[東方現代入り] 蓬莱山輝夜が現代入り (25)

注意
このssは東方projectの二次創作ssです
キャラクターの性格崩壊や原作崩壊など含まれております。オリキャラも出ます。
少しでも違和感や不満がある方はブラウザバックすることオススメします
もう何も怖くない、と言う方はこのまま作品を楽しんでください。ではスタート


[プロローグ]

輝夜「う…うぅ…飲み過ぎた」

鈴仙「大丈夫ですか姫様?」

輝夜「す、少し歩いてくるわ」

鈴仙「あまり遠くに行かないようにしてくださいね?ここは永遠亭じゃないのですから」

輝夜「わかってるわよ…外の空気吸ってくるだけだし」

鈴仙「付き添いましょうか?」

輝夜「平気よ。うっ…気持ち悪…」

フラフラしながら外へと

鈴仙「大丈夫かな?」

紫「………」

外にて

輝夜「…ふぅ…少しは楽になったかしら?」

しばらく境内を歩いて

輝夜「……そろそろ戻ろうっと…だいぶ楽になったし」

「それはできませんわ」

輝夜「……どういう意味かしら?」

「ふふ、貴女には少し勉強してもらおうと思いまして…蓬莱山輝夜」

輝夜「勉強?超絶美少女で完全無欠の最強無敵のパーフェクトな私に勉強ですって?目を開けたまま寝言が言えるなんて流石妖怪の大賢者様は違うわね…八雲紫」

紫「安い挑発ですこと…ふふ」

輝夜「目的は何かしら?返答次第じゃ、ここで血祭るわよ?」

紫「残念ですが、それは絶対に不可能ですわよ?貴女はもう私の境内にいる…」

輝夜「え?…ッ!!な、な…に…ち、力が…出ない?…まさか…能力を…」

紫「ご名答。私の能力と永琳の薬が効いてるみたいね」

輝夜「くっ…こんなことして…何が目的なの?」

紫「先程も言いましたが…勉強してもらいますわ」

輝夜「…その勉強って…何よ?」

紫「自分の目で見て体で体験してきなさい…じゃあ、いってらっしゃい♪」

輝夜の下にスキマが出来て

輝夜「くっ!覚えてなさいよ!八雲紫!」

そのままスキマに飲み込まれスキマは閉じて

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508453518

紫「これでよろしくて?」

永琳「ええ、すまないわね八雲む」

↑はミスです


紫「これでよろしくて?」

永琳「ええ、すまないわね八雲紫」

紫「いいえ、これぐらいお安いご用ですわ」

永琳「…姫様…どうかご無事で…これは貴女の為でもあるのですから」

現代にて

「ふぅ…疲れた、やっぱり深夜営業は疲れる…まぁ今日で深夜営業は終わりだし明日は休みだしゆっくりするかな」

「……うっ…気持ち悪っ…あのスキマ妖怪…絶対に許さないわ…うぷっ」(スキマ酔いした模様)

「………(誰か吐いてるのか?というか、なんだあの格好…スゴい目立つな…声かけるべきか?)」

輝夜「…一体、私が何したって言うのよ?あー、むかつくわ!…というより、ここどこよ!能力使えないし!力でないし…うっ…やばい…騒いだら、また気持ち悪く…うぷっ吐きそう…」

「(声かけるか…ナンパじゃない、いち善人として声かこるだけだ)…あの…大丈夫…?」

輝夜「え?」振り向いて

「ッ!!(うわっ!スゲー美人!うちのアルバイトの女の子も美少女だけど、よもやそれすら越える美少女だ!ヤバい声かけたはいいけど、どうしよう!)」ドキドキ

輝夜「もう…限界…う…」

「え?」

輝夜「…うげぇぇッ!!!!」(壮大に吐いて)

「…ぎゃあぁあああああ!!?」


これが俺、夜神鈴時(やがみ れいじ)と蓬莱山輝夜の運命(?)的出会いとなった

第一話 輝夜と現代世界


輝夜「う…うーん…ここは…?」

目を覚ますと知らない天井が目に映った。私は一体どうしたのだろう?スキマに入ってからの記憶がない、しかも頭も痛い。体は重いし気だるさが半端ない。あれもこれも全部あのスキマ妖怪のせいだ。帰ったら血祭りにしてやる。


