P「職業はプロデューサー!業務以外はアイドルに軟禁されてます」 (62)

【祝え】家族で笑ってディスプレイを囲んでお茶が飲めるSS五作目でございます。
    (祝わせるような数じゃないことくらい分かってる)


過去に書いたSSの続編という読み方もできるSSです。
(つまり、続編であるけども前作読んでなくてもOKなのです)

期待されないと寂しいけど、期待され過ぎるとお腹が痛くなるので、ほどほどに期待してください。



※やる気が湧いてきて書いたら随時投下します、警告すると遅いです。



SSWiki : http://ss.vip2ch.com/jmp/1503247511

P「ワケあって軟禁!業務以外に自由はない」

P「何処かの誰かの力で建てられた豪邸に多くのアイドルと暮らしています」

P「もちろん貞操の危機はあります!」

P「それを勇気と起点で越えていくのがプロデューサーという職業なのですッ!」

ちひろ「アイドルだけじゃありませんよね?可愛いアシスタントもいますよね?」

P「可愛いけど悪魔だし……、小悪魔どころか大悪魔だわ」

ちひろ「あーあ、今月の給料が減りましたねー」

P「軟禁されてちゃ、お金貰っても使えないけど?」

ちひろ「あ!そうですね!じゃあプロデューサーのお金は全部私が貰うということで!」

P「解せぬ」

ちひろ「まあそれはさておき、プロデューサーさんお仕事お疲れさまでした!」

P(これが合図である。この合図で彼女らは何処からともなく現れて、俺を我が家になった家へと引きずり込むのである)

P(最初は抵抗したが、次第に面倒になって抵抗するのをやめた)

芳乃「ぶおおおおおおーーーぶおおおおおおーーー」

P(これを狼煙使うのは最初腹を抱えて笑ったが、今思うと言うほどおかしくはない)

凛「かかれー!」

アイドルたち「うおおおおおおお!!!」

P「な?抵抗しても無駄だろ?僕ちゃん賢いからね、はっきり分かんの」

===

まゆ「おかえりなさい、プロデューサーさん///」

P「いや、帰ってきたという表現よりも連行されてきたという表現の方が正しいwww」

楓「プロデューサーが帰ってきたのでお酒が飲めますね///」

P「紅潮してんじゃねえか、もう飲んでるやん。でも俺は飲まない。絶対にだwww」

響子「今日、プロデューサーさんのお部屋をお掃除したら、こんなものが……///」

P「別に水着の写真集くらい他のアイドルのもあっただろwww」

加蓮「今日は私が晩御飯のあーんする番だよ///」

P「毎日日替わりでアイドルにあーんされてたらありがたみが薄れて何も感じないwww」

卯月「今日プロデューサーのベッドでお昼寝してたら、色々あって潮吹いty……///、おねしょしちゃいましたっ!」

P「潮吹きは恥ずかしがるのにおねしょは恥ずかしくないんだね、っていうか人のベッドの上でナニしてたんだよwww」

ちひろ「給料もですけど、銀行の口座のお金も貰っておきましたよ///」

P「――それは笑えない。それに顔を赤くしている意味が分からない」

凛「で、プロデューサーはお風呂にするの?ご飯にするの?それとも――」

P「お風呂がいい!お風呂ッお風呂ッ~!」

凛「分かった」

智絵里「今日は、私が付き添いですっ……!」

P「そうかそうか。じゃあお風呂に行こうか」

智絵里(今日もプロデューサーさん、頭撫でてくれなかった……)

智絵里「前は……、会うたびに……撫でてくれたのにな……」ボソッ

P「ん?今なにか言ったか?」

智絵里「え!?あ、あの、なにも……」

P(聞こえていないはずないのである。俺はプロデューサーだがラノベ系主人公ではない)

P(現状がおかしいことを知ってもらう為に敢えてアイドルにいつもしていたことで喜ぶことをしない)

P(俺は策士だからな!策士でないとアイドルに天下を取らせることはできない!)

