モバP「ヤンデレなんているわけないじゃないですかwww」 (16)

ちひろ「はあ」

モバP(以下P)「ヤンデレってアレでしょ?」

P「相手の事が好きすぎて他の女の子に攻撃的になるとか」

P「相手の事を知りたすぎてストーカーっぽい事しちゃうとか」

P「そういった病んでる女の子達のことですよね?」

ちひろ「まあ、そんな感じですね」

P「そんな女の子いるわけないですよwww」

ちひろ「はあ」

P「確かに、俺もヤンデレいいなーとか思ってた時期もありますけど」

P「現実にはそんな女の子いないって気づきましたよいい加減www」

P「まあ今でもたまに居たらいいなって思いますけどね、所詮は創作物ですよwww」

P「まあ、そんな感じなので、ちひろさん」

ちひろ「はい」

P「戻りましょうか」

ちひろ「はい」

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ちひろ「ところでプロデューサーさん」

P「はい?」

ちひろ「小指の絆創膏、どうしたんですか?」

P「ああ……これですかwww」

ちひろ「はい」

P「まゆに頼まれたんですよwww」

ちひろ「まゆちゃん、ですか」

P「まゆ、大きなライブの前に不安がってたみたいで……」

P「ご褒美をあげるから頑張ってこいって言ったんですよね」

P「そしたらライブ大成功、期待以上でしたね」

P「成功のご褒美は何がいいかって聞いたらwww」

ちひろ「はい」

P「小指におそろいの赤い糸を縫い付けて欲しいってwww」

P「で、縫い付けたんですよwww」

ちひろ「……はい」

P「しばらくしたら化膿してきちゃって」

P「そしたら! まゆが絆創膏をつけてくれたんですよ!」

P「いやあ、まゆは本当に優しい子ですよ」

ちひろ「そうだったんですね」

P「はい」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「はい?」

ちひろ「左手首の包帯、どうしたんですか?」

P「これですかwww」

ちひろ「はい」

P「志希が、調子が悪いって言うので」

P「何か出来ることはないかって聞いたら」

P「俺の血が飲みたいって言われたことがあってwww」

ちひろ「はい」

P「で、手首切って血を飲ませたことがあったんですよwww」

P「そしたら、事ある事にせがまれるようになってwww」

P「ほら、最近志希調子いいでしょう?」

ちひろ「絶好調ですね」

P「俺、貧血なわけでもないし別に血液くらい大したことじゃないじゃないですかwww」

ちひろ「はい」

P「志希はああ見えて繊細ですから。なるべく希望には応えてあげないと」

ちひろ「なるほど」

P「はい」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「はい?」

ちひろ「右手首の包帯は?」

P「ああ、これはですねwww」

ちひろ「はい」

P「文香が、心配だからシルシを付けておきたいってwww」

ちひろ「文香ちゃんですか」

P「はいwwwほらアイツ本好きじゃないですかwww」

P「本って分かりやすいようにしおり挟むじゃないですかwww」

ちひろ「そうですね」

P「そのしおりと同じで、俺が文香の傍にいる証として自分の名前を手首に刻んで欲しいってwww」

ちひろ「はい」

P「手首に『文香』って文字をつけてもらったんですよwww」

P「彫刻刀左手で握るのは難しいんで文香にやってもらいましたwww」

P「文香は優しいなあ」

ちひろ「そうですね」

P「はい」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「はい?」

ちひろ「これ、なんだかわかりますか?」

P「これは……コンセントですよね? 複数に分けるやつ」

ちひろ「はい」

P「これが、どうかしたんですか?」

ちひろ「別に」

ちひろ「プロデューサーさんには関係ないんですけど」

ちひろ「こういう形の盗聴器、多いんですよ」

P「はあ……ずいぶんいっぱいありますね」

ちひろ「はい、6つありました」

P「はあ……それで?」

ちひろ「いえ、なんでもないんです。ごめんなさい」

P「はあ……」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「はい?」

ちひろ「担当している子たちから、プレゼントを貰ったことがあると思います」

P「ああ、みんないい子たちですから、結構な頻度で貰いますね。自慢じゃないですけど」

ちひろ「そういった物は、どうしてますか?」

P「どうしてって……飾ったり、実際に使用したり、ですかね。まさか、捨てたりなんか一回もしてませんよ」

ちひろ「これ、なんだかわかりますか?」

P「黒いビー玉……ですか?」

ちひろ「いえ、ぬいぐるみの目の部分ですね。中に小型カメラが入っています」

P「はあ……」

ちひろ「これは、なんだかわかりますか?」

P「ネクタイピンと、ただのキーホルダー……じゃないですか?」

ちひろ「そうですね。ただの、GPS発信機がついているだけの物ですね」

ちひろ「まあ、別にプロデューサーには関係ないんですけど」

P「はあ……」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「はい?」

ちひろ「家に帰ると家具の配置が微妙に変わっていたりしたら、怖いですね」

P「まあ、そうですね」

ちひろ「ある部屋に落ちていた毛髪の種類を調べると、10人以上の人間が出入りしていたのが分かっています」

P「……新しいサスペンスドラマか何かですか?」

ちひろ「いえ、忘れてください。なんでもないです」

P「はあ……」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「はい?」

ちひろ「昨日の夜は何をしていましたか?」

P「昨日は……確か美優さん達と飲みに行きました……それで……」

ちひろ「それで?」

P「それで……」

P「……すみません、覚えてないんです……」

ちひろ「なんで飲みに行ったかは? どこで飲んだかは?」

P「……いえ」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「はい?」

ちひろ「ここが、どこか分かりますか?」

P「どこって、事務所でしょう」

ちひろ「……」

ちひろ「……ここ、病院ですよ」

P「……?」

ちひろ「ここ、社長とお医者様しか知らないんですよ」

P「……じゃあ、なんで貴方が?」

ちひろ「プロデューサーさんが一番始めに担当したアイドルは?」

P「……凛と卯月ですけど」

ちひろ「私は、それよりも前からプロデューサーさんと面識がありますね」

P「まあ……そうですね」

ちひろ「そういうことですよ」

P「……どういうことですか?」

ちひろ「プロデューサーさん」

P「はい?」

ちひろ「確かに、ヤンデレなんていませんよね」

P「……そうですね」

 おわり

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