俺は男だ!基地GUYだ!! (16)






ある朝俺は起きたんだ!



男「なあ母さん、俺はどんな感じだい?」



母「は何が?意味がわからないよ・・・」



男「俺はね、もう今年で39歳なんだ!」



母「早く就職しておくれ・・・」


男「ははw まだニートは2年だ!」


母「1回だけ単発の派遣登録して力仕事だったからて半日で帰ってきただけじゃないそれまでずっとニートじゃないの・・・」


男「派遣登録しただけで職歴になるの!てか、それより俺は39歳なんだよ!」



母「だから何?!母さん今からパートなんだから忙しいの!」


男「いやだから39つまり、サンキューな年じゃん?」



母「あんたは・・・うう・・もう今更涙も出ないほど枯れ果てて悲しいよ・・・・」



男「何がだよwでさ、サンキューな年だから皆に感謝を伝えていきたいと思ってるんだ!要するに、善行さ!」



母「はあ・・・善行より仕事して・・」


男「悪ぃw 40歳から正念場だと思っているからさw で、今日から皆に感謝して善行をしていこうと思ってるんだ!」



母「今時職歴無しの40なんて日雇い派遣くらいしかないわよ・・・もう母さん行くから!さっさと仕事探してね!!」



男「今日の母さんキビィしパネェなwさて、サンキューしにいくか!」



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508560162

※男の友人宅

ピンポーンピンポーンピンポーン!

ガチャ・・・

おばさん「はい・・・?」

男「おはようございます!」

おばさん「??あ、おはようございます??何でしょう?」

男「友人くんはいますか?」

おばさん「はあ?そんな人いませんが?お宅誰です?」



男「え?○○友人くんのお宅でしょ?10年くらいぶりですが、幼なじみだってよく遊んでいましてね!おばさんはお母さんでしょ?」


おばさん「いえ、うちは△△家ですが?10年前にその方いたの?確か5年ほど前に引っ越した方が○○さんだったような?」

男「あ!いっけね!ごめんなさい!失礼しました!」

おばさん「は、はあ・・・(幼なじみなのに友達の母の顔忘れてるの??)

男「ちくしょー恥かいた!あいつ教えとけよな!まあ携帯も持ってないし家からスロットとエロDVD店とコンビニ以外一歩も出てなかったから仕方ないか!」


男「タハーwかははははw」


男「さて、次行くか!」


※友人B宅



ピンポーンピンポピンポピンポピンポピンポーン!


友人B母「・・はい・・・(何なの?インターホン鳴らしすぎ)」


男「おはようございます!」





友人B母「え!?あ、まさか・・・あんた・・男くん?友人Bの友達の・・・?」

男「はい!お久しぶりですおばさん!」



友人B母「はあー久しぶりだねえ・・・20年くらいぶりだよね?男くん高校時代の頃と変わりないわねー!」


男「かはは!ほとんど陽を浴びてないから若さは保っています!」


友人B母「そ、そう・・・(うちの息子の言ってた通り本当に何十年もニートだったのね)」


男「友人Bくんはいますか?」


友人B母「あ、息子は10年くらい前に引っ越して今はもう結婚して別で住んでいるからここにはいないのよ」



男「じゃあ戻るまで待ちますよ!」




友人B母「え?いや、それはちょっと・・・」


男「かははw冗談ですよ!それでは失礼します!」


友人B母「はあ・・・明るくて悪い子ではないみたいだけど、ご家族も本人も不憫ねえ・・・」

※大型ショッピングモール内 1F




男「友達みんな昼間は居ないみたいだから大型ショッピングモールに来ちゃった!」

ケーキ屋女「いらっしゃいませー!」

男「あ、ケーキ屋さんだ、おはようございます!毎日素敵な笑顔とケーキをありがとうございます!頑張って下さい!!」


ケーキ屋女「え?あ、はい・・・?ご注文でしょうか?」

男「頑張って!可愛いんだから!では、失礼致します!」

ケーキ屋女「は?は、はあ・・?」

男「うむ、善行とは、如何なるものか?そう!それは人の為になることだよな!」

男「よし!決めた!お店とお客様双方に良い事、為になることをやっていこう!」

男「元気よく大きな声で通りすがる人々に挨拶をしていこう!!」





男「おはようございます!いらっしゃいませー!毎度ありがとうございます!」


老人「ファッ!?」


男「本日のご来店誠にありがとうございます!良い店たくさんあります!」


母子家庭女「え?・・・はあ・・・」


男「我々の今があるのはお客様のおかげです!これからもより良い商品をご提供していきたいと思います!これは全店の総意であります!ありがとうございます!いらっしゃいませー!」


