仮面ライダーゴースト「隣人部?」 (140)

俺は天空寺タケル!

18歳の誕生日に襲ってきた眼魔に倒され、紆余曲折あって生き返る事ができた

今は失われた時間を取り戻すべく勉学に勤しんでいる

やっと普通の生活が戻ってきた!

はずだったんだけど・・・

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1504530774

タケル「はぁ・・・」

俺は今、重大な局面に立たされていた

タケル「今日も誰とも話せなかった・・・」

クラスの皆とどこか距離があるのだ

半年のブランクというのは、それ程大きいのだ

タケル「死んでいる時はアカリ達もいたし、こういう気持ちにはならなかったんだけどな・・・」

タケル「っと、弱気になっちゃいけない」

タケル「これからは学校で過ごす時間も多くなるんだ、少しずつ前進していこう」

タケル「ってもう放課後だし、今日はもう帰って明日また頑張ろう」

タケル「俺は、俺を信じる!」

そうして俺は家に帰ることにし、ある教室の前を通りかかった

??「それでな、トモちゃん、最近来た臨時の先生がヤバくってさ~」

タケル「お、友達と会話してるのか」

タケル「俺もいつかあんな風に・・・」

??「リーゼントの先生なんてありえないよね~」

どうやら話題は最近来た臨時の先生のようだ

俺も遠目で見たことはあるが、確かに個性的な髪形をしていたな

しかし、俺はここで違和感を感じた

この生徒・・・声からして女子のようだが、さっきから一方的に会話をしていて、友達の声が聞こえない

タケル「いったいどういう事なんだ・・・」

俺は気になって教室を覗いてみた、すると・・・

夜空「ハハハハハ、もうトモちゃんってば~」




タケル「え・・・」

そう、彼女は「1人」で、何もない空間に向かって喋っていたのだ

タケル(これは一体・・・まさか新手の眼魔か!?」

眼魔・・・それは普通の人には見えない存在

でも「仮面ライダーゴースト」である俺にも見えないなんて・・・」

タケル「よし、試してみるか、クモランタン!」ペカー

俺は特殊なランタンでその場を照らしてみた

しかし、そこには何もいなかった

タケル「あれ?おかしいな・・・」




夜空「おい、眩しいぞ!何だ!?」

タケル「・・・・・」

バレてしまった

夜空「ん?お前見ない顔だな」

タケル「まぁ・・・ちょっと事情があってしばらく学校来てなかったからね」

夜空「そうか・・・大変だろ、クラスメイトとの接し方とか」

タケル「まぁ・・・ね、君は何していたの?」

夜空「私か?私は友達と話をしていただけだ」

タケル「いやでも誰も・・・」





夜空「エア友達と!!!」バァン!

