春香「ハンチョウ」千早「765署プロデューサー班」 (26)

このSSはフィクションです。
実際の団体、個人等には一切関係なく
公式とも何も関係ございません。

・アイマスメンバー全員に役割を持たせた為に
犯人、被害者などにオリジナルキャラが登場します。
・初SSなので何か不備などございましたらどんどん指摘下さい。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1361547389

『警視庁から各局に入電、警視庁から各局に入電、××区××質屋で強盗事件発生 犯人は3名で刃物を所持し現在逃走中、繰り返す…』


?××区・路地裏?


ダッダッダッダ……

強盗A「はっ…はぁはぁ……!」

強盗B「はぁっ…畜生!なんで逃走用の車あんな場所に止めたんだよ!?」

強盗C「くっ…あんな路地にまで警察の車検がくるなんて思わねーだろ!?」

強盗B「本当にツいて無さすぎだぜ…!なんてタイミングで白バイが居やがったんだ…」

強盗A「はっ…まぁでも…離れた場所で気付いただけ良かったぜ…!もう少し近付いてたら、あの白バイ女に何されるか…」




まてー!止まれー!




強盗B「良くはねーだろ!もう警察から追われてるしよぉ!」

強盗A「ちっ…仕方ないな…とりあえず別れて奴等を撒こうぜ!後でCの家に!」

強盗C「わかった!」強盗B「ああ!」


ダッダッダッダ…

ダッダッダッダ…

強盗C「はぁ…はっ…!」

バッ

??「待ちなさい!」

強盗C「く……なんだテメーは!」

??「警察よ!抵抗せずに降伏なさい!」

強盗C「はぁ!?テメーみてぇな女に俺が止めれるのか…」

スッ…

?「女だからってそんな風に見てたら…」

強盗C「!?」

バン!!

?「こんな風に後ろに回り込まれて押さえ込まれちゃうよ?千早!」

千早「ええ!」

カチャリッ!

千早「真!お疲れ様!」

真「へへっ、やーりぃ!千早こそ注意を引き付けてくれててありがとう!お陰で簡単に捕まえられたよ!」

千早「ふふっ…チームワークの勝利ね…」

強盗C「畜生…畜生…っ!」

真「さて、あとは2人…」

千早「皆は大丈夫かしら…?」






ダッダッダッダ…!

強盗B「はっ、はっ…!」

??「ま…まってぇー!」

強盗B「はぁ…くっそ…あの女どこまで着いて来やがるんだ…!はっ…」

??「ひーん!まっ…まってー!」

強盗B「ちっ…次の曲がり角で撒いてやらぁ!」

強盗B「はぁ…はっ…よっし!ここで…」

???「うっうー!止まってくださーいっ!」

強盗B「さ…先回りだぁ!?ち…畜生!どけぇえええっ!!」

???「わっ!?危ないっ!!うっ……」スッ…

???「うーっっ!!」

ドォオン!

強盗B「ぐぎゃっ!!?」

??「お…追い付い…!?わぁ……背負い投げ……」

???「あ!雪歩さん!手錠お願いします!」

雪歩「えっ…は、はいっ!」

カチャリ!

???「うっうー!やりましたー!雪歩さん、はーい…」

雪歩「た…たーっち!あ、ありがとう…やよいちゃんが先回りしてくれてたお陰で助かったよぅ…」

やよい「いーえ雪歩さんとの協力あってこその先回りですよー!いぇい!」

強盗B「」キュウ

強盗A「はぁ、はっ…っ…ど…どうやらなんとか撒けたみたいだな…あとはアイツ等と上手く合流できりゃ…!」

ザッ!

?「待てっ!」

強盗A「!?…なんだお前…!」

?「警察だ、抵抗せずに大人しくしろ」

強盗A 「へ…一人かよ…なら…!」スチャ

?「……」

強盗A「ほら!早く退きやがれ!本当に刺すぞっ!」ブンブン

?「……」

??「……もしもーし、後ろにもいますよ?」

強盗A「なっ!?」

?「今だ!たぁっ!」

バッ!

