穂乃果「そして伝説へ・・・!」 (203)

μ'sのメンバーがドラクエ3の世界に飛ばされて、勇者として旅立つ話です

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穂乃果「そして伝説へ・・・」第1話「旅立ち」



穂乃果・・・穂乃果・・・私の声が聞こえますね

私はすべてを司るもの。あなたはやがて、真の勇者として私の前に現れることでしょう

そろそろ夜も明ける頃。あなたもこの眠りから目覚める頃です

私はすべてを司るもの。いつの日か、あなたに出会えることを楽しみにしています

穂乃果(何だろ・・・夢?でも、何かが始まる・・・そんな予感がする・・・)



アリアハン 早朝


母親?「起きなさい。起きなさい。私の可愛い穂乃果や・・・」

穂乃果「・・・むにゃあ・・・んん~っ!」グググッ

母親?「今日はお前が始めてお城へ行く日だったでしょう?」

穂乃果「ほえ・・・誰?」フワァー

母親?「この日のために母さんはお前を勇敢な男の子として育てたつもりです」

穂乃果「お、男の子ぉ!?それにお母さんって・・・!?」ガバッ

母親?「玄関で海未ちゃんとことりちゃんも待っていますよ。早く用意しなさい」バタン

穂乃果「えっ!?ちょ、ちょっと!何のことだかさっぱりっ・・・行っちゃった・・・何なの?いったい・・・」キョトン

穂乃果「・・・よくわからないけどとりあえず、急ごう」



自宅 玄関


穂乃果「海未ちゃん!ことりちゃん!」タッタッタッ

海未「きましたね。穂乃果・・・」ハァ

ことり「その顔だと穂乃果ちゃんもいろいろ言われたみたいだね~」アハハ

穂乃果「うん。いきなり城にいけ~とか真の勇者になれ~とか言われたんだ・・・二人も?」

海未「似たようなものです。私とことりは勇者である穂乃果と旅立ち、穂乃果をサポートしろと言われました」

ことり「これっていったいどういうことなのかな?」クビカシゲ

穂乃果「わからない・・・夢・・・にしては現実味がありすぎるよね」ウーン

海未「・・・ここで考えていても仕方ありませんね。とにかく、行くように言われたお城にいって話を聞いてみますか」スッ

ことり「そうだね~それが一番いいと思うよ♪」

穂乃果「じゃあ、お城へゴー!」オーッ



アリアハン 城下町


穂乃果「うわ~っ!何だか外国にいるみたい!」キャッキャッ

ことり「日本ではこんな景色は見られないからね~♪」クスッ

穂乃果「見たことないものもいっぱいあるよっ!ほらっ!あれ見てよ~!」ワァァァ

海未「この町を見るのは後でもできます。それより今は・・・」チラッ

穂乃果「わ、わかってるって・・・!急ごうよっ!」タッタッタッ

ことり「やんやん♪遅れそうです♪」タッタッタッ


アリアハン城


穂乃果「すごいすご~いっ!こんなところ初めてだよっ!」キャッキャッ

ことり「うん!一回でもいいからこんな所に住んでみたいよねっ」ウットリ

穂乃果「そうだね!それならお姫様になってみたいよ~っ」エヘヘ

海未「女の子ならば誰でも夢見ることですね」クスッ

兵士「勇者さまっ!王様がお待ちかねです!玉座の間へどうぞ!」タッタッタッ

穂乃果「あ、はい!海未ちゃん、ことりちゃん!いこうっ!」



アリアハン城 玉座の間


アリアハン王「よくぞきた!勇敢なるオルテガの娘である穂乃果よ。そしてその仲間たちも」

穂乃果「オルテガって・・・誰?」ボソッ

海未「しっ・・・とりあえず話を聴きましょう」ボソッ

アリアハン王「そなたの父オルテガは戦いの末、火山に落ちて亡くなったそうじゃな・・・」

アリアハン王「その父の後を継ぎ、旅に出たいというそなたの願い、しかと聞き届けた!敵は魔王バラモスじゃ!」

海未「魔王・・・」ゴクッ

ことり「バラモス・・・」ウツムキ

穂乃果「それが私たちが倒さないといけない敵・・・?」フアンゲ

アリアハン王「世界の人々はいまだ魔王バラモスの名前すら知らぬ。だが、このままではやがて世界は魔王によって滅ぼされよう!」

穂乃果「っ!?そんなことさせない!」ガバッ

海未「・・・」コクッ ことり「うんっ!」グッ


アリアハン王「穂乃果、海未、ことりよ!魔王バラモスを倒してまいれ!」ビシッ

穂乃果「出来るかはわからないけど・・・!がんばって世界を平和にして見せます!!」

アリアハン王「頼んだぞっ!・・・では、また合おう!」イソイソ

大臣「ごほん・・・まずは鍵を探しなさい。すべてはそれからですぞ」スッ

海未「鍵・・・ですか?」

大臣「とうぞくのカギと言う、鍵がかかった扉を盗賊が開けるために作ったと呼ばれるもので・・・」

大臣「世界を旅するためには必要となる。まずはそれを探すのですぞ」

穂乃果「はい!ありがとうございました!」



アリアハン 城下町


穂乃果「これから旅にでるんだよねっ!う~んっ!何だか楽しみだなぁ~!」ワクワク

海未「ですが、外には魔物が出ると聞きます。外にでるのは装備をしっかりと整えてからです!」

ことり「魔物・・・魔物ってどんなものなのかな?」フアンゲ

穂乃果「そうだよ!魔物ってどうやって戦えばいいの?私、そんな経験なんてないよ!?」

海未「私だってありません・・・」

ことり「あっ・・・そういえば私は魔法使いなんだって2人に会う前に言われたんだ~」

穂乃果「魔法・・・!?」海未「使い・・・!?」

ことり「うん。ということは私、何か魔法が使えるかもしれないよ!」

穂乃果「魔法、何かやってみてよ!」キラキラ

ことり「いくよ~・・・やぁっ!」ボッ


海未「ことりの手から小さな炎がっ!?」ビックリ

穂乃果「すごい!すごいよっ!ことりちゃん!!まほうつかいはじめちゃったよっ!」キャッキャ

ことり「えへへっ!にっこりの魔法はまだできないけどね!・・・でも、何だか、疲れがきちゃうよ」ヨロッ

海未「もしかしたらその・・・魔法というものは身体に相当な負担がかかるのではないでしょうか?」

穂乃果「なるほど・・・じゃあガンガン使ってくってことはできないね」ウーン

海未「ですが、かなりの戦力であると思います!あとは私たちが戦うための武器と身を守るための防具ですね」

ことり「じゃあ、まずは武器を売ってるお店にいこっ」



よろず屋


穂乃果「この剣、何だか、軽くて、いい感じ!」ブンブンッ

海未「そうですね・・・では、この銅の剣を2本、頂きましょう」スッ

ことり「後は防具だね♪この盾とかいいんじゃないかな~皮で出来てて何だかお洒落だよ?」

穂乃果「どれどれ・・・うん!これ重くないし邪魔にもならないよ!」

海未「ふむ、ではこの盾も。ことりはどうですか?」

ことり「う~ん・・・盾は私が魔法を撃つには邪魔になっちゃうから私はいい~」

海未「そうですか。では、この盾も2つと・・・こんなものですね。すみません!これ全部でいくらですか?」



アリアハン近くの草原


穂乃果「あたり一面、草でいっぱいだ~っ!」タッタッタッ

ことり「このままここでお昼寝しちゃいたいね♪」フワァ

海未「2人とも・・・本来の目的を忘れないでくださいよ・・・」ジトー

穂乃果「わかってる。この世界を救って、私たちもどうにかして元の世界に帰る!」グッ

海未「それがわかっているならよしとします・・・むっ」サッ

ことり「どうしたの?海未ちゃん・・・」キョトン

海未「静かに・・・!何かが近くにいます・・・」カササササッ

穂乃果「っ!?あそこっ!何かいるよ!」ビシッ

ことり「青色の・・・プニプニ?」キョトン

海未「名前をつけるならば・・・スライム、といったところでしょうか!あれが・・・」

穂乃果「魔物・・・私たちが戦わなければならないもの・・・!」

ことり「く、くるよっ!」



スライム×2が現れた!


穂乃果「ど、どうすれば・・・!」アタフタ

海未「戦うしかありません!・・・いきますっ!せいっ!」ザクッ

海未の攻撃!スライムAにダメージ!

海未「攻撃は通じるようですっ!」

ことり「魔法いくよ・・・やあっ!」ボッ

ことりはメラを唱えた!スライムAにダメージ!
スライムAを倒した!

穂乃果「や、やったっ!倒したみたいだよ!」


海未「穂乃果っ!後ろですっ!」

穂乃果「えっ!?きゃあっ!」ドンッ

スライムBの攻撃!穂乃果にダメージ!

ことり「穂乃果ちゃんっ!!」

海未「穂乃果っ!くっ!!」キッ

穂乃果(ぐっ、痛いっ!・・・こ、この痛みは本物だ・・・やらないとやられる!)ゴホッ

穂乃果「剣なんか、使ったことないけど・・・!海未ちゃんの見よう見まねでっ!」シャキーン

穂乃果「てやぁ~っ!」ザンッ

穂乃果の攻撃!会心の一撃!!
スライムBを倒した!


魔物の群れを倒した!


海未「穂乃果!!」タッタッタッ

ことり「穂乃果ちゃん、大丈夫!?」タッタッタッ

穂乃果「うん、痛みは感じるけど・・・海未ちゃんのビンタほどじゃないよ!」ジンジン

海未「・・・減らず口が叩けるのであれば大丈夫そうですね・・・」ホッ

ことり「よかった・・・けど、魔物・・・私たちはこれからこんな魔物たちと戦っていかなきゃいけないんだね・・・」フアンゲ

海未「魔王に近づいていくにつれ、魔物もどんどん強くなっていくでしょう・・・私たちは勝てるのでしょうか・・・」ウツムキ

穂乃果「勝つ・・・勝たなきゃいけないっ!私たちはそのために旅立ったんだもん!」グッ


海未「・・・ふふっ、穂乃果の言うことは自然と人をやる気にさせてしまいます」クスッ

ことり「ほんと♪・・・そうだよね。世界を救わなきゃならないんだったら、こんなとこで弱音はいてられないよね!」

穂乃果「そうと決まれば特訓だっ!このあたりの魔物は倒せるようにならないと!」



穂乃果「はぁっ!」ザンッ

ことり「やぁっ!」ボッ

海未「せいっ!・・・ふう、こんなところですか」スゥー

穂乃果「もうくたくただよ~っ!」ペタン

ことり「そうだね~、私も疲れちゃってもう魔法撃てないみたい・・・」ポッ

海未「そうですね・・・おや、あそこに灯りが見えますね」スッ

穂乃果「ほんとだ!あれは・・・家が見えるよっ。村じゃないかな!」


海未「ちょうどよかった。あの村の宿で一泊することにしましょう!」カサカサッ

ことり「っ!海未ちゃん、後ろに魔物が!」

海未「えっ!?うぐっ!」ボコッ

穂乃果「海未ちゃん!?・・・はぁ~っ!メラっ!」ボッ

海未「けほっ!・・・穂乃果、助かりました・・・穂乃果もことりと同じ魔法を覚えたのですね。・・・いつっ!」ウデオサエー

穂乃果「ふっふっふっ!実はもう一つ、新技があるんだよね~!腕だして~ホイミ!」ポワーン

海未「傷が・・・治っていく・・・回復魔法と言うものでしょうか!?」

ことり「穂乃果ちゃん、すご~いっ」

穂乃果「えへへっ!でも、メラもホイミもあまり乱発できないね・・・結構疲れちゃうよ・・・」グッタリ


海未「ところで・・・さっきから気になっていたのですが、メラとホイミっていうのはさっきの魔法の名前ですか?」

穂乃果「うん、そうだよっ!これから使っていくことになると思うから名前つけとこうと思って!」

ことり「でも、何でメラとホイミなの?」ウーン

海未「メラはメラメラ~って炎が燃えているから、そしてホイミは休みをもじったものでしょうか?」

穂乃果「さすが、μ's作詞担当の海未ちゃん!ご明察だよ!」

ことり「へえ~面白いっ♪私もその名前、使わせてもらうねっ」

穂乃果「うん!あっ、話してるうちに村に着いたね!」タッタッタッ

ことり「ふぅ~やっと休めるね~」



レーベの村


穂乃果「今日はもう疲れたよぉ~町を見て回るのは明日にして、今日はもう休もうよ」

海未「そうですね、今日は色々なことがありました。宿にいって休むことにしましょう!」


宿


穂乃果「ベッドがフカフカだぁ~っ!」ポンポン

ことり「そうだねっ~あれ・・・海未ちゃん、何してるの?」キョトン

海未「今日あった出来事を書いておこうと思って・・・まあ、冒険の書ってところですか」カキカキ

穂乃果「へぇ~どれどれ・・・いつもと変わらない朝、いつもと変わらない目覚め、だがいつもと違う日常がそこにはあった。私は・・・」バサッ

海未「か、勝手に読まないでくださいっ!」ササッ

穂乃果「い、いいじゃんっ!減らないものじゃないんだし!」


ことり「まあまあ・・・二人とも・・・私はもう寝るね。おやすみ~」ゴロン

穂乃果「おやすみ!ことりちゃん~」フリフリッ

海未「お休みなさい。ことり・・・穂乃果、あなたも明日に備えて早く寝た方がいいですよ?」

穂乃果「やっ!・・・海未ちゃんが寝るまで穂乃果も起きてる・・・」フワァ

海未「・・・やれやれ、あと少しですから待っててください」カキカキ

穂乃果「うん・・・ふわ~っ」コクリ コクリ

海未「・・・これでよしっと、では寝ましょうか」

穂乃果「じゃあ、明かり消すね」ボッ



穂乃果「海未ちゃん・・・起きてる?」ボソッ

海未「明日に備えて早く寝ろといいましたが?」クワッ


穂乃果「もし、これが夢で寝て起きたら元の世界に帰れてたらどうしよっか?」

海未「望みは薄いですが・・・それならばそのときです。今度こそいつも通りの日常が待っていることでしょう」

穂乃果「そっか・・・そうだよね・・・」

海未「残念・・・ですか?」

穂乃果「そうだね・・・どうせなら、やることはやって帰りたいよ」

海未「・・・どの道、帰れるか帰れないかは明日決まることです。今日は早く寝ましょう」

穂乃果「そうだね。ありがとう、海未ちゃん・・・今度こそ、おやすみ・・・」

海未「ええ、穂乃果。また明日・・・」



レーベの村 翌日 早朝


穂乃果「・・・zzz」スピー

ことり「ん・・・ふわぁ~っ・・・海未ちゃん・・・?どこにいったのかな・・・」グググッ

ことり「ん・・・外から何か聞こえる・・・」


海未「はあっ!せいっ!」ブンッブンッ

海未(やはり・・・元の世界には戻れませんでしたか・・・ならば、せめて二人は私が守らなければ・・・)

