アクア「あああああああ」
ラハール「うるさいぞ。少し静かにしろ」
アクア「静かに出来る訳ないんですけど!」
アクア「よりにもよってチンチクリンなチビの元魔王と一緒になるなんて神生最悪レベルの出来事よ!」
アクア「責任取りなさいよ! アンタの所為で、」
ラハール「つまり介錯して欲しい訳だな。良いだろう。魔王として神殺しの称号の1つはあっても困らないだろうからな」
ネーネーオカーサン。アレ、チワゲンカー?
シッ。ミテハハケマセン
ラハール「……ち。どうしてくれる。よりにもよっさて女神と痴話喧嘩と勘違いされる嵌めになったぞ」
アクア「はぁぁぁあ。100%、こっちの台詞ですけど! 魔王と痴話喧嘩してるとか最悪なんですけど!!」
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あらすじ
・ラハールは天界へ行き死亡(魔界戦記ディスガイア、数あるエンドの内の1つ)
・案内役のミスで間違ってアクアの所へいく。半分人間なので問題ないよネ
・アクアの上から目線+態度。イライラMAX。魔王相手にその態度はないわぁ。
・死ねば諸共。転生に際してアクアも連れて行くことに。
・現在に至る。
ラハール「いつまでも駄女神と喋っていても埓があかないな。ギルドにでも行って情報を集めて、さっさとこの世界の魔王を斃してやる」
アクア「だ、だ、駄女神ぃぃぃ。魔王のくせに、私を駄女神って言ったぁぁぁ」
ラハール(いい加減に五月蠅くなってきたぞ、この女神。フロンのヤツと良い、天界のヤツはこんなのばかりか!)
謎の天の声『違います! アクア先輩や、その天使が特殊なだけです。他は割りと一般的な人達ばかりなんです!!』
ラハール「……気のせいか」
ラハール「おい。駄女神。仮にも女神(笑)だろう。女神らしく権能の1つや2つ使ってオレ様を楽させろ」
アクア「魔王のアンタの為に使用する権能なんて1つも持ち合わせてないわ!」
ラハール「――オレ様に神殺しの称号を付与するのと、権能を使うのとどっちが良いか選ばせてやる」
アクア「はっ。調子にのらないことね、魔王!」
アクア「セイクリッド・エクスシズム!!」
ラハール「――で?」
アクア「え」
アクア「な、な、なん、で、浄化魔法が効かないのよ!」
元々のステータス。
女神アクア レベル100
魔王ラハール レベル8000
アクア「ΣΣ(゚д゚lll) 」
ラハール「貴様程度でオレ様を浄化できる訳ないだろう」
ラハール(そもそもオレ様は半分人間だ。真性悪魔でない限り、その手の浄化魔法は効きにくいがな)
ラハール「お前の答えは分かった。オレ様に神殺しの称号を与えたいようだな」ギロリ
アクア「ちちちち。違うんです。権能は今。一切、使えないんです」
アクア「ラハールさんと一緒にこちらの世界に降りたときに、女神のしての権能は全て封印されてて、あくまで人間レベルの事しかできないんです」
ラハール「――つまり浄化だけが取り柄のポンコツ駄女神と言う訳か」
アクア「ポ、ポンコツ、だ、駄女神。チビの魔王のクセに」ヒクヒク
ラハール「なんだ?」
アクア「なんでもありません!」
ラハール「とlあえずギルドに行くか」
アクア(今は雌伏の時よアクア。チビ元魔王。今の内にせいぜい偉ぶってなさい。近い将来、この私に頭を下げて『偉大なる女神アクア様。今まで楯突いてすみませんでした』って言われてやるんだから!!)
こうして元魔王と女神による魔王討伐の冒険は始まった!!
