【艦これ】加古は静かに眠りたい (65)

このSSを始める前に

・いつものごとく不定期更新

があります

では始めます

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1507475853

――――古鷹型の部屋

加古「ふぁあ・・・ようやく大規模作戦も終わって久しぶりの休みだ・・」

加古「あたしは今日一日を使って睡眠をする・・絶対に・・」

加古「というわけで布団に潜り込むぞぉ!いっけぇ!」

コンコン

加古「はぁーい、開いてるよー」

ガチャ

龍鳳「あっ加古さん、失礼します」

加古「龍鳳じゃん、どうしたの?」

龍鳳「今日は天気もいいので鳳翔さんがみなさんの布団を集めるようにと・・」

加古「えっ」

加古「だ、駄目だ!この布団だけは譲れないよ!」

龍鳳「たまには布団を干さないといけないんですよ!ダニが集まりやすいし・・」

加古「やだやだ!絶対この布団だけは渡さないよぉ!」

龍鳳「・・・それでも渡さないというのなら実力行使で貰っていきます!」

ガシッ

雲龍「ごめんね、加古」

天城「これも鳳翔さんの事だから・・」

葛城「許してね」

加古「や、やめろー!布団を持って行くなー!」

龍鳳「では・・古鷹さんと加古さんの布団を持って行きます。そのまま加古さんを抑えておいて下さいね」

加古「うわぁー!布団ー!カムバーック!」

――――数分後

加古「あぁ・・・あたしの癒しの布団が・・・」

加古「・・・・仕方ない、布団無しで寝るか」ゴロン

ドドドドド....

加古「・・・・・」

ガチャ

青葉「聞いてくださいよ加古さん!」

衣笠「青葉ったらおかしいのよ!」

加古「んー?何だよ・・二人そろって来てさぁ・・」

青葉「加古さんは鍋の〆に何をしますか?!」

加古「・・・・・はぁ?」

衣笠「聞いてよ!青葉ったら鍋の〆は雑炊だっていうのよ!うどんが基本なのに!」

青葉「違いますよガサー!やっぱり鍋と言えば雑炊なんですよ!」

加古「そのためにあたしの所に来たの?」

衣笠「そうよ!と言うわけで加古!」

青葉「あなたはうどん派ですか?!雑炊派ですか?!」

加古「あたしはラーメンかな・・」

衣笠「!!! ここにきて新たな勢力が・・・」

青葉「そんな・・・ラーメンだなんて・・」

加古「別に鍋の〆は何だって良いだろ!あたしは寝るからさっさと出て行ってよ!」バタン


加古「ふぅ・・・これでようやく寝れる・・」ゴロン

コンコン

加古「誰だよ・・・開いてるよー」

ガチャ

明石「あ!加古さん!ちょっと来てもらっていいですか?」

加古「えー・・これから寝るとこ――」

明石「ちょっと手伝ってほしいことがあるんです!すぐに終わりますから!」

加古「まぁ・・すぐに終わるんだったら・・」

明石「ありがとうございます!では一緒に工廠へ向かいましょう!」

加古「いつになったら寝れるんだ・・?」

――――工廠

明石「ありがとうございます!おかげで探照灯が更に役に立ちそうです!」

加古「まぁいいってことよ。で、何で探照灯なんか必要なんだ?」

夕張「ほら?今の季節って秋じゃない?つまり・・秋刀魚よ!」

加古「ああ・・・またあのシーズンが来たんだね・・」

明石「今年も大量に秋刀魚を獲って、みんなで食べましょう!」

加古「おー・・・とりあえず終わったんだし部屋に帰ってもいいよね・・?」

明石「はい!結構ですよ!」

加古「あっ そうだ。なぁ明石、"アイマスク"あったっけ?」

明石「ありますよ、ちょっと待ってくださいね」



明石「はいどうぞ!シンプルの奴で良いですよね?」

加古「おー、悪いねぇ。これでゆっくり寝れる・・んじゃねー」

今日はここまでです
劇場版の加古はイケメンですね

――――古鷹型の部屋

加古「よし・・これでゆっくり寝れる・・じゃあおやすみ・・」ゴロン

ドドドドド....

