※原作最新巻までネタバレ前提の内容です。
パラディ島へ最初に攻撃してきたのがライナー達ではなくファルコ達だったら、というもしものSSなので「その時系列にこのキャラがいるのはおかしい」とかのツッコミはご遠慮ください。
845年…
パラディ島 境界線
マガト「……獣の巨人と車力の巨人は他国への牽制の為本国に残る…説明は以上だ。後は頼んだぞ、お前達」
マガト「始祖を持って…四人全員、帰って来い」
ファルコ(鎧の巨人)「はっ!」
ガビ(女型の巨人)「はっ!」
ウド(超大型巨人)「はっ!」
マルセル(顎の巨人)「はっ!」
ゾフィア(車力の巨人)「はっ!」
ファルコ「って、ゾフィア!?」
マガト「おい、待てコラ何で居るんだ、ゾフィア!?」
ゾフィア「はい?」
マガト「はい?じゃないだろ!車力は本国に待機だっつっただろ、ああ!?」
ゾフィア「だって…私だけ残るとか寂しいし…それに、約束していたんです…ガビと…」
マガト「約束?」
ゾフィア「ガビと、1週間後に駆けっこの再戦するって…それが今日だったから…」
マガト「こんな時に何言ってんだお前は!?」
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ファルコ「そうだぞ、こんな時にまで何変なこと言ってるんだ!」
ウド「これは大事な一戦なんだよ!?」
ガビ「あんたさぁ、ところ構わず天然不思議ちゃんアピール演じなくていいから」
ゾフィア「いや私これが素だし…」
ガビ「だいたい私に勝とうなんて100年はや…」
ゾフィア「でも巨人なら私がたぶん早いよ」
ガビ「ほう、それは私の女型の巨人がノロマだと言いたいわけ?」ピクリ
ゾフィア「いや、ノロマではないよ…鎧と超大型は超ノロマだけど…」
ファルコ・ウド「酷い言われようだ」
ゾフィア「でも、巨人で一番早いのは…私の車力じゃないかな?」
マルセル「俺の巨人も早いぞ」
ガビ「言ってくれるじゃない、巨人で壁まで競争だ!」
ゾフィア「うん!」(凄くいい笑顔)
ガビ「ファルコ・ウド・マルセル!あんたらも巨人競争参加!」
ウド「ええ!?」
ファルコ「俺とウドの巨人がお前らに勝てるわけ無いだろ!!」
マガト「ああ、もう、あいつらは本当に…前からあんなだよ…胃が痛くなってきた…」
マーレ軍「隊長、ゾフィアを連れ帰らなくて良いのですか?」
マガト「もういい…本国の守りはジークでなんとかなるだろう…」
マーレ軍(なんだかんだ甘いなこの人は)
5分後
ガビ「はあ…はあ…」
ゾフィア「マルセルに負けた…」
マルセル「だから言っただろ、俺の巨人も早いって」
ファルコ「くそ…お前ら…全力で走りやがって…」
ガビ「何よ、勝負に文句あるわけ?あんたらの為に壁までじゃなく途中の大きな樹が並んでる森をゴールにしてあげたのに」
ゾフィア「ウドに至っては巨人にならずファルコに乗ってきたし…」
ウド「当たり前だろ、勝負にすらならないよ俺の巨人じゃ」
ファルコ「つーか…大事な作戦の前にこんな巨人の力無駄遣いして大丈夫なのかよ…」
ゾフィア「この樹って何でこんなに大きいのかな?」
ガビ「さあ?悪魔の世界の事は私も知らん」
ウド「土に含まれる成分なんかも関係あるのかな?」
ゾフィア「つまり…この島の土で作られた野菜を食べたら背も大きくなれる…?」
ウド「いや、知らないけど」
ファルコ「聞いてんのかよお前ら」
マルセル「まあ…まだ暗いし、今日はいったんここで休もう。明るくなったら作戦再開だ」
ウド「うん」
ファルコ「…明日、俺たちは…壁を壊すのか…」
ガビ「なに?本国に居たときは散々「巨人の力を継ぐのは俺だ!」とか言っておきながら今さら怖じ気づいたわけ?」
ファルコ「…怖いに決まってるだろ…」
