ほむら「誰もが、生きるために戦っている」 (54)

ドーン…ドーン…

「あの人もうは行ってしまったのか」

「残念だけど彼女の魔力は感じられないね」

「そうか…」

「残ってるのはキミだけだ。この星に残る最後の人類種であり、最後に残る魔法少女としての素質を持つ者」


SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507561086

「…私の素質ではどのくらいの願いまでなら叶えることができる」

「キミ程の素養であればある程度の願いならもちろん叶えられるよ。…彼女みたいなものは無理だけど」

ドーン...ドーン...

「どうする?彼女が、…あの魔女がここに気付くのも時間の問題だろう。何か叶えたい望みがあるなら、早く言った方がいいと思うよ」

「あの人が何を願って魔法少女になったのか、お前には分かるか」

「残念だけど、契約の際に立ち会っていないから分からないな」

「……」

アアアアアアアアアアアアッ!

「気づかれたようだね。これがラストチャンスだ」

「____、________」

「…それがキミの願いかい」

「…」コクンッ

「実に君らしい選択だね」

ドーン...ドーン...

ズアアアアアアアアアア...

「叶えてくれ、私の願いを」

「ああ。叶えよう、キミの願いを。今この瞬間から、キミは」




















「魔法少女だ」

Story1
「夢の中でやりすぎたんだお前はな」

それは不思議な夢

眼前に広がるのはわたしのよく知る街、わたしの住んでる街……、だった場所の光景

そこにあるのは瓦礫と赤い天使とそして、

それと対峙する綺麗な黒い髪の女の子

ビルを蹴りそのまま一直線に彼女は天使に向かう

だが、弾き飛ばされる

虫のように

一気に私の方にまで飛ばされる

でも、わたしは動けない、動かれない

私の存在がそこにはないような、概念的な要素でしかないように

左腕は欠損し、片目はつぶされ、にくが抉られたその脚からは骨が見える

見るからに満身創痍

それでも彼女は起き上がる

糸で操られているように

ふいに彼女の顔がこちらを向き視線が交差する

苦痛に口を歪め、額から流れ頬にまで刻まれた血流の跡

美しかったハズのキャンパスに描かれていたのは、少女には過酷すぎる絶望の絵

でも、こちらに向けられたその子の目は絶望の色を映してはいない

希望の色に満ちた目

燃える魂のいろを宿した絶望とは正反対のカラー

なぜ彼女はこの絶望しか存在しない場所でそのいろを消させずにいれるのだろう

どうしてだろう、どうしてこの光景に美しくすらをも感じられるのだろう

わたしはその視線から目を離すことができない

どぷんっ

唐突に体を沈めるような感覚がわたしを包み込む

景色は白く染められていき、反対に意識は徐々に黒く塗りつぶされていく

朦朧とする意識と視界の中、最後に映った光景は

緋い焰を身に纏い、天使に向かって右腕を突き出す彼女の姿だった

「行かないでっ!」

ガバッ

チュンチュン......

「……」

パチンッ...、パチンッ...、

まどか「…夢?」

ポスンッ

──────
────
──

バタンッ!

まどか「行ってきます!」

タッタッタッ...

知久「気をつけるんだよー」

知久「…それにしてもあの子が寝坊なのは珍しい。二度寝かな?」

パパーパパー

知久「おっとこっちに行かないと」

パタパタ...

「……」

さやか「でさ、まさかのハンガー共に貫通出来なくてさ〜」

仁美「どのように対処されたんですか?」

さやか「蹴った」

仁美「あら〜…」

タッタッタッ...

まどか「おはよう!」

仁美「おはようございます」

さやか「まどか遅い!いつにも増して」

まどか「ごめん。ぽすんっの後に二度寝しちゃって」

さやか「?」

まどか「遅れちゃいけないし行こっか」

仁美「そうですね」

さやか「ま、そうだね。って、それ遅れて来た人がいうセリフではない!」

まどか「あはは…」

─廃工場─

ダンダンダンッ!

「!?!????!!!??」

「はあっ!」ピンッ

ボンッ

ボカンッ

シュウウウウウウ...