タケル「・・・は?」

流石の俺もそんな意味不明な言葉に絶句した

夜空「どうした?キョトンとして」

タケル「いや、エア友達ってなんなのかなと・・・」

夜空「エアギターってのがあるだろ、それの友達版だ」

タケル「そ、そう・・・」

タケル「もしかして君・・・友達が・・・」

夜空「・・・仕方ないだろう、私もつい最近この学校に来たんだ」

タケル「そっか・・・えっと・・・」

夜空「三日月夜空だ、夜空でいいぞ」

タケル「わかったよ夜空、俺は天空寺タケルだ、よろしく」


夜空「タケル・・・まさか」

タケル「どうしたの?」

夜空「あ?いや何でもない、そうか・・・」

夜空は何か考え事をしているようだ

夜空「よし、私はもう帰る」

タケル「え?」

夜空「友達を作るためのプランを考えなくてはならないからな、では」タタタ・・・

そう言って、夜空は立ち去っていった

タケル「・・・俺も帰ろう」

そして、俺は自分の家「大天空寺」に帰ってきた

ガヤガヤ・・・

タケル「ん?何だ?」

テラの入り口で御成達が何やら騒いでいた

タケル「ただいま、何があったの?」

御成「あ、タケル殿、お帰りなさい、実は少々面倒な事に・・・」

タケル「面倒な事?」

御成「と、とにかく中へ・・・」

俺は御成に言われるままに寺の中に入っていった、すると・・・」

??「・・・・・」

ゴスロリ・・・というのだろうか、ヒラヒラした黒い服を着た小さな女の子がいた

タケル「君は・・・」

俺はその子に見覚えがあった

タケル「もしかして・・・小鳩ちゃん?」

昔何度か会った事がある・・・親戚の小鳩ちゃんだった

小鳩「あ・・・」

タケル「え?」

小鳩「あ・・・あんちゃーーーーーーーーん!!!」ガバッ

タケル「うわっ!」

彼女を俺を見るなり俺に抱き着いてきた

小鳩「会いたかったばーい!」スリスリ

タケル「ちょ、ちょっと・・・」

小鳩「・・・あ」

タケル「?」

小鳩「ククク・・・会いたかったぞ我が半身よ・・・」ドヤ

タケル「へ?」

この子、こんな事言う子だったっけ?

ちっちゃい頃は俺が遊びに来るとちょこちょこ後をついてくる可愛い子だったのに

タケル「えっと・・・小鳩ちゃん?」

小鳩「違う」

タケル「え?」

小鳩「我が名は夜の血族・・・レイシス・ヴィ・フェリシティ・煌・・・」

タケル「」

小鳩「あ、あんちゃんそんな「何言ってんのコイツ?」って顔せんといてええええええええ!!!!!」

おっと、そろそろ本題に入らないと

タケル「何で家に来たの?」

小鳩「ククク・・・我が眷属が謀反を・・・」

タケル「ちゃんと答えて」

小鳩「う・・・」

御成「ご家族と喧嘩して家出してきたらしいですぞ」

タケル「そうなの?」

小鳩「・・・・・・・・はい」

タケル「ご家族に連絡は?」

御成「しましたが「無理に連れ帰っても仕方ないからそっちでしばらく面倒見てください」だそうですぞ」

タケル「ハァ・・・仕方ないな」

タケル「しばらくよろしくね、小鳩ちゃん」

小鳩「やったー!!!あんちゃん大好きー!!!!!」ギュウウ

タケル「おおっと・・・」ガシッ

ポロッ

タケル「あ・・・」

抱き着かれた拍子に、懐からゴーストアイコンが1個落ちた

小鳩「ん?」ヒョイ

タケル「あ、ちょっと返・・・」

小鳩「あんちゃん、これ何?」

タケル「それはとても大切なものなんだ・・・」

英雄・・・ロビンフッドの魂が入ったものだからね

小鳩「ふむ・・・この目玉のような装飾・・・何やら強力な魂の波動を感じる・・・」

小鳩「さしずめ眼魂(アイコン)といったところか」

当たってるよ・・・

小鳩「気に入った、これは我が貰いうける!」

タケル「!?」

小鳩「駄目?」ウルウル

タケル「う・・・でも・・・」

ロビンゴーストアイコン『案ずるなタケル』

タケル『ロビンさん?』

ロビン『隙を見てこの娘から逃げ出す、それまでは彼女の行く末を見守ってるさ』

タケル『そうですか・・・そこまで言うなら・・・』

タケル「・・・いいよ」

小鳩「やった!」

グウウ・・・

小鳩「あ///」

タケル「お腹すいたの?」

御成「そういえばそろそろ夕飯のお時間ですな、シブヤ、ナリタ、ジャベル殿、すぐに支度を」

シブヤ・ナリタ「はーい」

ジャベル「了解した」

小鳩「で、できればとんこつラーメンが・・・」

タケル「ハハハ・・・」

何だか賑やかになりそうだ・・・

こんな時にアカリは大学に泊まり込みで研究してるし・・・大変だ

そして翌日の放課後・・・

タケル「さて、帰るか・・・」

タタタタタ・・・バァン!

