モバP「ねえねえ泉」 (39)

モバP「泉はパソコン詳しいよね?」

大石泉「いきなりどうしたの?」

モバP「こうやって仕事で使うから最低限のことはわかるけど」

モバP「ちゃんと隅々のことまで把握しないと、いざトラブルが起きた時対処できないと思って」

泉「なるほど」

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モバP「そこで泉さえよければパソコンのことを教えてほし
泉「私に任せて」

モバP「お、おお。ありがとう」

泉「それじゃあモバPの家に行けばいいのかな?」

モバP「ええ!?事務所のこのパソコンで教えてくれれば大丈夫だよ」

泉「家にパソコン置いてないの?」

モバP「あるけど」

泉「モバP考えて」

泉「事務所のパソコンと自宅のパソコン、どっちが容赦なく隅々まで触れると思う?」

モバP「自宅……かな?」

泉「でしょ?それなら家のパソコン使って教えた方がわかると思わない?」

モバP「えぇ!?そうかな…」

泉「絶対そうよ」

モバP「………そうかも……」

泉「それに私も変装して行くからバレないわ」

モバP「変装以前に担当アイドルを自宅に招く時点で…」

泉「今度のオフ、私と同じ日でしょ。その時に教えてあげる」

モバP「え、なんで僕のオフの日知ってるの?」

泉「偶然知ったんだよ」

モバP「そっか、偶然か」

モバP「それじゃあ今度よろしくね。あ、僕の住所は…」

泉「知ってるから大丈夫」

モバP「え、なんで僕の住所知ってるの?」

泉「偶然知ったんだ」

モバP「そっか、偶然か」

モバP「……泉は今日はもう予定ないでしょ?家まで送ってくけど、どうする?」

泉「それじゃあお願いしようかな」

モバP「よしきた、じゃあもう出ようか」

泉「……うん…わかった、準備するね」

モバP「じゃあ先車乗ってるからね。事務所のカギ…まあちひろさんすぐ戻ってくるからいいか」

ーーーーーーーーー

モバP「キ ラ メ クアサ-ヒ-マドベノラジ-オ-」

泉「おまたせ、モバP何歌ってるの?」

モバP「ん?いやちょっとね…」

泉「モバPも歌、歌うんだね」

モバP「そりゃあ僕だって歌いたい時もあるさ」

モバP「それよりオフの件、ちゃんとバレないようにしてね?」

泉「大丈夫だよ。ふふっ当日楽しみにしてるわ」

ーー当日ーー

ピンポ-ン 

モバP「はーい」

ガチャ
 
泉「モバPおはよう」

モバP「!?!?」バッ

泉「きゃっ…どうしたの突然?」

モバP「ちょ、ちょっと!泉なんで変装してないの!?帽子被ってるだけじゃん!かわいい!」

泉「モバP考えて」

泉「アイドルが変装もせずに男の部屋に入って行くなんてあると思う?」

モバP「いや現に入って…」

泉「裏をかいてるのよ」

モバP「?」

泉「他の人は大石泉がマンションに入って行ったけどまさか変装もせずに男の部屋になんて行くわけない、きっと友達と会うんだろう、ってね」

眠いので続き明日考えます。ごめんなさい

モバP「さすがに無理があるんじゃ…」

泉「絶対思うわ」

モバP「……そう…………かな?」

モバP「(泉のIQは噂だと150相当…そこまで計算してるとしたらもしかしたら…)」

モバP「……そうかもしれない…」

泉「だから安心して」

モバP「うん…泉がそう言うなら…」

泉「ふふっ、それじゃあ改めてお邪魔します」

モバP「まあ…狭いとこだけどゆっくりして」

泉「へー、これがモバPの部屋か」

泉「モバPと出会うまでは男の人を意識したことなかったけど…」

泉「うん、なんか男の人の部屋って感じがする」

モバP「そうかな?」

泉「私の他に…誰か家に入れたことある?」

モバP「友達以外はいないかな。多分女性だと泉が初めてだよ。ははっ」

泉「そっか……私が『初めて』なんだ…ふふっ…」

モバP「(なんか今日の泉怖いなぁ…)」

泉「それじゃあ早速、教えようか?」

モバP「お願いします泉先生」

泉「ふふ、いつもならモバPが先生って雰囲気なのに、なんか新鮮」

モバP「ははっ、そうだね。それでこのパソコンだけど…どう?」

泉「可もなく不もなしね…ゲームをやったりするのは少し厳しいかもしれないけど、事務作業や軽作業するには問題ないし。無難ね」

モバP「そっか、検索とか動画見たりさるしかやってないから気にしなかったな」

泉「ま、そんなものよね。それじゃあ、わからないこと言ってみて」

モバP「まずは…」

ーーーーーー
ーーーー
ーー

モバP「なるほど!いやー泉の説明がとてもわかりやすくて助かるよ!」

泉「そうかな?そう言ってもらえると嬉しいな」

モバP「今日はありがとう」

泉「いつもモバPにはお世話になってるし、このぐらいはね」



泉「でも最後にまだ残ってることがあるわ」

モバP「え?」

泉「その……モバPって秘密のフォルダとかある?」

モバP「ひ、秘密のフォルダ?」

泉「そう。例えば…女性の画像とか入ってるような」

モバP「え、ええええええええ!?い、泉何を言っているんだ!?」

泉「いいから、これは重要なことなの」

モバP「その、言わなきゃダメ?」

泉「絶対だめ。聞くまで動かないよ」

モバP「あ、あります…」

モバP「幻滅しないで…僕だって男なんだ…」