P「そうか、俺の聞き間違いかな」

智絵里(……爽やかに笑うプロデューサーも、かっこいい……えへへっ♪)

P(それにしても最近たまに智絵里が怖い顔で笑う……)

===

P「ㇵッ( ´_ゝ`)フーン」

P「お風呂はええなぁ~」

P(ちなみにお風呂は大浴場とウサミン風呂がある)

P(俺が入っているのはウサミン風呂、すなわち安定のバランス釜だ)

P(菜々さんの強い要望のもとでできたらしい)

P(まあ俺がこの風呂を気に入っているのは一人になれるからだ)

P(この風呂はどう詰めても一人しか入れないので余程の者でないと一緒に入ろうとは言わない)

P(それに加え浴室も狭く、背中を流すにしても過度な密着が恥ずかしがるアイドルは入ってこない)

P(智絵里も入ってこないアイドルの一人だ)

P「極楽極楽~♪」

ガラッ

P「……む」

P(嫌な予感しかしない)

智絵里「あ、あの……お邪魔しますっ!」

P「な、なんでだ!?」

智絵里「やっぱりお風呂場に入るのにタオル巻いてるの、……おかしいですか?」

P「いやいや!その判断は正しい!でも、なぜ入ってきたの?」

智絵里「プロデューサーさんのお背中を、流そうと思って……」

P「でもいいの?身体密着しちゃうよ?」

P(智絵里はこれくらい言えば引いてくれるはずッ!!)

智絵里「それくらい、平気ですっ……!」

P(な、なんだと!!?今までそんなに積極的じゃなかったじゃんよォッ!!!)

智絵里「あ、上がってくださいっ!あと、その、……タオルです。そ、その、巻いて隠してから出てくださいねっ……!」

P(タオルがあるのが救いか……、これがまゆとかだとタオルはなかった。ここはタオルに免じて受け入れるか)

P「じゃあ頼もうかな」

智絵里「――はいっ♪」パァーーーーー

P(表情が一気に晴れやかになったな……)

智絵里「じゃあ、座ってください」

P「おう」

智絵里「…ゴシ…ゴシ…///」コシコシ

P(ゴシゴシ言うわりに力がないから可愛いな……)

智絵里「あ、あのプロデューサーさん……」

P「ん、なに?」

智絵里「痒いところとか、ないですか?」

P「うん、大丈夫」

智絵里「そ、そうですかっ……!」

智絵里「……」

P「どうした?智絵里?疲れたのか?」

智絵里「……」ダキッ

P「え?なになに!!?なんで抱き着くの!!?」

智絵里「……プロデューサーさんが、前みたいにナデナデしたり、可愛いって言ってくれなくなって……」

智絵里「寂しくて……、寂しくて……、」フルフル

P「え!?あの大丈夫だから!今でも智絵里は可愛いし、ナデナデだってするから――」ナデナデ

P(やってしまッた――――――――!!!!なんで俺はアイドルの弱音に弱いんだ!)

P(それにいざ智絵里と向き合うと……)

P(い、いかん!!心頭を滅却すればスタージュエル8400個も安し!!)

P「って、いうわけにもいかないんだよッ!!」

P「シャワー使って泡流し終わったら出るので、あとごゆっくり!!」ジャァーーーーーーーー

ガラッ!ペシッ!