輝夜「…あら?何かしら?」

私は机の上に何か書かれた紙を見つけた。おまけに3000円と鍵も置かれていた。内容はこう書かれていた

『用事で出る。少ないがお金と鍵を置いておく。好きに使ってくれ、家を出たら鍵はポストにでも入れておいてくれ。PS 勝手に家に運んで悪かった。気を失っている貴女を放っておくわけにはいかなかった。すまない。鈴時』


輝夜「ふぅん…」

私は自分の体を確認した。別に乱暴された形跡はない。服も乱れていない。この手紙の主は本当に私を運んだだけのようだ。少し安心した。


輝夜「家を出ると言ってもねぇ…待ってようかしら?まだ気分も優れないし…」


部屋を見渡す。綺麗に片付けてある。男性にしてはしっかりしてるみたい。テレビにゲーム機、ベッドに机…それとクローゼット。ある程度のものはわかる。ただ一つを除いて


輝夜「この…箱は何かしら?液晶に図柄が3つ…レバーにスイッチのようなものが3つ…見たことないわ」


私から見てそれは異様だった。パソコンでもテレビでもない。でもアニメのキャラが描かれているあたりゲーム機なのかもしれない。触りたいけどやめておこう。下手に触れて壊してしまったら迷惑をかけてしまう。私はもう一度辺りを見渡し横になり眠りにつくことにした。

はい、恋愛に発展します。一応私自身初投稿なので至らない点が多々あるかもしれませんが読んでいただけると嬉しいです。文



それから2時間後


がチャリ

鈴時「ただいま…つっても誰もいないか」

輝夜「おかえり」

鈴時「いっ!?」

輝夜「何よ?その顔は」

鈴時「あ、いや…まさか居るとは思わなくてな…気分は大丈夫か?」

輝夜「えぇ、横になって眠れたから昨日よりかはマシね。それよりありがと、看病してくれて」

鈴時「いや、気にするな…貴女を放っておけるほど俺は落ちぶれていない」

輝夜「輝夜」

鈴時「え?」

輝夜「貴女じゃなくて私には蓬莱山輝夜って名前があるのよ、鈴時」

鈴時「そ、そうか…ってなんで俺の名前知って…」

輝夜「手紙に書いてあった」

鈴時「ああ、そうか…そうだった…蓬莱山輝夜…なんか輝夜姫みたいだな名前が」

輝夜「私だしね、その輝夜姫って」

鈴時「へぇ、そうか…通りで美人なわけ……か………はい?今なんて?」

輝夜「だから、その輝夜姫は私のことよ」

鈴時「…ははは…またまたご冗談を…」

輝夜「証拠ならあるわよ?ほら、これ」(小さな瓶に入った無色透明な液体を見せて)

鈴時「えーと…それは?」

輝夜「蓬莱の薬、別名不老長寿の薬ね。飲めば不老不死になれるのよ」

鈴時「嘘だぁ」

輝夜「嘘じゃないわよ、なんなら飲んでみなさいよ?」

鈴時「いやいやいや!見るからに怪しそうなもの誰が飲むかよ」

輝夜「あら?怖いの?」

鈴時「べ、べべべつにこ、ここわくねぇし!?」ガグガク

輝夜「もろ表情と体に出てるじゃない」

鈴時「よ、よーし飲んでやるよ」

輝夜「どうぞ」

鈴時「……ええい!ままよ!」ぐいっ(一気に流し込んで)

輝夜「え!?(ほ、本当に飲みやがったわ!!や、ヤバいどうしよう…)」

鈴時「………無味?」

輝夜「え?いやいやいや、蓬莱の薬は飲んだらこの世の物とは思えない味がして一週間は激しい痛みが襲うはずよ」

鈴時「お前!俺になんてもの飲ませようとしてたんだ!?ええ!?」

輝夜「でも無味なんでしょ?体はどう?」

鈴時「いや、特には…」

輝夜「………(おかしいわね、あの妹紅に飲ませた時は一週間生き地獄を味わわせて不老不死にさせたのに…永琳め、偽物を持たせたわね)」

鈴時「いやー…よかった…お陰でなりたくもない不老不死になるとこだったよ」

輝夜「へぇ、鈴時はそういうのなりたくないんだ」

鈴時「当たり前だろ…誰が好き好んで長生きせんといかんのだ…俺は50まで生きれれば充分さ」

輝夜「今いくつ?」

鈴時「25」

輝夜「折り返しじゃない」

鈴時「だな、さて…蓬莱山…腹減ってるだろ?何か食いに行かないか?」

輝夜「いいけど…いいの?」

鈴時「ああ、ちょうど給料も入ったしいいよ、ただその前に」(輝夜の服装を見て)