夜空「よし、まだ残っていたな」

夜空がいきなり入ってきた

タケル「え、どうしたの?」

夜空「いいから来い!」ガシ

タケル「え、ちょっ・・・」

俺は彼女に手を引かれ教室を後にした

そして、とある空き部屋まで連れてこられた

タケル「ここは・・・」

夜空「フフフ・・・」








夜空「ようこそ、『隣人部』へ」

タケル「隣人部?」

夜空「そう、隣人のように誰とでも仲良くなれるようになる部活・・・」

夜空「つまり友達を作るための部活だ!」

タケル「へぇ・・・そうなんだ、頑張ってね」

夜空「お前も部員の1人だぞ?」

タケル「え!?」

タケル「何で俺まで・・・」

夜空「お前も友達いないんだろ?いつも1人でいるし・・・」

タケル「いやそれは・・・」

学校以外では友達それなりにいる・・・って言いづらい空気だな・・・」

リョウマゴーストアイコン『いいじゃねぇのタケル、助けてやるぜよ』

タケル『リョウマさん?」

リョウマ『皆が仲良く笑顔になれる世界、それはお前も望んでいるんじゃろ?』

リョウマ『だったら、この娘に協力するのも悪くないかもぜよ』

タケル「・・・・・」

夜空「どうした?」





タケル「わかったよ」

夜空「よし!」

正直、この子を1人にしてはおけない、そう感じたのもあった

タケル「で、他の部員を集めるあてはあるの?」

夜空「抜かりはない、ちゃんと餌は撒いておいた」

タケル「餌?」

夜空「実はこの勧誘ポスターの文章だがな・・・斜めに読むと『友達募集中』と読める」

タケル「そんなの誰も気付かないよ!」

夜空「いや気づくはずだ、我々と同じ思いを持つ者ならな・・・」

タケル「そうかな・・・」

ドンドン

夜空「ほらな」

タケル「え、嘘・・・」チラ








星奈「・・・・・」ドンドン

振り返ると、窓にへばりついている女子生徒を発見した

夜空「あいつは駄目だ」シャッ

夜空はカーテンを閉めてしまった

星奈「!!?」ドンドンドン

タケル「ちょ・・・何してんの?」

夜空「あいつはリア充だ、ここに入る資格はない」

タケル「そんな・・・とりあえず入れてあげようよ・・・」

俺はとりあえず彼女を部屋に入れてあげた

星奈「ハァハァ・・・ったくとっとと入れなさいよね!」

夜空「何しに来たんだ、冷やかしに来たのか?」

星奈「違うわ!このポスター見てきたのよ!」

タケル「わかったんだそれ・・・」







星奈「あたしは友達が欲しいのよ!!!!!」

それは、まさに心からの叫びのような迫力だった

夜空「フン、お前いつも男どもにチヤホヤされているだろう」

星奈「あんなのただの下僕よ!」

タケル「下僕って・・・君って一体・・・」

夜空「柏崎星奈、この学校の理事長の娘だ」

タケル「嘘!?」

星奈「知らなかったの?てゆうかアンタ誰?」

タケル「俺?俺は天空寺タケル・・・」

星奈「天空寺・・・そっか、アンタがパパの言ってた・・・」

タケル「え?」

星奈「何でもないわ、とにかく、あたしはもっと親しく、他愛のない世間話ができるような同性の友達が欲しいのよ!」

夜空「・・・・・」

タケル「まぁこう言ってるんだし入れてあげようよ」

夜空「・・・お前がそう言うなら」

星奈「最初からそう言えばいいのよ」

夜空「調子に乗るなよ肉」

星奈「肉!?」

夜空「肉だろ、お前は」

星奈(初めてあだ名で呼ばれた・・・)ドキドキ

タケル(ああ、確かに脂肪多そうだしな・・・胸とか)

タケル「で、具体的にこれからどうするの?」

夜空「そうだな・・・」

ドカーン!

