白菊ほたる「好きあったまま別れるよりも嫌われてでもいっしょにいたい」 (19)

アイドルマスターシンデレラガールズの白菊ほたるのR18SSです。




白菊ほたるの人生は、今のプロデューサーさんに拾ってもらえるまでずっと、不幸なことの連続でした。

輝く存在になりたい一心で、レッスンを重ね、オーディションを受け、いよいよというところで事務所が潰れる……そんなことの繰り返し。

とにかく途中で諦めるのだけは嫌で……止めてしまったら、今まで堪えてきたこと全部無駄になってしまうような気がして。

ただその一心でアイドルを続けていても、所属プロダクションが次々無くなるアイドルが日の目を浴びるなんて無理でした。

短期間にそんな挫折を繰り返して、いよいよ私の心が折れかけていた時に、彼と出会いました。

行く先々で会社をめちゃくちゃにする、文字通りの疫病神を、ずっと前から見ていてくれたというプロデューサー。

思わず弱音を吐いた私に真剣に耳を傾けて、「アイドル止めるなんて言わないでくれ」「君が他の誰より意欲に溢れていることは知っている」「諦めるなんてもったいない」「一緒に頑張ろうじゃないか」、と言葉を尽くして引き止めてくれたプロデューサー。

泥に塗れ、不幸に見舞われながらも踏ん張る姿を見てくれる人がいたと、それだけでも救われたような思いでした。

ですから、私はもうここが最後のつもりで、プロデューサーさんについていくことに決めました。

一緒に働き始めてみると、プロデューサーさんはとても熱心な人で、恐れていた不幸も予想したほどではありませんでした。

事故やアクシデントはありましたけれど、その都度ちゃんとフォローしてくれていましたし、また予防策を色々教えてもらうこともありました。

不幸なんて物ともしない、明るくてシッカリした、頼れる大人の男性。

この人となら、何があっても頑張っていけると、そう思っていました。

それから、プロデューサーさんといっしょにまたアイドルの道を歩み始めて……

実際、段々と人気も出てきて、アイドルとして大きな仕事に関われる機会も増えてきました。

たまに何か、ちょっとした行き違いや事故があるくらい、誰でも当たり前のことです。

何も怖がる必要なんて無い、プロデューサーさんと一緒にアイドルを続けていけるんだと、嬉しく思っていました。

だから。

だから、プロデューサーさんの婚約者が交通事故で死んだって聞いたときは、もう心臓が止まってしまいそうでした。

詳しく話を聞くことはできなかったのですが、もう結婚秒読み段階のお相手だったとのこと。

二人でお出かけしていて、暴走したトラックが突っ込んできて、不幸にも婚約者さんだけが轢かれてしまったそうです。

道路一面に肉が散らばったとかで……想像するにあまりあります。

そんな状況でも、しばらく後にプロデューサーさんは出勤してきました。

お葬式やお通夜のために休みを取って、それでまたすぐ復帰した、といったところでしょうか。

妻や親ならともかく、恋人レベルだとそれほど多くの休みはいただけないものなのでしょうか。

もっと待つことになるのかとも思っていたのですが、そのあたりの制度は、私にはよくわかりませんでした。

ただ、事務所にやってきたプロデューサーさんが明らかに憔悴していて、それが何よりも心配。

一応、プロデューサーの職務を果たせるくらいに整えてはいるのですが、肌や髪にツヤがなく、表情も硬い。

なんでもそのお相手とは結婚式の日取りも決まりかかってて、事故の日にはウェディングドレスを一緒に見に行っていたとのこと。

そこまで親しくなった女性が無残に事故死した、ともなれば、今こうして出勤してきているだけでも大変な負担のはずです。

かわいそう、などという言葉ではとても言い表せません。

こうして事務所に来てくれているのも、もしかしたら、働いていたほうが気が紛れるせいかもしれません。

プロデューサーさんは、特に担当アイドルの私に対しては、できるだけ弱ったところを見せないようにしているようでした。

気丈に振る舞っている、というよりは、心身を無理に酷使しているような……

ちひろさんをはじめ他の人たち、なるべくそっとしておこうとしています。

それはそれで悪いことではないのでしょう。

今の彼の痛みを、他人が理解できるとか限りませんからね。

たまに半休を取ったり、今までずっと溜め込んでいた有給を使ったりすることはありましたが、それでもプロデューサーさんは仕事を放棄したりはせず、私にもそれまで通りに接してくれていました。