輝夜「えっち」

鈴時「ばっ、バカ!違ぇよ!その格好なんとかならないか?」

輝夜「そう言われてもねぇ…これしか今はないし」

鈴時「さすがに目立つぞ…蓬莱山」

輝夜「じゃあ、何か着るもの貸してよ」

鈴時「は?」

輝夜「この格好目立つんでしょ?だったら目立たない服でも貸しなさいよ 」

鈴時「えっと…まぁ、蓬莱山がそう言うなら(初対面の相手に服借りようとするか?普通はしないよな…)」

クローゼットを開けて

輝夜「あんまり服とかないのね」

鈴時「ファッションとか、あんまり興味ないんだよ…ジャージでいいか?」

輝夜「いいわ、それで。じゃあ早速」服に手を掛け脱ぎ出して

鈴時「ッ!!ば、バッカ!何脱ぎ出してんだよ!?」

輝夜「は?鈴時が着替えろって言ったんでしょ?」

鈴時「そうだけど!人前で着替えるな!」

輝夜「いいじゃない。別に減るもんじゃないし、鈴時だって私みたいな美少女の着替え見たいんでしょ?」

鈴時「お、おま…それ自分から言うか!?って、べ、べべべつに見たくないし!?」

輝夜「たかが着替え程度で動揺するなんて…さては童○ね?」

鈴時「ッ!!う、うっせぇ!つーか、女の子がそんな言葉軽々しく使うな!」

輝夜「はいはい、わかったわよ。○貞さん」

鈴時「ぜってぇわかってねぇ!つーか、童○関係ないよな!?なぁ!?」

輝夜「とか言いながら、着替え見られて嬉しいんでしょ?興奮する?」

鈴時「うがぁあああああ!!俺は出るからさっさと着替えてこい!」

ガチャ!バタン!(勢いよく扉を開けて出ていき閉めて)

輝夜「…クスッ…妹紅みたいにいじりがいある奴ね」

それから数分後

輝夜「お待たせ」

鈴時「想像以上に似合ってるな…」

輝夜「まぁ姫だからね」

鈴時「関係ないだろそれ」

輝夜「それで、どこ行くのよ?」

鈴時「ああ、参考までに聞きたいんだが、嫌いなものとかあるか?」

輝夜「特にないかしら?」

鈴時「ん、なら…大丈夫だな…今から行くのはファミレスだ」

輝夜「ふぁみれす?」

鈴時「安くてなんでもある店だ」

輝夜「庶民の好きそうなお店ね、まあ…たまにはそういうのもいいかしら」

鈴時「庶民って…普段何食べてんだよ?」

輝夜「A5ランクのお肉とか」

鈴時「ちくしょうめ!!」

輝夜「あ、でも普通にお菓子とかジュースとかも飲み食いするわよ」

鈴時「あ、そうなんだ」

輝夜「ゲームのお供には欠かせないわね」

鈴時「へぇ、続きは向こうで聞くよ。行こうか」

輝夜「そうね」

青年×少女移動中

某ファミレスにて

輝夜「へぇ、わりと綺麗なところね。人もいっぱいいる」

鈴時「一応休日のお昼時だしな…それで、何食べる?ほれ、メニュー」

輝夜「ありがと。ふーん…色々あるのね…」

鈴時「好きなもの頼んでいいぞ」

輝夜「じゃあとりあえず生ひとつ」

鈴時「おっさんかお前は」

輝夜「好きなもの頼んでもいいって言ったじゃない」

鈴時「いやいや、確かに言ったけど、お酒は予想外過ぎるぞ」

輝夜「なによ、ダメなの?」

鈴時「昼間だぞ?」

輝夜「関係ないわよ」

鈴時「おっさんかよ」

輝夜「同じツッコミ二回とかないわー」

鈴時「お前…絶対中におっさん入ってるだろ?残念美少女とはこのことだな」

輝夜「ほめてもキスぐらいしかしないわよ?」

>>2
あなた紫を「むらさき」と打って変換していますね?(メガネクイッ)

