【モバマス】麗奈「あんたら気をつけなさいよね!」光&紗南「「え?」」 (48)

※某所で頂いたネタをそのまま書き連ねていくスタイル
夏は終わった?まだ夏だから(震え

~夏休みのある日~

光「たっだいまー! 今日ほんと熱いな!」

麗奈「あー、もう! 事務所に誰もいないわけ!?」エアコンポチポチ

紗南「扇風機の前もーらいっ!」

光「あ、ずるいぞ紗南!」

紗南「とかいいつつエアコンの真下に陣取る光ちゃんもずるいと思う」

麗奈「アンタらアタシがリモコン探してやったってのに……」

光「ありがとなっ!麗奈!」

紗南「あ゙~り゙~が~ど~(扇風機に向けて声を出しながら」

麗奈「なにやってんのよ紗南! ったくアタシの場所も確保しなさいよね!」

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紗南「いや、こんな暑い日に登校日な学校が悪い!」

光「それだ!つまり学校を倒せば……」

麗奈「光、なんか暑さで頭がアホになってるわよ」

光「でも麗奈! この不快感はどうすればいいんだよ!?」汗グッショリ

麗奈「普通にエアコンの下で涼んでればいいじゃない」


ピリリリリ

麗奈「紗南」

紗南「今ゲームの配線してるから」

麗奈「光」

光「……ちょっとトイレに」

麗奈「嘘言ってんじゃないわよ! あーもう!」

麗奈「ちひろから、しばらく戻らないって……ってアンタらぁ!」

紗南&光「?」


麗奈「何やってるのよ?」

紗南「ゲーム?」

光「涼もうかと」

麗奈「まず光! 汗かきっぱなし!」

光「なにさ、麗奈。着替えなんて持ってきてるわけないでしょ?」

麗奈「Yシャツ透けてブラが見えてるのよ! 隠しなさい!」

光「いや、今3人だけだしいいだろ?」(パタパタ

麗奈「胸元開けて空気入れようとしてんじゃないわよ!」

光「なんだよ麗奈、怒ると暑くなるだけだよ?」(濡れ透けYシャツ

麗奈「紗南も!」

紗南「え?アタシは透けてないけど?」

麗奈「なんでボタン緩めてるのよ」

紗南「いや、暑いじゃない?」(上ボタン2つ外しながら

麗奈「なんて裾全部出してるのよ! 扇風機のせいで見えるってレベルじゃないわよ!?」

紗南「暑いし……」(扇風機で裾が揺れる

麗奈「濡れ透けじゃなくてモロなのよ!」


光&紗南「「いや、Pさんいないしいいんじゃない?」」

麗奈「そういう問題じゃない!」

麗奈「あーもぅ。全くどうしようもないわね、二人とも」

光「なんだよ気にすることじゃないだろ?」

紗南「そうそう。Pさんもしばらく来ないし……ね? ほら、麗奈ちゃんも涼も?」

麗奈「アンタたちこの様子でクラスで大丈夫なの?」

紗南「なんか麗奈ちゃんがオカンみたいなこと言ってる」

光「いっつもイタズラとかやってるのに」

麗奈「それとこれは別よ。クラスでもエロってるんじゃないでしょうね」

紗南&光「「エロってるって何!!?」」

麗奈「今の自分の服装見てから否定しなさい! 特に紗南!」

紗南「いや、大丈夫だって、アタシ男子とよく遊ぶけどそういうこと言われたことないよ?」

光「あたしも特にそういうのは言われたことないなぁ……」

麗奈「ほんと?」

光「さすがにアイドルだしな! そのへんは注意してるさ!」

紗南「アタシなんてゲーマーだからね! 放課後ゲームで遊ぶなんてしょっちゅうだし!」

光「そういう麗奈はどうなのさ?」

麗奈「は? あたし? あたしは完璧よ? このレイナ様に問題があるとでも?」

紗南「先生にイタズラとかしてるんじゃないの?」

麗奈「す、するわけないでしょ! バカじゃないの!?」

紗南「知ってる知ってる、学校の麗奈って大分違うしね」

光「Pさんの伝言伝えるってクラスに来たときびっくりしたよね」

紗南&光「「『南条先輩』って!」」

麗奈(プルプル

光「あの時は正直誰?って思った、見た目完全に麗奈なのに」

紗南「光ちゃんぽかーんとしてたよね。麗奈ちゃんはその光ちゃん相手に伝言言うなり出て行っちゃうし」

麗奈「が、学校じゃ当たり前でしょうが! アンタら2年生なんだから!」

紗南「そうだ、よくよく考えたら先輩だもんね、アタシたち」