ウド「始祖の巨人を行使されれば、たぶん…僕らに勝ち目はないからね」
ゾフィア「始祖の力を行使することは無いとは聞かされてるけど…」
ファルコ「それだけじゃねぇよ」
ガビ「まだなんかあるの?」
ファルコ「俺たちがやろうとしている事は、壁の中にいる一般人を大量に巻き込むって事だぞ」
ガビ「はあ!?あんた悪魔どもを皆殺しにすることを躊躇してるわけ!?」
ウド「…ファルコ、そんなことを言えば、巨人の力を剥奪されるぞ」
ファルコ「ああ、だが今はもうマーレ軍は居ない、だから言ってやる!」
ファルコ「俺たちがやろうとしている事は戦争ですらない!単なる一方的な虐殺だ!!」
ファルコ「本国じゃ島の奴等は悪魔だって教えられてる!そりゃ俺たちを見捨てて島に逃げたことは俺も許されないことだと思う。だが…100年たって、もう島に居るのは昔の事とは関係ない罪のない人達だ!そんなのちょっと考えりゃわかることだろ!」
ガビ「はあ!?なに必死こいて悪魔の擁護なんかしちゃってんのあんた!?じゃああんた何のためにここまで来たの!?反逆するつもりなら私が今ここでまずあんたをぶっ潰してやる!!」グイッ
ファルコ「お、お前は…いちいち極端なんだよ!反逆するつもりはねぇよ!あと顔近いっつーの!」
ガビ「はあ!?」
ゾフィア「ファルコ、顔赤いよ」
ファルコ「俺だって…人の命を奪うことを覚悟した上で戦士になった。でも、それと一般人を一方的に皆殺しにするのは違うと思う」
ガビ「何が言いたいのよ?反逆者」
ゾフィア「ガビ、あんまりカッカしてるとモテないよ」
ファルコ「ずっと考えていた…壁を壊さずに、始祖の巨人を奪うことは出来ないのか」
ーーー早朝
ガビ「ぐがー…」
ウド「zzz…」
ゾフィア「すー…」
ファルコ「…早く目が覚めちまった…あんまり眠れなかった…」
マルセル「よう、おはようファルコ」
ファルコ「マルセル」
マルセル「…昨日お前が言っていたこと、本気なのか?」
ファルコ「え?」
マルセル「壁を破壊せずに始祖を奪還するって話だ」
ファルコ「…ああ…本気だ。でもあの後ガビから「じゃあどうやったら壊さずに奪えるか教えて」って問い詰められた…それに俺は皆が納得できる答えを出せなかったんだ。情けない話だよな」
ファルコ「ウドにも、5人も戸籍にない人間が増えたら怪しまれるって…壁を壊して混乱させた方が潜入もしやすいって言われた。その通りなんだよ、いくら壁の中にいる人達に気をつかったって、仲間達を危険に晒しちゃ意味がない…」
マルセル「…」
ファルコ「でも俺は、やっぱり壁は壊したくない…けど、仕方ないことなのか…口だけでいいやり方が浮かばないなんて、くそ…」
マルセル「…そこまで自分の意思を崩さずに貫こうとするだけでも、立派だと思うがな」
ファルコ「え?」
マルセル「お前は優しい奴なんだな。敵のことも仲間達のことも平等に見ている。そういうのって簡単には出来ることじゃない…ファルコは充分に立派だよ」
ファルコ「マルセル…」
マルセル「そこまで悩んでいるなら最後まで諦めるな、まだもう少し…壁に行くまでには時間はある」
ファルコ「…ありがとう。マルセル」
マルセル「そろそろみんな起きるかな…近くの川で水汲んでくるよ」
ファルコ「大丈夫なのか?」
マルセル「大丈夫だ、今ならまだ巨人は居ないし…俺の巨人なら素早いからすぐに逃げられる」
ファルコ「そうか…俺が行ったらかえって足手まといかもな」
マルセル「悪い言い方をすればな」ハハハ
ファルコ「はは」
マルセル「じゃあすぐ戻るから待ってろよ。よっ」バッ
ファルコ「おう、気をつけてな」
ファルコ(…壁を壊さずに潜入する方法…本当にあるのか…)
マルセル「よし、みんなの分の水はこれで足りるだろう」ジャボッ
マルセル「さて、戻…」
バコオッ!!
