千羽矢「あははははは!野球野球野球!」パワポケ「...」 (12)

・パワポケホラーシリーズ
・原作と少し違う点ありとしてシリーズ化して行きたい
・要望コメントをくれればそれを書く可能性あり
・1作1作は短め

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千羽矢「あはははははは、野球野球野球野球野球!...」
 
パワポケ「...」
 
チハは変わってしまった
前まではただの野球が好きで仲のいい幼馴染み そして、彼女だった
なのに、チハは化物になってしまったのだ
どうしてこんな事に...
 
パワポケ「うぅ...」ポロポロ
 
千羽矢「ねえ、何で泣いてるの?泣いてないで野球やろうよ 」
 
パワポケ「チハごめん...」
 
千羽矢「してよ...しろよ!野球野球野球野球野球!」
 
チハは感情が昂ると野球という単語を繰り返し強い口調で叫ぶ
 
パワポケ「野球は好きだよ...でも、野球なんかよりチハの方が...」
 
千羽矢「野球なんかより?」
 

千波矢「そんな言い方やめて...私はパワポケ君が好きなの そのパワポケ君は野球が好きなの だからパワポケ君は野球で私は野球が好きなの!」
 
チハは最早正常な考え方なんて出来ていなかった
そして、俺はチハに暴力を振るわれる日々を過ごす
憎くなんて、ない ただ、虚しく辛くなるだけだった
 
ユウキ「チハはどうだ?パワポケ」
 
パワポケ「ダメだ、今日も野球野球叫んでて...」
 
ユウキ「...1度パワポケと千羽矢を離してみるのもありかもな」
 
パワポケ「チハと離れたくなんか...」

ユウキ「そんなの分かってる!でも、仕方無いんだ今は...」
 
パワポケ「分かった...」
 
この時俺は知らなかったんだ
この行為が悲劇へのカウントダウンになっていることを

千羽矢「私とパワポケ君を離す?あははは、おニイ冗談はやめてよ」
 
ユウキ「冗談なんかじゃない!もう、パワポケとも話して...」
 
千羽矢「そっか、じゃあおニイ もう要らないよ」
 
ユウキ「えっ?...」
 
千羽矢「私とパワポケ君を離す人は...ね?サヨナラ」

ユウキ「千羽...矢」
 
パワポケ「ユウキ?チハ!ユウキに何をしたんだ!」

千羽矢「何って...ゴミを処分しただけだよ?感謝して欲しいなぁ」
 
パワポケ「自分の兄をゴミ呼ばわりなんてするな!」
 
千羽矢「なんで?私とパワポケ君を離そうとしたんだよ? そんなのいくらおニイでも許せない」
 
パワポケ「チハ...」
 
チハ「なぁに?パワポケ君」
 
俺の事を見つめる瞳は何処か歪で暗くて深く淀んでいた

 

千羽矢「そんなにさ、怯えてないで私と遊ぼうよ パワポケ君」
 
パワポケ「違う...」
 
千羽矢「違う?何が?」
 
パワポケ「お前はチハなんかじゃない!ただの化物だ!」
 
千羽矢「どうして...どうしてそんなひどい事言うの!!」
 
今までにない剣幕と声でチハは俺を責め立てる
もう手遅れなのは明確だった

 
パワポケ「元に戻ってくれ!優しくて可愛くて兄想いな俺の自慢の彼女雨崎千羽矢に戻れ!!」 
 
千羽矢「元に戻れ...じゃあ私は要らないもの おニイと一緒で あははは」

 
千羽矢「あははは!!練習練習しないと練習しないと練習練習練習!」
 
千羽矢「忘れてない忘れてない忘れてない私は誰?忘れてない忘れてない...」
 
このままじゃユウキだけじゃなくて俺も殺されてしまう
そう考え逃げ出した
それが無駄な事だと知っていながら

パワポケ「はあ...はあここまで逃げ切れれば何とか」
 
千羽矢「パワポケ君」
 
パワポケ「え?」
 
千羽矢「キチャッタ」
 
その悪魔と対峙した時俺はすべてを諦め絶望し全てを天に任せることにした
 
パワポケ「チハ、もういいよ 俺はお前が嫌いだ 近寄るな!この化物!」
 
千羽矢「あはははまだそんな事が言えたんだね じゃあ最後はパワポケ君が大好きな野球で終わらせてあげるよ」
 
そう言うと千羽矢はバットを取り出し怪物と化したその腕で...
 
頭蓋骨を思いっきり振り抜き砕いた
 
千羽矢「あははははは!野球野球野球!」

以上です
シリーズ1作目なので軽目に書きました
それではHTML化依頼してきます

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年12月23日 (土) 20:08:33   ID: ekBeZ3_i

ホラーじゃん

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