Ⅳ号戦車「ドゥルルルルルルン……!?」 エリカ「貴女の名は」 (59) 【現行スレ】


このスレッドは、1000行った前スレ
エリカ「入れ替わってる……!?」 みほ「貴女の名は」
エリカ「入れ替わってる……!?」 みほ「貴女の名は」 - SSまとめ速報
(http://ex14.vip2ch.com/test/read.cgi/news4ssnip/1476122790/)
の続きにあたります。

【注意】
・映画『君の名は。』のネタバレがほんのりあるかもしれません
・地の文も少しですがあります
・戦車は火砕流の中だって突き進むように、多少の矛盾点があってもこのスレは突き進みます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507565485

人そんなにおらんし感想も全然つかないから余裕やろ、と思ったら埋まっていたので次スレ立てました
これだけなのもなんなので、少しだけ投下します(眠いので値落ちしたら申し訳ない)


エリカ「……」

エリカ「まあ、何か――って言えば、廃校阻止とかなんだろうけど……」

エリカ「それなら、このタイミングも理解できる」

エリカ「やり取りを経て、助けたいって思ったとして……」

エリカ「何故また私と?」

エリカ「私と入れ替わったとして、何が出来るっていうの……?」

エリカ「聞いてる限りじゃ、私に入ったⅣ号じゃ何も出来ないと思うけど……」

エリカ「じゃあ私に何かをさせたいってーの……?」

エリカ「一体何を……」

みほ「あー、楽しかったあ~」

沙織「転校してきて一番の笑顔だねみぽりん」

みほ「大洗にこんなところがあったなんて……」

みほ「転校なんてやめて、このまま退学してずっと大洗にいようかな……」

優花里「ちょ、西住殿!?」

麻子「目がマジすぎるぞ……」

エリカ「……これを止めろって可能性も出てきたけど、これこそどうしようもないわよ私には……」


エリカ「……はあ」

エリカ「結局、考えてもどうしようもないって結論になるわよねえ……」

エリカ「なんだかんだでこの子達も嫌々ながら現実を受け入れてるし……」

エリカ「Ⅳ号、アンタも受け入れなさいよ」

エリカ「……私達には何も出来ないわ」

エリカ「こっちには、守らなきゃいけないものがあるのよ」

エリカ「大洗のために、大切な身内に無駄に敵を作るわけにはいかないでしょ」

エリカ「……」

エリカ「夜がくる……」

エリカ「今日も、元の身体には戻れないのかしら……」

エリカ「……」

エリカ「私の身体……どうなってるのかしら……」

エリカ「不安でしょうがないわ……」

エリカ「せめてあまり暴走せずに、大人しくしてくれているといいんだけど……」







 ☆  ★  ☆  ★  ☆





 


エリカ「ん……」

エリカ(あれ……)

エリカ(また見慣れぬ天井……)

エリカ(寝てる間にどこかに移動されたのかしら……)

スッ

エリカ「……!?」

エリカ(視線を移動しようとした時のこの感じ……)

エリカ(まさか――)

ガバッ

エリカ「お、起き上がれる……」

エリカ(戻ってる……元の体に……)

エリカ(でもじゃあなんで見慣れぬ天井……)

エリカ「一体どうなって……」 キョロキョロ








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エリカ「死んでるーーーーーーーーーーっ」 ガビーーーーーン






 


直下「う、うわああああああああああああ!」

直下「い、逸見さんが蘇ったッ!」

ドドメ色星「ひぃぃぃぃぃ!」

黒星「し、し、し、し、塩! し、塩~~~~~!!」

小梅「え、刀に火を点けて今すぐ火葬するの?」

マウス車長「そ、そうじゃなくてソルト! ソルト!」 ババッ

エリカ「ちょ、まっ、何ぶっかけt――いった! 誰今ダマでぶん投げてきたやつ!?」

しほ「お、おおお、落ち着きなさい貴女たち……」

小梅「誰よりガタガタ震えてます家元!!」

まほ「お、落ち着けお前たち!」

まほ「死んだ人間は生き返らない!」

まほ「つまりエリカは……」

まほ「信じがたいことに、呼吸を止めて複数日放置されてなお生きていたということだ!」

エリカ「!?」

しほ「何を言っているのですか」

しほ「さすがに呼吸が止まって動きも止まって数日経ってたら普通は死んでいるに決まっています」

エリカ(……否定できない……)