ことり「おはよう♪海未ちゃん・・・こんな早くから剣の特訓?」


海未「はい、いつも朝に弓の朝練がありましたから、このくらいの時間に起きるのがが癖になってまして・・・」ブンッ

ことり「すごいね~海未ちゃんは・・・」

海未「それほどでもありませんよ。・・・それに私は魔法が使えませんからこうやって剣術を磨くしかないのです」

ことり「海未ちゃん・・・あっ、そうだっ!海未ちゃん!そこで剣を構えてて!」

海未「はい、構いませんが・・・何をするんですか?」

ことり「ちょっと、やってみたいことがあるんだ!」ニコッ


穂乃果 LV4 勇者
なまけもの

銅の剣
皮の鎧
皮の盾

海未  LV5 戦士
くろうにん

銅の剣
皮の鎧
皮の盾

ことり LV5 魔法使い
やさしいひと

ひのきのぼう
旅人の服
皮の帽子


穂乃果「そして伝説へ・・・」第2話「出会い」


レーベの村 翌日 早朝


穂乃果「おはよう!二人とも!」タッタッタッ

海未「おはようございます。穂乃果」

ことり「おはよう、穂乃果ちゃん♪」

穂乃果「結局、寝てみても元の世界に帰ることはできなかったね・・・」

海未「まあ、そんな簡単に帰ることができるとは思っていませんでしたが・・・」

穂乃果「進もう!先に進んでいけば帰る手段も見つかるかもしれないし、それにまだ魔王も倒してないしね!」

ことり「そうだねっ!・・・それで、今日は何をするの?」

穂乃果「またこの辺りで悪さしてる魔物を追い払う?」

海未「二人は旅立ちの前に大臣が言っていたことを覚えていますか?」


穂乃果「大臣の言ってたこと?」クビカシゲ

ことり「確か・・・鍵がどうしたって言ってたねっけ~?」

海未「はい、とうぞくのカギです。大臣の言葉によると旅をするために必要になってくるものなのでしょう」

穂乃果「じゃあ、それを探すんだね!でも、どこにあるんだろう・・・」

海未「それはわかりません。ですから、この村で情報を集めましょう!」



穂乃果「う~ん、あまりいい情報は聞けなかったね・・・」

海未「これだけ聞いてもないと言うことはどこかに隠されているということではないでしょうか。そして、それがありそうなのは・・・」スッ

穂乃果「あれは・・・確か、ナジミの塔だっけ?」クビカシゲ


海未「湖の上に建つあの塔、隠された入り口を通らないといけないあそこが怪しいと思うのです」

ことり「確かに・・・アリアハンとかこのレーベの村にとうぞくのカギがないんだったらもうあそこしかないよね!」

穂乃果「じゃあ、目指すはあのナジミの塔だ!」

ことり「えっと・・・聞いた話によるとここから南にいったところにある森の中に秘密の入り口があるみたい!」

海未「では、準備を万全にしていくことにしましょう!」



レーベの村 前


海未「さあ、いきましょう!」

ことり「穂乃果ちゃん・・・どうしたの?」

穂乃果「私の道具袋が物凄くきついにおいを放ってる・・・!ううっ~、臭いよぉ」プーン

ことり「あはは・・・薬草を入るだけ詰め込んだからね・・・そりゃあ臭うよね・・・」プーン

海未「何を言ってるのですか!薬草は攻撃を受けたとき傷を癒やすことができますし、回復魔法を使う穂乃果の負担も減らすことができるのですよ!」

穂乃果「確かにそうだけどぉ~、何もこんなに詰め込まなくてもいいじゃんかぁ」

ことり「まあ慣れればなんてことない・・・こともないよぉ~」ウエー

海未「我慢してください!・・・むっ、出ましたね!魔物です!」



魔物の群れが現れた!

いっかくうさぎが現れた!
おおがらす×2が現れた!

ことり「かわいい~っ♪あのウサギさん・・・飼えないかな」

海未「魔物ですよ?飼えるわけないじゃないですかっ!・・・確かに可愛いですが・・・」クスッ

穂乃果「二人には悪いけど・・・倒すよっ!」タッタッタッ ザクッ

穂乃果の攻撃!いっかくウサギにダメージ!
おおがらすAの攻撃!

海未「遅いっ!」サッ

海未はひらりと身をかわした

ことり「海未ちゃんナイスっ!・・・いっくよ!メラっ!」ボンッ

ことりはメラを唱えた!おおがらすBにダメージ!

おおがらすBを倒した!


海未「そこですっ!」ザクッ

海未の攻撃!いっかくウサギにダメージ!
いっかくうさぎを倒した!

ことり「海未ちゃん!穂乃果ちゃんに練習の成果見せようよ!」

穂乃果「・・・?」ポカーン

海未「そうですねっ!ことり、お願いします!」タッタッタッ

ことり「メラっ!」ボンッ

穂乃果「!?メラが海未ちゃんの方に!」

海未「っ!!いきますっ!かえん斬り!!」ボオォォ

海未はかえん斬りを放った!おおがらすAにダメージ!
おおがらすAを倒した!


魔物の群れを倒した!


穂乃果「すご~いっ!二人とも!!」

ことり「うまくタイミング合わせられたね♪」グッ

海未「練習の成果が出ました!」グッ

穂乃果「いったい、いつの間に練習したの?」キョトン

海未「あなたが気持ちよく寝ていたときですよ。ことりが考えついたんです」

ことり「うん!魔法と剣、両方合わせたらどうなるんだろうって思ったんだ♪そしたら、この技が出来たの!」

穂乃果「すごいっ!新必殺技だね!」

海未「強力な技ではありますがそれゆえことりに負担をかけてしまいます。これを使うのはここぞというときにしましょう」

ことり「そうだね~・・・あ、あそこの森かな」スッ


穂乃果「ん?・・・見て!あそこだけ木がおかしいよ!」ビシッ

海未「ナジミの塔に通じる抜け道かもしれません!いきましょう!」



穂乃果「あっ!こんなところに階段がっ!」

ことり「入ってみようよ!」

海未「中は暗いですから気をつけて進みましょう」

穂乃果「そうだよ!二人とも、慎重に行かなきゃ駄目だからねっ!独断行動なんてもってのほかだよ!」

海未「・・・私は主に、あなたに言っているのですが」ジー

穂乃果「ひど~いっ!私はそんな事しないよっ!ね、ことりちゃん?」チラッ

ことり「あはは・・・ごめん、穂乃果ちゃん・・・こればっかりはフォロー出来ないよ~」ニッコリ


穂乃果「ことりちゃんまで~穂乃果をバカにして・・・ひどいよ~」ウルウル

海未「日頃の行いですよ。言われたくなければ日頃の行いを・・・」ヤレヤレ

穂乃果「あっ!宝箱がある~っ!」タッタッタッ

海未「言ったそばからこれですかっ!」プンスカ

ことり「穂乃果ちゃんらしいというか何というか・・・」アハハ

穂乃果「これは・・・お金だ!でも、たった32G・・・」チャリーン

海未「ふむ・・・薬草が4つ分買えますね」

ことり「どうして薬草換算なのかなぁ」キョトン

穂乃果「見てっ、向こうには上に上がる階段があるよ!」ビシッ



ナジミの塔


ことり「ここは・・・ナジミの塔だね!」

穂乃果「あそこにはアリアハン、向こうにはレーベの村があるよっ!」スッ

海未「湖の真ん中に建つこの塔に実際に私たちがいるというのは何だか感慨深いですね」

ことり「この羽根・・・魔物が住んでる痕跡もあるから気をつけて進んでいかないとねっ」

穂乃果「大丈夫っ!どんな魔物が来ても、軽く蹴散らすよっ!」

海未「確かに私たちは最初に比べて強くなりましたが油断は禁物ですよ?」

穂乃果「わかってる・・・じゃあ、進んでいこうっ!」


ナジミの塔 3階


海未「たあっ!」ザクッ

穂乃果「メラっ!」ボンッ

ことり「結構進んでみたけど出てくる魔物は外とそんなに変わんないみたいだね~」カチカチ

穂乃果「ん、何?今の音・・・」カチカチ

海未「・・・何かを鳴らしている音・・・?・・・しかも、音がどんどん近くなってきています!」カチカチ

穂乃果「っ!?くるよっ!」シャキーン



さそりばち×4が現れた!


ことり「さそり?はち?よくわかんないね~」

穂乃果「数が多いよっ。気をつけていこう!」

海未「はあっ!」タッタッタッ ザクッ


海未の攻撃!さそりばちAにダメージ!
さそりばちAを倒した!


海未「まずは一匹っ!一匹一匹はさほど強くないみたいです。落ち着いて対処していけば・・・」

ことり「っ!仲間のさそりばちが何かしてるみたい!」


さそりばちBは仲間を呼んだ!さそりばちEが現れた!


穂乃果「うわっ!ふ、増えたよっ!」アワワ


海未「仲間を呼び寄せたのですか・・・!?」クッ

穂乃果「くっ!せやぁっ!」ザクッ


穂乃果の攻撃!さそりばちCにダメージ!
さそりばちCを倒した!
さそりばちDは仲間を呼んだ!さそりばちFが現れた!


穂乃果「こ、これじゃきりがないよっ!こうなれば、メラで一気に・・・」ポォォォ

海未「メラでは範囲が足りません!さそりばちが残ってしまえばまた仲間を増やされるでしょう・・・!」

穂乃果「一斉に倒さなくちゃいけないってこと!?そんなのどうすればいいの!?」アセアセ

海未「穂乃果や私では群れ全体に攻撃をするすべはないですが、ことり・・・あなたなら?」チラッ


ことり「・・・一つ試してみたい魔法があるの。決まれば一気に倒すことができると思う!」グッ

穂乃果「本当っ!?」

ことり「でも、少し時間がかかちゃうからそれまで・・・」

海未「それまでの時間は私たちが稼ぎましょう!」グッ

穂乃果「ことりちゃんには指一本・・・針一本?・・・とにかく、触れさせないよ!」グッ


さそりばちCの攻撃!穂乃果にダメージ!
さそりばちDの攻撃!海未にダメージ!


穂乃果「ぐうっ!まだまだっ!」ボウギョ



穂乃果は身を守っている!
さそりばちEの攻撃!海未にダメージ!
さそりばちFの攻撃!海未にダメージ!


海未「この程度・・・!」ボウギョ


海未は身を守っている!


ことり「あと少し・・・穂乃果ちゃん、海未ちゃん・・・頑張ってっ!」ポォォォ


さそりばちCの攻撃!穂乃果にダメージ!
さそりばちEの攻撃!海未にダメージ!


穂乃果「うあっ!・・・ちょっとまずいかも・・・」フラッ

海未「ほ、穂乃果!くっ・・・頑張って持ちこたえてください・・・!」フラッ



さそりばちFの攻撃!穂乃果にダメージ!
さそりばちDの攻撃!海未にダメージ!


海未「ま、まだですか・・・ことり・・・?」ボウギョ

穂乃果「早くしないと・・・し、死んじゃう・・・」ボウギョ

ことり「・・・できたっ!二人とも、壁の方に走ってっ!」ポォォォ

穂乃果「!」タッタッタッ 海未「!」タッタッタッ

ことり「いくよっ!ギラっ!!」ドドドドッ


ことりはギラを唱えた!さそりばちたちにダメージ!
さそりばちたちを倒した!


魔物の群れを倒した!


穂乃果「す、すごいっ!」ペタン

海未「あれだけいたさそりばちを一瞬にして黒こげにしていきました・・・」フラッ

ことり「はあっ・・・はあっ・・・二人ともっ!いっぱい怪我してるっ・・・早く治さないと!」

穂乃果「回復しないとね・・・ホイミっ!」ポワーン

海未「ありがとうございます。それにしてもギラと言いましたかあの魔法は・・・」

穂乃果「そうそう!いつの間にあんな魔法を覚えたの?」

ことり「この前の戦闘中にふと思いついたこの魔法を初めて使ってみたんだけど・・・成功してよかったよ~・・・!?」フラッ


海未「っ!?ことり!」ダキッ

ことり「ギラはメラよりも負担が大きいみたい・・・一回撃つだけで今の私じゃ息切れしちゃう・・・」フゥゥ

穂乃果「大丈夫?いけそう?」フアンゲ

ことり「うん、もう大丈夫だよ~」ストッ

穂乃果「よかった・・・よしっ!穂乃果の回復もバッチリっ!」

海未「では、先に進みますか。そろそろ最上階のはずです!」




ナジミの塔 最上階


穂乃果「ここは?何か、人の部屋みたいなところに出たけど・・・」キョロキョロ

海未「見たところ、ここがこの塔の頂上のようですね」

ことり「妙に生活感があるね・・・でも、まさかこんな場所に人なんか・・・」

老人「・・・zzz」スピー

「・・・」

老人「はっ!・・・ん、なんじゃ?今日は客が多いのぉ」

海未「あの、すみません!ここにとうぞくのカギがあると思い、来たのですが・・・」

穂乃果「どこにあるかおじいさん、わかりませんか?」


穂乃果「どこにあるかおじいさん、わかりませんか?」

老人「ふむ、さっきまで持っておったんじゃが・・・」

穂乃果「っ!やっぱりここにあったんだ!」

ことり「でも・・・さっきまでって・・・?」

海未「どういうことですか?」

老人「実はさきほど、おぬしらの前にここに来たものに渡してしまったのじゃ」

穂乃果「ええっ!?じゃあ・・・もう、とうぞくのカギは・・・?」

老人「もうないのぉ」


ことり「そんな・・・まさか、無駄足だったの・・・?」

海未「まだ諦めるのには早いです!その人を追いかけてみましょう!」

穂乃果「うん!おじいさん、その人がどんな人だったか・・・どんなことでもいいので教えてくださいっ!」

老人「・・・小柄な女盗賊じゃな。それもなかなかの実力者と見たぞい。確か、今日はレーベで泊まると言っておった気がするのぉ」

穂乃果「レーベで一泊・・・わかりましたっ!いろいろとありがとうございました!」

海未「では、急いでレーベの村へ行きましょう!」

ことり「でも、どうやって戻るの?」


穂乃果「そうだよ!もう一回、この塔を降りてたら帰るのは朝になっちゃうよ!」

海未「これを使います」スッ

ことり「これは?何かの羽根みたいだけど・・・」

海未「これはキメラのつばさと呼ばれるものです。キメラという魔物からとれる羽根でこれを使えば一度いった所ならどこでも瞬時に行くことができるとか」

穂乃果「へえ~っ!じゃあ、早速使ってみようよっ!」ワクワク

海未「行きます。二人とも、しっかりと捕まっててください!」ポイッ

ことり「わわっ!身体がっ~っ!!」ビューン



レーベの村 夕方


穂乃果「おえっぷ・・・空を飛んでいくのって思ってたのと全然違うよぉ」フラッ

ことり「でも、本当に一瞬でレーベの村まで戻れたね♪」

穂乃果「うんっ、これがあれば学校に遅刻せずにすむのにね・・・」ヨロッ

海未「現実にないものをねだっても仕方ありませんよ。そんなことより、とうぞくのカギを持っていった人を探しましょう!」

ことり「この村で一泊するって言ってたよね。もういい時間だし、もしかしたら宿屋にいるんじゃないかな?」

穂乃果「じゃあ、宿屋へゴーっだよ!」タッタッタッ



宿屋


海未「すみません!今、部屋を借りている人で女の子が一人のところはありませんか?」

宿屋の人「二階の部屋に一人、女の子がお泊まりになられていますが・・・?」

穂乃果「ありがとうございます!二階だって!いこうっ!」タッタッタッ




ことり「ここだねっ・・・すみませ~んっ」コンコン

???「・・・何?忙しいから後にしてもらえない?」

穂乃果「ん?どこかで聞いたことがあるような・・・」

海未「確かに・・・今、お話したいのです!ご迷惑をおかけしますが話を・・・」コンコン ガチャ

???「もうっ!何よっ・・・って、あんたたち・・・!?」

ことり「えっ!?」海未「あなたはっ!?」

穂乃果「にこ・・・ちゃん・・・?」



穂乃果 LV6 勇者
なまけもの

銅の剣
皮の盾
皮の鎧
皮の帽子

海未  LV7 戦士
くろうにん

銅の剣
皮の盾
皮の鎧
皮の帽子

ことり LV7 魔法使い
やさしいひと

ひのきのぼう
旅人の服
皮の帽子

穂乃果「そして伝説へ・・・」第3話「別大陸へ!」



にこ「穂乃果に海未、ことりまで・・・あんたたちもこの世界に来てたの!?」ギョッ

穂乃果「それはこっちのセリフだよ~っ!!」

海未「・・・と言うことはあなたがナジミの塔にあったとうぞくのカギを?」

にこ「ええ・・・ほら」スッ

ことり「すご~いっ!ひとりであの塔を登りきったんだ~っ!」

にこ「ふ、ふんっ!まあ、このにこにかかればカギを取ってくることなんて朝飯前よっ」

にこ「それより・・・あんたたち、今までどこにいたのよ?」

海未「実は・・・」グゥー

穂乃果「ごめ~んっ!でも、お腹すいちゃったよぉ・・・その話はご飯食べながらでいいんじゃないかな?」

にこ「それもそうね・・・下に降りて宿のご飯を食べにいくわよ!話はそこで聞くわ」




にこ「もぐもぐ・・・なるほど、あんたたちはアリアハンの勇者として旅立ったっていうわけね~」パクッ

穂乃果「ごくごくっ・・・うん、いろいろ大変だったよぉ~」ゴックン

海未「二人とも、行儀が悪いですよ・・・それで、にこ・・・あなたはどこにいたのですか?」

にこ「にこは一昨日、この村のこの宿屋からスタートしたの」

ことり「一昨日ってことは私たちと同じだね」

にこ「最初はパニックになったけど、この村で話を聞いてくうちに、ここがもといた世界とは違うってことに気づいたのよ」

穂乃果「私たちがいた世界は魔物とか魔法とかは存在しないものだしね~」

にこ「あとはアリアハンにいってもっと話を聞いてみたり、話に何回か出てきたとうぞくのカギを取りに行ったりってとこかしら」


海未「見事に行き違いになったということですね・・・」

にこ「そうね。まあ、これからは一緒にいかせてもらうわよ!正直言うと、さっきいったナジミの塔なんか一人ではきつかったのよ!」

穂乃果「うんっ!にこちゃんがきてくれれば旅が賑やかになるよ~!」

ことり「そこは戦力になるっていってあげようよ・・・」アハハ


盗賊 にこが仲間に加わった!


