それより皆でウソをついて、一泡吹かせてみませんか? (37)


ケース①
<強欲携帯会社社長の場合>


強欲社長「ひゃはははははははは!」


秘書「いったい、どうしたんです??」


社長「ひゃはははは、天才的なアイデアを思い付いたのだよ!」

秘書「天才的なアイデア?」


社長「名づけて、『電話料金コッソリ値上げ大作戦』だ!!!」

秘書「……あ、だいたい分かりました」

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1508033119


秘書「しかし、値上げとなるとユーザー離れが心配ですね」

社長「なぁに、そこら辺も抜かりはない!」

社長「これを見たまえ!」


秘書「なになに、【事前調査】……ですか??」

社長「うむ!」バンバン


社長「これによると、私のプラン通り、こっそり料金を上げた場合」


秘書「『ユーザーの7割が気にならない、2割は安くなった気もする』……ですか」


社長「その通り、そういう【事前調査】の結果が出ているのだよ!」

秘書「えぇ……(困惑)」


社長「それでは、さっそく実行しよう」

社長「来月から『電話料金コッソリ値上げ大作戦』、スタートだ!!!」

秘書「はい、分かりました(コレたぶん、失敗するわ)」


社長「ひゃははは! 情弱どもを騙すのは実に簡単で、愉快ったらありゃしない!」


 3か月後


社長「ぐあああああああああああっ!」

社長「ばかな、どうなっているんだ……??!」


社長「コッソリ値上げした結果、ユーザーの半数が、解約してしまった!」


社長「【事前調査】の結果と、ぜんぜん違うじゃないか!」


社長「いったい全体、どうして読みを外したんだ……???」


秘書「失礼しまーす」


秘書「社長、調査結果が外れた原因が分かりました」

社長「そうか、どうしてだ! どうして読みが外れた!!?」


秘書「はい、どうやら【事前調査】の回答者に、」

秘書「ライバル会社やFSM教団の人間が大量に混じっていたらしく」

秘書「彼らがウソをついたせいで、【事前調査】の結果が捻じ曲げられた様です」


社長「な、なんだってーっ!!!」


社長「いや、待ちたまえ!」


社長「ライバル会社は分かるんだが、FSM教団とは何者かね?」


秘書「はい。電話の通話料金値下げを企む宗教集団です」


社長「そ、そんな宗教団体があるのかね!???」

秘書「まぁ、世界は広いですからね」


社長「くそっ! やられた!!!」


社長「こうなっては仕方ない。値上げは中止して」

社長「逆に通話料を前より値下げし、ユーザーの再獲得を行おう!」

社長「さっそく、各部門に通達を出してくれ」


秘書「はい、分かりました(アホやなこの社長)」


社長「ぐぬぬぬ!」


社長「【事前調査】さえ当てにしていれば、多少のズルも可能だったり」

社長「許されるズルの範囲が、分かると思ったのに……」


社長「【事前調査】が信用できないなら、真面目に仕事するしかないじゃないか!」

秘書「はい(いや、それでいいだろ)」


社長「大手製造メーカーや名だたるネット企業が、ズル・捏造を厭わないなか、」

社長「どうして私が、普通に働かなきゃいかんのだ!!!」



社長「あーあ」


社長「情弱ユーザーを騙せれば、楽に大金を稼げるはずだったのに……」


社長「まったく、胃が痛いよ。とほほほほ」


秘書「ざまぁ(そうですね)」


ケース②
<悪徳知事の場合>


悪徳知事「がーっ、ははははは!」

助役「どうなさいました?」



知事「ワイな、天才的なアイデアを思い付いたんや!」

助役「はい?」


知事「名づけて『エセ科学の推進で、献金ガッポリ大作戦』や!」

助役「……あっ、だいたい分かりました」


助役「我々、行政がエセ科学を取り入れることで、エセ科学団体を儲けさせ」

助役「そしてエセ科学団体から献金を頂こうという訳ですな」

知事「せやで!」


助役「しかし、エセ科学となると、支持率の低下が心配ですな」

知事「なぁに、どーっちゅうことあらヘン!」

知事「これを見てみいや!」


助役「なになに、【政策アンケート】ですか」

知事「おうよ!」


知事「この【政策アンケート】によると、水素水社会の実現や、なんちゃら波動製品の普及」

知事「学校教育にインテリジェント・デザイン論や親学とかを取り込むと」