光「うんうん、麗奈は後輩なんだもんな。アイドルとしても!」

紗南&光「「先輩に生意気だー!」」

麗奈「なら先輩らしく身だしなみくらいしっかりしなさいよアンタたちは!」

麗奈「ということがあったわけなんだけどね?」

モバP(以下P)「まぁあの時暑かったしな? それはわかったんだが……」

紗南「…………」

光「…………」

P「なんで二人共事務所で正座してるの? 罰ゲーム?」

麗奈「いや、あの時はあたしも信じたのよ? 二人もなんだかんだで『先輩』で『先輩アイドル』だもの」

グサッ

麗奈「二人共真面目な方だし、なんだかんだそのへんは期待してたのよ」

グサグサッ

P「……ダメだったと?」

麗奈「聞きたい?」

紗南「ちょっ! ちょっとまって麗奈ちゃん!? Pさんに話すのはちょっと!」

光「そうだぞ麗奈! 少しくらい優しさがあっても」

麗奈「ならさっきPがくる直前までのアンタたちの格好を語った方いいかしらね? ククク……」

光「その2択はずるい! というかアイスで手を打ったじゃないか!」

紗南「そうだそうだ!」

P「買収済みだったんだな……」

麗奈「まぁね」

麗奈「まぁ光は暑さに耐えかねてスカートを捲れ上がったままソファに寝転んで」

光「ちょっ!?」

麗奈「紗南に至ってはすぐ着がえるからっていいながら10分くらい中途半端に脱いだ姿でゲームしてたんだけど」

紗南「あ゙ー!」

P「……………いやいやいや、レイナサマは?」

麗奈「さすがに暑かったから着替えたわ」

紗南「Pさん! 更衣室で! 更衣室でだからね!? スタミナが溢れちゃって消費しないともったいなくて!」

麗奈「というわけでこの二人に服とまともな観念を受け付けるために下着を買うわ!」

光「えっ何それ聞いてない」

紗南「今からゲームするんだけど……?」

麗奈「問答無用! 今から行くわよ!」

P「……そうかい。3人ともオフだし構わないけど」

麗奈「何言ってるの? Pも来るのよ?」

P「えっなんで? 3人で行って来ればいいだろ?」

紗南「Pさんお願い!」

P「俺が着いていっても仕方ないだろ? だって下着だぞ? 入らないからな?」

麗奈「何言ってるのP」

麗奈&光&紗南「「「外暑いから車出してってこと!」」」

P「えぇ……? いやいいけどさ」

光「え? いいの?」

P「まぁ正直良くないけどな……ちひろさんにしこたま怒られそうだけど」

紗南「だけど?」



P「いや、さっきの話聞いてたら論外だろ」(真面目な顔で

光&紗南「「だ、だよねー」」

~In ショッピングモール~

麗奈「というわけで着いたわよ! アンタたち!」

紗南「……ゲーセン行って来ていい?」チラッ

光「おもちゃ屋行ってきていいかな!」キラキラ

麗奈「ダメに決まってんでしょうが!」

紗南「いや、だってさ。さっきはPさんがいたからなんか乗っちゃったけどさ」

光「ほ、ほら、今度から気を付けるってことでいいんじゃないかな?」

麗奈「何をどう気を付けるのよ?」

紗南「服は着る」

光「汗は拭く」

麗奈「……はい、アンタら試着室に行きなさい。アタシが全部選ぶから!」

紗南「え?麗奈ちゃんが選ぶの?」

麗奈「スリーサイズわかってるもの。適当に選ぶわ」

光「それならあたしたちは遊びに」

麗奈「アタシはおかーさんじゃないんだけど!?」

紗南&光「「おかーさん!」」

麗奈「うっさい! 年上でしょうがアンタ達!」

P「ん?どうした麗奈」

麗奈「P、アンタ店の前にいなさい」

P「え? いや、俺はス〇バでコーヒー片手にスケジュール確認でもしようかと」

麗奈「そんなお洒落なことしないでしょ」

P「じゃあマッ〇?」

麗奈「グレード下げても変わらないから」

P「……居づらいのわかるだろ? 女性下着だぞ?」

麗奈「二人が目を離したら逃げそうだから驚かしてやろうかと思って」ニヤニヤ

P「その犠牲に俺を使うのやめてくれないかな? レイナサマ」

麗奈「ハッ! 協力しなさいP! ……いやホントに逃げるわよあの二人」

P「えぇ……?」

麗奈「というわけで店の外にはPが控えてるわ」

紗南「うっわぁ退路断ってきた!」