加古「・・・・・・」

ガチャ

衣笠「ちょっと聞いてよ加古!」

青葉「違うんですよ!ガサーがおかしいんですよ!」

加古「はいはい・・次は何・・?」

青葉「加古さんは目玉焼きに何をかけますか?!」

加古「次はそれかよ・・・」

衣笠「青葉ったら目玉焼きにソースをかけるっていうのよ!おかしいよね?!」

青葉「何言ってるんですか!?ソースも割と行けるんですよ!醤油じゃなくてソースが流行るべきです!」

加古「・・・で、ここに来た目的は?」

青葉「加古さん!あなたは目玉焼きに何をかけますか?!」

衣笠「当然醤油よね?!」

加古「あたしは塩こしょうかな・・」

青葉「し、塩こしょう!?」

衣笠「またしても新勢力が・・・!」

加古「はいはい!この話は終わり!さぁ出て行った出て行った!」バタン

加古「いちいちあたしの所に来るなよなー・・ったく」ゴロン

コンコン

加古「・・・・開いてるよー」ムクリ

ガチャ

卯月「加古~!お願いがあるっぴょん!」ギュー

加古「お願いって何?」

卯月「実は~・・助っ人をお願いしたいぴょん!」

加古「却下 あたしはこれから寝るんだ。ほかの人に頼んでよ」ゴロン

卯月「・・・・この仕事は加古じゃないと駄目ぴょん・・」

加古「・・・・・」

卯月「もし受け入れてくれないと・・・うーちゃん達・・・このまま・・・」

卯月「悲しいことになるぴょん・・」

卯月「うぅ・・・ひっぐ・・えっぐ・・」

加古「・・・・わかったよ 助っ人になってあげるから泣くなって」

卯月「やったぁ!じゃあ付いてくるぴょん!」

加古(嘘泣きかよ・・・騙された・・)

――――グラウンド

加古「・・・・助っ人って 野球の助っ人か・・」

卯月「みんなで勝ちに行くぴょん!」

一同「おー!」

加古「おー・・って、そもそも駆逐艦同士なのにどうしてあたしなんか呼んだの?」

卯月「あれを見るぴょん」

加古「んー・・なるほどねー。あっちのチームには摩耶がいるからこっちも重巡を誘ったわけね」

加古「というか衣笠かプリンツの方がよくない?あの二人の方が打ちそうだし・・」

卯月「うーちゃんの友は加古だからぴょん!」

加古「そう言ってくれるとうれしいけどさ・・・」

伊58「そろそろ試合開始でち!整列するでち!」

加古(審判団は潜水艦の人がやるみたいだねぇ・・・よっぽど暇なんだな)

加古「ふわぁ・・センターの守備って大変そうだな・・」

卯月「うー・・摩耶のツーベースでピンチだぴょん・・」

夕立「大きいの打つっぽい!」ブンブン

卯月「こうなったら魔球"うーちゃんボール"で仕留めてやるぴょん!」

夕立「受けて立つっぽい!」

卯月「喰らえー・・うーちゃんボール!えーい!」ビュッ

夕立「ぽーい!」カキーン

卯月「ま、魔球が打たれたぴょん!」

長波「そりゃあ普通のストレートだから打たれるに決まってるだろ!センター!」

卯月「加古ー!捕ってほしいぴょん!」

加古「おー・・来たか・・ボールはあそこだな・・って」

加古(綺麗な青空だなぁ・・この後日向ぼっこもいいかもしれないねぇ)

加古(それに羊雲・・羊がたくさんいるなぁ・・)

加古(羊が一匹・・羊が二匹・・羊が三匹・・)

加古(羊が・・・)

加古「くかー・・・」トーン

卯月「加古ぉおおおおおおおお!」

加古「うおお・・寝てしまった・・ボールは・・後ろか・・」ヒョイ

摩耶「へっへー!1点もーらい!」

夕立「夕立も3塁までいけたっぽーい!」

卯月「うぐぐ・・・」

風雲「加古さん、大丈夫?」

加古「おー・・大丈夫大丈夫・・次はヘマしないよ」

藤波「次また飛んで来たらよろしくね」

加古「おっけー・・・」

卯月「こうなったらなるべくセンターに打たせないようにしないと・・」

江風「センターが穴だな・・うし!もう一度センターに打ってやンぜ!」

卯月「そうはさせないっぴょん・・!"うーちゃんボール2号"で江風を打ち取るぴょん!」

長波(念のためにレフトとライトをセンター寄りに守らせるか・・)クイクイ

卯月「喰らえー・・・"うーちゃんボール2号"!」ビュッ

江風「どうせまた普通のストレートだろ!打ってやるよ!」

ククッ

江風「!?」カンッ

江風「しまった!微妙に変化しやがった!」

卯月「ふっふっふー・・・"うーちゃんボール2号"は落ちるけどそこまで落ちないフォークだぴょん!」

長波(それ逆に危なくないか・・・?)