マルセル「!!?」
巨人「…」ズオッ
マルセル(そんな…地面から、巨人が!?)
ファルコ「!!?な!?マルセル!!」ダッ
巨人「…」カパアッ
マルセル「ダメだ…間に合わな…」
ファルコ「マルセェェェル!!」
ガビ「な、なに!?」ガバッ
ウド「あれは!?」バッ
ゾフィア「ま…マルセル…」
バクッ!
パキッ
ファルコ「…!!」
ガビ「そんな…マルセル…」
ウド「マズイ…こっちは、人数が少ないってのに…どうしたら…」ガクッ
ゾフィア「マルセル…!」ブルブル
ファルコ「くそっ!くそおっ!仲間が食われてるの見えておきながら何もする暇がなかった!俺も一緒に行っていたらこんなことには!!」
ガビ「…!!」グッ
ガビ「あんた達!いま絶望してる場合じゃないでしょ!私達は戦士の使命を果たすためここまで来たんだ!」
ゾフィア「…!」
ウド「で、でも…」
ガビ「でもじゃない!いま優先すべきことは何よ!?」
ガビ「あんたも俺が一緒に行っていたらとか自信過剰過ぎるわ!一緒にパニックになってたのが目に見えてるわ!!」
ファルコ「自信過剰って…でも…」
ガビ「今やるべきことは助けられなかった事を後悔するんじゃなくて顎の巨人の回収!人間体に戻った奴をまずは拘束すんの!」
ファルコ「…!そう…だな。その通りだ…ガビ」
ーーーーー
ユミル様… ユミル様…!
わたしは…
ただみんなに助かって欲しかったんだ。
その為にユミルを演じ続けた。
でも…
なんだ?光が見える。
これは…
パチッ
ユミル「…」
ファルコ「!!目を覚ましたぞ!」
ウド「…」
ゾフィア「おはよう」
ガビ「お目覚めのところすぐに悪いわね」
ユミル「…!?これは!?」
ガビ「大丈夫だとは思うけど、念のため…貴女が手に入れた巨人は素早いから身体は拘束させてもらってるわ」
ユミル「…私は…人間に、戻ったのか?」
ウド「うん」
ガビ「私達の仲間を食べてね」
ゾフィア「…」
ユミル「!!」
ユミル「そうか…そういう事か、そりゃ…悪いことをしたな」
ファルコ「…まあ、あんただって好きで人を食べたわけじゃないだろう」
ガビ「私達は壁を破壊し始祖の巨人を奪還するためにここまで来たんだ…でもあんたに一人喰われたおかげでこっちはもう既に良ろしくない状況だよ」
ユミル「…で、どうするって言うんだ?マーレに連れて帰って他の戦士に食わせるか?」
ガビ「…それが一番いいかもだけど、何の成果もなしに帰ればまず私達は何かしら罰を受ける可能性もある…このまま続行してもマルセルが居なくなった穴はデカイ。あんたを自由にさせて反抗でもされたらたまったもんじゃない」
ユミル「…」
ガビ「…」
ファルコ「…」
ウド「…」
ゾフィア「…」
ガビ「…」
ガビ「あれ?いま私達って本当にマズイ状況じゃない…?あれ、どうしよ」
ファルコ「カッコつけた様な雰囲気出しておいてなんだよそれ!」
ゾフィア「ガビは面白いね」アハハ
ウド「笑い事じゃないよ」
ユミル「…」
ガビ「とにかく…まずは、あんたをどうするかを決めなきゃだね…で、えーと、名前なに?」
ユミル「ユミルでいい」
ガビ「大層な名前だこと」
ユミル「言っておくが、私はあんたらの手伝いをする気はないからな。せっかく人間に戻れたんだから」