魔王討伐の冒険は始まった。と書きましたが、とりあえずはデストロイヤーまでの予定。
デストロイヤー戦でまとめてそれ以降は未定となってます。
それほど長くはならないですが、宜しくお願いします
アクアって割かしラハールの苦手な体型なんじゃ
悪魔絶対〇すウーマンのエリスが大人しいとは……
>>7
ギリギリアクアは大丈夫な体型です。
D2でもバルバラ相手に苦手意識は持ってなかったので
めぐみん◎
クリス◎
アクア○
エリス△(ラハールに対抗するため増量中の為)
ルナ(受付嬢)×
ゆんゆん×
ダクネス×
ウィズ×
>>11
半分は人間の為。
妹は天使なので、とりあえず大目に見てる感じです。
・ラハールとアクアは冒険者ギルドへ行き、冒険者登録をした。
・登録する際の手数料はアクアがエリス教徒から恵んで貰い、なんとか登録完了。
・手始めにクエストを受けてジャイアント・トードを討伐する事にした。
ラハール「魔王玉!」
ラハール「……蛙如きにオレ様の技を使うのは勿体ない気がしてきたぞ」
アクア「流石はチビとはいえ魔王よね。ジャイアント・トードを瞬殺するなんて」
ラハール「ふん。こんなの1000匹斃しても強さの自慢にもならん」
ラハール「それよりも後ろを見た方が良いぞ」
アクア「え」
ジャイアント・トード「(パクッリ」
ムシャムシャムシャ
ラハール「放って置いてもいいが……。まあいい」
ラハール「飛天無双斬!」
アクア「――し、死ぬかと、思ったわよ!!」
ラハール「近寄るな。蛙臭くなる」
アクア「臭いが何よ! 私なんか死にかけたのよッ。主にアンタの所為で! どう考えてもオーバーキルでしょう!!」
ラハール「ふん。なんならもっと強力な技でも良かったんだぞ」
アクア「――ぅぅ。これも、全部、アンタの所為よ」
アクア「覚悟しなさい! ゴッド・ブローォォォォォ!!」
ラハール「……で?」
アクア「そ、そんな、女神の怒りと悲しみを乗せた必殺の拳も効かないの」
ラハール「冒険者登録で分かってると思うが、オレ様と貴様とではステータスが5桁違う時点で、貴様の技はオレ様には効かん」
アクア「こ、これで勝ったとは、思わない、ことね」
ラハール「……(この女神。今からでも返品できないか)」
アクア「パーティーを組みましょう」
ラハール「悪くは無いな。いつまでも、お前のお守りではできないしな」
アクア「まるで子供みたいに言うの止めてくれるかしら!」
ラハール「子供よりも質が悪いだろーが」
アクア「――(ピクピク。が、我慢よ、アクア。ここで怒っても意味は無いわ」
アクア「と、とりあえず、いつも片隅で独り遊びしているこの子に声を掛けてみましょう」
ラハール「却下だ」
アクア「良いじゃ無い。紅魔族らしいし、魔法に関しては随一よ」
ラハール「却下だ」
ラハール(ムチプリを仲間になんか出来るか!)
アクア(クッ。胸の大きな子を仲間にして、チビ魔王を大人してさせる作戦が)
???「魔法使いを探しているようですね」
ラハール「誰だ」
アクア「だれ?」
めぐみん「我が名はめぐみん。アークウィザードを生業とし、最強の攻撃魔法『爆・裂・魔法』を操る者!」
ラハール「魔法使いを探してたのなら、こいつで良いだろ」
アクア「そ、そうね。で、でも、次に仲間を選ぶ際は、私の判断でして良いわよね」
ラハール「仲間を更に増やす気なのか……?」
アクア「最近だとパーティーメンバーは4人が妥当なのよ」
めぐみん「あの、それで私は、パーティーに加わっていいんでしょうか?」
ラハール「いいぞ」
アクア「私も構わないわ(凹凸のない貧相な身体だけど、次の仲間こそっ)」
めぐみん「なんだか、もの凄く侮辱された気がします!」
アークウィザード、めぐみんが仲間になった!
今回はここまでとなります
めぐみん「エクスプロージョン!!」
めぐみん「は~、最高、です」
めぐみん「どうですかラハール。我が爆裂魔法はッ」
ラハール「廃城ぐらい吹き飛ばせない時点で、特に感想はない」
めぐみん「な、城を吹き飛ばすなんて、無理に決まってるじゃないですか!」
めぐみん「ラハールはできるんですか!」
ラハール「ハッーハッハッハッハッ。オレ様は魔王だぞ。城を消し飛ばすぐらいの魔法を撃つぐらい朝飯前だ」
めぐみん「へぇ。それじゃあ、見せて、ください」
ラハール「――」
めぐみん「どうしたんですか。できないんですか。アクアと同じ自称系の魔王ですか」
ラハール「あの駄女神は自称(笑)で間違いないが、オレ様は正真正銘の魔王だ!」
ラハール「良いだろう。魔王のチカラの一端をみせてやる!」
ラハール(星系よりはめぐみんに合わせて炎系で良いだろう)
めぐみん「――ッ。な、こんな、魔力、今まで感じたこと」
ラハール「オメガファイヤー!!」
ズドォォォォォォン
廃城が消し飛んだ
『いやー、相変わらずですね殿下』
ラハール「……なぜお前が出てくる。エトナ」
『え、小遣い稼ぎで管理人のアルバイトを。割と儲け良いんですよねー、これ。見てるだけですから』
ラハール「魔法の使用は終わったんだ。さっさと消えろ」
『はいはい。あ、フロンちゃんは元気ですよ。堕天しましたけど』
ラハール「……」
ラハール(駄女神のお陰で、この世界に縛られている以上は他の世界へ行くことはできん)
ラハール(この世界から解放されるには、この世界の魔王を斃すのみ)
ラハール(……)
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