MOZU: busty error HALL(118)

LSDシリーズ(Serial experiments lain,東京喰種シリーズ, 進撃の巨人,ヱヴァンゲリヲン ,新劇場版シリーズ,攻殻機動隊ARISEシリーズ,幽麗塔, PSYCHO-PASSシリーズ,CANAAN,MOZUシリーズ,MOZUシリーズ)



スティーブンキング先生の『cell』や
『Marvel Universevsシリーズ』を
組み合わせたヤツにするつもりです。

擬音が多いですが、未完に
ならないよう努力します。

-江戸、某住宅。

『解き放て…解き放て…』

ガチャッ

「たかしぃ~アンタいつまで」

「ザッー」

「たかし?」

キュルッ


「A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”A”」


「ぎゃあああああああ!?」

ーーー

ーー

3日後、某高層ビル。

ドゴォォオオオ!!!!!!

ヂリリリリッ


「「「キャッー!!」」」


ドゴン!!!


「人は誰でも死ぬ。今日がその時だ」


ジャカッ


「この!」


ドン!!


「「「ワァー!!?」」」


「誰も動くなぁぁ!!」

地上、ビル前。

ファンファン


「うむ~どうしたものか」

「近藤さんこれは
完全にテロですぜィ」

「テロつーか、立て篭もりだな」

「とっと土方さんにTNT
巻きつけてもらってィ
説得に向かわせましょうや」


「説得じゃねぇだろ!!
それ、ただの自爆テロだろーが!!」


ヴォン


カチャカチャカチャッ

「近藤さん!」

「おおっ新八くん!!」

「状況はどうですか」

「ああっ…先ほど20分ごろ」

「武装した集団がアタミ本社に
乗り込み、社員20名を
人質に立て篭もり続けている」

「アタミはLSDが6ヶ月かけて
調査して今日」

「ガサ入れするハズだったんですよ」

「いったい何をやらかしたんでィ?」

「大したことじゃありません…
会社全体でヴァルキュリア・カルテルの
資金洗浄をやってただけです」

「結構すごいだろソレ」

「そんなことよりも人質を助けましょう。社員さん達は関知しないで資金洗浄を
やってたみたいですから」

「どうするつもりなんだい?」

「我々は裏を…表はー」


アタミ本社、向かいビル。

ビュオオオオオ~


「どうやら…私たち」

『黒山羊(ゴート)の出番みたいだな』

「クックックックッ楽しめそうだ」

「早よぉ、済ませて飲みに行こうや」

「ずいぶん派手だね…」

「作戦はどうする?」

「エレン!」

『配置についた。狙撃ポイントから
カービン・ライフルを所持した奴が
1人、目視できる』

「りょうかーい、とりあえず
頭が蒼く爆発してるの以外は
できる範囲で”処理”よろしく」

『わかった』

「そんじゃ~ひと暴れしよっか!!」

「「「「OH!!YEAH!!」」」」

今更ですが、今作は不定期連載です。

一人称と三人称がごちゃごちゃした
奴でもあります。

専門用語は検索すればとりあえず、出てきます。


以上です

アタミ本社

「チッチッチッチッ」

「あっ?」ジャカッ


「チッチッチッチッチチチチチ」

「だれだ?!」

「ヒィィ~」

「私たちはじゃない!信じてくれ!!」

パシュッ

シューシューシュー

カチカチッ

「なっ」

「アローハー」ジャッカ


ズバババババッ!!


突如、蒼い髪の主犯に
部下の1人がデザート・カラー仕様した
CSA SA Vz.58 コンパクト改を乱射する。


それと同時に向かいのビル屋上にいた
ウシジマ達が大型フックショットを
立て篭もり現場であるアタミ・ビルの
48階に撃ち込み、滑り降りていく。

蒼い髪の主犯は持っている
ベネリM3スーパー90改の銃口を向けるが

ババババッ!!


「がリュ?!」

右肩、左膝を7.62×39mm弾に
撃ち抜かれた。

ヒリヒリと被弾した箇所が痺れ
徐々に痛みへと変わっていく中で

主犯は羽織っている革ジャンから
アイスピックを取り出し、弾丸を
自己流で摘出しようとするが

カチカチッ

「ダメだよ」


ドォン!!!

