【デレステ】渋谷凛 「結婚したい」 (63)

凛「ねぇプロデューサー、日本で結婚式が多い月って10月らしいよ」

2人しかいない事務所で私は担当プロデューサーにそう言った。

プロデューサー(以下P表記)「そうなんだ、6月じゃないのか?」

凛「うん。ヨーロッパでは「6月に結婚すると幸せになれる」って言うらしいけど、日本だと梅雨だからね。10月だと天気も安定してるし、暑くもないし寒くもないから」

P「ふーん、てかどうしていきなりそんな事を?」

凛「うち花屋だから、結婚式用の花も取り扱っているの。この時期注文が多いんだよ」

凛「あとこの前ウエディングの仕事あったでしょ」

P「ああ、あの企画は大成功だったな。スポンサーさんも喜んでいたぞ」

凛「うん。そんな事があるから、私さ、ふと思ったんだ」

P「ん?」

凛「私、結婚したい」

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プロデューサーは少し驚いていた。私は慌てて訂正する

凛「あ、別に今すぐってわけじゃないよ。けどいつかは結婚できたらなって」

P「分かってるさそのくらい、凛ならきっといいお嫁さんになれるだろうな」

どうやらプロデューサーは意味を正しく受け取ってくれたらしい。結婚は女性の憧れだからね

凛「もう、褒めたってなんも出てこないよ」

P「お世辞だとは思ってないさ」

それから私たちはしばらくの間結婚の話をしていた。どんな場所で結婚式をあげたいか、ウエディングドレスは何色がいいか、アイドル皆呼んだら大変だな、とか

そんな話をしている時不意に私はこう言ってしまった

凛「私って、どんな人と結婚したいんだろう?」

P「ん~?それはこの後の人生でゆっくり決めていけばいいじゃないか」

プロデューサーはそう言ってくれたけど私はいまいち腑に落ちなかった

私は悩みながら家に帰ることになった

~家までの帰り道~

凛(どんな人と結婚したい、か)

凛(普通結婚する相手って好きな人だよね)

凛(好きな人…卯月、未央、加蓮、奈緒、って違う!卯月たちは好きでもlikeの方。あと女だし)

凛(あとは…プロデュ)

凛「んっ!」

凛(いやいやいや、ないないないない)

凛(だってあのプロデューサーだよ!初めて会った時いきなり「アイドルにならない?」って言われて、色々言い合っていたら警察の人が来ちゃって)

凛(あの時私が助けなかったら今頃どうなってたか)

凛(たまに仕事でミスするし、ダイエット中って言ったのに私の好きなケーキ買ってくるし、私が仕事がない休日には家の店先に来てハナコの散歩にまで付き合うし)

凛(けどいきなりハナコに引っ張られた時のプロデューサーの顔、可笑しかったな、また今度一緒に)

凛(ってだから違う!また私プロデューサーのこと考えてた。これじゃあ本当に…)

凛(とにかく!プロデューサーはない、絶対にない!)

~次の日の朝~
朝食を食べ終わり学校に行くまでに時間があったから私は朝のニュース番組を見ていた

「ここからはエンタメです。まずは今日未明に人気俳優が突然の結婚発表、お相手はあの人気女優でした」

凛(あ、この人結婚したんだ。)

