、いねえか。まあ、そんならそんでいいさ」

司会「…え~、それでは、試食タイム終了とさせていただき…」

???「ちょーっと待ったァ!」

司会「!?」

観客1「食うぞ!ショクエモンP!俺が食ってやる!」ツカツカ

観客2「俺もだ!料理はアレだけど…ショクエモンP、あんたの長い功績を讃えて、食わせてもらうぜ!」ツカツカ

観客4「私もだ!あんたが最後に作るステージクッキングの料理、食わなかったらアラジビ生の損だ…って何だこのニオイ!やっべぇwww」スタスタ

観客5「チヘドローがあんなに体張ったんだから、俺も敬意を表すぜ!」スタスタ

…なんと。
先程会場を去った観客達が、ステージへ並び始めたのである。

「俺も食うぞ!」「ショクエモン!あんたは最高だ!」「今までありがとう!ショクエモン!」「うっわwwwくっせぇwww」

『ショックエモン!ショックエモン!ショックエモン!』


…なんと…

食通の友人が持ってきたアライビャックは、全て観客達の腹に収まったのであった。

ブラウンP「うぅ…」フラフラ

司会「おや、起きましたか」

ブラウンP「むぐ…」フゥフゥ

ブラウンPは、ほっぺを膨らませている。
まだ口の中にアライビャックが入っているのだ。

食通の友人「食えねえなら吐くか?無理すんな」

ブラウンP「んん…」ブンブン

ブラウンPは、首を横に振っている。

食通の友人「食うつもりか?」

ブラウンP「んーんーっ…」コクコク

食通の友人「そっか。ほら、ファイトだぜ」

ブラウンP「っ…!」モグモグ

ブラウンP「…っ」ゴクン

ブラウンP「…っはぁあ…はぁ…」ゼェハァ

食通の友人「良くできました。さて、そろそろ投票の結果が出るぜ。しゃんと立ちな」

ブラウンP「はぁはぁ…」ヨロヨロ

ブラウンPは、かなり鼻に来ているようだ。
まだ涙を流している。

司会「それでは結果発表です!投票者は自分が持っている2つの投票券のうち、片方をボックスに入れます!多い方が勝ち!」

司会「では参りましょう!最後のアラジビフェス、ステージクッキングの勝者は…」

ドラムロール「デレレレレレレレレレレレレレレレレレレレレレレレレレレ…」

ブラウンP「…」ゴクリ

食通の友人「…」ゴクリ

観客達『…』ゴクリ


会場の緊張が高まる。

ドラムロール「ツクテーン!」











司会「…ブラウンPでぇぇーーーーすッ!!!!」

投票した観客達『パチパチパチパチパチパチパチパチ…』

ブラウンP「…」

食通の友人「ま、そらそうなるわなwwwwww」

観客達はどよめいている。

「何でだー!」「納得いかねーぞー!」

今回のシステムは前回同様、『両方食べた観客が、2枚のうちどちらかの投票券を入れる』システムである。


つまり、たとえブラウンPのアラウィンナーが少しの客にしか食べられず、食通の友人のアライビャックが多くの観客に食べられていたとしても…

その両方を食べた者にしか、投票権はないのである。


作るまでの過程は最悪だが、出来映えのいいアラウィンナー。

作るまでの過程は良いが、出来映えがヤバいアライビャック。


…結局、客は普通に美味しい方を選んだ。
なんとも低レベルな最終戦であった。

ブラウンP「…(まさか勝ってしまうと思ってなかったのでコメントに困っている)」アセアセ

食通の友人「みんな!アラジビフェスは楽しかったか!?」

観客達『YEAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!!』

食通の友人「アラジビフェスはこれで終わりだ。だが、アライさんが滅ぶまでの間は!アラジビは不滅だぜ!」

観客達『YEAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!』

ステージに、本日のイベントでステージクッキングやブース出店したアラジビ料理人達が集まってくる。

フェイロンP「新たな食材が見つかって、探究が楽しかったよ。ま、もうじき無くなるらしいがの。…美味しい料理と楽しいイベントをもたらしてくれたアライさん達に感謝じゃ。…畑泥棒は感心せんがの」ペコリ

シャークP「ヘーイ!コバンザメのみんな!俺はアライトロ焼き肉以外も作れるんだぜ!今日の俺のアラジビはどうだった!?」

観客『普通に美味しかったー!』

シャークP「シャーーシャッシャッシャ!!そりゃーよかったぜェ!終わり良ければ全てヨシキリザメェ!!」

観客達『…?』ポカーン

なんだかんだで、いい感じにアラジビフェスは幕を閉じた。



~駐車場~

ブラウンP「…」スタスタ

ブラウンPは帰宅するため、駐車場へ向かった。

「よう、変態ビッチ女」

ブラウンP「…」pitaxtu

「こっち向けや、変態ビッチ女」

ブラウンP「…人を出会い頭に変態だのビッチ女呼ばわりする輩とは、話したくないんだが」クルッ

MCチヘドロー「あ?ビッチ女やろが。言葉通り、雌犬の女やろ?それに変態なのは自分で否定できへんはずや」

ブラウンP「…何の用かな」

MCチヘドロー「お喋りしに来ただけや」

ブラウンP「お喋りねえ…聞こうじゃないか」

MCチヘドロー「お前のライブキッチン、よーく見させてもろうたで。あのクソバエガイジは、ええ絶望の顔しとった。お前はハエガイジを精神的に追い詰める達人やな」

ブラウンP「…どうも。デスゲームのプロデューサーにそう言って貰えるとは光栄だ」

MCチヘドロー「ほいで、ステージの上で全国のお客さん達の目の前でやるマスターベーションは気持ちよかったか?」

ブラウンP「…は?」

ブラウンPは、露骨なセクハラ発言に嫌悪感を露にする。

MCチヘドロー「何や?お前にとって料理するんはついでやったんやろ?お前が本当にやりたかったんは、大勢の前で堂々と人殺しをやる陶酔感を味わうことやろうが」

MCチヘドロー「それがマスターベーション以外の何やっちゅうんや?」

ブラウンP「…心外だな。まず私は人殺しなんてしていない。殺したのは害獣のアライさんであって…」



MCチヘドロー「心にもない事言うな。知っとんのやで?お前は人もフレンズもハエガイジも、対等に見とるっちゅーことをな」

MCチヘドロー「さっき害獣や害獣やと罵っとったんは、それが一番あのハエガイジを傷付ける言葉だったからや。お前の本心やない。…せやろ?」

ブラウンP「…だったら、何だ」

MCチヘドロー「お前…分かっとるんか?ショクエモンPが、なんでお前をヒーローショーの悪役みたいにやっつけたか」

ブラウンP「…私が、アシスタントを殺したことに怒っていたからか?それとも、会場を盛り上げるためか…」

MCチヘドロー「ちゃうわボケ。見方がせっまいなお前は。ええか、教えてやるわ」

MCチヘドロー「ショクエモンPはな、お前を…」





MCチヘドロー「…『護るため』に、お前をやっつけたんやで」



ブラウンP「…『護る』…だって…?」

MCチヘドロー「人間はな、悪いヤツがおるんを見つけたら、そいつが懲らしめられなアカン、報いを受けさせなアカンっちゅう心理が働くんや」

MCチヘドロー「もしお前があのまま、パッと見善良に見えるハエガイジを虐殺してそのまんまやったら、動画を見たネット上の偽善者どもに総攻撃されてたで」

MCチヘドロー「『裏切られた可哀想なアライさんの報復のため』っちゅう建前で、お前に毎日誹謗中傷の嵐を浴びせるやろな。たとえお前がその後で降参しても許されへん。一生ネットのオモチャや」

MCチヘドロー「せやけどショクエモンPは…お前の公開オナニー残酷ショーに、お前が懲らしめられるっちゅう『オチ』を付け加えた」

ブラウンP「オチ…?」

MCチヘドロー「せや。調子乗って強キャラぶっとるお前が、あの場でパンツ大公開して無様に倒され、懲らしめられた。そのお陰でネットの偽善者どもは満足して、お前を叩かんでエエと思うようになるんや」

MCチヘドロー「もっとも、お前のアンチ共やアラ信共は許さへんかもしれへんけどな…。正義のヒーローショクエモンは、お前ん中に巣食う制御できへんようになった悪魔から、お前を守ったんや」

MCチヘドロー「しかもあいつは、その後で害獣共の悪行三昧を見せて、同情的な流れを『やっぱアライさんは悪や。駆除せんと』っちゅー流れに戻したんや。大したもんやあの男は」

ブラウンP「…そこまで考えていたのか。…ふふ、私の完敗だ」

MCチヘドロー「せやろ?」

MCチヘドロー「どんな気持ちや」





MCチヘドロー「お前の『本当の狙い』の方まで潰されちまった感想は」





ブラウンP「…!」

MCチヘドロー「アホか。まさかバレてへんつもりやったんか?お前が公開オナニーショーにかこつけて、本当に達成しようとしとった目的の方に」

ブラウンP「…お前…!」

MCチヘドロー「お前の本当の狙いは」

MCチヘドロー「世の中には、悪くないええアライさんもいるんやっちゅう風潮を作って…」

MCチヘドロー「お前っちゅう悪役に惨殺されたハエガイジに、世間が同情する風潮を作るつもりやったんや」

MCチヘドロー「そう…ID2番たった一人を、世間から守るためにな」

ブラウンP「くっ…!?」

MCチヘドロー「お前がこの国がうんたら~とか、法律がなんたら~とか、そういう説教臭いことばっか言うとったのは…」

MCチヘドロー「そうやって世間を風刺して、『善良なアライさんまで殺されなきゃいけない世間はおかしい』っちゅー風潮を作るためや」

MCチヘドロー「そしてID2番のまわりの連中に、『善良なアライさんもおるのに、辛い目に合っとる』っちゅーことを思い知らせ、ID2番に人が同情するような…そんな風潮を作りたかったんやろ?」

MCチヘドロー「残念やったなぁ!ショクエモンPは、お前の目論見を台無しにしてくれたで!ハエガイジ共の本質は救いようのない悪やって、目を覚まさせてくれたで!アヒャヒャヒャ!!」ゲラゲラ

ブラウンP「く…ぐぅっ…!」ギリギリ

MCチヘドロー「ワイは別にID2番に個人的な恨みはないが…そんでも、たとえ一匹でもクソバエガイジが幸せになろうとしてるんを見ると反吐が出るわ!!!」

MCチヘドロー「残念やったなぁ!!お前が2年かけて育てたアシスタントは、ただの犬死にや!ヒャーハハハハハハハ!!!」

ブラウンP「っ…べ、別に、あんな害獣なんて…」ワナワナ

MCチヘドロー「何を強がっとるんや?ワイには分かるで。お前は害獣でさえ愛せる奴や。お前はあいつにムカついてたんやない、天真爛漫な行いに癒されとったんや!」

ブラウンP「…やめろ」

MCチヘドロー「ざまーねーなあ!お前のネットでの評価は急転直下!ID2番にも誰も同情せーへん!お前独り善がりなショーはダダ滑りで、なーんの成果も残せませんでしたとさァ!アヒャヒャヒャ!!ごしゅーしょーさん!」

ブラウンP「…やめてくれっ…」

MCチヘドロー「アーハハハハ、気は済んだわ。ほなワイは帰るで。バイなら~」ブゥーン

MCチヘドローは、ミニバンに乗って帰っていった。

ブラウンP「…私も帰るか」スッ

ブラウンPが自家用車に乗ろうとしたとき。

電話「プルルルルルル」

ブラウンP「…はい」ガチャ

『もしもし、私だよ。キツネだよ』

ブラウンP「…キツネさん」

キツネ『…あなたがやった事、聞いたよ』

ブラウンP「…うん」

キツネ『どうして…アシスタントの子を、殺したの』

ブラウンP「…それは…」

ブラウンP「…法律だからね。野良アライさんを飼育するなら、必ず殺さなきゃいけなかった。…どのみち最初からやるつもりだったさ。それが今だったってこと」

キツネ『…私は、ブラウン先生と友達でいたいと思ってるよ。世の中のたくさんの人が、アライさん達を殺してるのも知ってるよ。ブラウン先生が…どんな気持ちで、野良アライさんを狩ってるかも…知ってるよ』

ブラウンP「…うん」

キツネ『それを全部受け入れようとしてきた…。でも…もう、あんなことやられたら…』

キツネ『ブラウン先生のこと、怖くて…仕方ないよ…』

ブラウンP「…ごめん」

キツネ『…これだけ言わせて。もしタイリクさんが、御手洗さんを手にかけたら…』

キツネ『…刺し違えてでも、タイリクさんをこの手で倒すから』

ブラウンP「…わかった。できれば、手にかける前に…そうして欲しい」

キツネ『…うん。それじゃあ…。あなたが本当に人殺しになるまでは、友達でいよう』

ブラウンP「…ありがとう」

電話は切れた。
ブラウンPは、自宅へ帰った。

…翌朝…

~ブラウンPのアトリエ~

ブラウンP「…おはよう」ガチャ

アシスタント1「あ、おはようございます」

アシスタント2「おはようございます…」

アシスタントの数は、7人から2人へ減っていた。
週間連載を2本持っているブラウンPには、痛いダメージだ。
まさしく自業自得といえよう。

それでも、まだ2人が残っていた。
全ての事情を知って尚、ブラウンPを受け入れた2人である。

ブラウンP「…さあ、今日も仕事、頑張ろうか」

アシスタント1「はい!」

アシスタント2「頑張りましょう」

「さあやるのだ!天下を取るのだぁ!」

ブラウンP「!!!!!!!!!」バッ

アシスタント1「?どうしたんですか?」

アシスタント2「急にこっち向いて…」

ブラウンP「…」

ブラウンPは、いるはずのない者の声が聞こえたような気がした。

いつも元気よく応えてくれて、どんな時でも自分を和ませ、微笑みを与えてくれる声。

ブラウンP「…」

どうやらそれは、幻聴だったようだ。

ブラウンP「…うん。やろう」クルッ

ブラウンPが、自らの目的と快楽のために裏切って殺した、大切な仲間の一人の声が、アトリエから消えた。

ブラウンPには、彼女の死を悼む権利も、弔う資格もない。
身も心も鬼畜に堕ちたブラウンPには、失った仲間のために涙を流すことさえ許されない。

~害獣駆除チャンネル オフィス~

スタッフ1「チヘドローさん!アラジビフェスのPPV購入数やばいッスよ!めちゃ売れまくりッス!」

MCチヘドロー「ほぉ~!あんなに低レベルな戦いだったのに!!?」

スタッフ2「ブラウンPが育てた、あの『善良なアライさん』。それが日本中で物凄い注目を浴びてます!」

MCチヘドロー「…つまりこんだけ売れたんは、ブラウンPが育てたハエガイジのお陰か。感謝せんとなぁ」

スタッフ3「それから調査したところ、ある客層が、何度も何度もリポート再生しまくっているシーンがあるみたいです。それもまた、動画購入数を上げている原因かと」

MCチヘドロー「どれどれ?客層と…シーンは…。あ、なるほど!アヒャヒャヒャ!!」

MCチヘドロー「ほんじゃ功労者に、電話しましょっか!」ピピポパピポ

MCチヘドローは、ある人物に電話をかけた。

ガチャ

ブラウンP『…はい。こちらタイリクです』

MCチヘドロー「もしもしー?ブラウンちゃん?昨日のイベントはご苦労様ちゃん。お陰で動画が最高に売れましたわ!ホンマありがとな~!」

ブラウンP『…どうも。デスゲームの運営資金にしてください』

MCチヘドロー「あいよー。ところでさ。ある客層が、あるシーンを何度も何度もリピート再生しまくっとるみたいなんよ」

ブラウンP『どのシーンですか?』

MCチヘドロー「なんでも、その客層は20代~30代男性で、リピート再生されてるシーンは…」

MCチヘドロー「お前がショクエモンPに追い詰められて失神し、試食タイムが始まる直前までの短いシーンや。…何でだか分かるか?」

ブラウンP『…』

ブラウンPは、しばらく黙り混む。

ブラウンP『…私という悪役が、ショクエモンPというヒーローに倒される爽快感』

MCチヘドロー「ホンマにそう思う?」

ブラウンP『…』





ブラウンP『死ね変態!!!!!!』プツッ


…通話が切られた。



MCチヘドロー「ハハ!あんがとさん!ぎょーさん稼がせてもろうたわ!」

MCチヘドローの電話「」プルルルルルルルル

MCチヘドロー「?はーいもしもし!こちら害獣駆除チャンネ…」

MCチヘドロー「…誰やお前」

MCチヘドロー「ああ…そっちのほうの人か。ども。チヘドローです。本人です」

MCチヘドロー「…はぁ?だから滅ぼすてゆうてるやんけ………ほう、ほう…」

MCチヘドロー「…はは。おもろい事考えるなーあんたら。エエわ、乗ったるその話。どーせ作戦終わったらテレビプロデュースの仕事もやめるつもりやったしな」

MCチヘドロー「…ええで。段取り教えてくれや」

MCチヘドロー「ほーほー…」

MCチヘドロー「…はい。成る程…おもろい事になってきたわ」

MCチヘドロー「ま、取らぬ狸の皮算用や。そんときまた話そうや。ほな」

MCチヘドロー「…」

MCチヘドロー「…ひひ、なーるほど…」

MCチヘドロー「世の中、色んなこと考える奴がおるんやなぁ…」

つづく

>>389
読んでたら妄想が盛り盛り沸き上がってきた

キツネ『どうして…アシスタントの子を、殺したの』 ↓(以下改変

ブラウンP「…それは…御手洗さんの将来の為だよ。私の社会的信用、大切なアシスタントを犠牲にしてでも

世間には『善良であろうとする』アライさんがいることをあのフェスで皆に伝えたかった……結果はショクエモンPに邪魔され、私の思惑も含めて惨敗だったけどね

キツネさん、まさか『御手洗さんに手をかけたら刺し違えても私を[ピーーー]』とでも言いたかったのかな?」

キツネ「…」

ブラウンP「…くだらない。それよりも御手洗さんの権利が今後も保証されるための活動を起こそうじゃないか

私は御手洗さんを守るためならどんな事でもするよ…
君はどうなんだ?キツネさん。」


こんな事ブラウンPは言わないかwwブラウンPが独善的過ぎるかな?

作者さん、どうにかしてくれぇい···

>>448
https://i.imgur.com/LwKtSzA.jpg

~ブドウ農場~

ブドウ農家「ああああああああああああああああ!!!!!またオラのブドウが盗まれとる!!!!」

収穫間近だったブドウの木。
見るも無惨にブドウの果実はもぎ取られ、食われていた。

何者の仕業だろうか?
それはもちろん…

ブドウ農家「クッソ…。まだ熟れてないブドウは一口かじられて房ごと捨てられとる…うっ…」

ブドウ農家「こんな下品な食い方するのは…アライさんしかいねえ!!!」

ブドウ農家「一週間前の台風で、たくさんブドウが飛んでったのに…またこんなことに…」シクシク

ブドウ農家「今日という今日はもう許さん。プロの駆除業者を呼んで駆除してもらおう!」ピポパ

ブドウ農家「あの~、もしもし。駆除の依頼なんですが…」

…その夜…

アライさん「ふははははー!今日もブドウを食べに行くのだぁ!」ドタドタ

アライちゃん1「なのだ~」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「なのだ~」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4「うぅ~!ぶどーたべゆのしゅきしゅきなのりゃあ!」ヨチヨチヨチヨチ

ブドウ農家が大事に育てたブドウを、今夜も盗もうとするアライさん一家。

アライさん「今日はいつもと違う道を探検するのだ!」ドタドタ

アライちゃん1「おしゃんぽたのちーのだ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「れつごーなのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「ぶっどー♪ぶっどー♪ありゃいしゃんのぶっどぉ♪」ヨチヨチシッポフリフリ
アライちゃん「ぶっどぉ♪ぶっどー♪おいちーぶっどぉ♪」ヨチヨチシッポフリフリ

アライさん「ん?くんくん…この匂いは…」ピタッ クンクン

アライちゃん1「なんかいーにおいがすゆのだぁ!」クンクン
アライちゃん2「おかーしゃん!いってみたいのりゃ!」シッポフリフリフリフリフリフリ
アライちゃん3「いーにおいなのりゃ!たべゆのだ!」シッポブンブンブンブンブンブン
アライちゃん4「おかーしゃ!いくのりゃ!いくのりゃ!」シッポパタパタパタパタパタパタ

尻尾をブンブンと振りながら、未知なる匂いの元へ行きたがるアライちゃん達。

アライさん「よーし!アライさんにお任せなのだぁ!未知なる食べ物を探すのだぁ!」ヨツンバイ クンカクンカ

アライさんは四つん這いになって、地面のにおいを嗅ぎながら進む。

アライちゃん1「のりゃ~!」ヨチヨチクンカクンカ
アライちゃん2「のりゃ~!」ヨチヨチクンカクンカ
アライちゃん3「のりゃ~!」ヨチヨチクンカクンカ
アライちゃん4「いーにおいすゆのだ!たべゆのだ~!」ヨチヨチクンカクンカ

そして、においの元へ辿り着いた。

アライさん「これなのだ!」

たくさんの落ちたブドウ「」ホワアアアァアァアァン

…それは、草の上に落ちたたくさんのブドウであった。
ブドウはとても良い香りを放っている。

アライちゃん1「ぶどーさんなのりゃ?」チョンチョン
アライちゃん2「こんないーのおいのぶどーさんはじめてなのりゃぁ!」シッポフリフリ
アライちゃん3「おかーしゃ!いますぐたべゆのだ!」シッポフリフリ
アライちゃん4「おいしそーなのりゃ!たべゆのだー!あむっ、もぐもぐ…」ヒョイパク

アライさん4が、落ちたブドウを食べた。

アライちゃん4「おいちーのりゃぁ!」

アライさん「アライさんも食べるのだ!はむっ、もぐもぐ…」クッチャクッチャ

アライさん達は、ブドウを皮ごと食べた。

アライちゃん1「もぐもぐ…」クッチャクッチャ
アライちゃん2「もぐもぐ…」クッチャクッチャ
アライちゃん3「もぐもぐ…」クッチャクッチャ
アライちゃん4「もぐもぐ…」クッチャクッチャ


アライさん一家「おいしいのだぁ!!!」シッポブンブン

アライさん一家は、いつもよりも美味しいブドウの発見に大はしゃぎであった。

クチャクチャ音立てて食うの本当に殺意が湧く。人間ですら嫌悪するのに害獣となるとなおさらじゃ

>>464
リアルアライさんもデフォでクチャラーみたいですね
https://youtu.be/DjAo_9eSPWI

このブドウは、一週間前に台風で飛ばされたブドウである。

一週間前のものだというのに、妙にみずみずしさが残っている。

それでいて腐敗しておらず、いい香りを放っていた。
…一体なぜだろうか?

