東方 紅魔館をオオカミが乗っ取っちゃうぞ! (12)

二次創作?

東方紅魔郷のキャラ達が出てきます。

キャラ崩壊注意。原作レイプなど色々酷い。

ふらふらまったり見ていってください。

あと、多少の暴力描写があるかもしれない。

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長男ウルフ「暇だな。」

次男ウルフ「長兄は常に暇を持て余している様に感じられる。」

三男ウルフ「もぐもぐ。もぐもぐ。」

妖精1「ガッ・・・・!痛いッ・・!」

妖精2「うう・・!」

長男ウルフ「こうまで力の差が歴然だと暇にしか思わないものだ。くだらん。見張り役を潰したと思えば、
      やってきたのはただ胸を鬱屈とさせる郷愁だけだ。」

次男ウルフ「ハハ、今頃なにを言うか。これは今から行う我等の所業にすればただの露払いじゃないか。
      悲しいかな。我等に必要なのはめくるめく闘争の世界なんだ。
      そこに居る妖精たちでは何も成し得ない。何も満たせない。つまりはそういうことだな?三男坊?」

三男ウルフ「―――――んん?まずーい。なんにも美味しくない。腕じゃやっぱり駄目。オレ腹、膨れない。
      やっぱり女の臟がいい。」

妖精1「ぐッ!貴様らッ!自分たちが何をしているか分かって―――――」

(ブチッ)

妖精1「――――――――あ、」

三男ウルフ「やっぱ次は脚だ。脚がいい。スジが入って硬そうだけどこっちがいい。」

妖精1「うああああああああ!!!」

妖精2「ヒッ!」

長男ウルフ「無作法ものが。もっと静かに出来んのか。」

次男ウルフ「ハハハ!相変わらず悪食だな!三男坊!妖精二匹食ったところで腹は膨れんぞ。」

月夜の晩、草木も眠るその頃に、

三匹の狼男は突如として現れた。

彼等の目的は一つの館を示している。

紅魔館。


吸血鬼の主が住むらしい、その紅い館へ。

ケダモノたちはただ進む。破滅と破却に通じる闘争の快楽を求めるために。

妖精たちは蹂躙され、薙ぎ倒された骸がただ道標となって館への道をつくる。

妖精1「い、うぐ・・・あ・・・」

妖精2「ひいい!たすけて!たすけ、――――――――」

長男ウルフ「おい、貴様。」

妖精2「!」

長男ウルフ「一度しか言わん。よく聞け。紅魔館はどこだ。紅魔館の場所だ。
      場所さえ教えれば命までは取らん。もっとも妖精は死なんがな。」

妖精2「ひいい、お願いです!嘘はつきません!だからもう許してください!」

次男ウルフ「ハハハ、二度言わせる気かな。お嬢さん。道を聞いているだけじゃあないか。
      何もそんなに怯えることはないだろう。」

三男ウルフ「ボリボリ。ボリボリ。ムシャムシャ。みちーみちみちみち。うへえ。」

妖精2「こ、この先を真っ直ぐです。杉の木を目印に進めば紅魔館があります。
    このままでいけば歩いてすぐに着きます!」

長男ウルフ「そうか。では迷う意味も無かったか。ただ進むだけなら問題は無いな。」

次男ウルフ「では長兄。勇んで進むとしようじゃないか。ようやく到着というところかな。
      これで無駄な労力と血を流さずに紅魔館へいける。」

三男ウルフ「うー。吸血鬼。どうでもいい。獲物。[ピーーー]だけでいい。」

妖精2「き、吸血鬼って、まさかレミリア様の――――――――」

(ブチン)

