【 白露 】


誰よりも早く敵陣に飛び込むのは、彼女が一番速いから？

誰よりも激しく戦場で戦うのは、彼女が一番強いから？

妹達から尊敬され、仲間から信頼されるのは、彼女が一番優秀だから？


否。


大切なのは、一番であろうとするその矜持。 その信念。 その勇気。


そうして彼女は今日もまた、誰よりも一番前に立ち、その背中で自分を語る。

【 時雨 】


早食いの餅を喉に詰まらせ病院に搬送される姉を見送りながらため息をつく。

皆から愛される長女は基本的に馬鹿なので、重要な事柄は自然と次女である彼女が担う。


『 呉の雪風 佐世保の時雨 』と称されるように、駆逐艦の中では屈指の実力を誇る。

また、あまり浮ついた所もなく落ち着いている為、姉妹のみならず他の艦娘や提督からの信頼も厚い。


誰からも認められ頼りにされているが、扶桑と山城だけは徹底的に子供扱いしてくる。

頭を撫でたりおやつを与えたり、はたまたギュッと抱きしめたりと


「やれやれ、山城達にも参ったものだよ」


そう呟いてはみるが、まんざらでもない。

【 村雨 】


お前のような駆逐艦がいるか選手権白露型代表。

顔、身体、雰囲気と、トータル的に隙なくエロく弱点がない。



夏は暑がり

「暑いから脱いじゃおーっと」


冬は寒がり

「寒いからくっついちゃおーっと」


秋は寂しがり

「今日は帰りたくないなぁ……」


春は大外刈り

「とおぉぉ↑おぉう↓！！」



白露（押し倒したー！！）

時雨（ちょっ、村雨！？）

夕立（実力行使っぽいー！）

春雨（既成事実ですー！）

【 夕立 】


ぽいぬ。

普通の人が撫でても喜ぶだけだが、巧い人が撫でると気持ち良くなって寝る。

お腹は大事。 好きな人にしか撫でさせない。



いつもぽいぽい言ってるイメージだが、秘書艦にしてみるとそうでもない。

特に騒ぎ立てる訳でもなく、退屈な事務仕事も黙ってこなす。

意外と真面目なんだな。


よく見たら飴食べてた。

【 春雨 】


見た目も性格も可愛らしく、どこからどう見ても天使にしか見えないが天使ではない。

理由はその髪の色。


桃色の髪の少女には謎がある。 秘密がある。

それは全ての世代に於いて。

例外は、ない。


ピンクは──

【 五月雨 】


ドジっ子プリンセス。

鎮守府に宿る七天使の一人。

部屋に置いておくと人は癒やされ空気は浄化される（備品は粉々になる）



白ワンピースに麦わら帽子選手権二連覇中。



先の大戦での関わりから、夕張ととても仲が良い。

工廠に遊びに行くと夕張が萌え悶えて仕事をしなくなるので、執務中は出入りが禁じられている。

【 海風 】


繊細なガラス細工や美麗な陶磁器など、綺麗な小物が好き。

ヒットマン五月雨が高確率で破砕する為、そういった類はなるべく買わないようにしている。

こないだはプリザーブドフラワーを粉々にされた。



バニラアイスに抹茶をかけて食べるのが好き。

甘さと苦さが引き立て合って、普通の抹茶アイスより断然美味しい。

至福の時間を過ごしていると、隣で真似した山風が、苦くて食べられないと袖を引く。

【 山風 】


構い過ぎるとストレスで死ぬ。 構わな過ぎると寂しくて死ぬ。

ウサギとハムスターの弱い部分を合わせたような性格をしており、取り扱いが極めて難しい。

上級者向け。



パパと呼んでもらいたい艦娘ランキング一位（前回王者は鈴谷）

【 江風 】


とにかく名前を間違われるのが悩みの種。

初対面で正しく呼んでくれた人には、好感度が跳ね上がる。



ナイチチなのにビキニを着たがる、困ったタイプの行動派。

キーワードは、きっとおそらく多分へそ。

【 涼風 】


粋でいなせな江戸っ子気質。

祭りの時は浴衣より、半被を好んで着るタイプ。



夕張と五月雨が仲良しなのが、五月雨を取られたみたいで面白くない。

やきもちを妬いてぷんすかしていたが、最近美味しいお菓子で懐柔されて

夕張を姉ちゃんと呼ぶようになった。