出勤してくる時間が段々早まり、夜になってもなかなか帰宅しようとしないのが、どうも気がかり。

そんなある日。

他の人は皆帰ってしまった後、それでもまだプロデューサーさんは居残っている様子。

そろそろ私も寮に戻ったほうが良いのでしょうが、今のプロデューサーさんを一人で放っておくと、フラフラと何処かへ行ってしまいそうで不安なんです。

いつものデスクには姿が見えず、ゴミ箱の底にはお酒の空き缶が隠してあります。

あのプロデューサーさんが、終業後とはいえ職場で酒を飲むなんて。

今日が初めてというわけでもありません。

これは……もう、放っておく訳にはいきません。

執務室、オフィスにいないとなれば、休憩室でしょう。

急いで向かわないと。

無人の事務所を一人で歩くと、なんだか物寂しい気分になりますが……この程度、プロデューサーさんのことを思えばなんでもありません。

たどり着いた部屋にはカギもかかっておらず、そっと扉を開けて入室すると微かにアルコール臭がしました。

ハッと顔を上げて、プロデューサーさんは驚いた様子。

パイプベッドに腰掛けて、血走った眼を見開いて。

「ほたる……? なんで、こんな時間まで」

プロデューサーさんのことが気になって……

プロデューサーさんこそ、どうしてここに?

「……帰ると……思い出してしまう。それで辛くなる、なんで、助けられなかったんだって、眠れなくて、何もできなくて……」

プロデューサーさん!

「……すまん、心配かけて。でも……もう、いい加減にしないとな……
 ここも……近いうちに辞めようと思う」

辞める?

プロデューサーを辞めるってことですか?

そんな、なんで。

「一人で家にいるのが辛くて、職場を逃げ場にしてるなんて、そんな男、アイドルのために働く資格、無いだろう。
 それに今のままだと俺はもう耐えられない、ほたる、俺はほたるにひどいことを言ってしまうかもしれん……」

不幸、死神、疫病神……

私も色々言われてきたからわかります。

心が弱ると、つい人は他人を傷つけてしまうものです。

それで後から、あんなこと言うんじゃなかったって、言った本人も傷ついて……

そんなの、許せません。

何も悪いことしてないはずのプロデューサーさんが、これ以上苦しむなんておかしいです。

今の彼を一人にしておく訳にはいきません。

そばにいてあげないと。

弱っていて辛そうで、こんな状態の人間が本心では何を望んでいるのか、私には少し分かります。

まだ13歳の子供ですけれど、悲しい思いをした経験だけは豊富ですから……なんて、ちょっと自虐的ですか。

そっとプロデューサーさんに寄り添い、隣に腰掛け、身体を預けます。

「……! ほ、ほたる、やめないか」

いいんですよ。

構いません、何を言われても。

ひどいこと言っても、乱暴なことしても、プロデューサーさんのことは私が受け入れますから。

ぐ、と息を詰まらせたような声。

どろりと涙がこぼれて頬に痕を残しています。

事故の日以来ずっと、何日も辛くて、悲しくて、きっと一人で苦しんでいたのでしょうね。

慈悲、愛しさ、同情、それらすべてを塗りつぶす何かどす黒い衝動。

私のものか、それとも隣の、プロデューサーさんの?