知事「むしろ、支持率は上向くって、結果が出とる!」

助役「いやぁ。本当にそうなりますかね?」

知事「なるよ。だって【政策アンケート】の結果がそう言ってるやん!」


知事「それでは、さっそく実行しようか」

知事「来月から『エセ科学の推進で、献金ガッポリ大作戦』、スタートや!!!」

秘書「はぁ」


社長「がははは! 愚民どもを騙すのは実に簡単で、愉快ったらありゃしない!」


 3か月後


知事「ぐあああああああああああっ!」

知事「アホな、どうなっとるんや……??!」


知事「エセ科学を推進した結果、ワイの支持率が半減してもうた」


知事「【政策アンケート】の結果と、ぜんぜん違うやないか!」


知事「これホンマ、どうして読みを外したんや……???」


助役「失礼しまーす」


助役「知事、調査結果が外れた原因が分かりました」


知事「ホンマか!、一体なんでや! なんで読みが外れたんや!!?」


助役「はい、どうやら【政策アンケート】の回答者に、」

助役「ライバル政党や空飛ぶスパゲティ○ンスター教団のシンパが大量に混じっていたらしく、」

助役「彼らがウソをついたせいで、【政策アンケート】の結果が捻じ曲げられた様です」


知事「な、なんやてーっ!!!」


知事「いや、ちょぃぃ待ち!」


知事「ライバル政党は分かるんやけど、空飛ぶスパゲティ○ンスター教団って何やねん!?」


助役「はい。インテリジェント・デザイン論に抗議する宗教です」


知事「そ、そんな宗教団体があんのかいな!???」

助役「まぁ、世界は広いですからね」


知事「くそっ! やられた!!!」


知事「こうなっては仕方ない。エセ科学取り込みは中止して」

知事「逆にエセ科学取り締まりで、支持率の上昇を狙おう!」

知事「さっそく、各部門に通達を出してくれや」


助役「はい、分かりました」


知事「ぐぬぬぬ!」


知事「【政策アンケート】さえ当てにしていれば、多少のズルも可能だったり」

知事「許されるズルの範囲が、分かると思ったのに……」


知事「【政策アンケート】が信用できんなら、真面目に仕事するしかないやないか!」

助役「はぁ」


知事「国政政党は、与党も野党も相手の非難に明け暮れるだけやのに」

知事「どうしてワイだけ、普通に働かなきゃアカンのや!!!」


知事「あーあ」


知事「愚民どもを騙せれば、気楽に知事をできるはずやったのに……」


知事「頭が痛いわ。とほほほほ」

助役「……」


知事「……」


ケース③
<偏向マスコミ団体の場合>


某新聞社社主「いやー、テレビさん。お久しぶりです」

某テレビ局会長「こちらこそ。ようこそ、新聞社さん」


社主「いやー、とうとう今日ですな」

会長「はい。いよいよ今日が運命の日です……」



社主「ついに来た、憲法改正の、国民投票の日!」

会長「まさか、こんな日が来るとは思いもしませんでした」


社主「えぇ、しかも題目が『新聞料金の税負担免除撤廃』と」

会長「『テレビの電波オークション制度導入』という」


社主「我々、大手マスコミにとって影響のありまくるもの」

会長「まさか仲が悪いはずの与野党が一致団結して、マスコミを攻撃してこようとは!」


社主「しかし、政治家たちがいくら頑張ろうとも……」

会長「はい。この国における最高権力者は、我々マスコミ!」


社主「新聞社で【世論調査】した結果によると」

社主「新聞の負担増に、賛成45%・反対は55%、だそうです」


会長「電波オークション制度も、【世論調査】によれば」

会長「賛成44%・反対56%という結果がでました」


社主「割と、ギリギリの差ではありますが、」

会長「えぇ。【世論調査】では、否決となりそうです」



社主「何やら一部の団体は“白票”を投じて抗議するとかw」

会長「無意味!無意味!! ナンセンスですwww」


社主「どうやったら、そんな考えが出るんでしょう?!」

会長「さぁ、私には理解できません?」


社主「げへへへ。しかし、わざわざ国民投票までこぎ着けたのに、結果は否決!」

会長「ぐふふふ。与野党問わず、政治家たちの面目が丸つぶれですな!」


社主「明日の朝刊には『このままでいいか、政治家よ!』って見出しを並べます!」

会長「テレビでも、『マスコミ報道こそが、民主主義だ!』って世論を煽ってやりますよ!」



