草薙「…」ｶﾀｶﾀ…

遊作「…」ｶﾀｶﾀ…

草薙「…おっと、こんなところにも。これも消さないとな」ｶﾁｯ

Ａｉ「最近、ますますプレイメーカー様の画像が増えてきてんじゃないか？」

草薙「そりゃあそうさ。あのＧＯ鬼塚やブルーエンジェルとのデュエルは盛り上がったからな」

草薙「それに、これはただの噂だが、プレイメーカーを捕えたヤツに、ＳＯＬテクノロジーから謝礼が出るって噂も流れてる」

Ａｉ「あいつらが？なんでさ？」

草薙「だから、ただの噂だよ。ガセネタだろう」

Ａｉ「フーン…」

遊作「…」ｶﾀｶﾀ…

遊作「…ん？」ｶﾁｯ

草薙「どうした？遊作？」

遊作「これは…ブルーエンジェル？」

草薙「確かに、これは…って、うわっ！？　なんてカッコしてるんだ！？」

Ａｉ「うわっ、殆どハダカじゃん。人間ってこういうシュミあるの？」

草薙「確かにそういう人もいるが、彼女がそんなことをするとは思えないな」

遊作「…」ｼﾞｰｯ

草薙「遊作？」

遊作「この写真は偽物だ」

草薙「わかるのか？」

遊作「データを解析した。２枚以上の画像データが混入している。コラージュ画像だろう」

Ａｉ「へぇー、こんなの作るヤツがいるんだ」

草薙「物好きなヤツはどこにでもいるからな」

Ａｉ「ふぅーん」

遊作「…」

Ａｉ「おいおいプレイメーカー様よ。何をジロジロ見てるんだ？」

遊作「黙れ」

Ａｉ「おーコワ」

草薙「それじゃ、これも消しておくか」

遊作「消すのか？」

草薙「ま、公的秩序に反するしな」

遊作「…そうだな」

Ａｉ「ずいぶん残念そうだな、プレイメーカー様。見とれちゃってた？」

遊作「それ以上余計なことを言うと、お前をハノイに引き渡すぞ」

Ａｉ「なんだよ、やたらムキになってるなぁ。ひょっとして図星…」

遊作「（無言の電源ＯＦＦ）」

Ａｉ「アッー！！」

草薙「…よし、削除完了だ。今日は早く片が付いたな」

遊作「じゃあ、俺もそろそろ帰るか」

草薙「ああ、またな」

●　●　●


ｷｰﾝ…ｺｰﾝ…


遊作「…」ｽﾀｽﾀ

遊作「…ん？」

島「…ほぉー…これは…ほほぉー…」ｼﾞｰｯ

遊作「何してるんだ？」

島「うひゃあぃ！！」ﾋﾞｸｰｯ

島「…な、なんだ藤木か…急に後ろから出てくるなよ」

遊作「それは悪かったな。それで、タブレットで熱心に何を見てたんだ？」

島「え？　いや、これはそのー…」

遊作「いや、言いにくいなら別に…」

島「…ナイショだぞ、他の奴には」

遊作「ああ」

島「…ほら、これだよこれ」

つ[例のコラ画像]