どちらでも、同じことでしょうか。

「や、やめ」

震える手がゆっくりとこちらへ伸びてきて、私の腰を抱きました。

いいじゃないですか。

他の誰もいませんよ。

私はただ、プロデューサーさんを放っておきたくない……少しでも楽になってほしいだけなんです。

だから、辞めるなんて言わないでください。

好きあったまま別れるより、嫌われてでもいっしょにいたいんです。

特別なことはせずに……ただ、身体をくっつけるだけ。

今まで私が傷ついて悲しんでいた時に、そうやって慰めてくれる人は一人もいませんでした……プロデューサーさんの他には。

だから、あなたになら、何をされても。

にじり寄って、押しのけられそうになって、運悪く手が私の胸に当たってしまいます。

謝ろうとするより先に少しだけ甘い声が出てしまう、と、唇が痙攣して理性の崩れる音が聞こえてきそう。

「やめろって、いってるだろ」

ぐい、っと押し倒されて仰向けにされて、肩を掴まれてシャツの裾をめくられかけて……

押さえつける手の力が本当に弱々しくて、こんなのとても振り払えません。

少しだけ、怖いですけれど。泣いたりしません。

そっと腕を広げて微笑んであげると、ヨダレがこっちに垂れ落ちてきました。

辛いんですよね。自分のせいだと思って自分を責めて、それでいて誰かのせいにしたくもあって。

昼間、大勢の人に囲まれている間はなんとか耐えられても、夜が来ると体が震えて眠れないんですよね。

ほんの少しだけ、わかるような気がします……だから、どうぞ、私のせいにしてください。

周りの人間に不幸を撒き散らす、この、悪い女を懲らしめてやってください。

スカートに手を突っ込まれて、下着を剥ぎ取られ、腰骨を撫で回されるとなんだかゾクゾクしてきます。

こちらからもそっと手を伸ばしてベルトを緩めてズボンを軽く降ろしてあげると、初めて見る大きくなったのが飛び出てきました。

私の脚の間に体を割り入れて、プロデューサーさんに組み伏せられて。

二の腕を掴む手に力が入りきっていないのは良心の名残でしょうか。

シャツを大きくめくり上げてブラを引きちぎって、まだまだ膨らんでいない胸に吸い付いてきます。

ちょうど育ち始めたばかりで、見られるのは恥ずかしいんですけれど、そんなことよりも。

あの、私の大事な、世界で一番信頼しているプロデューサーさんがこんなに弱々しくて。

レイプしているのに、おっぱいに吸い付いてまるでお母さんにすがりつく赤ちゃんみたいで。

こんな私よりもずっと弱い、守られなければ生きていけない存在に見えて……本能がジクジク疼きます。

めりめりっと性器を突っ込まれて、粘っこい血が溢れ出ても、思っていたほど痛くはありませんでした。

出血も予想よりは少なめで、これくらいなら十分受け止められます。

ろくに育ちきってもいない13歳を力づくで犯して、プロデューサーさんは少し安らいだような表情。

気持ちよくなってくれているのなら、嬉しいです。

甘噛しながらおっぱいを吸って、乱暴を腰を打ち付けてきます。

片方の胸を吸ってもう片方は荒々しく揉みしだいて、どこまでもしゃぶり尽くす勢い。

ぐいぐいと未熟な身体に押し込むような腰使いで、痛みすら麻痺してくるような。

なんだかとても衝動的で、たまりきったものをこちらにぶちまけてくるような雰囲気があって……

胸を散々舐めた後は、覆い尽くすようなキス。

下半身の鈍い痛みと、憧れの人と唇を合わせる悦び。

頭がぼうっとしてきて、初めてをこうして無理やりやられて、それでこんなになるなんて、私って、思った以上に……

いえ、浸っている場合ではありません。

傷ついて今にも消えてしまいそうな男性を、優しく抱きしめてあげないと。

唇と唇、舌と舌を絡め合わせながらプロデューサーさんの背中に腕を回し、痛くないようにそっと抱き寄せて。

すると急に、腕の中の人の動きが止まって。

ああ、終わっちゃった、気持ちよくなってくれたんだ、ナカで、思ってたよりも長かったかな、なんて。

ふっと意識が飛びそうになって慌てて正気に返って、視線を合わせても瞳は虚ろ。

はあ、はあ、と荒い呼吸のプロデューサーさんを一層強く抱きしめて頬ずり。

噛み殺した呻きと泣き声を聞きながら、ただ黙って彼を抱きとめていました。

しばらく後。

ようやく落ち着いて、謝罪しようとするプロデューサーさんの唇に指を添えて、機先を制します。

謝らないでください。謝られるようなことなんてなにもないはずですから。

思っていたほどには、痛くありませんでしたしね。

口をつぐんで後ろめたそうなプロデューサーさん。

謝ってスッキリして、それで私との関係を清算……なんてさせませんよ。

本意ではありませんが……多少は、負い目を残してもらわないと。

私はこれからもずっとプロデューサーさんのものなんですから。

どこか諦めたような雰囲気のまま、ぽつぽつととりとめのないことを話しました。

かの婚約者のことについての話が中心で……聞けば聞くほど彼女がプロデューサーさんにとって大きな存在であったことを思い知らされます。

その大きな存在が欠けてしまって、どうやって隙間を埋めるか。

それこそが、これからの私にとっての課題なのです。

それ以来、プロデューサーさんは二度と仕事を辞めるなどと言いません。

事務所でこっそりお酒を飲むこともありません。

彼が傷ついて、逃避したくなった時にはいつでも私がそばにいて、荒んだ欲望を全部受けとめてあげるのですから。

私を抱いているときだけ、余計なことを何も考えずに済んで、何もかも忘れてくれるというなら……毎日でも、何回でも、してもらいたいんです。

それでも……いえ、そのせい、かもしれませんが。

プロデューサーさんにはまだ泣き疲れたような雰囲気が色濃く残っていて、他の人とは余り会話もせず、どこか遠巻きにされているような雰囲気。

「ずっと前から一緒にいた担当アイドルならなんとかできるだろう」って、信頼半分丸投げ半分な感じが事務所に広がっています。

好都合です……私とだけ関わってくれるのなら、プロデューサーさんに余計な心労を負わせることもありませんし。

ほんの少しだけ、色んな人に「しばらくそっとしておいた方が」って進言してみただけで、ここまでになるなんて。

前までは、いつも元気に仕事をしていて、執務室にいても常に誰かが近くにいるような感じだったのに。

でも、今の彼にはきっと静かな環境のほうが好ましい。

そばで安らいでいてほしいし、そのためには余計なこと言う人なんていない方がいいに決まっています。

彼のことを一番わかってあげられるのは、きっと私なんですから。



今日は撮影のお仕事。

それも、ウェディングドレスを着てのお仕事です。

よりによって、と言いたくなるところですが、オファーを受けたのは二人で話し合った結果です。

しっかりこなさないと、なんて思っている時に限って機材のトラブル。

最近はあまりなかったので忘れかけていましたが、そう言えば白菊ほたるのアイドル活動にはこの手の事故がつきものでしたね。

やむをえず控室へ戻り、復旧を待つこととなりました。

もしかしたらすぐにでも再開できるかもしれない、とのことで、ドレス姿のまま。

撮影用とは言え、純白で、綺麗なフリルやなんかの装飾もあって、なかなか本格的な衣装です。

このまま結婚式場へ行っても違和感無さそう。

新郎のための服もないのに、新婦だけいたってしかたないんですけどもね。

……プロデューサーさんは、例の婚約者の方と、結婚式の日取りを決める程にまで話を進めていたとのこと。

どんなドレスが良いとか、二人で選んだりしていたんでしょうか。

悲しいことを思い出してしまったり、していなければいいんですけれど。

今着ているようなのと、似た感じのドレスでしょうか。それとも全然別なデザインの……?