>>11 アハハ…ナンノコトヤラ


鈴時「ほめてねぇよ!キスもいらん!」

輝夜「あら、そう残念」

鈴時「え…本気だったの?」

輝夜「もう、しないわよ?」

鈴時「なんかもう、お前という存在がわからん」

輝夜「クスッ」

鈴時「はあ、とりあえずビールな…あとは?」

輝夜「軟骨唐翌揚げと枝豆と…」

鈴時「なに?またつっこんでほしいの?」

輝夜「突っ込むだなんて…盛ってるわね…これだから人間の雄は」

鈴時「なんでだろ!コイツとの会話が噛み合う気がしねぇ!」

輝夜「それがいいくせに 」

鈴時「……よし、わかった!話は以上だ!飯食おう!」

というわけで注文して

鈴時「ん、悪いトイレ」

輝夜「さっさと処理してきなさいよ」

鈴時「小だよ!!」(席を立ち御手洗いへ)

輝夜「…さて、これからどうするかね…家に置いてくれると助かるんだけど…」

1分後

鈴時「お待たせ」

輝夜「早いわね」

鈴時「トイレだからな」

輝夜「ねぇ」

鈴時「ん?」

輝夜「私、帰るところがないのよ…だから」

鈴時「…いいぞ、俺ん家でよければ」

輝夜「え?」

鈴時「わけありなんだろ?基本仕事で空けることが多いけど…それでいいなら」

輝夜「意外ね…てっきり断られると思ったわ」

鈴時「断る理由がないから」

輝夜「ありがと」

鈴時「気にすんな」

輝夜「下心とかないわよね?」

鈴時「ねえよ!」

輝夜「本当に?」

鈴時「ない」

輝夜「本当の本当に?」

鈴時「だからない」

輝夜「でも本当は?」

鈴時「少しa……ッ!!」

輝夜「えっち」

鈴時「…うぐっ」

輝夜「ふふ、冗談よ。でもありがと。こんな見ず知らずの私を置いてくれて」

鈴時「…いいよ。ただ、一つ条件がある」

輝夜「…まさか…体でh…」

鈴時「そうじゃねぇよ!!なんでお前はいちいち下に繋げようとしてんだよ!?」

輝夜「それが人間というものよ」キリッ

鈴時「うわぁ、全然心に響かねぇ…ってそうじゃなくてだなぁ!」

輝夜「それで?条件って?」

鈴時「全部で3つ。まず一つ勝手に出歩かないこと」

輝夜「なるほど監禁ね」

鈴時「……2つ、俺の言うことは必ず聞くこと。」

輝夜「変態」

鈴時「3つ…ある程度落ち着いたら働くこと」

輝夜「えー働きたくないでござるー」

鈴時「……おい、今から突っ込むが準備は大丈夫か?」

輝夜「性欲の塊」

鈴時「(# ゜Д゜)」

輝夜「じょ、冗談よ…そんな怖い顔しないでもいいじゃない」

鈴時「だったら真面目にしてくれませんかねえ?」

輝夜「ごめんなさい、鈴時って弄りがいあるからつい」

鈴時「はあ…とりあえずこれが条件だ、いいな?」

輝夜「ええ、わかったわ。鈴時…これからお世話になります。ふつつかものですが…よろしくお願いします」

鈴時「そう、かしこまらなくていいぞ」

店員「お待たせしました」

鈴時「ん、来たな…食おうぜ」

輝夜「ええ」

第一話 完

第二話 輝夜エンカウントする

その後食後の一服タイム

鈴時「そう言えばちゃんとした自己紹介がまだだったな、俺は夜神鈴時(やがみ れいじ)だ。」

輝夜「蓬莱山輝夜よ」

鈴時「ん。改めてよろしくな蓬莱山」

輝夜「ええ。よろしく」

鈴時「タバコ吸いたいんだが、大丈夫か?」

輝夜「ええ、知り合いに吸ってる奴いるから平気よ」

鈴時「わるい」(ラッキーストライクのソフトを開封して吸いだして)