江風「けど、打球はセンターまで飛んだ!簡単なフライだけど今の加古さんならやらかすに違いない!」

風雲「加古さん!」

加古「任せとけ!・・・よし!今度こそ!って・・・」

加古(うおー・・雲が集まってまるでベッドみたいだぁ・・・気持ちよさそう・・)

加古(ふかふかして気持ちよさそうだな・・・だめだ・・・寝てるとこ想像したら・・)

加古「スヤァ」

卯月「加古ぉおおおおおおおおおおおおおおお!」

加古「はっ!ええっと・・あった!」パシッ

伊168「アウト!チェンジ!」

江風「ちっくしょー!落とすと思ったのにー!」

加古「舐めて貰っちゃ困るねぇ。あたしはいつだって真面目だよ!」

風雲(さっき寝そうになってたけどね・・)

加古「よーし!次はあたしたちの攻撃だよ!反撃だ!」

一同「おー!」

こうして試合は一進一退の展開で最終回まで縺れ込んだ

卯月「九回裏ツーアウト2.3塁・・サヨナラのピンチだぴょん・・!」

長波(フォアボールを出したら更にピンチになるけど・・・一か八か際どい所で勝負だ!)

松風(わかったよ・・)コクッ

松風「そらっ!」ビュッ

江風(これは・・・打つべきか・・?いや、ボールだ!そうに違いねぇ!)

バシッ

伊58「ストラーイク!バッターアウトでち!」卍

江風「なっ!?ボールだろー!」

伊58「審判の言うことは絶対でち。規定により引き分けでち!」

松風「ふー・・何とかなったか」

卯月「みんなおつかれぴょん!この後チームで打ち上げをするぴょん!」

加古「えー・・あたしはシャワー浴びて寝たいんだけど・・」

卯月「いいからいいから―♪シャワー浴びた後に加古もいっしょに来るぴょん!」

加古「わかったよ・・・じゃあまた後でね・・」

今日はここまでです
魔球に名前を付けそうな艦娘って多そう

タイトルで加古の名作ss思い出したんだけど別の方ですよね?加古が本を出すssなんですが

>>21
はい 別の方です
その話は知りません・・・申し訳ないです

―――――古鷹型の部屋

加古「ふわぁ・・打ち上げも終わったし寝るかな・・」

加古「とは言ってももう昼じゃん・・・もう1日の半分終わってるじゃん・・」

加古「けどあたしは諦めないぞ!今から寝る!」ゴロン

ドドドドド....

加古(またか・・・・)

ガチャ

衣笠「ちょっと聞いてよ!加古!」

加古「次は何だ!?」

青葉「加古さんはカップ焼きそばは何が一番だと思いますか?!」

加古「カップ焼きそば・・?」

衣笠「当然一平ちゃんよね!?ソースとからしマヨネーズが美味しいから!」

青葉「違いますよ!ペヤングこそ至高のカップ焼きそばですから!」

加古「んー・・・あたしはUFOかな」

衣笠「ま・・・また新勢力が!」

加古「いやちょっと待て、最近提督がUFOにハマりだしたのって知ってる?」

加古「おそらく鎮守府全体もそろそろUFOに染まるかも知れないよ?」

青葉「そ・・・そんなことが!?」

加古「さ、と言うわけで帰った帰った 無意味な争いは悲劇しか生まないよー」バタン

加古(ま・・提督がUFOにハマってるのは嘘なんだけどね・・)


提督「うーん・・・UFOがまだ無くならない・・」

古鷹「どん兵衛の再来ですね・・」

加古「さて・・静かになったことだし寝るかな・・」

コンコン

加古「・・・・・・」

コンコンコン

加古(居留守居留守・・・)

コンコンコンコン

加古(・・・・・・・・)

コンコンコンコンコン

加古「・・・・・・」イラッ

コンコンコンコンコンコン

加古「ああああ!誰だよ!ったく!」ガチャ

シーン・・

加古「いたずらかよ・・・あぁああ!折角いい感じで眠れそうだったのにぃ・・・」


時津風「一体いつから あのノックがいたずらだと錯覚していた?」キィー...