考えていたら、落ち着かなくなってきました。

なんとなく気まずくて、立ち上がって壁の方へ。

大きめの鏡に向き合って、身だしなみチェック。

別に体を大きく動かす仕事でもなし、特に服が乱れることもありません。

乱れているのは心です。

プロデューサーさんのことを考えると、今の私は全然落ち着いていられません。

どんなに悲しいことがあっても、時間が経てばいずれは立ち直れるもの……私は、そのお手伝いをしたいと思っているのです。

それで、時間をかけて元気になったプロデューサーさんは……また新しく伴侶になる方を見つけるのでしょうか。

辛い時期を支えたわけでもない、今この瞬間には別の男と愛し合っているかもしれない、そんな女と、また改めて結婚式をあげることになるのでしょうか。

もしそうなったとしたら、その時私は。

まさかそんな、でも……いえ、今私がやっていることだって、本当は……立ち直って欲しくなんか……

なんて、とりとめもないことを考えかけて、慌てて打ち消して。

振り返って椅子へ戻ろうと仕掛けた時、急にお尻を触られました。

いつの間にか背後に来ていたプロデューサーさんの仕業です。

衝動的に動いてしまったようで、慌てて手を引こうとするのですが、肉に指先が食い込むくらい強く揉まれてつい声が出てしまって、それでもう、お互い止まれません。

壁の方に追いやられて背中に密着されて、ズボンを下ろす音がやけに大きく響きます。

今いる控室は撮影所から少し離れた場所にあって、用事の無い人が近くを通りかかることはまずありません。

ここの建物は今までに仕事で使ったことが何度もあるから分かるんです。

ですから……ガマン、しなくてもいいんですよ。

そうです、もし辛いことを思い出してしまったのなら、忘れさせてあげれば良いんですよね。

プロデューサーさんが少しでも楽になってくれるのなら、私の身体なんてどうなっても……

わざとらしい感傷は、裾をまくってパンツを脱がしにかかる手で中断されてしまいました。

脱がすといっても完全に剥ぐ時間は惜しいですし、股部分をずらす程度です。

それでも、彼に犯してもらうには十分なくらい濡れた股が露出されて、鏡に映る顔も期待に歪んでいきます。

手を握られて引っ張られて、上半身を反らす体勢にさせられて、ゆっくりと挿入されました。

初めてした時以来、結構な頻度でこうしてエッチしてしまっています……それどころか、最近は段々頻度が高まっているような。

かなり慣れてきて、もうほとんど痛みを感じることもないので、もっとしてくれても構わないくらいなのですが。

悲しくなる度に気を紛らわすために私を求めているのだとしたら、少し心配かもしれません。

……いえ、大丈夫ですか。ちゃんとエッチして、スッキリしてくれているんですから。

遠慮なしに抱いて発散してもらえるなら嬉しいです。

彼の前戯は十分とはいい難いものですけれども、身体の奥をめりめりっと割り開かれる感覚も好きですし。

それに、そんな乱暴な事しながらも、私を蔑ろにしたくはないようで……

首をひねって無言でおねだりすると、抱きしめながらキスしてくれるんです。

舌を口の中に突っ込んで舐め回しながら啜る、ロマンチックでも何でもない、貪るようなキス。

これをされると頭がぼうっとして、余計なこと考えずにエッチに集中できます。

こちらからも舌を絡め返しに行き、唇を覆うようにあむあむしてツバを飲ませ合う。

ドロリとした唾液の味は私のものと同じはずなのに、飲むだけで全身がゾクゾクします。

頬を染めて、犯されながらキスをねだる。

まだ13歳なのに、ここまでしてしまうなんて……

後ろめたさも背徳感も、気持ちよくなるためだけのもの。

ぐちゃ、ぐちゃっ、と微かに水音が響くのは、奥の方を何度も突かれて悦んでしまっている証。

拡がった袖、裾を振り乱して、こんなことしていたらドレスが汚れてしまいます。

がっちがちなのを出し入れされて呼吸が止まりそうな中、裾を掴んで捲り上げて身体から離してみます。

……すると鏡には、自らドレスを引き上げて下半身を見せつける姿が映っていて、これでは完全にドヘンタイです。

立ったまま犯されて、なお物足りなくてウェディングドレスをめくって誘惑。

それを見ていよいよ理性を失ったプロデューサーさんは腰使いを一層激しくし、お腹の奥をえぐられて、もう立っていられません。

