【ミリシタ×ジョジョ】紬「『スタンド使い』? あなたは馬鹿なのですか?」 (5)

注意書き
・アイドルマスターミリオンライブ シアターデイズ!×ジョジョの奇妙な冒険のクロスオーバーです
・スタンド名にこじつけが多いです
・オリジナル設定が多いです


始まるよー(●・▽・●)

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 怪しいとは思っていた。
 挙動不審で、威圧的で、とても芸能プロダクションのスカウトマンとは思えなくて。
 「金沢に帰ります」と意思を表明したその瞬間、男は本性をあらわにした。 

 「ふざけんじゃねェェェ! お前達『スタンド使い』は『SPW協会』の下に跪くことが決まってんだよォォォ~!!!!」

 「は? 『スタンド』? 『SPW協会』? あなたは馬鹿なのですか? 事情があるにせよ、もっと言葉を選んで説明した方がいいのでは?」

 本音と同時、返されたのは返答ではなく乾いた破裂音だった。
 まずは熱が、続いて痛みが私の右腕を走る。
 ようやく気づく。え? もしかして。ウチ、撃たれた?
 右腕を押さえ込んでその場にしゃがみこむ。ライトブルーのカーディガンに赤い血が染み込むのを呆然と眺めていた。
 あー、この服一張羅のよそ行きやったんに、とか。
 目の前の光景が非現実的すぎて。思わずそんなどうでもいいことばかりを考えてしまう。
 東京に出てきて、目の前の男がウチに拳銃を向けている。
 は? なんなん、どういうことなん。
 拳銃? は? 嘘やん。
 衝撃的すぎる事実に、ウチは目の前が真っ白になりかけて。

 「うげええええ~~!?」

 奇声をあげて吹き飛んだ男の声で、ようやく意識を取り戻した。

 ぼやけた視界に映るのは、路地裏の壁に叩きつけられた男と────私を守るように立ちはだかる黄金の像だった。

 「……え?」

 まず目を奪うのは鱗のような模様をに全身を包まれた出で立ち。銛のような武器を持つ流線型の姿はまるで魚人のようで。
 振り向いた顔に並ぶ瑠璃色の瞳が、私の味方であることを雄弁に語っていた。
 直感でわかる。これが、ウチの……ううん。私の『スタンド』だと。
 『意思を持つ像』『傍立つもの』『形を得た精神エネルギー』
 この子は……私自身。
 私を守るための、私から生まれた力。
 その、名前は。

 「『ラピスラズリ・ファンテイル(瑠璃色金魚)』……!」

 バァ―――z_____ン!!!

 To be Continued......

短いけど終わりです
つむかわつむかわ

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