P「やばかったぜ……。ん?あれは……」

P「ち、智絵里のおパンティー様とおブラ様だとっ!!?」

P「し、下着にまでクローバーかよ……って、いかん!見てはいかん!」

P「深呼吸して匂いを吸おうとするのもいかん!被って変態仮面ごっこもいかん!」

P「握ってぬくもりも感じるのも!舐めて健康状態を確かめるのも!いかん!いかん!!いかん!!!」

P「はぁはぁ……」

P「着替えよう……。そして俺は何も見ていない。幸せの四つ葉クローバーパンティー様とおブラ様などいなかった!」

P「むしろ転がってたのは母親のものだと思え……。そうすれば、しょせんパンツだ!パンティー様ではない」

P「あ、でもおブラ様は……。って、いかん!!童貞特有のわくわくとドキドキと好奇心がワンダーランドだぁっ!!」

P「そんなことを言いつつも、手は止めずに着替える辺りが流石ップロデューサー!!目は釘付けだけどね!!」

P「よしっ!着替えた!あとは脱衣所から出て智絵里を待つか……」

===

智絵里「……プロデューサーさん、……そ、そんな大声で……///」

===

P「ん?待てよ?今、これって逃げるチャンスでは?」

P「だって周りに誰もいない滅多ないチャンス!!!」

P「思ったら間髪入れずに即行動!!悪即斬の精神ですわ!!」

P「とは、言ったものの……」

P「なんか広大な庭があって出口がどこにあるのか……」

P「それに黒服さんが巡回してるし、ヘリがライト照らしながら飛んでおる……」

P「……、でも、逃げるのは今しかなんだよなぁ……」

P「……いや、違うな。こんなに広い豪邸だ。逃げたフリをして、豪邸内に潜伏する。で、みんなが俺を探しに行って豪邸の巡回が手薄になったときに逃げる!」

P「もっかい窓から中に入り、どこか適当な部屋に隠れよう!」

===

P「そうして来たのは第二書室!ていうか、書室つくったところで使うアイドルは限られてるだろうに……」

P「まあ敢えて第一ではなく第二書室を選んだワケは、豪邸の玄関から一番遠いところで人もあんまり来ないだろうからだ」

P「それに第一書室があるのにわざわざ遠い第二書室まで来る奴はいないよな」

P「……。それにしても暇だな……。本棚にある本でも見るか……」

P「(絶句)」

P「な、なんでこれが!!?これは俺の家の和室の畳の下にジップロックで封印しておいたエロ本!!」

P「たまに家に押しかけてくるアイドルがいたから、見つからないようにしていたのに……」

P「でもこの右下の端が折れてるのとか丸っ切り俺のだし、付箋つけておいたところも丸っ切り同じ……」

P「じゃあ、あのページのあのシミも……、イカ臭いッ!間違いない!これは俺のだ!」

P「……、ここにあるってことは誰か見つけてここに保管したってことか……」

P「え……、じゃあもしかして……」

P「二重にビニールに入れて、水槽に沈めて砂利で隠しておいたのも……、あった……」

P「冷蔵庫の野菜室の底に敷いておいたのも……、やっぱりあるか……」

P「ん?これは実家にある絵本だ……、ちゃんとした本もあるじゃん懐かしいなぁ」

P「小さい頃、次のページは鼻ほじったら鼻血出して汚しちゃって、泣きわめいたっけ……」

P「――マジかよ……。これも鼻血で汚れてる……。もしかして、コレも俺の読んでた絵本……?」

P「恐ろしいな。これが俺の読んでた絵本だとしたら、アイドルたちは実家の親とも繋がってる……?」

P「まさかな……、でもこんなの集めて何が楽しいんだか……」

P「まあ怖いところではあるが、下手に動くよりはここで夜を明かすのが得策だろう」

===

チュンチュン

P「……!?気付かない内に寝てたか……、まあ最近は落ち着いて寝れてなかったからな」

P「あれ?毛布が……」

文香「スゥ……スゥ……」Zzz

P「俺が抱き枕にされてるよ……」

P「これは起こすべきか、起こさずにここから逃げるか……」

P「でも文香を床で寝かせるワケには……」

モバP(以上のPと同一人物。以下P統一)「それでも、この状況はマズイ……」

P「思いのほか文香の抱き着く力が強い……」

P「普段があんなにも華奢なのになぜ……」

文香「……おはよう、ございます……」

P「ああ、おはよう。起きてしまったか……」

文香「…それは、その、ええと…ずっとこのままがよかったのですか…?」

P「悪くはないけど、よくもないッ!」

P「さぁ!離れた!アイドルたる者、男に抱き着くものではない!」

P(――智絵里『寂しくて……、寂しくて……、』フルフル )

P(…………思えば、冷たくするとアイドルは寂しがるのか……。なら、今度はうんと甘やかしてみるか!)