ヘンタイでもいい、淫乱でもいいんです、プロデューサーさんに求めてもらえるなら、どこまでも堕ちていきたい。

いかにも雄っぽい、浅黒いものが股に突き刺さっているのを鏡越しに見てしまって、太腿の内側までベタついてきます。

めくれかけているような、食いついているような、入口付近の肉が、まるで自分のものではないかのよう。

体の奥からトロトロとこぼれてくる粘液を零さないように力を込めるのですが、どうしても締まりきらず会陰が汚れてしまいます。

それに頑張って締めようとすればするほどプロデューサーさんは気持ちよくなって、一層激しくパンパンしてくるせいで、繋がってる部分からごぽおって漏れてしまいます。

ちゅうぅっと強めにキスを吸われて、反射的にイってしまいます。

肌の粟立つ感覚が下半身からゆっくり登ってきて、胸、首、頭まで包み込まれてしまいます。

一人でしていたときとは比べ物にならない衝撃で、初めて経験したときは、それこそ死んでしまいそうでした。

何回か繰り返しても全然慣れられなくて、どころかイき方を教え込まれてしまったようで……

まだほんの軽い絶頂で、少し子宮が緩む程度のものでしたけれど、それでも膝から力が抜けて崩折れてしまいます。

ここから本当に激しいのが来ると、そう考えるだけで口を閉じられなくなってしまいます。

この太いのを突っ込まれたまま、少し痛いくらいに乱暴にされて、体中好きなように使われてオモチャにされて、それで気持ちよくなってしまうんです。

想像だけで飛びかけて、もう立っていられません。

ずるずると滑り落ちるようへたり込んで、唇は離れおちんちんも抜けてしまって、喪失感で涙がこぼれそう。

いや、抜かない、で、もっと。

呟くとすぐに、またプロデューサーさんが捕まえてくれます。

膝立ちになって、少し持ち上げるような体位で、脚を無理やり開かせて。

壁に向かって押し付けるようにして、フトモモに手をかけて、首筋にキスして、もう一度根本までしっかり入れてもらえました。

ドレスをめくられてお尻丸出しにされて、脚の間に下半身を割り入れられて閉じられません。

ぐいぐいっと突かれる度に勝手に股が開いてしまって、何処へも逃げられなくて、首を舐められるだけでもトんじゃいそう。

密着した状態では激しく動けないで、奥の方を小刻みに責めてくるプロデューサーさん。

いつもしつっこく苛められている奥の部分を何度も刺激されて、身体も脳も温まってきます。

ドレスの上から胸を揉まれて、まだ大して膨らんでもいないのにやけに敏感にされてしまって。

持ち上げられ気味で、床に踏ん張れなくて身動きの取れない私を壁との間に挟み込んでレイプするプロデューサーさん。

熱い息が頭に降り掛かってきて、セックスに夢中になってくれているのがわかります。

いいんですよ、もっともっと溺れてください。

私のことだけ考えて……一緒にいるときは、悲しいこと、辛いこと、全部忘れてくださいね。

そのためなら、いくらでもお付き合いしますから、ね。

なんて……殊勝なこと考えて、健気ですよね、本心は全然そんな。

自己否定しかけた時にちょうど、子宮口の近くまでおちんちんが食い込んで、反射的に首を反らせてしまいます。

背後の彼に抱きとめてもらう体勢になって、また強く壁に追い詰められて、深く挿入されたままぐいぐいっとナカをいじめられてどうしようもなくイかされました。

あ、あ、おっ、おお”、っ……と搾り出すような呻き声。

吊り上げられたような体勢で弱い部分を徹底的に責められて、全く抵抗できない状態で絶頂させられて……こんな声が出てしまうんです、よ。

下腹部のきゅうきゅう締まる感触、どろっと愛液の漏れる音、プロデューサーさんが深く挿入したまま動きを止めて息が乱れていて、ああ今射精したんだ、せっくすがきもちよすぎてがまんできなくなってしきゅうのナカにせいえきドクドクだしてるんだっておもうとそれだけでまた喉の筋肉がヒクヒクします。

出してる最中も腰を動かして少しでもオクに精液注ごうとしてるみたいで、こんな念入りな孕ませセックスされたら何回でもイっちゃいます。

腰がガクガクしてイきっぱなしで、痙攣するおまんこからざーめん漏れないように、精液出しても太いままのおちんちんが栓してくれています。

もしかしたらこの後、お腹の中に精液貯めたまま、撮影のお仕事をさせられてしまったり……?