加古「何・・・だと・・・?」

時津風「と言うわけでやっほー」

加古「時津風だったのか・・・何の用・・」

時津風「んっとねー しれぇが呼んでるから呼びに来たー」

加古「提督が・・・?」

時津風「何かのミーティングするからだって」

加古「えー・・古鷹から聞くから参加なしって駄目?」

時津風「駄目」

加古「だと思ったよ・・じゃあ行くか・・」

時津風「じゃあ執務室に行ってねー」

加古「あいよー」

一旦ここまでです
続きは今日書けたら書きます

―――――執務室

提督「それじゃあ 今から秋刀魚漁のミーティングを始めるよ」

加古(なんだ・・・秋刀魚漁のことかよ・・)

加古(とりあえず寝ないようにメモでも取りながら話を聞くか・・)

提督「今回も去年と同様、北方海域を中心に集めていくよ」

加古(北方海域かぁ・・北方棲姫は持ってなさそうだけどねぇ)メモメモ

加古(秋刀魚かぁ・・さんまさんま・・さ・・サーモン・・)

加古(この前鳳翔が切ってくれたサーモンの刺身美味しかったなぁ・・・)

加古(お酒にもあうし・・・うーん・・刺身食べたいなぁ)


提督「加古はどう思うかな?」


加古「えっ!?ああ!サーモンが良いと思うよ!」

提督「え・・・?サーモン?」

古鷹「もう!今は秋刀魚について話し合ってるんだよ!」

加古「ご、ごめん・・」

提督「あはは 確かにサーモンもいいよね」

加古「そ、そうだよね!」

古鷹「加古ったら・・」

提督「でも今は秋刀魚漁について話してるんだからサーモンはまた後でね」

提督「とは言ってもサーモンと聞いたら食べたくなってきたよ。今晩お酒と一緒につまもうかな」

ポーラ「提督ー ポーラもお供しますよー♪」

提督「わかったよ 鳳翔にサーモンを使った料理でも作ってもらおうか」

ポーラ「カルパッチョが良いですー」

古鷹「提督、脱線しないで秋刀魚について話し合ってください」

提督「おっと・・ごめんよ じゃあメンバーについてだけど・・」

30分後...

加古「ふわぁ・・やっと終わったよ」

古鷹「何回も寝そうになってたよね。ちゃんとしてよもう・・」

加古「そりゃあ会議は眠たくなるんだし仕方ないだろー・・今度こそ部屋で寝る」

古鷹「あれ?寝てなかったの?」

加古「何度か邪魔があったからね・・・古鷹はどうすんの?」

古鷹「まだ部屋には戻らないから 先に戻ってて 夕飯までには帰ってくるから」

加古「あーい・・・」

短めですがここまでです
最近サーモンのおいしさに気付きました(特に刺身)

>>33
ルイベもいいよ

>>33
炙りってのもいいもんだ

加古「ふわぁ・・・部屋に戻るかな」

ガシッ

加古「んー・・・?何だよ次は・・って」

鹿島「かかかかか加古さん!虫は平気ですか?!」

加古「鹿島じゃん。どうしたのそんなに震えて」

鹿島「虫は平気ですか?!」

加古「まぁ・・いけるけど・・」

鹿島「じゃあ来てもらっていいですか?!」

加古「はいはい・・引っ張らないで・・」

加古(いつになったら寝れるんですか・・ 神さま・・)

――――練習巡洋艦の部屋

鹿島「ああああああれです!」

加古「んーと・・・あれって・・」


アシダカ軍曹「何でこの部屋なんかに来たんすかね?」


加古「アシダカクモじゃん。結構大きいね、久しぶりに見たよ」

鹿島「手のひらサイズの蜘蛛なんて初めてなんですよー!気持ち悪いです!」シッシッ

加古「いや、見た目はそうだけど。実は良い虫なんだよ」

鹿島「良い虫って・・?」

加古「あのサイズのクモはゴキブリを食べてくれるんだ」

加古「んでその餌がいなくなったらすたこらさっさと出ていくんだよ」

加古「だからあのクモは退治せずに放っておいたら得ってこと」

鹿島「そ・・そうなんですか・・・・でも!あの姿は流石に無理です!追い出してください!」

加古「わかったよ・・じゃあまず窓を開けに行くかな・・」

スサササササ

鹿島「いやあああああああああああ!動いたあああ!」ギュッ

加古「おい!急に抱き付くなって!」

鹿島「気持ち悪いし動きも素早いって何なんですかー!」

加古「まぁ落ち着いてって・・鹿島はどこか離れたところに避難しといてよ・・」

鹿島「うぅ・・・」ソー

加古「よし、窓も開けたしこの雑誌で・・ほら、外に行け・・窓開いてるぞー」サッサッ

スサササ...