P「って、いうのは冗談で……」

P(あれ?でもこれだと色んな男に抱き着いていいというニュアンスに聞こえなくもない……)

P「でも、俺以外にはしないでくれよ?」

文香「も、もちろんです」

文香(…これが、独占欲というものなのでしょうか…?……嬉しい…です……)

P「さあ好きなだけ抱き着くなりなんなりしてくれ!何ならできる限りのことはするぞッ!!」

文香「…できる限り、なんでもですか?」

P「あの、なんか物理的とか精神的に無理なものは無理ッ!あと痛いのもエロいのも禁止ッ!!」

文香「え、エロ……///」

P(あれ?エロという言葉が変なことを想像させてしまった……?)

P(まあでも凛じゃあるまいし、そんなきわどい限界をせめたりしないだろ)

文香「…で、では、その椅子に座って下さい」

P「え?この椅子でいいの?それくらい構わないけど――」ポフッ

文香「え、えいっ…!」

P(す、座ったァァァッァァ!!ッ文香が俺の上にィッ!!しかも対面坐位だァァァァッ!!決まったァァァッ!!)

P(これはきわどいエロとまではいかないが……、危ないな……。千葉のネズミをいじるくらい危ない……)

文香「……///」ハァハァ

P(耳まで赤くして、顔を肩に伏せても照れてるのが丸わかりだよッ!そして息を荒くするなァッ!!)

P(……落ち着け、落ち着くんだ。もうなれっこだろこれくらい……)

P(それに文香だッ!耳を舐めたりしない……、でも横目に見えるアノ赤くなった耳……舐めたい……)

P(って、ダメだ!――落ち着け、落ち着け……ん?紙をめくる音?)

P(最近俺の虫の知らせの精度が上がってるんだよな……)チラッ

文香「……///」ペラッ

P「Noooooooooooo!!!!!!何読んでるんだよッ!!!俺のエロ本なんて引っ張り出して!!!」

文香「…その、プロデューサーさんの……好きなシチュエーションに、まだ疎くて……///」

P「これは勉強には向かん!!そんなのが知りたいなら話くらい、いつでもするから!!」

文香「それは、本当ですか?」

P「いつもより食いつきが早いな。……まあすべてではないが恥ずかしくないことまでは話してもいいだろう」

文香「では、今…話してください」

P「え?もしかして、その好みのシチュエーションってのを、か?」

文香「はい」

P「話すって言っても一からか?無理無理、精神的にキツいもん、照れて悶えて死んじまう」

文香「そうですか……、話していただける…というお話でしたので、つい……すみません」

P(うっ!!?心が痛むッ!!でも話したくはない!だが前言撤回というのも……)

P(だ、誰かぁどうにかしてくれぇ……)

バンッ!!

P「と、扉が!!?」

黒服A「――プロデューサー様を第二書室で発見。直ちに確保し、広間へと急行します」

黒服B「すみません。文香様、プロデューサー様を確保いたしますので……」

文香「は、はい……」

黒服C「さあ、プロデューサー様。広間へと向かいましょう」

P(確か来てくれと願ったが、まさか捕まってしまうとはな……)

文香「……」ポツン

===

まゆ「プロデューサーさん、どうして逃げたりなんかしたんですかぁ?」

P「いや、逃げたのは認めるけどさ。逆に訊くけど逃げちゃダメなの?」

P「俺は自由に羽ばたきたいんだよ!そして隙あらば夢を追いかけたいんだよ!」

凛「ふーん。で、その夢っていうのは何?私たちと一緒じゃ叶えられないようなものなの?」

P「え?うーん、夢の内容は後で考えとくよ。まあ何はともあれ俺は軟禁なんてヤダ!」

加蓮「そういう風に私たちを捨てていくんだ」

P「捨てたりなんかしないさ!だってプロデューサーだぜ?そう簡単にアイドルを捨てるか!」

響子「何が足りなかったんですか?なんでもやりますから……」

P「そ、そんな顔するなよ!」

P(うっ、やりづらい……。)