遊作「…何だこれ？」

島「見ればわかんだろ？ブルーエンジェルだよ」

遊作「この格好はどうしたんだ？」

島「それがわかんないんだけど、この前ネットで拾ったんだよ」

島「いやぁー、でもエッロイよなぁ、これ…」

遊作「ちょっと見せてくれ」

島「あ、あぁ。ほらよ」

遊作「…」ｼﾞｰｯ

島「…藤木？」

遊作「…」ｼﾞｰｯ

島「おい、藤木っ！」

遊作「！」

遊作「あ、あぁ。ほら」

島「ずいぶん熱心に見てたな。お前、もしかしてブルーエンジェルの事…」

遊作「嫌いじゃないが、好きでもないな」

島「お前、結婚遅そうだなー」

遊作「それはどうも」

島「で？　何かわかったのかよ？」

遊作「…？」

遊作「あ、あぁ。悪質なコラージュ画像だろう」

島「やっぱコラ画像かぁ」

遊作「端末に保存するようなものじゃない」

遊作「財前に見られる前に、さっさと消しておいた方が良い」

島「…ん？　財前がどうかしたのか？」

遊作「あ、あぁ、いやその…女子に見られたら軽蔑されるぞ、そういうのは」

島「あぁ、それもそーだな。ちぇー、消しとくか」


ｷｰﾝ…　ｺｰﾝ…


島「おっと、予鈴鳴っちまった。さっさと教室戻るか」ﾀｯﾀｯ

Ａｉ「…危なかったな、プレイメーカー様よ」

遊作「黙れ」

Ａｉ「はいはい…」

Ａｉ「でもいいのかよ。ずいぶん出回ってるんじゃないか？　あの手の画像」

遊作「昨日見たものとは別の画像だった。相当数が作られていると見ていいだろう」

Ａｉ「…なぁ、これ、ブルーエンジェルは知ってるのか？」

遊作「さぁな。ただ、知らない方が良いだろう」

Ａｉ「なんだよ、おまえにもそういうデリカシーがあったの？」

遊作「…とにかく、彼女に知られないうちに解決するべきだ」

Ａｉ「解決って？」

遊作「こんな画像を作っているのが、複数人やグループ単位とも思えない」

遊作「製造元を叩いて、やめさせる」

Ａｉ「ふーん。お前のことだし、『俺には関係ない（声マネ）』とか言うかと思ったけど」

遊作「ハノイを追うためにも、リンクヴレインズの雑音は取り除いておきたいだけだ」

Ａｉ「ケッ、素直じゃないヤツ」

●　●　●



遊作「…」ｽﾀｽﾀ

遊作「（結局、コラ画像は増えるばかり…早く解決しなければ、財前がこのことを…）」

葵「…藤木君」

遊作「！　ざ、財前」

葵「？　どうしたの？」

遊作「い、いや、なんでもない」

遊作「（なんてタイミングで出てくるんだ…例の画像が頭から離れないのに…）」

葵「…？」

遊作「…」ｼﾞｰｯ

葵「私の顔に、何かついてる？」

遊作「あ、い、いや、なんでもなひ」

Ａｉ「（動揺しすぎだろ…わかりやすいヤツ…）」

葵「そう？　はいこれ、この前早退した時のプリント」

遊作「あぁ、ありがとう」

葵「じゃ、部室で待ってるから」ｽﾀｽﾀ


Ａｉ「…すけべ」

遊作「黙れッ！」

●　●　●


晃「…んっ、んっ」ｺﾞｯｷｭｺﾞｯｷｭ

晃「…ﾌﾞﾊｰｯ!」ﾀﾞﾝｯ

晃「あ゛ぁ゛～……うっぷ…」

晃「…マスター、バーボン。ストレートで…」

エマ「ちょっと晃、飲み過ぎよ…」ﾎﾟﾝﾎﾟﾝ

晃「だってぇ…」

エマ「まぁ、気持ちはわからないじゃないけど…」

晃「お前なんかに…お前なんかに、私の何が分かる！」ﾀﾞﾝｯ

エマ「うわっ、面倒臭いわねー」

晃「ｸﾞｽﾞｯ…ひっぐ…」

エマ「ほら、涙拭いて…」ﾊﾝｶﾁ