アライさん「たくさんあるのだ!もっと食べるのだ!はぐっ、くっちゃくっちゃ…あ~ほんと美味しいのだぁ~…」クッチャクッチャ

アライちゃん1「んふふひー、なんかたのちーきぶんになってきたのりゃ♪」クッチャクッチャ

アライちゃん2「くっちゃ♪くっちゃ♪もっぐ♪もっぐ♪」クッチャクッチャ

アライちゃん3「もぐもぐ、ぶっどぉ♪ぶっどぉ♪ありゃいしゃんのぶっどぉ♪もぐもぐ」クッチャクッチャ

アライちゃん4「うぇひ~いーきぶんなのりゃ~♪」モグモグ

アライさん「うまひのだ~♪もぐもぐ…」クッチャクッチャ

何故かアライさん一家は妙なテンションになりつつある。

…数分後…

アライさん「あーはははは!そ~れ、ポールダンスなのだぁ~♪」グルグルヨタヨタ

アライさんは細い木に絡まり、グルグルヨタヨタとおぼつかない足取りで回っている。

アライちゃん1「おどりならありゃいしゃんもとくいなのりゃ~♪だんす♪だんす♪しっぽふりだんす♪」シッポフリフリ

アライちゃん2「おちりふりふり、おしりのだんしゅなのりゃあ!うふ~ん♪あは~ん♪」ケツフリフリ

アライちゃん3「ごろごろ~ごろごろ~♪うえへへめがまわゆのりゃ~♪」ゴロンゴロン

アライちゃん4「きもちい~のりゃ~♪」フラフラ


…アライさん一家は、完全に酔っぱらっていた。

実は先程アライさん一家が食べた山盛りのブドウは、なんと偶然にも酵母によって発酵し、果汁が天然のワインとなっていたのだ。

アライさん「あれ~、アライさん達、何しに巣から出てきたのだ~?」ヨタヨタ

アライちゃん1「わすれたのだ~」フラフラ
アライちゃん2「なんだっけ?」フラフラ
アライちゃん3「いなかいっぱいでねむいのりゃ~」ウトウト
アライちゃん4「あらいしゃん、ここでおねむすゆのだ~」ポテッ

アライさん「うへへ~、アライさんも寝るのだ~…くかー…」グガー

アライちゃん1「のだぁ…のだぁ…」zzz
アライちゃん2「すぴ~…くか~…」zzz
アライちゃん3「のあぁ…のあぁ…」zzz
アライちゃん4「ぴぃ~…ぴぃ~…」zzz


アライさん一家は、森の真ん中で寝てしまった。

…翌朝…

アライさん「…ふわ~」ムクッ

アライちゃん1「のだぁ~…」パチッ

アライちゃん2「あれ…おひさまでてゆのだ…」パチッ

アライちゃん3「あさにおきちゃったのだ…ていうかもうねゆのだ!」ウトウト

アライちゃん4「ねりゃりぇないのだ~!」シッポブンブン

アライさん達は夜行性。
フレンズは気分次第で人間と同じ生活リズムにすることも可能であるが、
獣として生きている野良アライさん達は、夕方起きて朝寝る生活を好むのである。

アライさん「うーん…でも、夜までどうするのだ?昼は悪い人間達が食べ物探しの邪魔するのだ…」

アライちゃん1「むしできないきょあくなのだ…」

アライちゃん2「ぶどーがまだのこってゆのだぁ!」シッポブンブン

昨日の発酵ブドウは、辺りを探すとまだ落ちているようだ。

アライちゃん3「くんくん、こっちにもあゆのだ!」クンカクンカヨチヨチ

アライちゃん4「たべたいのだ~!」シッポフリフリ


アライさん「よーし!また美味しいブドウ食べるのだ!」

アライちゃん1~4「たべゆのだー!」

アライさん一家は、まだ辺りに散らばっている発酵ブドウを探し回り、食べた。

アライさん達は、発酵ブドウを食いに食いまくり…

アライさん「ふがー…ふがー…」zzz

アライちゃん1「ぴっぴっぴー♪ぴっぴっぴー♪ぴっぴっぴっぴっぴっぴー♪」ピョンピョン

アライちゃん2「のりゃりゃりゃりゃー♪のりゃ、のりゃりゃりゃりゃー♪」クルクル

アライちゃん3「ののののーあ!ふんふふーん♪ののののーあ!」シッポフリフリ

アライちゃん4「うえへへ~、みんなでおうたうたうの、たのちぃのりゃ~♪」キャッキャッ

アライさん「う~ん…チビ達が楽しそうなのだぁ~…こっちの道を探検して正解だったのだぁ~…」フラフラ

昼間っから酔っぱらい、ドンチャン騒ぎするアライさん一家。
歌って踊って実に楽しそうである。

その時。
アライさん一家に、空から何かが近付いてきた。

?「キュロロロー!」バッサバッサ

?「ピィピィー!」バッサバッサ

?「ピチクリー!」バッサバッサ

?「キュエー!」バッサバッサ


アライさん「…ん~?なんだ、鳥の声がきこえるのだ~…」

アライちゃん1「ぴっぴぴー♪」ピョンピョン
アライちゃん2「のりゃ!のりゃ!」クルクル
アライちゃん3「ののののーあ!」シッポフリフリ
アライちゃん4「ららららー♪ららららー♪」キャッキャッ

なんと、近付いてきたのは…

親鷹「キュロロロー!」バッサバッサ

鷹1「ピィピィー!」バッサバッサ

鷹2「ピチクリー!」バッサバッサ

鷹3「キュロロロー!」バッサバッサ

…大きな鷹一羽と、小さな鷹三羽であった。

鷹たちは、アライちゃんへ近付くと、強靭な足で…

アライちゃん1「ぴぃっ?」ガシィ

アライちゃん2「のりゃ?」ガシィ

アライちゃん3「のぁ?」ガシィ

アライちゃん4「のだぁ?」ガシィ

…アライちゃん達を一瞬で捕まえ…

アライさん「…!?」

鷹たち「「「「キュロロロー!」」」」バッサバッサ

アライちゃん1~4「「「「わーい!おしょらとんでゆのりゃぁ~♪たのちーのりゃあ♪」」」」キャッキャッ

アライさん「ち…ちびぃぃぃ!?ちびをぉ…うっぷ…返すのだぁ…オエエエエエ」フラフラヨタヨタ ゲボゲボ

…アライちゃん達を掴んだまま、空へ飛び去っていった。

続きはあとで

(´・ω・`)

~上空~

親鷹「…」バッサバッサ

アライちゃん1「わーい!とりさんがあしょんでくりぇてゆのりゃぁ!」キャッキャッ

一番大きな鷹は、立派な成鳥なのであろう。
小さな鷹たちの前を飛んでいる。

鷹1~3「っ…」バサバサバサバサ

後ろを飛ぶ3匹の鷹はまだ体が小さく、羽ばたき方がおぼつかない。
どうやらまだ若い鷹のようだ。

それでも1キロ以上の重量があるアライちゃん達を掴んで上空を飛んでいるのだから、猛禽類としてもかなり強いパワーを持っていることが伺える。

アライちゃん2「うぅ~もっとはやくとぶのりゃぁ!いちばんになゆのだぁ~!」ジタバタ

アライちゃん3「まえのやちゅをおいこしゅのりゃぁ~!」キャッキャッ

アライちゃん4「ありゃいしゃんがげっぱなのりゃ!?もっとはやくとぶのりゃ!」シッポフリフリ

…念のために言っておくが、普段のアライちゃん達ならば今頃泣き叫んで母親を呼んでいることであろう。

酒に酔って警戒心や恐怖心が薄れ、根拠のない自信と蛮勇に満ち溢れているようだ。

やがて鷹たちは、岩場へふわりと着陸した。

親鷹「…」バササ

鷹1~3「…」バササ

アライちゃん1「ふぅー!きれーなばしょにちゅいたのりゃぁ~!」フラフラ

アライちゃん2「くうきがきもちいいのだ~」スーハー

アライちゃん3「とりしゃんたち、なにしてあしょぶのりゃ?」ニヘラニヘラ

アライちゃん4「たのちーこといっぱいすゆのだぁ!」キャッキャッ

だが、鷹たちは何も、酔っぱらいの相手をするためにアライちゃん達を持ってきたのではない。

鷹1「ガブウゥ」ガブゥッ

アライちゃん1「ぴいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃいいいぃぃぃっっ!!!!!いぢゃいのりゃあああああああああっ!!!」ビグゥ

鋭いクチバシで尻の皮膚を噛まれ、痛みでようやく正気に戻ったアライちゃん1。

果たして空のハンターを無事に追い払い、生き残ることができるのであろうか?

アライちゃん2「おねーしゃんうゆしゃいのりゃ!もっとありゃいしゃんみたいに、しずかでれーぎよくすゆのりゃぁ!」プンプン

鷹2「キュロロロ!」ベシッ

アライちゃん2「のあっ!のははははは!たのちーのりゃぁ!」ゴロンゴロン

鷹2に足で蹴り転がされるアライちゃん2。
酔っているせいか、遊んでもらっているものと認識しているようだ。

アライちゃん2「ここでひるねしゅゆのりゃ~♪」ゴロン

そして仰向けになったアライちゃん2に…

鷹2「ガブウウゥ!」ガブゥッ

アライちゃん2「ぎびいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃ!!!!おなかかんだらいじゃいのりゃあああああああああ!やめりゅのりゃあああああああ!ぴいいいいぃぃっ!」ジタバタ

柔らかい腹部へ噛みつく鷹2。

アライちゃん2「やべゆのりゃあ!!びいいぃぃっ!いぢゃいいぃぃ!おがーしゃあああああんっ!ぎびぃ!とりしゃんはいじめゆのりゃあああっ!!」ジタバタ

鷹2「ガブゥ」ギギギミチミチ

鷹2は、アライちゃん2の腹部を噛み千切ろうとしている。

アライちゃん2「おがーしゃあああああんっ!!おがーーしゃあああああああああんっ!!ぎびいいぃぃぃ!なんでたしゅけにきてくりぇないのりゃああああっ!!」ジタバタ

何でも何も、自分が今母親のもとから拐われたからである。

アライちゃん2「やめろー!いたいことすゆなああああ!!ぎびぃい!」バリバリ

鷹2「ギュッ…!」ギギギミチミチ

アライちゃん2は、鷹の顔を小さいながらも鋭い爪で引っ掻く。
だが鷹2は顔を引っ掻かれながらも、うまく目をガードしているようだ。

アライちゃん2「やべでえええいぢゃいいいぃぃ!!」ガリガリバリバリ

鷹2「フゥッ!」ブヂイィイッ

鷹2は、アライちゃん2の腹部の皮膚と皮下脂肪を食い破った。

アライちゃん2「ぎいいぃいっぃいっぃいいいびゃぁああああああああああああああああああああああ!!びいいぃぃっ!!」

鷹2「ガブゥッ」ガブゥミチミチ

鷹2は、アライちゃん2の腹部を守る薄い筋肉に噛みつく。

アライちゃん2「ぐぎびぎゃぁがぁ!びぃぎっぃぃ!!いぢゃいぃぃいぃぃ!やべでえええぇ!おがーしゃんおがーしゃんおがーしゃんおがーしゃんおがああああああしゃ…」

鷹2「グリュゥ!」グイッブッヂィィィイ

アライちゃん2「あああああああああああああああああぎゃびぃぃぃいいいいいぃぃぃゃぁあああああああああああああああああああああ!!」ドバアアァァ

アライちゃん2の腹筋は食い破られ、内臓が露出した。

鷹2「ガブゥ」ズボォ

鷹2は、アライちゃん2の腹に空いた穴へ顔を突っ込む。

アライちゃん2「がぎゃびぃぃぃぃぐあぁぎゃぁあがあああああああ!!いだぐでじんじゃうのりゃあああああああ!おねがいなのだぁ!おともだちになりゅがらだぢゅげでぇ!」ジタバタガリガリバリバリ

アライちゃん2「おどもだぢにぃぃなっでやゆがりゃあぁあああああああああああああああああ!!!!」ガリガリバリバリ

鷹2「ガブゥ!」ブッヂイィイィィィィィイ

アライちゃん2の腹部から、腸が引きずり出された。

アライちゃん2「がびゃぎぃびぐぎゃぁあああああがあああああああいぢゃいいいぃぃぃぎびぃいいいいいいいいいいいいいいいいい!!!」ブッシュウウゥゥゥゥ

内臓を守る薄い鎧は無くなった。
こうなってはもう…

鷹2「モグモグ…」ガブゥブヂィ モグモグ ブヂィ

アライちゃん2「ひぐぃいいいいだべないでぇぇ…!ひぐっ…じにだぐないいぃぃい…!なおじでええぇぇ…!」ビグッビグッ

…ただひたすら、内臓を貪り食われるだけである。

鷹さんフレンズ化フラグ?

鷹2「モグモグ…」ズルズルブヂイィイッ

アライちゃん2「ぎ…びぃ…がぁ…しゃ…」ビクッビクッ

次々と内臓を食われていくアライちゃん2。
酔いも覚めるような激痛であろう。

そして、次女が内臓を貪り食われている頃、先程お尻を噛まれた長女は…

鷹1「ガブウゥ」ガブゥッズルズル

アライちゃん1「がびゃあああぁああぁああ!おがーしゃあああんっ!!」ヨチヨチヨチヨチ

…なんと、肛門を食い破られ、尻の穴から腸を引きずり出されていた。

アライちゃん1「ひー!ひぃー!ぴぎぃぃぃっ!」ヨチヨチズルズル

腸が飛び出ていながらも、必死に地面を這って逃げるアライちゃん1。

鷹1「ガブウゥ」ガブゥッ ズルズル ブヂィ

しかし鷹1は、逃げるアライちゃん1の腸を咥えてさらに引きずり出し、咀嚼していくのであった。

アライちゃん1「お……がぁ…しゃ…ん…なんで…たしゅけて…くりぇ…ないの…りゃ…」ヨチヨチズルズル

大きく拡張された尻の穴から腸を引きずり出されてもなお、這って逃げるアライちゃん1。

鷹1「ギュルゥ」ズボォッ

アライちゃん1「ぴぎっ!」ビグゥ

鷹1はアライちゃんの尻に空いた大きな穴へ顔を突っ込んだ。

アライちゃん1「いぢゃいいぢゃいいぢゃいいぢゃいやべでやべでやべでやべでやべでやべでえぇぇ!!」ブンブンブンブンブンブン

アライちゃん1は泣きながら顔を何度も横に振っている。
今咥えられている臓器を引っ張り出されたら致命傷になることが、酔った頭でも分かっているのであろう。

鷹1「ハグゥ」ミチミチブヂブヂブヂズルウゥ

アライちゃん1「ふぎゅびぃいいいいぃぃいいいいいいいいいいいいいいいいいいいぃいいいいいいいーーーーーーーーーーーーっ!!!」ブッシュウウウウウウウウウウゥゥゥゥ

だが鷹1は、アライちゃん1の尻の穴から、栄養がたっぷり詰まった肝臓を噛み千切って引きずり出した。

鷹1「モグモグ…」ガツガツ

アライちゃん1「お…ごぇ…じ…び…」ピクピク

美味しそうに肝臓を咀嚼する鷹1。
傷むのが早い内臓を先に食うのは、正しい選択であろう。

アライちゃん3「ぴいぃ…っ、こあいのりゃぁ…こっち…くゆなぁ~…」ヘトヘトヨタヨタ

アライちゃん4「ひっく…うぅ~…、おかーしゃんのとこ、かえゆのりゃぁ~…ひっく…」ヨタヨタヘトヘト

下の妹2匹は、鷹たちから逃げようとしている。
しかし酒に酔っているせいで、左右へヨロヨロヘナヘナとふらついており、前進の速度は遅い。

※参考動画 https://youtu.be/miNAnfO3O70

鷹3「キュロロロ」ガシッ

アライちゃん3「ぴぎぃ!?やぁーーなぁーーー!!」ジタバタ

親鷹「キュロ」ガシッ

アライちゃん4「はなちゅのりゃぁ!ありゃいしゃんはぁ!おかーしゃんのとこいってぇ!ぶどーたべゆのりゃぁぁ!」ジタバタ

…動きの遅いアライちゃん2匹は、捕まってしまった。
今すぐ食べるのだろうか?

親鷹「キュロロロー」バッサバッサ

鷹3「ピチクリー」バッサバッサ

アライちゃん3「お、おねがいなのりゃ…かわいいおうたと、しっぽのだんすみせてやゆかりゃ…ゆゆしてなのりゃぁ…!」ブルブルウルウル

アライちゃん4「あ、ありゃいしゃんは…おねーしゃんとちがって、たべてもおいしくないのりゃぁ…!」ガタガタブルブル

アライちゃん3と4は、どこかへ運ばれていく。

アライちゃん3「う…うぅ…いじわゆ…しないで…」ブルブル

アライちゃん4「おかー…しゃんっ…」プルプル

アライちゃん達は、運ばれている間暴れなかった。
たとえ空中で暴れて解放されても、墜落死するだけだからである。

…やがて鷹たちは、断崖絶壁の崖へ向かった。

鷹3「キュールル」バッサバッサ

親鷹「キュロロロー」バッサバッサ

その崖の表面に…
一ヶ所だけ、ちょうどアライちゃんがギリギリ2匹乗れそうな出っ張りがあった。

鷹3「キュロロ」フワッ

アライちゃん3「ぴぃっ!」ポトッ

アライちゃん3が、その出っ張りへ置かれる。

親鷹「キュロルル」フワッ

アライちゃん4「のだぁっ…!」ポトッ

アライちゃん4も、断崖絶壁の小さな小さな出っ張りの上へ置かれる。

底の見えない崖の下から、風が吹いてくる。

アライちゃん3「ひ…!」ガチガチブルブル

アライちゃん4「や…やなのだ…こんなとこ…」ブルブルジョボボボボ

2匹のアライちゃんは、崖の出っ張りへ置かれた。
ほんのすこしでも移動したら、崖の下へ真っ逆さまである。

あまりの恐怖に失禁したアライちゃん4の尿が、崖の底へ吸い込まれていく。

アライちゃん3「と…とりしゃん…は、はやく…あらいしゃんを…ここから…おりょして…なのりゃ…」ウルウルブルブル

アライちゃん4「こ…こあい…のりゃ…は…はやぐぅ…!」ガチガチブルブル

アライちゃん達は、一刻も早くここから移動したいようだ。

しかし、そんな必死の訴えにも関わらず、鷹たちは…

鷹3「キュロロロー」バサバサ

親鷹「クルルル」バッサバッサ

…なんと、アライちゃん達をこの小さい足場へ置いて、どこかへ飛び去っていくつもりのようだ。

鷹たちはどうやら、さっき食われた2匹のアライちゃん達を4羽で分けあって食い、
この2匹は後で食うつもりのようだ。

つまり、このアライちゃん達は、断崖絶壁という『牢獄』へ閉じ込められたのである。

もっとも、この足場から見投げすれば、牢獄から解放されるわけだが…
そんな度胸は、アライちゃん達にはない。

アライちゃん3「ぴいいいいいいぃぃぃいぃいぃーーーーーーーーーーーーーーーっ!!?!?やなのだこあいのだあああああああっ!!おいてかないでええええっ!!」ガチガチブルブル

アライちゃん4「ひぐっ、ぐしゅっ…!と、とりしゃん…!ありゃいしゃんの、かわいーしっぽのだんす、みゆのだぁ…!なのだー!」フリフリ

アライちゃん3「うぐっひぐっ…だ、だんしゅ、だんしゅ、し、しっぽの、だんしゅっ…」フリフリ

アライちゃん達2匹は、一緒に鷹たちへ尻を向けて尻尾を振っている。

しかしそんな芸に鷹たちは見向きもせず、大空へ飛んでいった。

アライちゃん3&4「「おいでがないでええぇーーーーーーーーっ!!ぴいいいいいいぃぃぃいぃいぃーーーーーーーーーーーーーーーっ!!」」シッポフリフリフリフリフリフリフリフリ

山びこ1『ぴいいいいいいぃぃぃいぃいぃーーーーーーーーーーーーーーー…っ!!』

山びこ2『ぴいいいぃいぃーーーーーー…っ!』

山びこ3『ぴいーー…っ』


…姉妹の悲鳴が、山びことなって崖に反響した。

…深夜…

アライさん「うぅ…。チビ達が、鳥に拐われてしまったのだぁ…」シクシク

アライさん「アライさんの可愛いチビ達が…!ぐすっ、一緒にブドウを食べて、大きく育てたチビ達があぁ…!」ウルウル

アライさん「うぅ…、きっと今頃チビ達は食べられてしまったのだ。…あの楽しいブドウさえなければ、アライさんが守ってやれたのだぁ…」フラフラ

アライさん「…クヨクヨしてても仕方ないのだ。また子供を産むのだ!」

アライさん「おーい!雄のアライグマー!どこかいないのかー!おーい!」ドタドタ

アライさんは、交尾の相手を探して森をさまよっている。

アライさん「くんくん…あった!雄のため糞なのだ!」クンクン

アライさんは木の根元に、雄アライグマの溜め糞を見つけた。
きっとこの木の穴を巣にしているのであろう。

アライさん「おーい!この巣の持ち主ぃ!早く帰ってくるのだー!おーい!」シッポブンブン

アライさんは地面に伏せ、尻を突き上げて、尻尾をブンブンと振っている。

アライさん「はぁはぁ、早く交尾したいのだぁ!あーーーーむずむずするのだぁ!早く帰って来てアライさんを気持ちよくするのだぁ!」シッポブンブンブンブンブンブン

アライさんは尻尾をブンブンと振っている。
性フェロモンを撒き散らし、雄を誘き寄せようとしているのだ。

あーーーーむずむずするのだぁ!←殴りたい
>>1さんはアンチスレのしっぽのダンス気に入ったみたいだね

こちら側からは、突き上げられている尻がスカートの中から丸見えだ。
残念ながら、頭は向こう側を向いている。

アライさん「なのだああああ!早く交尾したいのだあああ!!」シッポブンブンブンブンブンブン

まあ、これはこれで狙い易くて助かる。

俺はHK416のスコープの照準をアライさんの尻の穴よりちょっと下あたり…。
生殖器のある部分へと合わせた。

アライさん「早くアライさんの気持ちいいとこに硬いのを突っ込むのだあああ!!」ブンブンブンブンブンブン

上等だ。
俺は指先の引き金を引いた。

バァンと火薬の銃声が森の中へ響き、銃から薬莢が1本飛び出た。

アライさん「いだいのだああああああああああああああああああああああああああああああああああああ!!!!!!!」ブッシャアアアアアアアアアアァァァアア

胴体を縦に貫通れたアライさんは、股間から大量出血しながらその場に倒れ伏し、絶叫した。

あの傷で叫び声を上げれるとは、なんたる生命力だ。
だが重要な臓器をいくつも破壊する軌道だ。致命傷で間違いないだろう。

アライさん「ああ!アライさんの●●●が!●●●があぁ…!」ブッシャアアアアアアアアアアァァァアア

やかましい!気持ち悪い断末魔を上げるな!
もう一発撃ち込んで黙らせてやろうかとも思ったが、あんな害獣に無駄弾を使わされるのも癪に障る。

佐助「ワン!ワン!」ダダッ

我が相棒が、ブドウ泥棒の実行犯を捕まえに向かっていった。

つづく

ここでじらすとはやるですね

>>530
あっ今回の話はこれで終わりです
次は別の話です

>>519
しっぽのダンスは神

ただ、今回みたく四肢が動かせる状態でやるしっぽのダンスは不完全と言わざるを得ない
四肢が拘束または破壊されて動かせない状態でやるしっぽのダンスこそ至高だと思います

Sasuke kills the raccoon quickly!!
https://www.youtube.com/watch?v=gbk8Sn6C05M
https://www.youtube.com/watch?v=x5HmiXgoOdc

>>553
YEAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!
You did it! You did it!

犬が怯んだときに逃げればいいものを、調子のって追撃するあたりアライちゃんっぽいですね

2つめの動画のディスパッチもいいですね
出血量が少ないみたいですが



さて、明後日から、いよいよ一斉掃討作戦が始まる。

俺が軍隊から譲り受けたこのアサルトライフルも、ようやく本来の目的に利用されるわけだ。

アライさんとの戦いを、弱い害獣を一方的に駆除するものだとは思うべきでない。

俺達の命を脅かしかねない、危険な猛獣…いや、人類の『外敵』との死闘と捉えるべきだろう。

いとこの少女「あの、ハンター叔父さん。これ、持っていって…」トコトコ

俺の従兄妹…14歳の少女が、なにかを持ってやってきた。
何だ?

いとこの少女「ミサンガ…作ったの。切れたときに、願いが叶うように」

ふむ…ありがとう。
それじゃあ、野良アライさんを一匹残らず殺せるように、願掛けしておくか。

いとこの少女「…」

どうした?