光「なんてあくどい手を!」

麗奈「観念しなさい光! 紗南! ハーハッハッハ!……ゴホッ!」

紗南「むせた」

光「お約束だな」

麗奈「いいから試着室に入ってなさい!」

>>1の下着知識は0です。
~In 試着室~

紗南「麗奈ちゃーん、できるだけ安いやつー!」

光「あたしもそれでー!」

麗奈「大声で言うな! というかダメに決まってんでしょ!」

紗南「アタシたち中学生だよ?」

光「そうそう、高いのなんて買えない」

麗奈「へぇ、それなら近くにいる高校生の先輩方にファッションショーね」ケイタイトリダシ

紗南「う、嘘! 来週新作のゲームが出るから!」

光「ご、ごめん麗奈! ほら、新しいライダーが始まったから!」

麗奈「ちなみにPに確認したら今日ここで唯と美嘉のお仕事あるって」

紗南「ガチなやつだ! わかった! わかったってば!」

光「くぅ……完全に麗奈のテリトリーじゃないか……」

麗奈「いや、アンタらが知らないだけでしょ」

紗南「とはいえホントに高いのは買えないからね? さっきの話を除いてもさ」

麗奈「それくらいわかってるわよ」

光「さっすが麗奈! んじゃ任せた!」

麗奈「……ちなみに二人ならどういうのを買うわけ?」

紗南「右から3番目!」

麗奈「見てないわよね? 並んでるところ見てないわよね? 勘じゃないでしょうね?」

紗南「……無難なやつ?」

光「スポブラでいいだろ?」

紗南「それだ!」

麗奈「『それだ!』じゃない! 上下合わせる気もないのかアンタら!」

光&紗南「「見えないしいいんじゃない?」」

麗奈「つい今まで事務所で両方見えてたって話してたでしょうが!」

光「え? じゃあ麗奈は見える前提で選んでるのか?」

麗奈「え? ……い、いやそういうわけじゃないけど」

紗南「見せるつもりで……麗奈ちゃん……」

麗奈「ハ、ハァ!? 何よその目!?」

光「いやー幻滅だなぁ、あのレイナサマがそんな……」

麗奈「違う違う! というかそういう方向ではぐらかすのはやめなさい!」

紗南「……ちっ」

麗奈「紗南!?」

麗奈「あのね、アイドルたるもの見えないところに気を使うものなの」

光「そうかな? だってライブの衣装は衣装さんが用意してくれるし……」

麗奈「……光。よく聞きなさい」

光「どうしたんだ?」

麗奈「あんたの知ってる変身ヒーローだって似てるけど色々違うでしょ?」

光「に、似てるとか言うな! 全部結構違うの知ってるでしょ!?」

麗奈「わかりにくいところに気を使えてこそ、みんなが気づかない細かいとこが大事なのよ」

光「……なるほど、つまりアレだな、わかりづらいけど実際あるものってことだな」

麗奈「そうよ! 下着だって見えないようにするしアンスコも履くけど、見えないところに気を付け……」

光「つまり明日のパンツがあれば大丈夫ってことだな!」

麗奈「知らないわよ! 何よそれ!?」

光「そうか、今なら世界を救える覚悟できる気がするよ!麗奈!」

麗奈「いや、知らないわよ」

紗南「光ちゃんを懐柔したようだけどアタシはそうはいかないよ!」

麗奈「いや、光と違って紗南は別に。少し身だしなみに努力しろって言いたいだけだし」

紗南「えぇ……何それ。まぁでもほら、アタシってゲーマーアイドルじゃない?」

麗奈「だから何よ?」

紗南「ゲームとアイドルに極振り!ってことでファッションはノーガードでいいかなぁって」

麗奈「ファッション以前の問題だって言っていいかしら? エロ紗南」

紗南「エロ紗南!?」

麗奈「……そうだ、努力で思い出したんだけど、アンタから借りたゲーム」

紗南「ポ〇モン? あ、やってるんだ」

麗奈「………『6』よ」

紗南「ッ! 麗奈ちゃん、その言い方は……!」

麗奈「ゲームとアイドルに極振りしてるなら、ファッションに『6』だけ使いなさい!」

紗南「!」

麗奈「努力……できるわよね? ゲーマーだもんねぇ? 無駄なことしないわよねぇ?」

紗南「その言い方はズルいと麗奈ちゃん……そう言われたら断れないよね!」


紗南「さぁ! 持ってきてよ麗奈ちゃん!」

光「ヒーローへ必要なこと……それなら! 麗奈!」




麗奈(……チョロいわね)