キンッッッ

少女の声と共に500S&Wマグナム弾が
主犯のアイスピックを弾き飛ばした。

カメレオンの如く、オフィス景色と
同化していたレインがS&W M629
パフォーマンス・センター風
コルト・パイソン 4in改を
ガンスピンさせながら主犯に近づく。

「久しぶりだね…権藤くん」

「アッハハハハハ!!よぉ
女神さま!!ご無沙汰してまぁす
フッハハハハハハハハ!!!」


レインは久しぶりにあった
『ダルマの子供たち』の1人である
殺し屋、権藤剛を憐むような表情を
しながら見つめた。

「さてと…なんでこんなことしたの」

「教えるわけねぇだろ」

ギュギュギュギュ


「があー!!ああああ!!」


レインは右肩の傷口に親指を
無理やり入れ、肩に残った
弾丸をさらに奥へとねじ込む。

白目をむきながら悶絶する権藤に
レインは人形のような表情で
まっすぐ見つめていた。

そんな時


ザッ、ザザッー

キュイン


「なんや?」

「「「「YAAAAAAAAAAAAA」」」」

『レイン!』バスッ!!


ビシッ

ドッッッ


アタミ本社の裏側にあるビルの屋上で
アキュラシー・インタナショナルAW改を
座射でスコープを覗いていたエレンは

人質の男性社員の1人が
何の前触れもなく
口を大きく開きながら
たまたま、近くにあった
ボールペンを掴むとレインに
襲い掛かろうとしたので
やむなくAWで狙撃した。


ガラスがひび割れる音ともに
男性社員は横へ吹っ飛ぶ。

それと同時に他の人質たちの中から
黒い血管が首筋や手首に浮き上がり
電子音のような声をあげ、椅子や
カッターなどを掴んで
一斉に襲いかかってきた。

「「「♪$°555^:,*=!!!」」」

「始まった…ママが復活する」バッ

「テメェ!? クソ!!」

「あんなのに構ってられない…
頭を狙って!!」

ダンッ!!!


「#_÷%$?!」

「ナイスショット…」ガシャッ


レインはリアル・ソードカトラス改を
二挺拳銃で引き金を絞る。

降下したときにデスクと激突して
頭からを血を流して気絶している
ライナー以外は

各々の”得物”で襲い来る社員たちを
返討ちに。

的確に脳幹を破壊していく
黒山羊のメンバーたち。

特にレインは

見よう見まねでバレエの動きしながら
両腕をクロスさせたり、飛び跳ねて
頭上から銃撃などをおこなっていた。

気づけば

「〒^<%€☆→!!」ブンブンッ

「もうヤケクソだね…」

脳味噌の破片、気絶した人質とライナーが
屍と混じって横たわるオフィスで

最後の1人が身体を痙攣させながら
椅子を振り回していた。

右頬にこびりついた返り血を手の甲で
拭ったレインは左手に握る
パイソンPCを片手撃ちの構えで
銃口を額に照準を向ける。

チキッ

「バイバイ…」


ドンッ!!

タッタッタッタッタッタッ


「真選組だ!動くな!!」


レインが弾くより先に遅れて
駆けつけた真選組と志村新八こと冴羽撩が
コルトパイソン風S&W M500 4in改で
発狂した最後の男性を射殺した。

レインは無言でパイソンPCを投げ捨て
黒山羊のメンバーも床に得物を置いた。

さりげなく、レインはLSDのバッチを
片手に上げながら身体を回転させ
撩の方へ顔を向ける。

2人は目と目を合わせるとなぜか
お互いに微笑んでそのまま、腹を抱えて
笑った。

-某所。

ブーンブーン

フォン

「もしもし」

『計画は成功だ…”仕掛け”を施した』

「悪いね。迎えを寄越すから
指定の場所へ向かってくれ」

『お互いに願いが叶うといいな!
アッハハハハハハハハハ!!』

「フッ、少し違うな」

『あっ?』

「願いを叶えるのではない…」

「”成就させるのだよ”」

「ヒハハハハハ!! サイコーだな!!
藍染社長~」

「今度こそー」

「私が天に立つ」

本編ではほぼ、説明しない
オリジナルの設定を解説します。

リアルシリーズ:ゲームやアニメで
登場する武器を現実(リアル)に
造った武器です。

超SF的なヤツや魔具的なモノも
ほぼ再現して生み出しています。

※例

リアル・ソードカトラス:レインが
10歳の誕生日、後々登場する義父の
碇シンジがたった二つしかない拳銃。

ベースはH&K Mk.23で元ネタ
そのままである。

ただ、重さはレインが『ダンベル好き』
というヘンな好みがあるため

ほぼダンベルと同じ重量である。

リアルと風と改は大体、銃口が
50口経かそれ以上になります。

高速シリーズ:5.56と7.62のいいとこ取り
ライフル弾。元々は『アイアムア
ヒーロー』のZQNや『攻殻機動隊』の
アームスーツを突撃銃で倒すことを
目的にした弾だったが