いとこの少女「もう誰も、アライさんに困らせられないようにって…願掛けして」

いいとも。
是非そうしよう…。



~道路~

ハンターがミサンガを受け取り、出発した頃…
別の場所では、アライさん達を乗せたバスが路上を走っていた。

運転手はフェネックギツネのフレンズ…自称(通称)キツネである。

キツネ「皆さーん揺れにご注意下さいー」ブロロロ

山小屋アライさん「げほ、ごほ…大丈夫なのだ、フェネック」ゲホゴホ

キツネ「…え?今なんて…?名乗ったっけ私」

山小屋アライさん「…何でもないのだ。…見た感じフェネックギツネのフレンズだから、そう呼んだだけなのだ、キツネ」

大臣「これから私達は、楽しいディナーなのです」

会長「特定有害駆除対象フレンズ一斉掃討作戦の、決起集会なのです」

ロッジアライさん1~10「目指すはアライさんネバーランドなのだー!」

バスに乗っているロッジアライさん達は、皆腕輪を身に付けている。

山小屋アライさん「アライさんネバーランド計画の進捗はどうなのだ?」

大臣「報告するのです。これがこうなって…」

山小屋アライさん「ふむふむ…」

『アライさんネバーランド計画』。

山小屋アライさんが発案し、会長がプランを立てたその計画は、
フレンズ省のほとんどの者達に支持された。

ごく一部、反対した者もいたが…。

山小屋アライさん「しかし、アライさんネバーランド計画の報道は新聞にほとんど載ってないのだ。…大丈夫なのか?」

大臣「この計画はトップシークレットなのです。目的の真実はごく限られた者にしか伝えていないのです」

会長「末端の作業員には、『フレンズの保護に関する施設の建設』とだけ伝えているのです」

山小屋アライさん「それで大丈夫なのか?」

大臣「もしもアライさんネバーランド計画のことを大きく報道したら、アラアンチ達の妨害工作を受けかねないのです」

会長「そんな事への対応にかける予算はないのです。不要なリスクは背負うべきでないのです」

山小屋アライさん「…確かにそうなのだ」

会長「しかし、お前の部下達は、よく…同族殺しを引き受けてくれましたね」

ロッジアライさん達とフレンズ省は、互いに交換条件を持っており、
互いに裏切れないようにしている。

ロッジアライさん達は、その家族を人質としてフレンズ省へ身柄を引き渡している。

フレンズ省は、ロッジアライさん達へ腕輪を渡し、アライネバーランド計画の進捗を報告しているというわけだ。

山小屋アライさん「人間達だって同族を殺してるのだ。重罪人やテロリスト達を殺しているのだ」

大臣「…どういうモチベーションで戦うのですか?お前達は」

山小屋アライさん「…これは、アライさん達の、罪の浄化のための戦いなのだ!」

ロッジアライさん1~10「なのだー!!」

大臣「罪の浄化…なのですか?」

会長「随分アライさんらしくないことを言うのですね。いい意味で」

山小屋アライさん「何故野良アライさん達は人間に殺されるのか?…それは、過去にたくさんの同族達が、野菜泥棒をしたり、人を襲ったり、自然の資源を根こそぎ食い荒らして森を枯らしたという罪を犯したからなのだ」

山小屋アライさん「お前たちは、そういった実行犯のアライさん達個人の罪を罰することができないから…、実行犯でない奴らもみんなまとめて害獣と扱い、殺すしかないのだ」

山小屋アライさん「今ここにいる、アライさんの仲間達…もとい、ロッジの住人達は、人里でゴミ漁りや野良猫狩りぐらいはしたものの…全員、畑を襲ったり、人を襲ったりはしていない奴らなのだ。それをやった奴は皆処刑してきたのだ」

山小屋アライさん「だから、仲間達以外の野良アライさんを全員、仲間達の手で処刑すれば…!アライさん達は、過去の同族から着せられた罪から解放されるのだ!」

ロッジアライさん達1~10「なのだー!」コスリコスリコスリ

ロッジアライさん1「ケジメを取るのだ!」

ロッジアライさん2「濡れ衣を晴らすのだぁ!」

ロッジアライさん3「刑罰を執行してやるのだ!」

キツネ「…」ブロロロ

大臣「…戦闘員達。お前達は、ヤマゴヤの言うことを本当に理解しているのですか?」

ロッジアライさん1「何がなのだ?」

大臣「罪の浄化のことです」

ロッジアライさん1「…うぬぬ…。正直なとこ、五分五分なのだ。罪とかなんとかは良くわからないのだ。でも…」

ロッジアライさん1「アライさん達が、畑で芋やスイカを一生懸命作っているように…人間達も、畑で野菜を一生懸命育ててるのだ」

ロッジアライさん1「アライさん達の畑や鶏小屋に、よそのアライさんが忍び込んだ時は、そいつらを絶対許さずに全員処刑してるのだ。お前達も、アライさん達と同じことをやってるていうのは、分かるのだ」

大臣「なんとっ…!?」

会長「野良アライさんに、それが分かるようになるなんて…!?」

山小屋アライさん「仲間のアライさん達には、野菜を育てさせることで、お前達の虐殺行為にも納得というか共感できるように教育しているのだ」

ロッジアライさん2「人間も大変だったのだな…アライさん達を害獣と罵りたくなる気持ちもわかるのだ!」ウンウン

山小屋アライさん「そして何より、アライさん達が駆除対象にされた理由…それは、怒られても殴られても、反省せず、罪を償わず、自浄できないからなのだ」

山小屋アライさん「よその野良アライさん達は、うちの仲間達にとっても害獣なのだ」

山小屋アライさん「だからロッジの仲間達は、反省して同族の犯した罪を償い、自浄作用があることを証明し…一人前のフレンズとして認められるために戦うのだ!」

ロッジアライさん1~10「のだぁー!」コスリコスリコスリ

会長「…その仕草は止められないのですか?うっとうしくてしょうがないのです」

ロッジアライさん1「何でなのだ?」コスリコスリ

ロッジアライさん2「アライさん達は水の中をバシャバシャするのだ大好きなのだ。でもここに水がないのだ!」コスリコスリ

ロッジアライさん3「だから癖でやっちゃうのだ。けものですもの多目に見るのだ!」コスリコスリ

会長「…」ワナワナ

大臣「会長、冷静になるのです。大局を見るのです」

会長「…わ、わかってるのです」ワナワナ

キツネ「そろそろ目的地に着くよ~」ブロロロ

やがて、バスは停車した。

ロッジアライさん1「なのだー」コスリコスリ

ロッジアライさん2「なのだー」コスリコスリ

山小屋アライさん「お前達!我慢するのだ。ここで機嫌を損ねたら、害獣扱いされて殺されかねないのだ」

ロッジアライさん3「のぁ?でもアライさん達には、戸籍の腕輪があるのだ」

山小屋アライさん「…いいことを教えるのだ。この国の戸籍を持った人間達は、毎年300人他の人間に殺されてるのだ。…もしかしたら、お前達がそこに入るかもしれないのだ」

ロッジアライさん1「こ…こわいのだぁ!」

ロッジアライさん2「今は機嫌を損なわないようにするのだ…」

キツネ「さーみなさん。こっちが決起集会の会場だよ~」

大臣「着いたのです」フワッ

会長「ご飯にするのです。お前も来るのです」

山小屋アライさん「いいのか?ありがとうなのだ…ごほっ…」ヨロヨロ

ロッジアライさん1「ふはははー!」ドタドタ

ロッジアライさん2「いいにおいがするのだぁ!」ドタドタ

ロッジアライさん3「ご飯がアライさん達を待ってるのだぁ!」ドタドタ

キツネ達は、ホテルのレストランへ入っていった。

~決起集会会場~

会長には、たくさんの軍人や猟師と、わずかなフレンズが集まっていた。

男性たちは皆屈強な体をしており、鍛え抜かれた戦闘集団であることが伺える。

会長「えー皆さま、本日はお日柄もよく…」

会長は堅苦しい挨拶を終えた。

ヒグマ「皆様。私は自衛隊所属のフレンズ。ヒグマだ。今回の作戦では共に…」

自衛隊員のフレンズも堅苦しい挨拶を終えた。

大臣「それでは皆さま、乾杯!」

『乾杯!』

ロッジアライさん4「乾杯なのだー!」ゴクゴク

ロッジアライさん5「うおー!なんなのだこれ!めっちゃ美味しいのだぁ!」ゲフー

ロッジアライさん6「飲むと楽しい気持ちになるのだぁ!」

山小屋アライさん「…懐かしいのだ。人里で暮らしてたときを思い出すのだ。…美味しいのだ」ゴクゴク

会食は進む。
参加者達は、食事をしながら話し合い、親睦を深めていった。



ロッジアライさん7「ふぅ~食ったのだぁ。美味しかったのだぁ!」ゲフゥ

ロッジアライさん8「なんていうか、凄すぎたのだ…!こんなに美味しいものがあるなんて…!」ウルウル

ロッジアライさん9「感動なのだ…カルチャーショックなのだ…!」ウルウル

ロッジアライさん10「病み付きになりそうなのだぁ!」

山小屋アライさん「…お前たち。人間の食べ物に病み付きになっては良くないのだ」

ロッジアライさん1「どうしてなのだ家主?」

山小屋アライさん「いいのだ?味覚とは本来、食べ物に毒がないかを確かめるための機能なのだ。毒がなく栄養の多い食べ物を口に含んだとき、それを『美味しい』という快感報酬として認識することで学習するのだ」

ロッジアライさん2「ふむふむ」

山小屋アライさん「しかし人は、いつしか安全に食べ物を手に入れられるようになって…。味覚による快感を満たすために食べ物を加工するようになったのだ」

山小屋アライさん「実際アライさんも
、病み付きになりそうなほど美味しかったのだ…。でも、アライさんネバーランドに料理はないのだ」

山小屋アライさん「だから…アライさん達にとっての食べ物は本来、煮るか焼くかした程度のものだということ…忘れちゃいけないのだ」

ロッジアライさん3「…むぅ、家主がそう言うなら…そうするのだ」

キツネ「そろそろアライさん達はお帰りかな?宿舎までバスで送るよ~」トコトコ

山小屋アライさん「助かるのだ、キツネ。お酒を控えさせて悪いのだ」ペコリ

キツネ「おっ?…大丈夫だよアライさん。私は帰ってから友達と飲むから」

山小屋アライさん「…それじゃあお願いするのだ」

ロッジアライさん1~10「さよならなのだー!」ザッザッ

ヒグマ「明後日は作戦開始だ。よろしくな!」

軍人1「明後日は一緒に戦おう!これから長い付き合いになりそうだな。また会おう!」

軍人2「俺のマッスルアームに腕相撲で勝つとは、すげぇアライさん達だ…!期待してるぜ!」

猟師1「アライネバーランド計画、応援してるぜ。一緒に悪党アライさん達を駆除して回ろうぜ!」

ロッジアライさん1~10「アライさんにお任せなのだー!」ザッザッ

ロッジアライさん達は、バスに乗って帰っていった。



やれやれ、戦闘員のアライさん達が去ったか。

見ていて腹が立つことは変わらないが、共に戦うわけだから…
その辺は我慢してやろう。

会長「ハンター!お前も二次会に来るのです」ガシィ

か、会長!?
二次会って…何ですか?

ブラウンP「まあ、その…同志たちを集めた二次会だ。…決起集会なわけだしな。君はショクエモンPの友人だろう?」

おおう、あなたは…確か…
食通の友人のライバルか。

ブラウンP「ライバルを名乗れる程の者じゃないがね…。まあ、一緒に行こうじゃないか」

…まあいいか。
で、会場はどこだ?

大臣「車を用意してあるのです。こっちに来るのです」

OK、行ってみるか。

大勢の中、限られた十数人を乗せた車はある店の前に移動した。

…ってここは…
おいおい…見たことある店なんだが。

会長「そう。お前もよく知る店…。ジビエ料理店『食獲者』なのです」

正気かてめえら!?
待てよ、じゃあ、同志ってのは…

まさか…
そういう集まりか、てめえら!!

会長「そうなのです」

やめろ!!
俺をてめーらの仲間にすんな!!

大臣「お前ももう立派な仲間なのです」

ちっ…仕方ないですね
俺はアラジビは食いませんからね。

ブラウンP「…さて、今日の私はアルバイトだ。ショクエモンPと一緒に、厨房に立たなくちゃ…」ピュー トテトテ

うわっ足速えェ!!
あんな足の速さがあったら狩猟も楽だろうな…

会長「さ、こっちに来るのですハンター」

…まあいいだろう。
親睦を深めるためだ。

~ジビエ料理店『食獲者』~

十数人の猛者が、この店に集まった。

会長「さあ、私のかたっくるしい挨拶はさっき済んだのです。その代わり…」

会長「…ブラウンP。皆の士気が上がるような音頭を頼むのです」

同志達「イエ~~~!!!」パチパチパチ

ブラウンP「…どうも、ブラウンPだ。こないだのアラジビフェスではやらかしてしまって申し訳なかった。…その、殺すなら今しかないと思って…」

同志達「全然イイよ~~~!」パチパチパチ

ブラウンP…ブラウンP?聞いたことあるな…。
…ああ、あの人か!?
せっかく調教したアライさんを、フェスで料理して客に食わせたキチガイ!!

会長「そのキチガイなのです」

同志達「イエ~~~!!」パチパチパチ

ブラウンP「おほん。では、私から挨拶させてもらうよ…」

ブラウンP「…諸君。私はアラ虐が好きだ」

ブラウンP「諸君。私はアラ虐が好きだ」

ブラウンP「諸君。私はアラ虐が大好きだ!」

ブラウンP「駆除が好きだ、虐待が好きだ、調理が好きだ、デスゲームが好きだ、殺処分が好きだ、実験材料にするのが好きだ、虐殺が好きだ」

ブラウンP「畑で、厨房で、会場で、店先で、路上で、森林で、病院で、研究施設で、天井裏で、床下で、硫酸の上で」

ブラウンP「この地上で行われるありとあらゆるアラ虐行動が大好きだ」

ブラウンP「戦列をならべた自衛隊の一斉射撃が悲鳴と共にアライさんを吹き飛ばすのが好きだ。ライフル弾の連射を浴びたアライさんが無惨にもばらばらになった時など心が踊る!」

ブラウンP「アラジビ料理人がアライちゃんを生きたまま調理するのが好きだ。直前まで私を信じ愛していたアライちゃんを刺し殺した時は胸がすくような気持ちだった…」

ブラウンP「罠で捕らえられたアライさん一家が衰弱していくのが好きだ。恐慌状態のアライさんが子供の死骸を何度も何度も揺さぶっている様など感動すら覚える!」

ブラウンP「仲間を見捨てて逃げ出すアライさんを締め上げて、仲間の前で処刑する様などもうたまらない!泣き叫ぶアライちゃん達が私の振り下ろした手と共に姉妹同士で殺し合うのも最高だ!」

ブラウンP「憐れな抵抗者達が雑多な武器で健気にも立ち上がって来たのを、野生解放して木っ端微塵に引き裂いた時など絶頂すら覚える!」

ブラウンP「人の暮らしがアライさん達に滅茶苦茶にされるのは嫌いだ。農家の人達が必死に育ててきた野菜が食われ打ち捨てられていく様はとてもとても悲しいものだ」

ブラウンP「アライさん被害数のグラフが年々右肩上がりになっていくのを見るのが嫌いだ。これだけのペースで駆除しても繁殖のペースに追い付けないことを実感したときなど屈辱の極みだ」

ブラウンP「諸君。私はアラ虐を…地獄のようなアラ虐を望んでいる…」

ブラウンP「諸君。この場に集まってくれた勇姿の諸君。君たちはいったい何を望んでいる?」

ブラウンP「更なるアラ虐を望むか?」

ブラウンP「情け容赦のない糞の様なアライさんを虐殺することを望むか?」

ブラウンP「鉄風雷火の限りを尽くし三千世界の鴉を殺す嵐の様なアラ虐を望むか!?」

同志達『アラ虐!!アラ虐!!アラ虐!!アラ虐!!アラ虐!!アラ虐!!アラ虐!!アラ虐!!アラ虐!!アラ虐!!アラ虐!!アラ虐!!アラ虐!!アラ虐!!アラ虐!!』

ブラウンP「よろしい。ならばアラ虐だ!!」

ブラウンP「我々は渾身の力をこめて今まさに振り降ろさんとする握り拳だ。
だがこの屈辱の底で十数年もの間堪え続けてきた我々にただのアラ虐ではもはや足りない!!」

ブラウンP「絶滅を!!!一匹も残さぬ完全絶滅を!!!」

同志達『絶滅!!絶滅!!絶滅!!絶滅!!絶滅!!絶滅!!絶滅!!絶滅!!絶滅!!絶滅!!』

ブラウンP「我らはわずかに一個大隊。百人に満たぬ一端の部隊に過ぎない。だが諸君は一騎当千のアラ虐者だと私は信仰している」

ブラウンP「ならば我らは諸君と私で総力10万と1人の殺戮者集団となる!!」

ブラウンP「アライハザードで我々へ残した被害を忘れて眠りこけている連中を叩き起こそう」

ブラウンP「けも耳と尻尾ををつかんで引きずり降ろし、眼を開けさせ思い出させよう」

ブラウンP「連中に恐怖の味を思い出させてやる!連中に我々の猟銃の音を思い出させてやる!」

ブラウンP「天と地のはざまには奴らの本能では思いもよらない事があることを思い出させてやる!」

ブラウンP「百余人のアラアンチの戦闘団で、アライさんの巣と命を燃やし尽くしてやる!!」

ブラウンP「…そうだ、明後日だ。それが待ちに望んだアライさん一斉掃討作戦の決行日だ」

ブラウンP「私達はあの日に舞い戻ったぞ。あの憎むべきのアライハザードの続きへ…!あの勇敢な警官隊の命を奪った忌まわしき所業へ報いを与える戦いの続きへ!!!」

同志達『ブラウンP!ブラウンP!ブラウンP!ブラウンP!ブラウンP!ブラウンP!』

ブラウンP「…さあ、諸君。…安寧を取り戻すぞ」

同志達『パチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチパチ…』

ブラウンP「さあ皆!いざ乾杯なだ!!」

同志達『カンパーーイ!!!』



…なんだこれは…。

ノリに着いていけねえ!!
オタ芸か何かか!?寒いわ!!

食通の友人「…感動したぜ、ブラウンP!」

…お前は分かる側か。

続く

乾杯後、ブラウンPがこちら(厨房側)にやってきた。

ブラウンP「っ…」ツカツカ

ん?…なんか、顔を真っ赤にしているな。

食通の友人「よう、お疲れ。感動したぜ、ブラウンP。…お前の度胸に!」

度胸?…どういう事だ?

ブラウンP「っ…くうぅぅ…は、恥ずかしいっ…//////お、覚えていろよショクエモンPっ…//////」プルプル

食通の友人「よく言い切ったじゃねえか。流石の肝っ玉だ」

おい、説明してくれ。

食通の友人「アラジビフェスの少し後、ブラウンPと俺で料理対決をしてな。さっきの余興は罰ゲームだ」

だよな!?罰ゲームでよかった!
ブラウンPは狂人と聞いていたが、あんな恥ずかしいセリフを億劫もなく言える方向での狂人では無かったか。

ちなみにさっきの文面は、ブラウンPさんが考えたんですか?

ブラウンP「…いや、あれはショクエモンPが…」

お前かよ!?

食通の友人「100年くらい前の古い漫画の名台詞の改変…いわばパクリだ。俺が大好きな作品でな」

100年前…つまり西暦2000年頃か。

確かその辺りが、今の文明復興状況と同レベルぐらいらしいな。

食通の友人「まあ俺は、その作者の2番目の作品の方が好きだったんだけどな」

2番目も面白いのか?

食通の友人「人気はあったが…やむを得ない事情で、未完のまま終わった」

それは悲しいなぁ…

しかしお前ら、料理対決なんてやってたのか。

ブラウンP「そうだよ。二人っきりでね」グツグツ

マスクを付け、肉うどんを料理をしながら話すブラウンP。

食通の友人「二人っきりじゃねえ、審査員3人含め5人でな。…アラジビフェスの後、ブラウンPが自分の勝利が納得できないと言い出してな。ここの厨房でやったんだ」ザクザク

同じくマスクを付け、サラダを作りながら言う食通の友人。

食通の友人「ここの所、材料が2年モノだったり、ショーが過激化したり…変な方向にインフレしてたからな。そん時は、保健所から取り寄せた森のアライさんだけ料理に使うってレギュレーションにしたんだ」

ブラウンP「それで食べさせあいっこして、ついでに審査員にも食べて貰って…。そして、私は負けた」グツグツ

食通の友人「審査員がメインだ。ついでは俺らの方だろ」ザクザク

へえ…審査員って?

シャークP「シャーシャシャ!!俺と!」ニュッ

シェークP「シャカカカカ!俺と…」ニュッ

ジョークP「俺っす」ニュッ

おおっ!?
この人達は?

食通の友人「動画配信者のシャークP…俺の弟子と、その仲間だ。今日はバイトとして来てくれたんだ」

シャークP「どもッス」ペコリ

あ…どうも。

しかし、罰ゲームであんな恥ずかしいセリフを言わせるとは…
サディストか貴様。

食通の友人「じゃなきゃアラ虐なんてやらねーだろ。ほいシーザーサラダ出来上がり!」コトッ

シェイクP「シャカカ!今持っていきまーす」スタスタ

同志1「どんな料理作ったんですか?」ワイワイ

同志2「気になる気になる!」ワイワイ

ブラウンP「それじゃあ頼んでみるかい?ライブキッチンで。…はい、アライうどん出来上がり」ゴトッ

ジョーク「クックック…只今お持ちます」シュタタタタ

同志1「じゃー俺はショクエモンPが作ったやつ1つ!」

同志2「俺はブラウンPの料理をお願いします」

食通の友人「OK。ライブキッチンか?それとも普通にやるか?」

同志1&2「「当然ライブキッチンだ!!」」

食通の友人「分かった。じゃあ俺らは公開キッチンに行く。こっちの厨房は任せたぜ、シャークP」スタスタ

ブラウンP「よろしく頼むよ」スタスタ

食通の友人は、『公開キッチン』という物騒な名前の部屋へ行った。

シャークP「任されザメ!さー皆さん、俺の進化したアラジビ料理が!メジロ押しだぜェ!」ザッ

同志1「俺も見に行こう!」ザッザッ

同志2「生アラジビだ!」ザッザッ

同志達「行こうぜ行こうぜ!」ザッザッザッザッ

店に入った仲間達は、全員公開キッチンへ行ってしまった。

シャークP「…」

シェイクP「…なんか頼みます?」

ジョークP「…俺らも行きますか?」

そうだな。…アラジビに興味はないが、はぐれ者になる気もない。
俺達も公開キッチンへ向かった。

~公開キッチン~

食通の友人「ヒャッハー!それじゃあ、こないだの料理を作るぜ!」

同志達「イエエエエーーーイ」パチパチパチ

ブラウンP「うん。やろう。…まずはショクエモンP、貴方からだ」スッ

食通の友人「オーケイ。じゃあ、材料を持ってくるぜ」スタスタ

食通の友人は、奥の部屋へ行くと…

籠の中にアライちゃんを2匹入れて戻ってきた。

アライちゃん1「だしゅのだぁ!ここからだしゅのだぁ!」ガシャガシャ

アライちゃん2「はやくありゃいしゃんたちを、おかーしゃんのとこにかえしゅのだぁ!」ガシャガシャ

アライちゃん達は、籠の中で暴れている。

同志達「イエ~~~」パチパチパチ

食通の友人「オーケー。じゃ、早速料理といくぜ」

食通の友人「おい、お前ら。腹へってるか?」

アライちゃん1「あたりまえなのだ!おまえ~、きのうから、ありゃいしゃんのみじゅしかのましぇてくりぇないのりゃ!」ガシャガシャ

アライちゃん2「おなかへったのだぁ~!はやくはたけからおまめしゃんとってくゆのだぁ~!」ガシャガシャ

食通の友人「ほう。てめーら豆が好きなのか?」

アライちゃん1「だいしゅきなのだぁ!おかーしゃんといっしょにはたけでおまめたべゆのしゅきしゅきなのりゃ!」シッポフリフリ

アライちゃん2「おまえー!あらいしゃんたちをそだてゆなら、まいにちおまめしゃんよこすのだぁー!」フゥーッ シッポブンブン

アライちゃん2は食通の友人を睨み付け、威嚇しながら厚かましくも食事を要求している。

あー駆除してぇ。こいつら籠ごと水に沈めちゃダメか?…まあ、皆さんの楽しみに水を差すようなマネはしないが。

食通の友人「オーケー!そんじゃ、とびっきり美味い飯を作ってやろう!」

アライちゃん1「ごはんなのだー!」キラキラ シッポブンブン

アライちゃん2「やっとなのだー!」キラキラ シッポブンブン

アライちゃん達は、目をキラキラと輝かせ、四つん這いのまま尻尾をブンブンと振っている。

食通の友人「えーと、まずは。こちらのフライパン。これにサラダ油をしいて加熱します」ジュウウゥ

食通の友人「その隣では、鍋でお湯を沸かし…、グリーンピースを茹でるぜ」グツグツ

アライちゃん1「おまめなのだぁーーー!」シッポブンブンブンブンブンブン

アライちゃん2「じゅびっ、あーはやくそれよこすのだぁ!」シッポブンブンブンブンブンブン

アライちゃん達は、籠の格子を両手で掴み、茹でられている豆を見ながら興奮している。

もうこの世界のサラダ油は何か俺の知ってるものとは違うんだろうなと思うことにした

食通の友人「みんな期待してるとこ悪いが、今回このお湯は豆を茹でることにしか使わねえぜ」

同志達「「えぇ~~~!!」」

食通の友人「はいはい、そしてこっちのフライパンでは、といた卵を焼き、煎り卵を作るぜ」ジュゥワアァーー

アライちゃん1「なんかいいにおいがすゆのだぁ!」目キラキラ

アライちゃん2「あーーーもうがまんできたいのだぁ!はやく!はやく!はーやーく!ごはん!ごはん!よこしゅのだぁ!≧∀≦」シッポブンブン

うわぁ殺してぇ。

食通の友人「ほい。煎り卵ができたな。…お次はこちらの道具を使うぜ」スッ

食通の友人は、革の手袋をはめ…
金属製のおろし器とザル、ボウルを用意した。
ザルはボウルの中に入っている。

食通の友人「待たせたな、チビスケ共。飯の時間だぜ。どっちか片方、先に飯にしようか。どっちにする?」

アライちゃん1「あらいしゃんなのだぁ!≧∀≦」シッポブンブン

アライちゃん2「いーや!あらいしゃんなのだぁ!≧∀≦」シッポブンブン

>>638
あれ?
なんかおかしいでしょうか?(素でわからない)

アライちゃん1「なにいってゆのだ!あらいしゃんがおねーしゃんなんだから、おまえよりえらいのだ!いだいなんだぞぉ!」フゥーッ シッポブンブン

アライちゃん2「おねーしゃんこそ!あらいしゃんにさきをゆずらないのは、がいじなのだぁ!」フゥーッ シッポブンブン

アライちゃん姉妹は、互いを威嚇し合っている。

アライちゃん1「うぬぬ~、たあ~!」ドガァ

アライちゃん2「いたいのだぁ!」ドサッ

アライちゃん1「いいからあらいしゃんにさきをよこしゅのだぁ!この!この!さきをゆずるってゆうまでひっかくのだぁ!」バリバリ

アライちゃん2「ぴいいいぃぃぃぃぃぃぃぃーーっ!いじゃいのりゃぁぁ!つめでひっかくのやめゆのりゃ!びえええん、おがーしゃーん!おねーしゃがいじめゆのだぁ!」ビエエエエエン

アライちゃん1は、2の背中を本気で爪を立てて引っ掻いている。

アライちゃん1「ゆずるってゆーまでゆるしゃないのだぁ!いだいなおねーしゃんをうやまうのだー!」バリバリ

どこが偉大なんだ…。

アライちゃん2「やべでえええええええええ!いぢゃいいいい!ありゃいしゃんもたべたいのりゃああああああああああああ!!」ビエエエエン

アライちゃん1「しつこいのだぁ!ばかないもーとのくせに!がいじ!がいじ!がいじいぃぃぃっ!!さっさとごはんよこすってゆうのだぁ!」バリバリ

アライちゃん2「びええええんっ!ぴぃぃぃーー!ひとしゃん!おねがいなのだ、おねーしゃんをやっつけてなのりゃ!」ビエエエエエン

なんて…醜い…。
ヤマゴヤとかいう奴は、こんな種族に自浄力があると本気で思ってるのか?