輝夜「…(妹紅の吸ってるタバコと一緒ね)」

鈴時「じゃあ話の続きだけど、蓬莱山は何処の出身なんだ?」

輝夜「月よ」

鈴時「ふーん………へ?」

輝夜「だから月…夜に顔出すでしょ?」

鈴時「いや、それはわかる…えっと…じゃあ何処に住んでるんだ?」

輝夜「幻想郷の永遠亭よ」

鈴時「………」

輝夜「まあ、当然の反応よね…でも嘘じゃないわ」

鈴時「…仮にその幻想郷があったとして…どうしてここに?しかも夜中に」

輝夜「ある妖怪に送り込まれたのよ…無理矢理ね」

鈴時「妖怪だと?」

輝夜「……そうね…じゃあ一から説明してあげるわ。ただその前に……」

鈴時「ん?」

輝夜「お姉さんすいませーん!生ひとつ!」

鈴時「ずこー!」倒れて

輝夜「古いこけ方ね」

鈴時「お前!少しは遠慮しろよ!」

輝夜「まぁまぁ、いいじゃない。こんな美少女とデートなんてそうそう無いんだし」

鈴時「残念な!だがな!」

輝夜「それほどでもー」

鈴時「だからほめてねえよ!?」

輝夜「ふふ、本当鈴時っていじりがいあるわ♪」

鈴時「ぐっ!(そんな可愛い笑顔で言われたら何も言えねぇじゃねえか)」

それから数分後注文のビールが来て

輝夜「それじゃあ…説明するわね。まず、私がいる幻想郷っていうのは忘れ去られた者達が住む世界なの。人間はもちろん、妖怪や神様、妖精に幽霊、それと吸血鬼や鬼等の人外も住んでいるの。と、言っても見た目は人間とそう変わらないわ。子供の容姿をした妖怪や神様もいるくらいだしね。しかもほとんどの奴が能力を持っているわ。」

鈴時「…なんつーかスゴい世界なんだな」

輝夜「そうね、でも慣れたわ」

鈴時「そういうもんなのか?」

輝夜「そういうもんよ。それで、そこを管理してる大妖怪がいるんだけど、そいつのせいで私がこんなところに来るはめになったのよ。勉強がどうだとか言ってたけど意味がわからないわ」

鈴時「ふーん…勉強ねぇ」

輝夜「私は一応お姫様なのにひどい扱いだと思わない?きっとみんな心配してるわ」

鈴時「そうだな…それで、その幻想郷とやらには帰られそうなのか?」

輝夜「あのスキマ妖怪が私の元に来ない限り手段はないわね」

鈴時「つまり、いつ帰れるかわからないわけか」

輝夜「ええ…悪いわね…しばらくお世話になるわ」

鈴時「ああ…よし、そうと決まれば行くか」

輝夜「もう帰るの?」

鈴時「いや、買い物しに行くぞ、服とか日用品とか必要だろ?」

輝夜「別にそこまでしてもらわなくても…なんか悪いし」

鈴時「そうは言うが…流石に貸せる物に限度があるだろ?貸せないものだってあるし…」

輝夜「…確かに…流石に男物の下着は着れないことはないけど変だものね」

鈴時「着れたとしても貸さねえよ!?」

輝夜「ちなみに下着は着るや脱ぐ以外にも使うや被るなどがあるわよ!あと嗅ぐとかもね!」

鈴時「なんですかその蛇足は?つーか使用用途が違いやがりますよ?お姫様」

輝夜「え?じゃあ…ぶっかける?」

鈴時「アウト!!」

輝夜「セーフでしょ?」

鈴時「いや、アウト判定だよ」

輝夜「じゃあ…食べる?」

鈴時「食べんな!!下着は食べ物じゃねえ!!」

輝夜「えー?でも男って下着をオカズに女をたべるんでしょ?」

鈴時「うまいこと言ったつもりか?(でも、間違ってるはずなのに否定できない不思議)」

輝夜「はっ!まさか、それが目的で買い物に!?」

鈴時「はっ!じゃねえよ!つーか不正解だよ!」

輝夜「さっきから思ったけど鈴時ってツッコミ属性よね」

鈴時「そういうお前はボケ属性だろ」

輝夜「私達相性いいわよね!これはM1も夢じゃないわ!」

鈴時「夢だよ!」

輝夜「えー?いけると思うんだけどなぁ」

鈴時「お笑いなめんな!俺はパチンコ店員でいい!」

輝夜「パチンコ?」

鈴時「あ、パチンコ知らんのか…まぁ、これは家で説明するよ」

輝夜「もしかして、部屋に置いてあったレバーとかボタンが3つついてる箱みたいなやつ?」

鈴時「あれはスロットマシーンだよ。まぁ似たようなもんだな…それも家に帰ったら一緒に説明してやるよ…とりあえず、行こうか…いつまでもここで駄弁っていても仕方ないしな」