(結界が消える…。倒せたようね)

パシュンッ

ほむら「転校初日に遅刻なんて日には笑えないわ」

コトンッ

ほむら「グリーフシード…。この時間、どう考えても変ね」

ほむら(そもそもこの時間に魔女が出る何てことは今までなかった)

ほむら(こんなイレギュラー要素はあったとしても、私が意図的に外部へ介入を行った時のみ。違う地域で魔女を倒したり、情報操作をした場合にのみ発生していたこと)

ほむら「今回は武器調達を主にしようかと思ってはいたけど…。暫くは様子見していた方が良さそうね」

ほむら「それに…」

ほむら(ここ数日誰かにつけられているような気もするし)

タッ

「……」

─見滝原中学─

キンコンカンコーン

早乙女「皆さんに大事なお話があります、心して聞くように」

カッ

早乙女「目玉焼きとは固めですか!それとも半熟ですか!はい中沢くん!」ビシッ

中沢「終わったんですね」

ドゴンッ

早乙女「女子の皆さんは目玉焼きの焼き加減でどうこうや、直球な返事をするような男とは付き合わないように!」

さやか「うわー…、久しぶりのパイルアタック」

まどか「うまくいかなかったんだね…」

早乙女「はい、それでは私から転校生の紹介をします」

さやか「そっちが後回しかよ」

早乙女「じゃあ入ってらっしゃい」

ガラッ

カツン、カツン、

ほむら「……」

「うお、かわいい」ザワッ

さやか「うわっすっげー美人」

まどか「えっ…」

ゾクゾクッ

まどか「ウソ…」

まどか(夢でみた…、女の子?)

早乙女「はい、それでは自己紹介いってみよう」

ほむら「…暁美ほむらです。よろしくお願いします」

ザワザワ...

早乙女「それと今日はなんともう1人転校生がクラスの仲間になります」

ドヨッ

ほむら「えっ…?」

ほむら(私以外に?)

早乙女「暁美さんにも言っていませんでしたが、急遽決まりまして。それでは入って下さい」

ガラッ

スタスタ...

「……」

「こんな偶然があるのか、美人が2人も!」

さやか「2人目はかっこいい系の美人かー!こりゃ凄いねまどか」

まどか「そ、そうだね」

まどか(どうしてだろう…。あの子の方が驚いてるようにみえる)

ほむら「……」

ピタッ

「……」ジー

ほむら「私の顔に何か」

「ようやく…」ボソッ

ほむら「?」

「いえ、知り合いの顔によく似ていたもので」

ほむら「…そう」

早乙女「それでは自己紹介を」

「私の名前は伊々田(いいだ) ジナ。…暁美さん共々よろしくお願いする」

パチパチパチ...

早乙女「では2人は空いてる後ろのせきへ──」

ジナ「では行こうか」

ほむら「…そうね」

ほむら(いよいよもって異端過ぎるわね、今回は。私と同じ日に、私の全く知らない転校生…)

スタスタ...

ジナ「同じ転校生同士仲良くしよう」

ほむら「ええ」

ジナ「これからよろしく、…暁美さん」

ほむら「よろしく、伊々田さん」

ほむら(でも、伊々田ジナ。どこかで聞いた覚えが…)