加古「よーし、後は窓を閉めてっと・・・いっちょあがりー」パタン

鹿島「あ・・・ありがとうございます・・」ヘニャ

加古「じゃああたしは・・・おい鹿島・・横見てみなよ・・」

鹿島「え?」


黒い彗星「この部屋に俺が求めてる物があるらしいが・・」ササッ


鹿島「――――――――――!」

この日 鎮守府全体に鹿島の悲鳴が聞こえたという

数分後...

黒い彗星「バタンキュー」

香取「申し訳ありません・・鹿島がご迷惑をかけて・・」

加古「あー気にすんなって 誰だって近くにいることに気づいたらびっくりするし・・」

鹿島「」チーン

加古「じゃあ後は任せて良いかな・・あたしは部屋に戻るよ」

香取「はい ありがとうございました」

加古「あぁ・・・・もうすぐ夕方だよ・・」

加古「仕方ない、少しだけ昼寝して夜はぐっすり寝るとするかな・・・」ゴロン

ドドドドド....

加古「・・・・」ムクッ

カチャン

加古「・・・・」ゴロン

ドンドンドン カコ!イナイノ?! カコサン!イマスカ!?

加古(居留守居留守・・・もう争うのはやめろよな・・)

イナイネ・・・ ホカノヒトニキイテミマショウ!

加古「・・・・・」

加古(誰でもよかったのならあたしの所に来るなよ・・・)

加古「・・・・・」スヤァ

コンコン

加古(悪いねー・・もう出ないことにしたんだ・・)

コンコンコン

加古(・・・・・・・)

スミマセン リュウホウデス ダレカイマセンカ?

加古(龍鳳・・・?という事は布団が帰って来たのか!?)ガチャ

龍鳳「あ・・加古さん」

加古「・・・・あれ?あたしの布団は?」

龍鳳「それが・・・手伝ってくれた五月雨さんが転んでしまって・・・」

龍鳳「運悪く、加古さんの布団に水がかかってしまったんです」

加古「えぇー・・布団はいつ帰ってくるの・・?」

龍鳳「今日の寝る前までには返すとのことで鳳翔さんが今乾かしています」

加古「うーん・・・お日様の光の方がいいけど・・・まぁ頼んだよ」

龍鳳「はい 乾き終わりましたらすぐ持ってきますね」

加古「うん、よろしくねー」バタン

加古「はぁ・・ついてないねぇ・・」

コンコン

加古(誰だ・・?また龍鳳か?)ガチャ

占守「しむしゅしゅしゅ~」クイクイ

加古「・・・・・・」バタン

占守「あ!待ってほしいっす!お知らせがあるっす!」ドンドン

加古「・・・・手短にね」ガチャ

占守「まず良いお知らせと悪いお知らせの二つがあるっす!どちらから聞くっす?」

加古「んー・・じゃあ良いお知らせからお願い・・・」

占守「その前に・・・しむしゅしゅしゅ~」クイクイ

加古「・・・・・何してんの?」

占守「ほら!加古さんもやるっす!」

加古「・・・へ?何でさ・・早く知らせを・・」

占守「まずは挨拶をするっす!そのためにこの掛け声を一緒にするっす!」

加古「どこの宗教だよ!」

占守「ほら!行くっすよー!しむしゅしゅしゅ~」クイクイ

加古「・・・・しむしゅしゅしゅー・・」

占守「駄目っす!もうちょっと心を込めてするっす!」

加古「うう・・何でこんなことに・・しむしゅしゅしゅ~」

占守「うーん・・・どうせだし占守の動きを真似するっす!」

加古「はぁ?!それは流石に恥ずかしいよ!」

占守「今ならだれも見てないっす!ささ、一緒にやるっす!」

加古「ええ・・・」

加古「・・・・・しむしゅしゅしゅ~」クイクイ

占守「おっけーっす!ではお知らせを言うっす!」

加古(何で休日にこんなことを・・・)