強盗A「ぐあっ!は…離せ!」

?「天海!凶器の確保!」

春香「はいっ!」ガシッ

?「よし…たぁっ!」

強盗A「ぐ…はっ……」バタ…

春香「おおっ…さすがはプ…じゃなかった……ハンチョウ!あっという間に叩き伏せちゃった…」

P「ふー…天海、ご苦労さん…手錠頼む」

春香「了解ですっ!……あ、あれ…?」

P「…天海、お前まさか…」

春香「すみません…署に…忘れてきちゃいました……」

P「……全く…俺が手錠をするから、お前が押さえててくれ…」

春香「は、はいっ!すみません!……きゃあっ!!」

ビターンッ!!

P「!?……だ、大丈夫か?」

春香「え、えへへ…だ、大丈夫ですっ!」


カチャリ!

春香「プ…ハンチョウ、すみません…肝心な所で私…」

P「まぁこれから気をつけてくれれば良いさ、お前のドジは見慣れてるからな」

春香「ほ、本当にすみませんでしたっ!」

P「もう大丈夫だって…ほら、元気良く明るくがお前のモットーだろ?」

春香「…はい!天海春香!以後気をつけますっ!」

P「ははは…よし、それでこそ天海だ、ん…?」ブルルル…

P「俺だ…如月か、残りの犯人は…そうか!逮捕したか…!ご苦労様、ああ…こちらもすぐ戻る…」

春香「千早ちゃん達も上手くいったみたいですね!!」

P「ああ、よし!俺達も署に戻ろう!」

P「…ん?盗品が幾つかこぼれてるな……コレは?」

765署・刑事課強行犯係



課長「やぁ?諸君!ご苦労だったねぇ!しかし流石は我が765署が誇る強行犯係だ、電光石火の捕物帖だったそうじゃないか!」

春香「課長、おだてられても私達のやる気はそう簡単には上がりませんよ」

真「そうそう!せめて本庁から金一封みたいなご褒美があったら教えて下さい」

課長「なっ…君達ィ!私は悲しいよ!誇り高き正義の味方の警察がそんな事を期待などと…」

やよい「正義の味方はとーっても好きなんですけど、誇りじゃおなかいっぱいにはならないかなーって」

春香「ただでさえ緊張感だらけの職場なんだから待機中くらいはゆっくりしたいですよ?」

千早「…春香、あなた今日手錠忘れてたらしいじゃない」

春香「!?、な…なぜそれを…」

千早「さっきハンチョウから聞いたわ、春香の手錠一緒に探しておいてやってくれって」

春香「ふぬぬ…そんなに私だけじゃ頼りにならないのか…!」

雪歩「…春香ちゃん、ちなみに見つかったの?」

春香「のワの」

千早「…どこに置いたのか探しましょ」

春香「おっかしいなぁ…綺麗にしてるんだけどなぁ…」

タッタッタッ…

P「天海、手錠見つかったぞ!」

春香「!!、ど…どこにあったんですか!?」

P「署の玄関階段の隅っこに落ちていたのを交通課の響が拾ってくれていたそうだ」

春香「ありがとうございます…響ちゃんにも後でお礼言っとかなきゃ…」

課長「君ィ!君からも彼女達に言ってやってくれたまえ!普段からも精神を鍛える為にやる気を持って業務に取り組む様にと…」

P「ははは…課長大丈夫ですよ、ウチはなんだかんだで皆真面目ですから」

真「何か事件があればすぐに解決しちゃいますよ!安心しといてくだいって!」

ヌッ

??「では早速事件の解決をお願いしとうございます…」

一同「!?」

P「!!…た、貴音か…音もなく紛れてたからびっくりしたぞ…」

貴音「ふふふ、失礼しました…それよりあなた様、鑑識に出された盗品の中に妙な物が…」

千早「ハンチョウ…わざわざ盗品を鑑識に回してたんですか?」

P「ああ、質屋の盗品の中に気になってる物があってな…」

P「それで貴音…頼んでおいた物からは…」