キーンコーンカンコン

ガヤガヤ

「ねぇ前はどこの学校にいたの?」

ほむら「東京のミッション系のところに」

「伊々田さんは?」

ジナ「私は郊外にある唆握(さあく)町の近くからだ」

「クラブとかどんなのに入ってたの?運動系?文化系?」

ほむら「何もしてなかったわ」

ジナ「彼女と同じだ」

「2人とも髪の毛凄い綺麗だよねどんな────」

仁美「不思議なこともありますね。同じ日に2人の転校生だなんて」

さやか「だよねー。1人はミステリ系美少女でもう1人はクールなお姉さん系美人。これは男子に毒すぎる」

まどか「珍しいこともあるんだね…」

さやか「…ねぇ、まどか」

まどか「なに?」

さやか「あの黒髪の転校生と知り合いだったりする?」

まどか「えっ」

さやか「いや、なんかまどかが転校生を見る目が熱を帯びていたというか何というか…」

仁美「いけませんわまどかさん!そんな禁断の恋なんて!」キラキラー

まどか「さやかちゃん!それに仁美ちゃん!別にそんなのじゃないよ。ただ…、」

さやか「ただ?」

まどか「笑わないで聞いてね」

さやか「うん」

まどか「今日、夢であの子を見たの」

さやか「あははははっ!」

まどか「もうさやかちゃん!笑わないでって言ったのに!」

さやか「ごめんごめん…。くくくっ…、いやいや、まさかねぇ。まどかがここまでメルヘンチックな子だったとは」

まどか「……」

さやか「ごめん、悪気はなかった」

まどか「もう…。仁美ちゃん?」

仁美「……」プルプル

さやか「仁美?」

仁美「それは運命の出会いですわ!」ガバッ

さやか「うおっ!?」

仁美「まどかさん!あの転校生はあなたと前世から宿命の糸で繋がる運命の人!この出会いを大切にしなければ──」

まどか「ひ、仁美ちゃん!?」グワングワン

さやか「まずい暴走してる」

「鹿目さん、すこしいいかな?」

まどか「どうしたの?」

「暁美さんが少し体調が良くないみたいで…。鹿目さん確か保健委員だったでしょ?だから、」

まどか「そういうことなら任せて」

ほむら「ごめんなさい、手をかけさせちゃって」

まどか「気にしないで。じゃあ案内するから着いてきて」

ほむら「ええ」

ジナ「私も同行してもいいか?」

まどか「伊々田さんも?」

ジナ「来たばかりでどこにどの施設があるのか分からなくてな。彼女の次いでに案内して欲しいんだが」

まどか「いいよ。じゃあ行こうか」

ほむら「……」

さやか「早く戻ってくるんだよー」

ザワザワ

ほむら(まどかと2人きりになる為に教室から連れ出したのいいけど…)チラッ

ジナ「?」

ほむら(1つイレギュラー要素があるだけでこうも予定通りにいかなくなるものね……)

まどか「ええっと…、」

ジナ「そう言えば、あなたの名前をまだ聞いていなかったな」

まどか「あっ、そうだったね」

ほむら「……」

まどか「えっとこのクラスの保健委員をしてる鹿目まどかです。これからよろしくね。わたしの事はまどかって呼んでほしいな」

ジナ「ああ、よろしくなまどか。それなら私のことはジナと呼んでくれ。昔から親しい人にはそう呼んで貰っている」

まどか「分かった!よろしくね、ジナちゃん」

ジナ「よし。では次」

ほむら「…私?」

ジナ「ああ」

まどか「暁美さんにも名前で呼んでほしいんだけど…」

ほむら「分かったわまどか。それと私のことはほむらでいいわ」

まどか「うん!これからよろしくね、ほむらちゃん!」

ほむら(…久しぶりに見た気がするわ。笑顔のあの子を)

ほむら「こちらこそよろしく、まどか。あなたはジナと呼べば良かったのかしら」

ビクッ

ジナ「あ、ああ…」

ほむら「?」

ジナ「改めてよろしく頼むよ、ほむらさん」

ほむら「え」

まどか「ジナちゃんはほむらちゃんのことさん付けで呼ぶの?」

ジナ「えっと、あー。クセだ」

まどか「クセ?」

ジナ「実は私の古い知り合いに似た人がいて、その人をさん付けで呼んでたからつい…」

ほむら「別に気にしないわ。好きに呼んで頂戴、ジナ」

ジナ「あっ…」ジワッ

ほむら「!?」

まどか「ど、どうしたの!?」

ジナ「すまない…、少し目にゴミが入ったようで…」

まどか「大丈夫?」

ジナ「…もう大丈夫だ」

ほむら「……」

ほむら(彼女から魔力は感じられない。魔法少女絡みではなさそうだけど…。どうしたものか…)

ジナ「おっと!もう保健室のようだが」

【保健室】

まどか「あっ」

ほむら「…案内ありがとうまどか」

ジナ「ほむらさん?」

ほむら「…少し保健室で休んでいくわ」

まどか「じゃあわたしも一緒に」

ほむら「まどかはジナを案内してあげて。私はある程度ここの施設は把握してるけど、彼女は多分なにも知らないだろうから」

ジナ「……」

まどか「でも…」

ほむら「また後で会いましょう、まどか」

まどか「…うん、分かった。じゃあジナちゃんはこのままわたしと学内案内ツアーだね」

ジナ「お気遣い感謝する。じゃあまたあとで」

ほむら「ええ」

スタスタ...