気づけば邪神やモンスター相手に
対抗できるように改良されました。

弾は徹甲弾と破甲弾と

強化版のフルメタル・ポイントとホロー・
ジャケットがあります。

性能は本編で多分、わかります。

S&W M629パフォーマンス・センター風
コルトパイソン 4in:元々は
冴羽撩が愛用していたCPを
レインが自分好みに改造した回転式拳銃。

ある場所に監禁されていたレインを
シンジと撩が救助した時に渡したものが
そのまま、レインの私物と化しました。

ちなみにシンジはH&K USPコンパクトを
渡しています。

余談ですが、銃の略称はカンです。


以上です。

かぶき町、スナックお登勢。

コォー

グビッ

「アンタ…一体どっちの
知り合いなんだい?」

「両方だ」グッー

「珍しいねぇ、あの天パと元メガネに
こんな寡黙なイケメンの知り合いが
居るなんて」

ガラガラ

「お登勢さん、銀さんが滞納した
家賃…」

「あっ」

「久しぶりだな。元気にしてたか」

「倉木のおじさん!」ガッ

レインは倉木尚武に駆け寄った。

さっきまで無表情に酒を飲んでいた
倉木も微笑を浮かべ、頭を撫でる。

何かを察した撩はなんとも
言えない表情で倉木を訝しむ。

その様子をたばこを吹かしながら
お登勢は見守った。

「積もる話もありそうだから、万事屋に
行ったほうがいいじゃないかい?」

「そうします」

「だな…」

「?」

万事屋

ゴトッ

「でぇ~アンタと元メガネは
どういう関係なんだ」ホジホジ

「戦友みたいなヤツですね」

「かもな」

「倉木おじさんもダルマさん絡みで
江戸に来たの?」ズズッ

「それを含めて撩に
相談したいことがある」スッ

「これは」

「置き手紙だ。レイが残した」

「教授が?」

「教授っていっやー
常守レイのことじゃねェの」

「ああ…その通りだ」

居ても立っても居られず
レインはすぐさま倉木がテーブルに置いた
封筒を開き、手紙を読み出す。

倉木へ。いつもながら私と共に
荒事に挑んでくれてありがとう。

かなりヤバそうな案件に首を突っ込んだ
みたいなので

貴方の元を離れます。

心配しないで下さい、3日で
カタをつけますから。

追記:タバコ控えた方がいいわよ。

「今、何日?」

「もう一週間ほど経過している」

「アーノルド・シュワルツェネッガー並みの強さを誇る坂本マーヤがそう簡単に
死ぬワケねーから。心配すんなって」
ピッ

「そう言えば…
マリおばさんやお母さんは
なんでか声がメチャクチャ
教授に似てるんだよねー」

「世界に自分と似ている顔をしている
人が3人いるのと同じさ」

「へぇー」

「それよりも」

「倉木おじさんって…教授のこと
どう想ってるの」


レインのさりげない問いに
湯呑みを持ったまま一点をみつめて
硬直する倉木に撩は苦笑いした。

「ただのー」

「なんなの?」

「戦友だ」

「ふーん…そうなんだ」

ガラガラ

「ただいまヨ~」

「ふぁらいま」モグモグ

「おかえりなさい」

「神楽ちゃん、信女ちゃん~
仕事だよー」

「なんの仕事アル?」

「アン!アン!」

レインは神楽と戻ってきた定春の
顎を撫でながらニッコリと

「ヒ・ト・サ・ガ・シ」


とカタコトで透き通るような声で
そう答えた。



以上です。

かぶき町

ザワザワザワ

「なんかさぁ~
BSAAの人が多くない?」

「アタミ本社での一件があるからな。
仕方ねぇよ」

ピシピシッ

「なぁ、アイツが横切る度に
量産型ハンクどもが敬礼してんだけど」

「まぁ…レインはBSAA
最大スポンサーの娘ですから」

「それよりもこれからどうする?」

「ちょっと寄りたい場所が
あるんだよね~」

居酒屋焼き土下座

ガラガラ


「いらっー」

「おひさ~利根川のおじさん」

「おおっ!レイン!!」

「Mr.ファイヤー土下座がなんで
居酒屋なんぞ経営してんだァ?」

「色々あったんです」

「あのさ、ザァムおじいちゃん居る?」

バチバチバチバチ


「ここにいる」

奥の部屋

「こっちだ」

「なぁ…あのジーさん。
なんでパンツ一丁で全身に
唐揚げ粉を塗してんの?」

「オレに訊かれても…」