妖精2「あえ」

長男ウルフ「一度しか言わん。二度目はない。首だけ道案内役を務めろ。まあ、何も喋らんがな。」

次男ウルフ「それでは提灯にもならんよ。まあ、案内役として一緒についてきてくれるなら結構なことだ。
      どうせ喋らんがな。」

三男ウルフ「アタマ!それ後で俺にくれ!」


三匹のケダモノは歩き出した。


紅魔館へ向けて。


妖精の首は脊柱を揺らしながら揺りかごのように紅魔館へと誘うのだ。

血と退廃の吸血鬼の館へと。

紅魔館  主の部屋



レミリア「うーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーーー!!」


十六夜咲夜「お嬢様。奇声をいきなり張り上げられていかが致しましたか。」

レミリア「ああ、咲夜。来ていたのね。ストレッチ運動をしていたの。」

十六夜咲夜「はあ。ストレッチ。」

レミリア「そうよ!あの大馬鹿霊夢が、私のことを、アンタ太ったんじゃない。とか、言ったのよ!!
     だからこうして運動しているワケなのさ!!」

十六夜咲夜「はあ。」

レミリア「む。なんか反応がイマイチね。もう少しリアクションをしてもいいんじゃないの。」

十六夜咲夜「いえいえ、紅魔館は今日も平和だなー。と、心から感じておりました次第でございますので。」

レミリア「なんかムカツク反応ね。あ、そうだ。そういえば頼んでいたカップは買ってきたのかしら。」

十六夜咲夜「はい。お嬢様がご所望されていたカップでしたら、先日香霖堂で購入しておきました。」

レミリア「うんうん。仕事が早いのは感心ね。」

十六夜咲夜「そうですね。何せ自分で割ったカップを、自分のせいにするのが嫌だから半日で見繕って、
      なんていう無茶ぶりを何回も見せつけられていますからね。もう慣れました。
      これも全てお嬢様のおかげですわ。」

レミリア「うんうん。って、何かアンタ地味に毒吐いてない?」

十六夜咲夜「ところでお嬢様。」

レミリア「あ、今無視したね。無視したわね。」

十六夜咲夜「先ほど妖精たちから伝令がありまして、紅魔館の敷地に侵入者アリということですが。」

レミリア「どうせ魔翌理沙だろ。そんな気にする必要ないでしょ。どうせ図書館の本を借りに来たんじゃないの。」




レミリア「どうせ魔翌理沙だろ。そんな気にする必要ないでしょ。どうせ図書館の本を借りに来たんじゃないの。」

修正 魔翌翌翌理沙 → 魔翌理沙

紅魔館  門前




紅美鈴「うーむ。暇。これほどの暇があろうことか。来客もなし。通行人もなし。さりとて飛んでいる妖精もなし。
    誰もいないではありませんか。」

紅美鈴「こんな状況に陥っては、自らが眠るという選択肢を作らざるを得ないような気がする!」

紅美鈴「さて、では咲夜様が来ないうちに寝てしまおうか―――――」

(ヒュン)

投擲。刹那の狭間に投げられた物体がなんであるかを判断する余地はない。
明らかに紅美鈴めがけて投げつけられたソレを気の流れで瞬時に見抜く。

紅美鈴「――――――――。」

(パァン!!)

門前の壁に突撃し盛大に紅い液体をぶちまけながら四散したその塊は、
間違いなく妖精の頭部であることを視認した。

紅美鈴「賊か。」

紅美鈴「ならば是非も無し。」

長男ウルフ「門番か。」

次男ウルフ「独りで門番か。仕事熱心なのは実に感心だ。」

三男ウルフ「女、だけど硬そう。きっと不味い。」

紅美鈴「狼男。三人か。紅魔館の敷地に不法で侵入した狼藉者ども。妖精たちが先ほど伝令したのはお前たちか。」

長男ウルフ「だとしたらどうする。我々は賊で、貴様は門番だ。当然真正面から礼儀正しく入れて貰おうなどと、
      思っているワケではない。」

長男ウルフ「邪魔をするなら潰して通るだけだ。」


紅美鈴「呵呵、なにを仰るそこな御仁。この中に入ってどうするつもりかな。」

長男ウルフ「我々が欲しいのは吸血鬼の首だ。人を喰らうケダモノ同士殺し合いがしたいだけだ。」

紅美鈴「素直な返答は実に結構。それで?仮にも門番である私を無視して素通りしようなどとはよもや考えまい。」

紅美鈴「紅魔館はレミリア様の居城。何人たりとて適当に通すことは叶わん。そこな獣ども。相手になるぞ。」

次男ウルフ「ハハハ!そうこなくては!先ほどから弱い者いじめばかりで退屈していたところだ!」

長男ウルフ「一体だけの相手に三匹でかかるなど外道の極みだ。貴様が勝手にやれ。」

次男ウルフ「長兄。ここは任されたぞ。この妖怪少しはできるとみた。」

長男ウルフ「時間はかけるな。即座に仕留めろ。」

次男ウルフ「ククッ。なに、せいぜい三分はかかるな。」


    