ただのおばさん「あらま、この従業員さん元気いいわねー」


男「おはようございます!今日もご来店ありがとうございます!僕頼まれていないけどボランティアでやっているんですよー!」


老いぼれじじい「んが?・・ふがはは・・・」


※繰り返す事 1時間程度





男「いやあいい汗かいた、これでみんな気持ちよく買い物できるしお店も売り上げが上がるはずだ!」


男「さて、次は1階から順番に各店舗回って激励の言葉をかけて回るかな!」


ドラッグストアの女店員「いらっしゃいませ!」


男「おはようございます!僕39になるんですよ!頑張ってくださいね!」


ドラッグストアの女店員「え?・・は・・はい・・?」


靴屋のおじさん「いらっしゃいませ」



男「おはようございます!僕サンキューな年にしたいんですよ!頑張ってください!!」


靴屋のおじさん「な、何が?君、さっきあの通路で大きな声で一時間くらい道行くお客さんに声かけしていた人だね?従業員ではないよね?派遣かバイトできたのかい?」


男「いえ!ボランティアなんですよ!善行なんですよ!今年39なんですよ!」


靴屋のおじさん「ボランティアで?はあーすごいね!言ってる意味はよくわからんが・・よくやるね。何かこのショッピングモールに恩でもあるのかい?」


男「特に無いですし、年に3回くらいしか来ませんよ!今サンキューな年なので!」


靴屋のおじさん「そ、そうかい頑張ってな・・・(こりゃいかん・・話にならんタイプだ・・)


男「店長さん頑張ってください!では失礼します」


靴屋のおじさん「いや俺店長じゃないし・・・」

※2時間強で、行っていない店舗もあるが同じように挨拶し終えた





男「いやー喉がカラカラだぜ!長い時間ずっとしゃべりっぱなしだったからね!これで各店舗売り上げも上がるし大型ショッピングモール自体も売り上げ上がりますます繁栄していくはずだ!善行はいいよなあ!心なしか挨拶している時、店舗の方々の表情が曇っていたようだけど・・・大丈夫!これから売り上げ上がるから今の売り上げに暗くならないで!」



男「かははははwさーて、次はどこに行こうかな?」


男「あ!もうお昼じゃん!何も食べずに出てきてボランティアたくさんしたからお腹空いちゃった!タハーwくひーw何か食べに行こう!」






※ファミレス内 



男「久しぶりにファミレスきたなあ!ずっとコンビニだったからなあ!」


女店員「いらっしゃいませ!ご注文はお決まりでしょうか?」



男「おはようございます!まだ決まっていないですがお腹はすっごく空いています(ニッコリ)」



女店員「・・・ひっ・・・あ、あのではまた後でよろしいですか?」


男「まあお姉さんもお座りください!毎日忙しいでしょうから疲れているでしょう?」


女店員「え?いえ、大丈夫です・・お決まりになりましたらそちらのボタンでお呼びください(違う子に行ってもらおう


男「お姉さん!ちょっとお待ちなさい!」



女店員「!?は、はい!??ご注文お決まりでしょうか?(早く離れたいのに・・)



男「僕実は39なんですよ!だから善行して回っているんです!さっきまであの大型ショッピングモールでボランティアしてきたんですよ!(ニッコリ)」



女店員(39だから善行?意味がわからないんですけど・・)「そうですかあ、あの、ご注文は?」


男「まあ座ってくださいよ!お客さんの僕が言ってるんだから大丈夫ですよ!サンキューな年なんですから(ニッコリ)」


女店員「( ひぃ・・笑顔がキモい不気味・・) い、いえ・・・業務中なので結構です・・ご注文はよろしいですか?」



男「座ってって言ってるでしょうが!!!」

周りの客「ッ!!??」



女店員「ひぃっ・・・て、店長!助けてください!」



周りの客「あらま変な客に絡まれて・・・可哀相に・・・」



店長「どうした!?」


女店員「こ、このお客様が一緒に座れとお怒りで・・・」



男「何で店長を呼ぶんだ!?僕は店長を望んだか?!」



店長「お、お客様、何がございましたか?」



男「店長さん!!聞いてください!この女性店員さんは疲れています!だから僕は39になるから一緒に座って少しは休めばどうかのと思って言ったんです!」


店長「( なるほど、話が通じないタイプか・・・年に1,2回は現れるタイプの人だ・・ )あの、お客様うちの従業員をねぎらっていただきありがとうございます。しかし今は業務中ですし、彼女も疲れていないようなのでここは、おさえていただけますか?ご注文はいかがなさいます?ちなみに本日のおすすめランチメニューはこちらになります」


女店員(さすが店長・・軽く感謝の言葉の次にすかさずメニューを開きそっちに気をもっていくなんて。話す隙を与えない巧妙な技)



