【エロ怪談】女妖の家【和風】 (92)

※昭和中期あたりを設定しています。
※あと、丙午の設定がいろいろおかしいですが、創作だからキニシナイ!

仲人「自分にはもったいない人だからと……」

(´・ω・`)見合い、また断られた……
(´・ω・`)やっぱり、丙午生まれの女って、敬遠されるのかな……もう二十九歳なのに。
※丙午は干支の一つで、この年生まれの女性は夫を[ピーーー]という迷信がある。

(´・ω・`)家は代々、女系で、父親っていないんだよね……今は亡き母や祖母は、どこで男の人と知り合ったのかしら……母も祖母も、丙午生まれだし。昔は今より、丙午生まれの女なんて風当たりきつかっただろうに。

(´・ω・`)父や祖父のことは知らない。母も祖母も教えてくれなかった。だから我が家は女系。
(´・ω・`)丙午生まれで差別されるような、こんな田舎が嫌だから、高校を出て一度都会に出たんだけど……

(´・ω・`)最初は都会暮らしが嬉しかったのに、なぜかすごく実家に帰りたくなって……戻ってきちゃった。そのころは存命だった母と祖母は、何も言わず迎えてくれたけど。
(´・ω・`)戻ってしばらくは、なんだかソワソワうずうずしてたなぁ。やがておさまったけど、母・祖母は顔を見合わせて「今回は残念。でも次があるよ」なんて言い合ってたけど……
(´・ω・`)今回とか次って何なのか、教えてくれなかったなぁ。まあいいけど。

(´・ω・`)あれから十年近く……また丙午の年か。家族はいなくなっちゃったし、なんだかな……

(´;ω;`)寂しい……

(´・ω・`)ん……? なんかちょっと、今日の私は綺麗かも。毎日畑仕事してるのに、もっちり美白。目ウルウル。
(´・ω・`)美人でも、こんな田舎で丙午生まれじゃね。家と畑があるから、生活は出来るけど。
(´・ω・`)ちょっと美人に見えるのは、風邪でも引いたからかな……熱で顔が赤くなって、目も潤んでるのかも。今日は早く寝よう。

翌日
(´・ω・`)昼まで寝てた……

(´・ω・`)……出かけよう
(´・ω・`)家に一人でいると、息が詰まる。

(´・ω・`)ちょっと遠くに行こうかな。近所の村人と会いたくない。行かず後家だのなんだの、陰口言われるもん。

原生林
(´・ω・`)山奥だけど、この辺は私にとって庭みたいなもん。
(´・ω・`)昼でも薄暗い、無人の山中……狐狸でも出そう。
?「……けて……」
∑(゚Д゚;)ん? 本当にお化け?

男「助けて」
∑(゚Д゚;)違う、男の人だ! 崖下で怪我してる!

男「ああ、助けてください。怪しい者じゃありません。ワンダーフォーゲル部の大学生です。道に迷って、崖を落ちて、怪我をしちまったんです。助けてください。もう三日も、この状態だったんです」
(;´・ω・`)「気の毒に……大丈夫ですか?」
男「ハハハ……あまり、大丈夫じゃありません」

(´・ω・`;)足の骨が折れてるみたい……
(´・ω・`)「近くに、私の家があります。ひとまずそこで、手当をしましょう」
(´・ω・`)人を呼ぶとかすればいいのに、何故か私は彼を自宅に運んだ。

(´Д`;;)疲れた……夜になってしまった。途中、誰にも会わなかったけど。
(´・ω・`;)若者はぐったりしてるし、どうしたら……
(´・ω・`)と、とりあえず泥だらけの彼の服を……

(*゚Д゚)うわ、男の人の胸板……
(´゚д゚`)あっ、血! そうだ、怪我人だった。見とれてる場合じゃない。
(;´・ω・)男の体に見とれるなんて……

男「う」
(゚Д゚;)あ、目を覚ました!