P「何か足りないわけでも、お前たちに不満があるわけでもない」

P「ただ軟禁はいただけない。もう少し一般的な案はなかったのか?」

P「俺が軟禁されてるのは、どこかの女狐に俺の童貞を取られないようにという理由だったが――」

P「はっきり言うと、普通に暮らしているよりもアイドルに四六時中、世話焼かれる方がよっぽど危険だ!」

P「だって、一日は目覚まし係のアイドルの声で始まり、朝御飯あーんの係にご飯を食べさせてもらい」

P「ちひろさんと事務所に向かい、お弁当はアイドルが作ってくれる。帰りはたくさんアイドルが俺の確保に来る」

P「ここに戻ったらアイドルたちに出迎えられて、お風呂かご飯かわ・た・し?とかいう古くから伝わることを言われるし」

P「お風呂には付き添い、晩御飯もあーん係がいる。挙句の果てには添い寝係とかいうのも押しかけてくる!」

P「まったくもってたまらないよッ!!人間をダメにするよ!!俺は一日中Doki Doki 越えて Baku Bakuしてるよ!!」

まゆ「そ、そうだったんですか?」

P「よ、ようやくわかってくれたか?」

凛「うん、わかったよ」

P「そうか、……これでこの生活ともおさらばだ」

加蓮「ようは一日中ムラムラしてるから、オナニーする時間を作るか性処理係をつくれってことでしょ」

P「ちげーよ!何を今まで黙って聞いてたんだよ!軟禁自体のおかしさを追求しているんだよォッ!!!」

響子「でも性処理係なんて作ったら今以上にプロデューサーさんの貞操の危機が……」

P「今の俺の童貞の危機は理解してくれていたんだね」

凛「じゃあオナニーする時間を設けるてっいうのでいいかな?」

P「よくない。なんでだよ!?なんで俺は自慰行為までアイドルに管理されないといけないんだよ!」

P「プロデューサーがアイドルのそういうところまで管理するエロ同人は見掛けるが、逆のなんて……見掛けたことあるな……」

P「って、そんなことはどうだっていい!俺は軟禁という行為に文句を言っているのであって、待遇はまったくもって素晴らしいものだよ!」

P「ここがホテルとかなら大満足だし、大盛況だよ!」

まゆ「ホテルだとしてもプロデューサーさん以外は泊めませんよ?」

P「そういう話じゃないんだよ!!薄々気付いているんだろ?これはおかしいことだって!!」

アイドルたち「……」

P「黙秘か……」

P「そっちがその気ならいいだろう」

P「俺は、ここで死んでやる!」

P(と、ここまで言うと流石に事の重みを理解してくれるだろう……)

P(冗談でも死んでやる、とかアイドルたちに言いたくないけどな)

P(まあ、ここまで言えば解放してくれるだろ……)

P「……。なに?なんでお前ら、俺を囲むの?」

P「え?黙ってちゃ、何もわかんないよ?」

P「ね、ねぇ?にじり寄るの止めて、怖いから……」

P「加蓮?響子?目から光が消えてるよ?」

P「まゆ?凛?そのただならぬオーラは何?」

P「あ、あの、話した結果がこれなのは分かってるが、話せばわかるよ……」

P「週一で軟禁されるなら受け入れるから、な?」

P「わ、わかった、週三でもいい……!!だから、止まれよ……」

P「…………」

P「週三でもダメなら週六でもいい!!だから、止まって…」

P「え?まゆ、今ハンカチに白い粉まぶしたよね……?」

P「ちょっ、凛、俺の腕はそんな強く掴むようなものじゃない!!デリケートなんだ!!」

P「お、おいっ加蓮!俺の足にしがみつくなんてはしたないぞ!!花も恥じらう女子高生だろ!!?」

P「きょ、響子?そんなに強く顔を押さえないでッ!!顎外れちゃうっぅ!!!」

P「ま、まゆ?そのハンカチを俺に近づけ――くぁwせdrftgyふじこlp;」

===

P「――ッ!?ここは?」

P(真っ暗だ……。でも人の気配がする……)