男「うーん、あ!このハンバーグのランチおいしそう!!これください!」



店長「かしこまりました!では少々お待ちください( ふぅ・・よかった )



男「あのーお姉さん早く座ってよ!店長さんも一緒に座るんだから」








店長・女店員「(((((((((; ゜д゜)))))))!!??」



店長「え?あの、お客様・・私も彼女も座らないんです・・・業務中なので仕事たくさんありますので・・」



男「ぼ、僕は・・・お・・俺は・・・39なんだぞ!!!!!!!!!!」



店長含む店内全員「!!!!?(((((((((; ゜д゜)))))))??!!!!」



男「ううう・・・ぐふ・・・ふぐぐぐ・・お・・俺は・・善行してるだけなのに・・・ううう」




店長「こらいかん!女店員くん!警察呼んで!」



男「警察なんか来るかああああ!!!!!」



女店員「ひぃっ!!??」



スーツ男「ちょっと待て!」



店長「!?」



スーツ男「あんたさっきからおかしな事を言っているが・・・誰なんだ?」



男「ひぐぐ・・・ふひ・・俺は・・・男だ!39歳なんだよ!!」



スーツ男「なるほど・・まるで話が通じないようだな・・しかし39だと?見えないまるで学生のようだ・・・ニート特有の成長しない不気味な若さというあれか・・・」



店長「お客様、今警察を呼びますので・・・女店員くんはやく!」



スーツ男「いや、呼ばなくていい!私がなんとかするよ」



店長「そ、そうですか・・・大丈夫ですか?」



スーツ男「大丈夫だ。二人は業務に戻るんだ」



店長・女店員「あ、ありがとうございます!助かります!」



男「ちょっとぉ!!!店長さん!!おねえさん!!!!どごいぐのぉおお!!!」



スーツ男「落ち着け!キチガイ!!!」



男「!!??」




スーツ男「すまない・・ついつい言ってしまった。しかし男くんが暴走しているから言わせてもらった・・」



男「な・・・なんだと・・・?お・・俺が・・・何て・・・?」





スーツ男「・・・・キチガイ・・・・・だ」




男「ひぐっ・・・!?・・・・俺が・・・キ・・チ・・ガ・・・イだと?」



スーツ男「ああ。今いる店内全員がそう思っているはずだ・・・」



男「・・・・全員が!?俺をキチガイと・・・思っている・・・の!?」




スーツ男「残念だが。男君の言動を見る限りそうとしか見えない・・・」



スーツ男「ここまで店内を騒然とさせたんだ・・・出て行ってくれないか?私はここをよく利用するからこの店に愛着があるんだ」




ブタ顔おばさん「そ、そうよ!あなたはふさわしくないわ!!二度とこないで!」



老害じじい「そうじゃ!!なんやわからんけど出て行け!!」


その他周りの客「そうだそうだ!出て行け!!キチガイ!!!」





男「う・・ううう・・ひぎぃ・・リヒッ・・・うぐリヒッ・・・リヒッ・・・」



プッツン・・

男「うおおおおおお!!!!!!」





全員「!!!?????」







男はリュックから何かを取り出した





男「ダイナマイトだああああ!!!!!!!!!!」





シュボッ


すかさずライターで点火!!





スーツ男「ヤバイ!!!みんな逃げるんだあああ!!!!!」






男「無駄だあ!!あと三秒で爆発!半径2キロは吹っ飛ぶ!逃げても無駄だ!!!!」




全員「うわあああああ!!!!!!!!!」







男「かはははははwww」

     

     男「俺は男だ!基地GUYだ!!」








カッ!!







ズドォォォォォォン!!!!!!!









※死者 数十万人

負傷者 5万人




《ダイナマイトとニート混ぜたら駄目!絶対!!》






fin

ダイナマイト強い…


※この作品には多くの登場人物が居るため一部の人物に作者の独断で名前を付けてます

俺の名前は山本義次陸軍で大将をやってる24歳の独身だ(この際どうでもいい事だが)幼稚園の頃からの親友は俺と同じ時期に海軍に行き現在提督をやってる

そして俺は尊敬する曾祖父を追って陸軍に入った

俺の親父は海軍元帥となってたが俺が7歳の時に最前戦で戦死してしまった
祖父は当時既に60歳になってたのに退役する気が無いのか現役で提督をやっているのだった階級は大元帥(同時に国家元帥にもなってる)

現在山本は南方軍(総軍)の司令官として西部ニューギニア方面に駐留しているのだった(東部は深海勢力に掌握されてしまっている)


そして物語の始まりは1本の電話だったのだ

やったぜ

キチってる

このSSまとめへのコメント

このSSまとめにはまだコメントがありません

名前:
コメント:


未完結のSSにコメントをする時は、まだSSの更新がある可能性を考慮してコメントしてください

ScrollBottom