前に私がゲストで少しでたことのあるドラマの主役の人だった。ドラマ内での絡みが無かったから直接あったことはないけど。

なんでもお相手は今売れに売れている人気女優、1年前の映画での共演がきっかけだとのこと。

凛母「凛、早く着替えちゃいなさい」

私はそう言われたから「はーい」と返事してテレビを見るのをやめた。

~学校 お昼休み~
友達A「ねぇ凛!今朝のニュース、見た!」

凛「見たけど、どうしたの?」

友達B「どうせアレでしょ、結婚」

友達A「そう!も~マジショックなんだけど~」

友達B「けど相手がアレじゃあ、勝ち目ないでしょ」

友達A「そうなんだけどさ~」

凛「まあまあ、こんな事言うのもなんだけど、またお気に入りの人見つけられるよ、ね?」

友達A「くっ、これがアイドルの余裕ってヤツか!くそ~、私もその容姿欲しい!」

凛「ちょっと、そんなんじゃないって」

友達B「アンタはコロコロ好みのイケメン変わるからって意味だよ」

友達A「なんだと!」

友達B「そうでしょ、凛」

凛「あはは…」

友達A「否定しろよ!」

凛「けどいきなり結婚発表は少しびっくりしたかな」

友達B「確かに熱愛か!とかじゃなくていきなり結婚!だったからね」

友達A「いいな~、アタシもあんなイケメンと結婚したい~!」

凛「ねぇ、イケメンだから結婚したいの?」

友達A「ん?そりゃあなんてったって男は顔でしょ!性格なんて後から変えられるでしょ」

友達B「うわっ、趣味悪っ」

ナンダト!ダカラカレシデキナイノヨ

凛(結婚する理由は顔や性格なのかな?)

~凛の部屋~
学校から帰ってきた私はベッドの上でうつ伏せになって考え事をしていた

あれから分かったことは、私は顔や性格で結婚したい人を選んでいないということ

確かに今日結婚発表した人はイケメンだ。プロデューサーなんかよりもずっと、けどなんか違った

まぁ別にプロデューサーの顔もわるくないけど、たまに空気読まない性格がね、って


私、またプロデューサーのこと考えてた

なんで比較対象がプロデューサーなんだろ、別にお父さんでもいいのに

なんか

凛「調子、狂う」

~次の日 事務所~

P「凛、この前ブライダルの話しただろ。」

凛「う、うん」

P「なんと!またあの会社から凛にオファーが来たんだ!」

凛「本当に?」

P「ああ、この前のが大好評だったので第二弾を、とのことらしいぞ」

凛「そっかぁ…うん、またできて嬉しいよ…」

P「凛、なんかいまいち反応が悪いな…あ、もしかして!」

凛「な、何?」

P「結婚する前にウエディングドレスを着ると結婚出来ない、ってジンクス信じてるのか?」

凛「いや、そうゆうわけじゃないけど」

P「大丈夫だよ凛。お前はいつか素敵な人を見つけられるさ」

(何も分かっていない)