(゚Д゚;)「あ、あのその」
男「ここは……?」
(゚Д゚;)「わ、私の家。が、崖下から、運んだの」
男「そうですか……助けてくれたんですね」
男「すみませんが、水をもらえませんか?」
(;´・ω・`)「は、はい」

男ゴクゴク
男「はぁ……あれ? なんで裸?」
(゚Д゚;)「あ、あのう。汚れていたから。血もついていたし。怪我をしているし、不潔なのはいけないと思って、だから……」
男「ああ、そうですか。すみません」
男(でも、美人の前でこんな格好は恥ずかしいな……)

男(いやそれより、医者を……)
(;´・ω・)「あのう。体を、拭いておきますね」
男「え」
男(まあいいか……医者や看護婦より、美人に手当してもらったほうが)

(*´・ω・`*)「じゃあ、拭きますね」ドキドキ
(*´・ω・`*)あら、汚れを落とせばけっこうハンサム

(*´・ω・`*)「一人で、裏山に?」
男「ええ。ワンダーフォーゲル部といっても、部員は僕一人なんです。一人で計画を立てて、一人で山に登って、一人で帰ってくる……だから、僕がどの山に登っているのか、誰も知らない。あなたに助けてもらえなかったら、僕はあやうく、あの崖下で骨になるところでした」
Σ( ̄▽ ̄;)「まあ」

(´・ω・`)彼は東京の大学生で、最後の登山にと遠出をしてきたらしい。
男「飯田和雄といいます
(´*・ω・`)「大塚園子です」

飯田「大塚さんは、お一人なんですか?」
(´・ω・`)「え、ええ……家族は皆、他界してしまって……私一人だけです」
飯田「……」
飯田(美人と二人きりか……背筋ゾク)

(´*・ω・*`)フキフキ
飯田「あ」ピク
(´・ω・`)「?」
飯田「いえ、なんでも」

飯田「あ」
(*∀*;)あ、分かった!乳首に当たったからだ!

(´*・ω・*`)男でも乳首なんて感じるのかしら……
飯田///「……ごめんなさい」
(´*・ω・*`)アラかわいい

(`*・ω・*´)ずっと年下だし、ちょっとからかってやろうかな

⊂(・∀・)「あら、どうしたんですの、飯田さん」乳首クリクリ
(* ̄m ̄)「顔が赤いですよ。どうかしたんですか」クリクリ
飯田(。>?<。)「もう、やめ……」
⊂(・∀・)「やめてほしいの? 気持ちいいんじゃないの?」ウリャウリャ

飯田(`0Д0´)「ああ」押し倒しー
(°□°)?!!エッ

飯田「ぎゃー」折れた足グギィ

( ゜Д゜;)あービックリした。年下でも可愛くても、大の男なんだ。
飯田(´;д; )「いだい……医者呼んでください」
( ´`ω´)クス まあ、大きなナリをして、泣いてるわ
飯田(;`_;´#)「何がおかしいんですか」
(`・ω・´)「別に……あなた、助けてあげた私を襲おうとしたわね。なんて人かしら」

飯田「す、すみません、つい……」そっちが誘惑したんじゃんよー
(`・ω・´)「つい、じゃないわよ。この恩知らず。こんな悪い子は、ちょっと痛い目に遭えばいいんだわ」スクッ
飯田(´;ω;`)「大塚さん。医者を……」
(`・ω・´)「知らない。少し苦しみなさい」スタスタ

(;・∀・)フゥ まさか、若い男に欲情してオモチャにして遊ぶような淫靡さが、自分にあったなんて
(´*・ω・*`)思えば私は、二十九歳の処女。こんな山奥で青春を潰して、欲求がたまらないほうが、おかしいのかも
(´・ω・`)色狂いの浅ましい中年女になったような……

(´・ω・`)明日になったら、飯田さんのことを病院に連絡しないと 布団ゴソゴソ
お布団ヒンヤリ
(´;ω;`)ウッ…冷たい

(´;ω;`)大きな寒い部屋に、独りぼっちだ!
(´;ω;`)今までもずっと一人だったけど、飯田の存在が、なおさら孤独を深める。飯田は、明日になれば出ていく。また、一人の生活が始まる。

うあ゙ぁあ ・゚・(´Д⊂ヽ・゚・ あ゙ぁあぁ゙ああぁぁうあ゙ぁあ゙ぁぁ

。゚(゚´Д`゚)゚。一人だ。寒い。でも今夜は、飯田がこの家にいる。(ΦωΦ)

(ΦωΦ)奥が、疼いた。たまらない、止まらない疼きだった。理性ではなく、本能で悟った。私は、男を求めている。

(`・ω・*´;)「どうかしているわ」
(`・ω・*´;)気を鎮めなければ。若い男が転がり込んできた途端、浅ましい。女が男を求めるなんて、非常識。
(`・ω・*´;)高ぶって眠れない。一人で処理しなきゃゴソゴソ

(*´д`*;)「あん」飯田さんに聞こえちゃったらどうしよう……でもそのスリルがまた……

(*´д`*)アハァ

(´*・ω・`)……
(´*・ω・`)……これで眠れる
(´*・ω・`)……

(ΦωΦ)眠れない!

