P「フリーゲームで遊ぼう」ver2 (21)

注意
書き溜めあり。
アイマスキャラがフリゲで遊ぶだけの懐古系俺得SS第二弾です。
基本的に紹介するものが2000年以前の思い出のゲームなので、
現在では動かなかったり入手できなかったりしますが仕様です。
一応、win7でVMware使用の上では起動確認しています。

SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1371553601

注意2
幸運にもまとめサイトに載せて貰え、コメで多くのフリゲの思い出語ってもらえたけど
語ってもらった作品の悉くを当時スルーしてきた>>1なんで、フリゲ探しの感性は察して下さい。
つまるところ有名どころは期待しないで下さい。でも紹介するのは間違いなく良作ですので。
ついでにホラー系はやり(れ)ません。怖いの苦手です。

千早「おはようございます」ガチャ

小鳥「千早ちゃん、おはよう」

P「これで役者が揃ったな」

千早「?? ……プロデューサー、何の話ですか?」

小鳥「私も何も聞いてないんですけど」

P「いや、昨日の話なんだけどさ、亜美たちとゲームしたんだよ」

千早「ゲーム、ですか」

小鳥「プロデューサーさん、ゲーマーだったんですか」

P「まぁ、昔の話ですけど。で、思い出のゲームが結構好評でして」

小鳥「……なるほど! 皆でゲームをしようって事ですね!」

P「話が早くて助かります。このゲームは千早と小鳥さんが一番楽しめるはずなんで」

小鳥「ほほぅ、プロデューサーさんがそこまで言うゲームとは」

千早「あの、私ゲームはあまり……」

P「アドベンチャーだから見るだけでいいさ。時間はあるだろ」

千早「……まぁ、そこまでお勧めされるのでしたら」

小鳥「私ももちろんオッケーですよ!」

P「よしっ! 実は既にノーパソは用意してあるんだ」

小鳥「……パソコン? ま、まさか」

小鳥「ダ、ダメですよ。私はともかく千早ちゃんは……っ」

小鳥「はっ!? ここでオトナの階段を上らせようというプロデューサーさんの崇高な——」

P「あ、そのネタは響がやったんでもういいです」

小鳥「ピヨッ」

P「プレイするのはフリゲです」

千早「フリゲ?」

P「個人作成のゲームだよ。ま、やってみりゃ分かる」

小鳥「フリーゲームですか。そっちは全然開拓してないので楽しみです」

千早「どんなタイトルなんですか?」

P「『ぼさのヴぁ.rpg』だ」

千早「ボサノヴァ……ブラジル音楽でしたか」

小鳥「なるほど、千早ちゃんにピッタリそうな……私は?」

P「あー……タイトルは正直内容と全く無関係だ」

小鳥「え、じゃあどんな内容なんです?」

P「凄く簡単に言うと、伝説の勇者アヴィンが魔王を倒しに行く話……かな」

小鳥「なんか、いかにも王道なRPGって感じですねぇ」

千早「私、楽しめるでしょうか?」

P「ま、ストーリーなんざあってないようなもんだ。取り合えずやってみろ」

小鳥「アドベンチャーなのにストーリー要らないって……」

…………

小鳥「……本当に王道ファンタジーみたいな始まりですね」

千早「混沌の世界を正す勇者……」

『プロローグ「愛されるよりも愛したい、マジデ☆」』

小鳥「……ピヨ?」

千早「タイトルが……?」

小鳥「……」

千早「ブフゥッ!」

小鳥「……パ、パラパラ講座って」

小鳥「一応、プロローグ終わりましたけど」

千早「」プルプル

P「千早が震えているな」

小鳥「これって、まさか」

P「まぁ取り合えず一章やってからで」

小鳥「……はい」

千早「……いきなり魔王の配下と戦うんですね」

小鳥「精神的ダメージ祭……?」

千早「ククッ……」

小鳥「少年ズBって」

千早「ブフホォッ」

小鳥「あの……」

P「そのままラストまで行っちゃいましょう」

小鳥「え……」

…………

P「と、あっという間に終わりましたね」

小鳥「……プロデューサーさん」

P「なんでしょう?」

小鳥「何故、このゲームを私と千早ちゃんに?」

P「説明、要ります?」

小鳥「お願いします」

P「もうお分かりだと思いますが、この『ぼさのヴぁ.rpg』は純度100%のバカゲーです」

P「ギャグの内容はパロディと時事ネタが大半を占めている。そして公開が2000年……」

小鳥「……」

P「100%ネタ理解できるのは小鳥さんぐらいだよなぁ、と」

小鳥「や、やっぱりそういう基準だったんですね!」

P「あと、千早は細かいネタは理解できなくとも十分ツボに入るだろうなと」

P「現に今、過呼吸で会話に入ってきませんからね」

小鳥「……何となく想像はしてましたよ、飲んでミスティオなんて春香ちゃんたちには通じないって」

小鳥「プロデューサーさんの言うとおり、大体のネタ理解できてクスリときてしまった自分が憎いです……」