晃「…あのなぁ、葵はなぁ、可愛くってなぁ…」ｸﾞｽﾞｸﾞｽﾞ

エマ「（うわっ、変な酔い方してるわ）」

晃「昔から、よく懐いてくれてなぁ」

晃「一緒にお風呂入ったり、仕事から帰った私にご飯を作ってくれたり」

晃「…そうそう、誕生日は毎年プレゼントをくれるんだよ」

晃「お兄様お兄様って懐いてきてなぁ…」

晃「うっ…うぅぅ…」ｸﾞｽﾞｸﾞｽﾞ

エマ「…すんませーん、お冷もらえます？」

晃「それが、あんな変な画像まで出回って…」

晃「どこの馬の骨ともわからんヤツがあんな画像を作って、あんな…」

エマ「…ほら、水飲んで落ち着いて」

晃「どこぞの凡骨どもが、アバターとはいえ葵を××ネタにしてるんだぞ！許すわけにはいかない！」

エマ「ちょ、大きい声でそういう事言わないでよ！」

晃「うぅ…葵ぃ～…」

エマ「…大体、許せないって言ってもどうする気なの？」

晃「だから君に調査を頼んでるんじゃないか…」

エマ「私も、こんなくだらないことで依頼を受けるとは…あっ」

晃「くだらないとは何だ！　私は本気なんだぞ！」ﾀﾞﾝｯ

エマ「酒臭っ…」

エマ「…分かってるわよ。現状だけど、まだ犯人の特定までは出来てないわ」

晃「うぅ…」

エマ「ただ、プレイメーカーがこの件について調べてるみたいね」

晃「プレイメーカーが？　彼が何故？」

エマ「さぁ、私もそこまではわかってないけど…」

エマ「…ま、彼なら悪いようにはしないでしょ」

晃「そうか…」

エマ「…ところで、お兄様？」

晃「何だ？」

エマ「…この前、別件でSOLテクノロジーの調査をしてたんだけどね？」

エマ「元セキュリティ部長の財前晃さんのPCから、変なファイルへのアクセスがあったのよ」

晃「…！！」

エマ「画像ファイルみたいなんだけど、出所が分からないファイルでね？」

エマ「元とはいえセキュリティ部長さんが、あんな不信なファイルにアクセスするなんて、おかしいと思わない？」

晃「あ、あの…」

エマ「…見たんでしょ？」

晃「あ、あの…その…」

エマ「ほらぁ、素直に言いなさいよ」

晃「え、エマ…」

エマ「ん？」

晃「正直に話せば…葵には秘密にしてくれるか？」

●　●　●


ｶﾞﾁｬｯ


草薙「お、来たか遊作」

遊作「何かわかったのか？」

草薙「ああ、少しだけな」

草薙「まず、不幸中の幸いと言うべきか、ブルーエンジェル本人はこの件について知らないらしい」

草薙「さらに言えば、この件を知っているのはほんの数人だ。リンクヴレインズ全体に広がってるわけでもないし、掲示板の書き込みにもない」

草薙「今食い止めれば、ブルーエンジェルがリンクヴレインズを歩けなくなるようなことはないだろう」

遊作「なるほど、それなら急がないとな」

Ａｉ「そんで、犯人はまだわかってないの？」

草薙「残念ながら、犯人個人の特定には至っていないが…１つ面白いことに気付いてな」

遊作「面白い事？」

草薙「最近見つかったコラージュ画像を解析したんだが…このブルーエンジェルの顔の部分、どうやらつい最近撮影された画像のようだ」

Ａｉ「…んーと、つまり？　どーゆーこと？」

遊作「犯人は今でもリンクヴレインズで盗撮を行っているという事か」

草薙「その通りだ」

Ａｉ「ふーん…それで？　だからどうするのさ？」

草薙「…遊作に、おとり捜査をやってもらう」

遊作「おとり？」

草薙「デュエルディスクを貸してくれ」

遊作「あぁ」

ｶﾁｬｶﾁｬ　ｯﾀｰﾝ!