(ΦωΦ)ハァハァ

廊下
(ΦωΦ)ヒタヒタ……

(ΦωΦ)どうかしてる……でも抑えられない!
(ΦωΦ)つ 障子スゥ

飯田「……」
(ΦωΦ)寝てるみたい

(´*・ω・`)ジー かわいいなぁ
(*´Д`)つ ツンツン
Σ(´*・ω・`)あっそうだった! いじってたら、襲われそうになったんだった。

(`・ω・*´;)あどけない顔に油断しちゃいけない。男の力は侮れない。
(`・ω・*´;)ロープ持ってきた
(`・ω・*´;)縛り縛り 折れた足グッ
飯田「痛い!」目パチー

飯田「何だ! 何だ? 何をしてるんです?」
(`*・ω・*´)「動いちゃ駄目……」
(`*・ω・*´)「じっとしていて……逆らわなければ、気持ちよくしてあげるから……」

飯田「え? え? お、大塚さん……」
(*゚Д゚)「園子と呼んで……」

Σ(・∀・;*)ε^ )チュッ
⊂(ε` )チウチウサワサワ
飯田「くすぐったい。くすぐったいです」

飯田(民話みたいだ。夜中、蝋燭に照らされた日本家屋、夜這い美女)
飯田(きっとこの女は、やもめ暮らしで持て余しているのだ。彼女の欲求不満を晴らすのに、付き合ってやってもいい。これが大年増の醜い女ならぞっとするが、こんな綺麗な人なら構わない。こんな機会は二度とないだろう。旅の思い出だ。)

(*´Д`)つ ツンツン
飯田「そんなところが好きなんですか」
(*´Д`)つ「あなたが悶えるのを見るのが好きなの」
飯田「ああ。ねえ。解いて。縄を解いてください」
(`・ω・*´)解いたら襲ってくるじゃない
(σ・ω・)σツンツン下って……おっと上半身しか拭いてなかった

(`*・ω・*´)「綺麗にしなくちゃね」
(*゚Д゚*)カプリ
(*゚ε゚*)ペロペロチウチウ
飯田「ああ」ビクビク
(*゚Д゚*)すごい、口の中でどんどん大きくなってく
(*゚ε゚*)チウチウチウウウウウウウウ
飯田アッ( *゚д゚)♂
(*゚Д゚*)ゴクゴク
(*゚Д゚)つナデナデ
(*゚ε゚*)チウチウチウウウウウウウウ
飯田「園子さん、もう……」
(*ΦωΦ*)まだまだよ

飯田(こんな淫靡な女が、こんな山奥に……もう何度も口と手でイかされてしまう)
飯田(ヽ´ω`)(すごい気持ちいい……でももう休みたい。怪我して衰弱してるし。もう許して)
(*ΦωΦ*)ふむ。そろそろかな
(*ΦωΦ*)着物ハラリ
飯田(うわぁ……)
(*ΦωΦ*)見てるわね。どう?
(*ΦωΦ*)スラ~リ脚 ヒョイまたぎ 陰部チラ

飯田Σ(´∀`||;)(え? 女性器が口?)
飯田(女陰は口のような形をしているが、チラッとだけど園子の女性器は獣か何かの口のように見えたぞ。女性器の奥に牙と舌さえ見えた気が)
飯田(男を食らう女妖……)

(`*ΦωΦ*´)「どうしたの、飯田さん」
飯田(怖いほど美人……これだけの美人なら、妖怪でも不思議じゃない)
(((`*ΦωΦ*´)ニジリニジリ再び陰部チラ
飯田(あれ、今度は普通……口のように見えたのは、気のせいだったのだろうか

((`・ω・*´;))「じゃあ、いくわよ……いい……?」チョイプルプル処女
飯田(散々弄っておいて、一転可憐……)
飯田(可愛い……こんな女が妖怪のはずがない。いやそもそも、妖怪なんて本当にいるわけがない)
(;´*・ω・`)「痛い……かな……」プルプル
飯田(処女か?いやまさか、あれだけ淫乱で。やもめ暮らしが長かったのだろう)
飯田「大丈夫ですよ。それだけ濡れていれば、すんなり入ります」
(///>ω<)「いやだ」内股キュ
飯田(いいねいいね美女の恥じらい。やっと俺に主導権が回ってきた)