星奈「な、何!?」

突然どこかから爆音が響いた

タケル「一体何が・・・ちょっと行ってくる!」ダッ

夜空「お、おい・・・」

タケル「あ、あれは・・・」

キャー ウワー

ソードロイミュード「・・・・・」

ジャッジロイミュード「・・・・・」

俺が現場に駆けつけてみると、2人の怪人が生徒たちを襲っていた

星奈「な、何なのよあいつら・・・」

タケル「ロイミュード・・・ちょっと前に重加速なんて厄介な事件を起こしてた怪物達だよ」

夜空「怪物・・・」

でも・・・ロイミュードは泊さんが全部倒したはず・・・

いや、俺達仮面ライダーは倒した怪人が蘇った所を何度も見てきた、そんな不思議なことじゃないか

とにかくここは俺がやるしかない・・・

タケル「2人とも、下がってて」

夜空「タケル?」

星奈「まさかあいつらと戦うつもり?無茶よ!」

タケル「・・・・・」スッ

俺は懐から眼魂を取り出した

そして、それを腰に出現したベルト「ゴーストドライバー」にセットする

アーイ! バッチリミナー! バッチリミナー!

そして叫ぶ

タケル「変身!!!」

カイガン!オレ!レッツゴー!覚悟! ゴ・ゴ・ゴ・ゴースト!!!

仮面ライダーゴースト「命、燃やすぜ!」

星奈「変身した!?アンタ・・・」

夜空「タケル・・・お前まさか・・・」

2人「「仮面ライダー・・・」」

ゴースト「行くぞ!」ダッ

俺は剣「ガンガンセイバー」を手に相手に立ち向かっていった

ソード「シャアアアアアッ!!!」ブンッ

ゴースト「でぇい!」ブンッ

ガキィン!

ゴースト「ぐうう・・・なら!」スッ

ダイカイガン!オメガブレイク!!!

ゴースト「でやあああああああああああ!!!!!」

ズバァン!

ソード「ギャアアアアアアアアアア!!!!!」

ドカアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

俺はガンガンセイバーの一閃で、敵を両断した

ジャッジ「ぬぅん!」バッ

ゴースト「うおっと!」ヒョイ

俺はもう1人の攻撃を寸での所でかわした

ゴースト「こいつは手練れだら・・・だったら・・・」

俺はゴーストドライバーに別の眼魂をセットした

カイガン! ムサシ! 決闘!ズバット!超剣豪!!!

ゴースト(ムサシ魂)「ハアアアアアアア・・・」

夜空「な・・・」

星奈「姿が変わった!?」

ゴースト「でぇいっ!」ザシュッ

ジャッジ「グウウ・・・」

俺はガンガンセイバーを二刀流にし、攻め立てた

ゴースト「これで・・・終わりだ!」

ダイカイガン!オメガスラッシュ!!!

ゴースト「でやあああああああああああ!!!!!」

ズバァン!!!