海未「・・・それでは、今後の方針を決めていきましょうか」

ことり「とうぞくのカギを手に入れたはいいけど、それはどこで使えばいいのかな?」クビカシゲ

にこ「あれ、知らないの?これは別の大陸にいくのに必要になるものなのよ」

穂乃果「別の大陸!?」ガバッ


にこ「私も詳しくは知らないけど、ここから西にいったとこにあるいざないの洞窟ってとこから行けるみたい」

海未「その話なら、情報収集の際に聞きましたね。旅の扉と呼ばれるワープ装置を使って、別大陸へと渡るみたいです」

穂乃果「わ、ワープ装置!?そんなものまであるんだっ!?」

ことり「じゃあ、明日はそこにいくんだね♪」

穂乃果「アリアハンとは違った大陸かぁ~っ!何だか、ワクワクしてきたよっ!」キャッキャッ




穂乃果「ふう~っ!食べた食べた~」ゴロン

ことり「穂乃果ちゃん・・・食べてすぐ横になると牛になっちゃうよ~っ!」

にこ「そんなこと、穂乃果に言っても無駄よ・・・ところで海未は何をしてるの?」

ことり「ああ、冒険の記録をしてるみたい。日記みたいなものだって~」

にこ「ふ~ん・・・」テクテクテク

海未「・・・」カキカキ

にこ「なになに・・・仲間から放たれし、紅蓮の炎を我が剣に灯らせ、この世に悪をもたらす魔の者を切り裂く・・・」ガバッ

海未「あああ、あなたは最低ですっ!あなたは最低ですっ!」カァァァ

にこ「な、何よ・・・少しくらいいいじゃない?」

海未「嫌です!駄目です!無理ですぅ!!」カァァァ

にこ「わ、わかったわ・・・悪かったわね」

海未「顔からPsychicfireが出そうです・・・」

ことり「ふふっ・・・そのときはShangri-lashowerでいやしてあげるね♪」

にこ「じゃあ、もう一度ありふれた悲しみの果てに落としてあげるわ!」

穂乃果「そんなことより、ユメノトビラが見たくなってきたよぉ~そろそろ寝ようよ」

海未「そうですね・・・明日は別大陸にいくのです。英気を養うとしますか」

ことり「じゃあ、おやすみ~♪」

にこ「おやすみにこ~」



レーベの村 前 早朝


海未「さあ、いきましょう!」

穂乃果「・・・zzz」グー

にこ「・・・朝から元気ね・・・」フワァ

海未「あなたたちが弱すぎるんです。穂乃果、起きてください!」

ことり「穂乃果ちゃん~?立ったまま寝れるって何だかすごいね・・・」ユサユサ

海未「穂乃果!・・・っ!?」キッ

にこ「魔物みたいね・・・それも囲まれたみたいよ!」

穂乃果「・・・zzz」グッスリ

ことり「穂乃果ちゃんは一旦、おいといて今はこの魔物たちを倒そう!」



魔物の群れが現れた!

ホイミスライムが現れた!
じんめんちょうが現れた!
フロッガー×2が現れた!

穂乃果は眠っている!


海未「数が多いです!各個撃破していきましょう!」

にこ「さあ、いくわよっ!」タッタッタッ

ことり「早いっ!?すごい素早さだよ!」

にこ「盗賊なめんじゃないにこっ!えいっ!」ザクッ


にこの攻撃!ホイミスライムにダメージ!


海未「にこに続きます!せやぁっ!」ザンッ


海未の攻撃!ホイミスライムにダメージ!
ホイミスライムを倒した!

ことり「海未ちゃん、ナイス♪・・・!その蝶さん、何かしてくるよっ!」


じんめんちょうはマヌーサを唱えた!


海未「むっ・・・敵が増えた?違う、これは・・・」

にこ「幻覚の魔法ね・・・厄介にこ・・・」

ことり「私は平気みたい!凍りついちゃえ~・・・ヒャドっ!」カチン


じんめんちょうを倒した!
フロッガーAの攻撃!海未にダメージ!


海未「っ!・・・いったいどこから・・・?」


フロッガーBの攻撃!にこにダメージ!

にこ「いったいわね~っ!このっ!」スッ


にこの攻撃!フロッガーAはひらりと身をかわした!


海未「集中・・・そこですっ!」ズシャ


海未の攻撃!会心の一撃!!
フロッガーAを倒した!


ことり「もう一回・・・ヒャドっ!」カチン


ことりはヒャドを唱えた!フロッガーBにダメージ!
フロッガーBを倒した!


魔物の群れを倒した!


にこ「幻覚を見せる魔法・・・厄介な魔法を使ってくる敵だったわ・・・」

海未「はい、ですが・・・敵の動きをよく観察していれば見分ることは難しくないと思います」

ことり「そんなことができるのは海未ちゃんくらいだよ~それにしても・・・」チラッ

穂乃果「・・・zzz」スピー

にこ「近くで戦いがあったってのにまだ寝続けているなんて・・・たいしたもんね・・・」

海未「・・・」プルプル

ことり「う、海未ちゃん・・・顔が怖いよ・・・」ガクガク

海未「穂乃果ぁっ!!」クワッ

穂乃果「んあっ!?な、何!?魔物?」ビクッ

海未「魔物ならさきほど片付けました!あなたが眠りこけている間にっ!穂乃果、あなたは大体・・・」

一応、書き貯めはまだありますが、更新頻度はこのくらいで良いでしょうか・・・?




海未「わかりましたか!?」キッ

穂乃果「はいぃ~!ごめんなさいっ・・・海未ちゃん・・・」ウルウル

海未「・・・!わ、わかったならいいのです!・・・私も少し言い過ぎましたね・・・」

にこ「まったくよ・・・小一時間、小言を聞き続けなきゃいけないこっちの身にもなりなさいよね~」

ことり「いつもこんな感じだから、私はもう慣れちゃったなぁ~」アハハ

穂乃果「うわ~んっ!ことりちゃん!」ダキッ

ことり「よ~しよし・・・」サスッサスッ

海未「・・・ん?何かが見えてきましたね・・・あれは、湖ですか」

にこ「あそこがいざないの洞窟への入り口みたいね」



いざないの洞窟


穂乃果「中に入ったのはいいけど・・・行き止まり?」ペタペタ

ことり「旅の扉っていうのはどこにあるの?」

海未「・・・いえ、行き止まりではないようです。どうやら、この先に道があるようです」コンコンッ

穂乃果「じゃあ、先に進むにはこの壁を壊していかなきゃダメってこと!?」

海未「そうですが、普通の方法で破壊していては時間がかかりすぎてしまいますね・・・」

ことり「じゃあ、どうやって破壊するの?」

にこ「ここで、これの登場よ!」スッ

穂乃果「玉?なにこれ・・・」キョトン

にこ「魔法の玉っていうレーベの村の物好きなおじいさんがこの壁を壊すために調合してくれたものよ」


ことり「ということはそれがあれば・・・!」

海未「あの壁を破壊できるということですね!」

にこ「そういうこと!じゃ、いくわよっ!」ポイッ

穂乃果「うわっ!?」ゴゴゴゴッ

ことり「すごい爆発っ!目をあけてられない・・・」ゴゴゴゴッ

海未「・・・収まったようですね・・・」

穂乃果「す、すごいっ!本当にあの壁に穴があいてるっ!」キャッキャッ

にこ「いい?ここから先に進めるのはにこのお陰なんだからね~感謝しなさいよ?」

海未「さあ、壁は破壊されました。先に進みましょう!」

ことり「そうだね♪」

にこ「スルーしないでよっ!」ニコォ

穂乃果「ん?宝箱がある・・・どれどれ」ガチャン

海未「地図のようですね。しかも、全部の国が記載されている・・・」ペラッ

穂乃果「アリアハン大陸ってこんなに小さいんだ・・・」

にこ「ありがたく使わせてもらいましょ!こっちに階段があるわ!」




ことり「中は結構暗いね・・・松明の炎しかないからちょっと怖いよ・・・」

にこ「大丈夫よ~どこぞの元生徒会長は暗いところにいると怯えるほどの恐怖症なのよ?」

穂乃果「あははっ~・・・そういえば、海未ちゃんにことりちゃんににこちゃんまでいるとなったらやっぱり皆もこの世界に来てるのかな?」

海未「その可能性が高いですね。いったいどこにいるのやら・・・」

ことり「大丈夫だよ~旅してればいずれ会えると思うな♪」

にこ(どうしてるかしら・・・あの子・・・世間知らずなとこがあるから少し心配ね・・・)


穂乃果「にこちゃん~今、誰のこと考えてたのかな~?」ニヤニヤ

にこ「ち、違うわよ!誰が真姫のことなんか!」アタフタ

海未「ん?今、真姫と・・・?」

ことり「穂乃果ちゃんは一言も真姫ちゃんのこと言ってないのにね~おかしいねっ?」クスッ

にこ「~~っ///そんな馬鹿なこといってないで先に進むわよっ///」カァァァ

ことり「ふふふっ・・・あっ!何か、光が見えてきたよ!」

穂乃果「ほんとだ!旅の扉ってやつかな?」タッタッタッ

海未「光が近づいてきてる?・・・っ!?穂乃果、下がってっ!!」

穂乃果「えっ?」



魔物の群れが現れた!

まほうつかい×2が現れた!
アルミラージが現れた!

いきなり襲いかかってきた!

まほうつかいAはメラを唱えた!穂乃果にダメージ!


穂乃果「きゃあ~っ!!」ボンッ

海未「穂乃果っ!」タッタッタッ

にこ「海未!もう一発くるわよっ!」


まほうつかいBはメラを唱えた!海未にダメージ!


海未「ぐうっ!奇襲ですか・・・!」ボンッ


ことり「この感じ・・・あのウサギさん、魔法を!?」アセアセ


アルミラージはラリホーを唱えた!


穂乃果「ほえ~」バタンッ

ことり「ま、枕~っ」バタンッ


穂乃果は眠ってしまった!
ことりは眠ってしまった!


にこ「穂乃果っ!ことりっ!(枕・・・?)」

海未「相手を眠らせる魔法ですか・・・厄介ですね・・・!」

にこ「どうする・・・ここは一旦、逃げる?」

海未「いえ、ここは・・・戦いましょう!にこ、援護をお願いします!」

にこ「任せなさいっ!」

海未「好き勝手にやってくれましたねっ!はあっ!」ザクッ


海未の攻撃!アルミラージにダメージ!


海未「にこっ!」

にこ「わかってる!行動させる前に・・・倒すっ!」ザクッ


にこの攻撃!アルミラージにダメージ!
アルミラージを倒した!


海未「これでもう眠らされる心配はありませんが・・・」チラッ

にこ「海未!魔法がくるわよ!」


まほうつかいAはメラを唱えた!海未にダメージ!


海未「あぐっ!」ボンッ



まほうつかいBはメラを唱えた!にこにダメージ!


にこ「うあっ!」ボンッ


穂乃果は目を覚ました!


海未「ぐっ、ううっ・・・こんなところで負けるわけにはいかないのですっ!」タッタッタッ


海未の攻撃!


穂乃果「海未ちゃん!受け取って・・・メラっ!!」ボッ

にこ「穂乃果!目を覚ましたのねっ!」

海未「穂乃果!?・・・はあぁ~っ!!かえん斬り!」ボォォォン


海未はかえん斬りを放った!まほうつかいAにダメージ!
まほうつかいAを倒した!


にこ「・・・そこよっ!!」ナイフナゲー


にこの攻撃!会心の一撃!!
まほうつかいBを倒した!


魔物の群れを倒した!


海未「何とか・・・倒せましたね・・・」グッ

にこ「相手を強制的に眠らせる魔法、ね・・・かなり危なかったわ・・・もし全員眠らされたならどうなっていたか・・・」

穂乃果「今回は間に合ってよかったよ・・・もう怒られるのはこりごりだからね~」アハハ

ことり「みんな、ごめんね・・・」

海未「敵の術によって眠らされたのならば、何もいいません。仕方のないことです・・・ですが、何ですか・・・あの枕は・・・!」

ことり「いや~海未ちゃんも知ってるでしょ?あれないと眠れなくて・・・」

海未「あっ、そうでしたね・・・じゃないんですよ!寝なくていいんです!」

穂乃果「あはは~!」

にこ「海未、ナイスツッコミね!」

海未「・・・」クワッ

穂乃果「さささ、先に進もうよっ!」

にこ「そ、そうね!それがいいわっ!」

ことり「ご、ごめんなさ~いっ!!」


ことり「あっ・・・あそこ、扉があるよ!」

穂乃果「どれどれ・・・んぐぐぐぐっ!開かない~っ!!」ペタリ

海未「・・・何やってるんですか・・・カギがかかっているんですよ?にこ」

にこ「とうぞくのカギね・・・開いたわ!」ガチャ

ことり「うわ~っ!何か青いグルグルしたものがあるね・・・!」

にこ「これが旅の扉・・・ここから別大陸にいけるのね」

穂乃果「これはどうやって使うの?」

海未「単純に乗れば移動するものかと・・・それで、誰からいきます・・・?」

「・・・」


ことり「私は遠慮しとくね・・・」

海未「私も嫌です!だ、誰か先に行って安全を・・・!」

穂乃果「ええっ!そういうのは言い出しっぺがいくものだよねっ!」

海未「嫌です!誰も口にしないから仕方なく振ったんです!」

穂乃果「じゃあ・・・」チラッ

にこ「にこっ!?にこを見ないでよ!」

穂乃果「こういうのは上級生のにこちゃん先輩がいくものじゃないかな?」グイグイ

にこ「μ'sに先輩も後輩もないんでしょ!嫌にこ~っ!」クビフリ

穂乃果「あっ!ごめん!手が滑ったぁ!」ドンッ

にこ「ちょ!穂乃・・・」シュン

ことり「き、消えた!?」アワワ

海未「ワープしたんでしょうか・・・?それとも・・・」ガクガク

ことり「怖いこといわないでよ~」ガクガク

にこ「なにすんのよ!」シュン

穂乃果「あっ、ワープできたみたい」

にこ「にこを人柱に使わないでよっ!」ビシッ

海未「安心しました。さあ、いくことにしましょう!」

にこ「ちょっとっ!」ビシッ

ことり「みんなでせぇ~のでいこうよ!」

にこ「それを最初にしなさいよ!」ビシッ

穂乃果「じゃあいくよ~っ!せぇ~のっ!!」



to be continued...