撮影が再開するまでこうして子宮に精液いっぱい詰め込んでもらって、零さないようにしながらいっぱい写真撮ってもらって……

体の中を精子で汚されたまま……

幸せなお嫁さんの格好でこんな汚れた遊びをして、誰にもバレないようにいつものように笑って、精液漏らさないようおまんこ締めたままで一杯写真撮ってもらって。

フラッシュ浴びながら、笑いながらこっそりイっちゃって、プロデューサーさんにはイき顔しっかり見られちゃって……

たまに、一緒に仕事してる他のアイドルに「色っぽい」ってからかわれたりしながらなんとか撮影を終えて。

二人きりになった途端に安心で精液全部こぼしちゃって、それで事務所に帰るまで入れておかないとな、って精液もまた詰め直してもらって……

想いと妄想はとめどなく駆け巡り、ドレスの汚れも気になりません。

仕事の挟持も人間としての倫理も全部遊び道具にしてしまって……でも、最後まで頑張ってお仕事したらこれからもきっとエッチしてもらえますよね。

私たちはどんどん罪を重ねていくことになるんです……私だけじゃない、二人で、です。

共犯者、っていい響きの言葉ですよね。

ずるるっ、と引き抜かれて奥から精液が逆流して、太腿の内側がべっとりと汚れていきます。

粘液まみれになったおちんちんはまだ上を向いたままで、床にへたり込んで上目遣いを向けるとますます硬くなっていくよう。

まだまだ満足していないのでしょうか、ならもっとしてあげないと、ああでもドレスがもうだいぶヨレてきています。

少しの間そうして見つめて、萎える気配もないそれを鼻先に押し付けられて、呼吸するごとに鼻と喉がヒクヒクして陶酔しているところに電話の音。

プロデューサーさんが受けて、二言三言会話して、すぐに切る、

聞けば、機材トラブル復旧の目処が立たず、今日の仕事は中止とのこと。

なんだか久々に白菊ほたるらしい展開ですね。

せっかくのお仕事が中断されて、次にいつ再開できるかもわからないなんて、がっかりです。

でも、そういうことなら、このドレス。少しぐらい汚れちゃっても問題ありませんよね。

勝手に持って帰ったりするのはダメでしょうけれど、ミルクをこぼしたとかなんとか言ってクリーニングして、それから返却すればいいんじゃないですか。

ドレス越しにいっぱい揉まれたおっぱいがジンジンしていて、こっちも使ってあげたいんです。

脱ぐのももどかしく、そのままプロデューサーさんのに胸を押し付けました。

二人分の体液で濡れきった竿を擦りつけて、ウェディングドレスに汚い染みが広がっていきます。

もっとおっぱいの大きい、大人の女性なら、服を脱いで挟んだりできるんでしょうけれど、私には無理です。

ややキツめの縫製で、寄せあげて谷間を作るような感じのデザインではありますが、それでも谷間というより胸骨で擦っている感じ。

彼の腰裏に腕を回して、抱きつくようにしながらおっぱいを当てます。

挟めるくらいのサイズが無い、こんな小さな胸を気に入っていっぱい弄ってくれるプロデューサーさんへの恩返しのつもりだったのですが、特に今日のは気持ちよさそう。

先がヒクヒクして、またすぐに透明なのが溢れ出ています。

これもアイドルの衣装ですし、やっぱり良い布を使っているのでしょうか。

サラサラした布で裏筋を撫でると、薄い肉に食い込むようにガッチガチに勃起します。

こんな小さな胸、こすりつけたって大して気持ちよくなさそうなものですが、その割におちんちんは腫れ上がっています。

着ている衣装が良いのかもしれませんね。

こんな……純潔と幸福の象徴におちんちん擦りつけて、汚い液体でドロドロに汚すなんて。

普通なら絶対にしたらいけないことですけれど……そういうことこそ、やってて楽しいんですよね。

プロデューサーさんがアイドル白菊ほたると、本当に楽しそうにセックスするのも、きっとそのせいでしょうね。

掴むためのおっぱいの肉が足りないので、上半身ごと動くことになります。

やりやすくはないですし、胸の小ささを強調されるようで恥ずかしいんですけれど、悦んでもらえるのならやらないわけにはいきません。

薄い肉越しに、私の鼓動が伝わっているような……?

ビクビクしている竿に拍動が伝わっていたら、なんだか素敵ですよね。

肩や胸元を露出したデザインなので、ただ動くだけでも肌と布の両方で責めることになって、これがまた良い、みたい?