P「だ、誰かいるのか?右斜め前方3メートルくらいにいるよな?」

まゆ「はい。あなたのまゆですよぉ」

P「な、なあまゆ!真っ暗で何も見えん」

P「ここはどこだ?明かりは?」

P「…………何も、見え…………ん」

まゆ「安心してください。目隠しがついてるだけですよ」

P「あ、そうなの。なら安心!と、でも言うと思ったか?」

P「外せぇッ!今すぐにぃッ!」

P「足枷と、手錠も外せぇッ!!」

まゆ「イヤですっ♪」

P(声を荒げてもダメか……)

P「じゃあさ、なんでも一つ言うこときくからさ!それで解放してくれないか?」

まゆ「じゃあ結婚してくださいっ」

P「そ、それはダメ!!」

まゆ「なんでもじゃないじゃないですか……」

P「だってトップアイドルになるのが俺とまゆとの目標だろ?」

まゆ「はい。もちろんトップアイドルになった後の話ですよ」

P「そ、そうか。……でも、結婚とかってさ、そう簡単に決めちゃうもんじゃないだろ?」

まゆ「普通はそうですけど、まゆとプロデューサーさんは運命の赤い糸で結ばれているから……」

P「……」

P(これ以上変に刺激すると、俺もまゆも危険だ……)

まゆ「それにしても、プロデューサーさん……まゆに嘘をつくなんて……」

まゆ「お仕置きが必要ですねっ♪」

P(顔が見えないぶん恐怖指数が高いな……)

P「――ッん!?」

P(猿ぐつわ、か……?何はともあれ話せなくなるのはキツイな……)

P(これでこのSSにツッコミをいれるキャラクターがいなくなったし、逃げられる可能性も激減した……)

===

P(まゆが部屋?を出てからどれくらいたっただろうか……)

P(正直、やることなさ過ぎて暇だ……)

P(最初の内は少し楽しかった、この後はどんな展開かな!?ってワクワクしてなかったでもないが)

P(いざ自分がこういう風に、軟禁どころか監禁されると天地も分からなくなる)

P(エア脳内ネットサーフィンも飽きたし、エア脳内デレステも飽きた)

ガチャ!

P(扉の開いた音や!……、でも誰だ?まゆとは雰囲気が違う……)

P(この波動は……、蒼の波動?……凛!凛だッ!!)

P「――ッん!!」

P(とりあえず、コレ取ってくれアピールをするか)

凛「猿ぐつわ、って言うんだっけ、こういうの……。……プロデューサーの趣味、じゃないよね」

P「――ッん!」

P(……趣味でないかと言われると、うーん……ダメじゃないけど……。まあとりあえず興奮はします)

凛「ふふっ、何言ってるか分かんないよ」

凛「でも、可愛い……」

P(俺は可愛いと言われて喜ばねえ!!それよりも『博学』だね、とか『マッチョ』だねと言われたい)

P(『カッコいい』とか『優しい』は、もう言われなれたからね)

凛「……」クンカクンカ

P「――ッ!!」

P(くすぐったいな!腋に鼻を突っ込んでやがる!)

P「――ッん、りゅん!あんんらあんうろ!!(おい!凛!嗅ぐなら嗅がせろ!!)」

凛「くすぐったい?じゃあ、やめておくね」

P(全然、伝わらね。でもこれきっと本人は伝わってるよ、って顔をしてるんだろう)

凛「……でも、あとでそのシャツ頂戴ね。その…いい匂いだからさ……」

P(顔の見えてない恐怖ッ!!まあどのみち見えてても恐ろしさを感じるがなァッ!!)

===

P(さあて、どうするか……)

P(今は誰もいないが、……逃げることができるか?)

P(正直、これくらいの拘束器具くらいなら壊せる……)

P(でもそれはスタドリ、エナドリを飲んでからの数時間のこと……)

P(少なくとも一日は飲んでいないはず……)

P「……」モガモガ

P(……携帯はポケットに入ってる。……手の拘束器具を壊せれば……)

P(誰かに連絡をいれて、助けに来てもらえれば……)

P(電波が通れば、通話できるはずだ……)

P(でも、……この手の拘束器具……手錠っていってたよな?)