「近所にいる食人鬼ギャング対策に
唐揚げ粉が効果的なんだってー」

「なにソレ、つーか近所に
食人鬼ギャングに住んでる
地域とかあんの?」

ギギギギギギ


「開いたね」

銀時たちはザァムに連れられて
居酒屋の奥にある棚の裏に
取り揃えられた武器類に度肝抜いた。

レインはにっこりしながら
武器を品定め始める。

30分後


「いやっ~ありがとう
ザァムおじいちゃん。ホントに助かる」

「気にするな、オマエには
色々して貰ったからその恩だ」

「新八…お前けっこう
大型拳銃好きなの?」

「えっ?あっソーコム・ピストルの
事ですか?これはたまたま、高性能だから
選んだんですよ」

「レイン…貴様なにが食べたい」

「んじゃ、茹でミミック醤油味と
テキーラをボトルで」

「俺は日本酒を一瓶」

「ウォッカを」

「ねぇ、さも当たり前のように
食事する流れになってンけど
ミミックって何?てか食えんの?」

「フフフッ…なにも知らずに
ココへ来るとは」グツグツ

「あたし”専用”の居酒屋だよ銀さん」


銀時はレインの言葉に微妙な顔をするも
やむなく


「じゃ…しゃねェから俺も
レインと同じヤツ」

「味は?」

「初めてなら塩茹でがオススメだよ」

「それで頼むわ」

「わかった…」

「銀さん」スッ

「おう、気が効くな」コポコポ


リョウが銀時に日本酒を注いでる時

レインは天井を眺めながら
ウォッカを少量ずつ、ガラスコップで
飲んでいる倉木に探りを入れるような
質問する。

「ねぇ」

「ん?」チビチビ

「倉木さんなら…教授を何処に
監禁したい」

「どういう意味だ」

「エレンは?」

「もし仮に…レイさんを
監禁するとしたら」

俺ァ冷凍庫とかでカチカチするぜ」

銀時の何気ない返答にレインは

「せいか~い」パチッ

と某『クロコーチ』のモノマネで
指を鳴らし、目をキラキラと光らせた。

江戸、アタミ在庫管理ビル。
冷凍庫。

ガタンッ!!


「ファッ!!! 寒ッ?!」


『君のような存在は厄介極まる』

『通常なら…沈んでもらってるんだが』

『生憎、君は”アンブレイカブル”だ』

『だからー』


「あのエセ・マキャベリストが…
舐めんなよ」シャキッ

スポーツブラ姿の青い髪した
中東系の息を呑むような美女は
ミリタリパンツのポッケから

マイクロテックUTX-70を取り出し
刃を出すと逆手持ちする。

ザッー

「おい、そのコート何処で買った?」

「あのクソアマが着てたの
貰ったんだ!!」

「ゲッハハハハハハ!!マジかよ!!
俺はハジキ来れるって言うから
ありがたく頂いたぜ!!」


「「ギャハハハハハハハ!!!」」


頭の悪そうな会話しているの
チンピラ2人組が冷凍庫へやってくる。

そのチンピラたちの背後を
冷凍庫の景色と同化している
美女が獣のような目で見つめていた。

「おい…」

「どうした、ウンコ漏らしたか」

「女がきっ」

ザシュッ!


チンピラの一人が言葉を言い終える前に
美女が額にUTX-70を突き刺す。

瞬時に身につけていていた
バックサイド・ホルスターを外し
自分の腰へ装着すると

TTI仕様のグロック26改を取り
片手で銃口を向けた。

「ヒィ~」ジョロロ

「コート…」

「へっ?」

「コート!!」

「ヒィィィどうぞ~」パッ

失禁したチンピラが投げ渡した
蒼のミリタリーコートを掴むと
左懐から有刺鉄線を巻きつけ
五寸釘が打ち込まれた木製バットを
すかさず抜いて、チンピラに
ジャストミートする。

ゴッ!!

「ちょっ」

ゴッゴッゴン

グシャ!!

ゴッゴッカン!

カン!カン!

前に倒れ頭から血を流したチンピラに
躊躇なくバットを振り降ろす。

頭の原型が無くなるまで殴りつけると
チンピラの亡骸から奪い取られていた
攻撃型コンペセンター付きPSP-07改を
抜き取り、BSホルスターに入れた。

「ヒィィィどうぞ~」パッ

失禁したチンピラが投げ渡した
蒼のミリタリーコートを掴むと
左懐から有刺鉄線を巻きつけ
五寸釘が打ち込まれた木製バットを
すかさず抜いて、チンピラに
ジャストミートする。

ゴッ!!

「ちょっ」

ゴッゴッゴン

グシャ!!