動き続けると段々めくれてきて、もどかしがったプロデューサーさんが一気に引き下げて、おっぱい上半分が露出してしまいます。

仕事中に後ろから襲われて、似合わないパイズリなんかさせられて、それでも硬くなってしまっている乳首。

直接触れさせると甘い痺れが走って、平らな肉の上にぼってり膨らんだ乳輪と乳首がとんでもないどすけべみたいです。

実際、そうなのかもしれませんが……普段は触ると痛いくらいなのに、こういうときだけ感じてしまうのは、まるでエッチ専用のおっぱいみたいですよね。

エッチ専用、プロデューサーさん専用……そういうの、お好みですか。

確認するまでもなく竿が跳ねて、私はパイズリし続けます。

透明な先走りがどんどん溢れてきて、胸元で糸を引いています。

構わずにズリつづけると、タマタマがぴくっと反応します。

我慢なんてして欲しくありません。

出せるだけ、私の身体で出してほしいんですから。

どうぞこのまま、好きなところへ。

そっと囁くだけですぐその気になってくれて、夢中になってもらえてるのは改めて嬉しいですね。

思い切り抱きしめて、お臍を軽く舐めて、おっぱいをグイグイ押し付けると。

すぐ、温かい液体が溢れ出てきました。

どく、どくっと何回にも分けて噴き出る精液。

ドレスの胸元、表側にも裏側にもいっぱいかけられて、白い布地に白濁が広がります。

首、喉元、鎖骨にまで届く射精は2回目なのにほとんど勢いが変わりません。

肌に張り付いてゆっくり垂れ落ちるザーメンは、衣装の下、胸の谷間からお腹の方まで流れ込んでいきます。

熱い汁が胸骨と肋骨の上を流れて、肌をゆっくりと汚していきます。

収まらない射精が鎖骨、顎、首筋にまで届いて、上半身がザーメンまみれ。

息を継いで身体を離そうとすると、鎖骨のところに溜まっていた、濁ったマーブル模様の汚液がボタボタっと垂れ落ちます。

自分で自分のおっぱいを揉む形になって、しかもそこに精液思い切りぶっかけられ、いつの間にかこっちの股もびしょびしょです。

体温も上がりきっていて、軽くイってしまったようです。

せっかくさっきたくさん注いでもらった精液が大部分愛液に流されたようで、床の上に濁った液体が飛びちっています。

もっと欲しい、また精液入れ直して、赤ちゃん孕むまで何度でも中出しして欲しい。

いえ、でも、自分を優先してはいけません。

ここまでやったら、次は……ちゃんとおちんちんをキレイにしてあげないと。

二回も射精して、ドレスでいっぱいしごかれた竿はまだかなり汚れています。

舐めて、しゃぶって、お掃除しないといけません。

小さくなってしまうより早く、先端から一気に飲み込みました。

空気に触れた精液が放つ青臭さで、頭の中がクラクラします。

裏筋に舌を這わせて、こびりついた粘液をこそげ取ります。

白濁液を唾で薄めながら舐めとるような動き。

張り出た部分に唇を引っ掛けてジュルジュル言わせるのも。

咥えた口の中で舌を使って竿を絡め取るのも。

大きく喉を開いて根本まで飲み込むのも。

全部プロデューサーさんに教えてもらった技です。

ゆっくりと、えづかないように全部咥えこんでいくと、陰毛が唇に当たるくらいのところまで届きます。

頬を凹ませて、強く吸引しすぎないようにしながら頭を引き、カリの手前まで来たらまた咥えていく。

口全体で擦りながら喉で吸引するような感覚。

息を大きく吸い込むのはボイトレで慣れているので、それほど息苦しくもありません。

ちゅるる、じゅるぅぅっ、と唾液を鳴らして頭を振るのも、もう手慣れたもの。

アイドルレッスンで身につけた肺活量をこんな事に使ってしまうなんて、罪悪感が最高です。

上目遣いを向けるとプロデューサーさんの黒々とした視線とぶつかって見られているだけでもゾクゾクします。