P「ところで、作品としてどうでしたか?」

小鳥「真面目に語るなら、時事ネタが多くて今の人には楽しめないでしょうね」

P「付け加えるなら作者がゲーム内に出てきたり、色々振り切ってますからね」

小鳥「フリゲなら許されるネタなんですかね」

P「ギャグに関しては割と。ただ、これもう公開してないんですよね」

小鳥「え、そうなんですか」

P「詳しい事情は知らないんで割愛しますけど、一ファンとしては非常に惜しいです」

P「……話が逸れましたね。小鳥さん、楽しんでもらえました?」

小鳥「うーん、悔しいですけど面白かったです。結構、ツボにハマるギャグもありましたし」

P「それは良かった」

千早「私も、想像とは大きく異なりましたがこれはこれで楽しみました」

P「おっ、復活したな」

千早「はい。音無さんのように全てが理解できたわけではありませんが」

P「それでも楽しんで貰えたなら良かったよ」

P「よし、それじゃ次いこうか」

千早「またギャグですか?」

小鳥「千早ちゃんの腹筋を鍛えるのが目的ですね。分かります」

P「……お望みなら『何でも屋セロリー』とか『シルフェイド見聞録』とか『Check mate』とかありますけど」

P「ギャグばっかじゃ飽きるでしょう。アクションゲームをちょいと」

千早「アクション……ですか」

P「あぁ。二人協力プレイだから大丈夫だよ」

小鳥「協力ですか。なら、私がリードするから大丈夫よ、千早ちゃん」

千早「……ではよろしくお願いします」

P「ふふ、内容も知らずに小鳥さんも強気ですね。……まぁ、そんな難易度高いゲームじゃないですけど」

小鳥「ではでは、タイトルをどうぞ!」

P「『スライムは投げるX』です」

P「説明はゲームしながらにしよう。それじゃ、スタート!」

小鳥「私がこの赤いスライムですね」

千早「私が青いほうですね」

小鳥「……」

千早「……」

小鳥「なるほど、木箱を投げてぶつけるわけですね」

千早「だからタイトルがスライムは投げる、ですか」

P(この分だと説明要らないな)

小鳥「よしっ、一面クリアしたわ」

千早「次のステージは……あっ」

小鳥「あの、これいきなり難易度アップしすぎじゃ……」

P「ああ、1-2は鬼門ですね。ジャンプにクセがあるから動く床が対応しにくいんですよね」

千早「音無さんすみません、登れません」

小鳥「任せて! ここは私がパパッとクリアしてみせるわ!」

P(友情だなぁ……これこそ、協力プレイの醍醐味だね)

小鳥「あれ、何か鉄アレイみたいのがありますね」

千早「投げてみます? ……遅い」

P「ああ、鉄アレイは重いから投擲速度が遅いんだ。代わりに攻撃力は高いぞ」

小鳥「なるほど」

…………

千早「……だいぶ進みましたね」

小鳥「1-10……あの黒いのはボスみたいね」

P「ええ。気をつけて下さいね」

千早「私はボス以前にジャンプがまだ……」

小鳥「……攻撃が避けられた!?」

P「ボスですからね」

千早「音無さん、ここは箱を積み重ねて攻撃を」

小鳥「そうね。いっけー!」

P「……おっ、勝った」

千早「次のステージは……敵が盾?を持ってますね」

小鳥「えっ、この敵、普通に回避してくる!?」

千早「後ろからなら避けないみたいですよ」

…………

P「……なんだかんだあって、全クリしたな」

小鳥「サクサク進みましたからね」

千早「音無さんに助けられてばかりでしたけど」

P「いやいや、傍から見てたら千早の活躍っぷりもよく分かったぞ」

小鳥「そうよ。ラスボスにとどめ刺したのも千早ちゃんだったじゃない」

千早「そんな……たまたまです」

P「千早、どうだった。後半はジャンプも上手くなったようだが」

千早「そうですね……たまにはこういうのもいいかとは思えました」

千早「単純操作なので、やっていくうちに上手くなるのも体感できますし」

千早「面白かったです」

P「小鳥さんは?」

小鳥「協力プレイが出来るのは良かったです」

小鳥「私、バッチリ活躍できましたし。ステージもギミックが凝ってて良かったですね」

小鳥「それと……やっぱりゲームはグラフィックじゃないですね」

P「ええ。あんまり言うとアレですが」

P「市販ゲーで言えばFPS系やMGSなんかは美麗なグラフィックがあって、より面白くなった作品だと思います」

P「でも、そこに凝らなくても面白いゲームってやっぱりあるんですよね」

小鳥「だからこそ、フリーゲームってわけですね」

P「ええ……ちなみに、この『スライムは投げる』には続編があります」

千早「続編ですか」

P「ああ。アイテムが追加されたり、スライム以外の敵が増えたりしている」

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