ゴッゴッカン!

カン!カン!

前に倒れ頭から血を流したチンピラに
躊躇なくバットを振り降ろす。

頭の原型が無くなるまで殴りつけると
チンピラの亡骸から奪い取られていた
攻撃型コンペセンター付きPSP-07改を
抜き取り、BSホルスターに入れた。

ウィーン

「捜せ!」

「クソッあのアマ!!」

「”ニーガン”の名に懸けて
見つけるぞ!!」

「~♪」

美女は同化したまま、口笛を吹きながら
冷凍庫から堂々と歩いて出た。

同化状態で在庫保管所を脱出すると
人混みに紛れて左懐からスマホを
取り出して電話を掛ける。

ブーン

フォッ

『もしもし?』

「姉さん」

『レイ?!今まで何処に』

「それは後よ。すぐに
シンジへ電話を回して」

『なにがあったの?』


レイは乾いた笑顔で


「また”アルマゲドン”よ」

とボヤくように言った。

2重投稿、すみません。

ちょっとだけオリジナル用語を解説します

同化:カメレオンの如く
周りの景色や風景に迷彩する技。

ただ、よくみたら顔の輪郭や体型で
わかります。レインとレイなどが
使える技でシンジとかは光学迷彩で
やります。

アルマゲドン:爆発するほどの
大きなことが起きるという意味です。

元ネタはブルースウィルス主演映画です。

余談で

PSP-07:正式名称はフェデラル・
オーディナンス PSP-07
1911系の軍用自動拳銃。

サプレッサや攻撃用コンペセンターなどが
装着できるように改造してます。

他にも高速徹甲弾や454カスールなどを
切り換えて発砲できます。

木製バット:『ウォーキング・デッド』の
セカイで救世主のリーダーである
ニーガンをレイが両脚をへし折って
奪ったモノ。

名称は『ルシール』。

これでニーガンの頭部を
グチャグチャにしました。


以上です。

一つ忘れてたヤツを。


アンブレイカブル:同名の映画から
取られた名称。

レインやレイのことを指した
人間でも天使でも悪魔とも違う
どんなことしても殺せない存在を
そんな風に呼んでいます。


以上です。

奉行所、解剖室。

『ターミナル付近の道路にて
突如、停車していたトラックが爆発ー』

『付近から立ち去る謎の女性を
警察は重要参考人として…』


ピッ

「アイツだ」

「後ろ姿しか映ってないけど
完全に教授だね、倉木おじさん」

「支えいるか?」

「いらないよ。大したケガじゃないし」


そう言ってストレッチャーから降りる
レインを心配そうにエレンは手を繋ぐ。

「マズイな…”基礎”が
江戸にばら撒かれた」

「基礎?直のトリガーじゃないの?」

「ああっ。基礎とトリガーは
別々なんだよ」

「基礎がガスなら…トリガーは?」

「コレさ」カタッ


マシューはノートパソコンの画面を
レイン達の方へ向ける。

画面にはある『サイト』が映しだされる


『いやせ…いやせ…』

『A”A”A”A”A”A”ー!!!!!!』


「なにコレ」

「正直…ボクにも分からないが
これを観た人間はPhoneyになる」

「Phoney?」

「ファニって女性団体のことかァ」

「違います。フォニーです」

「それなら…このサイトを
覗かない人はどうなるんですか」

「いい着眼点だ。ボクの推測では
他にもトリガーとなるものがあるハズだ」

「他って?」

「例えば…絵」

「塗り薬」

「映像と声で反応するなら
薬品系は無いと思うよ」

「じゃ…」

ピッ

「私の出番ないアル」

「仕方ない。父さんはあんまり
私たちに手を汚させるのを嫌がるから」

「じゃ、なんでレインにはやらせるヨ?」

「それがあの子の”性質”だから」

「良く理解できないネ」


『どーも司会の多毛理です。
今週のFジックステーションは』



『初登場です。芸術バンドの
プロフェシーよろしく』

『どうもぉープロフェシーの
リナですぅヨロシク!!』

『プロフェシーはmutubeで
誕生したインディーズ
音楽グループでしたが』

『昨年、メジャーデビューして
CD売上は1000万枚突破』

『今や老若男女人気のバンドに
なりました』

『イエー(ू ˃̣̣̣̣̣̣o˂̣̣̣̣̣̣ ू)♡フー!!!』

『で…新曲の安らぎを永遠にって
どんなヤツなの?』

『アタシの~長年の夢だったぁ』

『平等に救済って…』


「アレがトリガーだろうね」

「今、テレビ局に連絡して
曲に入る前のCMを伸ばすよう頼んだ」

「テレビ局はどこですか?」

「Fジックステーションだから
アカカヒヒ・テレビだろーな多分」

「ザキさん! 土方さんに
連絡して下さい!!」

「連絡中!」

「BSAAのヘリで行けば?」

「そうだな」


「ねぇ」

