P「俺の助けを求める声が聞こえる!」 (22)

「プロデューサー!プロデューサーさぁぁん!」

P「む!この声は…」

やよい「助けて下さいぃ…」

P「やよいじゃないか!一体どうしたんだ!」

やよい「あのっ、かすみが昨日塗り絵の本を買ったんですけど」

やよい「その中のページにいーっぱいマス目があって」

やよい「『となりどうしの色がかさならないようにぬってみよう!』って書いてあって」

やよい「クレヨンを買ってあげる約束をしたんですけど、何色使えば良いのか分からないんです…」

やよい「マス目は、真っ直ぐの線だけのじゃなくてかたむいた線だらけで」

やよい「大きさもバラバラなんです…でも、いっぱい色があるクレヨンは高くて…家計が……」

やよい「でもかすみの約束を破るのも……教えてくださいプロデューサー」

やよい「私はどれだけのクレヨンを買ったら良いんですか?」

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P「はっはっは、任せろー。4色のクレヨンセットを買ってあげなさい」

やよい「ええっ!?それだけで良いんですか!?」

P「3色でも良いぞ?3色+塗らない(白色)で塗り分けられるから」

やよい「プロデューサーが言うのなら…私、信じます!」

翌日

やよい「うっうー!かすみ、ちゃんとマス目の隣が同じ色じゃないように塗れてましたー!ありがとうございますー!」ガルーン

P「はっはっは、これぐらいお安い御用さ」

P「……む!また誰かが俺の助けを求めている様な……」

>>3

雪歩

雪歩「ふえぇぇん!プロデューサー!」

P「雪歩!一体どうしたんだ?」

雪歩「みんなにお茶を淹れようと思ってコップに注いでたんですけど」

雪歩「テレビから大きな犬の鳴き声が聞こえて…びっくりしちゃって」

雪歩「その弾みに粉砂糖を床にこぼしちゃったんですぅ…」

雪歩「掃除機を使ったら音でみんなにばれちゃいます」

雪歩「ほうきとチリトリでこっそりやっても完全には取れません……」

雪歩「ほおっておりたら蟻が事務所の中に…ひぃぃぃぃぃぃ」

雪歩「うぅ…どうしたら内密に後始末できるんでしょうか…」

P「分かった、内密に始末する方法を教えてやろう」

P「粉砂糖を落とした地点に、急須の中のお茶っ葉をぶちまけてやりなさい」

雪歩「ふぇっ!?」

P「構うもんかヒートぉ!」ドササッ

雪歩「」

P「そしてお茶っ葉ごとほうきで掃くと……あら不思議」サッサッ

雪歩「あ…湿ったお茶っ葉に粉砂糖がくっついて…」

P「ざっとこんなもんよ!」

ピカー

雪歩「わぁ…ありがとうございますぅ…あ、もしバラしたら海のお魚ちゃんたちとお友達に……」

P「」

雪歩「ふぇぇぇ!?すいません、後始末が終わったお父さんの口癖で…ふぇぇぇ!?」

P「あまり深く考えないようにしよう…む!また俺の助けを呼ぶ声が…」

>>9

伊織

伊織「プロデューサー!プロデューサー!」

P「伊織じゃないか、一体どうしたんだ?」

伊織「どうしたもこうしたもないわよ!」

伊織「シャルルにほつれが見付かったからこの伊織ちゃん直々に直してやろうと思ったのに…」

伊織「この糸ったらぜんっぜん針に入らないのよ!舐めても駄目、どれだけ集中しても駄目!」

伊織「もう少しぴんっと張った糸は無いの!?こんなまるで小鳥の性根みたいなぐにゃんぐにゃんした糸…」

伊織「そうよ、私は律子みたいな糸が欲しいの!それが無かったら今直ぐこの小鳥糸にやる気を出させなさい!」

P(糸通し器は無いみたいだな…)