輝夜「ええ」

会計をして

少女×青年移動中

大型デパートにて

鈴時「さて、まず何から買う?予算はあるし」

輝夜「………」ポカーン

鈴時「ん?どした?さっきから唖然としてるけど」

輝夜「…広すぎない?ここ」

鈴時「まぁ大型デパートだしな…蓬莱山のところにはデパートとかないのか?」

輝夜「幻想郷にはないわね…月にもここまで大きいお店はないわよ」

鈴時「ふーん…そうなのか」

輝夜「そうなのよ…」

鈴時「んで?何から買うよ?」

輝夜「まずは…下着かしら?」

鈴時「そうか…じゃあ案内してやるから…あとは中で自分で選んで買ってくれ」

輝夜「あら?ついてきてくれないの?」

鈴時「お前なあ…流石にマズいだろ」

輝夜「もしかして…恥ずかしいの?」ニヤニヤ

鈴時「…ッ!そ、そうだよ!!」

輝夜「鈴時って可愛いわね」

鈴時「るっせぇ!!ほら、ついてこい!」(先に歩きだして)

輝夜「クスッ」(ついていき)

ランジェリーショップ前にて

輝夜「ねーねー、本当に入らないの?」

鈴時「俺はここで待ってるから!!早く購入してこい!」

輝夜「はいはい」

鈴時「………」

「あ!夜神さん!」

鈴時「ん?」

「奇遇ですねー。何してるんですか?」

鈴時「ああ、早苗ちゃんか。ちょっとツレの買い物付き合いでな」

早苗「あ、そうだったんですか…」

鈴時「ああ、それより今日シフト入ってるんだろ?時間大丈夫か?」

早苗「はい。まだ二時間ちょっとありますから」

鈴時「ん、そうか。どうだ?パチンコ業の仕事は慣れた?」

早苗「はい。流石に3ヶ月経ちましたし…でも少し大変ですけどね」

鈴時「そうか…でもよくやってると思うぞ?」

早苗「そうですか?」

鈴時「ああ」

早苗「……あ、あの!夜神さん!」ズイッ(顔を近付けて)

鈴時「な、なに?(ち、近いっ!!)」ドキッ

早苗「つ、次のお休みは…その…ご、ご予定とかは…」

鈴時「え?…あ…いや、特には(まぁ蓬莱山いるけど…大丈夫だろ)」

早苗「そ、それじゃあ…その…あの…」

輝夜「鈴時ー、お待たせ…買ってきたわよ……って…あら?貴女は…」

早苗「え?…な…ッ!?」

鈴時「ん、そうか…ってどうした?早苗ちゃん?」

早苗「ぁ……ぇ……ぅ」

輝夜「早苗…あー!!貴女!あの守矢の巫k」

ガシッ

早苗「ちょ、ちょっとこの人借りてイキマスゥーー!!」

┣¨┣¨┣¨┣¨ドド!!(走り去って)

鈴時「…え…あ…うん」

少し離れた所にて

早苗「はぁ…はぁ…はぁ」

輝夜「貴女…こんなところで何してるのよ?」

早苗「それはこっちのセリフです!!なんでこっちの世界に永遠亭のお姫様がいるんですか!?」

輝夜「質問を質問で返すのはいただけないわね」

早苗「うっ…で、ですが!」

輝夜「まあ、色々あったのよ…昨日ねスキマ妖怪に送り込まれたのよ」

早苗「八雲紫に?」

輝夜「そうよ。んで?貴女はなんでここに?」

早苗「えっと…神奈子様と諏訪子様に現代世界に行って勉強してこいと言われまして…」

輝夜「へぇ…勉強ねぇ」

早苗「はい。一応一年はこの世界にいます。仕事も就きましたし」

輝夜「仕事?貴女仕事してるの?」

早苗「はい。」

輝夜「家は?」

早苗「仕事の先輩と一緒に寮生活です。そういう輝夜さんは?」

輝夜「私は鈴時のところでお世話になるわ」

ピシッ(早苗の表情にヒビが入り笑顔がひきつって)