食通の友人「安心しな。2匹ともキッチリ飯を用意してあるから。順番だ順番」

アライちゃん2「おねーしゃんにさきをゆずゆがらやべでえええ!」ビエエエエエン

アライちゃん1「はぁ…はぁ…やったのだぁ!あらいしゃんがさきなのだぁ!」ハァハァ

アライちゃん1の爪には、血のついた皮膚の断片が挟まっている。

たかが飯の順番のために、血を分けた姉妹にあそこまでやるのか…

改めて、この害獣は倫理性が極端にマイナス方面に偏って生まれてきていることが理解できた。

食通の友人「よーしよしよし。じゃ、こっち来な」ガチャ

食通の友人は、籠を開けて、革の手袋をつけた手を入れる。

アライちゃん1「わーい!ごっはん♪ごっはん♪ありゃいしゃんのごっはん♪≧∀≦」シッポフリフリフリフリ

アライちゃん1は、食通の友人の手に抱きつく。

アライちゃん2「ひぐっ…ぐすっ…!びえええええんっ…!いぢゃいのりゃああああああっ…!」ビエエエエエン

油を「しいて」
ここに引っかかったんじゃないの
普通の人は油を「引く」っていうからね

食通の友人は、アライちゃん1の体を掴み、籠の外に出す。

食通の友人「そうだ。飯のときに服を脱いで裸になってくれれば、その分早く美味い飯を作ってやるぞ」

アライちゃん1「ふく?ふくってなんなのだ?」キョトン

食通の友人「脱ぐか?」

アライちゃん1「ぬぐのだぁ!」

食通の友人「んじゃあ、服を取るぜ」シャキン

食通の友人は、ハサミでアライちゃんの服をジョキジョキと切って裸にした。

アライちゃん1「ぴっくし!ひくしっ!さむいのだぁ!」ブルブル

食通の友人「そんじゃ、さっそく飯にするからな」ガシィ

アライちゃん1「なのだー!」シッポフリフリ

食通の友人は、革の手袋をつけた手でアライちゃん1の胴体を前から鷲掴みにした。

食通の友人「なあ…お前さっき、妹の背中を引っ掻いたとき…、妹が可哀想だと思わなかったのか?」

アライちゃん1「のだ?あれはいもーとがわるいのだ!むしろおなかすかせたあらいしゃんがかわいそうなのりゃ!…おまえがごはんくりぇなかったからわりゅいのだ!」シッポブンブン

食通の友人「じゃあ、背中に傷を負ってる妹のことは何とも思わないと?」

アライちゃん1「さっさとさきをゆずればけがしなかったのだ!がいじなのだぁ!」シッポフリフリ

食通の友人「そうか、じゃあ…」



食通の友人「てめーの背中も傷を負わせてやるぜええええ!!!」ザリザリガリガリ

なんと食通の友人は、金属製のおろし器へアライちゃん1の背中を激しく擦り付けた。
あれは大根おろしのために用意したんじゃなかったのか!?


アライちゃん1「ぎびいいいいいいいいいいいいいいいいぃぃぃぃぃぃーーーーーーーーーっ!いぢゃいのりゃあああああぁぁっ!ぎぴいぃぃぃぃぃぃーーーーーっ!!」


同志達「「「YEAHHHHHHHHHH!!」」」

アライちゃん1「ぴっぎゃあああああああああああぁぁぁぁぁぁ!!やべで!いぢゃいぃぃぃぃっ!だじゅげでおがーしゃああああんっ!」シッポブンブン

食通の友人「ヒャーーーハーーーハハハハーーーーーー!!クソバエガイジがあァァ!!すりおろしてやるぜえェェーーー!!」ガシュガシュザシュザシュ

おお、なんと…。
おろし器によって削られた皮膚や血肉が、ボウルの中のザルへ落ちていく。

アライちゃん1「びっぎいいぃぃぃぃぃぃぃぃぃありゃいしゃんのせなかいぢゃいいいぃぃ!やべでえええええええええ!!」バリバリガリガリ

アライちゃん1は目をひんむき、涙を流しながら、食通の友人の手を鋭い爪で引っ掻く。
だが革の手袋は、アライちゃんの爪では裂けないようだ。

食通の友人「オラオラオラオラオラオラオラオラァアア!!」ザリザリガリガリ

アライちゃん1「ふぎぶぎぃぃぃぃいいいいいい!!」バリバリ

アライちゃん1「びいいぃぃぃいぃーーーーーーーっ!ぎいいいぃぃいーーーーっ!びぎぃいいいいーーーーっ!」ブシュウウボダボダ

ザルの上には、かなりの肉が落ちている。

食通の友人「なあ、やめてほしいか?」ピタッ

アライちゃん1「やべで…やべるのだぁ…!ひぐっ…あらいしゃんがかわいそうなのだぁ…!」グスッグスッ

食通の友人「じゃあそこの妹に謝ってみな!許してくれるかなぁ?」

アライちゃん2「ひ、ひぃ…!」ブルブル

背中が引っ掻き傷だらけのアライちゃん2は、籠の中から姉の無惨な姿を見ている。

アライちゃん1「い、いもーとおぉぉ!!ごめんなさいなのだぁ!!ごめんなさいなのだぁ!!ゆるじでええぇ!!」ヒグッグスッ

食通の友人「何に対して謝ってるんだ?お前は」

アライちゃん1「ひっぐ、ぐしゅっ…おまえがあやまれってゆーからあやまってゆのりゃぁ…!ゆーとーりにしたのだ、あらいしゃんをはなちて…!」ヒグッグスッ

食通の友人「どうする?許すか?」

アライちゃん2「…!」ブルブル

アライちゃん2「ゆゆしゃないのだぁぁっ!おねーしゃんなんてしけーなのだぁっ!」

アライちゃん1「ぴいいいぃぃぃぃーーーっ!!??なにいってゆのだがいじぃっ!くーきをよむのだぁっ!」ジタバタ

同志達「「ハハハハハハハハハハ」」

会長「この展開は読めたのです」

シャークP「期待を裏切らねーな」

食通の友人「皆様ごらん下さい!醜いガイジの子の背中を!」グイイッ

食通の友人は、俺や客達にアライちゃん1の背中を見せた。

筋肉がだいぶ削げ落ち、あばら骨や背骨が露出し、血が流れている。

食通の友人「もう削る背中もねえな!中落ちくらいしかねーや!」

同志達「「ハハハハハハハハハハ」」

あんな状態で生きてるあたり、この害獣の生命力はヤベェ。

食通の友人「ほんじゃ次は!尻と脚の肉を削ぎ落としていくぜええぇ!!」ジョリッジョリッ

アライちゃん1「ふぎゃぁああああああああああぁーーー!!!あああぁぁーーーー!!」ビクッビクッ

食通の友人は、アライちゃん1の尻や太腿をおろし器でおろしていく。

脚は肉の量が多い部位だ。
ニワトリも脚がデカいし、食用カエルなんて脚以外食わないくらいだ。

背中よりもたくさんの血肉が、おろし器の下へ落ちていく。

アライちゃん1「ごべんなざいごべんなざいごべんなざいゆるじでぇぇーーーー!!!ゆるじでっでいっでゆのだああぁ!」バリバリ

肩や背中の肉を削ぎ落とされたアライちゃん1の引っ掻きは、なんとも弱々しかった。

食通の友人「ヒャアアアアーーーハハハハハハァーー!!そろそろ尻の肉が無くなるぜええええ!!!」ジョリッジョリッジョリッ

アライちゃん1「ぐぎびいぃぃぃぃいぃーーーーっ!!びぎいぃぃぃーーっ!!!」

アライちゃん1の尻尾「」ブヂィッ ボトッ

背中と尻の肉が削げ落ち、アライちゃん1の尻尾が落下した。

アライちゃん1「ひ…ぎ…」ピクピク

アライちゃん1の尻尾「」ビグンッビグンッビグンッパタパタパタパタ

アライちゃん1の尻尾の断面には血肉や骨が見える。

だがそれは、アライちゃん1の尾てい骨に繋がっているようではないらしい。

食通の友人「不思議だよなーフレンズの体ってのは…」

食通の友人「まあいーや!それじゃー次々といってみようかァ!腕ェ!胸ェ!腹の表面!顔面!最後に内臓ォオオオオオ!!」ジョリィジョリィジョリィジョリィジョリィ

アライちゃん1「ぐぎびっ!ぴいいぃぃぃーーーっ…!」

そのうちアライちゃん1は、物言わぬガイコツとなった。

おろしアライ肉「」ドチャ

アライちゃん2「ひ…ひぃ…」プルプル

食通の友人「さーて、ザルで血をよく切り、この肉を砂糖、醤油、みりん、酒…まあ、いわゆるめんつゆセットだな。こいつでぐつぐつ煮るぜー」グツグツ

食通の友人「ショウガを加えて、獣くささを消すぜ」グツグツ

食通の友人「ほい!あとは丼に盛ったご飯に、肉、煎り卵、グリーンピースと、紅生姜を乗せるぜ」

食通の友人「完成!へいお待ちぃ!…おろしアライ丼だァ!」ドン

おろしアライ丼「」ホカホカ

同志1「うぉ~!うっまそー!」ジュルル

同志達「「ヒューヒュー!」」パチパチパチパチパチパチ

ブラウンP「最高だ!」パチパチパチパチパチパチ

食通の友人「アライ骨唐揚げもあるぜ」ドンッ

アライ骨唐揚げ「」サクサク

おお…なんというグロさだ。
アライちゃん骸骨が唐揚げになっている。

同志1「うめぇー!はふはふ!もぐもぐ!」ガツガツ

食うのかあれを…
…まあ、人の趣味を悪く言う気は…


…今のこの場では、無い。

食通の友人「さて」クルッ

アライちゃん2「ひ…ひぃ…や、やめ…たべ…ないで…」ガクガクブルブル

食通の友人「キッチリお前の分も、丼の飯を用意してある。約束したよなァ?…順番だってよ!」ガチャ

食通の友人は、籠を開けて手を突っ込み、アライちゃん2を捕まえようとする。

アライちゃん2「くゆなああぁぁぁっ!!ぴぃっ!ぴいいぃぃっ!きゅるるるっ!」バリバリ

アライちゃん2は、食通の友人の手を引っ掻く。
だが革の手袋には全く効果が無い。

アライちゃん2「はぐはぐ…がぶうぅ!」ガブガブ

アライちゃん2は、手袋に必死で噛みつく。
しかしその鋭い牙も、手袋を通さない。

…随分頑丈だな、それ。

食通の友人「お前もジビエになるんだよ!」ガシィ

アライちゃん2「びいいいぃ!やなのだああぁ!だじゅげでええぇぇっ!あらいしゃんはおいしくないのだああぁっ!!」ジタバタジタバタ

食通の友人は、アライちゃん2の胴体を掴んで籠から出した。

アライちゃん2「はぐがぶううぅぅっ!きゅるるるっ!はぐっ!」バリバリガリガリガブガブシッポブンブンブンブンブンブン

アライちゃん2は涙を流しながら、革の手袋に噛みつき、引っ掻き、暴れている。

食通の友人「じゃあハサミで服を切っていくぜ」ジョキジョキ

アライちゃん2「ああああああああああああああやめるのだあああああおねがいだからああああ!!あらいしゃんのそれ!けがわ!やりゅかりゃあああああ!!」シッポブンブンブンブンブンブン

いらねえ!
アライちゃんの毛皮なんて何に使えって言うんだ?

…いや…たしか…
なんか糸に加工すると、手術に役立つんだっけか…どうでもいいや。
どうせゴミ袋に詰められるのだから。

やがて、アライちゃん2は裸にひんむかれた。
背中には、痛々しい引っ掻き傷が残っている。

アライちゃん2「やべでええたべないでええええ!ありゃいしゃんおいじぐないいいぃ!」ムッチムチ

食通の友人「ふぅん、姉同様肉付きがいいな。畑の豆食いまくって、カロリー蓄えたからかな?」

ブラウンP「うまそう…」ジュルリ

会長「生で食いたいくらいなのです」ジュルリ

食通の友人「じゃあやめてやろうか?」

アライちゃん2「ぴっ!?」

同志達「「おぉ!?」」ザワザワ

何と。

食通の友人「俺は約束は守る。嘘はつかねえ。…畑の豆を盗んでごめんなさいって謝れば…まあやめてやってもいいぞ」

アライちゃん2「うゆ…」

食通の友人「どうした」

アライちゃん2「あらいしゃん、ぬすんでなんて、ないのだぁ…!おいしーおまめしゃん、たべただけなのだぁ…!」ブルブル

食通の友人「そうか。じゃあ体で返しな」スッ

アライちゃん2「ごめんなしゃいごめんなしゃいごめんなしゃい!!これでまんぞくなのか!!?さっさとやめゆのだぁ!」ジタバタ

食通の友人「上出来だ」

シャークP「ど…どうするんだ?」ザワザワ

会長「本当にやめるのですか…?」

食通の友人「約束通り…」

食通の友人「それじゃ殺(あや)めてやるぜェェ!!」ジョリジョリガリバリザリザリガリガリ

アライちゃん2「ぎびぃいいいぃいいいいぃいいーーーーーーっ!!??」

食通の友人は、アライちゃん2をおろし器ですりおろしていく。

食通の友人「ハハハ!謝ったからな!ま殺めてやってもいいぞ!ヒャーハハハハ!」ジョリジョリガリバリザリザリガリガリ

アライちゃん2「ぐぎびいいいいぃぃぃいいいいぃぃい!!うじょじゅぎいいぃいいぃぃぃっ!!うぅ~はぐぅぅがぶううぅぅ!!」ガブゥバリバリ

涙と鼻水とヨダレを流すアライちゃん2は、死に物狂いで手袋に噛みつき引っ掻いている。

食通の友人「ヒャアアアアーーーハハハハハハァーー!!おもしれぇ!!削り合い勝負だァ!」ジョリジョリガリバリ

アライちゃん2「あぎゃぁあああああああああああああああ!!」ブシュウウゥ

ふむ、この勝負、見届けてやろう。
果たして窮鼠猫を噛むやもしれん。



おろしアライ丼2「」ホカホカ

アライ骨唐揚げ2「」カリカリ

同志達「「Yeahhhhhhhhhh!!」」パチパチパチパチパチパチ

…勝負にすらならなかったな。
宣言通り、無事に殺(あや)められたか。

食通の友人「へいお待ちぃ!」ドンッ

シェイクP「うまそう!いただいますッス」モグモグ バリバリ

シェイクPは、唐揚げを頬張る。

シェイクP「…うめーーー!」ガリバリ



まあ、幸せそうで何よりだ。

会長「しかし、なんかお前が料理らしいまともな料理を作るのは久しぶりなのです」

食通の友人「そうですか?」

会長「お前はてっきりゲテモノ専門だと思っていたのです」

食通の友人「別にそんな事は…いや、そうかも…」

そうだよ。
アライさんとか関係なく、お前のジビエ料理は大概見た目がヤバい。



ブラウンP「さて、次は私の番だな」

同志達「イエーイ」パチパチパチ

次はあの女の子の番か。
…果たして、何を作るんだろうか。

つづく

ところでどなたか、リアルアライさんを二酸化炭素ガスでやっつける動画って見たことありませんかね
参考資料にしたい

指摘どうもです

>>636訂正
×これにサラダ油をしいて加熱します
○これにサラダ油をひいて加熱します

>>624訂正
×ブラウンPは狂人と聞いていたが、あんな恥ずかしいセリフを億劫もなく
○ブラウンPは狂人と聞いていたが、あんな恥ずかしいセリフを臆面もなく

ブラウンPは奥の部屋へ行くと…
籠の中にアライちゃん2匹を入れて戻ってきた。

アライちゃん1「うぅー!あらいしゃんをだしゅのだぁ!」ガシャガシャ

アライちゃん2「だせーこのー!おばかー!」ガシャガシャ

ブラウンP「二人とも、閉じ込めてごめんね。…だけど、これあげるから、お姉さんにお話聞かせてくれるかな?」スッ

ブラウンPは、飴を2つ取り出す。

アライちゃん1「なんなのだそれ?ありゃいしゃんはたべものがほちーのだぁ!」シッポブンブン

アライちゃん2「それたべものなのか?」シッポブンブン

ブラウンP「そう…とっても甘くて美味しいよ。姉妹で仲良く分けあって食べるんだよ?いいね?」スッ

アライちゃん1「なのだー!」シッポブンブン

アライちゃん2「なのだー!」シッポブンブン

ブラウンPは、飴を2つ籠へ入れる。

アライちゃん1「はむっ…れろれろ…おいちぃのりゃぁ!」コロコロ

アライちゃん2「あまいのりゃぁ!もいひーのりゃぁ!」コロコロ

アライちゃん達は、飴玉を舐めている。

ブラウンP「美味しかったかい?後で君たちをお外へ出してあげるからね。…お姉さんが、君たちの味方だって、分かってくれたかな?」

アライちゃん1「わかったのだー!」シッポブンブン

アライちゃん2「いいやちゅなのだー!」シッポブンブン

ブラウンP「ふふ、可愛いね。…二人とも、お外へ出す前に、ちょっと自己紹介してくれないかな?ここに来る前、君達は何してたのかな?」

アライちゃん1「あらいしゃんたちは、おかーしゃんといっしょに、はたけにごはんたべにいくとこだったのだぁ!」

アライちゃん2「なのに、はたけにあったたべものばこにはいったとき、とじこめられたのだぁ!ききなのだぁ!」シッポブンブン

アライちゃん1「それでそれで、ひとしゃんにつかまって、おかーしゃんともはなればなれになって…!あらいしゃんがかわいそーなのだぁ!」ビエエエエエン

アライちゃん2「ここにきてからも、おみじゅしかもらってないのだぁ!おなかぺこぺこなのだぁ!はたけでとーもろこしたべたいのだぁ~!」ビエエエエエン

ブラウンP「ふんふん…。それは、可哀想だねぇ。悪い人に捕まって…」

ブラウンP「君達を捕まえた悪い人って、もしかして彼かい?」スッ

食通の友人「え、俺?」

アライちゃん1「そいつなのだぁーーーー!」フゥーッ シッポブンブン

アライちゃん2「そんなきょあくをゆるしちゃだめなのりゃぁー!」フゥーッ シッポブンブン

ブラウンP「そうか…。それじゃあ、お姉さんがあいつをやっつけてあげよう。そうしたら、お姉さんの言うこと何でも聞いてくれるかな?」

アライちゃん1「わかったのだー!」シッポブンブン

アライちゃん2「やっつけゆのだー!」シッポブンブン

食通の友人「お、おい待て…こないだはこんな急なネタ振りはなかったよな?」

ブラウンP「ふぅーっ…!ふぅーっ…!」ツカツカ

ブラウンPが、息を荒げて食通の友人へ詰め寄る。

…ん?今更だけど…
あのブラウンPって奴、ブレザーの中にネクタイ以外何も着てなくないか?

…そういうファッションなんだろうか…
あるいは、フレンズとしてサンドスターに生まれつき与えられた衣装があれなんだろうか。

食通の友人「…ヒャアアアアーーーハハハハハハァーー!!アライさんの味方をするアラ信めェ!このショクエモンPが、そこのチビスケ2匹をブッ殺してやるぜェ!」

アライちゃん1「しぬのはおまえなのだー!」シッポブンブン

アライちゃん2「おねーしゃん!きょあくをやっつけゆのだぁ~!」シッポブンブン

食通の友人「いっくぜェ!ショクエモン…パァーンチ!」ノロ~

食通の友人は、ブラウンPへ欠伸が出るほどスッとろいパンチを繰り出した。

ブラウンP「たー(棒読み)」ガバッ

食通の友人「ぬぅぉ!?」ドサァ

なんとブラウンPは、食通の友人に飛びかかり、食通の友人を床へ押し倒した。

食通の友人が体を床に打ち付けないように配慮して、うまく衝撃を緩和してやっていたようだ。

…おいおいここはキッチンなんだろ?
そんなドッタンバッタン大騒ぎして大丈夫かよ。

ブラウンPは、仰向けに倒れている食通の友人の腰に跨がった。

ブラウンP「ふぅーっ…!ふぅーっ…!」シッポブンブン

ブラウンPは、食通の友人に跨がりながら、頬を朱く染め、息を荒げ、尻尾を振っている。

あの尻尾の振り方は、あれだな…
小さい頃の佐助が、おやつもらったり、俺やいとこに遊んで貰った時みたいだ。

食通の友人「ちょ…ま、待て…!こ、殺す気じゃ…ねえだろうな?」汗タラー

ブラウンP「いくぞ、覚悟しろ…!アライちゃん達を閉じ込めた恨み。そして…私に恥ずかしい思いをさせた恨み!」シッポブンブン

食通の友人「ひぃいぃ!だ、誰か助けてくれェ!」

…食通の友人の奴、なんか半分マジじゃねえか?
いやいや、まさか本気で殺すわけ…

同志1「ま、まさかブラウンP、今度はショクエモンPを…!?」

同志2「や、やめろ!やめてくれぇ!せめてアライさんがいる間は、アライさんだけにしてくれ!」

…え?ほ、本気じゃないよな?
何で回りの奴らはそこまでガチで焦ってるんだ?

ブラウンP「いくぞ!殺してやるショクエモンP!でやぁ!」ボゴォ

ブラウンPが、食通の友人に右手でマウントパンチする振りをして、左手でこっそり自分の腹を打って打撃音を出す。

食通の友人「ぎィゃァアアああ!!歯が折れたぁぁぁ!いてえよ、いてえよ~!」ジタバタ

食通の友人は、当たってもいないパンチを痛がり、足をドタバタする。

アライちゃん1「すごいのだ!いけいけー!O(≧∇≦)O」キャッキャ

アライちゃん2「そのままやっつけゆのだぁ!ヘ(≧▽≦ヘ)♪」キャッキャ

ブラウンP「たあぁ!」ボゴォ

今度は左手でエアマウントパンチし、右手で打撃音を出した。

食通の友人「うぐあァァ!首の骨が折れたァ~!ひィ~!」ドタバタ

首が折れたら足をドタバタなんてできねーだろ!

ブラウンP「はぁはぁ…!くらえ!格闘技三大反則技を!」シッポパタパタ

食通の友人「格闘技三大反則技だと!?」

ブラウンP「まずは目突き!」シュッ

ブラウンPは、食通の友人に目潰しする振りをした。

食通の友人「ぎゃああ~!俺の目が、目が~!」

ブラウンP「おちびちゃん達!こいつの目を潰してやったぞ!」

アライちゃん1「やったのだー!」シッポフリフリ

アライちゃん2「ざまーみろなのだぁ!」シッポフリフリ

ブラウンP「次は…くらえ、噛み付き!」ハムハム

ブラウンPは、食通の友人の首筋にエア噛みつき…
いや、マジで口をつけている。
大丈夫だよな?噛み付いてないよな?