私は心の中でそんな無茶をプロデューサーにぶつけてしまう

プロデューサーは私の心の中まで分かってくれない 私だって自分の心が今分からない

いや、本当は気づいてる 分かっている けど分かりたくないんだ

私は認めたくないのだ 分かってしまったら色んな物を失ってしまいそうで


この気持ちを失ってはいけない じゃあどうすればいい? 分からない


私は自分の気持ちが分からない

あの後プロデューサーとの会話もよく覚えていない 私はとぼとぼと家に向かって帰っていた

家に帰るとちょうどお母さんが店の出先に出していた花を店の中に入れていた

凛母「あ、凛。お帰り。今日はもう店閉めるから手伝ってくれる?」

断る理由も無いので私も花を店の中に入れる 悩んでたって仕方ない

私は今の悩みを思い切ってお母さんに相談してみることにした

けどさすがに直接言うのはアレだからちょっと話題をずらして…

凛「ねぇ、なんでお母さんはお父さんと結婚したの?」

凛母「何?いきなりどうしたの?」

凛「気になったから」

私の真剣な顔がでていたのかもしれない お母さんはそれを読み取ったのか

凛母「今お父さんもいないからいいか…」ボソ

凛「え?」

凛母「夕飯作るから手伝って、その時に話してあげる。」

その後夕飯を作りながらお母さんは話してくれた

凛母「私ね、子供の頃漫画や小説みたいな恋してみたいなーって思ってた」

凛母「白馬の王子様、はさすがにないけど、角でぶつかったヤツが転校生だった!とかね」

凛母「けど現実は厳しくて、汚くて、冷たかった。そんな事がある世界じゃなかったの」

凛母「それでも私は認めたくなかったの。だってそんなつまんない世界いやじゃん」

お母さんも答えを知っているけど認めたくなかった 今の私と同じ


凛母「けどね、そんな時にお父さんと出会ったの」

凛母「最初は恋だの愛だのそんなのは一切感じなかったね。よくケンカしたなー」

凛母「けどいつのまにかよく会うようになったの、一緒にいるようにもなった」

凛母「なんでかは分からなかった、ただ単に楽しいからかな、って思ってた」


凛母「そしたらね、お父さんに告白されたの、「好きだ」って。」


凛母「自然に「私も」って答えてた」


凛母「いつのまにか、お父さんのこと、好きだったの」


凛母「お母さんね、その時初めてこの世界での恋の仕方をしったと思う」


凛母「何か劇的な変化があるわけじゃない。少しずつ気持ちが変わっていって、恋になるの」

凛母「例えば、ちょっとした気遣いが嬉しかったり」

凛(ちょっとした気遣い…)

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P「凛ー、お前が好きな〇〇〇のケーキ、買ってきたぞー」

凛「プロデューサー、私この前言ったよね。「今私ダイエット中」って」

P「あれっ、そうだっけ?」

凛「そうだよ!はぁ~、とにかくそれは今は要らない」

P「え~、せっかく凛のために30分並んで買ったのに~」

凛「…」

P「凛今ライブ前で練習多いから疲れているから元気だしてもらうと思ってたんだけどな~」

凛「んっ!もういいよ!ケーキもらう!」

P「え、けどダイエット中…」

凛「今のを聞いて食べない方が悪いよ!ほら!ちょうだい!」

P「あ、ちょっと待ってろ!今皿とフォーク持ってくるから!」

凛「プロデューサー」

P「ん?」

凛「ありがと」
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凛母「何でもないことが楽しくみえたり」

凛(楽しく…)
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凛「あ!プロデューサー!ハナコ!ちょっと待って!」

凛「あー、行っちゃった。ふふふっ」

凛「おもいっきりリード引っ張られた時のプロデューサーの顔、面白かったな」

凛「さてと、そろそろ助けに行くかな」
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凛母「その流れで付き合って、結婚までしちゃった」

凛母「これがお母さんとお父さんが結婚した理由」

凛母「こんなこと、お父さんにいるところじゃ話せないから」

凛母「いつのまにか好きになってました、なんて恥ずかしくて言えないよ」

凛(いつのまにか…か)

凛母「凛」


凛「何?」


凛母「あなたが今何に悩んでいるかはお母さんには分からない」


凛母「あなたはアイドル。皆に幻想を見せて自分を輝かせるの」


凛母「けど何か大切なことを大切な人に伝えたい時くらい、本当の姿で、素直な気持ちを伝えなさい」

~凛の部屋~
私はアイドルだ 最初は成り行きだったけどアイドルになろうと頑張った
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友達A「くっ、これがアイドルの余裕ってヤツか!くそ~、私もその容姿欲しい!」

凛「ちょっと、そんなんじゃないって」
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私は気付かない間にアイドルになっていた だから人を好きになってはいけないと思ってた