早苗「へ、へぇ…や、夜神さんの元で……それに鈴時って呼び捨てかつ下の名前で」(後半小声でブツブツと呟いて)

輝夜「そうよ。それで今買い物してるのよ、下着とか服とかね」

早苗「あは…あはは…そ、そうだったんですかー…あ、そろそろ行きますね…あと、私が幻想郷から来たとは言わないでくださいね?それでは…」ゆらゆらと揺れながら去っていき

輝夜「ええ…(どうしたのかしら?まぁ、いいか戻ろうっと )」

鈴時の元へ

輝夜「おまた、鈴時」

鈴時「せを抜くなつけなさい」

輝夜「おませ?」

鈴時「なんでたを抜いた!?意味が違ってくるだろ!」

輝夜「はいはい」

鈴時「…はぁ、そんなことより蓬莱山、お前…早苗ちゃんと知り合いだったのか?」

輝夜「知り合いとまでは言えないけど…顔見知りってとこかしら?」

鈴時「へぇ…ん?でも…そうなってくると…おかしくないか?」

輝夜「それも、そうね…でも深く詮索しないでちょうだい」

鈴時「あ…ああ」

輝夜「それじゃあ、次お願いね」

鈴時「了解」

第二話 完

第三話 輝夜の初体験

自宅にて

鈴時「さて、蓬莱山にはこの部屋を使ってもらう」

輝夜「いいの?こんないい部屋使って」

鈴時「ああ、どうせ誰も使ってないし…」

輝夜「両親や兄弟はいないの?」

鈴時「両親は俺が18の時に他界した。兄弟はいない」

輝夜「あらそうなの」

鈴時「さて、飯にするか」

輝夜「どこか食べに行くの?」

鈴時「いや、俺が作るよ」

輝夜「へぇ、意外ね。料理できるの? 」

鈴時「まあな、人並み程度だけどな、蓬莱山は何食べたい?」

輝夜「特にないわ、鈴時に任せるわ」

鈴時「了解。んじゃ作ってくるから待っててくれ、出来たら呼ぶよ」

輝夜「ええ、じゃあできるまで荷物の片付けでもしとくわ」

鈴時「了解」

鈴時は出ていき輝夜は荷物の片付けをして

数十分後

コンコンコンコン(ノックして)

輝夜「どうぞー」

ガチャ

鈴時「蓬莱山できた……ぞ!?」

輝夜「ええ、わかったわ」(下着姿で)

鈴時「ちょ!おまっ!?なんつー格好してんだよ!?」(真っ赤になって)

輝夜「別に?着替えてただけど?それより鈴時どうかしら?この下着、似合う?」(紫色の下着を見せつけて)

鈴時「ば、バカ!!こっち来んな!」

輝夜「いいじゃない、それでどう?」

鈴時「蓬莱山!!少しは恥じらいを持て!!仮にも女の子なんだろ!?」

輝夜「あら?下着は魅せるものでしょ?恥ずかしいなんて着てる下着に失礼よ」

鈴時「そういう問題じゃなくてだな!!」

輝夜「ふふ、本当鈴時ってばうぶなんだから」

鈴時「あ、が…! 」

輝夜「口では拒絶してても、眼は私の下着に見とれてるくせに、むっつりなのね」

鈴時「と、とにかく!さっさと服来て下に来い!」

バタン!(出ていって)