唇を尖らせておちんちんをしゃぶる私の歪んだ顔を、もっともっと見ていてください。

他の人に気を取られちゃイヤです、私だけ。

衝動と熱意で舌がヒラヒラしてしまいます。

裏筋のフニっとしたところをつつきながら舐めて、こびりついた粘液を舌先で擦り取って、喉奥に運んで飲み込む。

こく、こく、と小さく動く喉も、あなたのためだけのもの。

ひたすら咥えて唇でゴシゴシしていると、往復するごとに苦味が薄れてきて、ちゃんと掃除できてるんだなって、満足感があります。

口を使ってプロデューサーさんを綺麗にできるなんて……毎日でもやってあげたいくらい、好きです。

どうせ、今日はもうお仕事できませんし、ヨダレをだらだら垂らして音を立ててやっても大丈夫。

じゅっぱじゅっぱ言わせてフェラし続けていると、またすぐに先走りが出てきます。

それを舌ですくって飲み込んで、尿道口を軽く突いてみたりして、もう長くは耐えられませんよね。

息を吸い込みながら頭を引いて唇でカリをイジメてあげて、じゅるるっと飲み込むと、低い呻き声。

3回目なのにまだまだ濃厚なのが口の中に溢れてきました。

流石に量は少なめで、これぐらいなら零さずに受け止めることができます。

射精が終わるまでじっとしていて、全部出しきってもらえた後は頬を膨らませて、唇の端から漏れないようにゆっくりと竿を引き抜きます。

そうして、口の中に精液がたまっているのを、まずは見てもらって。

それからまた口を閉じて、コンコンと音を立てて噛み砕いてみます。

砕くと言っても液体なので、歯にまとわりついてベタベタします。

くっちゃ、くっちゃ、ぐちゃぐちゃ。

粘っこい音が頭蓋骨の中で響いておかしくなりそう。

構わずに何回かやっているとツバが混じって薄まるので、ぶくぶくぶくっとうがい。

口を閉じたままなのでそれほど音は出ないはずなのですが、こうして口の中を精液で汚して見せると、またすぐ勃起してもらえるんです。

ぐちゅぐちゅ、ぶくぶく、口の中からは何までザーメン臭が広がって卒倒しそう。

それから喉を反らせて……今日は、それほど量がありませんし、一気に飲んでみましょうか。

はい、ごっくん。

食道から胃まで、どろどろした白濁液が一気に流れ込む感覚。 

反射的に涙がこぼれて、視界が濁ります。

お腹が急に重たくなったような錯覚で、身体が痙攣してしまいます。

なんとか口をもう一度開けて、上顎や歯の裏に残った分を舌でなめとって、やっとお掃除完了。

そこまでやった頃にはプロデューサーさんもすっかり復活していて、手を取って今度は机に向かわせます。

着衣を乱されて、精液いっぱいかけられて、口元も胸元もザーメンでベッタベタ。

まるで集団レイプされた直後のような姿。

ただ見せつけるだけで、何度でも煽り立ててしまうものでしょうか。

お尻を突き出して、後ろから入れてもらえるのを待ちます。

満足して欲しい、スッキリして楽になって欲しい、その一心で。

プロデューサーさんのためなら何だってしてあげますからね。

これからも……ずっとずっと、です。

仕事がぽしゃったというのに、エッチできて精液かけてもらえたことが嬉しくて嬉しくて、アイドルであることすらも忘れてしまいそうでした。 

例えそうなったとしても彼と離れる気は全くありませんでした。

メリメリと侵入してくるおちんちんの感覚にまた溺れ、欲望のはけ口となる悦びだけを求めていくのでした。

以上です。


冬コミにデレマスSSでサークル参加の申込みをしました。当選したら本が出ます。

当選するかどうかまだ分かりませんし、初めてのことなのでどうやったらいいのか全然まだ決まっていないのです。
ただ、決まったら何らかの形で告知したいとは思っております。

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