食通の友人「ぐえええええ!」

ブラウンP「ぷはっ…はぁはぁ、おちびちゃん達!こいつの血を吸ってやったぞ!」ハァハァ

あんたは吸血コウモリのフレンズか何かですか。

ブラウンP「はぁはぁ…そしていくぞ…!格闘技三大反則技、その最後のひとつ!」シッポパタパタ

同志達「「イエーイ」」パチパチパチ

まだこのプロレス続くのか…
まあ、仲間達が楽しんでる?っぽいので構わんが。

ブラウンP「そしてくらえ!最後の技…」ノシカカリ

食通の友人の腰に跨がっていたブラウンPは一度立ち上がった。
そして食通の友人に背中を向ける方向に体勢を変えてから、胸のあたりに跨がった。

ブラウンP「くらえ!金的攻撃ぃ!」

食通の友人「はっふううぅぅぅうん!?」ビクゥ

ブラウンPは、食通の友人の股間を握る振りをした…
…ん?振りだよな?握ってないよな?こっちからじゃよく見えんな。
というか、ブラウンPが食通の友人の腰と自分の手元に覆い被さり、周りのハンター仲間達に見えないようにしている。

ブラウンP「はぁはぁ、くらえ!どうだああぁ!このまま握り潰してやる!」シッポパタパタ

ブラウンPの腕は小刻みに動いている。
まあ見えないとはいえ、マジで金的攻撃をしているわけじゃないんだろうが…
にしても、リアルな腕の動きだ。

食通の友人「お、おい!ま、まて!や、やめ…よせ…!ひぃ!」

アライちゃん1「きいてるのだー!」キャッキャ

アライちゃん2「やっつけゆのだ!」キャッキャ

ブラウンP「はぁ、はぁっ…んっ…!どうだ!どうだショクエモンP!まいったかぁ!」カクカクヘコヘコ

食通の友人の胸あたりに押し付けられているブラウンPの腰が、前後に小刻みに動いている。

あれは犬が同士がやるマウンティングという行為だ。
自分が相手より上位の立場であることを思い知らせるための行為であり、雄雌関係なく行われる。

食通の友人「ま、参った!参ったからやめ、やめろォ!」ドタバタ

ブラウンP「はぁ、はぁ…!おちびちゃん達!悪い人はやっつけたぞ!」ゴロン

ブラウンPは、食通の友人を転がし、うつ伏せにする。

食通の友人「うぅ…死んだ…ぜ」ビックンバッタン

食通の友人は、ゴキガイジムーヴの真似事をする。
だがアライさんほどキモい動きじゃねwな。

アライちゃん1「やったのだー!」キャッキャ

アライちゃん2「ざまーみろなのだぁ!」キャッキャ

同志達「「イ、イエ~イ…」」パチパチパチ

…なんだこの安っぽいプロレスは…。
お前ら料理するんじゃねえのか!?

続きはあとで

今日はここまでです

アンチスレ過去ログを読み返してたら、こんな動画がありました

https://youtu.be/CubY9zQN8xs
1:40の犬に吠えられてひっくり返るシーンがほんとすき

俺さんはもっと出番増やして欲しいな
とりあえず、日本とアメリカのお巡りさんの対応

日本
https://www.youtube.com/watch?v=KBIkIp7MyKY

アメ公
https://www.youtube.com/watch?v=6itvio6xrf8
https://www.youtube.com/watch?v=PQqJ4tH05GU
https://www.youtube.com/watch?v=yF8rzosOJdo

>>754
日本の街中で銃ぶっぱなすわけにはいかないから大変ですね…

例のアライ首吊リング、1回目脱出した後なんで逃げないんだろう?
まさか勝てると思ってるんだろうか…
やっぱこの辺アライさんっぽいとこありますね

食通の友人「ピクピク」グッタリ

死んだ奴が口でピクピクなんて言うかよ。

ブラウンP「さあ、アライちゃん達。君達をその檻へ閉じ込めて、お腹ぺこぺこのまま閉じ込めてた悪い奴はやっつけたよ」

アライちゃん1「やったのだー!」シッポフリフリ キャッキャ

アライちゃん2「きょあくはしんだのだ~!」シッポフリフリ キャッキャ

ブラウンP「さーて、そこから出たいよね?お家帰りたいよね?」

アライちゃん1「かえりたいのだ~!」ガシャンガシャン

アライちゃん2「またおかーしゃんといっしょに、きーろいちゅぶちゅぶたべたいのりゃ!」シッポフリフリ

ブラウンP「いいよ。お姉さんが、君達をお母さんのところへ送ってあげるよ。ただしその前に、体を綺麗にした後、美味しいお野菜をたーっぷりあげるからね」

アライちゃん1「おねーしゃんいいひとなのりゃ!だいしゅきなのりゃ!」シッポフリフリ

アライちゃん2「おねーしゃんのこと、おかーしゃんと、おやしゃいの、ちゅぎにしゅきしゅきなのりゃぁ!さんばんめにだいしゅきなのりゃ!」シッポフリフリ

おいおい、実の姉はランキングに入らないのか。

同志1「体を…綺麗に…?」ピクッ

シェイクP「ショクエモンP、洗ったんすよね?」アセアセ

食通の友人「…」コクコク

あんなアライちゃんなんぞ、洗わずに食えるものか。
俺は洗いアライちゃんでも絶対食えんが。

ブラウンP「…君達、ここに来てから体を洗ったことはあったかな?」

アライちゃん1「さっきのがいじにむりやりみじゅでありゃわりぇたのりゃぁ!」ムカー

アライちゃん2「ありゃいしゃん、ちゅめたいって!いったのに!やめてっていったのに!じゃぶじゃぶじゃぶじゃぶされたのりゃ!」シッポブンブン

アライちゃん1「ひっかいても、かじっても、やめてくりぇなかったのりゃぁ!びええーんっ」ビエエエン

同志2「よかった…洗浄済みか…」ホッ

シャークP「当然だ!ショクエモン師匠が体洗い、泥抜き、尿抜きを忘れるもんか!」

アライちゃん2「おねーしゃん、ありゃいしゃんたち、ちゅめたいのもーやなのりゃぁ…」ウルウル

ブラウンP「そっか、そうだね…。それじゃあ、あったかぁ~いお湯であったまろうか?」スッ

ブラウンPは、42℃ほどのお湯をつくり、小さな器へ注いで籠の上から入れた。

アライちゃん1「あったかいのだ~!」バシャバシャ

アライちゃん2「きもちいーのだ、ぽかぽかするのりゃぁ!」バシャバシャ

アライちゃん達は、器のお湯で手を洗っている。

ブラウンP「君達、お母さんにはこういうことはしてもらえたのかな?」

アライちゃん1「はじめてなのだぁー!」バシャバシャ

アライちゃん2「ここにきて、おねーしゃんとあえて、よかったのりゃぁ!」バシャバシャ

ブラウンP「じゃあ、こーんなものは、お母さんからは貰えたかな?」スッ

ブラウンPは、先程の飴玉を2つつまみ、手を籠へ入れた。

アライちゃん1「もらってないのりゃぁ!」ガシィ

アライちゃん2「あまあまだいしゅきなのりゃぁ!」ガシィ

アライちゃん1「あむあむあむ…ころころころ…おいちーのりゃぁ!」コロコロ

アライちゃん2「ぺろぺろ…ころころ…」コロコロ

ブラウンP「そうだよ。私は君達に、このお家でたーっくさん美味しい食べ物をあげられる。君達のお母さんよりも、ずっと美味しいものを、いっぱいね」

食通の友人「…お前の家じゃねえよ(ボソッ)」

死体が、アライちゃん達に聞こえないくらいの声の大きさでなにかを呟いた。

ブラウンP「今まで雨風の強い日は寒くてずぶ濡れになって、大変じゃなかった?…私なら、台風の日でもあったかい寝床で、君達をゆっくり休ませてあげられるよ」ナデナデ

ブラウンPは、アライちゃん達の頭や背中を優しく撫でた。

アライちゃん1「おねーしゃんだいしゅきなのりゃぁ!もっとなでゆのりゃぁ!」シッポフリフリ

アライちゃん2「おかーしゃんよりしゅごいのりゃぁ!おててぺろぺろしてあげゆのりゃ!」ペロペロ

ブラウンP「…ふふ、可愛いね。私も、君達のことが大好きだよ」ナデナデ

アライちゃん1「なのだー!」キャッキャッシッポフリフリ

アライちゃん2「なのだー!」キャッキャッシッポフリフリ

うえ、アライちゃんに手を舐められてやがる…。気持ち悪い…。
ドブネズミに舐めれた方がまだマシだ。

あのブラウンPは、アライちゃんに不快感を感じないのか?

…というか、あの…疑問があるんですが。

同志2「どうしました?」

なんでブラウンPは、あんな風にアライちゃんを可愛がってるんですか?
ここでは今から料理するって聞いたんですが…
まさか情が移って 、飼う気になってしまったとか?

同志2「いやぁ…正直、俺もこれから何が起こるか分からないんすよ。何せ、こういうのは初めてのパターンなので…」

『こういうの』っていうのは…
アライちゃんを可愛がってることですか?

同志2「いえ、違います。…保健所のアライちゃんを、そのまま料理するパターンです」

…どういうことですか?

同志2「ブラウンPは、基本…。『飼って、なつかせてから、殺す』んですよ」

…!?
わけがわからん!なぜそんな事を…!?

同志達2「それがブラウンPのやり方で…無害化してから、裏切る方が愉しいんだそうです」

…アラジビフェスでやらかしたことは、やはり本当だったのか…。
そんなキチガイ行為、信じたくはなかったが。

あのブラウンPって女の子、相当歪んでるぞ。
わざわざ育てるだけの労力が無駄だし、費用も無駄だ。
そして奴らは本質的に害獣だ。無害化などできるわけがない。
仮に個体単位で無害化できても、結局そのガキが畑を荒らす害獣として産まれてくるんだから意味がない。

ブラウンP…やばいんじゃないか?この人。
はっきり言って、サイコの部類に入るぞ。
ちょ…まじでヤバイって…
…心の病院に行った方がいい類の人格だぞ、これは。

ブラウンP「それじゃあ、料理を始めようか」スッ

ブラウンPは、鉄の鍋を用意した。

ブラウンP「野菜も用意するよ。アライちゃん達の大好きなお野菜だ」ドンッ

冷凍庫から、ネギ、しらたき、焼き豆腐、しいたけ、白菜、春菊、牛脂、卵が取り出される。

アライちゃん1「おやしゃいなのだぁ~~~~!」キラキラ シッポブンブン

アライちゃん2「おねーしゃん!いましゅぐたべたいのりゃあ~~~!」シッポブンブン

ブラウンP「アライちゃん達、さっきの飴玉は美味しかったかい?」

アライちゃん1「おいちかったのりゃあぁ~!」シッポブンブン

ブラウンP「さっきのはね、人間が食べ物を料理して作ったものなんだ。分かるかい?食べ物を、もっと美味しくすることさ」

アライちゃん2「うしょなのりゃ!おやしゃいはもともとおいちぃのりゃ!」シッポブンブン

ブラウンP「さっきの食べ物の材料だよ。舐めてごらん」スッ

ブラウンPは、砂糖を小皿に盛って、籠へ入れる。

アライちゃん1「ぺろぺろ…あまいのりゃあ!」ペロペロ シッポフリフリ

アライちゃん2「おいちぃー!でも、さっきのあまあまのほーがおいちぃのりゃ?」シッポフリフリ

ブラウンP「そう、それが料理だ。元々美味しいものを、さらに美味しくする。今から美味しいものを、もーっと美味しくするからね」

アライちゃん1「わかったのだー!」シッポフリフリフリフリフリフリ

アライちゃん2「たのしみなのだー!」シッポフリフリフリフリフリフリ

ブラウンP「ふふ、尻尾振って、可愛いね。…君達のお母さんには、私が知っているこういう技術はあったかな?」

アライちゃん1「しりゃないのりゃ!はたけのおやしゃいまるかじりなのりゃ!」

ブラウンP「そっか。…お母さんじゃなく、私と一緒に暮らせば、毎日生野菜よりずーーっとずーーーっと美味しい料理をたべて、幸せに暮らせるよ?毎日楽しくって、辛いことは何もないよ」

アライちゃん1「おねーしゃんといっしょにくらしゅのだー!」シッポフリフリ

ブラウンP「おやおや…。お母さんはもういいのかい?」

アライちゃん2「うゆ…」

ブラウンP「どうしたのかな?」ナデナデ

アライちゃん2「っ…!」プルプル

ブラウンP「言ってごらん?」ナデナデ

アライちゃん2「お…おかーしゃん…より…」




アライちゃん2「おねーしゃんのほうが、しゅきしゅきなのりゃぁー!≧∀≦」シッポフリフリ

アライちゃん1「だいしゅきぃ!あらいしゃんたちの、あたらしいおかーしゃんになってほちいのりゃぁ~!≧∀≦」シッポフリフリフリフリフリフリ



…なんつーこと言いやがる、このクソガキ共!

ブラウンP「よーしよし。いい子達だ。それじゃあ、君達はもう元のお母さんの子じゃないよ。…これからは、私が新しいお母さんだ。いいね?」

アライちゃん1「はいなのだー!」シッポフリフリ

アライちゃん2「おかーしゃん!ごはんたべたらいっしょにあしょぶのりゃぁ!」シッポフリフリ

ブラウンP「ふふ…それじゃあ、私のお友達に、挨拶してくれるかな?」スッ

ブラウンPは、同志達を手で指した。

アライちゃん1「おともだちなのりゃ?ひとがいっぱいいゆのりゃ…」

アライちゃん2「ありゃいしゃんとじこめたりしないのりゃ?」

同志1「しないぜー!」

シャークP「仲良くしようぜー!」

ジョークP「仲良くな(笑)」

アライちゃん1「おともだちなのだー!」キャッキャ

アライちゃん2「うれしーのだぁ!」キャッキャ

…基本的に群れを作らないアライちゃん達に、友達なんて概念があるのか?

会長「アライさんとはいえ幼少期は、遊びの中で自然を生きるための知性を育む必要があるのです。だから、他の家族の子供と『遊び相手』になることは多いのです」

遊び相手として互いを利用し合うわけか。合点が行った。

会長「もっとも、まともに遊べるケースは少なく、大概いつも喧嘩になるそうです。あと、弱い奴は虐められるケースも多いそうです」

…喧嘩の仕方も学べるってわけか。
つくづくこいつらは、自分の役に立つ奴だけを友達と呼ぶようだな。

>>761
ミスですねこれ

×冷凍庫から、ネギ、~
○冷蔵庫から、ネギ、~

誤字はたいがい無視してますが、これ系は意味合い自体変わってしまうので訂正します

ブラウンP「それじゃあ、私がご飯を作っている間、こっちのお風呂に浸かってるといいよ」チャプ

ブラウンPは、ボウルに38~40℃ほどのお湯を注いだ。

ブラウンP「はだかんぼになって、この中で体を綺麗にしてね。いいかい?」コトン

アライちゃん1「わかったのだー!」ガシャンガシャン

アライちゃん2「だちてなのだー!」ガシャンガシャン

ブラウンP「はいはい。それじゃあ、籠のお外に出ようね」ガチャ

ブラウンPは、籠を開けて手を突っ込んだ。

アライちゃん1「やっとでられゆのだぁー!」ダキッ ギュー

アライちゃん2「おかーしゃん!あしょんであしょんで!」シッポフリフリ

アライちゃん達はブラウンPの手を抱き締めている。

ブラウンP「じゃ、お外に出すよー」ヒョイ

アライちゃん1「でられたのだぁ!」キャッキャ

アライちゃん2「おふろはいゆのだぁ!」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん1「あったかそうなのだぁ」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん達は、ボウルに向かって這い寄った。

ブラウンP「それじゃあ、服を脱ぎ脱ぎしようね」ヌガシヌガシ

ブラウンPは、アライちゃん達の服を脱がせた。

アライちゃん1「ぴぃぃっ!?あらいしゃん、けがわとれちゃったのりゃぁ!?」ツルーン

アライちゃん2「つゆつゆなのりゃ!おふろはいっていいのりゃ?」

アライちゃん達にとっては、自分の体の一部が取れてしまったのだから驚くであろう。

ブラウンP「いいよ。さ、入って」

アライちゃん1「あったかいのりゃ~!」チャプン

アライちゃん2「きもちい~のりゃぁ~♪」チャプチャプ

アライちゃん1「からだありゃいっこすゆのだ~♪」コスリコスリコスリ

アライちゃん2「は~きもちいいのだ~…あーもっとうえなのだ、あーそこそこ!いい、いいのだあぁぁ」ウットリ

アライちゃん達がボウルのお湯に浸かり、体を擦り合っている。

フレンズというのは、垢やフケといった老廃物がサンドスターによって分解されてしまうため、常に体が清潔に保たれているらしい。
サンドスターというのは、どこまでも都合のいい物質だ…。

それでもどこか、痒いところはあるのだろう。

ブラウンP「さて。野菜を切っていこう。アライちゃん達、お友達のみなさん、どうかな?美味しそうな野菜だろう?」ザクザク

アライちゃん1「おいちそーなのだああぁっ!」パシャパシャシッポフリフリ

アライちゃん2「いましゅぐたべたいのりゃああぁっ!」パシャパシャシッポフリフリ

同志2「すっげーうまそう!」

ジョークP「新鮮ないい野菜だぁ…」

ブラウンP「これをざくざくと切っていくよ」ザクザク

ブラウンP「そして、鉄の鍋に乗せる」ポトポト

鉄の鍋はすごい大きさだ。
通常より半径が1.5倍以上でかい。

ブラウンP「…さあ、ご飯にするよ。こっちへおいで」スタスタ

ブラウンPは、アライちゃん達へ近寄ると、バスタオルにくるんでお湯を拭く。

アライちゃん1「さっぱりしたのだー」ツヤツヤ

アライちゃん2「ごっはん♪ごっはん♪あらいしゃんのごっはん♪」ウキウキ

ブラウンP「さ、お野菜さんのとこへ行くよ」スタスタ

アライちゃん1「れっちゅごーなのだぁ♪」シッポフリフリ

アライちゃん2「おっやしゃい♪おっやしゃい♪ありゃいしゃんのやっしゃい♪」シッポブンブン

鉄の鍋が2つある。
どちらもかなり大きなサイズであり、白菜や春菊などの野菜が盛られている。

ブラウンP「さ、お待たせ」スタスタ

アライちゃん1「たべゆのだーーーー!!」シッポフリフリフリフリフリフリ

アライちゃん2「おかーしゃん!はっやく!はっやくおろしゅのだぁ!」シッポフリフリフリフリフリフリ

ブラウンP「ふふ、いいよ…ただし、私の言いつけをきちんと守れたらね。…守れるかい?」

アライちゃん1「まもれゆのだ!」シッポフリフリフリフリ

アライちゃん2「なんでもゆーのだ!おかーしゃん!!」シッポフリフリフリフリ

ブラウンP「そうだね…まず聞こうか。お野菜は好きかい?」

アライちゃん1「しゅきなのだぁ!」シッポフリフリ

アライちゃん2「しゅきしゅきなのだぁ!」シッポフリフリ

ブラウンP「私のことは好きかな?」

アライちゃん1「だいしゅきなのだぁ!」シッポフリフリフリフリ

アライちゃん2「まえのおかーしゃんよりしゅきしゅきなのりゃ!」シッポフリフリフリフリ

ブラウンP「このお野菜は、どうやってできたものだと思う?」

アライちゃん1「しらないのだ!はたけにかってにはえてくゆのだ!」シッポパタパタ

アライちゃん2「はたけのやさいは、みんなのものなのだ!」シッポパタパタ

ブラウンP「ふぅーん、じゃあ…どうしてアライちゃん達のお家のまわりには勝手に生えてこないのかな?わかる?」

アライちゃん1「わかんないのだ!」シッポブンブン

アライちゃん2「つちがちがうのだ!つちが!」シッポブンブン

ブラウンP「その答えはね…お友達に答えてもらおうか。誰か、わかる人はいるかな?」



俺が答えますよ。

ブラウンP「おっ、ハンターさん?」

畑の野菜は、勝手に生えてくるわけじゃない。
お前らが採った後、もう二度と生えてこないんだ。

アライちゃん1「うしょなのだ!またはえてくゆのだ!」シッポフリフリ

それはな、人間が新しく野菜を植え直しているからだ。

アライちゃん2「ひとしゃんが?」

そうだ。
野菜が好きなのは、俺達人間も同じだ。
だから俺達は、畑で野菜を育てて、食べている。
当然、野菜を育てるのは重労働だ。滅茶苦茶大変なことだ。
農家のプロが半年くらい、毎日毎日水やりや、草むしり、除虫をやって、やっとまともな野菜ができるんだ。

そうして農家の人が作った野菜を、俺らは金を払って分けて貰っている。
俺らが働いて稼いだ金で、野菜を買っているんだ。

お前らと違って、何の対価もなく、ポンポコポンポコ盗んでるわけじゃねえ。

アライちゃん1「すごいのだぁ!」シッポフリフリ

アライちゃん2「よくわかんないのだ!あらいしゃんたち、ぬしゅんでないのりゃ!もらってるだけなのりゃ!」シッポフリフリ

…そうかい。
じゃあ、てめーらの新しいお母さんに、たっぷり教育してもらうんだな。

アライちゃん1「いわれなくてもそうすゆのだー!」アッカンベー

ブラウンP「…今のはね、アライちゃん達のために野菜を作ってくれた農家の人達に感謝しようねってお話だよ」

アライちゃん1「はーい!」シッポフリフリ

アライちゃん2「わかったのだー!」シッポフリフリ

…絶対分かってないんだろうな。
言うとおりにすれば飯が貰えるから、
ただ言うことを聞いてるだけだろう…。

ブラウンP「そういうわけで、今からご飯を作ってくれた人への感謝のあいさつを教えるよ。言うとおりにやってね」

アライちゃん1「さっさとごはんよこすのだー!」シッポブンブン

アライちゃん2「じれったいのだー!」シッポブンブン

ブラウンP「…きちんと挨拶できたら、ご飯の量を増やしてあげるよ」

アライちゃん1「やるのだ!」ハッハッヨダレダラダラ

アライちゃん2「はやくおしえゆのだ!」キラキラシッポフリフリ

ブラウンP「こうやって手を合わせて、『いただきます』と言って、目を閉じて頭を下げるんだ。私がいいって言うまでね。やってごらん」

アライちゃん1「いただきましゅなのだ!」ペコリ

アライちゃん2「いただきますなのだ!」ペコリ

ブラウンP「…」スタスタ

ブラウンPは、手を合わせて拝んでいるアライちゃん達へ近寄り…


ブラウンP「…」シュルシュル キュッ

…なんと、ヒモで両足、両腕を縛ってしまった。

ブラウンP「はい、もういいよ。目を開けてごらん」

アライちゃん1「のあっ!?てがしばられてゆのだ!あしもなのだ!うごけないのだぁ!」グイグイ

アライちゃん2「なんなのだこれ!?おかーしゃん!おともだちがだれかいたずらしたのだぁ!」グイグイ

ブラウンP「さーて、それじゃあ、お野菜のとこに行こうね」ガシィ

アライちゃん1「ぴいいいいいいいぃぃぃぃいっっ!!?おかーしゃん!しっぽつかまないでなのりゃあっ!」モゾモゾ

アライちゃん2「いたいのりゃあっ!!やべで!やべるのりゃあ!おかーしゃんらんぼーしちゃやーなのりゃあっ!」モゾモゾ

同志達「「YEAHHHHHHHHHH!!!!」」

ブラウンP「さあ、大好きなお野菜だよ」ドサァッ

ブラウンPは、2匹の尻尾から手を放し、1匹ずつ鉄鍋の上に置いた。
ちなみに2つの鉄鍋は、どちらも既にガスコンロの上に置かれている。

アライちゃん1「あーうぅ、これじゃおやしゃいたべられないのりゃぁ!」モゾモゾシッポパタパタ

アライちゃん2「おかーしゃんっ!あらいしゃんたち、おともだちにいたずらされたのりゃぁ!このひもほどいてなのりゃぁ!」モゾモゾシッポパタパタ

アライちゃん達は芋虫のように体をくねらせ、尻尾をばたばたと振っている。

目の前に野菜があるのに、手足が動かせないため、かぶりつけないのである。

ブラウンP「お野菜食べたいかい?」

アライちゃん1「たべたいのだぁ!はやくほどいてなのだぁ!おかーしゃん!」モゾモゾウゾウゾ

アライちゃん2「さっさとすゆのだぁ!」モゾモゾウゾウゾ

ブラウンP「…ねえ、君達が、畑のお野菜を盗んだとき。…君達以外の誰かが、お野菜を食べられなかったんだよ」

アライちゃん1「そんなのしらないのだ!よのなかじゃくにくきょーしょくなのだぁ!はぐ!はぐ!」ガチンガチン

アライちゃん2「はやいものがちなのだぁ!…うぅ~とどかないのだぁ!はぐ!はぐ!」ガチンガチン

アライちゃん達は野菜に向かってエア噛みつきをしている。
空気を噛みながら、歯がガチガチと鳴っている。

ブラウンP「君達が盗んだせいで、野菜を食べられなかった人のことは、どうだっていいっていうんだね?」

アライちゃん1「さっきからそーいってゆのだぁ!はぐはぐ!」ガチンガチン

アライちゃん2「いいからさっさとひもをとくのだぁ!」モゾモゾシッポブンブンブンブン

ブラウンP「…世の中強い者が勝つ。野菜を盗られたのは、早く食べられなかった奴が悪い。…そう言ったね?」

アライちゃん1「あーーもうなんなのだ!いらいらすゆのだ!!」モゾモゾ

アライちゃん2「おせっきょーきらいなのだ!そんなんじゃ、あらいしゃんたちのあたらしいおかーしゃんにしてやらないぞぉ!」モゾモゾ

アライちゃん1「そうなのだぁ!おかーしゃんしっかく!ふごーかくだぞぉ!いやならさっさとありゃいしゃんのゆーこときくのだぁ!」モゾモゾ

ブラウンP「…君達の言う通りだ」





ブラウンP「野菜を盗られたのは、早く食べられなかった奴が悪いね」サッサッ

なんとブラウンPは、アライちゃん達が見ている目の前で、
野菜をトングで1つ1つ掴み、別の容器へ移していった。


アライちゃん1「の……あぁっ……!?」

アライちゃん2「あらいしゃんの…ごはんっ…なにすゆのだ…!?」



ブラウンP「何言ってるんだい?この野菜はもう、君達のものじゃない。あっちのお友達のものになった」サッサッ

同志2&3「「イエエーーーイ!!」」

先程、ブラウンPの料理を注文した二人だ。

アライちゃん1&2「「ぴっ…ぴいいいいいいいぃぃぃぃいーーーーーっっ!!?」」モゾモゾウゾウゾジタバタシッポブンブン

アライちゃん1「な…なにふざけてゆのだぁ!それはありゃいしゃんたちのごはんなのだぁ!」シッポブンブンブンブンブンブン

アライちゃん2「おまええーっ!やくしょくやぶゆのかあぁっ!うしょちゅきなのりゃあっ!」シッポブンブンブンブンブンブン

ブラウンP「ふふ、私が約束したのは、料理を作ることまでだ。その料理を君達に『食べさせてあげる』なんて、一度も言ってないなぁ」スッ

ガスコンロ「」カチッ バチチチチチチチッ ボウッ

ブラウンPは、全ての野菜を退けると、鉄鍋が乗ったガスコンロに点火した。
鉄鍋はじわじわと熱くなっている。

アライちゃん1「んんんぎいいぃぃ~~~っ!!ほどけないのだあぁ~~~っ!!」モゾモゾシッポパタパタ

アライちゃん2「あたらしいおかーしゃん!なんでこんないじわゆすゆのだぁ!あめもくりぇりゅたし、おふろもいれてくりぇたし!いーひとだとおもってたのだぁ!」シッポパタパタ