にこ LV9 盗賊
みえっぱり

ブロンズナイフ
皮の盾
旅人の服

穂乃果「そして伝説へ・・・」第4話「カンダタ」



穂乃果「うわっ!ととっ・・・ついたみたいだね!」タッタッタッ

ことり「ってことはもうここは・・・」ワァァァ

にこ「別大陸よっ!とはいってもそんなに景色はアリアハンと変わんないわね~」

海未「ふむ・・・この地図によると近くにロマリアという大きな国がありますね」バサッ

穂乃果「あっ!それってあれじゃない?」スッ

ことり「確かにあそこに大きなお城が見えるね♪」

にこ「アリアハンには・・・負けるくらいの大きさね。まあ、あそこが大きいだけかしら」

海未「それでは、まずあの城に向かうとしましょう」



ロマリア 城下町


穂乃果「わあ~っ!」タッタッタッ

ことり「何だかオシャレな所だね~私は住むんだったら、アリアハンよりこのロマリアがいいなぁ~」ウットリ

海未「穂乃果!あまり私たちから離れすぎないでください!迷子になりますよ?」ジトー

穂乃果「ならないよ~」キャッキャッ

にこ「で、どうすんのよ?宿にいくにはまだ早い時間だけど・・・」

海未「そうですね・・・そろそろ、武器や防具を新調しなければなりませんか・・・ここの武具屋を見てみますか」ウーム

ことり「了解~っ!穂乃果ちゃん!いくよ~・・・どうしたの?」キョトン

穂乃果「ちょ、ちょっとまって・・・あそこ、モンスター格闘場って書いてあるよ!」スッ

にこ「モンスター格闘場?何よ、それ・・・」

海未「格闘場というくらいですから魔物同士を戦わせているのでしょうか?」

穂乃果「ちょっと覗いてみようよ!装備品なら後でも見れるでしょ?お願い!海未ちゃん・・・」ウルウル

海未「・・・仕方ありませんね・・・少しだけですよ?」ニコッ

穂乃果「やった~っ!じゃ、みんないこっ!」タッタッタッ

にこ「まったく・・・穂乃果には甘いのやら厳しいのやら・・・まあ、気持ちはわからないこともないけどね」

ことり「そうだね♪仕方ないよ~穂乃果ちゃんだから♪」クスクスッ

海未「何をしているのですか。2人とも、行きますよ?」

ことり「うん、今いくよ♪」タッタッタッ



モンスター格闘場


ウオオオオオオッ

にこ「す、すごい熱気ね・・・」アセアセ

ことり「中央の闘技場をみんな見てるみたいだよ~」スッ

穂乃果「どれどれ~うわっ、ほんとに魔物が戦ってる!?」

海未「やはり、魔物同士を戦わせるといったものですね・・・なるほど、あの魔物たちは賭けの対象となっているわけですか」

穂乃果「どういうこと?」クビカシゲ

ことり「勝つと思う魔物にお金を賭けて、その魔物が勝てばお金は増えるけど、負けたらその賭けたお金は持っていかれちゃうってことかな~」

穂乃果「なるほど・・・」


にこ「それにしても、よくあの魔物たちを従わせてるわね~どうやってるのかしら・・・」

海未「おそらく、人工的に育成したものでしょう。野生の魔物は捕獲したところで言うことなど聞きはしないでしょうが、1から育てたものとなれば話は別です」

穂乃果「ねえねえ!一回・・・」ワクワク

海未「ダメです。賭け事は我が身を滅ぼすだけです」キッパリ

穂乃果「ええっ!ここまできたのに・・・せっかくだから賭けてみようよ~!」

ことり「穂乃果ちゃん・・・よってあげたいのはやまやまだけど私たちの冒険の目的を忘れちゃダメだよ?」

にこ「それにお金だってそこまで余裕あるわけじゃないから、賭けて負けたりしたときは・・・ああ、考えたくないにこぉ」ニコォ

穂乃果「むぅ・・・わかった・・・みんな、ごめんね・・・」ションボリ

海未「・・・さあ、装備品を見に行きましょう!」

穂乃果「うん・・・」




ことり「思ってたよりも全然、いい装備が売ってあったね!」

海未「そうですね。・・・そろそろいい時間帯です。さあ、宿に向かいましょう!」

にこ「賛成~もう疲れたにこ~」ニコォ

穂乃果「そうだね・・・それがいいと思うよ」トボトボ

ことり「穂乃果ちゃん、まだ落ち込んでる・・・ねえ、海未ちゃん・・・一回くらいならいいんじゃないかな・・・?」

海未「・・・はあ、結局こうなってしまうんですね・・・わかりました!一回だけ、一回だけですよ!」ハァァァ

穂乃果「海未ちゃん・・・!」パァァァ

にこ「ふふっ・・・やっぱり、穂乃果には甘いわね・・・」クスッ

穂乃果「大好き~っ!!」ギュ

海未「///さ、さあ、暗くならないうちにいきましょう!」カァァァ




おっさん「さあ、モンスター格闘場はこちらだよ~っ!どのモンスターが勝つかズバリ当てれば倍率に応じて金が貰えるぜっ!」

穂乃果「どの魔物が出るんですか!」ワクワク

おっさん「次に戦う魔物は・・・スライムとおおがらす、いっかくウザギにおおありくいだぜっ!さあ、どいつに賭ける?」

海未「すべて戦ったことがある魔物ですね・・・」ウーン

ことり「この中で一番強かったのは・・・おおアリくいさんかな~?」

にこ「でも、勝負は何が起こるかわからないわ・・・悩みどころにこね・・・」

穂乃果「な、なんか、みんな本気だね・・・」アセアセ

海未「来てしまった以上は勝ちたいのです!私は・・・やはり、おおアリくいが勝つと思います」

ことり「ウザギさんは捨てがたいけど・・・私もアリくいさんかな♪」

にこ「そうね・・・それが一番安全だと思うわ」


穂乃果「私は・・・スライムが勝つと思うっ!私はスライムに賭けるよ!」

海未「話を聞いていましたか!?スライムは戦ってきた魔物の中では最弱の魔物ですよ?」

にこ「大穴狙いってわけ?う~ん・・・だけど、失敗する確率が高すぎるわね」

ことり「でも、穂乃果ちゃんがそういうならいいんじゃないかな?」

海未「・・・私たちはアリくいが勝つと思っています。ですが、ここにいきたいと言ったのは穂乃果、あなたです。あなたが決めてください!」

穂乃果「ありがとう、みんな!・・・すみませ~んっ!スライムに賭けま~すっ!」タッタッタッ

海未「始まりますね。闘技場へ見に行きましょう」

にこ「あそこ、空いてるわよ!」

ことり「隣、いいですか?」

お爺さん「かまわんよ」

穂乃果「ありがとうございます!あっ、見て!魔物たちが出てきたよ!」ワクワク


スライムが現れた!
いっかくウザギが現れた!
おおがらすが現れた!
おおアリくいが現れた!


にこ「そこよっ!がんばってよ・・・スライム!」

ことり「あっ、ウザギさんが倒れちゃった・・・ひそかに応援してたのに・・・残念~」ガックリ

海未「スライムは今のところダメージも受けていません。いい状況です!」

穂乃果「あっ!カラスもやられた!残るはスライムとおおアリくいだね・・・!」

海未「ここまできたらあとは信じるだけです・・・!」グッ

にこ「まずい・・・アリくいの方が早い!」

穂乃果「耐えて・・・耐えたっ!いっけ~っ!!」

ことり「おおアリくいが・・・倒れたよ♪」

穂乃果「と言うことは・・・?」


にこ「賞金がくるわよっ!しかも、結構な倍率じゃない!?」

お爺さん「お見事じゃ・・・わしはアリくいが勝つと踏んでいたのだが」

穂乃果「アリくいは運がなかったね。最後の一騎打ちになる前にダメージを結構貰ってたからっ」

ことり「対するスライムはノーダメージ、運が良かったね~♪」

お爺さん「なるほど、なるほど・・・むっ?」

兵士「王様~っ!」タッタッタッ

お爺さん「なんじゃ・・・もうきてしまったのか・・・仕方がない・・・」

にこ「えっ、王様?・・・王様っ!?」


海未「あなたがこのロマリアの王様・・・ですか!?何故こんな所に・・・?」

王様「職務の息抜きでここに来るのにハマっておってのぉ・・・と、お主らは見かけぬ顔であるが?」

穂乃果「私たちはアリアハンから来ました!!」

王様「アリアハン!?もしや・・・お主らが、勇者とその仲間たちか!」

海未「はい、そうですが・・・?」

王様「おおっ!お主たちの噂は聞いておる。実は頼みたいことがあったのだ・・・聞き入れてもらえぬか?」

ことり「頼みたいこと?」

王様「ここでは何じゃあ、城へきてもらえぬか?」



ロマリア城 玉座の間


王様「では、頼みがある!カンダタというものとその盗賊たちがこの城から金の冠を奪って逃げていったのだ」

穂乃果「本当だ・・・冠がないよ」

にこ「その奪われたっていう冠を取り返してきてほしいってことね」

王様「そういうことだ!そして、取り戻すことが出来たなら勇者と認め、お主たちの旅を援助すると誓おう!」

海未「なるほど・・・国の援助となれば受けられる恩恵も大きいですね・・・」

穂乃果「違うよ、海未ちゃんっ!王様は王冠が盗まれて困ってるんだ。困ってる人を助けるのが勇者だよっ!」

海未「・・・っ!」ハッ

ことり「・・・ふふっ、穂乃果ちゃんらしいね♪」クスッ


穂乃果「やります、王様!私たちが必ず、金の王冠をカンダタって人から返してもらいます!」

王様「やってくれるか!感謝するぞ、勇者よ!」

海未「それで、王様。カンダタたちがどこへ行ったかはわかりますか?」

王様「カンダタはここから西にシャンパーニの塔と呼ばれる・・・」


次の日 シャンパーニの塔 前


穂乃果「この塔が・・・シャンパンの塔だっけ?」

ことり「シャンパーニの塔だよ~ここにカンダタって人がいるんだね」

海未「城の警備を易々と突破し、金の王冠を奪って見せたということはかなりのレベルの盗賊たちです。無策で行くのは危険だと思います」

にこ「そうね。何か作戦を立てなきゃ・・・」


穂乃果「とは言っても、どうするの?」

海未「まず、にこにカンダタの位置を探ってもらいます。あなたのその身のこなしなら気づかれずに行動することは容易いでしょう」

にこ「ええっ!にこに任せなさいっ♪」

海未「にこがカンダタを見つけられたなら一度ここまで戻ってきてください。そして、聞いた情報を元に突入作戦を開始します!」

穂乃果「結構、本格的な作戦だね・・・」

海未「ですが、にこ、見つかったのならばここまで逃げてきてください。その時点でもう隠密行動はあきらめて、みんなで正面突破します」

ことり「何だか、こっちが盗賊みたいな作戦・・・」アハハ

穂乃果「とにかく、全てはにこちゃんにかかってるね!ファイトだよっ♪にこちゃん!」

にこ「にこにかかればこんなこと楽勝ね。じゃ、いってくるにこ~!」タッタッタッ



30分後・・・


にこ「ふう・・・何とか気づかれずにカンダタの位置を探ることが出来たわよ」

海未「お疲れ様です!それでにこ、カンダタはどうでした?」

にこ「見回りをしてる盗賊たちは正直、余裕にすり抜けられるけどカンダタの護衛をしてる盗賊の脇を抜けていくのは多分無理」

ことり「と言うことは、その護衛さんを倒さないとカンダタの所にはいけないってことだね」

にこ「その数は3人だから、一気に押し切ればカンダタまでは行けそうよ」

海未「わかりました。では、作戦はこうです!まず、この塔に侵入し、見回りに気付かれないように護衛がいる部屋まで行きます」

海未「さらに、その護衛を速攻で倒し、そのままカンダタのところまで直行。そして、カンダタを倒し、冠を取り返す。これでいきましょう!」

穂乃果「わかったっ!じゃあ・・・いこうっ」



シャンパーニの塔 


ことり「護衛さん・・・いるね・・・」ボソッ

海未「その数は3人、にこの報告と同じです」ボソッ

にこ「さあ、手筈通り速攻で方を付けるわよ」ボソッ

穂乃果「うん・・・!」グウゥゥ

「!?」

穂乃果「」

護衛「何だ!今の音は?」

護衛「侵入者かもしれん・・・見てこよう」タッタッタッ


海未(穂乃果~っ!!)キッ

にこ(何やってるのよ~っ!)ニコォ

穂乃果(ごめ~んっ!!おなかすいちゃっててつい・・・)テヘッ

ことり(こ、こっち来てるよっ!どうするの!?)

海未(こうなったら仕方ありません!)タッタッタッ

盗賊「っ!?ぐあっ!!」バタンッ

盗賊「し、侵入者だ~っ!!うっ!」ドスン

にこ「強行突破ね・・・!」

盗賊「くっ!親分に・・・」スッ

ことり「ヒャドっ!」カチン

盗賊「足がっ!?うおっ!」

穂乃果「てぇ~っい!」ケリ

盗賊「ぐはっ!」バタッ

海未「片付きましたか・・・穂乃果、後で言うことがあります」キッ

穂乃果「ご、ごめんなさ~いっ!」アワワ


カンダタ「俺様の盗賊たちをこうもあっさり倒すとはな。やるじゃねえか」パチパチパチ

にこ「奇襲をかけるつもりでいたのに・・・」チッ

ことり「さっきの穂乃果ちゃんのお腹の音と戦いの音でバレたみたいだね・・・」アハハ

カンダタ「さて、この俺様に何のようだ?」

海未「あなたがロマリアの国から盗んだ金の王冠を返しなさい。無駄な戦いは避けたいのです!」ビシッ

カンダタ「そいつは無理な相談だ。あの王冠は売れば莫大な金が手に入る!それを返すのは馬鹿だぜ!」

穂乃果「返す気はないようだね・・・」グッ

にこ「じゃあ、力ずくで取り返すしてもらうわよ!」

カンダタ「おもしれえっ!このカンダタに勝てばこの王冠は返してやろう!こいよっ!!」



to be continued...


穂乃果 LV11 勇者
なまけもの

銅の剣
青銅の盾
くさりかたびら
皮の帽子

海未 LV13 戦士
くろうにん

鉄の槍
青銅の盾
くさりかたびら
皮の帽子

ことり LV12 魔法使い
やさしいひと

ひのきのぼう
旅人の服
皮の帽子

にこ LV13 盗賊
みえっぱり

聖なるナイフ
青銅の盾
旅人の服
皮の帽子

応援してくださる皆さん、ありがとうございます!SS初心者で文章も拙いかもしれませんが、エタることのないよう頑張っていきたいと思います!

ボスの戦闘だけ戦闘メッセージはなくします



カンダタが現れた!