「あっ!」


慌てふためくリョウ達の前に


「久しぶりだな…メラ」

「私の部隊が先導するわリョウ」

褐色肌した『機動戦士ガンダム』で
赤い人を庇い死んだヒロインに似ている
女性エージェントは

マルハワ事件の時にレインと知り合った
メラ・ビジだった。


「彼女の部隊と…」

「先に行っとくねー!!」

「テレビ局で待ってます」

「グルルルル…」


解剖室の鋭角から犬に姿が似ている
宇宙の邪悪が集約されてような
謎の存在の背中にレインとエレンが
掴まり、異空間へ消えて行った。

全員、なぜかテキパキと無言で準備すると
すぐさま奉行所のヘリポートへ向かう。

アカカヒヒ・テレビ局、スタジオ。

「あたしの~♪」

「おおおおおおおおおおおおOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOOO!!!!!」

「ヤアアアアアアアアアYAAAAAAAAAAAAAAAAAAAAA!!!!!?」

「なんだコレ…オボロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロロ!!!」

「愛を~♪」


Fジックステーションの収録現場は
地獄絵図になっていた。

司会の多毛理は滝の如く嘔吐し

観客は白目を剥きながら、口から
エラーの電子音を叫ぶ。


今日はココまで。

ギューン


「あたしの唄を聴けェェェェエエ!!!」

「っ?!」


収録現場の鋭角からストラトキャスター・
ギターを持ったエレンと

不浄の塊が集合したかのような
二足歩行の犬にみえる存在2体が
ドラムセットに座ってたり
アクティブ・ベースを構えている。

瞬時に三角形を作ると中心部へ
テレキャスターを首から掛けたレインが
『マクロス7』主人公のモノマネした。


それと同時にドラム担当の犬が
スティックを鳴らす、すると
同時にエレンとベース犬が
『前奏』を弾き始める。

43秒経ってからレインがTK from
凛として時雨の『Siganl』を唄いだす。

地獄絵図だったスタジオが
徐々に変化が現れた。


「AA…AAA…痛っ」

「オロロ~ハァハァなにが起きてんの?」

「なに?!」


リナは驚愕した。

異議を挟む余地なく美しい声を奏でる
レインに”譜”はプロフェシーが仕掛けた
トリガーをリセットする。

レインの唄声によって、正気を取り戻し
治療されていく観客やスタッフ達は
リナの声ではなくレインの美声から
奏でられる”唄”に聴き惚れていく。

リナは心で唇を噛みしめるが
それでも負けることなく
歌い続けようとするが


ゴッ!!

突如、右フックがリナの顔面を捉え
ドラムセットを巻き込んで
後ろへ吹き飛んだ。

「相変わらず…死にかけの
ババアの喘ぎ声みたいな歌声ねぇ」
ポキポキ

「教授!?」


レインの視線先には拳を鳴らしながら
立っているレイが、うんざりした顔で
リナを見つめていた。

「教授、なにしてんの?」

「いやっ~リナがテレビ出るって
小耳に挟んだからジャマしに来たのよ」

「相変わらずだね」

「んで…どうすんの。
この品川ヒロシ程度しかないクセに
プライドだけ一級品のバカを」

「品川さんとバッチリだね」

ダン!!!

ガタカタガタカタ


「動くな!!」

「御用改めである!真選組だ!!」

「ずいぶん~タイヘンな事に
なったわねぇ」

「半分ほど教授が原因だけどね…」

「レイ」

「倉木くん…なんで」


ガシッ


「死ねぇええ!!!」

「レイ!?」

ドガンッッッ


背後から変形ギターを掴み、殴り掛かろうとしたリナをレインとレイは

同時に鋭い横蹴りを食らわせ再度
吹っ飛ばした。

鳩尾に押さえてうずくまるリナは
涙と嘔吐物に塗れた顔で2人を睨む。


「なんでえ”え”え”
アンタらみたいなのに」

「ハァ?なに言ってんのよ」

レイは突き刺すように厳しい口調で
こう言った。

「リナさぁ…音楽つーのは
気を張り続けなきゃ負けるのよ」

「どういう意味?」

「音楽ていうのは常に世間から
否定され続けるモノなの。政府だろーが
シビュラだろーがに拒絶されるけど」

「それでも歌うのよ。いやー」

「歌い続けなきゃダメなのよ、武力に
頼ったり辞めたりしたら
負けを認めたのと同意義になる」

「…」

「負けたくないなら、戦い続けなさい。
そしたら死んだ後に
誰かが評価してくるわ」

「私は…今からでも戦えるかな?」

改まったかのような表情するリナに
レイは穏やかな笑顔を浮かべる。


「大丈夫よ。ババアになっても
やり続ければいいんだから」スッ

「フフフッそうだね」


差し出された手を掴もうとした瞬間


ターン!!