飯田「大丈夫……大丈夫……優しくするから……ねえ……」
(;´*・ω・`)オズオズ
飯田エイヤ≡♂ズブッ
Σ(ω |||) エェェェッ! 「きゃあ」イキナリー
飯田「ね? すんなり入ったでしょう」
(///>ω<)「いや……いやだ」
飯田「そのまま、ゆっくり降りてきて……」
(`・ω・*´;))ズルズル
(`・ω・*´;)あ、世間で言われるほど痛くない

(`・ω・*´;)キュ
飯田「ああ」
飯田(気持ちいい。すごく気持ちいい。信じられない。まるで俺のために用意されたような器だ)
(*゚Д゚*)「あん。ああ。ああ」
♂♀アンアンアングチュグチュ

飯田(止まらない。どうなってしまうのだろう。気持ちいい。怖いぐらい、気持ちいい。干からびる。うああ)

翌朝
(*゚Д゚*)……
( ゚ ω ゚ ) ! !
Σ(゚ロ゚;) 一晩中繋がってた!

(゚ロ゚;)明るくなって冷静に考えると、穴でもあったら入りたいような、淫乱な常識知らずな振る舞いだった。怪我人を縛り、またがるなんて。信じられない。
(゚ロ゚;)飯田さんは……青くなってのびてる。怪我人に無茶をさせたものだわ。彼が目を覚ましたら、どんな顔をすればいいのか。
(`・ω・*´;)「いえいえ。私も非常識だったけれど、彼だってまんざらでもなかったみたいじゃない」
(`・ω・*´;)縛りはしたものの、これは強姦ではない。合意の交わり。だから、恥じたり自己嫌悪に陥ったりすることはない。今日にも彼を病院に引き取ってもらう。彼は出ていく。忘れよう。彼は旅の思い出、私は一時の慰め。それだけのこと

(;`・ω・)o━ヽ_。_・_゚_・_フ)) 
(;`・ω・)ご飯出来た
|д゚)「あの……飯田さん。朝御飯が出来ましたけど……」
飯田シーン
(´・ω・`)起きない。よほど疲れたのか……
(´*・ω・`)このまま寝かせておこうか……でも、処女を捧げた相手に最後のお別れくらい
(´*・ω・`)「飯田さん?」
(;´・ω・`)あれ? 様子が変

Σ(゚д゚lll)息してない!

(゚д゚lll)「いいいいい飯田さん」ユサユサ
(゚д゚lll)心臓止まってる。首が硬直してる。死後硬直……これはもう、いくら蘇生をしてもダメ、完全に死んでる!
(゚д゚lll)「嘘……」ヘナヘナ
(;´゚д゚`)信じられない。昨夜あれほど激しく睦み合った飯田さんが、今朝になって骸になっているだなんて。悲しみや嘆きよりも、ただただ茫然。飯田がどうして死んだのか、分からない。

(´・ω・`)どのくらい、しゃがみこんでいただろうか。日は中天にさしかかり、飯田は冷たく横たわったまま。ゆっくりじっくりと、飯田が死んだということが、私の心に認識され始めた。
(´;ω;`)「飯田さん……」
(´;ω;`)飯田を愛していたのか分からないが、せっかく助けた青年が、看病の甲斐なく死んでしまった。まだ若いのに、純朴そうな人だったのに。
(´;ω;`)早く病院に通報していれば。怪我人に無理な情交などさせなければ。私は飯田を助けたが、同時に殺したような気もした。対応が適切であれば、飯田は死なずにすんだかもしれない。
(´;ω;`)「ごめんなさい、飯田さん」

夕方
(´・ω・`)私はこれから、どうすればいいのだろう。

(´・ω・`)常識で考えるなら、飯田のことを警察に通報し、ありのままを話し、遺族に引き取ってもらうべきだろう。
(;><)でも、私の対応がまずかったことでいくらか責められるかもしれない。もしかすると、殺人罪になるのかもしれない。
:(;゙゚'ω゚'):そして私の破廉恥な振る舞いは、村中の噂になるだろう。あの丙午のいかず後家が、若い男をなぶり殺しにしたと、白眼視されることだろう。
:(;゙゚'ω゚'):そして私は誰にも相手にされず、寂しく年老いて一人で死んでいくのだ。
((((;゚Д゚))))いやだ、いやだ。そんなこと、耐えられない。

:(;゙゚'ω゚'):飯田の死体を見下ろす。東京の大学生。よそ者。一人で山登りをするワンダーフォーゲル部員。彼のことを知る者はいない。彼がここで死んだなんて、誰にも分からない。
:(;゙゚'ω゚'):私さえ黙っていれば、飯田の死を隠蔽できる。
:(;゙゚'ω゚'):非道なのは分かっている。人一人死に追いやっておいて、それを隠して何事もなかったように安穏に暮らすなんて。でも。