エリカ「っていうかなんでこんな大事――」 フラッ

まほ「エリカ!」

小梅「逸見さん!?」

直下「よ、よし、弱ってるわ!」

マウス車長「い、今の内に追撃を・・…!」

小梅「ま、待ってみんな!」

小梅「少なくとも死体だと思ってたものが動いたんだし……」

小梅「万が一ゾンビかなにかだとしても、逸見さんは逸見さんだよ!」

直下「そうかもしれないけど……」

直下「でもあの態度だけ大きくプライドも高い副隊長なら、ゾンビになって外に出るよりもここで殺されたがるって!」

小梅「確かにそうかも……」

エリカ「ちょ、何早々に丸め込まれかけてんのよ馬鹿!」


エリカ「大体なんでこんな――」 フラッ

まほ「エリカ!」

ガシッ

エリカ「隊、長……」

まほ「……無理するな」

まほ「例の病気が発症して以来、何も口にしていないんだ」

小梅「にも関わらず井の中のものはポンポン射出してたし、栄養不足だと思うから、あまり無理して動かない方が……」

エリカ「……何やってたのよ私は……」 ゲッソリ

まほ「……何も」

エリカ「え?」

まほ「途中まではいつもの暴走だったのだが、途中から燃料が切れたかのようにピタリと止まってな……」

まほ「息もしていないし、乳首を何度触れてもつねっても押し込んでみても反応がなくて、本当に死んでしまったかと思ったぞ……」

エリカ(悲しんでくれてるっぽい顔なのに発言のせいで全然うれしくない……)


まほ「何にせよ、生きててよかった……」

小梅「とりあえずベッドに運んで、栄養も取らなきゃいけないだろうし病院に……」

エリカ「……」

エリカ(栄養不足、か……)

エリカ(本当に文字通り、エネルギーが切れてⅣ号が動かなくなったってことかしら)

エリカ(だとしたら、本当にⅣ号が私の中に入ってもやることなんてないわね……)

エリカ「……」

エリカ(この入れ替わりに何か意味があるとしたら……)

エリカ(やっぱり私に何かをさせたいのかもね……) スゥ

まほ「エリカ。エリカ」

まほ「……眠ったのか……?」

小梅「あ、でも、今回は息してる……」

まほ「そうか……」 ホッ

しほ「とりあえず保健室に運びましょう」

しほ「……こうなった以上、彼女の葬儀は途中ですが取りやめます」

しほ「各自学校に戻り、授業や戦車道に取り組むように!」

眠いので寝ます

眠たいので短めになると思いますが投下します


エリカ「ん……」

小梅「あ、起きた?」

エリカ「ここ……」

エリカ(部屋に戻ってる……)

小梅「あれから大分寝てたんだよ、逸見さん」

エリカ「うっそ」

小梅「ほんとだよ」

小梅「どうせ起きるならもうちょっと待ってくれたら布団に潜り込んで添い寝してたのに」

エリカ「この瀕死の起き抜けに右ストレートさせるのやめてもらえる? 疲れるから」


エリカ「……」

エリカ「まだちょっとクラクラするわ」

小梅「今回、いつもより長かったもんね……」

エリカ「……そうねえ」

エリカ「別に責めるわけじゃないけど、もうちょっと早めに何とかしてくれてたら、とは思うけど」

小梅「もう、しょうがないじゃん……」

小梅「乳首ッション入れたらすぐ走り出しちゃうし……」

エリカ「イグニッション入れるのやめたら?」

小梅「でもじゃあ呼吸が止まってるのに放置できるかって言われると……」

エリカ「そりゃそうなんだけど、冷静に考えたら呼吸が止まってるから乳首弄るっておかしな話よ?」


エリカ「……」

小梅「起きて速攻スマホ?」

エリカ「いいでしょ」

エリカ「どうせ今日はもう学校に行くのも難しいし」

エリカ「ネットサーフィンは日課だから、欠かすと落ち着かないのよ」

小梅(病気だなあ……まあ例のアレの方がよっぽど病気だけども

エリカ「……」

エリカ(まだ大洗の廃校についてはニュースになってない、か……)