けどとある人のことを好きになってしまった 女の子だから当たり前、なのかな


けど断られるのが嫌で、今までの関係が消えちゃいそうで 全部失いそうで


だから分からないフリして気持ちを抑えてた そうすれば失わなくてすむから


けど、お母さんの話を聞いて分かった 分かっちゃった

凛「ふふっ、あーあ、負けちゃった」


何だか勝負に負けた感じ けど心はすっきりしていた 自分の気持ちが分かった


本当、好きな人の名前も言えないなんて


私はアイドルとしても、女の子としても半人前だ

今ならしっかりと言える


凛「私はプロデューサーが好き」

さて、と


この止まらない気持ちどうしようか


答えは出ている


凛「素直に、ぶつける」

~数日後 撮影現場である式場の控室~

凛「プロデューサー」


P「凛、着替え終わったか。この前も見たが似合っているぞ」


凛「うん、ありがとう」


凛「あのさ、プロデューサー」


P「ん?何だ」

凛「前にさ、「私って、どんな人と結婚したいんだろう?」って言ったよね」


P「あぁ、何かそんな事言ってたな」


凛「結婚したい、ってことはさ、その人のことが好き、ってことじゃん」


P「まぁ、だいたいはそうだな」


凛「私ね、好きな人、見つかった」

P「は?お前、それどうゆう」


凛「プロデューサー」





凛「私はプロデューサーのことが、好き」



P「え…」


私、言えた。


好きな人に「好き」って言えた。けど、

凛「何も言わないで」


P「へ?」


凛「まだ何も言わなくていいよ」


凛「だって、私たちの関係はまだ始まったばかりでしょ。これから一緒に進んでいけばそのうちわかるよ」


凛「だから、今はまだ答えを出さないで」

私はまだプロデューサーの気持ちを知る必要がないし知りたくもない


プロデューサーにはちゃんと考えてもらいたいから


それが私にとって悪い結果であっても

P「凛、お前…」


凛「あ、でも…」


そう言って私はプロデューサーに近づき


凛「んっ」チュ


プロデューサーにキスした

凛「これが今の私の気持ち」


もう、自分の気持ちに嘘をつきたくないし、


誰かに取られそうになる前にしるしをつけておこう


私のキスのしるし

凛「さ、行くよ、プロデューサー。撮影始まっちゃうよ」


ほぼ放心状態のプロデューサーにそう言うと


P「お、おい!凛!待てって!」


私の元に駆けつけてくる さぁ、仕事仕事

凛「あのね、プロデューサー」


P「こ、今度はなんだよ」


凛「私、今、スゴくドキドキしてる」


凛「たぶんさ」




凛「さっきのキスで

  もっとプロデューサーのことが好きになっちゃった」

~エピローグ~
「おい、もう準備できたか」


「うん。そっちは?」


「こっちもOK。今ちょっと式場見てきたけど凄かったぞ、卯月なんてもう泣いてた」


「卯月は相変わらずだね。けど驚いたよ、あの時の式場で結婚式を挙げるなんて」


「驚いた、って言うならあの時の俺の方が驚いてるよ、あの時いきなりお前に「好きだ」なんて言われて」

「あぁ、もうあれから10年以上たっているんだよね、あっという間のような、長かったような」


「本当、あの時はずっーと頭に?マーク浮かんでた。もうちょっと言いようがあったろ」


「しょうがないじゃん、あの時は必死だったんだから。あ、でさ」


「ん?なんだ」


「あの時の答え、聞かせて」

「あぁ、あれからもずっとお前の横にいた」


「あの時は知らなかったお前の悪いところも、凄く良いところも全部見た」


「そして決めた」

「あの時はまだ答えられなかった。だから、今日」


「今日、この時だから言う意味があると思う」



「俺も、凛のことが好きだ」



「私も、大好きだよ、プロデューサー」

※注意※
このSS内で出てきた結婚感、結婚論は全て作者の個人的考えです。
1人ずつそれぞれの結婚に対する感情があると私は思っています。
私の考える「結婚」とは、でこのSSを書きました。
ここまで読んでくださって本当にありがとうございました。

↑しまった!自演したのがバレた!
もうここに用はない!逃げるぞー!

ウオオオオオオ!(パリーン)

ハーハッハッ サラバダー

昨日は本当にすいません
ほんの出来心だったのです 「これ自分でやったらどうなるのかなー?」って思って
コメ打ったらまさかWi-Fiの関係で自演がおもいっきりばれるという どうしたらいいか分からなくあんなコメ打ってしまいました
10月10日は自演をしてしまった日として私の胸の中に残り続けるのでしょう
皆さん、自演がバレてしてしまったらできるだけすぐに何か行動した方がいいと思います
本当にすいませんでした。

前に書いたものです。読みづらいと言われたものですがお時間がある時に読んで頂けたらありがたいです。

【デレマス】タクシー運転手「お客さんはアイドルとプロデューサー」【デレマス】タクシー運転手「お客さんはアイドルとプロデューサー」 - SSまとめ速報
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【デレマス】タクシー運転手「お客さんはアイドルとプロデューサー その2」【デレマス】タクシー運転手「お客さんはアイドルとプロデューサー その2」 - SSまとめ速報
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