。゚(゚´Д`゚)゚。「嫌なのよ。もうこれ以上、後ろ指をさされるのは嫌なの。一人は嫌なの。寂しいのは嫌なの……」
。゚(゚´Д`゚)゚。「私のせい? あなたが死んだのは私のせいなの? でも私が助けなかったら、あなた崖下で死んでいたのよ。誘惑はしたけれど、あなただって楽しんだでしょう? 少しは私のこと好きだったでしょう? 崖下で一人ぼっちで絶望と衰弱で死んでいくのと、暖かい家で人肌に包まれて死ぬのと、どっちが良かった? ねえ」
。゚(゚´Д`゚)゚。「私は寂しかっただけよ。それが罪になるの……?」
。゚(゚´Д`゚)゚。「飯田さん。側にいてよ。もうこうなったら、ずっと側にいてよ……」

~~~~
(´;ω;`)屋敷に閉じこもり、しばらく飯田の死体と過ごした。恐怖の底にも、一人ではないというわずかな安堵も感じた。飯田を愛していたのかもしれない

(´・ω・`)普通に考えれば、恐ろしい生活だ。死体と暮らしているのだ。己の異常を自覚しながらも、物言わぬ飯田と穏やかな結婚生活を送っているような気もした。
(´*・ω・`)無論、肌を重ねることはもう無いが、日が経つにつれ、死体への畏怖よりも、家族の一員のような愛着を感じるようになった。

(´・ω・`)だが、死体との静かな生活は、長くは続かなかった。飯田の死体が腐乱し始めたのだ
(´・ω・`)「お別れね、飯田さん」
(´・ω・`)「でも、側にいられるように、屋敷のすぐ裏の庭に埋葬しておくからね。毎日、礼拝するわ」

(`・ω・´;)「よいしょよいしょ」死体ズルズル
(`・ω・´;)「よいしょよいしょ」裏庭ザクザク
(`・ω・´;)「ん?」スコップガッ
(`・ω・´;)何か当たって掘り進めない。石?
(`・ω・´;)他を掘るか……スコップガッ
( ゚Д゚)もー何よー。石だらけじゃない!石を退けないと

(; ・`ω・´)ん? 石じゃない?
Σ(゚Д゚;)これは、人の頭蓋骨!

(・∀・|||)しかも、一つじゃない。いくつも
(; ゚д゚)裏庭一面に、死体が埋まっている。信じられない。どうなっているの。私の家の裏庭が、墓場だったなんて。

(;||| ゚д゚)恐ろしい事実に気づいた

(;||| ゚д゚)私は、父を知らない。祖父も知らない。私の家系は、丙午の女系家族。丙午の女。男を喰い殺す女妖。
(;||| ゚д゚)では、私の父や祖父は……大塚家の女たちと交わった男たちは……。
(;||| ゚д゚)裏庭一杯の人骨。母と祖母の含み笑いの秘密。
((; ゚Д゚))「まさか……まさか……」
((; ゚Д゚))迷信だ。嘘だ。そんなこと、あるわけがない。

~~~
(゚д゚;)私は、閉じこもって震えて暮らした。飯田の死が不審がられることはないようだった。裏庭の無数の死体についても、世間は何も知らない。

∑(・∀・)飯田が死んで一月経った。世間は何事もない。だが、私には大事件があった。
(・∀・)生理が来ない。
(・∀・)きっと、妊娠したのだ。

(´・ω・`)「私はやはり、丙午の女妖だったのか……」
(´*・ω・`)戦慄したが、同時に、安堵も覚えた。子供が生まれる。一人ではなくなる。
(´*・ω・`)飯田が好きだった。彼の子供だ
(*´ω`*)「生まれる子の名前は、飯田さんの名を取って、和子にしようかな……」

(´*・ω・`)来年、十干が巡ってくる。次の丙午がやって来る。生まれる子は、絶対に女の子だろう。それも、化け物のように美しい娘に違いない。

オシマイ
ずっと昔に公開したノベルゲームのシナリオを掲示板小説風にアレンジ。
これはあくまで創作で、丙午の女性云々は迷信です。
他にもイロイロ書いてるので、興味があれば見てみてね。主にエロ・レトロ・鬱な感じの作風だよ。たまにコメディーもあったり。
ttp://wordwordother.web.fc2.com/

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