P「そうかそうか、伊織は可愛いなぁ」ナデナデ

伊織「なっ…いきなり何して」

P「ひゃっほぉぉぉぉぅ!いおりん髪の毛ゲットォォォ!」

伊織「」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

伊織髪「小鳥、何やってるのよ」

小鳥糸「伊織ちゃん…もう私は無理、あの針穴を通るには私は軟派過ぎるのよ」シクシク

伊織髪「…もう、私が居ないと本当に駄目なんだから」ギュッ

小鳥糸「ピヨォッ!?」

伊織髪「ほら、ついて来なさい!」グイグイ

小鳥糸「い、伊織ちゃんそんな無理矢理は、あっー!」

〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜

P「…という訳で糸に髪の毛を括り付けて針穴を先導させれば楽に通る、それを伝えたかったんです」

伊織「あ、本当だ…この糸に免じて今回は許してあげるわ、でも次にこんな事したら」ゴゴゴゴ

P「Sir, Yes Sir!」

伊織「よろしい」ニコッ

P「正直本気で嬉しかったんだが…む!また助けを求める声が…!」

>>13

響「うがぁぁぁ、プロデューサー!」

P「響!自分の問題は自分で解決するのが一番だぞ!」

響「そんな事言わずに助けて欲しいぞ!」

響「今日起きてみたらみんなの餌がすっかり無くなってて」

響「現場から察するに内部犯なのは間違いないんだぞ!」

響「その時起きてたらしい容疑者のみんなに聞いてみても誰が盗み食いしたのか分からなくて」

響「でも。匂いで分かったさー!本当の事を言ってるのは一匹だけだって!」

響「誰が真犯人なのか考えて欲しいぞ!」

ハム蔵『やったのはいぬ美だ、いぬ美は嘘吐きだ』
いぬ美『オウ助は嘘吐きだ』
オウ助『僕がやりました』
ワニ子『ご主人には関係無い』

P「ふんふん、なるほどなるほど…うん?」

P「本当の事を言ってるのはいぬ美だな」

P「そうなるとそれ以外が嘘吐きで、ワニ子の言葉からお前にも関係あるって事になるんだが」

響「えっ?」

P「…………」

響「…そういえば、お菓子の城を食べる夢を見たかなー、って、あははは…」

うわあー!みんな、やめ、そこはアッー!

P「やれやれ、響にも困り者だな…ってまた助けを呼ぶ声が!」

>>16

真「プロデューサー!やっと会えた…」ハァハァ

P「どうした真!そんなに息を荒くして…」

真「その、たまにはって事でケーキを作りたくなっちゃって」

真「いざ作ろうとしたら、使う牛乳に物凄い小分けが必要なレシピだったんですよ!」

真「家には目盛りが付いてない一杯80mlと50mlと30mlのカップがあるだけで」

真「10mlから80mlまで10ml刻みで牛乳を計り取りたいんですけど…どうにかなりませんかね?」

P「真が作ろうとしているケーキなら…全力で手伝わざるを得ない!」

P「行くぞ真ぉ!」

80ml→80mlのカップに満杯に
50ml→50mlのカップに満杯に
30ml→30mlのカップに満杯に
60ml→30mlにカップに満杯×2杯
20ml→満杯にした50mlカップから30mlカップに満杯になるまで移す、50mlカップの中身
40ml→満杯にした50mlカップから30mlカップに満杯になるまで移す、50mlカップの中身を2杯分
10ml、70ml→満杯にした80mlカップから50mlカップに満杯になるまで移し、50mlカップの中身を30mlカップに満杯になるまで移し、満杯になった30mlカップの中身を80mlカップに移し、50mlカップの中身を30mlカップに移し、80mlカップの中身を50mlカップに満杯になるまで注いだ80mlカップの中身と50ml、30mlカップの中身の合計

P「これで計量も完璧に」

真「」プシュー

P「真ぉぉぉぉぉぉ!」

眠い

おわれ

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