【サザエさん×異世界食堂】マスオ「びゃあ゛ぁ゛゛ぁうまひぃ゛ぃぃ゛ぃ゛」 (20)

マスオ「いや~、こんな美味しい洋食屋さんがあったなんて知りませんでした~」

ノリスケ「なんで今まで隠してたんですか、おじさん」

波平「別に隠してたつもりなどありゃせん」

ノリスケ「また昼休みに集まれる日があったら3人で来ましょうよ」

波平「うむ。よかろう」

一同「ごちそうさまー」

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店主「あ、磯野さん。ありがとうございました」

波平「今日もおいしかったよ」

ノリスケ「なんだ、やっぱり自分は店主と顔馴染みになるほど通い詰めてるんじゃないですか!」

マスオ「お義父さん、お店のご主人とお知り合いなんですか?」

店主「磯野さんには先代の頃から贔屓にしてもらってるんです」

波平「変わらぬ味。それでいてまた腕も上がっている」

店主「そう言って貰えるとありがたいです」

波平「そうだマスオくん。次は家族みんなで来ようじゃないか」

マスオ「いいですねえ、きっとみんなも喜びます」

ノリスケ「僕も次の休み、イクラとタイコと絶対来よう!」

カランコロンカラン

店主「ありがとうございましたー」

 

ここは洋食のねこや

オフィス街に程近い商店街の一角にある雑居ビルの地下1階

しかし週に一度、土曜日にだけ異世界へと通じる扉が開かれる……

 

剣士「くそっ、次第に魔物が多くなっていく」

ドワーフ「このままじゃ腹が減って力も出ねえぜ」

エルフ「賢者様、本当にこのようなところに食堂があるのですか?」

賢者「うむ……確かにあるはずだった……」

賢者「しかし、ちと来るのが遅かったかもしれぬ……」

賢者「わしらの住むこことは別の世界。異世界にある異世界食堂」

賢者「七日に一度、土曜の日にだけそこへ行ける扉が現れるのじゃ」

ドワーフ「ドヨウ……?」

エルフ「そのような話、にわかには信じられませんが」

剣士「それでその土曜ってのはいつなんだ?」

賢者「わしの数えが間違っていないのなら、土曜は昨日のはず……」

賢者「店に行くにはあと5日ほど待たなければならん」

ドワーフ「もうダメだ……ここで飢え死にしちまう……」

賢者「すまん……わしが美味い店があるなどと提案しなければ」

エルフ「ここへ来るまで魔物にもかなり遭遇しましたからね」

エルフ「想定していた到着時刻よりだいぶ遅れました」

剣士「……まだだ!まだわからねえ!」

剣士「賢者が日にちの計算を間違っている可能性だって十分にある!」

剣士「その異世界へ通じる扉とやらがどこかにあるはずだ!探すんだ!」

エルフ「あきらめましょう。そのようなことを賢者様が間違うわけがありません」

エルフ「もう日も暮れてきました。それよりも寝床の確保を」

ドワーフ「おい!あれは何だ!?」

剣士「おおっ!あんな断崖に不自然な戸が!」

エルフ「こ、これは奇跡だ……」

エルフ「賢者様、あれこそまさに?」

賢者「……いや、わしの知っている扉とは違う」

ドワーフ「やっと食料にありつける。助かったぜ!」

剣士「ごめん」ガラガラガラ

カツオ「いらっしゃいませー」

ワカメ「いらっしゃいませー」

タラオ「いらっしゃいませー」

剣士「こ、ここは……?」

 

ここは和食の磯野家

東京都世田谷区桜新町、ごく普通の家族が暮らす一軒家

しかし週に一度、日曜の夕方にだけ異世界へと通じる扉が開かれる……

 

今日は以上です

フネ「まあまあ、異世界からわざわざお越しくださってありがとうございます」

サザエ「さっ、こちらへ上がってください。あ、靴は脱いでくださいね」

ドワーフ「何だここは……この見慣れぬ建築様式……」

賢者「ねこや以外に異世界食堂があったとは、驚きじゃ」

波平「どうも。ここは和食の磯野家、わしは主の磯野波平です」

エルフ「ここが異世界食堂なのですね?」

波平「いいえ、お金は一銭もいただきません 」

フネ「お客様が満足されたらそれが何よりの報酬でございます」

ドワーフ「ううむ……客人をもてなす心は我らドワーフに通ずるものがあるな異世界人」

剣士「腹も減ってることだ。とにかく部屋へ上がらせてもらおう」

サザエ「どうぞこちらへ」

剣士「これから食事をするというのに床に座るのか?」

剣士「尻に敷物をするとはいえ、さすがにわが国の文化レベルとは違うようだな。辺境地水準だ」

エルフ「いいえ、この床……この草のにおい……」

エルフ「植物を織り込んで作られているなかなか手の込んだもの」

エルフ「硬さもちょうどいい。座り込んでも痛くないし、なんならそのまま寝そべってもみたい」

エルフ「これは私がエルフだからなのでしょうか。どこか懐かしさすら感じます」

ドワーフ「いくつかのブロックに分かれ、はめ込み式になっておる」

ドワーフ「手入れや入替も可能なわけだ。これは名工のなせる業に他ならん」

ドワーフ「それにこの木製の円卓も興味深いぞ」

ワカメ「お客さん、東大陸語は読めますか?」

ドワーフ「おう。読めるぜ嬢ちゃん」

賢者「ところで、見たところここは食堂というよりも住居のようじゃが」

ワカメ「はい。私たちは家族で日曜の夕方にだけ異世界食堂をやってるんです」

カツオ「普段はそのちゃぶ台で僕たちが食事をしてるんですよ」

ワカメ「もうお兄ちゃん。余計なこと言わないでいいの!」

カツオ「へへへ」

賢者「元気のいい子らじゃ。子供の笑顔が何よりなのは異世界も変わらん」

賢者「なるほど、このちゃぶ台という円卓。家族で食卓を囲み、絆を深める力があるわけじゃな」

今日は以上です

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