泉「男性はそういうものだってわかってるよ」

泉「フォルダの中身、見せてくれる?」

モバP「見るの!?」

泉「見なきゃいけないの」

モバP「なんで!?」

泉「モバPのためよ」

モバP「僕のためなのか…」

モバP「いやでも泉はアイド…」

泉「……………」

モバP「わ、わかりました」カチカチッ

泉「ふんふん、結構過激なのね」

モバP「……………(恥ずか死にたい…なんでこんなことに…)」

泉「これとこれとこれと、あとこれも削除ね」

モバP「な、なんで?」

泉「ウイルスが入ってる可能性が高いからよ」

モバP「そんなことあるのか?」

泉「あるよ」

モバP「そんなことわかるわけない…」

泉「わかるわ」

モバP「そうか…泉が言うならそうなんだな…」

モバP「消しましたけど…残ったのが黒髪ロングだけですね…」

泉「偶然だよ」

モバP「そっか偶然か…」

泉「しょうがない、これだと対処が必要ね」

泉「モバP、今持っているそういう本とDVD、出してちょうだい。全部チェックして捨てる物選ぶわよ」

モバP「やめよ?ねえ本当にやめよう」

モバP「そもそもなんで出さなきゃいけないんでしょうか…」

泉「ねえモバP聞いて、これはモバPのためでもあるの」

モバP「えぇ…」

泉「例えばこの先もさっき消したような画像ばっかり見てたり好きだったりしたら、ウイルスにかかる確率は高くなると思わない?」

モバP「いやでもそんな滅多に…」

泉「私はかかると思うな」

モバP「そうかな……」

泉「絶対そうよ」

モバP「泉が言うならそうかも…」

モバP「わかった…持ってくるよ(折角隠したのに…)」

ーーーーー

泉「これで全部?」

モバP「はい…全部です…」

泉「想像してたよりかなり少ないのね」

モバP「そうかな…」

泉「大丈夫よモバP。私に任せて」

泉「それじゃあ中身を見てみま
モバP「それだけはほんと勘弁してください」

泉「でも…」

モバP「何卒……何卒……っ!」

泉「そこまで言うんだったらわかったわ」

泉「じゃあ…まず『家庭教師の
モバP「タイトル口に出して言うのはやめてください……」

モバP「お願いします…」

泉「とにかくこれは捨てたほうがいいわ」

モバP「一応理由は…」

泉「これと似たようなのは悪質なデータが入ってる可能性が高いのよ」

モバP「そう、なんだ…初めて知った…」

泉「このパッケージの人は黒髪ロング……セーフね」

モバP「ロングはセーフなの!?」

モバP「さっき黒髪ロング残ったのは偶然って…」

泉「言うの忘れちゃってたの」

モバP「そっか…忘れてたなら仕方ない…」

泉「次はーーーー」

ーーーーーーーーー

泉「これで最後の一つね」

モバP「(担当アイドルに何させてんだよ僕は…いや僕悪くないじゃん!)」

泉「モバP?」

モバP「は、はい」

泉「これ…「アイドルとプロデューサー、夜の関係」って…」

モバP「!?違う!違うんだ泉!!!これは友達から無理やり押し付けられただけであって!」

泉「何を言っているの?」

モバP「断じで泉をそんな目で…え?」

泉「モバP」

泉「こういうもので耐性をつけていたって考えてみて。持ってたほうがいいと思わない?」

モバP「そう…かな…」

泉「でも私がいるからこれはいらないわね」

モバP「え?」

泉「いらないわね」

モバP「うん…泉がいるから…うん?」

泉「よしっ、これで終わったね」

モバP「なんか疲れたよ…」

泉「もうお昼過ぎちゃったわね。モバP、お腹は空いてる?」

モバP「空いてる…何か出前でも頼もうか」

泉「出前取らなくても私が作るわよ」

モバP「いや教えてもらった上に料理まで作らせるわけには…」

泉「いいから、モバPは座ってて」

モバP「…じゃあお願いしようかな」

泉「冷蔵庫にある食材使ってもいい?」

モバP「もちろん」

泉「ふふっ、楽しみに待ってて」

ーーーー

泉「できたわよモバP」

モバP「美味しそうだね」

泉「モバPに作ってあげるのこれで2回目ね」




泉「それじゃあはい、あーんして」

モバP「い、泉?自分で食べれるから大丈夫だよ?」

泉「モバP、他の人に食べさせてもらえると頭の働きが良くなるのよ」

モバP「それ本当?」

泉「本当よ」

モバP「泉が言うならそうなんだろうな…」

モバP「でも流石に…」

泉「私じゃ…嫌?」

モバP「うっ…あ、あーん…」

泉「はい、ふふっ」

モバP「美味しいよ…」

泉「そうだ、これから毎日モバPの家でご飯作ってあげる」

モバP「あ~ダメダメダメ!」

泉「迷惑…かな」

モバP「親御さんの問題もあるし何より泉はアイドルだから!自分の身を大事にして!」

泉「両親はモバPのこと信頼してるわ」

泉「それにモバP考えてみて」

泉「こうやって普段から生活を共にすることでお互いのことがより深く理解できて、これからのことがより上手くいくと思わない?」

モバP「そう…かな…」

泉「そうよ」

モバP「そう…かも…」

モバP「いやそれでもダメだよ!」

泉「じゃあ譲歩して土日はどう?」

モバP「譲歩するぐらいなら諦めて欲しいよ…」

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