紅魔館  主の部屋




レミリア「ん?何か妙な気配が―――――」

十六夜咲夜「毛はえがどうかしましたか?」

レミリア「ワザと言ってんのか。ケハイ。気配よ。何か異質なものが紅魔館に近づいている。」

十六夜咲夜「先ほどの侵入者の件と何か関係がありそうな気がしますね。」

レミリア「あー?そういえば妖精たちが何か言ってたわね。」

近衛妖精「緊急報告!緊急報告!」

十六夜咲夜「ん?どうしました。何か異変でも・・」

近衛妖精「紅魔館の館内に侵入者です!数は三匹!種族は獣・・・狼です!!」

十六夜咲夜「館内に侵入?美鈴はどうしました?門番は彼女に一任している筈ですが・・。」

近衛妖精「美鈴様は賊の襲撃により昏倒されております!意識不明!瀕死の重傷にございます!」

レミリア「あら?門番ヤラレチャッタ的な?」

十六夜咲夜「お嬢様。一応緊急事態なのでもう少し焦ってください。」

レミリア「ははは。別にいいじゃないの。ところで紅美鈴は今どこにいる?」

近衛妖精「ハッ!救護室で意識が戻るまで救護を――――」

レミリア「そう、それじゃ咲夜。美鈴のところへ見舞いに行ってきなさい。」

十六夜咲夜「お嬢様。しかし、それではお嬢様の警護は―――」

レミリア「行きなさい。下賤な賊に紅魔館の主として誅罰を与えるのは館主の役目でしょう。
     貴方は暫く怪我人の面倒でも見ていればよい。」

十六夜咲夜「―――――承知しました。くれぐれも無理はなさらぬよう。お気をつけて。」



紅魔館   魔法図書館




次男ウルフ「なかなかの蔵書量だ!素晴らしい図書館じゃないか!!」

次男ウルフ「私は読書関係には疎いが、それでもこの図書館に満ちている魔翌力の判別はつくぞ!
      きっとこの図書館を牛耳ることのできる魔術師は名のある手練であることだろう!」

次男ウルフ「願わくばそれが美女であることを望むがな!!艶やかで美しい魔女を連想させる!!
      そうであるならばどんなによいことか!!この場に来た甲斐があるというものだ!!」

先行して紅魔館に侵入した次男ウルフは濃密な魔翌力の匂いにつられてこの図書館へやってきていた。

喝采を送る様に言の葉を紡ぐケダモノは大いに満足していた。

その背中に凶刃が迫っていようとも。

(ザンッ)

小悪魔「―――――!!」

だが、その凶刃は空を切る。

完璧なタイミングで気づいていない獲物に振り下ろされた大鎌はしかし、

そのケダモノの疾さを見誤っていたのだ。

(ヒュン)

次男ウルフ「実に手荒い歓迎だな。見たところ司書のようだが。ふむ―――なかなかに美人じゃあないか。」

小悪魔「この図書館にどのような御用でしょう?生憎蔵書の貸出には許可が必要ですので。」

次男ウルフ「ハハハ!許可か!許可ときたか!生憎だがそんな用向きで来たわけではない。」

次男ウルフ「この身は人を喰らう獣、殺戮を好むケダモノだ。なので可能な限りの暴虐と陵辱を行いに参上した。」

次男ウルフ「読書のついでに君たちの血肉を啜りに来た。といった方が理解が早い。」

小悪魔「なるほど。なるほど。ええ、勿論気づいていました。近付けば近付くほど獣特有の鼻を突く、
    その匂いに辟易していたところですので。」

次男ウルフ「これは申し訳ない。身にしみた血と略奪の臭気は実にとどまることを知らずでね。
      淑女には申し訳が立たないことこの上がない。」

次男ウルフ「だがこれも何かの縁だ。ここで私と君が出会ったのは神が用意した采配にも違いない。
      共に人外の者同士語り合おう。暴力のぶつかり合いで絆を深めようじゃないか。」

小悪魔「絆を―――――深める。」

小悪魔「ンフフ。 フフフ。 ハハハハ。」

次男ウルフ「――――――――?」

小悪魔「何か誤解をされているようで。私はこの館に務めるもので貴方は侵入者。
    まかり間違っても絆が生まれるなどということは有り得ない。」

小悪魔「そして、この図書館は我が主パチュリー・ノーレッジが住まう大図書館。
    獣の臭気が漂っていい場所ではない。」

小悪魔「だから」

次男ウルフ「だから?」

小悪魔「オマエラみたいなゴミクズどもがこの図書館に存在する権利はねぇ。
    そんなに殺戮がしたけりゃ、自分が一番イキやすい土俵でマスかいてりゃあいいんだよ。
    その汚え臓物を地面にバラマキたくなかったら今すぐここから失せろ。」

小悪魔「ああ、もっとも、もう既にアタシに見つかった時点で、この場で屠殺される選択肢しかねえんだけどな。」

小悪魔「豚みたいに悲鳴上げても逃がさねえぞ?犬畜生はワンワン鳴いて粗チン振って尻尾振って腰でも振ってな。」

次男ウルフ「なんとも汚い言葉だ。淑女と言ったのは訂正だな。存分に辱め、血を流させてから仕留めるとしよう!」

      
      
      

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