~少したって~
紗南「これは違うなー」

光「この色はちょっと……」

麗奈「アンタら人に任せておいて結構難癖つけるわね……」

紗南「いや、まぁ多少なりとも気にすると決めたわけだしね?」

光「そのへんは麗奈は汲み取ってくれるよな!」

麗奈「……そうよね。あんたらに恥じらいを覚えさせるためだものね」

紗南「そうだよ! だからよろしく!」

光「任せた、おかーさん!」

麗奈「誰かおかーさんか! ……フフフ」

紗南「ちょ、ちょっと麗奈ちゃん!?」

麗奈「何よ紗南? なんかあった?」

紗南「な、なんかじゃないよ!? ナニコレ!?」

光「んー? どうしたんだ紗南……ってうわぁぁぁぁぁ!!!」

麗奈「光、うるさい! 何よ?」

紗南&光「「何この下着!?」」(ほぼ紐

麗奈「二人して試着室から出ようとしない! ほぼ全裸でしょうがアンタら!」

紗南「で、でもこれはちょっとレベルが高すぎるというか……」

光「そ、そうだ! あたし達まだ中学生だぞ!?」

麗奈「でもそれなら二人とも隠すでしょ?」ニヤニヤ

紗南「隠すよ! か、隠すけど……これは……ね?」

麗奈「あらぁー? 今回の目的の最適解だと思ったんだけど?」

光「麗奈! ちょ、ちょっとこれは大人過ぎると思うんだ!」

麗奈「大人な方いいでしょ。それに、ソレの方が動きやすいんじゃない?」

紗南「むむむ……」

麗奈「嫌なら自分で探して自分で買いなさい? ま、さっきまで文句言ってた報いよ!」

紗南「そ、その言い方はずるい!」

麗奈「ハーハッハッハ! 我儘だった自分たちを呪うことね!」


光「…………よし」

麗奈「待ちなさい、光。よしって何」




店員「ありがとうございましたー!」

P「お、3人共買えたのか?」

紗南「まぁねー、結局自分で選んだけど」

麗奈「二人がこのアタシが選んでくれたやつに難癖つけるんだもの!」

光「麗奈が色々選んでくれたのはよかったんだけどね」

P「ま、目標達成ならいいさ。俺はちょっと仕事の話をしてくるから、適当に休んでてくれ」

紗南「ならゲーセンに!」

P「いや、休んでろよ。電話終わったら帰るからな?」

紗南「えー!? せっかく来たのに!?」

光「そうだそうだ! せっかくのオフなのに!」

P「いや、俺が仕事抜け出してここにきてること汲んでくれよ……」

麗奈「ハッ! Pの都合なんて知らないわね!」

ピリリリリ!