貴音「はい、拭き取られてはいましたが調べれば血痕後がしっかり残っていました…」

雪歩「け…血痕…!?」

やよい「いったい何を調べたんですかー?」

P「盗まれた宝石の中に盗難届けが出されていた宝石に似た物があってな…それがオーダーメイドの珍しい形だったから覚えていたんだが…」

真「でもなんでその宝石から血痕が…?」

貴音「宝石の所持者は伊東三咲…半年前に殺害されているのです…」

千早「えっ…!?」

春香「亡くなって…るんですか…?」

P「……」


少ないですがOPまで書ききったので今日は失礼します…

おつ!

おつー

OP
https://www.youtube.com/watch?v

強行犯係・会議室


P「事件の被害者は伊東三咲、当時38歳…死因は腹部を刃物で数回刺されての出血死で現場は被害者宅近くの公園、犯行時刻は夜12時、被害者は財布などは持ってきておらず身に付けていた金品類はオーダーメイドで作った星形のネックレスのみ…」

春香「その時に身に付けていたネックレスが…」

P「ああ、今回質屋から盗まれた物だ」

真「それが奪われていた…って事は、強盗殺人ですか?」

P「いや、被害者はどうやら誰かに呼び出されてその公園に行ったらしい」

雪歩「えっ…じゃあ、その呼び出した人が犯人で間違いないじゃないですか…?」

P「ああ、まぁそうなんだが…」

千早「…思い出しました、当時の事件…確かその犯人って自殺したんじゃ…」

雪歩「え…?」

P「その通りだ、伊東三咲を公園に呼び出したのは彼女の会社の同僚の高林美也子、当時35歳…死因は自宅で凶器の刃物を使用した脈切りだったらしい…凶器から高林の血痕の他に被害者である伊東三咲の物も確認できた事から彼女が犯人だと断定された」

千早「高林さんが自殺したのは伊東さん殺害後の三日後でしたね…」

雪歩「えっと…じ、じゃあ犯人の高林さんが自殺する前にネックレスを質屋に?」

P「その時は本庁の調査だったらしいが高林の自宅からはネックレスは見付からなかったそうだ、だから本庁もどこかに売り払ったんじゃないかと捜索してたんだが…」

千早「確か御遺族がもうネックレスは探さなくていいと言ってきたんですよね?」

P「そうだ、被害者の家族…と言っても結婚前だったかな…夫になるはずだった星井紀一がネックレスの捜索を断ってきたんだ…」

やよい「なんで奥さんの遺品なのに探さないでほしかったんでしょーか…」

P「妻が亡くなりこれ以上彼女を思い出す物は見たくない…と言っていたそうだ、一応まだネックレスの捜索は続いているが遺族の希望もあって捜査はほとんど終了していた様だ…」

真「それってなんか酷くありませんか!?」

春香「そうですよ!好きだから結婚するはずなのに思い出したくないって…」

やよい「なんだかとっても淋しくなりませんか……?」

P「そうだな…高槻の言う通りだ、遺品が見つかったんだ…せめて遺族に確認を取ることは必要だろう
如月、お前は高槻と一緒に遺族の所に行って被害者のネックレスかどうかを確認してきてくれ」

千早「はい」

やよい「わかりましたー!」

P「それと菊地、萩原 お前達は今回被害にあった質屋に行ってこのネックレスをいつ誰が売買しに来たのかを調べてほしい」

真「はいっ!」

雪歩「わ、わかりました…」

P「天海、お前は俺と本庁の当時の事件資料を取り寄せるぞ」

春香「はいっ…ってハンチョウ、ネックレスの確認だけで良いんじゃありませんか…?」

P「高槻の言葉が気になってな…少し調べたいんだ」

春香「…そうですね、淋し過ぎますもんね!」

P「よし、行くぞ」上着ツカミ

ブァサッ!