エリカ(……)

エリカ(これじゃあどうしようもないわね)

エリカ「……」

エリカ(私は黒森峰の副隊長)

エリカ(何の勝算もないのに、変に肩入れして戦車道連盟を敵に回すことはできない)

エリカ(副隊長の私がそんなことしたら、赤星や、他の黒森峰の皆にも迷惑がかかっちゃう……)

エリカ(……私は、何にも出来ないわよ……)







ズドーーーーン

ルミ「うひゃあああああ!!」

アズミ「もうっ、今度は何!?」

メグミ「今度も寝返り発生!」

アズミ「もう、なんなのよこの試合は!」

アズミ「せっかく事前に潰せる分だけ潰したのに、まだ湧いてくるっていうの!?」

ルミ「うーん、折角頭脳派知的なお姉さんアピールをするために相手に裏切りを唆してたのに」

ルミ「何だか埋もれて全然アピールにならない気がするわ」

アズミ「……ほんと、多いわねえ、今日

メグミ「……そりゃあ、今日は、本格的に“あの”お子様隊長が陣頭指揮を取る日だもの」

ルミ「まあ、オトナとしちゃ負けられないもんねえ」

アズミ「子供だとどうしてもナメられちゃうしねえ」

メグミ「私達だって色々と疑問や不満を抱いてるものね」

ルミ「……お子様隊長がこのカオスみたいな盤面をどうするか、お手並み拝見といこうかしら」

急に眠気が来たので寝ます、申し訳ない

キン肉マンがあるし、スローペースになりますがちょっとずつ進めます
2017年内には絶対終わらせたい


アズミ「裏切り者を粗方始末して、敵方も追い込んだまではよかったけれど……」

明智「くっそー!」

明智「それ以上近づいて来てみろ!」

明智「来賓席に主砲をぶち込んで、全員まとめて二度と戦車道で日の目を見れなくしてやる!!」

アズミ「……ちょっと追い詰めすぎたかしら」

ルミ「まさか撃破された自分の車輌から出て仲間の戦車に乗り込んで立てこもるとは……」

メグミ「いくら変幻自在であらゆる戦法に対する対処を学ぶ島田流とはいえ、仲間が戦車に乗り込んできた時の対処なんて教えてくれなかったものねえ」

明智「あーもう!!」

明智「こっちは内定が取り消されるかどうかの瀬戸際なのよ!」

明智「オラ近づくんじゃないわよ!!」 パララララ

ルミ「だああ、機銃撃ってきた!