P「へぁっ!? うわぁ、ちひろさんだわぁ」

紗南「あぁ……」

光「いってらっしゃい!」

P「お前らのせいだからな!?」

紗南&光「「知ってる」」

P「じゃあ、終わるまで待ってろよ!? バラバラになるなよ!? ちひろさん? えっとこれはですね?」

~フードコート~

麗奈「Pが終わるまで待つって言っても暇ね……」

紗南「まぁなんだかんだで付き合わせちゃったのアタシたちだし」

光「まぁちょうど少しお腹すいてたからちょうどいいけどねー」

麗奈「アンタ、太るわよ?」

光「その分動くから大丈夫!」

麗奈「ま、いいわ。飲み物買ってくるけど」

紗南「コーラ!」

光「オレンジ!」

P「え? なんで事務所にいないかって? いや、これには事情がですね?」

ちひろ『紗南ちゃんから聞いてます。それでも一報くらいくれてよかったと思うんですけど?』

P「他のアイドルのスケジュール確認してたらつい……ちょうど美嘉と唯がこっちにいるらしいんで」

ちひろ『そういえばそうでしたね? 二人とも拾っていきます?』

P「それが出来れば一番なんですけど、あの3人を夜まで待たせるのも親御さんに悪いかなぁと」



麗奈「長くなりそうねー……よし」

光&紗南「「麗奈(ちゃん)!?」」

麗奈「ハーハッハッハ! 呑気に渡されたものを飲むからよ!」

紗南「注文したじゃん! コーラって! このお茶すっごい苦いんだけど!?」

光「そうだぞ麗奈! 飲めなくもないけど!」

麗奈「別に聞いただけでそれを買ってくるとは言ってないわよ!」

紗南「屁理屈だ! というかこんなのどこに売ってたのさ!?」

麗奈「探したわ!」

光「なんだその情熱……いや、あれ? 結構おいしい……」

紗南「え? ……あ、ホントだ、びっくりしたけど普通に美味しい」


麗奈「え? ちょっと貸しなさいよ。………あれ? 普通に美味しいわね」

紗南&光「「ありがとうレイナサマ!」」

麗奈「……ハッハッハ! さすがアタシ! 感謝することね!ハーッハッハ!」

クラスメイト女子A2年(以下女子A)「ん? あれ、南条ちゃんと三好ちゃんかな?」

クラスメイト女子B2年(以下女子B)「と、するとあれは……小関ちゃんですか」

クラスメイト女子C2年(以下女子C)「マジだ! おーい!」


紗南「あれ? どうしたのみんな、こんな時間に」

女子C「そーれーが、聞いてよ紗南っちー! こいつがさー?」

女子A「Bちゃんが服みたいって言い出してさ。二人してついてきたのよ」

紗南「へー……アタシには無縁かなぁ」

女子B「いや、紗南さんも女性なんですからそういうのは……」

紗南「いや、Bちゃんのファッションって蘭子ちゃん系じゃない?」

光「あー、えっと……その……ゴースト?」

女子B「ゴスロリです、あとそこまでじゃないですから」

女子C「そんでもってさ、アタシとかそういう系無縁ジャン? だからずーっと待たされたわけ、ひどくなーい?」

紗南「それは酷い! アタシならゲーセンに走ってそう!」

女子C「だーよーねー? ねー紗南ちゃん今から行く? 行っちゃう?」

女子A「いや、あんた嬉々として試着室に行ってたじゃない……」

麗奈「…………」

女子A「んー、どうしたの小関ちゃん?」

麗奈「い、いや、なんでもないです」