ウド「じゃあ、どうしよう?ここに置いていく訳にもいかないし…」
ファルコ「拘束して連れてったまま作戦続行ってのも無理だろ」
ゾフィア「まずは…ユミルとお友達になるところから始めなきゃ駄目かな…」
ガビ「よし、私達に協力してくれたらその後はあんたの自由を約束しよう。それで手を打たない?」←無視
ユミル「信じろってのか?バカバカしい。そんなこと勝手に決める権限はどうせあんたらにゃ無いだろ?」
ガビ「ぐっ…!」
ウド「…やっぱり一度本国に戻るか?」
ガビ「ここまで来て手ぶらで戻るのはやっぱりマズイと思うけどね。まあ、私は凄く優秀だし可愛いから巨人剥奪まではならないかも知れないけど…」
ファルコ「…」
ゾフィア「…」
ファルコ「…ユミル。あんたはどうしたいんだ?」
ユミル「ん?」
ファルコ「あんたはもし、ここから解放されたとしたらどうするんだ?」
ウド「ファルコ!?」
ガビ「おい、ファルコ!まさか逃がす気じゃ…」
ファルコ「お、落ち着けって!まずは話を聞け!」
ユミル「…まあ、とりあえず巨人の力を使って壁まで行く。その後は壁の中で好きに生きるつもりさ。ああ、その時は心配するな。あんた達の事は誰にも言わない…仲間を食っちまった事は悪かったと思ってるし…逆に言えば助けてもらった恩もあるからな」
ユミル「それがどうした?」
ファルコ「…俺たちと行動を共にするって条件で…自由にさせるのは駄目か?」
ガビ「あんたねぇ、本っ当に後先考えて発言しなさいよ!自分がなに言ってんのかわかってる!?」
ファルコ「俺もこの人も身分を隠して壁の中に入りたい…そこの利害は一致しているだろ。だいたいこの人は俺たちの事は黙ってくれてるって言うんだ。それならこっちだってユミルの為に多少は…」
ガビ「バカじゃないの!?あんた自分が何しに来てんのか忘れたの!?哀れな巨人にされてたエルディア人を助けるためにこの島に来たの!?」
ファルコ「う…っ」
ユミル「気持ちはありがたいが…私はそんな虐殺には関わりたくない。例え同行しているだけであってもな」
ファルコ「…」
ガビ「ほら見なさいよ。あんたは考えが甘いのよ」
ウド「やはり俺たちが安全に壁に侵入するには…中に混乱を起こすのが一番都合がいいんだ」
ゾフィア「…」
ガビ「だいたいあいつらは…私達がずっと差別に耐え続けていた間ものうのうと壁の中でのんきに暮らしてたんだ。私達を見捨てて助けようとすらしない…そんな悪魔の末裔どもに気をつかう必要なんかあるわけ?」
ファルコ「……」
マルセル(そこまで悩んでいるなら最後まで諦めるな…)
ファルコ「混乱を…起こす…」
ファルコ「…あっ!!」バッ
ウド「わっ!?」
ガビ「ちょっ!急にデカイ声出すな!」
ゾフィア「どうしたの?マーレに忘れ物でもしたの?」
ファルコ「そうだよ、混乱さえ起こせばいいんだ!一般人を大量に[ピーーー]必要はない!!」
ファルコ「聞いてくれ!」
ウド「えーと、つまり………最初に巨人体で街に現れ住人がある程度逃げたら壁を壊す…って事かい?ファルコ」
ファルコ「ああ。壁を壊さずってのはやっぱり無理だけど…要は俺たちが潜入して始祖を探しやすい状態にすればいいんだろ?それに始祖の巨人を持った人間が一番危険な場所に居るとは思えない…だから、今回の攻撃でわざわざ住民にまで被害を与える必要はない」