メグミ「そんなことしても、完全に包囲されてるし、来賓席にぶち込んだら貴女もただじゃすまないわよー?」

明智「うるさい! とっくにただじゃすまなくなってるのよ!」

明智「制限時間はないし、このまま私の入社式の日まで試合を長引かせてもらうわ!!!!」

ルミ「どんだけ長期計画なんだ……」

メグミ「完全に冷静さを欠いてるわね……」


ルミ「あれの暴走を放っておいたら、私達の進路にも響くわよね……」

アズミ「そうねえ」

メグミ「もうとっくに響いてる気もするけど、ここは問題処理能力をアピールしましょう」

ルミ「よし、ならばバミューダ一の知性を誇る私が!」

ルミ「あー、明智さん、馬鹿な真似はやめてください」

メグミ「おお、ネゴシエーション」

ルミ「なんだかんだで今は労働力が重宝される時代じゃないですか」

ルミ「別に一社の内定が消えたからって死にはしません」

ルミ「別のところに受かればいいじゃないですk」

パララララ

明智「じゃかあしい、就活も知らないクソガキがあ!」

明智「こちとら50社落ちてやっと掴んだ内定なのよ!」

ルミ「えっ」

ルミ「戦車道実績とかいう強力なカードを所有してるのに……?」

パララララララララ

ルミ「何故かどんどん逆上してるわ」

アズミ「眼鏡のくせに頭悪いわよね、ルミ」


メグミ「まったく……」

メグミ「変に理屈を使ってねじ伏せようとするからよ」

ルミ「ぐっ……」

メグミ「こういう時に心にもないことを言うのは逆効果」

メグミ「バミューダ三姉妹のリーダー格と呼ばれる私のカリスマ的交渉術を見せてあげるわ」

ルミ「おお、さすがはメグミ!」

アズミ「就活時にリーダーやってましたとかいうテンプレトークを喜々として喋りだすタイプは伊達じゃないわね!」

メグミ「アズミは後で殴るとして」

メグミ「こういう時は、素直な気持ちで対峙するのよ」

明智「ぐっ、く、来るな!」

明智「こっちには車長らの人質もいるし、来賓席を砲撃することもできるのよ」

アズミ「黙れ馬鹿」

パララララ

アズミ「うーん、素直な気持ちで真摯にやろうとしたのに、交渉前に追い払われたわ」

ルミ「大雑把かつストレートすぎでしょ……」

アズミ「サンダースの悪いところの化身みたいね……」


アズミ「やれやれ」

アズミ「やっぱりここはバミューダで最も冷静な私が……」 スッ

パララララ

アズミ「ちょっと!? まだ何も言ってないんだけど!?」

明智「やかましい!」

明智「元はと言えばアンタが行動前に叩き潰しやがるから!!」

アズミ「えー……」

アズミ「だって明智さん、すぐ顔に出るから、絶対何か企んでるなあって……」

明智「お前はいっつもそうやって当然みたいな顔して見下して!!」

明智「散々男くわえこんでるくせに、人のも盗りやがって!!」

明智「そういうところが前からムカついてたんだよ!!」

ルミ「え、そんなことしてたの?」

メグミ「引くわー」

アズミ「勝手に言ってるだけよ」

アズミ「大体向こうが勝手にアプローチかけてきただけで、私は何もしてないというか」

アズミ「彼氏にとって私より魅力がなかったってだけの逆恨みじゃ」

パララララ

アズミ「うーん、等々威嚇射撃でなくマジで銃弾打ち込もうとしてきたわね」

ルミ「近付けないわこれ」

メグミ「どうすれば……」


???「やーってやるやーってやるやーってやるぜ」

ルミ「!?」

アズミ「この意味不明で上級生が陰で色々ディスってる歌声は……!」

メグミ「た、隊長!?」

ルミ「な、何しにここに……」

愛里寿「……全然進展がないようだから」

アズミ「うっ……」

メグミ「ですが隊長がわざわざいらっしゃらなくても……」

愛里寿「これ以上長引かせても益はないと思うけど」

ルミ「そりゃそうなんですけど……」

アズミ「いくら隊長が強くても、この状況ではどうしようもないかと……」

メグミ「人質も取られていますし、何せ何故か近付こうとするだけで撃ってきますし……」

愛里寿「……」

愛里寿「何でそこまで怒ってるんだろう……」

ルミ「さあ……」

アズミ「なんででしょう」

メグミ「私にはさっぱり」


アズミ「まあでも、そんなわけですから、隊長でもどうしようもないかと」

ルミ「何せ大学選抜の全員に敵意を向けてますし」

メグミ「その隊長相手ともなれば、本当に体を撃ち抜いてくるかも……」

愛里寿「……」

愛里寿「アズミ」

愛里寿「このペンキは黒だよね」

アズミ「は、はい……」

ルミ(あれは、アズミが陰に紛れるカモフラ車輌を作って奇襲するために用意した黒ペンキ……)

ルミ(そんなもので一体何を……?)

愛里寿「……」 ビリッ

ルミ「!?」

ルミ(戦車道履修者にとってパンツァージャケットは命ともいえるくらい大切なもの)

ルミ(それをやぶってしまうなんて……)