草薙「…今このデュエルディスクに、ブルーエンジェルのアバターデータを入力した」

遊作「…おい、まさか…」

草薙「遊作にはブルーエンジェルとしてリンクヴレインズにアクセス、犯人をおびき出してもらう」

Ａｉ「おっ、いいねー！　プレイメイカー様、まさかの女装？」

遊作「冗談じゃない！　なんで俺がそこまで…」

草薙「…はーん、そうか。逃げるのか」

遊作「…何？」

草薙「よく考えたら、こんな仕事は遊作には荷が重すぎるか」

草薙「女子とまともにコミュニケーションの取れないネットオタクには無理な話だったな」

草薙「あー、作戦は失敗だなぁ、仕方ない。他の作戦を考えるか」

遊作「……」ｶﾞﾀｯ

Ａｉ「お、どうしたどうした？」

遊作「分かった、１回だけ付き合ってやる」

草薙「（フッ、扱いやすいヤツめ）」

草薙「盗撮犯が確認できたら、お前と犯人だけを別のネットワークに隔離する」

遊作「分かった」

Ａｉ「…お前、アイツから扱いやすいヤツと思われてないか？」

遊作「何とでも言え」

Ａｉ「否定はしないのね」

遊作「行くぞ！　イントゥ・ザ・ヴレインズ！」

～～


Playmaker（ブルーエンジェルアバター）「…」

草薙「良く似合ってるじゃないか、遊作」

Playmaker「これが…」

Ａｉ「あ、声も変わってるんだ」

草薙「喋る必要はないかと思ったが、一応な」

Playmaker「…」ｷｮﾛｷｮﾛ

Playmaker「…」ｸﾞｯｸﾞｯ

草薙「どうだ？」

Playmaker「ああ、特に動作に支障はない」

草薙「そうか」

Playmaker「（これは…）」

Playmaker「…」

Playmaker「…」ｿｰｯ

草薙「遊作？　どうした？」

Playmaker「へあ？」

Ａｉ「なぁ、今ムネ触ろうとしてなかった？」

Playmaker「！？　な、な、な、何を言っているんだ！」

Ａｉ「え？　何？　図星ってカンジ？」

Playmaker「お前はもう黙れ！」

草薙「……」

Playmaker「な、何だ」

草薙「いやぁー、遊作君もちゃんとした思春期の男の子だったんだなぁー」

Playmaker「な、何を…」

草薙「いやぁ、お兄さんは嬉しいぞ」

Playmaker「あんたまでやめてくれ…俺はそんなつもりじゃ…」

草薙「…おっと、遊んでる場合じゃなさそうだ」

Playmaker「早速現れたか」

草薙「二人を隔離ネットワークに移動させる。あとは頼んだぞ、遊作」

Playmaker「あぁ」

草薙「…あと、ついでにアバターも戻しておく」

Ａｉ「え？なんで？」

草薙「デュエルに集中してもらわないとな」

Ａｉ「どーゆー意味？」

Playmaker「お前は黙っていろ」


～～～


ゴーストガール「…動いたわね」

晃「あれは、本当にプレイメーカーなのか？」

ゴーストガール「ええ、偽装アバターね。よくできてるわ」

晃「追えるか、ゴーストガール？」

ゴーストガール「もちろんよ。お兄様も来る？」

晃「当然だ。犯人の顔を見てやらないと気が済まない」

ゴーストガール「決まりね。あとは…」

晃「…どうした？」

ゴーストガール「ちょっとね」

～～～


？？？「…ハッ、ここは…？」

？？？「…くっ、ログアウトできない…独自ネットワークか…」

Ａｉ「まんまと罠にはまったみたいだな」

Playmaker「お前はもう逃げられない。盗撮の容疑で、お前をサイバーセキュリティに引き渡す」

？？？「くっ…！」

Playmaker「…！　お前は…！」

ハノイ「プレイメーカー…！また私の邪魔を…！」

Ａｉ「あれ？　コイツ…誰だっけ？」

Playmaker「お前を捕獲したすぐ後に現れた、ハノイの騎士の一員だ」

ハノイ「何故プレイメーカーがこんなことを…！」

Playmaker「ハノイの騎士の質問に答える必要はない」

Playmaker「…それより、貴様こそ何故こんなことを…」

ハノイ「…それは…」

Ａｉ「まさか、またブルーエンジェルの洗脳を…」

ハノイ「そんなことは考えていない。彼女には手を出すなと、リボルバー様から指示があった」

Playmaker「ならば、何故…」

ハノイ「…貴様が初めて、私の前に現れた時のことだ」

Playmaker「…」

ハノイ「その時、貴様は私の目の前でブルーエンジェルを救出したな」

Playmaker「ああ」

ハノイ「…その時のブルーエンジェルが、妙に可愛くてな」

Playmaker「…」

Playmaker「…は？」

ハノイ「貴様に敗れた後も、あの時のブルーエンジェルが頭から離れず…」