カンダタ「さあ、こいよっ!」クイッ

海未「いきますっ!」スッ にこ「せいっ!」スッ

カンダタ「甘いなっ!」ガキン

海未「斧で弾かれっ!?」グググッ

カンダタ「そらよっ!」ケリッ

海未「うあっ!」ズサー

にこ「海未!?」

カンダタ「人の心配をしてる暇はねえぜっ!」ドスッ

にこ「がっ!」バタッ

カンダタ「この程度か・・・?」クックックッ


穂乃果「まだだよっ!ことりちゃん!」ポー

ことり「うん!せぇ~のっ」ポー

「「メラっ!!」」

カンダタ「っ!?驚かせやがって・・・」ドスン

穂乃果「かき消された!?効いていないの・・・!」

カンダタ「4人がかりでこの有り様か?」

にこ「げほっ・・・う・・・うぐっ・・・」ヨロッ

海未「くっ・・・攻撃が重い・・・」ヨロッ

カンダタ「今度はこっちからいかせてもらうぜっ!」タッタッタッ

にこ「あの・・・見た目で、何てスピード・・・!穂乃果っ!」

穂乃果「ぐうっ・・・!」ググッ

カンダタ「そいつは防御かぁ?そらそらっ!」ガンガンッ

穂乃果「うっ、ああっ!きゃあっ!!」ズサー


にこ「う・・・ぐうっ・・・ほ、穂乃果!」グググッ

海未「くうっ・・・カンダタぁっ!!」タッタッタッ

カンダタ「ふん!邪魔だっ!」ナイフナゲー

海未「うあっ・・・ぐ、ぅっ・・・!!」ザクッザクッ

にこ「ならばっ!」タッタッタッ

ことり「ヒャドっ!」カチン

カンダタ「無駄なんだよっ!おらっ!!」ドスッ

にこ「くっ・・・うあっ!」ズサー

ことり「てめえにもくれてやるぜ!」ナイフナゲー

ことり「きゃあっ!!」ザクッザクッ

穂乃果「はあっ・・・はあっ・・・ホイミ・・・」ポワーン

海未「くっ・・・何という、固さ・・・並みの攻撃では・・・はあっ・・・はあっ・・・通用しません・・・!」ググッ


ことり「・・・私の最高の魔法なら・・・」ググッ

にこ「はあっ・・・はあっ・・・あいつのガードを崩せるのかしら?」

ことり「少しの時間と隙を作ってくれば・・・多分!」

穂乃果「なら、それにかける!ことりちゃんに全てを任せるっ!いこう、みんなっ!!」スッ

カンダタ「何回来たところで結果は同じだっ!」

海未「やってみなければ、わかりませんっ!」

穂乃果「そうだよっ!・・・メラっ!」ボッ

カンダタ「効かんなぁ!」ガンッ

にこ「たあっ!」 海未「せいっ!」

カンダタ「!?火球に隠れてきたかっ!」ガンッ

海未「まだまだっ!」 にこ「はあ~っ!」

カンダタ「っ!なぎはらってやる!」ブオンッ


穂乃果「2人とも散って!・・・ギラっ!」ドドドッ

カンダタ「ぐうっ!」プスプス

カンダタ「このやろうっ!」タッタッタッ

海未「そう何度も攻撃はもらいません!」カキン

にこ「うまいっ!槍で斧の攻撃を受け流した!」

穂乃果「そこだっ!」ザクッ

にこ「ていっ!」

カンダタ「っ、図に乗るなっ!!」ブウンッ

にこ「くっ!」ズサー 穂乃果「うわっ!」ズサー

海未「倒れるわけには・・・いかないのですっ!」ゴホッ

カンダタ「てめえらはここでやられる!ゲームオーバーだっ!!」タッタッタッ

ことり「・・・できたっ!あとはっ・・・」ポワワワッ


にこ「・・・」チラッ ことり「・・・!」コクッ

穂乃果「うあっ!」ドンッ

カンダタ「おらっ!」ブウン

海未「ぐうっ!」ドンッ

カンダタ「手間とらせやがって・・・トドメを・・・「カンダタ!」」

にこ「決着をつけてやるわ!さあ、きなさいっ!」グッ

カンダタ「てめえ一人で・・・何ができる!」タッタッタッ

にこ「これでもくらいなさいっ!!」ポイッ

カンダタ「これは!?まだらくものいとかっ!くっ、動きが・・・とれねえ!」ネトォォ

にこ「今よっ!ことり!!」

ことり「うんっ!・・・ベギラマっ!!」ゴゴゴゴッ

カンダタ「うっ、うおおおおっ!!」ボオンッ


ことり「はあっ・・・はあっ・・・今、だよっ・・・」バタッ

穂乃果「ありがとう・・・ことりちゃん!」タッタッタッ

海未「このチャンスっ!」タッタッタッ

にこ「無駄にはしないわっ!」タッタッタッ

カンダタ「ぐ、ううっ・・・っ!?」ヨロッ

にこ「たあっ!」ザクッ 海未「せやっ!」ザクッ

穂乃果「これで・・・最後だっ!!」シャキーン

カンダタ「がっ・・・はっ!」バタンッ

穂乃果「や、やった・・・?」

海未「みんなの連携攻撃です・・・これならカンダタも・・・」


カンダタ「うぐぅ・・・はあっ・・・はあっ・・・」ズッ

ことり「嘘っ!?ここまでやっても・・・」

カンダタ「はあっ・・・はあっ・・・まさか、ここまでやるなんてな・・・」

海未「はあっ・・・はあっ・・・まだやる気ですか・・・」

カンダタ「これ以上は俺も危ねえ・・・ここは・・・」ジリッ

にこ「っ!あいつっ!」

カンダタ「逃げの一手を打つぜっ!そらよっ!」ポイッ タッタッタッ

ことり「きゃっ!これは・・・王冠!」ズンッ

穂乃果「ま、まてっ!カンダタっ!!」タッ

海未「穂乃果!追ってはいけません!」

穂乃果「でもっ!」クルッ


にこ「目的の金の王冠は取り戻せたし、あいつとこれ以上戦っても意味がないわ」

ことり「穂乃果ちゃんの気持ちもわかるけど、多分このまま戦っちゃったら、誰かが死ぬ戦いになっちゃうよ・・・」

穂乃果「っ!・・・そうだね・・・ごめん、みんなのこと考えてなかった・・・」

海未「カンダタもこれ以上は命のやり取りになると思ったから退いたのでしょうね・・・」

にこ「危なかったわ・・・あとすこしで、やられちゃうところだったにこ~」

ことり「でも、退かせることができてよかったよ!さあ、ロマリアへ帰ろ♪」

穂乃果「うんっ!・・・また、キメラの翼かぁ~」ゲッソリ

穂乃果「そして伝説へ・・・」第5話「小さなシグナル」



ロマリア城 玉座の間


王様「おお、勇者たちよ!この国の宝である金の王冠を取り戻してくれたことを感謝する!」

穂乃果「でも、カンダタには逃げられちゃった・・・」

海未「私たちがいなくなったあとにまたくるかもしれません・・・」

王様「そのことなのだが、情報によるとカンダタの配下の盗賊たちはロマリア付近の拠点を捨て、逃げ出したらしい」

にこ「と言うことは、ロマリアにはもうこないってこと?」

王様「そうなるであろう!これも、全てお主たちのお陰だ!どうだろう?お主たち、勇者のことを国民に紹介したいのだが・・・!」

ことり「ええっ!?この国の人たちみんなに私たちのことを!?」

王様「そして、その後に勇者のしたことを永久に忘れぬように宴を開催したいと思う!どうであろうか?」

穂乃果「はいっ!参加できることを嬉しく思いますっ!」

王様「ありがとう!では、準備させようっ!」




王様「ごほん!皆の衆、今回、この国の宝である金の冠が盗まれたことはもう知っておろう!」

青年「確か、カンダタってやつだったな」

お爺さん「大盗賊のカンダタが盗んでいったならもう・・・」

王様「だが、それを取り戻してくれたものたちがいる!それは・・・!」

女「取り返した!?誰が・・・」

青年「もしかして、あの娘たちが!?」

お爺さん「まさか、勇者さまか!」

王様「そう!この者たちこそ、アリアハンから魔王を倒すため、勇者として旅立った者たちだ!」

女「勇者さま!?」

おじさん「あんな少女たちがカンダタから宝を取り返したのか!」

少年「すご~いっ!」

王様「ここで勇者に一言いただきたいと思う!勇者よ!」


穂乃果「えっ!?えっと・・・初めまして!私は高坂穂乃果!それでこっちが海未ちゃん、こっちはことりちゃん!そして、このちっちゃいのがにこちゃん!」

にこ「ぬわんでよっ!もっといい説明の仕方があるでしょ!」ビシッ

穂乃果「私たちは魔王を倒すため、アリアハンから旅立ちました!ですが、私たちにはまだまだです・・・」

穂乃果「カンダタとの戦いでも私たちがもっと力があれば捕まえることもできたと思います・・・でもっ!」

穂乃果「みんなに約束します!必ず、絶対にもっと今より強くなって魔王を倒して、世界を平和にしてみせます!」

村人「うお~~~~~っ!!」

王様「うむ、素晴らしい言葉をありがとう!では、このまま宴へと移行する!皆の者、準備に取り掛かるのだっ!」



ロマリア 城下町


穂乃果「うわ~っ!お祭りだぁ~っ!」キャッキャッ

ことり「穂乃果ちゃん、そんなに走ると転んじゃうよ~」タッタッタッ

にこ「相変わらずの穂乃果ね・・・ん?海未、どうかしたの?ずっとさっきから考え込んでるけど・・・」

海未「いえ・・・カンダタのことで少し・・・ここから移動したということは他の場所にいったということでしょう?」

にこ「そうなるわね・・・」

海未「そこでまた、カンダタが盗みを繰り返すわけですから、それが心配です・・・」

にこ「・・・そんなこと?・・・私たちが世界旅してあいつがまたいたなら懲らしめたらいいだけでしょ!」

海未「ふふっ・・・ずいぶんとポジティブですね」クスッ

にこ「きっとあそこの馬鹿も同じこと言うわよ・・・だから、今はこの祭りを楽しみましょ!」タッタッタッ

海未「そうですね・・・何事も起こらなければいいのですが・・・」タッタッタッ



一方その頃・・・


カンダタ「うぐぅ・・・あのガキども・・・こっぴどくやってくれたぜ・・・俺の子分もロマリアからは逃げ出したか・・・」ヨロッ

カンダタ「俺もバハラタのアジトへ・・・ぐはっ!・・・身体が動かねえ・・・ちく、しょう・・・!!」バタンッ


穂乃果たちは自分たちの為に開かれた宴を楽しんだ。カンダタのことは気がかりではあったが掴み取った勝利を喜び、ロマリアの民と笑いあった!
そして、夜が明けた!


次の日 バハラタの町にて


???「起きて・・・!・・・ちゃん!起きて!」ユサユサ

???「う~ん・・・zzz」スピー


???「凛ちゃん・・・!起きてっ・・・ご飯できたよ!」ユサユサ

凛「う~ん、あと5分寝かせて~かよちん・・・」

花陽「ご飯がさめちゃうっ!起きて、凛ちゃん!」ユサユサ

凛「にゃ~・・・ご飯のときになるとすぐにこれにゃあ・・・」フワー



凛「いただきますっ!」

花陽「いただきますっ」

凛「もう、凛たちがこの世界にきて、五日目かぁ~みんなもこの世界にきてるのかな?」モグモグ

花陽「凛ちゃん・・・その話もう5回目だよ。みんなを見つけるために私たち、こうやって旅してるんだよ」オカワリ

凛「そうだけど・・・バハラタには誰もいないし・・・ここからもう少し進んでみたら誰かいるかな?」

花陽「わからないけど、何もしないよりかはマシだよね・・・」オカワリ

凛「って、さっきからかよちん!何杯食べてるのっ!?」

花陽「だって・・・美味しいから・・・」オカワリ

凛「かよちん・・・そんなに食べちゃ太っちゃうよっ!?」

花陽「美味しいから大丈夫だよっ・・・多分」

凛「もうっ・・・ごちそうさま!凛、ちょっとお散歩してくるにゃ!」タッタッタッ

花陽「うんっ、いってらっしゃい!私もお買いものでもしてこようかな・・・」



バハラタ


花陽「結構、買い込んじゃった・・・ううっ・・・重たいよ・・・」ノサノサ

花陽「あれ・・・あそこの小道のところで誰か、倒れてるっ!よいしょ・・・!」タッタッタッ

花陽「あ、あの!だ、大丈夫ですか!?」ユサユサ

カンダタ「うう・・・ぐう・・・」

花陽「酷い怪我・・・!・・・ベホイミっ!」ポワーン

カンダタ「んぐぅ・・・こ、ここは・・・?お前は・・・?いつっ!」

花陽「ここはバハラタです・・・!私花陽っていいますっ!ま、まだ動かないでください!ホイミっ!」ポワーン

カンダタ(回復魔法の使い手・・・僧侶か?いや、それにしても・・・)

カンダタ「惚れたぜ・・・」

花陽「えっ?」ポカーン


カンダタ「お、俺は!あなたにほ、惚れた!その可愛さ!その優しさに!」

花陽「えっ?えっと・・・その・・・///」アセアセ

カンダタ「お、俺の嫁になってくれっ!」

花陽「えっ・・・ええ~~~~っ!!」

カンダタ「ど、どうだっ!?」

花陽「あ、あなたの気持ちはすごく嬉しいです・・・でも、ごめんなさい・・・」

カンダタ「ガーンっ!!」

花陽「ごめんなさい・・・」

カンダタ「・・・俺は盗賊だ・・・ほしいものは・・・!」

花陽「えっ・・・きゃっ!」ギュッ

カンダタ「奪ってしまえばいいんだっ!このままアジトへっ!」ドサッ

花陽「だ、誰か助けてっ!・・・凛ちゃん・・・!」


カンダタ「助けなんて・・・ぐおおっ!!」ドンッ

凛「かよちんをどこに連れて行くつもりにゃあっ!!」

花陽「凛ちゃん!?た、助けてっ!」

凛「かよちんを返せっ!」タッタッタッ

カンダタ「返せだと?ならば、奪ってみせろっ!」タッタッタッ

凛「てやっ!」シュン

カンダタ「そのか細い足や腕でこの俺と闘うつもりか?ふんっ!」ブウンッ

凛「これが凛の武器だっ!だだだだっ!」ドドドドッ

カンダタ「きかんなぁ!そらぁっ!」ドスッ

凛「あぐっ!」ズサー


カンダタ「おらおらっ!」ドスッドスッ

凛「ぐっ!うあっ・・・!」ゴホッ

花陽「凛ちゃん!も、もうやめてっ!」タッタッタッ

凛「ま、まだやれる・・・!まだやれるよ・・・!」グググッ

カンダタ「たいした根性だが、それでは俺には勝てんぜっ!」ドンッ

花陽「わかりましたっ・・・私はあなたについていきます!だから、もうそれ以上は・・・!」

カンダタ「・・・」ニヤッ

凛「かよ・・・ち・・・ん・・・ダメ、だよ・・・」グググ

カンダタ「さ、さあ、いこうか!」

花陽(凛ちゃん・・・ごめんね・・・)ポロッ

凛「かよ・・・ちん・・・かよちんっ!!」

凛(凛がもっと強ければ・・・!凛のせいで・・・!私は強くなる!そして、必ずかよちんを取り戻すっ!)バタッ



to be continued...


