こんこん

吹雪「あれ、こんな時間に誰だろう？　はーい、今出まーす！」ｶﾞﾁｬ


提督（♀）「えっと、おはよう！　朝早くからごめんね」

吹雪「あっ、えっと…どちら様ですか？」（綺麗な人だなぁ）

提督「あっ、良かった。吹雪ちゃんの部屋で間違えてなかったみたいね。」

白雪「あっ、もしかして新しい司令官ですか？」

提督「あなたは白雪ちゃんね。そうよ、この度新しく着任させてもらったわ。よろしくね」ﾆｺｯ

吹雪「そ、そうでしたか！　え、えっと私は特型駆逐艦、吹雪型の1番艦、吹雪です！」ﾋﾞｼｯ

白雪「同じく2番艦の白雪と申します」

提督「そんな畏まらなくても大丈夫よ、それにしても本当に急にごめんね。予定よりも大分早く着いちゃって、鎮守府の事もまだまだよく分からなかったから…」

吹雪「い、いえいえ、私たちもう起きてましたし全然何ともないです！　ね、白雪ちゃん？」

白雪「はい、吹雪ちゃんとっても早起きですので…」

提督「そうなんだね、それなら良かった。…ところでこの部屋は、2人部屋？」

吹雪「はい！」


提督「…いえすっ！！　ここに着任できてよかったぁー！！」

白雪「え、えっと…」

提督「姉妹百合！？　姉妹百合期待できちゃう！？」ﾜｷﾜｷ

吹雪「し、司令官、いきなりどうしたんですか？　し、しまいゆりってなんですか？」

白雪「し、姉妹百合って…」ｶｧｧ///

提督「えっ、白雪ちゃんが顔を赤らめてる…？　や、やっぱり禁断の姉妹愛なのね！」

提督「鈍感な姉に密かに思いを寄せるけなげな妹…、だ、ダメよ！非常に素晴らしいけど、私には刺激が強すぎるわ！」

吹雪「し、司令官っ、落ち着いてください！　白雪ちゃんも司令官を止めるの手伝って！」

白雪「う、うんっ！」（吹雪ちゃんと姉妹百合…）ﾄﾞｷﾄﾞｷ

～数分後～

提督「…ごめんね、ちょっと取り乱しちゃったみたいで」


吹雪「い、いえ…」ｾﾞｪﾊｧ（つ、疲れた…）

提督「落ち着けたところで、吹雪ちゃん。今から執務室に案内してくれないかな？　荷物を置きたくて…」

吹雪「もちろんですっ！」

白雪「私も手伝います！」

提督「いえ、荷物はそこまで多くないしその後に吹雪ちゃんに話したいことがあるから…。ごめんね、せっかく手伝ってくれようとしてくれたのに」

白雪「いえいえっ、じゃあ吹雪ちゃん頑張ってね！」

吹雪「うん！　司令官、ご案内しますね！」

提督「うん、よろしくね」

・執務室


提督「ありがとね、吹雪ちゃん」

吹雪「いえいえ、この程度なら」


提督「さて、早速提督としての最初の仕事を手伝ってもらうわね」

吹雪「はいっ！」


吹雪「それで最初の仕事って…」

提督「最初の仕事…それはこの鎮守府の百合カップルを見つけることよ！」

吹雪「え、えっと…あの、さっきからたまに『ゆり』って言ってますけど、それって何ですか？」

提督（百合を知らないっ！？　そうね…よし）

提督「百合って言うのは女の子の友情とか信頼を示すものなのよ」

吹雪「友情や信頼ですか」

提督「そうよ、そして友情や信頼は任務をこなすときにとても重要なことなの！　だから私は提督としてこの鎮守府の百合関係を把握しておかなければならないのよっ！」ﾊｧﾊｧ

吹雪「は、はぁ…」

提督「さぁ、早速行くわよ！」

吹雪「えっ、ど、どこに行くんですか？」

提督「百合カップルを探しに…もとい艦娘の百合関係を把握しによ！　あ、ついでに鎮守府の施設とかも教えてね」

吹雪「あっ、ちょっと待ってくださいよー！」

♦　♦　♦

提督「それにしてもこの鎮守府は広いわね」

吹雪「はい、艦娘も基本的には2人部屋か3人部屋ですしかなり優遇されてるかもです！」

提督「みんな2人部屋！？　そんなの禁断の愛が芽生える可能性が高くなっちゃうじゃないっ！」

吹雪「司令官…」


>>8「あっ、吹雪ちゃんと…、どなたですか？」

吹雪「あっ、>>8さんと>>10さん！」

>>8と>>10　提督たちが会った艦娘（口調は気にせずに）

潮