ペトラ「だからエレンに怖がられるんですよ」リヴァイ「よし、キャラ変えよう」 (19)

進撃の巨人ssです

過去作
リヴァイ「腹が痛いのか?」ペトラ「せ、生理…ですっ//」 - SSまとめ速報
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~~ペトラが兵長に説教しているようです~~

ペトラ「いつも兵長は!クールすぎるんですよ!Cool!!」

リヴァイ「…スマン」

ペトラ「それでエレンに怯えられても仕方ないですよね!ていうか兵長、Cool超えてますよ!もう恐怖ですよ!」

リヴァイ「…スマン」

リヴァイ「じゃあどうすればいい」

ペトラ「いや、どうすればいいって言われても」

リヴァイ「…そうだ、」

ペトラ「?」

リヴァイ「キャラを変えよう」

ペトラ「…キャラを変える?」

リヴァイ「そうだ」

ペトラ「…恐怖の陰気キャラから、ですか?」

リヴァイ「(陰気キャラって結構傷つくな…)そうだ」

ペトラ「…へぇ…たとえばどんな感じですか?」

リヴァイ「…どんな感じ?というと?」

ペトラ「うーん…なんか、紳士系とか、優しい系とか、ドM系とか」

リヴァイ「…どえむ?」

ペトラ「…え?」

リヴァイ「どえむって何だどえむって」

ペトラ「…兵長、MとかS知らないんですか?」

リヴァイ「服のサイズとかのことか?自慢じゃないが、俺はこう見えてMだ」

ペトラ「…違いますそういうことじゃないです」

リヴァイ「じゃあどういうことだ」

ペトラ「…えっと、Sがいじるっていうかやる方で、Mがいじられるっていうかやられる方!みたいな」

リヴァイ「…?」

ペトラ「…わかってくださいよ!兵長理解力なさすぎですよ!」

ペトラは、今のは自分の説明が悪かったことには気づかない。

リヴァイ「…やる方とやられる方?」

ペトラ「そうですそうです」

リヴァイ「…じゃあ」

リヴァイ「俺がSで、巨人どもがMか?」

ペトラ「……」

ペトラ「…それはちょっと違う気がします」

リヴァイ「…そうか…」

ペトラ「…あ、たとえば!バナ…じゃなくてナナバさんがSで、ゲルガーさんがMです!わかりました?!」

リヴァイ「…わからない、こともない」

ペトラ「…まぁ、これ以上続けても不毛ですよ。次行きましょう」

ペトラ「さっきも言いましたけど、紳士系とかどうですか?」

リヴァイ「しんし?」

ペトラ「紳士も知らないんですか?!よくそれほどの知識で生きてこれましたね?!」

リヴァイ(ペトラが辛口になってく…)

ペトラ「紳士ってのは…ウンタラカンタラ」

リヴァイ「…ほう、なるほど」

ペトラ「わかって頂けました?」

リヴァイ「…しかし、この班に女はお前だけだ。これじゃあ、あまりキャラを出せないだろう」

ペトラ「…確かに…」

リヴァイ「…あ、ハンジから言われたことがある」

ペトラ「…何をですか?」

リヴァイ「陰気キャラさっさと脱出しろ、って」

ペトラ「…そうですか」

リヴァイ「…で」

リヴァイ「なんかな、」

リヴァイ「少し自意識過剰っつーか…ナルシになってみろって言われた」

ペトラ「ナルシスト?兵長が?」

リヴァイ「そうだ。ナルシも試してみるべきか?」

ペトラ(兵長…ハンジさんの面白半分のからかいに気づいてください)

ペトラ「まず、どうしてナルシストになる必要があるのか考えました?」

リヴァイ「ああ、ハンジが言っていた」

ペトラ「え」

リヴァイ「確か…」

↓そのとき

ハンジ「リヴァイはさぁ、陰気じゃん」

リヴァイ「…まぁそうかもな」

ハンジ「でもなんかさぁ、ポジティブに考えたらさぁ、陰気じゃなくなりそうじゃん」

リヴァイ「…そうか?」

ハンジ「そうだよ!…ナルシとかどう?自分に自信を持って!そしたら道は開ける!」

ーーー
ーー

リヴァイ「…と、まぁ、そういうことだ」

ペトラ「…なるほど…」

ペトラ「ハンジさんの考え、筋が通ってますね」

リヴァイ「まぁな」

ペトラ「でも、なんか違いません?ナルシって自分に自信を持つことだけじゃない気がするんですけど」

リヴァイ「どういうことだ?」

ペトラ「なんか、自分のいいところを考えて自信を持つんじゃなくて、ただの思い込みみたいな」

リヴァイ「ほう、なるほど。それもそうかもな」

ペトラ「でも兵長がナルシとか、正直無理です」

リヴァイ「……」

リヴァイ「…まぁ俺も無理だな」

ペトラ「でしょう?」

リヴァイ「じゃあどうしようもねぇじゃねぇか」

ペトラ「そうですね」

リヴァイ「……」

ペトラ「…あ、夕食の時間なんで準備してきますね」

リヴァイ「ああ」

ーーー

ペトラ(兵長…結構気にしてるみたいだったな)

ペトラ(でも、兵長は今の性格がいちばん似合ってる…エレンの怖いって気持ちもわかるけどさ)

エレン「…あ、ペトラさん!」

ペトラ「あ、エレン」

ペトラ(…お!そうだ、本人に聞いちゃえばいいんだ)

ペトラ「ねぇエレン、兵長は怖いと思う?」

エレン「え?…いや、別にそこまでじゃ…」

ペトラ「無理して隠さなくてもいいんだよ?」

エレン「……」

エレン「…まぁ…ちょっと、怖いです」

ペトラ「…そっかぁ」

エレン「はい」

ペトラ「…じゃあさ、どんな兵長なら怖くない?」

エレン「え?」

ペトラ「たとえば性格とかさ。こんな兵長は怖くないなーっていうの、ない?」

エレン「えぇ?うーん…」

エレン「…あ、こんな兵長なら…」

ゴニョゴニョ…

ペトラ「…え」

エレン「こんな兵長なら!怖くない、と、思います」

ペトラ「…なんで…そんな兵長が思い浮かんだの?」

エレン「…前、兵長から手紙貰ったんですよ」

ペトラ「えっ」

ペトラ(何それ?!私貰ったことない!!)