アライちゃん1「いっしょにくらしゅっていったの、うしょなのかぁ!?」シッポブンブン

ブラウンP「…あのなぁ…」

ブラウンP「なんで君達のように、可愛くない子を育てなきゃいけないのかな?」

アライちゃん1&2「「のりゃああっ!?」」

ブラウンP「私はもっと、従順で、ちゃんと私の言うことを聞いてくれる、いい子を育てたいなぁ」スッ

ブラウンPは、アライちゃん達の頭を撫でようとする。
アライちゃん達の顔に、ブラウンPの手が被さった。

アライちゃん1「う、うしょちゅきのくしぇに!」ガブゥ

アライちゃん2「わゆいおかーしゃんには、おしおきなのりゃぁ!」ガブゥ

アライちゃんは2匹とも、ブラウンPの指に噛みついた。

アライちゃん1「ふぐぐぐ…」ミチミチ

アライちゃん2「はぐぐぐぐぅ…」ミチミチ

ブラウンP「…へえ、あくまで逆らうんだ。それがいつまで続くかな?」グイイッ

ブラウンPは指を噛まれたまま、アライちゃん達を鍋へ押し付ける。

アライちゃん1「…ぴっ…!?」プハァ

アライちゃん2「ぷはぁっ!ひぎぃ!このおなべ、あっちゅくなってゆのりゃぁ!」プハァ

二匹はブラウンPの指から口を離した。

ブラウンP「…だから、何だい?」

アライちゃん1「あ…あぢゅいぃ!あらいしゃん、やけどしちゃうのりゃぁ!」ビッタンバッタン

アライちゃん2「ぴいいいぃぃぃっ!?お、おかーしゃん、あらいしゃんをたしゅけてえぇっ!」ゴロンゴロン

手足を縛られたアライちゃん達は、鍋の上でジタバタと暴れている。

ブラウンP「助けて欲しいかい?でも君達は、可愛くないからなぁ。我儘ばかり言うし」

アライちゃん1「ぎぴいいいいいぃぃぃぃっ!!」ピョンピョン

アライちゃん2「なんでもすゆからたしゅけてええぇっ!」ピョンピョン

ブラウンP「へぇ…」

ブラウンP「それじゃあ、君達の可愛いところを、お友達のみんなに見せてごらん?君のことが可愛いとみんな思ったら、きっと皆許してあげるし、お野菜も返してくれるかもよ」

同志達「「イエエエーーーイ」」パチパチパチパチ

『お友達のみんな』が拍手で応えた。

アライちゃん1「ぴぎいいぃぃっ!ひいいいぃぃっ!」ビッタンバッタン

アライちゃん2「かわいいとこって!なにすりぇばいいのりゃあああっ!」ビッタンバッタン

ブラウンP「自分のこと可愛いと思ってないんだ?それじゃあ、私やお友達のみんなに可愛いと思って貰うことはできるはずないよねぇ?」

同志達「「BOOOOOOOOOOOOOO!!」」

お友達のみんなは、アライちゃんにブーイングを送る。

アライちゃん1「み、みせゆかりゃあああああっ!!ありゃいしゃんのかわいーとこ、みせゆがりゃああっ!びいいいぃぃあぢゅいいいいっ!!」ゴロンゴロン

アライちゃん2「うゆううぅ~~でりぇないいいぃぃぃ~~~っ!!」ビッタンバッタン

アライちゃん達は、ごろごろ転がりながら、尻尾を使って鍋から脱出しようとしている。
しかし、それはどうやら無理なようだ。

ブラウンP「ほらほらどうしたの?可愛いとこ見せてくれないの?そのままゴロゴロ転がって焼け死にたい?」

アライちゃん1「うゆううぅぅ!!みせゆかりゃああああ!おろじでええええ!!」ゴロンゴロン

アライちゃん2「このままじゃでぎないのりゃああああ!あぢゅいあぢゅいあぢゅいいいいぃぃ~~!」ビッタンバッタン

ブラウンP「…仕方ないなぁ…」スッ

ブラウンPは、いったんアライちゃん達をトングで挟み、ボウルへ置く。

アライちゃん1「ひーひーひーひーひーひーひーひーひーひー」ゼェハァ

アライちゃん2「はーはーはーはーはーはーはーはーはーはー」ゼェハァ

全裸のアライちゃん達の肌は、醜く焼けただれている。
こんな状態で可愛いと思って貰うのは無理に違いない。

ブラウンP「はーい、こちら、巨大氷だよ」ゴトッ

ブラウンPは、2つの鉄鍋の上へ大きな氷を乗せた。
氷はジュージューと音を立てて、下のほうから溶け始めている。

ブラウンP「さあアライちゃん達。素敵なステージを用意してあげたよ。この氷が溶けきる前に、君達の可愛いところをお友達のみんなに伝えるんだ」ポトッ

再びアライちゃん達をトングではさみ、氷の上へ乗せるブラウンP。

アライちゃん1「ぴいいいぃっ!ちゅめたいのりゃああっ!」ゴロゴロ

アライちゃん2「たしゅかったのりゃ!やけどひやすのりゃ!」ゴロゴロ

アライちゃん1&2「「のりゃ!のりゃ!」」ゴロンゴロン

アライちゃん達は、氷の上で転がり、火傷を冷やしている。

同志1「オラさっさとやれよ害獣!」

アライちゃん1「で、でも!このてあしじゃなんにもできないのりゃぁ!」

アライちゃん2「おかーしゃん!ほどいてなのりゃぁ!」

ブラウンP「いいよ。ただし逃げ出そうとしたら、君達の手足を折ってやるからね。…ほら」チョキン チョキン チョキン チョキン

ブラウンPは、アライちゃんの手足の紐をほどいた。
アライちゃん達は、氷の上で四つん這いになっている。

ブラウンP「それじゃあ、ほら。可愛いとこアピール、開始だよ」

同志達「「イエエエーーーイ」」パチパチパチパチ


この空気、ほんときっつい。
回りの仲間達は、楽しそうにしてるけど…
つーか俺も腹減ったわ。シャークPに頼んで、向こうで何か普通の料理作ってもらおうかな…。

アライちゃん1「おともだちのみんな!あらいしゃんのしっぽのだんす、みゆのだ!」シッポフリフリフリフリ

アライちゃん2「のだー!」シッポフリフリフリフリ

結局それか!!!
あーーーやめろ!!なんでそのネタ、アライさん共の間で広まってんだ!?

アライちゃん達は、全裸でお友達のみなにケツを向けて尻尾を振っている。
尻の穴も生殖器も丸見えだ。

同志1「キモーーーイ!!!」ブーブー

同志2「ケツ穴みせんな!」ブーブ

食通の友人「ガ・イ・ジ!ガ・イ・ジ!ガ・イ・ジ!」

同志達『ガ・イ・ジ!ガ・イ・ジ!ガ・イ・ジ!ガ・イ・ジ!ガ・イ・ジ!ガ・イ・ジ!ガ・イ・ジ!』

アライちゃん1「ぴいいぃぃぃっ!きもくないのりゃああっ!」シッポフリフリフリフリ

アライちゃん2「がいじじゃないのりゃあああっ!」シッポフリフリフリフリ

なんか死んだはずの男が起き上がって、コールしてるぞ。

アライちゃん1「え…えむじかいきゃくなのりゃあ!うふーん♪ぬーどなのりゃぁ♪」クパァ

※ポーズの参考画像http://i.imgur.com/qIf6I9a.jpg

アライちゃん1は全裸の姿で、またどっかで見たことあるネタをやった。
やっぱアライさん達って、こういうクソしょーもない芸をどっかで共有してんのかな。

同志3「きめぇよ!死ね!」

同志4「同じネタ使い回してンじゃねーぞ!新ネタ見せろ新ネタをー!」

アライちゃん1「ぴいぃぃっ!しんねたなんなのりゃ!?これはあらいしゃんがおかーしゃんからおそわった…」

ブラウンP「教えてないよ(半ギレ)」

アライちゃん1「ぴぃっ!も、もとのおかーしゃんからおそわったのりゃぁ!」

氷「」ジュウウゥウゥ

氷はどんどん溶け、元々の半分の高さになっている。
あーもうさっさと溶けてくれ。このクソ害獣の不快なショーにとっとと幕を下ろしてくれ。

アライちゃん2「うゆ~!だったらこれはどーなのりゃぁ!」クパァ

アライちゃん2は姉と同じく、またM字開脚をした。

シャークP「またかよ」

アライちゃん2「みゆのだぁ!ありゃいしゃんろーる!ぐーりゅぐりゅ!ぐーりゅぐりゅ!」ゴロンゴロン

アライちゃん2は、脚を開いたまま、氷の上を転がった。

※参考
https://i.imgur.com/n3fejRH.gif

アライちゃん2「ぐーりゅぐりゅ!ぐーりゅぐりゅ!しっぽふりふりぐーりゅぐりゅ♪」グルングルン

ジョークP「うっわぁ…」ドンビキ

シェイクP「過去最大級にキモい…」ドンビキ

そのうちアライちゃん2は、氷の端へ到達し、ガスコンロの上へ落下した。

アライちゃん2「じび!」ボテッ

ブラウンP「あっ、逃げたね?」

アライちゃん2「に、にげゆのだあああああっ!!おがーーしゃああんっ!ぴいいいいぃぃぃっ!!」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん1「ありゃいしゃんもにげゆのりゃあーっ!」ピョーンッ ヨチヨチヨチヨチ

とうとう2匹とも、氷から飛び降りて、ガスコンロの上をヨチヨチと逃げ出した。

ブラウンP「逃がさないって言ったよね?」ガシィガシィ

だが、すぐに尻尾を掴まれた。

アライちゃん1「はなちてぇーっ!もうやなのりゃぁーっ!」ジタバタ

アライちゃん2「もとのおかーしゃんのとこにかえゆのりゃあーっ!」ジタバタ

ブラウンP「元のお母さん?ああ…シャークP君、持ってきてくれるかな?」

シャークP「あいよー」タタッ

何を持ってくるっていうんだ…?

ブラウンP「君のお母さんは…あれかな?」

シャークP「持ってきましたよー」ガラガラ

解体アライさん「」ガラガラ

シャークPが、体を半分解体されたアライさんを持ってきた。

アライちゃん1「ひぃっ!?」ビクッ

アライちゃん2「おかぁー…しゃんっ…!」ブルブル

ブラウンP「君のお母さんはもうジビエになったよ!お友達みんなのご飯になったんだ!分かったかい?これでもう君達のお世話してあげられるのは、私しかいないんだよ」

アライちゃん1&2「「ぴ…ぴいいいいぃっ……!」」プルプル

食通の友人「…」

どうした。

食通の友人「いやあ、さすがになんというか…展開にマンネリ感が出てきてるよなーって…」

知らんわ!

ブラウンP「さて…。さっき言った通りだ。両手両足を折っていくよ」ブラン

ブラウンPは、アライちゃん2匹の尻尾を左手で掴んで持ち上げた。

アライちゃん1「や、やべでえぇぇ!」ブランブラン

アライちゃん2「いーごにすゆがらぁ!なんでもゆーごどぎぐがらぁ!だじゅげでえぇ!」ジタバタ

ブラウンP「分かってないなぁ…君が可愛くないのは…」ガシィ

ブラウンPは、アライちゃん1の両足を握ると…

ブラウンP「謙虚さが無いからなんだよ」ボギイィィン

アライちゃん1「やべでやべ…びぎいいいいぃぃぃぃぃーーーーーーーっ!!!!」メギイィ

同志達「YEAHHHHHHHHHH!!!」

ブラウンPは、アライちゃん2の両足を掴む。

アライちゃん2「や…やべで…ぴ…ぴぎぃ…!」ブルブル

ブラウンP「自分から謝りもせず、感謝もしない。…可愛さ余って憎さ百倍だよ」ボギイィィン

アライちゃん2「ぐぎゃあああああああああああああああ!!!」メシャボギィ

ブラウンP「ペットならともかく…」ガシィ

ブラウンPは、右手でアライちゃん1の両腕を握りしめる。

アライちゃん1「あああああやべでええええええ!いだいのやだああああ!はぁぐ!がぶううぅぅっ!」ガブゥ

アライちゃん1は両足をへし折られた激痛をこらえ、涙を流しながらブラウンPの右手に噛みつく。

アライちゃん1「ふぐううぅぅぅっ!ふぅーーーっ!がぶがぶぅぅぅっ!」ミチミチ

ブラウンP「ペットならともかく、お母さんには、なりたくないな」ボギイィィン

アライちゃん1「ぴぎぃーーーーーーーーーーーーーひひぃっ!!!」ベギィ

アライちゃん1は手に噛みついて必死の抵抗をしたが、ブラウンPにはまったく歯が立たず、腕をへし折られてしまった。

ブラウンP「よいしょ」ベギィ

アライちゃん2「あぎゃあああああああーーーーっ!ありゃいしゃんのおててぇーーーっ!おててがぁーーーーっ!!」ボギイィィン

とうとうアライちゃん達の両手両足の骨が折れた。

ブラウンP「料理再開だ」ポイッ

そしてアライちゃん達を、鉄鍋へ再投入した。
既に氷は融けている。

アライちゃん1「あぢゅいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいいっ!!」ジュウウゥゥ

アライちゃん2「あぢゅいのだあああああああーーーーーっ!!」ドジュウウ

ブラウンP「さあ、よーく焼こうね」

アライちゃん1「ぐ、ぐーりゅぐりゅ!ぐーりゅぐりゅ!」ゴロンゴロン

アライちゃん2「ぐーゆぐゆ!ぐーゆぐゆ!」ゴロンゴロン

なんとアライちゃん達は、両手両足を折られているのに、鍋の上でアライさんロールとやらをして転がった。

アライちゃん1「てあしがなくても!しっぽがありぇばあぁ!」ゴロンゴロン

アライちゃん2「あぢゅいいいっ!だぢでぇえええっ!!」ゴロンゴロン

だが、鍋の底をいくら転がっても、鍋の上へ上がって出ることはできない。

ブラウンP「ここで牛脂を落とすよ」ポトッ

アライちゃん1「だぢゅげでえぇぇっ…!しんじゃうのりゃあああっ…!」ビグンビグン ジュウウゥゥ

アライちゃん2「じにだぐないいぃぃっ…!」モゾモゾ ジュウウゥゥ

あのアライさんロールは、手足が折れててもできる代わりに、著しく疲れるらしい。
アライちゃん達はすぐにバテて、鍋の底で芋虫のようにモゾモゾと蠢いた。

アライちゃん達が這い回り、うごめくお陰で、牛脂が鍋の底へまんべんなく広がっている。

既にアライちゃん達の手足は、既に焼き肉のように焼けているようだ。

アライちゃん1「ひ…ぎぁ…」ドジュウウ

アライちゃん2「し…に…だぐ…ない…」ドジュウウ

ブラウンP「そうだねぇ…。お母さんにはなりたくないけど、ペットとしてなら可愛がってやらんでもないかな」

アライちゃん1「な…なゆ…!」ジュウウゥゥ

アライちゃん2「ぺっとに…なゆかりゃぁ…!」

ブラウンP「それじゃあ今から、姉妹で合わせて100回『好き』と言えたら、助けてペットにしてあげよう」

アライちゃん1「しゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅき!!!!」ジュウウゥウゥ

アライちゃん2「しゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅきっ!」ジュウウゥウゥ

ブラウンP「22回か、もう少しだよ!」ポイポイ

野菜「」ドサドサ

ブラウンPは、2つの鉄鍋へ先程退避した野菜を再度投入した。

野菜は、アライちゃんの目の前に落ちた。

アライちゃん1「しゅきしゅきしゅきしゅきしゅきしゅき!」ハァハァ

アライちゃん2「はぁっ…はぁっ…!しゅき!しゅき!しゅきぃっ!しゅぎぃっ!」ジュウウゥウゥ

アライちゃん達は、泣きながらブラウンPへ『好き』と言い続けている。

ブラウンP「これで34回。なかなかいいペースじゃないか」チャプチャプ

2匹が言った回数を同時に数えてカウントしてるのか…すげぇ。

ブラウンP「さてさて、こちらに醤油、砂糖、みりんを混ぜ、砂糖を加えたタレがあります」チャプチャプ

ブラウンPは、ボウルを2つ持っている。

ブラウンP「これを、鍋へ注いでいきますね」ドボボボボボボ

そして、アライちゃんのいる鉄鍋へタレを注いでいく。

アライちゃん1「しゅぎ!はぁ、はぁっ、しゅぎぃ!しゅぎ!しゅき!しゅき!はぁはぁ、しゅきいぃぃっ!」ジュウウゥウゥ

アライちゃん2「しゅき!しゅきぃ!しゅきぃ!しゅき!はぁっ、ひぃっ、しゅきいっ!しゅきぃっ!」

ブラウンP「46回。あと半分ちょいだよ。頑張れ♪頑張れ♪」ドボボボボボボ

鉄鍋へ、タレが注がれていく。

アライちゃん1「しゅき!しゅき!しゅきっ…ごぼっごぼぼっ!」ゴボゴボ

アライちゃん2「ぶぐぶぐっ…!ごぼごぼ…ぷはぁぁあっ!!しゅきぃ!しゅきいぃぃっ!はぁ、はぁーっ!しゅ、しゅきしゅきぃ!」バタバタ バシャバシャ

手足を動かせないアライちゃん達は、タレで溺れないように、必死で体を動かし、口をタレの外に出している。

ブラウンP「53回」ドボボボボボボ

しゅきしゅき言ってる間に 「しゅき焼き 」になりそうだな…

>>842

     ,へ、        /^i
     | \〉`ヽ-―ー--< 〈\ |
     7   , -- 、, --- 、  ヽ
    /  /  \、i, ,ノ    ヽ  ヽ
    |  (く._・_)  〈く_・)  )  |
   /  <  / ▼ ヽ    >   、
  く彡彡   ,.へへ、    ミミミ ヽ
   `<   Yュlエl'ィン     ミミ彳ヘ
      >  くェェ/´ __/   \
     /         7      \

     |        /

アライちゃん1「ぷはぁ!しゅきっ…はぁはぁっ…しゅ…きぃっ…」ゼェハァ

アライちゃん2「しゅきっ…はあっ…はぁっ…!しゅ…きっ…!しゅきっ…!」ゼェハァ

ブラウンP「57回。ペース落ちてきたね」ドボボボボボボ

アライちゃん1「しゅk…ごぼ、ごぼぼっ…」ブクブク

アライちゃん2「がぼがぼっ…ぶはぁっ!しゅき!しゅきっ…ごぼぼっ…!」ゴボゴボ

アライちゃん1「ぶぐぐごぼぼ…」ゴボゴボ

アライちゃん2「ごぼ…がぼ…」ゴボゴボ

アライちゃん1「…!っ…」モゾモゾパシャパシャ

アライちゃん2「っ……」モゾモゾパシャパシャ

アライちゃん達は、もはや自力でタレの水面に顔を出せないようだ。

ブラウンP「どうしたんだい?君達の気持ちはそんなもの?」

アライちゃん1「…」ビクッ…ビクッ…
アライちゃん2「」ビクッ…ビクッ…

やがて、タレがぐつぐつと煮えてくる。

アライちゃん1「」プカァ…
アライちゃん2「」プカァ…

アライちゃん達は、動かなくなった。

ブラウンP「おやおや、お友達の皆さん。どうやらこのアライちゃん達は、私のペットになれなかったみたいだね」

ブラウンP「まあ、食材をペットにすることなんてないけどね」

同志達「「YEAHHHHHHHHHH!!!」」パチパチパチパチ…

…そうして、アライちゃん達が完全に生の部分が無くなるまで煮えるのを待った。

ブラウンP「さて、完成だよ」コトッ コトッ

ブラウンPは、2つの鉄鍋を深い皿に置いた。


ブラウンP「…『しゅき焼き』だ!」



同志達「「YEAAAAHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHHH!!!!」」パチパチパチパチパチパチ

ブラウンP「おまちどうさま。しゅき焼き定食です」トン

同志2「どうもー!」

同志達「「ブラボーーー!!」」パチパチパチパチ

こっちはこっちで…
おろしアライ丼以上のグロさだ。

すき焼き鍋に、手足が折れ曲がり、皮膚が焼け爛れ、苦悶の表情で溺死して茹で上がった全裸のアライちゃんが沈んでいる。

さっきのはまあ、見た目的なインパクトは大したことなかったが…
こっちはガチでヤバい。

マジで見た目がやばい。
これ…え…?食うの?あなた達…
ムリだろこれ!

同志2「うーまそー!」ジュルリ

美味そうなの!?この死体が!?
やべえよ…アラジビやべえよ…!

ブラウンP「はい、アラジビバサミどうぞ。あと卵もありますよ」スッ

同志2「どうもー」ガシィ

え…ハサミ?
蟹でもないのに、ハサミ使うの?

食通の友人「あれは『アラジビバサミ』。工作道具じゃなく、食器だ」

食器なのか…。

同志2「どれどれ?」ジョキンッ ジョキンッ

うっわ…アライちゃんがハサミで解体されていく。

食通の友人「加熱したアライちゃんの骨は柔らかくなるんだぜ」

そ、そうだな…

同志2「もぐもぐ…。…うっめぇーー!!」モグモグ

美味しいのか、あれが…。

食通の友人「お前もなんか初心者向けアラジビ頼むか?」

いらねえ!!!
そんなんいいから、…こないだの猪、まだ冷凍庫に残ってるか?