ジャッジ「グオオオオオオオオオオオオッ!!!」

ドカアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

ゴースト「ふぅ・・・」

オヤスミー

タケル「終わったか・・・」

俺は変身を解いた

夜空「おい」

星奈「タケル・・・」

2人が駆け寄ってきた、怖い形相で

夜空「一体どうゆう事なのか・・・」

星奈「アンタが何なのか・・・説明してもらうわよ!」

タケル「」

その後色々説明する羽目になってしまった

華奢な男子生徒「あれこそ・・・おとこのなかのおとこ」




白衣の女子生徒「ほう・・・あれが仮面ライダーですか」





リーゼント教師「あいつは・・・」

そして翌日の放課後・・・

タケル「はぁ・・・」

俺は疲れていた、機能あの後2人に色々聞かれて説明していたからだ

それに帰ったら小鳩ちゃんに「あんちゃん、一緒に寝よ?」って誘われるし・・・

それに・・・

ジー

さっきから誰かにつけられている気がする・・・

そうこうしてるうちに、部室の前まで来た

夜空「お」

タケル「あ・・・」

夜空「その・・・昨日は色々聞いてすまなかったな、お前も大変だったのに」

タケル「いや、大丈夫だよ」

夜空「とにかく続きは部室で話そう、肉の奴も含めてな」

タケル「うん」

アアン・・・

2人「!?」

その時、部室から何やら色っぽい声が聞こえてきた

夜空「一体何が・・・」ガチャ


矢樹子『あっ・・・流君・・・私初めてだから優しくしてね・・・』

流『俺に質問をするな、任せろ室長、快楽がお前のゴールだ!』

星奈「でへへ・・・」

そこにはニヤニヤしながらいかがわしいゲームをやっている星奈の姿があった

流『さぁ、振り切るぜ!』

矢樹子『アッーーー』

夜空「おい肉」

星奈「え・・・ハッ!」ビク

夜空「き、貴様は神聖な部室で何をやっているんだ・・・」

星奈「違うのよこれは!友達作りの参考にギャルゲーでもやろうと思って買っただけで・・・」

タケル「だからってエロゲーは・・・」

星奈「違う!これは幻夢コーポレーションが送るドラマ化もされた人気ゲーム、「風のてりやきバーガー」なんだから!」

タケル「幻夢コーポレーション?俺も知ってるけどそんなゲームあったっけ?」

星奈「何でも3代目社長が手掛けたゲームでね、他にもいくつかあるわ」

タケル「『パンツ男とテクニシャンな右手と怪力娘』『病める魔法人形』『ヘルガイムの果実』『俺のトレーラー砲はいつでもフルフルフルスロットル』・・・」

タケル「何か色々ヤバそうなラインナップだね・・・」

星奈「今絶版になってるからマニアの間では高値で取引されてるそうよ」

星奈「それでこの「風のてりやきバーガー」は数々の難事件に挑む刑事、流とそれを陰で支える若奥様、矢樹子とのラブロマンスなの」

タケル「へー・・・」

星奈「瓦礫に埋まっても業火で焼かれても怪物に食べられても生還する流・・・」

星奈「そしてこれはそんな数々の苦難を乗り越えた2人が愛を確かめ合ってる感動的なシーンなの!」

星奈「決してアンタ達が想像してるようないかがわしいシーンじゃないんだから!」

タケル「いかがわしいシーンをこんなに力説する人初めて見た・・・」

夜空「それがどうした」

星奈「!?」

夜空「そんなに言うなら今画面に映っている台詞を声に出して読んでみろ」

星奈「はぁ!?」

星奈「そ、そんな事・・・」

夜空「どうした?いやらしくない感動的なシーンならできるんだろう?」ニヤニヤ

星奈「ぐぐ・・・」

夜空「フフフ・・・」

星奈「や、やってやるわよ!」

タケル「ちょ・・・」

星奈「アンタは黙ってなさい」

星奈「ひゃ、ひゃう・・・」

夜空「え、何だって?声が小さいぞ」

星奈「くっ・・・」

スウウ・・・







星奈「ひゃううううううううううん!!!!!トライアルで突かれるのしゅごくきもちいのおおおおおおおおおおおおおおおおおん!!!!!」

夜空・タケル「!!?」ビクッ

俺達は思わず絶句してしまった

星奈「ハァ・・・ハァ・・・どうよ」

タケル「ああ、凄かったよ・・・ねぇ」チラ

夜空「」アングリ

タケル「言い出しっぺがドン引きしてどうするの・・・」

星奈「アハハハハハ!!!あたしの勝ちね!」

ヒミコゴーストアイコン『難儀な娘じゃのう・・・』

星奈が落ち着いた所で、俺達は本題に入る事にした

星奈「で、アンタの昨日のアレ・・・仮面ライダー・・・なのよね」

タケル「うん」

夜空「本当にいたのか・・・都市伝説の1つ、人知れず戦う戦士、それが仮面ライダー・・・」

タケル「そんな大それたもんじゃないけど・・・」

夜空「気に入った!」

タケル「へ?」

夜空「誰からも褒められないのに人知れず戦う・・・正にぼっちそのもではないか!」

タケル(え、そういう解釈しちゃうの?)