ほむら「さて、どうしたものかしら」

ほむら「まどかの放課後の予定までは多少前後しても、変わることがないのはほぼ確定事項とはいえ…」

ほむら(彼女が魔法少女関係者でないといえ、イレギュラーな存在であることは間違えないのに…。どうしてまどかを行かせてしまったのか)

ゴロンッ

ほむら(この1ヶ月で彼女がどこまで影響を及ぼしてくるのか…)

ほむら「考えてもキリがないわ。またある程度情報を集めてやり直しね」

コッチコッチ......

ほむら「…そういえば何故私は彼女をすんなりと名前で呼んだのかしら」

キィ...キィ...

ほむら「少なくとも彼女の方は私と面識がありそうだったけど」

ポスンッ

ほむら「…ひとまず現状を整理しなきゃ」

ほむら「…すー、すー──」

──────
────
──

「……」

カコン、カコン

まどか「そして最後にここが屋上だよ」

ジナ「ここは解放されているのか」

まどか「うん。それでね、よくここでみんなとお弁当を広げてね…、あっ」

ジナ「どうした?」

グウゥゥ...

ジナ「あっ」

キーンコンカーンコン

まどか「…お昼食べ損なっちゃったね」

ジナ「予鈴か 」

まどか「ごめんね。お昼休みだったのすっかり忘れてたよ」

ジナ「いや、こちらも気づいていなかったしここはお互いさまだ。それに予鈴もなってる、早く戻ろう」

まどか「…そうだね。明日はみんなでここに来て食べようね」

ジナ「そうだな」

まどか「じゃあ教室に戻ろっか」

ジナ「そうだな」

スタスタ...

ジナ「…!」

ピタッ

まどか「どうしたの。何か忘れ物?」

ジナ「…少し質問なのだが」

まどか「?」

ジナ「まどかはこれまで『力』が欲しいと思ったことはあるか?」

まどか「力?それってどんな…」

ジナ「なんでも出来る『力』」

まどか「…特には無いかな。困ってる誰かの力になれるような力なら欲しいけど」

ジナ「その『力』の引き換えの代償が、誰かの涙で支払われるものだとしたら、欲しいか」

まどか「えっと、よく分からないけど、誰か悲しい思いをするようなものなら、わたしは要らないかな」

ジナ「そう…。ならそれでいい」

スタスタ...

