【ららマジ】ほにゃららまじかるストロベリィ (15)

「魔法少女が来た!!」の巻

紗彩(高校の帰り道、【ひろってください】とメモが貼ってある奇妙な鉢植えに出会った)

紗彩(結局、持って帰ってきてしまったわ)

紗彩「それにしても、珍しい花ね。なんて名前なのかしら?」

紗彩(とりあえず、庭の鉢植えを並べてある場所に一緒に置いておきましょ)

紗彩「みんな、新しい友達よー」

紗彩(その夜、夢に魔法少女となる者が現れ、お礼を言われたが……)

魔法少女「拾ってくださって、ありがとうございまーす」

紗彩(夢じゃなかったような気もする)

魔法少女「はろー、もしもーし」

紗彩「うーん……」



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紗彩(目が覚めると、やはりそこには魔法少女が……)

魔法少女「私、かなえっていいますー」

紗彩(かなえの話によると、あの拾った花、魔法苺【まじかるストロベリィ】は持ち主の愛情を糧に育つらしい)

かなえ「そこでー、私たち魔法少女はー、ご主人様のガチな愛情をゲッツすべくー、超YMでご奉仕するんですー」

紗彩(ああ、この子……)

かなえ「見てください!この気合いの入ったオシャンティーな渋谷のギャルファッション!」

紗彩(なにか勘違いしているわ)

かなえ「私ってば、流行最先端なシティーガールですよねっ!」

かなえ「ご主人様、これがテレビですね!?」

紗彩「そうよ。見るのは初めてなの?」

かなえ「わあー。オシャレで都会的な人がいっぱいですー」

紗彩(数日後、気がつくと、かなえの口調と服装が変わっていたわ)

かなえ「ご主人様、このミニカボチャの苗はこういう風に植えると良く育ちますよ」

紗彩(さすがにかなえの中の都会的知識とのギャップを感じたのかしら)

紗彩「かなえ、台風が来ているらしいから、鉢を全部しまっておいてくれないかしら?」

かなえ「はいっ、任せてください」

紗彩(そして、台風一過で快晴になり……)

かなえ「あ、晴れましたよ。鉢を外に出しておきますね」

紗彩「かなえ、ちょっと待って」

かなえ「えっ」

紗彩「魔法苺の鉢だけ日当たりの良い所に置くつもりでしょ?」

かなえ「どきっ!!」

紗彩「まったく!!」

テレビ「このお花の花言葉はー」

紗彩「そういえば、魔法苺の花言葉ってあるのかしら?」

かなえ「……」

紗彩「もしかしてないの?」

かなえ「シティーガールです!」

紗彩「嘘ってバレバレよ」

かなえ「ご主人様、見てください!魔法苺に実がつきましたっ!」

紗彩「よーし、じゃあ早速ヨーグルトに入れて食べるわよ」

かなえ「ぎゃあああああぁ!!」

紗彩「冗談よ」

かなえ「まったく心臓に悪いべ」

紗彩「シティーガールさん、訛りが出てるわよ」

かなえ「ご主人様、その楽器はなんですか?」

紗彩「これはバイオリンよ。一曲聞いてみる?」

かなえ「はい、お願いします!」

♪~♪~♪~

紗彩「まあ、こんな感じね」

かなえ「わあ、すっごく良かったです」

紗彩「……私ね。演奏してる楽器は違うけど、絶対に負けたくないライバルがいるのよ」

かなえ「どんな人なんですか?」

紗彩「才能もあって、努力もしてて、誰よりも音楽が好きな、そんな子よ」

かなえ「……ご主人様、私の苺、食べてみますか?」

紗彩「えっ?」

かなえ「実はこの苺には願いを叶える力があるんです」

紗彩「じゃあ、その苺を食べれば」

かなえ「そのライバルさんより演奏が上手くなるかもしれません」

紗彩「……やっぱり、私は食べないわ」

かなえ「なんですか?」

紗彩「たとえ演奏が上手くなるとしても、そんなズルをしてまで、あの子に勝ちたくないし」

かなえ「ご主人様……」

紗彩「それになんだか苺を食べたら、かなえが消えてしまいそうな気がして」

かなえ「……」

紗彩「図星なの!?」

紗彩「あのね、かなえ」

かなえ「はい」

紗彩「苺くらい私がたくさんつけてみせるわよ」

かなえ「ご主人様……」

紗彩「だから私と一緒にいなさい!!」

かなえ「はいっ、喜んで!!」

ということで、ららマジの園芸大好き紗彩と、田舎むすゲフンゲフン……シティーガールのかなえを、まじかるストロベリィを元に改変してみた感じです。

もう少し投下しますので、よろしければお付き合いお願いします。

「ララまじカレー劇場」の巻

かなえ(さて、今日も元気にご主人様にご奉仕しますよ!)

紗彩(かなえが料理を作ってくれるそうだけど、あの子、ちゃんとできるのかしら)

かなえ「一生懸命つくりましたっ」

・里芋の煮っ転がし
・きんぴらごぼう
・茄子の揚げ浸し
・お味噌汁
・炊き込み御飯

紗彩「メニューが(田舎の)お母さん!!」

かなえ「はいこれ、お弁当です」

紗彩(あれから毎日かなえが3食料理してくれるようになった)

かなえ「お帰りなさい。お夕飯出来てますよー」

紗彩(料理自体はとても美味しいのだが)

かなえ「おはようございます。朝食も一緒に食べましょう!」

紗彩(そろそろ洋食が恋しいのよね……)

紗彩「ということで、スーパーに来たわよ!」

紗彩(私だって料理くらいできるんだから、今晩こそは和食以外を食べるわよ)

紗彩「えーっと、カレーの材料はコレとコレとコレを買って……」

ー帰宅後ー

紗彩「かなえ、たまには私が夕飯を作るわよ」

かなえ「いいんですか?でも野菜を剥くとか手伝いくらいはさせてください」

紗彩「ええ、お願いするわ」

じっ!!しょく!!

紗彩「ん!!我ながら美味しく出来たわね」

かなえ「さすがご主人様。この肉じゃが、とっても美味しいですね」

紗彩(あれ?私、なんで肉じゃが作ってるのかしら?)

かなえ「んー、おいひー!」←犯人

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