夜空「これからもお互い友達ができるように頑張ろうな!」

タケル「はぁ・・・じゃあまず俺の悩みについて聞いてもらおうかな」

星奈「悩み?」

タケル「実は最近、誰かにつけられててさ・・・」

星奈「は?誰がアンタなんか好き好んでストーカーなんてするのよ」

タケル「いやホントなんだって・・・見てて」スッ

バットクロック「キー」

俺はバットクロックを廊下に飛ばした

夜空「そんなもんまであるのか・・・ライダーは」

??「ひゃっ!」タタタ・・・

するとバットクロックに追い立てられて誰かが出てきた

その子は、男子の制服を着ていたが、顔立ちは女の子っぽかった

タケル「君は・・・」

??「わたくしは・・・くすのきゆきむらともうします」

タケル「何で俺をつけてたの?」

幸村「あなたのしゃていにしてほしくて・・・」

タケル「は?」

幸村「このあいだのたたかい、みせていただきました」

タケル「ああ、あれ見てたの・・・」

幸村「あれこそおとこのなかのおとこ・・・わたくしもいずれああなりたい・・・」

幸村「だからおねがいします、わたくしをしゃていにしてください」ペコリ

タケル「困ったな・・・」

夜空「ほう、面白いじゃないか」

タケル「え・・・」

夜空「幸村といったか、お前友達は?」

幸村「おりませんが」

夜空「よし、入部を許可する、タケルから色々学ぶといい」

タケル「!?」

幸村「わかりました、よろしくおねがいします、あにき」

タケル「あにき!?それはちょっと・・・」

幸村「ではたけるどので」

タケル「それがいいかな・・・」

夜空「フフフ・・・」

タケル「絶対楽しんでるでしょ・・・」

幸村「しかしふしぎです」

タケル「何が?」

幸村「いまのたけるどのからはあのときのおーらがかんじられません」

タケル「そう?」

星奈「変身してないからじゃないの?」

幸村「そうかもしれませんが・・・もしや」ゴソゴソ

タケル「ちょっ・・・」

彼を俺の懐に手を入れた

そして1個の眼魂を取り出した

ゆきむら「やはりこれでしたか・・・」

夜空「目玉?」

星奈「変身の時に使ってたわね、一体なんなの?」

タケル「それには英雄の魂が入ってるんだ」

幸村「やはり・・・これからはみやもとむさしどののたましいがかんじられます」

ムサシゴーストアイコン『こやつ・・・』

幸村「こっちはべんけい・・・ごえもん・・・のぶながこうはいないのですか?」

タケル「あるけどここにはないんだ」

幸村「そうですか・・・ざんねんです」

星奈「他にもたくさんあるのね」

タケル「ああ、彼等と一緒に俺は戦ってきたんだ」

星奈「フン、でも所詮は過去の人間、今を輝くあたしには敵わないわ!」

夜空「死んだ人間と会話とか・・・私のエア友達と大差ないな」

タケル「あの・・・皆教科書に載るような偉人なんだけど・・・」

その後、部活が終わり廊下を歩いていると・・・

リーゼント教師「おい」

タケル「え?」

リーゼント教師「ちょっといいか?」

タケル「あなたは・・・臨時教師の如月先生・・・」

リーゼント教師「弦太朗でいいぞ、天空寺タケル、いや仮面ライダーゴースト」

タケル「何でそれを・・・」

弦太朗「昨日の見てたしな、それにお前の事はウィザードから聞いていた」

タケル「ウィザード・・・晴人さんから?」

弦太朗「ああ、あいつとは時空を超えて戦った仲だからな」

タケル「あなたは一体・・・」

弦太朗「俺?俺は仮面ライダーフォーゼだ」

タケル「フォーゼ・・・それで俺に何の用ですか?」

弦太朗「昨日の怪物の事だよ」

タケル「!」