エレン「…なんかそれが…あ、これですこれです」

『エレンへ
特別捜査班は楽しいか。
楽しいか。そうか。よかったな。
掃除頑張れよ。あいつらは上手い方だからな。お前だけ浮くなよ。
…夜。お前の部屋に行くからな。
時間かかるかもしれねえから、風呂入っとけよ。
ペトラ襲うなよ。前オルオが襲おうとしてたからな。

じゃあな。

by 俺』

ペトラ「…え?」

エレン「…はい?」

ペトラ「…オルオが?何しようとしたって?」

エレン「…まぁ、過去のことですし…アハハ」

ペトラ「…あれはァァ!あいつのせいかァァアアア!!!」

エレン「ふぇっ?!」

ペトラ「ある日の夜!普通だったの!!」

エレン「えっあっはい」

ペトラ「なのにィィ!次の日の朝!部屋のドアが開かなかったのォォ!!!」

エレン「…それは、ペトラさんの部屋のドアを開けようとしたら兵長に見つかって、驚いてドアノブをガシャンとやってしまったオルオさんの仕業ですね」

ペトラ「…詳しいなぁ?」

エレン「…偶然、目撃しまして」

ペトラ「それより!!!何?!」

エレン「えっ?」

ペトラ「夜!エレンの部屋で兵長とエレンが二人きり?!何してたの?!」

エレン「えっいやあの…」

ペトラ「『風呂入っとけよ』?!それ○○○するときの言葉じゃない!『ペトラ襲うなよ』?!それ浮気を心配したときの念のための言葉じゃない!!」

エレン「違いますよ…」

ペトラ「もういいわよ!どうでも!」

エレン(あっいいんだ)

ペトラ「…で、戻るけど」

エレン「はい」

ペトラ「この手紙の何が問題なの?」

エレン「いや、全体的に…」

ペトラ「全体的に?」

エレン「いや、だって…文末全部『。』ですよ?」

ペトラ「うん」

エレン「…え、怖くないですか?なんか」

ペトラ「え、なんで?」

エレン「怖いですよ!なんか冷たい感じがするって言うか…テンションが低すぎて」

ペトラ「うーん…でも考えてみて?」

エレン「はい?」

ペトラ「兵長が文末に、『!』とか使ったら余計怖くない?」

エレン「…確かに」

エレン「…いや、でもやっぱり…」

ペトラ「…じゃあ、内容変えずに、この手紙を怖くないように書き換えてみてよ」

エレン「…わかりました」

↓完成したやつ

『エレンへ
特別捜査班は楽しいか?
見た感じ楽しいみたいだな。よかったな。

掃除頑張れよ?あいつらは上手い方だからな、お前だけ浮くなよ。
夜、お前の部屋に行くからな。
時間かかるかもしれねえから、風呂入っといた方がいいと思うぞ。
ペトラ襲うなよ?前オルオが襲おうとしてたからな。

じゃあな。

by リヴァイ』

エレン「…とまぁ、こんな感じですかね」

ペトラ「んーなるほど…もう少し軽いっていうか、テンション低すぎるのをどうにかしてほしいってことね」

エレン「そうです」

ペトラ「…あ、ちょっと兵長のとこに用思い出したから、悪いけど、台所で準備しててくれるかな?」

エレン「あ、わかりました」タッタッタッ…

ペトラ(…さっき、エレンがゴニョゴニョ言ったこと…)

“常に笑顔で、チャラい兵長がいいです”

ペトラ(エレン…チャラいの意味わかってるのかな?ていうか、絶対兵長笑ったら怖いし)

ペトラ(まぁ…うちら『リヴァイ兵長ファンクラブ』の会員にとってはとてつもなくかっこいいと思えるんだろうけど)ガチャ

ペトラ「兵長!失礼します」

リヴァイ「なんだ。夕食の準備するんじゃなかったのか」

ペトラ「ええ、そうしようとしたんですけど…途中でエレンに会いまして」

リヴァイ「ほう…」

ーーーーー
ーーーー

ペトラ「…と、まぁこんな感じで」

リヴァイ「…なるほど」

リヴァイ「チャラい兵長がいいんだな?」

ペトラ「そうらしいです」

リヴァイ「チャラい兵長か…よし、考えてみよう」

ペトラ「はい。じゃあ私台所戻りますね」

リヴァイ「ああ。…そうだ、今日俺はこれから街に行く。飯はそこで食うからいらねぇ。遅くに帰るだろうから俺を待たずに寝てろ」

ペトラ「はいわかりました」

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年09月21日 (木) 23:02:17   ID: lNoOnFyF

ペトラこぇぇー

2 :  SS好きの774さん   2017年10月06日 (金) 09:34:39   ID: 8LyKghwN

続きなう

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