だるまさんが転んだ

＿＿＿＿＿＿1週間後

キース「ハア、ハア、ハア........やっと見つけたぜ、トム........！！」

トム「あれ？マジック&ウィザーズで年下の僕に惨敗したおじさんだ！」

キース「クックック........そうやってバカにしてられるのも今のうちだぜ........！」

キース「トム！貴様に『だるまさんが転んだ』で決闘を挑むッ！！」

トム「いいのぉ？」

キース「だるまさんが転んだの修行を積み、完全に勝つ方法を編み出した俺にとっちゃあ貴様なんぞゴミ同然よ........！！」

トム「じゃあ、やろうか！最初は僕が鬼だよ！」

トム「はーじーめーのー」

キース(来るぞ........！)ｸﾞｯ

トム「第一歩！！」
キース「おりゃああああーっ！！」ﾀﾞﾝｯ！

ｽﾞｻｱｱｱｱｰｯ！！

キース「はじめの第一歩で半分は距離が稼げた.......トムとスタート地点の距離が100メートルとして、50メートルは飛んだことになる........！！」

キース「修行の成果は、これだけじゃあねえぞ........！」

キース(貴様が最初の『だるまさんが転んだ』を言い終える頃、もう俺様の手は貴様の肩を叩いているぜ........！！)ｸﾞｯ

トム「だーるまさーんが」ﾌｲｯ

キース(わはははーっ！！バカめぇーーーっ！！)ｼｭﾀﾀﾀﾀﾀ

トム「転んだっ！！」ﾋｭﾊﾞｯ

キース「な、何ィーっ！！？？」ｽﾞｻｱｱｱｱｰｯ

キース(き、きたねえ........！！急に早口になりやがったっ！！)ｽﾞｻｰｯ

トム「おじさん、僕が見てるのに動いたね........！！」

キース「何っ！？これは違うッ！！違うんだ！！や、やりなおせ！！卑怯だぞ！！」

トム「そんなルール、何処にもないよ........おじさん」ﾆｯｺﾘ

物陰から見ていたペガサス「トムの勝ちデース！」




キース「うわあああああああああああああああっ！！！！」

バンデットキース「うわあああああああああああああああっ！！！！」ｶﾞﾊﾞｯ

キース「ハア、ハア、ハア........ゆ、夢か........」

キース「あの日から俺の脳裏を離れねえ........」

キース「あの、勝ち誇ったトムの顔が........ッ！！」

キース「クソッ！！」ﾄﾞﾝｯ

キース「決定的な敗北を味わった気分だ........もうマジック&ウィザーズとだるまさんが転んだじゃあトムに勝てる気がしねえ........」

キース「........そうだ！！>>8でトムに勝ってやるッ！！」