リナの眉間に穴が開き、虚空を見つめた
まま静かに後ろへ倒れた。

「借りを返すよ」

「アラット!?」

「追うわよ!」

「教授…」

「倉木、レイのそばへ。レインも
2人を頼む」

タッタッタッタッタッタッタッ


グロック30改を持って
スタッフに紛れていたアラットがリナを
銃撃、そして全力でその場から離れていく

リョウとメラはBSAAと真選組と共に
追跡した。

放心状態のレイは静かに動かなくなった
リナの瞼を閉じるとバックサイドから
PSP-07取り出し、何事も無かったように
立ち上がる。

「おい、ムリするなよ」

「行くのか?」

「ええっ…あのアマ殺さないと」

「いいんですか?」

「良いんじゃない~教授が
決めたことだし」

「グルルル~」

「ポニー! 鋭角鋭角!!」

「お、オイ」


レインがポニーと呼んだ犬が
スタジオの鋭角に異空間を作る。

そこへレイとレインは飛び込んで行った。

アカカヒヒ・テレビ局、ヘリポート。


「ハァ…ハァ」

「何発か被弾してるのに
よくまぁ走れンな」

「あれがハイランダーって奴か」

「ただの強化人間ですよ」チキンッ

リョウは500CPの銃口を血まみれで
息も絶え絶えのアラットへ向ける。


だが


ドドドドン!!ババババン!!


パイソンPCを持つレインとPSP-07を
所持したレイによってアラットは
手脚を滅多撃ちにされた。


「これで…”ゆっくり”と話ができる」

メキシコ、フアレス。

夜神月の屋敷。

キュイイイ~パサッパサッ

コポポポポ

「飲むかい?」

「いやっ、結構」


ヴァルキュリア・カルテルのボスで
本LSDメンバー、夜神月と

現LSD社長の碇シンジが会食していた。

ライトの側近である秘書の『ペルソナ3』に似てなくもない青年フォーと
LSDとの抗争で倒産した五角グループの
首都圏、最高の殺し屋と呼ばれていた

『ヴァルキュリアの殺戮器官』の沙紀。

シンジとは中学校時代からの友人で
今や”右腕”として活躍している
『相談役』の相田ケンスケ。

元公安局刑事課一係所属で
レイの義姉である『LSDの
ウルトラマンジャック』こと常守朱。


この4人がシンジとライトの左右に
お互いを牽制し合いながら
見つめ合っていた。

太陽に照らせながら2人は久しぶりに
酒を酌み交わし、銀魂のセカイで
起きていることについて意見交換する。


「phoney達について君はどう思う?」

「Youtubeに上がった動画みたが…
キミの娘は相変わらずだな」

「どうやらレインの歌声が
”治療”になるみたいだね」

「phoney達は…BSAAに任せるとして」

「君が危惧してるのは
藍染くんのことだろ?」

「ははははは、流石だ。
察しが良くて助かる」

「藍染は元ヴァルキュリアのメンバーさ
だから…イタイ所まで知られているから」

「”口を封じたい”」

「その通り。だから」パンパン!