愛里寿「……」 バシャッ

ルミ「おお、今度はペンキに浸したわ!」

愛里寿「……」 バサッ

メグミ「な……なんなのあれは」

メグミ「牧師の格好じゃない!」

アズミ「あんな格好してどうしようというの!?」

ルミ「そうか!」

ルミ「大学選抜の者なら明智さんを刺激するかもしれないけど、神の使いである牧師なら明智さんも気をゆるしてしまう!!」

バミューダ3姉妹「「「なんという冷静で的確な判断力なんだ!!」」」


明智「な、なんだァーお前ェー!」

明智「大学選抜のヤツは近づくんじゃない!」

明智「私は本気だぞ!」

明智「このまま春を迎えて決着を有耶無耶にしたまま、負けさせなかったという功績を引っさげて入社式を迎えてやるう~!」

愛里寿「落ち着いて」

愛里寿「私は通りすがりの牧師」

愛里寿「春まで戦車に立てこもるなら、食料がいるだろうと思って持ってきた」

明智「何ィ」

愛里寿「神に仕える者として、餓死しようとする者を見捨ててはおけない」

愛里寿「ここに、ほんのり塩味のポテトチップスとコーラがある」

明智「ぐむーっ、それさえあれば永遠に引きこもれそうな2大アイテムッ」

愛里寿「これを渡したいから戦車に入れてほしい」

明智「グヘヘヘ……」

明智「神の使いである牧師さまの言うことだ、信用してもいいだろう」

ルミ(すごいっ! 完全に相手の懐へと潜り込んだ!)

ルミ(こ、これが島田流後継者・島田愛里寿……!)


明智「……ん?」

愛里寿「……?」

明智「なんだァー、その薄い胸板は!」

明智「聖人のような性格の神に仕える美少女キャラが、巨乳じゃないわけないだろうが!」

愛里寿「!」

明智「なのにその幼児としか言えない体型……」

明智「さては大学選抜チームの人間だなテメー!」

愛里寿「チッ……」

シュバッ

明智「!」

明智「あ、あの偽牧師はどこに……」

バタン

バタバタバタ

明智「なっ!」

明智「い、いつの間に人質の開放を……!」

愛里寿「柔軟に立ち回り、相手の心の隙を突いて雷のような速さで仕留める」

愛里寿「それが島田流の極意」

明智「!」

明智「ま、まさかお前は、た、隊長……!」

愛里寿「島田流忍法・順逆自在の術によって形勢は逆転した」

愛里寿「大人しく投降すれば、内定だけは取り消されないように働きかけてあげる」

明智「う、うううううう」


ルミ「すごい……一瞬で全てを丸く収めた……」

アズミ「ただの七光じゃないのは分かっていたけど……」

メグミ「車長としての腕だけじゃなくて、隊長をやるに足るカリスマ性がたしかにある……」

ルミ「可愛らしいだけじゃない、ただの贔屓とは異なる確かな実力を感じる……」

愛里寿「ふう……」

愛里寿「予想より長引いちゃった……」

メグミ「更に時折見せる子供らしい表情……」

アズミ「ふっ……完敗ね……やられちゃったわ……身も心も……」

ルミ「そうね……私達は見つけてしまったわ、支え甲斐のあるリーダーを……!」

愛里寿(やっぱり間に合わなかった……録画しておいてよかった・・・・・・)


ルミ「しかし改めて、とんでもない隊長だわ」

アズミ「私達は勿論、他の皆も、もう認めざるを得ないでしょうね」

メグミ「元レギュラーチームを速攻でボコボコにして実力は認められてたけど、残虐すぎるとか年功序列がって意見も今まではあったもんねえ」

ルミ「元バミューダ四姉妹だったナルミが子供の悲鳴でブチ切れるタイプだから、直接的いじめとかはなかったけど」

ルミ「ナルミがサハラに留学してからは結構居場所なかったっぽいもんねえ」

メグミ「これを期に、皆との距離がグッと縮まるといいんだけど」

アズミ「まあ、まずは私達が歩み寄って、距離を縮めるべきよね」

ルミ「あ、電話終わったみたいよ」

メグミ「……あら……あの表情……」

アズミ「たまに見せる、“マジで戦う時”のソレね……」

ルミ「よく分からないけど……さっきの電話が理由っぽいし……」

メグミ「どこかと試合でもするのかしら」

眠いので寝ます。劇場版は巻いて進行します。

またもキン肉マンの時間に投下頻度がグッと落ちるでしょうが投下します


千代『徹底的に叩きのめしなさい、西住流の名が地に落ちるように』

愛里寿「……」

千代『かつては王道の西住流、柔軟さの島田流とある種の住み分けが行われていたけれど……』

千代『よもや人間戦車などという超のつく絡め手をあの黒森峰で作ってくるとは……』

千代『それであの継続高校に勝利までされたとあっては、島田流の名折れ』

千代『本当の変幻自在の忍者戦法とは何か』

千代『日本の戦車道此処にありと言わしめた島田流の本気を見せつけなくては』

愛里寿(人間戦車……???)