女子A「気にしなくていいのに。さっきあんなにはしゃいでたじゃない?」

紗南「そうだよ麗奈ちゃん? さっきはあんなに……ねぇ?」ニヤニヤ

麗奈「……さ、三好先輩? 後で覚えててくださいね?」

女子B「麗奈さん、大変そうですね? 二人の相手は」

光「えーっ! Bちゃんそれはないって! あたしたち仲良しだよ?」

女子B「そういうことではなくてですね……?」

麗奈「いいんですよ先輩、二人ともいい先輩ですから」

光「いっつもいたずらしてるのは麗奈だろ!?」

女子A「で? 3人はどうしてここに?」

紗南「そーれーがーさー! 聞いてよ! この後輩がー!」

光「そうだそうだ! 聞いてくれよ!麗奈のやつが!」

麗奈「ちょっと待ってください、三好先輩、南条先輩?」

紗南&光「「?」」

麗奈「お二人は事務所での話をお話しするつもりで?」

女子B「……あぁ、アイドル事務所ですもんね。話すのはよくないってことですか」

女子C「えー? 色々聞きたいけどなー?」

紗南「別にいい気がするけどな? シークレットな要素じゃなくない?」

光「あたしたちの話だし……あれ?」

麗奈「あんたら自分の恥ずかしい話聞かせたいわけ?」(ボソッ

紗南「や、やっぱりだめかも!」

光「そ、そうだな! 事務所の話とかあんまりよくないし!」

麗奈「……」(ケータイトリダシ

女子C「えー? きーにーなーるー!」

女子A「やめなさいよ、一応アイドルなのよ? この三人」

光「一応じゃないだろ!?」

麗奈「………よし。今プロデューサーさんに確認取れました。話していいみたいですよ?」

光「え!? 麗奈!?」

麗奈「よかったじゃないですか、南条先輩? 3人に意見を聞きましょうよ?」

光「え? あ、いや……だ、ダメだって! 先輩命令!」

紗南「そうそう先輩命令! やめよやめよ! 連絡取れたってことはすぐ来るんでしょ?」

麗奈「先輩方……すみません、『先輩命令』だそうですから」(チラッ

女子C「えー……じゃあ先輩命令で、話して! 小関っち!」

女子A「確かに、そんなに急にあわてる話なら聞いてみたいかも! 小関ちゃん、先輩命令でよろしく!」

女子B「二人の話なんでしょう? 聞きたいかな、先輩として」

麗奈「2対3、ですね」ニヤリ

紗南「ちょっと! やめようよ! アイドルの三好紗南のイメージが!」

光「南条光のイメージが!」

麗奈「残念ですけど、『先輩命令』には逆らえませんから」

紗南「うわ! ここ一番の笑顔!」

P「おーい! 悪いな、時間かかっちまって……紗南? 光?」

紗南「…………」ドヨーン

光「…………」ズーン

麗奈「あら、帰ってきたのね、P」キラキラ

P「なんかあったのか?」

麗奈「別に? 紗南と光の同級生と鉢合わせしただけよ?」

P「いやー、それだけでこうはならんだろ……」

光「……怪人を見るときみたいな目された……」

麗奈「ざまぁないわね! P、聞かせてあげるわ! この録音を!」

紗南「えっ!? さっきの録音してたの!?」

麗奈「さぁ、帰りながら車の中ででも聞くわよ!」

P「あー、なんというか……」

麗奈「…………」(顔真っ赤

麗奈『ですから、聞いてくださいよ、先輩方、三好先輩と南条先輩ったら……』(

P「こういう話し方できるんだな。麗奈委員長」