凛 LV14 武道家
でんこうせっか

けいこぎ


花陽 LV14 僧侶
ひっこみじあん

聖なるナイフ
皮の盾
皮のドレス
皮の帽子

穂乃果「そして伝説へ・・・」第6話「まきりんぱな」



???「ねえ、大丈夫!?凛っ!起きなさいよっ!何があったのっ!」ユサユサ

凛「うっ・・・ううん・・・っ!ま、真姫ちゃん!?」ガバッ

真姫「驚いたわ・・・あなたもこの世界に来ていたなんて・・・てっきり、私だけの夢なのかと・・・」

凛「かよちんもいるよっ!ねっ、かよ・・・」ハッ

真姫「花陽の姿なんて見えないわよ?どこかに行ったのかしら」キョロキョロ

凛「・・・かよちんはさらわれたんだ・・・凛の目の前でっ!」ドンッ

真姫「さらわれた・・・?凛、詳しく話しなさい!」グイッ




真姫「なるほど、それは噂にきく大盗賊、カンダタ・・・厄介なやつにさらわれたわね・・・花陽も」

凛「関係ないよ・・・どんなやつが相手でも必ずかよちんを取り戻すっ!!」グッ

真姫「カンダタが相手ならかなり厳しい戦いになるわよ・・・聞いた話だと、勇者が4人がかりでやっと追い払ったって言われてる」

凛「それは戦ってみてよくわかったよ・・・凛には力が足りない。もっと力が欲しいっ!」グッ

真姫「凛・・・そうだ!ダーマの神殿、その場所に聞き覚えがないかしら?」

凛「聞いたことないよ。そこにいけばもっと強くなれるの!?」ガバッ

真姫「話は最後まで聞く!・・・力を手に入れるとは違うわね。力を手に入れるきっかけを掴む場所かしら」

凛「何でもいいっ!そこに連れて行って!お願い、真姫ちゃん!」

真姫「わかったわ。しっかりと掴まってなさいよ!・・・ルーラっ!」

凛「えっ!わ、わぁ~っ!!」ビュン



ダーマの神殿


真姫「ついたわよ。ここが・・・」

凛「すご~いっ!真姫ちゃん!魔法使いだったの!?」キャッキャッ

真姫「ええ、まあだったじゃなくてなった、だけどね」テレッ

凛「えっ?どういうこと・・・」キョトン

真姫「ここは自分に定められた職を変えることができる所よ。例えば、戦士が僧侶へ、盗賊が魔法使いって風にね」

凛「職かぁ~凛の職業って何なのかな?」クビカシゲ

真姫「拳や足で戦うところを見たら、武道家なんじゃないかしら」ウーン

凛「う~ん、女の子としてはあまり嬉しくないにゃ~」ガックリ

真姫「それで、職業はどうするのかしら?」

凛「・・・真姫ちゃんには悪いけど、凛はこのままでいくよ!」グッ


凛「今は負けてしまう・・・だけど、必ず勝つっ!」

真姫「・・・意志は固いようね・・・わかった。あなたの好きにすればいいわ。だけど、それなら敗北するなんてことは許さないわよ」

凛「うん!」ニコッ

真姫「とは言っても短期間でどうやって・・・」ウーン

大臣「おお、お主は確か、真姫という者であったか!」

真姫「大臣様!・・・この人が職を変える、転職をさせることができる唯一の方よ」

凛「は、初めましてにゃっ!」

大臣「この少女も転職希望者か?お主と同じで素晴らしい素質を感じる。だが、まだ弱いがな。ガルナの塔へ登ってみてはどうだ?」

真姫「そうか・・・それなら、一気に強くなることができるかもしれない」

凛「ガルナの塔?」

大臣「そこは力を求めるものが行く、経験を積んでいくにはもってこいの場所である」

真姫「ちなみに私も魔法使いになったときにいったわ。最上階までは登りきれなかったけど、それでもそれなりに強さを得ることができたわ」

凛「・・・っ!いこうっ!そこで私は強くなるよ!!大臣さま、いろいろとありがとうございましたっ!」タッタッタッ

大臣「うむ、そなたの成長を祈っておるぞ!」



ガルナの塔


凛「ここがガルナの塔だね・・・!さっさと登りきるにゃ!」

真姫「・・・私が三日かけても登り切ることは不可能だったわ。だから・・・」

凛「一日・・・一日で登りきろうっ!」

真姫「話聞いてたかしら?」ガクッ

凛「真姫ちゃんが三日かけても登り切れなかったのは一人だったからで今は凛もいるよ。それに・・・」

凛「こんな塔くらい登りきれないようじゃ、あいつは・・・カンダタは倒せないっ!」

真姫「・・・っ!・・・なら、さっさといくわよ。時間が惜しいわ!」

凛「うんっ!」



凛「でやぁっ!」ボコッ

凛「まだまだっ!」ドスドスッ

真姫「凛!離れてっ!・・・ベギラマ!」ドドドドッ

凛「よしっ!凛たちの勝利にゃ~!」ブイッ

真姫「ふふふっ、そうね!・・・ん?」ススススッ

凛「どうしたの?・・・あれ?」ススススッ

真姫「何かが近くにいるわね・・・」チラッ

凛「うん・・・しかも、かなり速いスピードだよっ!・・・!いた、あそこっ!」スッ

真姫「銀色の、スライム・・・!?」

凛「スライムってよりかは金属っぽいね・・・すごくキラキラしてる!」

真姫「そういえば、聞いたことがあるわ・・・身体中が特殊な金属でできたスライムの話を・・・」

凛「ふ~ん・・・まあ、とにかく倒すだけだよっ!」タッタッタッ



メタルスライムが現れた!


メタルスライムの攻撃!凛にダメージ!

凛「はやっ!・・・あいたっ!やったな~っ!」スッ

凛の攻撃!

ミス!メタルスライムはひらりと身をかわした!

凛「速いにゃ!攻撃が当たらないよ~真姫ちゃん!」

真姫「任せなさいっ!ヒャダルコっ!」カシャン

真姫はヒャダルコを唱えた!

ミス!メタルスライムはダメージを受けない!


凛「真姫ちゃんの魔法が効いてない!?」

真姫「氷の魔法に耐性でも持っている?なら!・・・メラミ!」ボボッ

真姫はメラミを唱えた!

ミス!メタルスライムはダメージを受けない!

真姫「くっ・・・まさか、魔法が効かないの!?このスライムは・・・!」

凛「このっ!」カキンッ

凛の攻撃!メタルスライムにダメージ!

凛「いたたっ!攻撃したこっちの方が痛いよ!」ジンジン

真姫「物理の効きが悪くて、魔法攻撃をまったく受けつけないんだったら、あいつの急所を狙って攻撃をするしかないわ!」ススススッ

凛「でも、速すぎてどこを狙って攻撃したらいいのかわからないよっ!」ススススッ

真姫「じっくりと動きを見極めて、必殺の一撃を叩き込む!武道家である凛なら、きっとできるわ!」ススススッ

凛「わかった・・・!やってみる!」グッ


凛「狙いすまして・・・集中・・・!」ススススッ

メタルスライムはメラを唱えた!真姫にダメージ!

真姫「ぐっ・・・!」ボン

凛「っ!そこにゃあぁ~っ!」ドゴォ

凛の攻撃!会心の一撃!!

メタルスライムを倒した!


真姫「やったわね!凛!」

凛「・・・どんどん、自分が成長していくのがわかるよ!さあ、いこう!先はまだまだ長いにゃ!」



一方、花陽は・・・


カンダタ「は、花陽さん・・・あなたのしゅ、趣味を教えてもらっても・・・」

花陽「・・・」

カンダタ子分「連れてきてからずっとこんな感じだぜ・・・」ボソボソ

カンダタ子分「やっぱり、こんなかわいい子を親分の嫁にするなんて無理なんだよ・・・」ボソボソ

カンダタ「あ、あなたの好きな物は・・・好きな食べ物はな、何ですか?」

花陽「・・・お米・・・」ボソッ

カンダタ「!?や、野郎どもっ!飯の用意だっ!花陽さんに白米をたっぷり用意してやれ!!」

カンダタ子分「あ、アイアイサー!!」



ガルナの塔


凛「はあっ!!」ドンッ

真姫「凛、気合い入ってるわね・・・!」ボンッ

凛「もっと強く・・・あいつを超える力をつけてみせる!終わりだっ!」ダダダッ

真姫「ふうっ・・・一段落ね・・・」

凛「あとどれくらいでてっぺんかな?」

真姫「みた感じ・・・もう少しで着きそうだけど・・・」

凛「なら、ダッシュにゃ!」タッタッタッ

真姫「っ!?凛、まちなさいっ!う、上・・・!」

凛「えっ?うわっ!!」サッ

「グオオオオオオッ!」

凛「ド、ドラゴンっ!?しかも、めちゃくちゃ大きい!!」

真姫「こっちにくるわっ!凛、やるしかないわよっ!」スッ



スカイドラゴンが現れた!


凛「と、とりあえず!突っ切って叩き込むにゃ!」タッタッタッ

真姫「まってっ!あの動作は・・・」


スカイドラゴンはもえさかるかえんを吐いた!
凛にダメージ!真姫にダメージ!


真姫「うあっ!」ゴオオッ

凛「あちちちっ!あっつい!ほ、炎をお吐いてくるなんて・・・!」プスプス

真姫「ちっ、調子に乗るんじゃないわよっ!そっちが炎ならこっちは・・・ヒャダルコっ!」カシャン


真姫はヒャダルコを唱えた!スカイドラゴンにダメージ!


凛「効いてる!よ~し、凛も・・・てやっ!」バシッ


凛の攻撃!スカイドラゴンにダメージ!


「グオオオオオオッ!」ドゴン

凛「天井を突き破って逃げたにゃ!」

真姫「追うわよっ!」タッタッタッ



ガルナの塔 最上階


凛「上に空が見えるってことは・・・」

真姫「てっぺんについたわね!・・・それで、あのドラゴンは・・・」キョロキョロ

スカイドラゴンA「グオオッ」

スカイドラゴンB「グルルルッ」

スカイドラゴンC「ゴゴゴッ」

凛「」 真姫「」

真姫「ねえ、凛・・・これに関しては逃げてもバチは当たらない気がするの」アセアセ

凛「そ、そうだねっ!凛もそう思うにゃあ・・・に、逃げっ!」アセアセ

スカイドラゴンはもえさかるかえんを吐いた!

凛「うわぁ~っ!」ゴオオッ

真姫「ま、まずい!炎の衝撃で床がくずれ・・・!」ゴオオッ

凛&真姫「きゃあ~~~っ!!」ヒューン



ガルナの塔 ???


凛「いたた・・・真姫ちゃん?真姫ちゃん!」ヨロッ

真姫「う、後ろよ・・・凛、無事かしら?」フラッ

凛「腕が少し・・・真姫ちゃんの方こそ大丈夫!?」

真姫「何とか、立つことはできるわ・・・それにしてもここはどこかしら?」ヨロッ

凛「凛たちが行ったことがない部屋、だよね?」キョロキョロ

真姫「ええ、しかも周りにここにはいるために必要な階段がないってことは隠された部屋ってことよ」

凛「他の部屋と変わった所はないけど・・・」


真姫「いえ・・・あそこ」スッ

凛「宝箱だ!何だろ?」ガチャン

凛「えっと・・・さと・・・りのしょ?」キョトン

真姫「・・・転職に関わるものらしいけど・・・私にはさっぱりね・・・」

凛「それなら、大臣さまに聞いてみたらいいんじゃないかな?隠された部屋にあったんなら、凄いものかもしれないし!」

凛「それに・・・さすがにもう疲れちゃった・・・てっぺんまでいくこともできたし、今日は戻ろうよ」

真姫「そうね。それがいいと思うわ。じゃあ、掴まって・・・リレミトっ!」シュン



ダーマの神殿 夜


大臣「これは・・・さとりのしょか!?これを見つけてくるとはな・・・」

真姫「これは何なのですか?」

大臣「私も目にするのは数回しかない・・・これは伝説の職業、賢者へと転職することが出来るものだ!」

凛「けんじゃ?」

大臣「勇者が天に選ばれし者であるならば、賢者は神に選ばれし者、まさか・・・私の代で二度も賢者を見ることになろうとはな・・・」

真姫「えっ?」

大臣「いや、こちらの話である。それで、賢者へとどちらがなるのだ?」

真姫「どちらが・・・?」チラッ

凛「凛はいらない。この拳であいつを倒す!」バシッ

真姫「じゃあ、私がもらってもいいのよね?」

凛「もちろん!真姫ちゃんが賢者になってよ!」

真姫「・・・ということで私が賢者へとならせて頂きます!」


大臣「そうか。ならば、この世のすべての命を司る神よ!真姫に新たなる人生を歩ませたまえ!」ポワーン

真姫「っ!さとりのしょが光ってる!」ピカーン

凛「ま、眩しいにゃあ!真姫ちゃん!」ピカーン

真姫「大丈夫よ!・・・っ!頭の中に色々な知識が流れてくる・・・!」ポワーン

大臣「・・・ふう、転職はこれで終わりだ」

凛「大丈夫?真姫ちゃん・・・」

真姫「・・・ふふふっ、勝てる!たとえどんな奴が相手でも勝てるわ!!私は今、最強の力を手に入れたのよっ!!」

凛「真姫ちゃん、すごい自信にゃ~」

大臣「生まれ変わったつもりで修行に励むのだな!」

真姫「はい、ありがとうございました!」

凛「じゃあ、今日はもう宿で休もうよ!そして、明日、あいつを探そう!」

真姫「今の私たちなら、大盗賊カンダタにも引けを取らない戦いができるはず・・・花陽を絶対に助けるわよ!」

凛「・・・うんっ!!」グッ



to be continued...


真姫 LV1 賢者
おじょうさま

まどうしの杖
魔法の盾
マジカルスカート
毛皮のフード

穂乃果「そして伝説へ・・・」第7話「友情」



カンダタのアジト 前


凛「ここにかよちんが・・・!」

真姫「思いのほか簡単に見つけられたわね・・・それで、どう行く?」

凛「当然、正面突破っ!」グッ

真姫「ふふっ、そう言うと思ったわ。じゃあ、行くわよっ!ピオリムっ!」ポワーン

凛と真姫の素早さが上がった!

凛(待ってて・・・かよちん・・・!すぐにいくからっ!)タッタッタッ


子分「た、大変です!」タッタッタッ

カンダタ「何だ!朝から騒がしい!!今、花陽さんと飯食ってんだよ!」

花陽(ご飯おいしい・・・)モグモグ

子分「謎の女武道家と女魔法使いがアジトに攻め込んできました!」

花陽(もしかして・・・)オカワリ

花陽「凛ちゃん・・・?」モグモグ

カンダタ「ちっ!すぐに準備していく!それまで抑えてろ!」タッタッタッ

子分「アイアイサー!」タッタッタッ

花陽「凛ちゃんが来てるのかも・・・私を助けるために・・・!私もいかないとっ」




凛「かよちんはどこだっ!」

子分「くっ・・・こいつら・・・強い・・・」バタッ

子分「こ、このっ!」グッ

真姫「メラミ!」ボンッ

子分「ぐあああっ!・・・こ、このままでは・・・はっ!お、親分っ!」

凛「っ!」クルッ

カンダタ「ほう、誰かと思ったらこの間の小娘じゃねえか!」

真姫「あいつが・・・!」

凛「カンダタ・・・!!かよちんはどこだっ!」

カンダタ「かよちん・・・?花陽さんのことか。この先でご飯を食べていらっしゃるぜ!」

真姫「花陽に手出しはしてないでしょうね!」


カンダタ「お、恐れ多くてそんなことできるか!」

凛「・・・ひとまず安心にゃあ・・・」

カンダタ「それで、おまえたちはここに何をしにきた?」ニヤッ

凛「決まってる・・・友達を取り返しにきた!」ザッ

カンダタ「あれだけやって、まだ力の差がわからんのか。それとも、そこの魔法使いが加わっただけで勝てると思ったかぁ?」

真姫「勝てる。昨日までの凛だと思ってると痛い目をみるわよ!あんたからあの子を取り返すために特訓したんだから!」

カンダタ「この盗賊団を半壊させる実力は手に入れたってことか・・・いつぞやの勇者を思い出すぜ・・・くっくっくっ!なら、こうしよう!」

カンダタ「おまえたちが俺に勝つことができたら、花陽さんは返す!だが、負けたときはおまえたちもこのカンダタ盗賊団に入ってもらう」

「!?」

カンダタ「俺の盗賊団をここまで壊滅させるおまえたちの腕は惜しい!どうだ?悪い話じゃないだろ」

カンダタ「おまえたちは勝っても負けても花陽さんとは一緒にいられる・・・まあ、俺は負ける気はしないがな!」

真姫「こっちだって負けるつもりはさらさらないわよ!」

凛「勝つ!勝っておまえからかよちんを取り戻す!!」

カンダタ「ふっ、ならば力を見せてみろ!」



カンダタが現れた!


