【安価】司令官「進めェェェッ!」 (7)
司令官「憎き魔王軍が占拠した砦まであと少しだーーッ! 今日中にこの先の林まで進むぞ!!」
兵士達「おおーッ!」
元勇者「しかし、見事なカリスマぶりだ」
司令官「いいや、なんの。しかし光栄ですなぁ。勇者…失礼、肩書きでは『元勇者』様にご一緒いただくとは」
元勇者「こちらこそ。勇者の力は失われ、ただの男となった私を連れ出してくれて嬉しいよ」
部下「伝令ッ。この先に魔王軍の尖兵と思しき集団を確認しました」
元勇者「む…」
司令官「敵の内容は?」
部下「>>2が>>3体ほどとのことです!」
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シルバーウルフ
334
元勇者「多いな…」
司令官「劣勢だが…」
部下「司令ッ! どのようになさいますか?」
司令官「尖兵でその規模というのなら本隊はどうなっている…? それに魔王軍のシルバーウルフは統率がかなりとれるという」
元勇者「こちらの支援部隊や本隊が合流するまで待てないのか?」
司令官「いや、ダメだ。このまま進行する。シルバーウルフは夜行性だ。日が暮れる前に殲滅する!」
元勇者「何か策が?」
司令官「>>5だ!」
タイガース
部下「は?」
元勇者「…いや、あれを見てみろ」
部下「なんだあれは…! 変わった模様のトラ…!」
司令官「もっと西の魔物のはずだ! なぜこんなところに」
元勇者「ああ。しかし、魔王軍でも王国軍でもない中立のはずだ。無視できるほどだと思うが…」
司令官「おい部下。進行は止めるな。シルバーウルフに対してはまず弓と魔法で牽制。その後は分隊で各個撃破させろ」
弓部隊「用意、撃てぇぇッ!」
魔法部隊「詠唱開始ッ! 敵接触まで30秒…!」
白兵部隊「奴らは素早い上に統率も取れてやがる! だが俺達王国軍には劣るということを思い知らせてやれ!」
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