ガビ「ちんたらやってる間に始祖の巨人が出てきたらどうするの?」
ファルコ「始祖の巨人が出てくるなら早く済ませようが遅く済ませようが同じことだ。いずれにしろ壁を壊すのは初めから始祖の巨人を使われないことが前提の作戦だろ?」
ファルコ「それにこれならわざわざ大量の巨人を引き連れていかなくても必要最低限で良いから俺たちもやりやすいし…」
ゾフィア「それはいいかも」
ファルコ「兵士が出てくれば普通に戦えばいい。俺だって兵士も[ピーーー]なとは言わない」
ファルコ「…駄目か?」
ガビ「まあ…色々言いたいことはあるけど今はいいわ。とりあえず」
ガビ「私はやっぱり賛成できない」
ファルコ「!」
ウド「…ファルコの言いたいこともわからなくはないけど、俺もガビと同じだ。そんな悠長なやり方はやっぱり良くないと思う。迅速に確実に終わらせられる方法を選ぶべきだよ」
ファルコ「ガビ、ウド…そうか、やっぱり、駄目だよな…」
ゾフィア「…私は、ファルコに賛成かな」
ファルコ「ゾフィア」
ガビ「2対2か。でもそれなら私の優秀さと可愛さで私に分があるわね、残念だけど」
ファルコ「…俺だって引く気はないぞ」
ガビ「…はあ…仕方ないなあ…」
ゴンッ!
ファルコ「いてっ!」
ウド「ガビ!?」
ファルコ「おま、なに、頭突き…」
ゾフィア「またちょっと顔赤くなってる」
ガビ「なら私に勝ってみせろ、そしたら納得してやるよ!」
ファルコ「こんなときに、なに…」
ガビ「このまんま言い争ってたって解決しないでしょ?ならシンプルにあんたと私で決闘だ!勝った方のやり方で行く!」
ファルコ「…!?」
ウド「おい、決闘って…今の状況がわかってんのか!?」
ガビ「あと一日くらい休んだって平気よ。今なら周りに巨人もいないし」
ガビ「で、どうすんの?ファルコ。やる?」
ファルコ「…」
ファルコ(えらいことになってしまったな…けど…)
ファルコ…
ファルコ「!?」
ファルコ「だ、誰か…いま呼んだか!?」
ウド「え?」
ガビ「はあ?」
ゾフィア「呼んでないよ?」
お前は…鎧の巨人を継承したいのか?
ファルコ「!!?」ズキンッ
ガビを救いたいのなら…お前がガビを越えるしかない
ファルコ(だ、誰だ!?なんだ、この記憶は!?)ズキンッ
お前がガビを救い出すんだ…
俺たちのこの…真っ暗な未来から
ファルコ(誰だ、この人は…いつの記憶だ!?)
ウド「おい、どうしたファルコ!どっか痛いのか!?」
ガビ「なに?体調悪いの?ならやめとくけど」
ゾフィア「やっぱり可愛い女の子を痛め付けるのは心が痛むんだよ…」
ファルコ「…いや、大丈夫だ。心配しなくてもいい、3人とも」
ファルコ「ガビ、やるぞ…俺はお前に勝つ」ジャリッ
ガビ「ふん、やってみろ」
ゾフィア「巨人対決…ちょっとワクワク」
ウド「え!?しかも巨人で対決するの!?」
ガビ「当たり前でしょ」
ファルコ「巨人じゃなきゃ格好がつかないだろ」
ゾフィア「私がレフリー!」
ウド「いや、あの……まあいいや…」
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