食通の友人「好きだなーお前。ボアステーキか?」

ああ、頼んだぜ。



同志1「…それで、審査員3人の判定では、ショクエモンPが勝ったんでしたっけ?」

ブラウンP「そう。私の敗けだ。悔いはないよ」

同志2「審査員コメントは?」

シャークP「おろしアライ丼に一票。しゅき焼きは料理の時間が長すぎるッス」

シェイクP「しゅき焼きに一票。名前がしゅき」

ジョークP「おろしアライ丼に一票。ライブキッチンがシンプルで良かったですね」

同志3「…まあ、なんか今回のブラウンPのライブキッチンは中途半端でしたね。やたら長かったし、素の自分じゃなくショクエモンPっぽい制裁キッチンにしてみたけど、いかんせんブラウンPのキャラが固まってなかったっす」

ブラウンP「うぅ…。私はあなたのようになりたかった…ショクエモンP…。あなたのような、正義のヒーローに…」ガックリ

ショクエモンP「そ、そうなのか…(困惑)」

同志4「…いや。俺は今回のブラウンP、いつもより良かったと思いますよ。ショクエモンPよりスカっとしたくらい」

食通の友人「だよなぁ?お前もそう思うか」

ブラウンP「!?」ピクッ

同志4「なんというか…いつもみたく無害化したのを虐めるよりも、今回みたいに親を失って尚クソ生意気な害獣を、精神的に追い詰めて懲らしめるっていう…こっちの路線の方が絶対いいと思う」

ブラウンP「そ…そうかな?」

同志4「むしろ、『なんで今までそうしなかった!』ぐらいありますね」

ブラウンP「ぐはぁ!」

同志4「キャラもまだ固まってないとはいえ、それはショクエモンPと比べたらの話。キャラ固めれば今までと別路線で人気出そう」

ブラウンP「そ…そうかな…?」

食通の友人「さーて、ライブキッチンは終了!向こう戻ろうぜ!親睦会の再開すんだろ?」

同志達「イエエエーーーイ!!」

…やっと終わったか…。
…俺はもう食欲を奪われたよ。
一次会でもまあ食ったしな。

…シャークP、野菜のスティックピクルスお願いします。あとハイボールも。

その後も、親睦会は進んだ。

同志5「ショクエモンP!アライちゃんプルーお願いします!ライブで!」

食通の友人「了解!ヒャアアッハアアーーー!炒め物にしてやるぜェェーーー!!」ジュワアアア

卵まみれアライちゃん「あぢゅいのりゃああああああっ!!」ジュワアアア

同志5「Yeahhhhhhhhhh!!!」



同志4「ブラウンP!アラフライお願いします!ライブで!」

ブラウンP「かしこまりました。…さあアライちゃん、この油を塗った鉄の円柱を渡って、煮立った油の鍋を向こう側まで渡れたら、ペットにしてあげるよ」

ペーストまみれアライちゃん「う…うゆ…がんばってわたゆのだ…!」ヨジヨジヨジヨジ

ブラウンP「ああっ、円柱が回っちゃった!」クルンッ

ペーストまみれアライちゃん「あぢゅいのりゃあああっ!」ボチャンッ ジュワアアア

同志4「Yeahhhhhhhhhh!!」パチパチ



同志6「ショクエモンP、アラウィンナーお願いします!」

ショクエモンP「ヒャッハァァーー!!てめーの腸を切り刻みながら、肉を詰めてやるぜェェーーー!」ズルズルブヂブヂィィ

開帳アライさん「のぎゃああああああああ!!!やべるのだああああ!ぎびいいぃぃぃっ!」ブッシュウウウゥ


…こうして、恐怖の二次会は終了した。
俺は普通のジビエ料理をつまみながら、これからチームの仲間となる皆と親睦を深めた。



ブラウンP「ふぅ、店の片付けも終わったね」

食通の友人「ああ。今日はバイトありがとな、みんな」

シャークP「うっす!じゃあ俺はこれで!シャーシャシャシャ!」スタスタ

シェイクP「お疲れ様でっす!シャカカカカ…!…なあシャーク、この笑い声、無理がないか?」スタスタ

ジョークP「クックック、またお会いしましょう…ふぅ。結局今日ジョーク一つも言えなかった…」スタスタ

審査員トリオは帰っていった。
店内は二人きりになった。

ブラウンP「…」

ショクエモンP「…」

食通の友人「…あれからどうだ?」

ブラウンP「…因果応報だね。ネットでは毎日、アラ信や海外ユーザーから誹謗中傷と殺害予告の嵐さ」

食通の友人「…他の奴らからは?」

ブラウンP「…特に。セクハラみたいなコメントを送ってくる人がいっぱいいるのもきつい」

食通の友人「ヒャハハハ!こんときの事件か」スッ

食通の友人は、アライビャックを食って倒れているブラウンPの写真をスマホで見せた。

ブラウンP「な、なっ…////やめろー!消せー!」

食通の友人「ヒャーハハハ!いい顔頂いたせ!」ゲラゲラ

ブラウンP「そ、その、ショクエモンPは、その写真を…。セクハラクソリプラー達と違って、変なことに使ってないだろうね?」

食通の友人「使わねえよ!」

ブラウンP「…本当は?正直に答えていいんだよ」

食通の友人「安心しろ、大丈夫だから」

ブラウンP「…ふぅん。そっか…」

ブラウンP「…私も帰るとするよ」

食通の友人「ああ。またな」

ブラウンP「…今日は楽しかった。あなたと同じ厨房に立てて」

食通の友人「ああ…。一緒に厨房にいるとき、お前の尻尾の動きがブンブンと激しすぎて風がヤバかったな」

ブラウンP「…すまないな。尻尾はたまに、言うことを聞かなくなる」

食通の友人「そうかい」

ブラウンP「お元気で」スタスタ

食通の友人「…その前に、一ついいか?」

ブラウンP「何でもどうぞ」




食通の友人「お前…アライさんを滅ぼした後、どうするつもりだ?」

ブラウンP「…」


ブラウンP「…ある医師の先生に、薬を処方してもらうんだ。…感情を抑える薬だ」

食通の友人「感情を?」

ブラウンP「うん。それを使えば、私は欲望も、劣情も、喜びも欲しなくなる。言ってしまえば…『精神的充実感』を求めなくていいようになる」

食通の友人「…」

ブラウンP「それを飲めば、私は悦びを欲しなくなる。…誰も殺さなくてよくなるんだ」

食通の友人「…まさか」

ブラウンP「そう。前のアラジビフェスでやらかしたのは…、単に欲望のためかない」

ブラウンP「私はもう、悦びを味わえなくなるんだから…、一生分の悦びを味わっておきたい。そう思ったから、アラジビフェスを、観客との一体感を『台無し』にさせてもらった」

食通の友人「気持ち良かったか?」

ブラウンP「それはもう……罪悪感と、高揚感と、背徳感で…絶頂するほど堪らなかったよ」

食通の友人「だろうな。写真を見ればわかったぜ」

ブラウンP「…………どういう意味?」ジトー

食通の友人「その薬、本当に聞くのか」

ブラウンP「聞くさ。たくさんのアライさんをモルモットにした後、多数の人で臨床試験をして、正式に効能が認められた薬なんだから」

食通の友人「そうじゃなくて。『お前に』聞くのか?」

ブラウンP「…」

食通の友人「…お前はレベルが高いフレンズなんだろ。抵抗力があって効かないって可能性はないのか?」

ブラウンP「…わからない」

食通の友人「もし効かなかったら、どうするんだ?」

ブラウンP「…ダメかもしれない」

食通の友人「…なんでそうなっちまったんだろうな」

ブラウンP「…あなたのせいだ。私をこんな女にしたのは」ドンッ

食通の友人「…」

ブラウンPは、食通の友人を壁ドンする。

ブラウンP「あなたのっ…はぁはぁ、動画のせいでっ…私は、最悪の、んっ…癖に、目覚めて、しまったんだっ…」ハァハァ

食通の友人「」汗タラー

食通の友人は、死を覚悟した。

食通の友人「…そうか。俺に手伝えることがあるなら、人殺しになる前までなら、助けになってやるさ」

ブラウンP「…ありがとう…。いつか、頼らせてもらうかも…」ハァハァ

食通の友人「…」

ブラウンP「…」ハァハァ

食通の友人「あとさ、一ついいか?」

ブラウンP「何かな」ハァハァ

食通の友人「さっきの金的攻撃だが。お前…あのさぁ…」

ブラウンP「…帰る!」シュタタタター

食通の友人「あっ逃げんな!」アセアセ

続く

>>862
いやダメ
この手の奴はアライさんと一緒で甘やかすとすぐ調子に乗る
展開予想と声優指定はクソ

>>883
※心遣いありがとうございます

※作者からすると、その2つのうち声優考える方のレスは、読んでてなかなか楽しいので大丈夫ですよ

アライさんは虐めても楽しいもんな
アライちゃんのほんわかギャグとかやりたいけど
荒れそうで怖い

>>887
過去にあったしぃ(猫のAAキャラ)虐なんかでは、
虐殺派スレで作られたベビしぃが、
穏健派スレへ逆輸入されたこともありましたね

https://www.youtube.com/watch?v=bcj3GCPcTRg
https://www.youtube.com/watch?v=-zWn-wgG0G4
Dispatch動画には三種類あります処刑前に暗転する奴ゴキガイジムーブまで撮影する奴料理までする奴…

>>906
サンキューフォアゴキガイジムーヴ
2つめの動画は1発目で仕留めないのが新鮮ですね
トドメ刺さずに観察するのもアリだったかなと思います



話は遡ること一ヶ月前(なかなか進まなくてごめんね)。

森の中で、新たな命が産声をあげようとしていた。

~木の穴の中~

アライさん「はぁ、はぁ…産まれそうなのだ…!」ズキンズキン

妊婦アライさんが、大きな木に空いた巣穴で休んでいる。

アライさん達の中では、妊婦のアライさんが入れるほどの大きさの穴が空いた木は、高級住宅のような扱いである。

それはそうだろう。
なにせ成体アライさんの身長は140cmもあるのだ。
体長60cmのアライグマよりもはるかに太い幹が必要である。

さて、そんな高級住宅に住んでいるこのアライさん。

こいつはなんと、かの悪名高きテロリスト、アライキング・ボスの5匹の娘のうち1匹である。

残りの娘達は、アライハザードの時に部隊長を務め、戦場に散っていた。

…その最後の生き残りが彼女である。

フレンズのレベルは、その子供に多少受け継がれるという研究結果が出ている。

この妊婦アライさんもまた、戦いと狩猟の日々に明け暮れ、フレンズ食いを続けたアライキング・ボスの恐るべきレベルの高さを…
全部ではないが、半分ほど受け継いでいる。

よってアライさんの中ではかなりの戦闘力をもつ個体といえよう。

これだけの高級住宅を勝ち取ることができるのも頷ける。

…この個体を、『ヒルズアライさん』と呼称しよう。

ヒルズアライさん「う…産まれ…る…のだぁ…!」ズキンズキン

ヒルズアライさん「のだああああああああああああっ!!!」

アライちゃん1「のあー」ズルズル ポトッ
アライちゃん2「のあー」ズルズル ポトッ
アライちゃん3「のあー」ズルズル ポトッ
アライちゃん4「のあー」ズルズル ポトッ
パルコアライちゃん「のあー」ズルズル ポトッ

ヒルズアライさん「はぁ、はぁ…!産まれたのだぁ…!」ハァハァ

今ここに、アライキング・ボスの孫が5匹誕生した。

奇妙なことだが、生後2年で出産可能になるアライさんは、4~5年もあれば祖母になってしまえるのである。

…もっとも、この孫達が獄中の祖母へ会いに行くことは困難であろうが。

アライちゃん1「のああああん!のびゃあああんっ!」ビエエエン
アライちゃん2「のーーあああんっ!」ビエエエン
アライちゃん3「のぁああーーんっ!のあーんっ!」ビエエエン
アライちゃん4「びいいぃっっ!のびゃああーんっ!」ビエエエン
パルコアライちゃん「のあー のりゃー」ヨチヨチ

ヒルズアライさん「はぁ、はぁ…。可愛いチビ達なのだぁ」ダキッ

ヒルズアライさんは、子供達を抱き締める。

彼女はかつて、制圧した村でアライちゃんの保護を任されていた。

だがアパッチや装甲車の軍勢が押し寄せてきた時、ビビって森へ一人で逃げたのである。

そんな彼女は今、我が子を抱き締めながら誓った。
今度こそ、人間達から子供達を守り、一人前に育ててやろうと。

ヒルズアライさん「…ん?」

パルコアライちゃん「のあー のあー」ヨチヨチ

泣いているアライちゃん達の中に一匹、奇妙なカラーリングのアライちゃんがいるのを見つけた。

白をベースに、耳など一部分だけが赤い。
首にはアライキング・ボスに似た赤いスカーフを巻いている。

ヒルズアライさん「…なんかすごい子がいるのだ!珍しいのだぁ!」ダキッ

パルコアライちゃん「ちゅぱちゅぱ」ゴクゴク

パルコアライちゃんは、早速ヒルズアライさんの母乳を飲んだ。

ヒルズアライさん「きっとこの子は特別な子なのだ!みんなに自慢できるような強い子に育てて、天下を取るのだ!」

パルコアライちゃん「のだぁ のだぁ」チュパチュパ ゴクゴク

…一週間後…

ヒルズアライさん「チビ達、今戻ったのだ!さあおっぱい飲むのだ!」ヨジヨジ

食糧を食べてきたヒルズアライさんが、巣穴へ戻ってきた。

アライちゃん1「のだぁー!」チュパチュパ
アライちゃん2「んみゅんみゅ…」チュパチュパ

ヒルズアライさん「ふふ、たくさん飲むのだ」ナデナデ

アライちゃん3「のあー!のーあぁ!」グイグイ
アライちゃん4「のーあぁー!」グイグイ

2匹の姉妹は、母親をぐいぐい引っ張る。

ヒルズアライさん「待つのだ!順番なのだ!」

パルコアライちゃん「なのぁー」グイグイ

アライちゃん2「ごくごく…ぴぃ!?」ビクッ

パルコアライちゃんは、授乳されているアライちゃん2の尻尾を引っ張った。

パルコアライちゃん「のあぁー」ガシッ ブラーンッ グイイイイイイイイイッ

アライちゃん2「ぴいいいぃぃっ!?」ビクッ

そしてなんと、尻尾に掴まってぶら下がった。
まだ尻尾の弱いアライちゃん2は、尻尾に強い痛みを感じる。

アライちゃん2「ぴぃ!ぴいいぃぃぃーっ!」ジタバタ バッ

ヒルズアライさん「ち、ちび!」

アライちゃん2は母親の乳房から飛び退いた。

アライちゃん2「のーーーーああああんっ!のぁああーーんっ!のあああーーーっ!」ビエエエン

尻尾を引っ張られたアライちゃん2は泣き出した。

パルコアライちゃん「のあー」ヨジヨジ

姉をどかしたパルコアライちゃんは、横暴にも母親の乳房へ這い登る。

ヒルズアライさん「こら!何てことするのだ!おしおきなのだ!」ベシベシ

パルコアライちゃん「のあぁ!のあああぁ!」ヨジヨジ

叩かれても乳房へしがみつくパルコアライちゃん。

パルコアライちゃん「ちゅぱちゅぱ…」ゴクゴク

ヒルズアライさん「こ…の!」ガシッ グイイイッ

パルコアライちゃん「のあー のあー」ジタバタ

ヒルズアライさんは、パルコアライちゃんを無理矢理引き剥がすと…

ヒルズアライさん「お仕置きなのだ!」ポイッ

なんと壁に向かって投げつけた。
もちろん手加減はしてある。

パルコアライちゃん「のびゃぁ」ベチーン ボトッ

パルコアライちゃん「のだああん のりゃあああん」ビエエエン

ヒルズアライさん「はぁはぁ…悪い子なのだ…躾しなきゃダメなのだ」ハァハァ

…生後2週間…

アライちゃん1「おかーしゃ!おぱい!おぱい!」ヨチヨチ
アライちゃん2「おなかぺこぺこ!」ヨチヨチ
アライちゃん3「おかーしゃ!あしょんで!」ヨチヨチ
アライちゃん4「おぱいー!」ヨチヨチ
パルコアライちゃん「みゆくー」ヨチヨチ

ヒルズアライさん「チビ達が喋れるようになったのだ!」

ヒルズアライさんは、子供達へ授乳を終えた。

アライちゃん1「うんちすゆのあー!」プルプル
アライちゃん2「おしょとにだしゅのあ!」プルプル
アライちゃん3「でゆのあ、う~ん…!」プルプル
アライちゃん4「う~ん…!」プルプル
パルコアライちゃん「のあー」ヨチヨチ

アライちゃん1~4は、巣穴の外へ尻を出した。

ヒルズアライさん「おっ!チビ達、ちゃんとウンチの仕方覚えたのだ!偉いのだ!」

アライさんは自分のすみかは綺麗に保ちたがる。
そのため、小さいうちから巣穴の外へ排便するように教育するのである。

アライちゃん1「う~っ!」ブリブリ
アライちゃん2「う~っ!」ブリブリ
アライちゃん3「う~っ!」ブリブリ
アライちゃん4「う~っ!」ブリブリ

巣穴の外に水っぽい大便が落ちていく。

ヒルズアライさん「ふふ、いい子達なのだ」ナデナデ

パルコアライちゃん「ためふんすゆのあ~」プルプル

ヒルズアライさん「のだ?」

パルコアライちゃん「のりゃあ~」ブブッブー

巣穴の中だろうとお構い無しに排便するパルコアライちゃん。

パルコアライちゃん「きもちいいのあ~」ブブッブー

ヒルズアライさん「こら!チビ!お前だけいつまでトイレの仕方覚えてないのだ!お姉さん達を見習うのだぁ!」プンスカ

パルコアライちゃん「のぁ?なんでおこゆのあ」

ヒルズアライさん「お家の中でウンチしたら臭いし汚いのだ!」

パルコアライちゃん「ふつーなのあ、うんちでにおいつけゆのあ~」ブブッブー

ヒルズアライさん「やめるのだあああああ!」ベシベシ

パルコアライちゃん「びいぃいっ!おかーしゃんがいじめゆのあぁっ、ひどいのあぁ」

ヒルズアライさん「何なのだこいつ…いいからお母さんの言うことを聞くのだ!」イライラ

パルコアライちゃん「やっとやめたのりゃぁ」フゥ

…生後三週間…

ヒルズアライさん「チビ達!お家の外にお散歩しに行くのだ!」ヨジヨジ

ヒルズアライさんは、木の巣穴から降りる。

アライちゃん1「な、なのりゃ…」ヨジ…ヨジ…
アライちゃん2「おりゆのりゃ…!」ヨジヨジ…
アライちゃん3「うゆ…こあいのりゃ…」ヨジ…ヨジ
アライちゃん4「ゆーきをだしゅのりゃぁ…!」プルプルヨジヨジ

子供達も、おっかなびっくりと木から降りていく。
産まれて初めて巣穴の外へ出るようだ。

パルコアライちゃん「のあー」ヨジヨジヨジヨジ

しかしパルコアライちゃんは、何の恐れもなく木を降りた。

ヒルズアライさん「おぉー!チビ、なかなかやるのだぁ!」

パルコアライちゃん「のだー」シッポフリフリ

やがて、姉妹全員が巣穴から降りてくる。
怖くて降りられない子供は、ヒルズアライさんが抱き抱えて下ろした。

ヒルズアライさん「さ、こっちに来るのだ!」パンパン

アライちゃん1「なのだー」ヨチヨチ
アライちゃん2「なのだー」ヨチヨチ
アライちゃん3「なのだー」ヨチヨチ
アライちゃん4「なのだー」ヨチヨチ
パルコアライちゃん「のあー」ヨチヨチ

一家は草むらに着いた。

ヒルズアライさん「さあチビ達!いつまでもお乳だけじゃダメなのだ。草むらで虫を見つけて食べる練習をするのだ!」

アライちゃん1~4「がんばゆのりゃあ!」シッポフリフリ

パルコアライちゃん「のあ~」ガサガサ

アライちゃん達は、初めて外へ巣穴の外へ出て、自らの足で地面に降り立った。

そこは新鮮な刺激でいっぱいだ。
目の前のものすべてが初めて見るものばかり。
アライちゃん達は、まるで遊園地に来たかのように遊び、喜び、はしゃぎ回った。

アライちゃん1「おかーしゃん!このぼーぼーはえてゆのはなんなのりゃ?」

ヒルズアライさん「それは草なのだ!」

アライちゃん2「くしゃ!くしゃなのりゃあ!おもしろいかたちなのりゃぁ!」キャッキャ ガサガサ

アライちゃん3「おかーしゃ!かたいのがあったのりゃ!これむしなのりゃ?」ヒョイ

ヒルズアライさん「それは石なのだ!」

アライちゃん3「いしー!かたいのりゃー!」キャッキャ

ヒルズアライさん「ちび達が楽しそうなのだ!いっぱい遊んでお勉強するのだぁ!」ニコニコ

ヒルズアライさんも、子供達が楽しそうに遊び回る姿を見て幸せそうだ。

アライちゃん4「ん?なんかあゆのりゃ。これもくさなのりゃ?」

トノサマバッタ「…」

ヒルズアライさん「それが虫なのだ!捕まえて食べるのだ!」

アライちゃん1「むしさん!?いたのりゃ!?」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん2「ありゃいしゃんにも、みせゆのりゃぁ!」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん3「みーせーて!うわぁ!これがむしさんなのりゃ!?」ヨチヨチヨチヨチ

パルコアライちゃん「のあー」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん4「つかまえゆのりゃ!」バッ

アライちゃん4がトノサマバッタを捕まえようとした時。

トノサマバッタ「ブーン」バタバタバタバタ

トノサマバッタは、大きくジャンプして飛翔した。

アライちゃん4「ぴいいぃぃっ!?なんなのりゃ!?」ビクゥ

アライちゃん1「こわいのりゃぁ~!」ビエエエン

アライちゃん2「とんだのりゃぁ!おもちろいのりゃ~!」ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん3「おっかけゆのりゃ~!」キャッキャ ヨチヨチヨチヨチ

アライちゃん達は、トノサマバッタを追いかけた。

トノサマバッタ「ブ~ン」バタバタ

アライちゃん1「お、おまえなんかこわくないのりゃ~!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「おもちろいのりゃぁ~!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「ちゅかまえゆのりゃあ~!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4「まてまてー!」ヨチヨチヨチヨチ
パルコアライちゃん「のあー」ヨチヨチヨチヨチ

トノサマバッタ「…」ガサッ

トノサマバッタは、草むらの中に隠れた。

アライちゃん1「あれ!?いなくなったのりゃ!?」キョロキョロ
アライちゃん2「どこいったのりゃ!?」キョロキョロ
アライちゃん3「うぅーちっちゃくてわかないのりゃあ~!」ジタバタ
アライちゃん4「あ!みちゅけたのりゃ!」ガシィ

トノサマバッタ「…!」ジタバタ

とうとう、トノサマバッタはアライちゃん4に捕まえられた。

アライちゃん4「とったのりゃあ~!」キャッキャ シッポフリフリ

捕まえた獲物を見せびらかすアライちゃん4。

アライちゃん1~3「すごいのりゃあ!」キャッキャ シッポパタパタ

それを見て羨ましがる姉妹達。

ナメクジ「…」ウネウネ

パルコアライちゃん「のあー、もぐっ」パクッ

それに興味を持たず、地面を這うナメクジを捕まえて食べるパルコアライちゃん。

アライちゃん4は、それを食べるかと思いきや…

アライちゃん4「もっかいあしょぶのだー!」ポイッ

トノサマバッタ「…!」ポサッ

なんと、草むらの中へ虫を投げ捨てた。

アライちゃん4「たのしぃのだぁ!むしさん、もーいっかいかりごっこすゆのりゃぁ!」キャッキャ

アライちゃんには、食欲以上に知的好奇心が強く作用しているようだ。

せっかく手に入れた楽しいオモチャが、食べたら無くなってしまう。

食べてもう一度探したがるよりも、このバッタでもう一度狩りを楽しもうというのである。

野生のアライグマには絶対に見られないであろう光景だ。
ヒトの知能を得たアライさんだからこそ、このような遊びをするのである。

ヒルズアライさん「頑張って狩りの練習するのだ~!」

トノサマバッタ「…」ピョーンッ

アライちゃん1「つぎはありゃいしゃんがつかまえゆのりゃ~!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん2「まちゅのりゃー!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん3「へんなうごきなのりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
アライちゃん4「のりゃ!のりゃ!」ヨチヨチヨチヨチ
パルコアライちゃん「たべゆのあー」ヨチヨチヨチヨチ