占守「まずは・・・占守たちも秋刀魚漁に参加することになったっす!」テテーン

加古「・・・・・・」

占守「・・・・・・」

加古「・・・それだけ?」

占守「そうっす」

加古「・・・じゃあ悪いお知らせは?」

占守「加古さんの布団がずぶ濡れになったっす!」

加古「それはもう聞いたよ!」

占守「ふっしゅ~・・・先を越されたっす・・」

時津風「あ、占守だ」

雪風「占守さん!こんにちは!」

占守「時津風さんに雪風さん!しむしゅしゅしゅ~」クイクイ

時津風「しむしゅしゅしゅ~」クイクイ

雪風「しむしゅしゅしゅ~」クイクイ

加古(普通にやってるよ・・)

時津風「加古、聞いて聞いてー。残念なお知らせがあるんだー」

加古「あたしの布団が濡れたんでしょ?」

時津風「えー!?何で知ってるのさー!?」

雪風「追記すると、乾き終わるのがフタヒトマルマルぐらいとのことです!」

加古「ということは・・・21時か・・・まぁそれまでに持ってきてくれたらありがたいねぇ」

時津風「じゃあ時津風達は帰るねー」

雪風「加古さん!お疲れ様です!」

占守「しむしゅしゅしゅ~」クイクイ

加古「んじゃ、またねー しむしゅしゅしゅ~」クイクイ


古鷹「加古・・・何してるの?」

加古「げぇえ!ふ、古鷹?!」

古鷹「今のって・・・占守さん達だよね?それにさっきの動き・・」

加古「い、いや違うんだ!あれをしないと知らせを言ってくれなくて・・」

古鷹「ふふ、知ってるよ。一部の駆逐艦や海防艦の中で流行ってるんだよ」

加古「えぇ・・そうなの・・」

古鷹「それよりも元気ないけど、寝てたんじゃないの?」

加古「いや・・・寝れなかったしそれに・・」

加古説明中...

古鷹「そっか・・色々あって寝れなかったり布団が濡れてしまったんだね」

加古「うん・・・雪風曰く、21時ぐらいに乾きそうなんだって」

古鷹「じゃあもうすぐ夕食だし、今から一緒に食べに行こうよ。帰ってきたら布団も戻ってくるだろうし」

加古(ああ・・・結局ゆっくり眠れなかった・・)

今日はここまでです
アシダカクモはもうちょっと可愛さがあったら許せるのに・・・

>>34
>>35
ありがとうございます
また酒のつまみのレパートリーが増えました

―――――食堂

提督「やぁ二人とも。片方は元気なさそうだけど・・」

加古「提督ー!聞いてよー!せっかくの休日なのに一回も昼寝できなかったんだよー!」

提督「それはそれは・・・不運な休日だったね」

加古「というわけで・・・もう一日休みを・・・」

提督「駄目」

加古「うー・・・」ガックリ

提督「とは言っても明日は朝の出撃だけだからその後はゆっくりすると良いよ」

古鷹「すみません提督・・」

提督「こっちもせっかくの休日なのにミーティングに呼んでごめんよ」

カコー!