765署・玄関階段


タッタッタッ…


春香「あっ!響ちゃん!」

響「おっ…プロデューサーに春香、はいさーい!」

春香「響ちゃん、私の手錠拾ってくれてたんだって?本当に助かったよー ありがとう!」

響「気んかいしねーんでいいよ!でも自分は春香の手錠を拾ったけどプロデューサーは別の事件を拾っちゃったみたいだなー?」

P「耳が早いなぁ…別に拾った訳じゃないさ、お前が協力してくれた強盗事件の延長みたいなもんさ」

春香「そういえば、あの犯人達の車を車検してたの響ちゃんだったらしいね?」

響「ふっふっふ、自分完璧だから細かいトコまで目が届くんだ!お礼はいつもの所での奢りでいいさー」

P「はいはい、考えとくよ…」

春香「…」

P「ん、どうした天海…じっと俺を見つめて…?」

春香「へっ!?いや…あの…あははは!な、なんでもないさー…なんて…」

響「ははっ自分の物真似なら全然似てないぞー?」

P「そうそう、ウチの署で方言使うのはコイツだけで充分だからな」

響「あっ!プロデューサー、うちなーぐちを馬鹿にすると許さねーんぞ!」

P「いや、馬鹿になんかはしてないだろ!あっ!コラ、階段で押すなぁあ!?」

春香「…」

春香(いいなぁ…何か仲良さそうで……)


P「全く…行くぞ、天海!」

春香「…あっ、はいっ!」


タッタッタッ…


響「二人ともちばりよー!」グッ

××公園近く・星井宅


千早「ここがそうね…」

やよい「すみませーん、誰かいらっしゃいますかー?」ピンポーン…


ガチャ


??「……はい」

やよい「あれっ?なんだかすっごく若い人ですね」

千早「ええ、本当ね…」

??「あの、何か…?」

千早「あっ、失礼しました 私たちは765署の如月と高槻です…本日紀一さんは御在宅でしょうか?」

??「……星井さんは今は会社です、昨日から帰ってません」

千早「そ、そうでしたか…あの、失礼ですが…貴女は…?」

??「……伊東美希です、『一応』娘になってます……」

千早「美希…さん、もしかして伊東三咲さんの?」

美希「はい…娘です…」

短いですがここで一旦、
死因などの表現に注意書きしておいた方が良かったでしょうか…?

自分の好きな物を組み合わせた俺得SSにレスがつくのがこんなにも心嬉しいものとは思いませんでした…拙い文章力ですのでご指摘などございましたら是非お願いします

まだか

お久しぶりです、>>1です
まずは1ヶ月以上も放置してしまいすみません…見て下さってた方もいらっしゃったようなので本当に申し訳なく思います…

自分の初SSなのでなんとか完結させようと思いつつも書き貯めがなかなか出来ず放置してしまいました、しかし友人から励まされなんとか完結までの目処が出来ました。
本当はハンチョウ6完結までに終わらせたかったんですが…重ね重ね申し訳ない限りです…とりあえず時間が出来る日曜夜10時から載せていこうと思います。それでは、よろしくお願い致します…

>>1です
結局書き貯めダメでした…とりあえず書いていこうと思います。何か矛盾がございましたらご指摘ください

警視庁・資料室



P「ふむ…当時の資料を見るに早期に捜査は打ち切られたのは本当みたいだな、特に家族関係が粗いなぁ」ペラッ

春香「あ…あのハ、プ…プロデューサーさん?」

P「ん、どうした天海、何か気になる事があったのか?」

春香「え!?い…いや、あははは…プロデューサーさんって響ちゃんや貴音さんとは昔からの友達なんですよね?」

P「ああ…貴音は刑事になりたての時からだな…響は更に前だ、言ってしまえば同期だからなぁ」

春香「ど、同期なんですか!?響ちゃん私たちくらいに見えるんですけど!?」

P「はははは…同期は同期でも俺自身が結構歳になってから刑事を目指そうと思ったからな」

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