ギュン


「久しぶりね…シンジ」


黒衣姿の上が茶で下が黄色という
妙なワンレングス・ヘアした
細目の美女が光学迷彩を解いて現れた。

シンジは苦笑いしながら

「何年ぶりかな?ジェイディス」

「あの日から5年よ」

にやりと笑いながらシンジは
スティック・シュガーを咥えた。


「”敵の敵は味方”か」

「信用するかはキミ次第だシンジ」

「どう思う?」

「私はどちらでも構いません」

「俺たちの心境は気にするな。
好きに選べばいい」


シンジは無表情でジェイディスに手を出す

ジェイディスもまっすぐ、シンジを
見つめるながら手を差し出すが


「マクドナルド」

「ははははは!!!流石だ!!
どんな事があっても
敵に塩を送るつもりは無いのか!!
はははははははははははははははははは」

「相変わらず…頑固ね」

「それが僕だから」


シンジとジェイディスは互いを見つめ合い
ながら勝ち誇った表情した。

江戸、警備会社エンジェル・ハート
社長室。

バチバチバチバチ


「~っ!!!?」

カッーカッーカッー


「OFFって」

カチッ


「水も~」

ジャバッ


パイプ椅子に座らされたアラットは
全裸で乳首や女陰に電気コード先にある
クリップをつけ、文字通り『通電』した。

ちぎれるような痛みと脳天が
突き上げられる衝撃が同時に
アラットを襲う。

意識を失くしたアラットへレイは
リョウの部下にバケツの水を
ぶっかけるように指示する。

指示通り、水をかけられたアラットは
震えながら目を開けた。


「くだ”ばれ”」

「流石ね…ガッツあるわ。
なんでインポ野郎なんかと
一緒にいたのかしら」カチッ

バチバチ

「ああ”あ”あ”あ”あ”!!!!!!」

「もういいんじゃ…」

「心配しないでレイン。
”不必要な”ことはしないから」

バチバチバチバチ

3時間以上も通電されているアラットに
レインは少し不憫に思う。

バチバチ、カチッ


「さてと…私らと殺り合ってる
連中について教えてくれない?
ウソついたらルシールで頭カチ割るから」

「は”い”」


短時間の拷問にアラットは圧伏した。

アラットが吐いた情報はレイと
レイン達にとって有益なるものだった。


「なるほどねー
貴女たちは”下っ端”で権藤剛は
”連絡係”なの」

「下っ端のボスはダーシーていう
白人史上主義者かぁ」

「ねぇ」

「はい!」

「リョウたち呼んできて。
敵の”基地”が判かったから」


リョウの部下はすぐさま食堂へ向かう。

レイは涙を流し、震える
アラットの頭上にルシールを
擦り付けながら軽くこう言う。

「サイモンも…あとを追うと
思うから。安心して」


アラットが静かに頷くと


「バイバイ」

ゴッ!!!


躊躇なくルシールを振り下ろした。

彼と初めて会ったのは…

「シンジ!紹介するわね!!
モトコよ!!!」

「…やぁ」

「社長!」

「楽にしてよマムロくん。
お互いの”子供”を自慢するために
来ただけなんだし」


私が9つで彼が17の時だ。

後々きいた話だと彼のお義母さんである
LSD社長は、私と
養子縁組みするつもりだったらしい。

0歳の時から義体であり、陸軍の
501機関という部隊に『備品』として
扱われていた私を

なぜか娘のように想い
可愛いがってくれていた。

「必ず…あなたをココから解放する。
絶対、迎えに行くから」

その約束はー

彼女が暗殺され、果たされなかった。

それから月日が経ち


ドゴッ!!バチバチバチッ

「貴様か、ラボの跳ねっ」

ドグッッッ

ゴッガッゴッゴッガッ

「ライゾー!!」

ググググググググ

「社長!? 落ち着いて下さい!!」

私が組み伏せられたときー

まるで『守護天使』の如くいきなり現れ

私を助ける為に協力関係にあるハズの
501機関メンバーであるライゾーを
絞め殺そうとしたのは…

パサッ

「下着姿だと風邪ひくよ」


そう言って彼は自分が着ていた
赤のアウターを私の身体に被せてくれた。

これが彼との再会。

彼は私の恩師である501機関所属の
マムロ中佐の死の真相を探っていた。

更には私の上司になる公安9課、現課長の荒巻大輔とは個人的な繋がりを持ち

後々の9課メンバーとなるバトーやトグサとも親交があった。

そこから私たちは中佐が暴こうとした
『犯罪』を暴いたり

バトーの過去に関する真実を見たり

ファイア・スターターやパイロマニア
というハッカー達と戦ったりした。

私たちの関係を発展させたのは

「今度こそスクラサスを名乗る者とともに
葬れ」

「”スクラサス”」


私がかつて…第4次非核大戦中に
伝説のテロリストとして名乗っていた名が

『スクラサス』

それに関連する事件と

「素子…」

かつての恋人で彼の友人だった
干頼晶の死が私たちに変化をもたらした。

アキラは義体技師でありながら
スクラサス事件の中心で暗躍していたが

「望みどおりスクラサスになれ!」

「グアアアアアァァァ!!?」

『ウィルス』に感染させられ、スクラサスになってしまった。

私の脚にエアリアルという
義体爆弾を仕込んでいたが
彼がその事にすぐさま気づき

それを利用してアキラに”けじめ”をつけた

「しかしキミが愛したのこの世界と…」

「アキラ!!」チャッ

「シンジ、なぜ」

「君が仕込んだエアリアルは
無力化している。爆発はしない諦めろ」
カチカチッ

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