カンダタ「もう一度、地べたに這いつくばらせてやるぜ!」

凛「もう昨日までの凛じゃない・・・!私はもうおまえに負けない!」

真姫「そうよ。それに今回は私もいるわ!ピオリムっ!」ポワーン

凛と真姫の素早さが上がった!

凛「・・・いくぞっ!」タッタッタッ

カンダタ「っ!?は、はやっ!ぐおっ!」ドスッ

凛「だだだだっ!!」ドドドドッ

カンダタ(確かに言うだけのことはあるっ!こ、こいつ・・・昨日とは比べものにならんほど、強くなってやがる・・・!)

凛「たあっ!」ドゴォ

カンダタ「ぐはぁっ!!」ズサー

ずっとDNS逆引きができないと書かれてしまって書き込むことができなかったのですが、なにが起こっていたのでしょうか・・・?


凛「まだまだ、こんなものじゃ終わらないよ!」タッタッタッ

カンダタ「ぐっ、調子にのるんじゃねえ!」ナイフナゲー

真姫「させないわよっ!バギ!」シュウー

カンダタ「ナイフが風で!あの野郎・・・!」キッ

凛「ありがとっ!真姫ちゃん!・・・てやぁ~っ!!」ドンッ

カンダタ「ぐおおっ!!・・・くっ、くっくっくっ・・・まさか、ここまで強くなっているとはなぁ」

真姫「ふん、なら早く負けを認めて花陽を解放しなさい!」

カンダタ「女子供だと思って手加減してやってたら、こっちが負けちまう・・・だからよぉ・・・」グッ

真姫「・・・!?凛っ!下がって!」


カンダタ「俺も本気でいくぜっ!!」タッタッタッ ドンッ

凛「っ!・・・うぐっ!」ググッ

カンダタ「こいつはさっきの仕返しだっ!」ドスッ

凛「うあっ!ぐっ、ううっ!」ググッ

真姫「凛っ!・・・スカラ!」ポワーン

凛の守備力が上がった!

カンダタ「守備力増強魔法か・・・だが、そんなもので防ぎきれると思うなぁ!」ドンッ

凛「かはっ・・・!」バタッ

カンダタ「さて、お次は・・・」ニヤッ

真姫「くっ!メラ・・・!」ポォー

カンダタ「おせえっ!」タッタッタッ ドンッ

真姫「!?きゃあっ!!」バタッ

カンダタ「どうした?もうおねんねか?」


凛「まだ・・・だっ!」タッタッタッ

真姫「こ、これからよっ!ヒャダルコっ!」カチン

カンダタ「ぬう・・・!」カチカチッ

凛「たぁ~っ!」トビゲリー

カンダタ「ふんっ!」パリンッ ドンッ

凛「!?うあっ!」ズサー

真姫「凛っ!?ヒャダルコが足止めにしかならないっていうの!?」

凛「ぐ、ぐう・・・」ポタッポタッ

真姫「大丈夫!?ホイミ!」ポワーン

凛「ふう・・・ありがと、真姫ちゃん」

真姫「どういたしまして・・・さて、どうするかしら?このままじゃ・・・」


凛「・・・真姫ちゃんは何か作戦みたいなものはない?」

真姫「・・・はっきり言うわよ。ないわ・・・私たちがカンダタに勝てる可能性はゼロに等しいでしょうね」

凛「そっか・・・真姫ちゃん、それならひとつ、ひとつだけ試してみたいことがあるんだ」

真姫「?」ボソボソ

真姫「・・・確かにそれなら倒せるかもしれないわ・・・だけど、凛っ!それじゃあ、あなたがっ!!」

凛「大丈夫。凛は負けない!約束したでしょ?かよちんを助けるためにあいつを倒すって!だから・・・力を貸して、真姫ちゃん!」

真姫「・・・本当にあなたは・・・わかったわ!必ず、倒しなさいよ!」

凛「うんっ!・・・さあ、やろうっ!」グッ

カンダタ「話し合いは終わったようだな。さあ、持てるすべての力をここで出してみろ!それを俺はねじ伏せてやるぜ!」


真姫「・・・ピオリムっ!いきなさい!凛っ!」ポワーン

凛と真姫の素早さが上がった!

凛「はあ~っ!!」タッタッタッ

カンダタ「さらに素早さを上げてきたか!?おもしろい!そうこなくちゃあな!」ニヤッ

真姫(凛の作戦、それは至ってシンプルよ。相手の隙を探し出して、最大の攻撃をうち込むこと)

凛「はあっ!」ダダダダッ

カンダタ「その程度でこの俺が倒せると思ったのかっ!」ドスッ

凛「ぐふっ!・・・まだ、だっ!!」タッタッタッ

真姫(だけど、問題はカンダタほどの者となれば隙を見つけだすのは簡単なことではないわ)

真姫(唯一、その隙を突くことができる瞬間といえば・・・)


凛「あぐっ・・・」ズサー

カンダタ「よく頑張ったがとうとう終わりの時がきたようだな!安心しろ、殺しはしないぜ!」タッタッタッ

凛(集中・・・一瞬の隙も見逃すな・・・!見つけ出すんだ。あいつの隙を・・・そして・・・)

真姫(勝利を確信し、一瞬の隙を作り出したその時、奴の攻撃に対してカウンターを叩き込む!)

カンダタ「ニヤッ!終わりだっ!!」スッ

凛「・・・!凛だけでは終わらない!お前も食らえっ!凛の攻撃を!」グッ

カンダタ「なっ!」

真姫「いまよっ・・・!バイキルトっ!」

凛の攻撃力が上がった!

凛「うああああっっ!!」

カンダタ「うっ!うおおおおおっ!!」

ドズンッ

カンダタ「・・・」バタッ 凛「・・・」バタッ


真姫「凛っ!」タッタッタッ

真姫「凛・・・しっかりしなさいっ!ホイミっ!」ポワーン

凛「うっ、ううん・・・か、カンダタは・・・?」

真姫「さっきのカウンターで倒れているわ。今、回復させるから!」ポワーン

凛「はあっ・・・はあっ・・・っ!!真姫ちゃん!う、後ろっ!」

真姫「えっ?・・・がっ!?」ドサッ

カンダタ「・・・今のは危なかった。この俺様が一瞬、敗北を悟ったぜ・・・!だが、最後に勝つのはこのカンダタだ!」

凛「くっ!」ヨロッ

カンダタ「そんな状態であってもなお、まだ立ち上がるか・・・!だが、俺様は倒せないっ!」バシッ

凛「がっ・・・はうっ・・・(身体が・・・動かない・・・こんな、ところで・・・)」バタッ


カンダタ「くっくっくっ、これで俺の・・・「凛ちゃんっ!!」」

凛「・・・!(かよ、ちんっ・・・)」ググッ

カンダタ「抜け出してきたのか・・・だが、もう見ての通りだ。この凛っていうやつもしばらくは動けまい」

花陽「負けないでっ・・・凛ちゃん!」

凛「・・・っ!」

花陽「まだ凛ちゃんと他愛ない話なんかして笑いあいたい。まだ凛ちゃんとご飯食べて幸せになりたい・・・」

花陽「まだ凛ちゃんと一緒にいたい・・・!だから・・・私を、助けてっ・・・!」ポロッ

凛「・・・ちょっと、待ってて・・・!」ヨロッ

カンダタ「なっ・・・!こいつ、身体は限界のはず・・・気力だけで立ちやがったのか・・・」

凛「また一緒に面白い話しよう。また一緒にご飯食べよう。だから、待ってて・・・」ニコッ

凛「こいつを、カンダタを・・・倒すから!」グッ

花陽「凛ちゃん・・・ありがとう」


凛「・・・さあ、最後の勝負だ。カンダタっ!!」

カンダタ「ふっ・・・こいっ!お前のすべてを打ち砕いてやるっ!」

凛「うああぁぁぁぁぁっ!!」タッタッタッ

カンダタ「うおおぉぉぉぉぉっ!」タッタッタッ



カンダタ「・・・く、くっくっくっ・・・み、見事なものだぜ・・・最後の最後でこの俺様を超えて、いくとは・・・」バタン

凛「はあっ・・・はあっ・・・カンダタ、約束は・・・」フラッ

カンダタ「約束は守る・・・連れて行くといいさ。花陽さんを・・・」ガクッ

凛「うん・・・かよちんっ!」ニコッ

花陽「凛ちゃん!」タッタッタッ ダキッ

凛「うわわっ、とと・・・よかった・・・無事で・・・」ダキッ


花陽「ありがとう・・・私のために・・・」グスッ

凛「かよちんは大事な親友だもん!助けるのは当然だよ・・・!」

花陽「凛ちゃん・・・」

真姫「・・・私もいるんだけど・・・」フラッ

花陽「真姫ちゃん!?」

真姫「さっきから、さも当然かのように凛が助けたみたいに言ってるけど私もいたんだからねっ」

花陽「真姫ちゃんもありがとう・・・!」ダキッ

真姫「・・・///別に友達を助けるのは・・・!?凛?」

花陽「凛ちゃん!?どうしたの?」

凛「だ、大丈夫・・・だから・・・心配、しない・・・で・・・」バタッ

真姫「凛っ!」

花陽「凛ちゃん!?」



バハラタ 宿屋


凛「・・・ううっ・・・ん・・・」

花陽「凛ちゃん!・・・よかった・・・」ダキッ

凛「かよちん?どうしたの・・・」

真姫「どうしたのじゃないわ。あなた、一日中目を覚まさなかったのよ?」

花陽「うん・・・!心配したんだよっ!!」ウルウル

凛「ごめん・・・もう、大丈夫っ」スッ

花陽「駄目だよ!まだ寝てた方が・・・」

凛「大丈夫!もうこの通り・・・元気いっぱいにゃ~!」グググッ

真姫「あなたがそういうならいいけど・・・苦しくなったらいいなさいよね?」

凛「うん、ありがとう!」


花陽「凛ちゃん・・・私を助けてくれてありがとうっ!また、一緒にいられて嬉しいよっ」

凛「凛もかよちんと一緒にいられて嬉しいにゃ~!真姫ちゃんも一緒だし、嬉しさ百倍だよっ!」

真姫「ふふっ、ありがとね・・・じゃあ、凛も目を覚ましたことだし、今後のことを話し合いましょうか」

花陽「今後のこと?」

真姫「ええ、いつまでもこの町に留まってはいられないでしょ?だから、これからどうするかを考えましょう」

花陽「う~ん・・・凛ちゃんも私もこの世界のことはあんまり詳しくないんだ・・・」

凛「うん!だから、そこんところは真姫ちゃんに任せるよっ」


真姫「そうね・・・なら、ちょっと遠出になるけどポルトガへ向かいましょう」

花陽「ポルトガ?そこで何をするの?」

真姫「沿岸国でそれなりに大きい国よ。聞いた話だけどその国の王様はあるものを探しているみたいなの」

真姫「それを手に入れることができたら、船を報酬として貰えるらしいのよ」

凛「船・・・ってことは船旅!?」ガバッ

真姫「まあそうなるわね。まずは王様の願いを叶えて、船を手に入れる。それからはブラブラしながら帰る手だてを探しましょう」

凛「真姫ちゃんにしては何か適当にゃ」ジー

真姫「むっ・・・適当とはいってもブラブラしていくのは他にも理由があるわよ!」プンスカ

花陽「みんなを探すんだねっ」


真姫「そ、私たち3人がいるんだからみんなどこかにいるかもしれないわ」フフン

凛「とは言っても~真姫ちゃんが一番探してるのはにこちゃん何じゃないの?」ニヤニヤ

真姫「なっ///そんなわけないわよっ!」アセアセ

凛「照れてる~照れてるっ!顔赤いにゃあっ」

真姫「うるさい~っ///」プンスカ

花陽「あははっ~・・・みんな今、どうしてるのかな?」

真姫「元の世界で普通に暮らしてるのかもしれないし、この世界にきてるのかもしれない・・・案外近くにいたりしてね」

花陽「そうだといいねっ」

凛「まあ、進んでいけばきっと見つかるよ!じゃ、いっくにゃぁ~!」

花陽「うんっ!」真姫「ええっ!」



to be continued...

穂乃果「そして伝説へ・・・」第8話「砂漠の町」


時はさかのぼり2日前・・・ 

ロマリア 朝 宿屋


穂乃果「ううんっ・・・おはよう、みんな」ググッ

ことり「おはよう♪穂乃果ちゃんっ」

海未「おはようございます。よく眠れたみたいですね」

穂乃果「うんっ!ああ~昨日のお祭りは楽しかったなぁ~!」ウットリ

にこ「料理に出し物、にこたちの世界では体験できないことだらけだったわね~」ウットリ

穂乃果「ああ~ご飯もおいしかったなぁ~・・・思い出したらお腹すいてきちゃったよ・・・」グウー

海未「ふふっ、では朝食を食べにいきましょうか!」クスッ



穂乃果「いただきますっ!」モグモグ

にこ「それで、これから・・・どうすんのよ?」モグモグ

海未「・・・そうですね。聞けばまほうのカギなるものがこの大陸のどこかにあるらしいのです」

にこ「まほうのカギっていうことはとうぞくのカギよりも強力なものなのは間違いないわね~」モグモグ

ことり「でも、どこにあるかはわからないんだよね?」

海未「はい。なので、ここロマリアの東にあるアッサラームという大きな町で情報を集めようと思うのですが・・・どうでしょうか?」

穂乃果「うん、それでいいと思う!じゃ、朝ご飯食べ終わったら準備して、それから出発しようっ!」

ああ



ロマリア 前


穂乃果「よ~し、出発だよっ!」ビシッ

海未「これから行く町、アッサラームというところは砂漠の近くにある賑やかな町みたいでいろいろな物も集まってくると聞きます」

ことり「へぇ、それはすごく楽しみだね~♪」

にこ「と、そこまでよ。魔物がきたみたいね!」

穂乃果「よ~し、いくよ!みんな!」


魔物の群れが現れた!


さまようよろい×2が現れた!


にこ「先手必勝よ!せいっ!」ザクッ

にこの攻撃!さまようよろいAにダメージ!

にこ「固いっ!私の攻撃じゃビクともしないわ!」


穂乃果「なら、魔法ならどうだっ!メラっ!」ボッ

穂乃果はメラを唱えた!さまようよろいAにダメージ!

海未「効いているようです!魔法で攻撃してください!」

さまようよろいBの攻撃!

ことり「きゃっ!」

海未「させませんっ!ぐっ!」ガンッ

海未にダメージ!

ことり「ありがとう!海未ちゃん!・・・いくよ。イオっ!」バーン

ことりはイオを唱えた!さまようよろいたちにダメージ!
さまようよろいAを倒した!

穂乃果「トドメっ!ギラっ!」ドドドッ

穂乃果はギラを唱えた!さまようよろいBにダメージ!
さまようよろいBを倒した!


魔物の群れを倒した!