再び追いかけっこするアライちゃん達。

逃げ回ったバッタは運悪く、パルコアライちゃんの手元へ着地してしまう。

パルコアライちゃん「とったのあー」ガシィ

トノサマバッタ「…!」ジタバタ

次にバッタを捕まえたのはパルコアライちゃんだ。
捕まえたというより…運よく漁夫の利を取った感じだ。

アライちゃん1「むぅ~!とられたのだぁ!」シッポブンブン
アライちゃん2「くやしいのだ~!」シッポブンブン
アライちゃん3「もっかい!つぎはあらいしゃんがつかまえゆのりゃ!」シッポブンブン
アライちゃん4「もういっかいあしょぶのりゃ~!」シッポブンブン

リベンジを要求する姉妹達だったが…

パルコアライちゃん「がぶっ、もぐもぐ…」クッチャクッチャ

パルコアライちゃんは、その声を無視してトノサマバッタを食べた。

アライちゃん1「あーー!つぎはあらいしゃんがとるつもりだったのにぃ!」シッポブンブン
アライちゃん2「いもーとぉ!むぅ~!」シッポブンブン
アライちゃん3「もっとさがすのりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん4「どこなのりゃ!?」ヨチヨチ

パルコアライちゃん「くちゃくちゃ…」ゴックン

パルコアライちゃん「のあ~」ヨチヨチ

アライちゃん達は、次の獲物を探す。

しばらく時間が経った。

ヒルズアライさん「チビ達!そろそろお家に戻るのだ!」パンパン

アライちゃん1「ちゅかれたのりゃ~」ヨチヨチ
アライちゃん2「おうちかえゆのりゃ~」ヨチヨチ
アライちゃん3「おねんねなのりゃ~」ヨチヨチ
アライちゃん4「むしさんおいちかったのりゃ~」ヨチヨチ

遊び疲れ、巣穴戻ろうとするアライちゃん達だったが…

パルコアライちゃん「なのだー」ヨチヨチヨチヨチ

パルコアライちゃんは、巣から離れた遠くへ行こうとしている。

ヒルズアライさん「ち、ちび!野生のけものに襲われると危ないのだ!お家に戻るのだぁ!」ガシィ

パルコアライちゃん「やーなのあ、あっちでたべものさがすのあ、じゃまなのあぁ」ジタバタ

ヒルズアライさん「食べ物ならまた明日探しに行けばいいのだ!」グイグイ

パルコアライちゃん「あっちにおっきーむしがにげたのりゃ、おいかけゆのりゃ~」ジタバタジタバタ

アライちゃん1「なんなのりゃ?」コスリコスリ
アライちゃん2「いもーと!かえゆのりゃ!」コスリコスリ
アライちゃん3「おかーしゃんのゆーこときくのりゃ!」コスリコスリ
アライちゃん4「わがままゆーなー!」コスリコスリ

母が来るを待っているアライちゃん1~4。

ヒルズアライさん「いい加減にするのだ!お母さんの言うことを聞くのだ!」ベシィ

パルコアライちゃん「のあぁ!ままがいじめゆのりゃ、いたいのやなのりゃ」ヨチヨチ

ぶっ叩かれてようやく言うことを聞いたパルコアライちゃん。

ヒルズアライさん「さ、木を登って巣穴に戻るのだ。できるのだ?」

アライちゃん1「こ…こわいのりゃ…」ブルブル
アライちゃん2「おちたらいたいのりゃ…」ブルブル
アライちゃん3「お、おかーしゃ…」ブルブル
アライちゃん4「う、うゆ…」ブルブル
パルコアライちゃん「なのだー」ヨチヨチ

ヒルズアライさん「仕方ないのだ。アライさんが一人ずる抱っこしてやるのだ」フゥ

アライちゃん1「なのだ~!」コスリコスリ
アライちゃん2「おかーしゃんのだっこしゅきしゅきなのりゃぁ!」コスリコスリ
アライちゃん3「ありゃいしゃんがしゃきなのりゃぁ!」コスリコスリ
アライちゃん4「だっこ!だーっこー!」コスリコスリ
パルコアライちゃん「なのだー」ヨチヨチ

ヒルズアライさん「一人ずつ順番なのだ。まずはおっきい子から…」

ヒルズアライさんは、子供達を抱っこしようとする。
しかし…

パルコアライちゃん「のあー」ヨジヨジ

パルコアライちゃんは、一人で木を登ろうとしている。

ヒルズアライさん「ち、ちび!?まだちびには早いのだ!降りてくるのだぁ!」

パルコアライちゃん「のあー」ヨジヨジヨジヨジ

パルコアライちゃんは、木を4メートル頃まで登ったが…

パルコアライちゃん「のあっ」ツルッ ヒュー…

手を滑らせて落下した。

パルコアライちゃん「のびゃぁ!!」ベシャアッ ゴギィッ

パルコアライちゃんは、両足首を捻挫した。

パルコアライちゃん「のだああああん!のだああああ!いたいのりゃああ!」ビエエエン

ヒルズアライさん「何やってるのだ!アライさんの言うこと聞けば怪我せずにすんだのだ!」ペシッ

パルコアライちゃん「のだあああんっ、けがしてゆのにたたかれたのりゃあ、あらいしゃんがかわいそーなのりゃぁ」ビエエエン

ヒルズアライさんは結局、一匹ずつ抱き抱えて巣に戻った。

巣穴へ戻った一家。

ヒルズアライさん「…ちび、怪我はないのか?」サスリサスリ

パルコアライちゃん「のあー」クイクイ

パルコアライちゃんは、両足を軽快に動かしてみせる。
どうやら怪我は無いようだ。

ヒルズアライさん「のだ?…さっきは大分足首が腫れてるように見えたのだ…気のせいなのか?」

アライちゃん1「うぅー、うんちすゆのりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん2「おといれなのりゃ」プリン
アライちゃん3「う~ん…!」ブリブリ
アライちゃん4「う~っ!はーすっきりしたのだ」ブリブリ

巣穴の外へお尻を出して排便するアライちゃん達。
先程狩りをする前から、母親がとってきた虫を食べさせてもらっていたせいだろうか、いつもより大便の量が多い。

ヒルズアライさん「チビ達もすっかりトイレを覚えたのだ!…そうだ、チビ達!ウンチの埋め方を…」

パルコアライちゃん「ためふんすゆのりゃ~」ブブッブーブチチブチチブリリィ

だが、パルコアライちゃんはブレなかった。
母親が片付けなくてはならない大便の量も、いつもよりだいぶ多い。

ヒルズアライさん「のああああ!?何なのだお前、わざとやってるのか!?」

パルコアライちゃん「このおうちをあらいしゃんのにおいつけゆのりゃ~」ズリッズリッ

それだけでなく、巣穴の壁へ肛門を擦り付け、ウンチのカスを擦り付けた。

ヒルズアライさん「やーーーめーーーるーーーのーーーだーーーー!」ベシィ

パルコアライちゃん「のああああ!またいじめられたのりゃ、ままはいつもらんぼーなのりゃ、すぐたたくのりゃぁぁ」ビエエエン

ヒルズアライさん「誰のせいなのだあああっ!」

…三日後…

巣穴の外は、台風による大雨に見舞われていた。

こんな日にアライちゃん達が外を出歩いたら、体が濡れ冷えて弱ってしまうだろう。

…それでも病原体がまったく効かず、風邪をひかないのがアライさん達の恐ろしさである。

ヒルズアライさん「チビ達!アライさんは、お外に食べ物を探しに行ってくるのだ!その木の実は、みんなで分けて食べるのだ!」

巣穴には、ヒルズアライさんが拾ってきた木の実が貯蔵されている。
その量はあまり多いとは言えない。

アライちゃん1「うぅ…すくないのりゃ…」コスリコスリ
アライちゃん2「でも、かぞくでききをのりこえゆのりゃ…」コスリコスリ
アライちゃん3「こんなんはむりぇでわけあうのりゃ!」コスリコスリ
アライちゃん4「のりゃ!のりゃ!」コスリコスリ
パルコアライちゃん「?のあー」コスリコスリ

ヒルズアライさん「チビ達。体力を消耗しないためにも、できるだけ寝て過ごすのだ。…それじゃ、ちゃんと言い付け守るのだ」ヨジヨジ…

ヒルズアライさんは、巣穴の外へ出ていく。

アライちゃん1「…みんな、ねゆのりゃ…」ゴロン
アライちゃん2「うぅ~、あしょびたいけど…おかーしゃんのいいちゅけ、まもゆのりゃ…」ゴロン
アライちゃん3「おやしゅみなのりゃ…すぴ~…」zzz
アライちゃん4「のりゃあ…のりゃあ…」zzz
パルコアライちゃん「???のあー」ゴロン

巣穴にうずくまり、眠るアライちゃん達。
子供だけあって、眠るのは得意なようだ。


…それから、二時間程経った。

アライちゃん1「のあぁ…のあぁ…」zzz
アライちゃん2「くかー…こかー…」zzz
アライちゃん3「しゅぴー…しゅぴぃー…」zzz
アライちゃん4「むにゃむにゃ…」zzz
パルコアライちゃん「のあ…」パチッ

目が覚めたパルコアライちゃん。

パルコアライちゃん「おなかしゅいたのあ~」グーギュルル

パルコアライちゃんは、巣穴の中に木の実を見付けた。
母親が残していってくれた非常食だ。

パルコアライちゃん「たべうのあ~」ヨチヨチ

パルコアライちゃんは、木の実へ這い寄った。

パルコアライちゃん「かりこり、ぼりぼり…」サクサク

パルコアライちゃん「はむはむ、もふもふ…くっちゃくっちゃ…」モグモグ

パルコアライちゃん「おなかいっぱいなのりゃ~」ゲッフゥ

パルコアライちゃんは、木の実を全て食べた。
姉妹の分まで。

パルコアライちゃん「ねゆのら~」ゴロン

パルコアライちゃん「ぐがががぁ~~…ごがががががぁ~…ふがっ…ごがぁ~…」zzz

…そして気持ち良さそうに眠った。



ぴいいいいい!?
たべものがないのりゃ!?
ありゃいしゃんたべてないのりゃぁ!
おなかしゅいたのりゃぁ!びえええーん!
だれがたべたのりゃぁ!?

…おい!おきゆのりゃ!

パルコアライちゃん「のあ…」パチッ

アライちゃん1~4「「「「うぬぬぬぬぅ…」」」」フゥーッ

パルコアライちゃん「のぁ?」パチクリ

アライちゃん1~4は、パルコアライちゃんを取り囲み、歯をくいしばって睨み付け、威嚇している。

アライちゃん1「おまえええっ!ありゃいしゃんたちのひじょーしょく!たべたのりりゃ!?」ガルル

アライちゃん2「ありゃいしゃんたち、だれもきのみたべてないのりゃ!」ガルル

アライちゃん3「おまえはどーなのりゃ!」グルルル

アライちゃん4「こたえゆのりゃぁ!」シッポブンブン

パルコアライちゃん「ひじょーしょく?きのみ?なんなのりゃ、しらないのりゃ」シッポフリフリ

アライちゃん1「ここにあった、おいしーの!ほんとにしりゃないのかぁ!」トントントントン

アライちゃん1は、右手で木の実があった所を叩く。

パルコアライちゃん「のあ~、そこにたべものあったのりゃ、おいちかったのりゃ」ゲプゥ

アライちゃん1~4「「の…のあああああああああっ!!?」」

パルコアライちゃんは、何も悪びれもなく答えた。

アライちゃん2「な…なんでひとりでぜんぶたべたのりゃああっ!?」グーギュルル

パルコアライちゃん「なにおこってゆのりゃ、おいしそーだからたべたのりゃ」コスリコスリ

アライちゃん3「あらいしゃんたちのぶんどーすゆのりゃ!?」

パルコアライちゃん「しらないのりゃ、きのみはありゃいしゃんがさいしょにみちゅけたのりゃ、ありゃいしゃんのなのりゃ」コスリコスリ

アライちゃん4「あれはおかーしゃんが!みんなのぶんおいてったのりゃぁ!きーてなかったのかぁ!!?」コスリコスリ

パルコアライちゃん「のあ?でもみんなねてたのりゃ、だれもたべないからたべたのりゃ」コスリコスリ

アライちゃん1~4「…」





アライちゃん1~4「「「「びええええええーーーーんっ!おがあーしゃあああーーーんっ!!」」」」ビエエエエエンッ

パルコアライちゃん「?なんでないてゆのりゃ、こわいけものでもきたのりゃ?」スッ

パルコアライちゃんは、巣穴から顔を出した。

パルコアライちゃん「なんにもいないのりゃ」キョロキョロ

その時。
日頃の行いに、ついに姉妹達はキレた。

アライちゃん1「たあ~!」ドガァ
アライちゃん2「たあ~!」ドガァ
アライちゃん3「たあ~!」ドガァ
アライちゃん4「たあ~!」ドガァ
パルコアライちゃん「いたいのりゃあ!」

パルコアライちゃんに体当たりするアライちゃん達。

パルコアライちゃん「なんなのりゃ、やめうのあ、あらいしゃんがかわいそうなのりゃぁ」

アライちゃん1「かわいそーなのはこっちなのりゃ!」ドガァ

パルコアライちゃん「なんでいじめゆのりゃ、あらいしゃんがとくべつしろくてあかいから、さべつしてゆのりゃぁ」ジタバタ

アライちゃん2「おまえがわるいことばっかすゆからなのりゃぁ!」ドガァ

パルコアライちゃん「のりゃあああんっ、やめゆのりゃ、いたいのりゃ、ままにいーちゅけゆのりゃぁ」ジタバタ

アライちゃん3「それはこっちのせりふなのりゃぁ!」ガシィ

アライちゃん3は、パルコアライちゃんの胴体にしがみつく。

パルコアライちゃん「?おねーしゃ、だっこしてくりぇゆのりゃ、なかなおりなのりゃ?」

アライちゃん4「みんなでこいちゅをおとしゅのりゃ!わっちぇ!わっちぇ!」グイグイ

アライちゃん1~4「「わっちぇ!わっちぇ!」」グイグイ

アライちゃん達は、パルコアライちゃんを持ち上げて、巣穴の外へ放り投げようとしている。

パルコアライちゃん「すごいのりゃ、たかいのりゃ、なんのあそびなのりゃ?」キャッキャ

アライちゃん1~4「「「うぬぬぬぅ…!うゆぅ…!」」」グイイイッ

パルコアライちゃん「おねーしゃんたちがあしょんでくりぇてゆのりゃ」キャッキャ

アライちゃん1~4「たあ~!」ポーイ

パルコアライちゃん「のあぁっ」

巣穴の外へ放り投げられたパルコアライちゃん。

パルコアライちゃん「のあああっ」ガシィ

しかし、辛うじて巣穴の出口を右手で掴み、ぶら下がったようだ。

パルコアライちゃん「やめゆのりゃ、このあそびやーなのりゃぁ」ヨジヨジ

パルコアライちゃんは、巣穴へ戻ろうとするが…

アライちゃん1「おちゆのりゃ!」ガブゥ
アライちゃん2「でてくのりゃ!」ベシィ
アライちゃん3「おまえなんかいりゃないのりゃ!」バリバリ
アライちゃん4「がぶうぅ!」ガブゥ

アライちゃん1~4は、巣穴の出口を掴んでいるパルコアライちゃんの右手を集中攻撃する。

パルコアライちゃん「いたいのりゃ!なんでなかなおりしたのに、またいじめゆのりゃ、そんなのがいじなのりゃ」ブラーン

アライちゃん1~4「…」

アライちゃん1~4「「「「がいじはおまえなのりゃあああっ!!」」」」ドガァ

パルコアライちゃんの右手「」メシャボギィ

姉妹の集中攻撃により、パルコアライちゃんの右手の指が骨折した。

パルコアライちゃん「のあああああ!?」ヒューーー…

パルコアライちゃんは、高さ6~7mはある木の上から、頭から真っ逆さまに落下し…

パルコアライちゃん「じび!!!」メシャゴギィ

…地面に、頭から嫌な落ち方をした。

パルコアライちゃん「」ビグンッジタッバタタッビッググッバタタタタッ

墜落したパルコアライちゃんは、激しく痙攣している。

アライちゃん1「や、やってしまったのりゃ…」ハァハァ

アライちゃん2「でも、あんながいじにくわすごはんがもったいないのりゃ…」ハァハァ

アライちゃん3「せーとーぼーえーなのりゃ…」 ハァハァ

アライちゃん4「でもこれで、きょあくはさったのりゃ…」ハァハァ



パルコアライちゃん「」ビグンッジタッバタタッビッググッ

姉妹に文字通り捨てられ、暴風雨に晒されるパルコアライちゃん。

パルコアライちゃん「」ピタッ

…やがて、無惨な痙攣は止まった。

アライちゃん1「…でも、しまいごろしがばれたらたいへんなのりゃ…」

アライちゃん2「みんなでうめにいくのりゃ…」ヨジヨジ

アライちゃん3「したいをうめゆのりゃ」ヨジヨジ

アライちゃん4「かってにどっかいったって、おかーしゃんにはいうのりゃ…」ヨジヨジ

アライちゃん達は、木を降りていく。
木登りにも慣れてきたようだ。

アライちゃん1~4「「「「わっちぇ、わっちぇ」」」」ザクザク

木から少し離れたところに、穴を掘るアライちゃん達。

パルコアライちゃん「」ドサッ

アライちゃん1~4「「「うめゆのだ!!」」」ザッザッ

微動だにしないパルコアライちゃんは、そのまま土の中へ埋められてしまった。

ヒルズアライさん「ちび達!今帰っ…のあっ!?何で降りてるのだ!?」バシャバシャ

アライちゃん1「おかーしゃん!」ヨチヨチ
アライちゃん2「しろいのが、みをぜんぶたべて、でてったのりゃ!」ヨチヨチ
アライちゃん3「たべものなくなったのりゃぁ!」ヨチヨチ
アライちゃん4「びえええーんっ!」ヨチヨチ

ヒルズアライさん「なんてこと…。とにかく、巣に戻るのだ。だっこしてやるのだ」ヒョイ

アライちゃん1~4「なのだー!」キャッキャ

埋め立てられた土「」コンモリ



いくら頭の出来がイマイチなアライさんといえど…
極端にアレな個体は、排斥されてしまうのであった。



つづく




埋め立てられた土「」ボコオォッ




白い右手「」ワキワキ…

土「」ボコッ ボコボコッ…


パルコアライちゃん「なのだー」ボコボコッ…

パルコアライちゃん「さむいのだー、ぷるぷるぷる…」ズルズル…ペタペタ…


パルコアライちゃん「おうちかえゆのりゃー」ガシィッ ジヨジヨジヨジヨジヨジヨジヨジ…




つづく

乙です!Rabid coonは処分されるのが定め
https://www.youtube.com/watch?v=_pWPBmeZQpg
https://www.youtube.com/watch?v=aYY8BmQ-Nvs

>>976
支援どうもです
1つめヤバいですね…こんなのに噛まれたら即死不可避

2つめは王道のいいディスパッチ動画ですね
銃をただの棒だと思ってる感じのリアクションすき

パルコアライちゃん「のあー」ヨジヨジヨジヨジ…

パルコアライちゃんは、木を登って必死に巣穴へ辿り着こうとするが…
生後3週間の肉体ではそんな体力はなく、4メートルほど登ったところで落下した。

パルコアライちゃん「のあぁっ!」ボテッ

パルコアライちゃん「のああー、のりゃあー」モゾモゾ

パルコアライちゃんは、木の下で鳴き声を上げる。


~巣穴の中~

ヒルズアライさん「白チビはどこに行ったのだ!?」

アライちゃん1「ちらないのりゃ!」モゾモゾ
アライちゃん2「あんながいじほっとくのりゃ!」モゾモゾ
アライちゃん3「おかーしゃ!それよりごはんなのりゃ。がいじがひとりじめしたせいでおなかぺこぺこなのりゃ」モゾモゾ
アライちゃん4「のりゃ!のりゃ!」モゾモゾ

ヒルズアライさん「そんな訳にいかないのだ!あいつはあんなだけど…アライさんの大事なチビなのだ!探しに行くのだ!」ゴソゴソ

ヒルズアライさんは巣穴の外へ出て、木から降りる。

外は相変わらずの暴風雨だ。

ヒルズアライさん「ちびー!ちびー!どこなのだ!」ヨジヨジ

パルコアライちゃん「のあぁ~ ままー ままー」

ヒルズアライさん「ち…チビ!戻ってきてたのか!」ヨジヨジ

ヒルズアライさんは、パルコアライちゃんを抱き締める。

ヒルズアライさん「チビ!なんで外へ出たのだ!」ガシィ

パルコアライちゃん「おねーしゃが、あらいしゃんを、なげたのあ」ギュー

ヒルズアライさんは、パルコアライちゃんを抱っこしながら木を登る。

ヒルズアライさん「な…!?虐められたのか!?」ヨジヨジ

パルコアライちゃん「そうなのりゃ、あらいしゃん、なんにもわゆくないのに、ぽーいされて、いたかったのりゃ」

ヒルズアライさん「こ…こんな高さから!死んじゃうのだぁ!…っていうかよく生きてたのだ…」ヨジヨジ

ヒルズアライさんは、巣穴へ戻ってきた。

~巣穴~

ヒルズアライさん「チビ達!どうして白チビを外に投げたのだぁ!死んだらどうするのだぁ!」

アライちゃん1「いっ…!?」
アライちゃん2「なっ…なんで…!」
アライちゃん3「しんだはずなのりゃ…!?」
アライちゃん4「おばけなのりゃ~!」ビエエエエエンッ

ヒルズアライさん「殺す気でやったのかああああああっ!!!」ベシンベシンベシンベシン

アライちゃん1~4「「「「いだいのりゃあああ!びえええええんっ!!!」」」」ピイイイイイィィ

アライちゃん1「だってぇ!ごはんひとりじめしたのりゃぁ!」コスリコスリ
アライちゃん2「いっつもおうちでうんちすゆし!がいじなのりゃ!ごくつぶしなのりゃ!」コスリコスリ
アライちゃん3「まびきすゆのりゃ!くいぶちへらしゅのりゃ!」コスリコスリ
アライちゃん4「がいじなんていらないのりゃ~!」コスリコスリ

ヒルズアライさん「…チビ達はまだ産まれて3週間なのだ。お世話に手がかかって当然なのだ」スッ

パルコアライちゃん「のぁ?」キョトン

ヒルズアライさん「ちび…。非常食を独り占めしたって、本当なのか?」

パルコアライちゃん「ひじょーしょく?なんなのりゃ、しらないのあ」ヨチヨチ

ヒルズアライさん「知らないって言ってるのだ!」

アライちゃん1「さっきのきのみなのりゃ!ここにあったやつ!」ペチペチペチペチ

アライちゃん1は、非常食の木の実があった所を手で叩く。

パルコアライちゃん「のあー、さっきそこにきのみがたくさんあったのりゃ、おいしかったのら」ゲプゥ

ヒルズアライさん「…一人で全部食べたのか?」

パルコアライちゃん「おいちかったのりゃ」ゲプゥ

ヒルズアライさん「なっ…!分け合って食べろって言ったのだ!聞いてなかったのかぁ!?」

パルコアライちゃん「なんなのら、しらないのりゃ、むずかちーことわかんないのりゃぁ」ヨチヨチ

ヒルズアライさん「このバカ!このバカ!お仕置きなのだ!お尻ペンペンなのだ!」ベチーンベチーン

パルコアライちゃん「ヒィー、おかーしゃんまであらいしゃんをいじめゆのりゃ!おねーしゃんもなのりゃ、なんなのりゃ、みんなひどいのりゃぁ」ピイイイイイィィ

ヒルズアライさん「チビ達!みんな白チビに悪い事したのだ!ごめんなさいするのだ!しなきゃまた叩くのだ!」

アライちゃん1~4「ぴいぃ…ごめんなさいなのだ~…」

ヒルズアライさん「白チビ!お前も謝るのだ!独り占めは悪い事なのだ!謝らきゃさっきよりもっと痛い目にあわせるのだ!」

パルコアライちゃん「のあ~」

ヒルズアライさん「のあーじゃないのだ!」ベシィ

パルコアライちゃん「ぴぃぃ、あやまゆって、なにすればいいのりゃ」ピイイイイイィィ

ヒルズアライさん「お姉さんがやったみたいに、ごめんなさいって言って頭を下げるのだ!」

パルコアライちゃん「ごめんなさいなのりゃ」ペコリ

ヒルズアライさん「これで仲直りなのだぁ!」



アライちゃん1「のだぁ…のだぁ…」zzz
アライちゃん2「のりゃぁ…のりゃぁ…」zzz
アライちゃん3「ぴぃ…ぴぃ…」zzz
アライちゃん4「すぴー…すぴー…」zzz
パルコアライちゃん「ふごごごごっ…ぐがあああっ、ごががががっ、ふごぉごごっ」ゴガァー

ヒルズアライさん「…みんな、無事で良かったのだ」ナデナデ

やがて暴風雨は止み、空は快晴となった。

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