弦太朗「ここじゃ何だから、校長室で話そうぜ」

タケル「校長・・・」

確か星奈のお父さんが理事長だから・・・別の人か

俺達は校長室の前に来た

コンコン

校長「入れ」

ガチャ

弦太朗・タケル「失礼します」

校長「うむ、よく来たな、君が・・・」

弦太朗「そう、こいつが仮面ライダーゴーストっスよ、ギャレン校長」

校長「その呼び方はやめてくれ、俺はもう仮面ライダーじゃない」

タケル「え・・・ギャレン?仮面ライダー?まさか校長先生も・・・」

弦太朗「ああ、この人は仮面ライダーギャレン、橘朔也さんだ」

橘「・・・昔の話だ、今はしがない学校の校長でしかない」

弦太朗「う~ん・・・でもやっぱ似てるんだよな~ウチの母校の校長に?」

橘「そうなのか?」

弦太朗「ま、そいつはどうしようもねー大悪党だったけどな!」

タケル(どんな人なんだろう・・・)

橘「それで、怪物の件なんだが・・・」

橘「どうやら校内に手引きをしたものがいるらしい」

タケル「え・・・」

橘「とてつもない技術力を持った奴だ」

タケル「そんな・・・一介の高校生にそんな事・・・」

弦太朗「どうかな?俺の母校では生徒が怪人化するなんて日常茶飯事だったぞ」

橘「俺も、心の闇に負け、怪物の言いなりになってしまった高校生を知っている」

タケル「そんな・・・」

橘「とにかく、君達には是非協力してもらいたい、内密にな」

弦太朗「理事長にも・・・っすか?」

橘「あの人は路頭に迷ってた俺を教師として雇ってくれた恩人だ、こんな事に巻き込みたくないんだ」

タケル「そうだったんですか・・・でも俺達だけで大丈夫かな・・・」

橘「安心しろ、もう1人ライダーが派遣される手はずになっている、ベテランの戦士だそうだ」

弦太朗「おお!誰が来るか楽しみだぜ!」

橘「それじゃよろしく頼むよ」

タケル「はい!」

弦太朗「任せとけ!」

橘(剣崎・・・俺達の正義の意思は、ちゃんと後輩に受け継がれているぞ・・・)






その頃、とある港・・・

??「ヒサシブリダナ、ニホンハ・・・」

??「シゴトノマエニ、マサヒコニアイニイクカ・・・」

そして翌日・・・

タケル「はぁ・・・何だか大変な事になってきたな・・・」

タケル「夜は小鳩ちゃんに「あんちゃん・・・一緒にお風呂入ろ?」って誘われるし・・・」

ドカーーーーーーーーーン!!!

タケル「な、何だ!?」




??「ひゃあああああああああ!!!!!」

スカイダイン「待てええええええええ!!!」

グランダイン「我ら宇宙鉄人キョーダインの力を見せてやる!!!」

??「助けてええええええ!!!」

白衣の少女が、2体のロボットに追いかけられていた

タケル「なんだあれ・・・とにかく助けないと・・・」

タケル「変身!」

カイガン!ニュートン!リンゴが落下!引き寄せまっか!!!

ゴースト(ニュートン魂)「ハアッ!」ブォン

??「きゃっ!」

俺は引力を発生させ、彼女を引き寄せた

ゴースト「大丈夫かい?」

??「か、仮面ライダー?でも今の力は・・・ニュートン?」

ゴースト「下がってて」

??「は、はい!」

スカイダイン「おのれえええええええ!!!!!」

グランダイン「うおおおおおおおおお!!!!!」

ゴースト「ハッ!」ヴォン

キョーダイン「うわっ!」

俺は今度は斥力を発生させ、2体をふっ飛ばした

ゴースト「これで決める!」ガコン

カイガン!エジソン!エレキ!ヒラメキ!発明王!!!

ゴースト(エジソン魂)「ハアアアア・・・」

??「こ、今度はエジソン!?」

ダイカイガン!オメガシュート!!!