麗奈『全く、困りますよね。特に三好先輩は……』

麗奈「とっ止めるわよ! ほら、本題は終わったもの! ほら!」

紗南「せっかく麗奈様が録音したんだし、最後まで聞かなきゃ? ね?」

麗奈「紗南ぁ! あんたね!」

麗奈『フフッ、先輩方ありがとうございます。でも私大丈夫ですから』

光「フフッて……私って……」

麗奈「光も!笑ってんじゃないわよ!」

P「まぁ事務所でこうしろとまでは言わないよ、レイナサマ」

麗奈「……あったりまえでしょうが!」

~後日屋上~

光「よーっし! いくぞ!」(木箱に乗りながら

奈緒「今更だけどなんでアタシが怪人役なんだよ!」

光「なんとなく!」

千佳「いっけー! ヒーロー光!」

奈緒「というか、待てって光! そのスカートでキックしたら見え」

光「ライダァァァァァ! キィィィィック!」

奈緒「うわぁぁ……え?」

光「……決まった」

千佳「どうしたの奈緒ちゃん? ちゃんと演技してよー!」

光「どうかしたのか? 奈緒さん?」

奈緒「えっと……光? その……あの……下着?」(顔赤らめ

光「あぁこれか! 麗奈と紗南で一緒に買いに行ったんだ!」

奈緒「ハァ!? 麗奈と紗南で? ……え? ホントに?」

千佳「三人とも仲いいもんねー。千佳も一緒に行きたかったなー!」

光「そうだな! 今度は千佳も一緒にいこう!」

奈緒「いやいやいや、ダメだって! 千佳ちゃんにはまだ早いって!」

千佳「えー、確かにまだチカは子供だけど」

奈緒「ダメなもんはダメだって! 光!」

光「ど、どうしたんだよ奈緒さん」

奈緒「その……なんでそれ?」

光「いやー、麗奈がぴったりだからって二人に選んでくれたんだけどさ?」

奈緒「麗奈が!?」

光「うん、これ付ければ結構動きやすいんだーって言ってたから買ってみたんだけど結構……奈緒さん?」

奈緒「……悪い、ヒーローショーは終わりだ」

千佳「奈緒ちゃん?」

奈緒「安心しろ光、アタシが麗奈に一言ガツンと言ってきてやる!」

光「おぉ、奈緒さんから正義の炎が見える! なんのことがわからないけど行ってらっしゃい!」

奈緒「麗奈ぁ!」

麗奈「ど、どうしたのよ奈緒……まだ今日は何もしてな」

奈緒「お、おまえなぁ……!」


奈緒「い、いくら仲良くても3人であんなパンツ履くのはやめろよ! お前らまだ中学生だろ!?」(大声


麗奈「ちょっと! 声控えなさいよ!」

奈緒「お前がそういう趣味だなんて! こっち来い! 紗南も光も一緒に説教してやる!」(大声

麗奈「いや、だから何の話よ! し、下着なら普通の」

奈緒「普通!? あんなの普通じゃないだろ!? あ、あんな……あんな……」

麗奈「…………ちょっと待ちなさい、光! 光はどこにいるの!?」


※奈緒の誤解はすぐ解けましたが事務所に噂として残ったようです。

おわり


紗南ちゃんも南条ちゃんもそこまでファッションに詳しくなさそうだよね!からの
無防備そうだよね!からの下着とかに無頓着かも!というネタでございます。
書きたいことかけたので満足。

レイナサマ委員長はなんかそういうイメージがあるので……

HTML化依頼してきます。


際どい下着を着けた光か…(前屈み)

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