まどか「どうして急にそんなことを?」

ジナ「いや、私の経験談からくるちょっとした忠告だ。気にしないでくれ」

まどか「……」

─バーガーショップ─

ニバンメノオキャクサマー

カチャン

さやか「まさかの伊々田って子が不思議ちゃんだったかー!」

まどか「急にそんな質問されちゃってびっくりしちゃったよ」

仁美「どうされたんでしょうか?」

さやか「あれだよ、転校生2人とも才色兼備のウルトラウーマンだったからキャラ付けの為だったり!」

まどか「でも2人ともすごかったよね」

仁美「体育の時間では2人で県内記録を塗り替え続けていましたし…」

まどか「でも私たちよりもほむらちゃんの方が驚いてたよね」

さやか「まさか転校先でライバル現るとは思ってなかったんじゃない?」

仁美「最終的には暁美さんが勝ちましたが、正にデッドヒートとはあのような場面を指す言葉でしたね」

まどか「ほむらちゃんもジナちゃんも、あんなに凄くて羨ましいよ…」

さやか「そーいやまどか、いつの間に転校生のこと名前で呼ぶようになったの?」

仁美「暁美さんに至ってはお昼以降見かけてませんし…」

まどか「お昼の時間に2人と話しててそれで」

さやか「手回し早っ!さすがは私の嫁、もう浮気相手作りかぁ~?」

まどか「さやかちゃんってば!」

仁美「ふふふっ、まどかさんは優しいからすぐに誰とでも打ち解けられますから」

まどか「そ、そうかな?」

さやか「な、なにおう!あたしだって!」

ピピッ

仁美「あらこんな時間…。すいませんがお先に失礼しますわ」

ガタッ

さやか「今日はなに?ピアノ、それとも日本舞踊?」

仁美「今日はライフルです」

まどか「ライフル!?」

仁美「もうすぐ受験ですのにいつまで続けさせられるのか…」

さやか「あたしは小市民に生まれてよかったぁ~」

まどか「わたし達もそろそろ行こっか」

さやか「そうだね」

ガタッ

さやか「あ、そうだ。後でCD屋寄ってもいいかな?」

まどか「いいよ。また上条くんの?」

さやか「まあね」

仁美「ではまた」

ウィーン

さやか「じゃーねー」フリフリ

まどか「じゃあ行こっか」

さやか「おっけー」

スタスタ...

まどか「昨日だっけ、新作出たのが」

さやか「そうそう!割と良さげなのがね───」

─建物内部─

シュタタタタタッ...

「!」

チュインッ

「…っ」

シュタタタタタッ

ダダダダダダダダッ!

「!?」

クルッ

シュポンッ

シュタタタタタッ...

ほむら「逃げ足の早い…!」

ほむら(まさか保健室で放課後まで寝過ごすなんて…。朝の魔女狩りでも響いたかしら)

ほむら「ただでさえ上手くいってるのか分からないんだから、さっさと消えなさい…!」

ダッ

「……」

─CDショップ─

さやか「これとか良さげ?ま、試聴試聴~♪」

まどか「これ聞いてみよっかな…」

スチャッ

アイムシンカートゥートゥー

まどか「~♪」

『助けて!』

まどか「ん?」スチャッ

まどか(気のせい…?)

『まどか、助けて!』

まどか「!」

まどか(違う…、気のせいじゃない…!)

『助けて…!ぼくを助けて…!』

まどか「……」フラッ

スタスタ...

スチャッ

さやか「まどか?」

─非営業区間─

ゴオオオオオ...

まどか「誰…、誰なの?」

『助けて!』

まどか「うーん…」チラッ

【店内改装中】

まどか「…この中?」

カツン、カツン、

ガチャ

まどか「どこにいるの?」

スタ、スタ、

まどか「あなたは、だれ?」

スタ、スタ、

『助けて!』

ガタガタガタッ!

まどか「!」

ガコン

ドチャッ

まどか「…!」

QB「ハァ…ハァ…」グチョ...

まどか「あなたなの!?」

サッ

QB「助けて…」

ガタンッガタンッ...

まどか(何かが追ってきてる?)

まどか「…走るよ!」

タッタッタッ...

タッタッタッ

スタンッ、

バッ

ほむら「見失った!?」

ほむら(くっ、これはもう接触されたと思った方が…!)

マドカーコッチー!

ほむら「っ!」

サヤカチャン!

ほむら「距離はそこまで離れてない…!」

ダッ!

「……」

まどか「さやかちゃん!」

さやか「いったいどこに行ったと思えば…、って何そのぬいぐるみ!?」

まどか「と、とにかくさやかちゃん走って!この子何かに追われてるみたいなの!」

さやか「なんだか分からないけどオッケー!」

タッタッタッ...

ズアアアアアアアアアア...

まどか「えっ!?」

さやか「なんだよここ!?」

ニョキッ

まどか「道が…、変わってく…?」

さやか「いったいなにがどうなってんのさ!」

─魔女結界内─

ガサガサッ!

まどか「っ!何かいる!」

使い魔「!?!???!?」

さやか「やばい!囲まれてる…」

使い魔'S「!?!?!???!??」

ズズズズズズズ......

さやか「冗談だろ…。あたし何か悪い夢でも見てるんだよね!?」

使い魔'S「!?????!????!!!!」

ズアッ!

まどか「…!」

ジャララララララッ!

ダンダンダンッ!

ボウッ!

さやか「なに、これ」

シュタンッ

「危なかったわね」

まどか「!」バッ!