ゴースト「くらええええええええ!!!」バキュン

バリバリバリバリバリバリ!!!!!

キョーダイン「ギャアアアアアアアアアア!!!!!」

ドカアアアアアアアアアアアアアアン!!!!!

ゴースト「ふぅ・・・」

オヤスミー

タケル「終わったか・・・」

??「ありがとうございます、助かりました」

タケル「あのロボット達は一体・・・」

??「ああ、あれは理科が修復した奴が暴走したんですよ」

タケル「理科?」

??「申し遅れました、志熊理科っていいます」

タケル「あれを修復って・・・君凄いね」

理科「まぁそれが理科の取り得ですからね、天空寺タケル先輩」

タケル「あ、知ってたの?」

理科「まぁある筋から・・・何なら理科の教室に案内しましょう」

タケル「え・・・」

俺は彼女の教室に案内された

タケル「うわぁ・・・何かいろいろあるね」

理科「全部企業からの依頼で政策を手伝った物です

謎のUSBメモリにスイッチ、錠前にミニカー・・・シフトカーか?それにライダーガシャットまで・・・

タケル「君ホントに何者?」

理科「ミュージアム、鴻上ファウンデーション、天の川学園高校、ユグドラシルコーポレーション、幻夢コーポレーション・・・色んな企業に協力してきました」

理科「個人では笛木や蛮野って人にも協力してきましたよ」

タケル「何かヤバそうなラインナップだ・・・」

理科「最近ではこのボトルで成分採取して欲しいだの依頼がありましたね」

タケル「・・・まさか」

タケル「昨日のロイミュードも・・・」

理科「はい、理科の仕業です」

タケル「やっぱりか・・・」

理科「なんとかXやショッ・・・的な所からロボットの修理を頼まれましてね」

タケル「おい、それって・・・」

理科「今はこれに着手しています、宇宙から来た機械生命体です」

タケル「何か今にも動きそうだ・・・」














??「ユウゴウ・・・セヨ・・・」ボソッ

それから俺は大天空寺に帰ってきた。

タケル「ただいまぁ」

御成「うぉっ、てゃくえゆぼの、うぉくぁえなさい(おぉ!タケル殿、お帰りなさい)」

御成は何かを食べながら何かを言ってる・・・

タケル「御成、何食べてるの?」

御成「あっ、いい質問ですぞ!これはポルトガルの揚げパンの、マラサダというものらしいですぞ」

タケル「それなら知ってるよ、ハワイでも食べられるし・・・」

ハワイって、確か彼女が・・・・・・まさか

アカリ「あっ、タケル。お客さんよ」

アカリが俺を呼ぶと、部屋で一緒にいたのは・・・・・・

タケル「羽川さん!」

翼「やっほー、天空寺君、久しぶり」

俺のクラスの委員長、羽川翼だった

彼女はあの謎の通り魔事件の後、ちょっと反省する形で何週間かの一人旅行で、ハワイに行く事になったんだ。でも、いつだったのか分からなかったけど、日本へ帰ってきていた・・・

タケル「いつ日本に?帰って来るなら連絡すればよかったのに・・・」

翼「うん、今朝、橘校長から連絡があったの、うちの学校が怪人達に襲撃したって聞いてね」

タケル「そうだったんだ」

翼「それに、うちの学校だけじゃなく、数々の学校も襲撃があったみたいなの、これがその写真」

羽川さんが出した数々の写真を俺たちに見せた

タケル「こんなにも怪人達が・・・」

御成「何と恐ろしい・・・」

翼「私もびっくりしちゃったよ、歴代の仮面ライダー達が倒してきた怪人達が復活したなんてね」

タケル「で、その中のロボットの修理を依頼を受けた人なんだけど・・・」

翼「それなら聞いてるよ、まさか志熊理科さんがね・・・」

タケル「うん、それに宇宙から来た機械生命体に着手するって・・・」

翼「宇宙から来た機械生命体って・・・メガへクスの事ね」

タケル・アカリ・御成「「「メガへクス?」」」

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