輝夜「…ふふ、本当に鈴時は可愛いんだから」

数分後

ガチャ

輝夜「待たせたわね」

鈴時「いや、大丈夫だ。今日はオムライスとサラダとコンソメスープだ。ドレッシングは好きなの使え」

輝夜「へぇ…意外とやるじゃない」

鈴時「簡単な物だ…誰にでも作れる。蓬莱山も作れるだろ?」

輝夜「私はできないわ」

鈴時「え?」

輝夜「生まれてから今まで自分で料理なんて作ったことないのよ、片付けなんて最近できるようにな ったし」

鈴時「…お姫様だから…か?」

輝夜「そうね…全部やってもらってたからね…あ、下のことはさすがに自分でするわよ?」

鈴時「言わんでもわかっとる、ちょっと待て…片付けを
最近できるようになっただと?じゃあ今までは…」

輝夜「ええ、想像の通りよ。付き人がやってくれてたわ」

鈴時「本当…お姫様なんだな」

輝夜「まあね…ほら私って完璧じゃない?この大きくも小さくもない胸とかこの体型とか美貌とか性格とか」

鈴時「…まあ、確かに見た目だけならな…」

輝夜「どういう意味よ?」

鈴時「そのまんまだよ…ほら食おうぜ?」

輝夜「………まあ、いいわ。」

二人「「いただきます」」

少女×青年食事中

その後片付けを終えて鈴時の自室へと

輝夜「ねぇ!早く!早く!」

鈴時「わかったから、落ち着けって」

輝夜「うぅ…鈴時のいけずぅ…焦らしプレイなんて」

鈴時「焦らしプレイ言うな!初めてなんだろ?ちゃんと教えてやるから」

輝夜「優しくしてね?」

鈴時「蓬莱山……」

輝夜「いいよ?きて?」

鈴時「…って、パチスロ教えるのに優しくしろもクソもあるか!なんだよ!きて?って!おかしいだろ!?」

輝夜「ふふ、雰囲気出しにはよかったでしょ?感謝しなさい」

鈴時「ありがとうございますねえ!?」

スロットの扉を開けて電源を入れて

輝夜「やっぱり初めてはなんでも緊張するわね…それで?どうしたらいいの?」

鈴時「今から説明してやるから…えっとだな…まずはスロットについてだがー」

実際に打ちながら説明して

鈴時「…つーわけだ…これがスロットの説明だ、台によって異なるけどな。まぁ実際にやってみろよ。この魔法少女まどかマギカ2を」

輝夜「なるほどね」

鈴時「さあ、どうぞ」

輝夜と交代し、それからなんやかんやで夜中になり

輝夜「ほむほむマジ天使ー!!! 」

鈴時「うるさいぞ蓬莱山!!今何時だと思ってる!夜中だぞ!」

輝夜「だって!だって!こんな友達想いの女の子だったなんて!最初はいけすかない奴だと思ったけど、こんなエピソード知っちゃったら…ああ…ごめんねほむらちゃん…私が間違ってたわ…グスン」

鈴時「泣くほどかよ…」

輝夜「鈴時!」

鈴時「!な、なんだよ?」

輝夜「私決めたわ!」

鈴時「な、なにを?」

輝夜「この娘は私の妹にする!いえ!するわ!したいの!するに決まってるじゃない
!」

鈴時「は、はい?」

輝夜「能力だって私のと似てるし…髪型、髪色…うん…いけるわ!」

鈴時「…あ、あの…蓬莱山さん?」

輝夜「幻想郷に戻った暁には探しだしてやるんだから!」

鈴時「……さいですか…」

輝夜「とりあえず今はこれを消化しないと」

画面には残り1555Gと表記されていて

鈴時「裏ボ(裏ボーナス)で350にマギカクエストで450…その後にスイカからのワルプルギスの夜で515にレア役でのちょくちょく上乗せ…しかもボーナスも絡みながらかつ天国で…引き強いな蓬莱山…」

輝夜「フッフッフ…ほむらちゃんへの愛が伝わったのよ」(どやぁ)

鈴時「よかったな…」

輝夜「スロットって面白いわね…テレビゲームにはない面白さがあるわね」

鈴時「そうだな…ふわぁ…ねむ…」

輝夜「夜はこれからなのに」

鈴時「仕方ねぇだろ…眠いもんは眠いんだからよ」

輝夜「ふーん…じゃあ寝たら?」

鈴時「ああ…そうする……お前も寝ろよ」ベッドに入って

輝夜「そう?じゃあ失礼して…」(ベッドに入ろうとして)

鈴時「自分の部屋で寝ろ!!」

輝夜「えー…めんどい」

鈴時「お前なぁ…会って間もない奴のベッドに入ろうとするか?普通」

輝夜「私じゃ不満?」

鈴時「……よし、わかった…俺から離れればいいんだな…リビングで寝る…おやすみ」

ガチャ バタン(出ていき)

輝夜「…照れ屋さんなんだから……でも確かに変よね…私が人間ごときに…こんなことしようとするなんて……本当…なんなのかしら?この気持ち」ぎゅっ(胸元で握り拳を作って)


第三話 完

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