カツン、カツン、

「でも大丈夫」

さやか「助かった…?」

「あら、QBを助けてくれたのね。ありがとう、その子は私の大切なモノなの」

まどか「あの、わたしこの子に直接呼ばれて!」

QB「……」

「なるほどね…。その制服、あなた達も見滝原の生徒みたいね。2年生?」

さやか「あなたは…」

「あ、先に自己紹介しないといけなかったわね」

ジャラジャラ...

「でも、その前に…」

バッ

「先に一仕事終わらせなきゃ」

ピカッ

「あなたもね」

タッタッタッ!

ほむら「まどか!さやか!無事なの!?」

シュタンッ

まどか「ほむらちゃん!?」

さやか「えっ、転校生!?てかコスプレ!」

「こっちは変身完了。どうする?使い魔だけど」

ほむら「…野放しには出来ないわ。狩るわよ、巴マミ」

マミ「あら、あなたに以前会ったことはあったかしら」

ほむら「無い。私があなたを知ってるだけ」

マミ「そう。なら行きましょう」

ほむら「ええ…」

ダッ

さやか「どうなってんの…?」

まどか「変身した…」

マミ「一気にいくわよ!」バッ

ズラァッ!

さやか「何あのいっぱいの銃!?」

ほむら「……!」

ガコンッ!

まどか「凄い…」

ダダダダダダダダダダダダダダダダッ!!

使い魔'S「!??!??????!???」

ボオンッ!

さやか「なんじゃこりゃ…」

シュイーン...

まどか「周りの景色が…」

ほむら「…本体には逃げられたようね」

マミ「今すぐに追いかければまだ間に合うとは思うけど」

ほむら「この子たちの安全確保が第一よ」

マミ「そう」ブウンッ

ほむら「…なんのつもり」

マミ「追いかけなさい、と言ってるの」

ほむら「嫌だと言ったら」

マミ「片方が消えるだけ」

ほむら「そこまでしてさせる意味は?」

マミ「私にも事情があるの。お互いトラブルには無縁でいたいでしょ?」

ほむら「……」

さやか「助かったと思ったら何この空気」

まどか「あの、どうすれば…」

QB「…この2人を止めたかったらぼくと…」

まどか「えっ」

ほむら「っまどか!そいつを放して、今すぐ!」チャッ

マミ「させないわよ!」シュルッ!

まどか「ど、どうなって…!」

QB「は、早く!ぼくと契約して──」


『いやー、盛り上がってるねぇ!!』

ヒュバンッ

マミ「ぐっ!」ドサッ

ほむら「っ!」バチンッ

まどか「ほむらちゃん!?」

さやか「ちょっ、転校生!」

ほむら「くっ…」

ほむら(いったいどこから…。それにこの声は)

「いやー、仕事熱心なのもいいけどさぁ。ねぇ?こっちの身にもなって欲しいもんだ」

QB「…なぜキミがここにいるんだい」

「そう邪険にするなって。仕事だよ、仕事」

QB「仕事って、まさか…!」

まどか(あれ、この子怪我してるのに意外と元気?)

ピョコンピョンコン

カツン、カツン、

ほむら「あなたは…」

QB?「あーあー!聞こえてるかなぁ。えーっと、要件だけを手短に」

さやか(まどかが抱えてるのと違って青い?ってか!)

「私達はお前達を攻撃する気はない。とりあえず武器をしまって貰おうか」

まどか「そんな…!」

ほむら「これはいったいどういうつもりかしら…」

「……」

ほむら「伊々田ジナっ!」

ジナ「詳しい話は後だ」

QB?「誰も聞いてない気がするけど言っちゃうよぉ?キミたち、『オレ』と契約して



























魔法少女にならないか」

Story1 END

次回予告

QB「ぼくはキミたちの願いを何だって1つだけ叶えてあげる」

QB?「ついでに俺なら強くもしてあげるよ!ギャハハハハ!」

まどか「ならこっちの青い子の方で」

QB「そんな!」

さやか「ちなみにどんな願いでも?」

QB「全ての奇跡を叶えてあげるよ!」

QB?「…俺ら程度で叶えられる奇跡ならな」

次回【Story2「それはとっても面倒だなって」】

次とか特にないです
気が向いたらやりたかった冒頭ら辺にあったラストネタだけ投下します
それでは

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