ハノイ「気づいたらこんなことを…つい…」

Playmaker「うわぁ…」

Ａｉ「うわぁ…」

草薙「うわぁ…」

ハノイ「クソッ！　仕方ない…デュエルだ、プレイメーカー！」

Playmaker「良いだろう。お前が勝てば見逃してやる。ただし、俺が勝てば、お前はサイバーセキュリティに……」

Playmaker「…ん？」

ｻﾞｻﾞｯ

ゴーストガール「…あら？もう終わっちゃったかしら？」

草薙「あいつは…あの時の」

晃「…プレイメーカー！　本当に君だったのか…」

Playmaker「あんたまで来ていたのか…」

ゴーストガール「何か面白そうな匂いがしたし、電脳トレジャーハンターとしては行くしかないと思ってね？」

ハノイ「ＳＯＬテクノロジーまで…」

ゴーストガール「それと…いらっしゃい」

ｽﾀｯ

ブルーエンジェル「プレイメーカー…」

Playmaker「ブルーエンジェル？　何故ここに…」

ゴーストガール「私が呼んだの」

Playmaker「…しかし、本人に聞かせるような話では…」

ブルーエンジェル「ううん。良いの。私は知らなきゃ」

ブルーエンジェル「教えて、Playmaker。何があったのか…」

Playmaker「…わかった」

～～～


ブルーエンジェル「そんなことが…」

ハノイ「…」

ブルーエンジェル「ちょっとヤダ！ジロジロ見ないでよ！サイテー！」

ハノイ「（かわいい）」

Playmaker「…」ｼﾞｰｯ

Ａｉ「おい、プレイメーカー様よ。何をジロジロ見てるんだ？」

Playmaker「あぇ？　あ、いや、なんでもない」

ゴーストガール「（あらららら？　プレイメーカー君、そういう妄想しちゃうんだ？）」

Playmaker「…ブルーエンジェル。すべてを知る覚悟があるんだな？」

ブルーエンジェル「え？　えぇ。　でも、今の話が全てじゃ…」

Playmaker「これが、ヤツの持っていた画像データだ」ﾊﾟｯ

Ａｉ「…ん？」

Playmaker「こんな大量の画像データを…ん？」

草薙「…」

晃「…」

Playmaker「…？」

草薙「…おい、その画像…消したんじゃなかったのか？」

Playmaker「あっ」

Ａｉ「なぁ、それ、見せる必要あったか？」

ゴーストガール「えっ…？ソレ、自分の端末に入れてたの…？ちょっとヒくわ…」

Playmaker「こ、これは…」

晃「プレイメーカー…君のことは信じていたのに…こんな…」

Playmaker「ち、違っ」

草薙「お前…あの時画像を消してから、自分で集めていたのか…？」

Playmaker「あ、いや」

ブルーエンジェル「…」

Playmaker「ざ、財前…こ、これは…」

ブルーエンジェル「…ヘンタイ」

Playmaker「」ｶﾞｰﾝ

Playmaker「…」

Playmaker「…」

ハノイ「デュエルだ！プレイメーカー！」

Playmaker「…良いだろう、俺が勝てば、貴様のデータを抹消させてもらう！」

Ａｉ「あれ！？　さっきそんなこと言ってた！？」

Playmaker・ハノイ「デュエル！！」

Playmaker「俺のターン！SPYRAL-ジーニアスを召喚！機械複製術を発動！」

Ａｉ「おい急に本気出すのやめろ」


～～～

～～

～


Ａｉ「（んで、その後はハノイをボッコボコにして、サイバー警察？　そんなのに引き渡して終わった）」

Ａｉ「（あの画像は通報用の証拠ってことで、苦しい言い訳だったけどなんとか納得してもらえた）」

Ａｉ「（草薙お兄ちゃんのおかげもあって、周りからの誤解…誤解？は解けたみたいだ）」

遊作「ひどい目に合った…」

草薙「まぁ、良いじゃないか。財前晃もお前には感謝してるみたいだしな」

遊作「あぁ…」

草薙「本当に疲れてるな…」

遊作「少しだけな…」

草薙「…なぁ、ところで」

遊作「何だ？」

草薙「あの画像、今度こそちゃんと消したんだろうな？」

遊作「あんなことがあったら当然だろう。今、端末のデータを見せてもいい」

草薙「（あんなことがなかったら消さないつもりだったのか…）」

遊作「…さて、今日も巡回しておくか」

草薙「ああ。今日は…ん？」

遊作「どうした？」

草薙「…また、ブルーエンジェルのコラ画像が流れてる」

遊作「何だと？」

草薙「…バカな、犯人は捕まったはずじゃ…」

～～～


リボルバー「…」ｶﾁｶﾁｯ

リボルバー「ほう、これは…」

リボルバー「…良き素材だ」ｶﾁｶﾁ

鴻上博士「…リボルバー、何をしているんだ？」

リボルバー「！！」



- おしまい -