千代『我々に出来なかった発想を有効だと思わせてはいけないわ』

千代『なんとしてもあれはただの愚行だと思わせるのよ』

愛里寿「はあ……」

愛里寿(言われなくても普通は愚行だとわかるんじゃ……)

千代『さもないと、下手したら人間戦車が流行るようになるわ』

愛里寿(お母様は何と戦っているんだろう……)


エリカ「……」

エリカ(戦車道で学校を守った少女たち裏切られる――)

小梅「何見てるの?」

エリカ「ッ!」

小梅「逸見さんボクササイズの効果か咄嗟に出る右ストレートが日に日に威力上がってるよね……」 イテテ

エリカ「……悪かったわよ」

エリカ「でもいきなりケータイ覗くのやめなさいよね」

小梅「?」

小梅「なんで?」

エリカ「ちっ……これだから携帯の中身を人に見せられる健全極まるクソ一般人は……」


小梅「……大洗の記事だったよね、さっきの」

エリカ「しっかり見てたのね」

小梅「……私もさっきまで見てたから、写真見るだけでわかったよ」

小梅「残念だよね……」

小梅「みほさん達、あんなに頑張ってたのに……」

エリカ「……そうね……」

エリカ(まあ、廃校阻止のためにって理由で頑張ったのって、準決勝以降だけど)

直下「あ、大洗の話?」 ヒョイ

ドドメ色星「まったく酷い話でゴンス」

エリカ「ええい、揃いも揃ってなんで私の周りでその話するのよ」

直下「え?」

直下「だって一番気にかけてそうなの、逸見さんだし」

エリカ「はあ?」

マウス車長「毎日ウェブニュース見てたよね」

小梅「続報、気になってるんでしょ」

エリカ「そ、そんなことは……」

エリカ「……」

エリカ(ない、とは言えないか……)

エリカ(また入れ替わりが起きないから、さっぱり情報が入ってこない……)

エリカ(なまじ入れ替われば情報が入るとわかってるからこそ、ヤキモキするわね……)


ブロッケンJr「それにしても政府の連中は許せねえぜ!」

黒星「公平な立場であるべき組織がそんなんじゃあ……」

エリカ「……まあ、正直、そうね」

エリカ「あの子達が廃校になると、リベンジも出来ないもの」

エリカ「……」

小梅「私達で何とか出来ないかな」

ブロッケンJr「ああ、そうだ! 黒森峰の今まで築いた地位がありゃあ、多少は物申せるんじゃあないか!?」

エリカ「……ダメよ」

エリカ「もうあの子は黒森峰の生徒でもなんでもない」

エリカ「……もう仲間じゃあないのよ」

エリカ「私たちに出来ることなんてないわ」


小梅「でも……」

エリカ「それに、黒森峰が今まで築いた地位があればそりゃ発言権はあるでしょうけど――」

エリカ「それは全て、黒森峰のために使われるべきものよ」

エリカ「……黒森峰を捨てたあの子のために、これまで築いたものを使えるわけないじゃない」

エリカ「下手に首を突っ込んだら黒森峰の評価にも関わるし、手は出せないわよ」

ブロッケンJr「何でぇ、さっきから聞いてたらグチグチグチグチ言い訳を」

ブロッケンJr「どこの学校だなんて関係ねえ、助けたいから助ける」

ブロッケンJr「それが友情パワーじゃねえのか!」

小梅「そうだよお」

小梅「副隊長仲間だったんだしさあ」

エリカ「でも……あの子はもう……」

ブロッケンJr「でも、じゃあねえ!」

ブロッケンJr「お前は逸見エリカで」 サッ

ブロッケンJr「あの子は西住みほだ!」

ブロッケンJr「そこになんの違いもありゃしねぇだろうが!」

エリカ「違うのよ!!」

カナディアンマンに夢中になってたらこんな時間で舟漕ぎだしたので中断します申し訳ない・・・

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