にこ「・・・それにしても、この薬草とか毒消し草とか・・・邪魔!かさばるうえににこの道具袋が臭くなるじゃない!」プーン

穂乃果「穂乃果だって道具袋の中にこんなもの積めたくないよ!」ワサワサ

ことり「あはは・・・でも、確かに持てる数に限りがあるっていうのは不便だよね~」ウーン

海未「道具も持てなくなったものは捨てるしかないというのも勿体ないですし、どうにかはしたいですね・・・」

穂乃果「う~ん、でっかい袋を持ち歩くとかはどうかな?」ピンポーン

にこ「馬鹿ね・・・それじゃもっと邪魔になるでしょ・・・」

ことり「う~ん、じゃあ馬車なんてどうかな?それなら、私たちの邪魔にはならないよ」

海未「馬車・・・名案です!アッサラームに行けば馬車もあるかもしれません」

穂乃果「馬車!?すご~い!それがあれば旅が楽になること間違いなし、だよね!」

にこ「これから大人数で冒険することもあるだろうし欲しいところにこ!」

穂乃果「う~ん!何だかすごく楽しみになってきちゃった!早くいこうよっ!」タッタッタッ

海未「っ!待ってください・・・何ですか!?あれは・・・」スッ

にこ「何かが・・・飛んでくるわ!」

DNS逆引きができないとはいったい・・・?



魔物の群れが現れた!

ひとくいが×1が現れた!
キャットフライ×2が現れた!


ことり「ふわぁ~すごく可愛いっ~♪猫さんが飛んでるよ~♪」ウットリ

穂乃果「か、かわいいかなぁ・・・?」ウーン

ことり「かわいいよ~」ニッコリ

キャットフライAはマホトーンを唱えた!

穂乃果「ううっ!」ポワーン

ことり「きゃあ・・・!」ポワーン

穂乃果は呪文を封じられた!
ことりは呪文を封じられた!

海未「穂乃果!ことり!大丈夫ですか?」ザクッ

海未の攻撃!キャットフライAにダメージ!

穂乃果「・・・!」パクパク

ことり「・・・!」パクパク


にこ「ど、どうしたの?二人とも・・・」

海未「まさか・・・口封じの魔法!」ハッ

にこ「と言うことは・・・この戦いでは二人の魔法は頼れないわね!」

海未「そういうことですね・・・来ます!」

キャットフライBの攻撃!にこにダメージ!

にこ「うくっ・・・やったわね!」ズッ

にこの攻撃!キャットフライBにダメージ!

穂乃果「っ!」ザシュ

穂乃果の攻撃!キャットフライBを倒した!
ひとくいがの攻撃!ことりにダメージ!

ことり「んっ・・・!」シュッ

海未「ことりっ!このっ!」スッ

海未の攻撃!ひとくいがはひらりと身をかわした!


にこ「そこよっ!」ナイフナゲ

にこの攻撃!ひとくいがにダメージ!
キャットフライAの攻撃!海未にダメージ!

海未「この程度・・・!穂乃果っ!」ドスッ

穂乃果「!」ザンッ

穂乃果の攻撃!キャットフライにダメージ!
キャットフライAを倒した!

ひとくいがの攻撃!にこにダメージ!
にこは毒を受けた!

にこ「っ!がっ、はあ・・・こ、これは・・・毒っ!?」プルプル

海未「せやっ!」グサッ

海未の攻撃!ひとくいがにダメージ!
ひとくいがを倒した!


魔物の群れを倒した!


穂乃果「ぷはっ!・・・やっと喋れるよ・・・と、そんなことより・・・にこちゃん!」タッタッタッ

ことり「大丈夫!?にこちゃん!」タッタッタッ

にこ「ぐうっ・・・も、もう・・・ダメかも・・・」プルプル

穂乃果「そんなっ!にこちゃん!!」ユサユサ

ことり「死んじゃダメだよっ~!」ユサユサ

海未「・・・何をしているのですか・・・にこ、これを・・・」スッ

にこ「・・・ん、ごふっ!あっ、ぶっっっ!」ブフッ

穂乃果「うぎゃあぁぁっ!」ビチャァ

にこ「げほっ!げほっ!にっがぁ・・・何でこんなに苦いのよっ!」ゴホッ

海未「毒消し草をすり潰して水に入れたものを与えましたから、それはさぞかし苦いでしょうね」

ことり「そ、それは飲みたくないね~」アハハ


穂乃果「でも、もう大丈夫そうだね!よかった!」フキフキ

海未「やはり持っていて良かったでしょう?備えあれば憂い無し、です!」ニコッ

にこ「そうね・・・でも、もうこんな経験は嫌にこ!」ゲホッ

穂乃果「あ、あれ!あれって・・・」スッ

ことり「すごい活気だね!きっと、あそこがアッサラームだよ~」

海未「やっと着きましたね・・・どうします?街を見て回りますか?」

にこ「そうね・・・まだ日も出てるし見て回らない?」

穂乃果「賛成!いこうよ!」タッタッタッ



アッサラーム 昼


穂乃果「うわ~!すごい人!なんかすっごく楽しそうだよ~!」キャッキャッ

ことり「どこを見てもお店だらけだよ~」ワクワク

にこ「あそこにはベリーダンスの劇場もあるみたいね!」

穂乃果「あっ、あそこ見てよっ!」スッ

ことり「馬が売ってるね~っ!ちょっと見に行ってみようよっ」

穂乃果「もう買っちゃおうよっ!いいでしょ?海未ちゃん!」

海未「そうですね・・・買うかどうかは馬によりますが、見に行きますか!」


店員「いらっしゃいっ!どんな馬をお探しで?」

にこ「そうね・・・旅につれてくから馬車に向くしっかりした馬がいいわね」

海未「それで、できれば旅になれている馬がいいです」

店員「う~ん、そいつは難しい注文だな・・・ちょっと待っててくれ・・・」タッタッタッ


ことり「あっ!どうでしたか?」

店員「いるにはいるんだが・・・ちょっと訳ありの馬でね・・・」

穂乃果「訳あり?どこか悪いの?」

店員「いや、そう言うわけではなくて・・・気性が荒いんだ。旅には慣れてて、しっかりもしてるいい馬なんだが・・・」

にこ「気性が荒いぐらいなら良いんじゃないかしら」

海未「見せていただくことは出来ませんか?」


店員「・・・この馬だ」

馬「ヒヒーンっ!!」ブルル

にこ「うわっ!?びっくりしたじゃない!」ビクッ

海未「私たちに対して威嚇をしているようです・・・確かにこの馬では厳しいかもしれません」ムムッ

ことり「まだわからないよ?はいっ!手っ」

馬「・・・!」ガブッ

ことり「きゃあっ!」ドサッ

にこ「大丈夫かしら!ことり!?」

ことり「ちょ、ちょっと驚いただけだから・・・大丈夫♪」

店員「これでは馬車を引かせることなんてできないだろ?他の馬にすることだぜ」


海未「そうですね・・・他の馬にすることに・・・穂乃果?どうしたのですか?」

ことり「そんなに近づくと危ないよっ~穂乃果ちゃん!」

穂乃果「私たちの旅にあなたの力が必要なんだ!力を貸してっ」スッ

馬「っ!」ガブッ

穂乃果「ぐっ・・・!ううっ」

海未「ほ、穂乃果っ!」

穂乃果「お願い・・・」サスサスッ


馬「・・・?」

にこ「お、大人しくなった?認めてくれたのかしら・・・?」

穂乃果「私たちと・・・一緒にいこう?」ニコッ

馬「・・・!ヒヒーン!」ペロッ

店員「こ、これはすごい・・・まさか、この馬を手懐けるなんて・・・」

ことり「穂乃果ちゃん!大丈夫!?」

穂乃果「大丈夫・・・!ねえ、みんな、いいかな?この馬で・・・」

海未「・・・まったく、無茶をして・・・わかりました。この馬にしましょう!」

にこ「この馬と馬車をつけてもらって何ゴールドかしら?」

店員「ああ、それなら・・・」



数分後


にこ「よかったわね~!あの馬と馬車、まけてもらえて・・・」

海未「馬車の用意は明日には済むそうです。まだ、時間もありますし、皆でどこか・・・」

穂乃果「ねえ、海未ちゃん。みんな、街を見て回りたいと思うんだ!だから、少しの間だけ自由行動って言うのはどうかな?」

海未「やれやれ・・・わかりました。では、宿の手配をしてきます。みんな、夜までには戻ってきてください」

海未「ああ、それと穂乃果・・・」

穂乃果「何~?」

海未「くれぐれも、詐欺だけには気をつけてくださいね?こういったところでは商人が値段を誤魔化そうとあの手この手を使って・・・」

穂乃果「もう!子供扱いしないでよ~大丈夫だよ!心配性だなぁ・・・海未ちゃんはっ」アハハッ

にこ「不安ね・・・」ことり「不安だね・・・」

穂乃果「よーし!じゃあ、みんな!また宿で会おうね!」タッタッタッ

私の都合で長らく更新を止めていましたが、また少しずつ書き込みをしていこうと思います。読んでくださる皆さんの期待に応えられるように頑張っていきたいと思いますのでまたよろしくお願いします!




穂乃果「どこいこうかなぁ~あ、あのお店!何だか、オシャレな感じ!」タッタッタッ

穂乃果「ごめんください!」カランコロン

商人「おお!私の友達!」ガバッ

穂乃果「うわっ!ビックリした・・・!」ビックリ

商人「お待ちしておりました!ささ、どうぞ!商品をみていってくださいまし」

穂乃果「と、友達?よくわからないけど・・・あ、この兜・・・かっこいい!」スッ

商人「おおっ!お目が高い!これは特注品でして・・・お値段は16000Gとなります!」

穂乃果「うえぇ~っ!?高いよ!?」ビックリ


商人「そんなことはありませんよ!これは素晴らしいものです!この兜があるとないとでは全然違いますよ!」ニヤッ

穂乃果「た、確かにそう言われれば、何だかすごそうな感じ・・・だけど、高いよ~」ゴクッ

商人「ああ、お客様はとても買い物上手!では、8000Gではどうでしょうか?」ニコニコ

穂乃果「ま、まだ高い・・・とても買えないよ・・・」ウーン

商人「これ以上まけてしまうと私が大損しますが・・・仕方ありません!4000Gでどうです!?」

穂乃果「ぎ、ギリギリ買える!・・・買います!」チャリーン

商人「ありがとうございます!」ニヤッ



宿屋 前


穂乃果「私のお金、もう全部なくなっちゃったけど・・・でも、元は16000Gだからね!かなりお得だったなぁ~」ニヘラ

穂乃果「あっ、あれは・・・海未ちゃんだ!おーい!」タッタッタッ

海未「穂乃・・・どうしたんですか?その手に持っている兜は・・・」ジトー

穂乃果「買っちゃった!どう?なんかすごそうな感じするでしょ!?」ニコニコ

海未「いくらで買いました・・・?」プルプル

穂乃果「4000Gだけど・・・ちゃんと値引きしてもらったんだよ!最初は16000Gで・・・」

海未「穂乃果・・・それを詐欺というんですよ!あなたは騙されたのです!」クワッ

穂乃果「ええっ!?そ、そんなわけないよ!」


海未「こんな鉄兜が4000Gもするわけありません!おおよそ1000Gというところでしょう!」

穂乃果「そ、そんなぁ・・・」ガクリ

海未「言いましたよね?詐欺には気をつけてくださいと・・・」ギロリ

穂乃果「えっ・・・!?ああ・・・」ガクガク

海未「それに対してあなたはなんと言ってましたか・・・?子供扱いしないで?大丈夫?」プルプル

穂乃果「ううっ・・・言い返す言葉もありません・・・」ションボリ

海未「もういい時間です。この続きは宿に帰ってからですね」ギロッ

穂乃果「は、はいぃ・・・」ガクガク



夜 アッサラーム 宿


ことり「って、ことがあったみたいで・・・」アハハ

にこ「なるほどね~・・・まあ、穂乃果ならやるような気はしてたわ」ヤレヤレ

穂乃果「ま、まさか、騙されてるなんて思わなかったよ・・・」ガックリ

海未「これからは私が穂乃果に着いていくことにします!穂乃果だけではもう不安です!」

穂乃果「うへぇ・・・」

にこ「海未が一緒なら大丈夫ね。ま、これもいい経験よ」フッ

海未「ところで、二人も色々と買ったようですね」チラッ


ことり「うん♪私もお買い物したんだ~!マジカルスカートって言うんだって!」スッ

にこ「このくろしょうぞくもなかなか良さげなものでつい買っちゃったにこ!」ニコッ

海未「・・・いくらでしたか・・・?」

ことり「3000G!」にこ「4800G!」

海未「・・・っ」プッツン

海未「二人も騙されてるじゃないですか!!そんなに高いわけがないでしょう!!!」グアァァ

「「ええ~っ!!」」



海未「・・・」ギロッ

ことり「・・・」にこ「・・・」穂乃果「・・・」


海未「・・・これくらいにしておきます。お金の使い方はもう少し慎重になるように!わかりましたか!」

「「「はい・・・」」」

海未「・・・それで、明日のことについてですが・・・」

穂乃果「そうだった。明日はどうするの?また、情報でも集めてみる?」

海未「いえ、その必要はありません。宿の予約を取る際、興味深い話が聞けました」

ことり「興味深い話~?」キョトン

海未「西の砂漠を進んでいった所にピラミッドが在るそうなのですが・・・」

穂乃果「ピラミッドっ!?すご~いっ!あの三角のやつだよね!」キャッキャッ

海未「・・・こほん、そこには王家の宝が隠されているみたいなのです。そこにいけば魔王を倒すための何かも手にはいるかもしれません!」


にこ「なるほどね。いいと思うわ」

ことり「ピラミッドかぁ~見るのが楽しみだねっ」

穂乃果「そうだね~!今から、ワクワクしてきちゃったよ~!」ウキウキ

にこ「子供ねぇ・・・にこなんて何回も見たことあるわ!・・・写真で・・・」

穂乃果「写真でなら、穂乃果も見たことあるよっ!」

ことり「こういうのは実物だから意味があるんだよ~」

海未「ふふっ・・・では、明日に備えて早く寝るとしましょうかっ」

ことり「うんっ♪おやすみ~」



to be continued...

穂乃果 LV16 勇者
なまけもの

はがねのつるぎ
うろこのたて
くさりかたびら
てつかぶと

海未 LV18 戦士
くろうにん

はがねのつるぎ
うろこのたて
くさりかたびら
けがわのフード

ことり LV18 魔法使い
やさしいひと

聖なるナイフ
おなべのふた
マジカルスカート
けがわのフード

にこ LV18 盗賊
みえっぱり

聖なるナイフ
うろこのたて
くろしょうぞく
けがわのフード

穂乃果「そして伝説へ・・・」第9話「王家の墓」


翌日 アッサラーム


馬「ヒヒーンっ!!」ブルル

穂乃果「わぁぁ~っ!」

にこ「ずいぶんと立派な馬車じゃない~にこにふさわしい馬ね!」

ことり「うんっ!これなら、これからの旅は快適に過ごせそうだね!」

海未「それはそうと、この馬に名前をつけてあげませんか?」ワクワク

穂乃果「そうだね!・・・う~んと・・・」


にこ「にこプリなんてどうにこっ?」ニコッ

ことり「さすがにそれは馬がかわいそうだと思うな~チーズとかどうかな?」エヘヘ

海未「ことりの好きなものじゃありませんか・・・?ここはもっと格好良く、スレイプニルと・・・!」ニヤッ

穂乃果「あっ、パトリシアって手綱に書いてあるよ!この子の名前はパトリシアだねっ!」

「・・・」

海未「行きますか・・・」

にこ「そうね・・・」

ことり「ピラミッドだったわよね」

穂乃果「・・・?じゃあ、出発っ!!」

パトリシア「ヒヒーンっ!!」ガタガタ

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