社主「おっと、そろそろ開票時間ですな。楽しみです!」

会長「テレビで、結果を見てみましょう。果報は寝て待て!」


社主「まぁ、【世論調査】や【出口調査】によれば、結果は確実!」

会長「はい。未来は既に、決まっています!」


社主「げへへへへ」

会長「ぐふふふふ」


 開票時間


社主「なにぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃぃ!???」

会長「そんな、ありえない!!!」


《新聞料金の税負担免除撤廃》

得票率
賛成51% 反対49%


《テレビの電波オークション制度導入》

得票率
賛成52% 反対48%


《両方、可決!》


社主&会長「あんぎゃあぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁぁ!」



キャスター『評論家さん、この結果をどうお考えになります?』

評論家『はい、そうですね』


評論家『投票結果は賛成が僅かに上回った程度ですが、』

評論家『実は、【世論調査】【出口調査】では反対の方が多かったんですよ』


キャスター『【世論調査】【出口調査】と、実際の投票結果が大きく違った原因は何でしょう?』


評論家『マスコミ権力に一泡吹かせようとする、民衆の知恵ですね』

キャスター『民衆の知恵、ですか?』



評論家『国勢調査や投票など、必ず参加し、真面目に答えなきゃいけないものもありますが』


評論家『罰則がない、【事前調査】【アンケート】などで』

評論家『ワザと嘘つく人々が、最近増えています』

キャスター『そういうものでウソを吐くと、どうなります? 読みが外れますよね』



評論家『はい。ユーザー数、支持率、得票などが読めません』

評論家『数値の増える減る。多い少ないの予測が前もって把握できなくなるので』

評論家『余裕をかましたり、手を抜いていい余地も分からなくなります』

キャスター『なるほど』


評論家『すると行えることは、常に全力投球しかなくなるんですな』

キャスター『ふむふむ。結果が出るまで分からないから、当然ですよね』



評論家『逆に、現実に向かい合わず、数値だけ見て策を弄するタイプは、』

評論家『数値に踊らされ、策に溺れることが増えるでしょうね』


評論家『この程度の僅差なら、マスコミが国民をキチンと説得していれば』

評論家『充分にひっくりかえせたハズなんですがね~』

キャスター『まさに油断大敵!』

評論家『まぁ役所やマスコミ、企業など嘘ついてばっかりですから、』




評論家『逆に庶民の方から騙し返られても、当然ですよ』



.


社主「くそっ、やられた!」

会長「我々は、世の中の流れを読み間違えたorz」


社主&会長「ぐぬぬぬ!」




社主「【世論調査】さえ当てにs(ry


<おしまい>


社主「ここで終わるの!?」

会長「私のせりふ―――っ!!?」


<ほんとうにおしまい>


はい

なんか某哲学者(?)さんが、
急に国会を解散する総理も、急に爆発&合併する野党も許せない!

積極的に棄権して、意志を示そう!!

とか唱えるニュースを見て思いつきました。


私としては解散やら合流なども、
おそらく自前の調査結果が良い数字だから行ったのであって

その頼りにしてる数値に、「大きな誤差が混じり得るとしたら?」

と疑問を持たせられれば、軽はずみな行いの抑止力になるんじゃないか?
(これはコレでデメリットも大きいかもだけど)

ということでSSにしてみました。すみません


ちなみに棄権や白票には反対です。

ジン「選挙について教えてほしい?」ウォッカ「へい!」
ジン「選挙について教えてほしい?」ウォッカ「へい!」 - SSまとめ速報
(http://jbbs.shitaraba.net/bbs/read_archive.cgi/internet/14562/1468023186/)

以前書いた↑のSSに反対理由も入れ込んだので、よければ読んでみてください!


投票日まで1週間


血税を、600億円も使うガチャなので、
もっと注目されて欲しいと思います。

ギリギリまで考えるきっかけになってくれれば幸いです。

以上、お目汚し失礼しました!
(某教徒の人たちも、ネタにしてごめんなさい)

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