提督「この声は・・卯月かな?」

卯月「加古ー!今日は何を食べてるぴょん?」

加古「カレーだよ・・・次は別の人に助っ人頼んでよね・・」

古鷹「助っ人?」

加古「野球だよ・・・相手チームに摩耶がいたから・・」

提督「でも楽しそうだったよね。遠くから見てたよ」

加古「提督見てたんだ・・」

提督「視察のついでにね」

卯月「うーちゃんがここに来たのは~加古にプレゼントしに来たからだぴょん!」

加古「プレゼント?」

卯月「じゃじゃーん!睦月型全員で作った手作りのクッキーでーす!」フンス

古鷹「三日月の形やウサギの形・・・たくさんありますね」

卯月「せっかくだからみんなで食べてほしいぴょん!」

提督「念のために聞くけど・・辛いものとか入ってないよね?」

卯月「そんなことするわけないぴょん!しれーかんは疑い深いぴょん!」

提督「前のバレンタインでチョコにタバスコ入れてたの見たんだけどね」

卯月「ぎくぅ!あ、あれはシロップぴょん!」アタフタ

加古「まぁ睦月型全員で作ったみたいだしそんなことはないでしょ ありがとね」

卯月「では!さらばだぴょん!」ダッ

鹿島「あ!加古さん!」

加古「おー鹿島、あれからずっと気絶してたね」

古鷹「どうかしたの?」

加古「ゴキブリが真横にいるのを見て、大声で叫んでそのまま気絶したんだ」

提督「鎮守府内に響いた叫びはそうだったんだね」

鹿島「もうあんなのは見たくないです・・」

古鷹「私もあまり見たくはないですね・・」

鹿島「あ!そうだ!加古さん、クモとアレを退治してくれたお詫びでこれを・・」

加古「んー・・?コーヒー豆?」

鹿島「私がいつも飲んでる奴で少しですがおすそ分けを・・」

古鷹「寝坊助の加古にとってはいいプレゼントだね」

加古「そんなわけあるかぁ!でも、ありがとうね。部屋でゆっくり飲むよ」

鹿島「はい!では失礼します」


提督「加古はいろんな艦娘と遊んだり助けたりしてたんだね。通りで眠れないわけだよ」

加古「あと衣笠と青葉もね・・・何でいつもあたしの所に来るのか・・」

古鷹「また部屋に戻ったら来そうだね・・・」

提督「うーん・・・古鷹、後の執務は僕一人でやるから加古と一緒に部屋に戻ってもいいよ」

古鷹「え?でも・・」

提督「そんなに量は多くはないし、少しぐらい遅くなっても僕は大丈夫だから」

古鷹「それでは、お言葉に甘えて・・加古、部屋に戻るよ」

加古「おー・・・そうだ古鷹・・・ついでだしさ・・」

古鷹「え?・・・うん、いいよ。それでは提督、失礼します」

提督「うん、また明日ね」

提督(ウサギの形をしたクッキー・・・卯月が作ったのかな?・・・睦月型全員で作ったって言ってたし・・大丈夫かな・・)パクッ

提督「辛っ!」

―――古鷹型の部屋

ガチャ

衣笠「加古ー・・・いる?」

青葉「あのー・・ちょっとお話が・・」

古鷹「しー、今ゆっくり寝てるから・・」

加古「スヤスヤ」

青葉「古鷹さんの膝枕ですか・・いいですねぇ」

古鷹「加古から聞いたよ、お昼寝の邪魔を何度かしたって・・」

衣笠「う、うん・・・それでさっき提督に怒られて・・」

青葉「それで謝罪を・・」

古鷹「加古も許してくれると思うよ。謝罪はまた明日でね」

青葉「はい・・それにしても幸せそうですね」

衣笠「古鷹も提督に膝枕してあげたことあるの?」

古鷹「うーん・・・まだないかな・・」

青葉「なーんでしないんですか!いつも一緒にいるのに」

古鷹「だ、だって・・」

コンコン

古鷹「はい、どうぞ」

龍鳳「失礼します、お布団乾き終わりました・・・加古さんはもう寝ているんですか?」

古鷹「今のところ仮眠ですね。でも後は大丈夫です。布団を敷いてもらってもいいですか?」

龍鳳「はい」

ファサ...

古鷹「加古、布団が戻って来たよ。布団で寝てね」

加古「うん・・・」シュルリ

衣笠「まるで蛇みたいな動きだったよ!?」

龍鳳「そんなに布団が待ち遠しかったんですね・・」

加古「・・・・」スヤァ

古鷹「・・・うん。もう熟睡モードだからちょっとやそっとでは起きないよ」

青葉「この間数秒・・・」

衣笠「じゃあ私たちも帰ろっか」

青葉「そうですね。古鷹さん、おやすみなさい」

龍鳳「私もこれで・・おやすみなさい」

古鷹「うん、おやすみ」バタン

古鷹「・・・・お疲れさま、加古」

加古「・・・・・」スヤスヤ

――――翌日

ドーン ドーン

加古「よっしゃあ!どんどんいくよぉ!」

摩耶「加古の奴元気だなー」

古鷹「昨日はゆっくり寝ましたからね」

摩耶「でも、結構邪魔が入ったって・・」

古鷹「少しの時間、元気をあげたんです」フフ

摩耶「・・?」

加古「古鷹!付いてきてよー!」

古鷹「加古、あまり無茶しちゃだめだからね?」

加古「わかってるよー!この出撃が終わったら」



加古「布団があたしを待っているんだから!」

以上でこの話は終わりです

そろそろ毛布を出す時期になってきましたね
炬燵?知らない子ですね

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