P(荒縄ならなんとか緩くしてって取れるかもしれないけど、まゆだって過去の失敗から学ぶもんな……)

P(ここは神頼みならぬ、よしのん頼み!!)

P(よしのん様!嗚呼ッ、よしのん様ッ!!どうか私をお救い下さいッ!!)

芳乃『よいでしょうー、そなたの願いを叶えるのでしてー』

P「―ッん!?」キンッ

P(手錠が取れた?)

P(よしじゃあ、目隠しと猿ぐつわを取って……!)

P「ヤバいな、よしのん様。どんな力で手錠を……って、そんなことより早く連絡を!」

P「電波つながってるかな?……、あれ?ここ、俺の家じゃん……」

P「一応、あいつらなりに軟禁じゃない別のまともな方法が、拘束して自宅に住まわすことだったのか」

P「んー、まともってなんだっけ?」

P「じゃあ足枷を取るか……でも、これは右と左が繋がってるタイプだから、何か破壊できる器具が必要か……」

P「まあ先に救助を求めないと!……、警察沙汰は勘弁だから」

P「ここは人畜無害な埼玉の誇るギャル(笑)処女ヶ崎……じゃなくて城ヶ崎美嘉に連絡だ!!」

P「出てくれよォ~」プルルルルル

美嘉『もしもし?』

P「オォッ!!美嘉ッ!!……、今、大丈夫か?」

美嘉『え?まあ、いいけど?』

P「あんなー、俺なー、捕まってるのー」

美嘉『……、知ってるけど、あの豪邸でしょ?助けに行くのは流石にムリだよ?』

P「それが今は俺の家に監禁されてたんだよ」

美嘉『毎度思うけど、よくそういうピンチを自力で乗り切ってるよね』

P「今回は自分でも信じられないよ。だから、はよしてくれ。俺は待ってるよ!だから早く助けに来て!」

美嘉『でも、事務所からプロデューサーの家までって結構距離あったよね?』

P「おい。なんで俺の家をさり気なく知ってんだよ」

美嘉『これでもJkカリスマギャルだからね。やってやれないことはないよ』

P「あー、でも車を運転できなければ、タクシーだとうんと料金取られるからな」

美嘉『そうだね。どうすればいいかな?』

P「うーむ。……、香水と変装を持って電車で来てくれ、俺も今から家を出て合流するから」

美嘉『香水と変装はプロデューサーが使うんだよね?』

P「そうだ。よろしく頼むな」ブツッ

P「よし、足枷の破壊をしなくてはな」

P「左右繋がってる足枷は壊すのが大変ってよりも移動方法が限られてるんだよな……」

P(キョンシー跳進法か、ほふく前進が良い。この場合は音を立てぬ方がいいので、ほふく前進で移動することとする)

P(目的地は玄関!そこにある念のために用意していた鉄を切る工具で鎖を断つッ!!)

P(まあ普段ならこれくらい余裕で壊せるけどね。エナドリとスタドリさえあれば……)

P(でも、こうして皆ドリンクに依存していくんだ!俺は止めないとな)

P「と、玄関に着いたワケだが。靴箱を開いて……、靴がいくつかなくなってるが……工具はあるな」

===

P「十分くらいで切れた……。割と疲れるんだよね」

P「よし!とりあえず美嘉と合流するか……」

ガチャ

P「太陽を久しぶりに見るな……。眩しい……」

P「あ、」

加蓮「……あれ?プロデューサー?何しようとしてるの?」

P(や、やべぇ……)

P「い、いやな。加蓮が来るのを第六感とかで感じてな。出迎えに来た」

加蓮「そっか、……嬉しいな。私のために拘束器具まで破壊して……///」

P(なんで信じるの?ちょっとデレかたが病的だろ)

P(しかも病的なデレだけじゃなくて表情も……)

P(ん?まて、加蓮だぞ?病的なんじゃなくて本当に病気なんじゃないのか?)

P「そ、そうならやばい……」

加蓮「何がやばいの?」

P「よし、加蓮。病院だ!病院に行くぞ!」

加蓮「え?プロデューサー?赤ちゃんはまだできてないよ?」

P「そりゃそうだ。営んでいない童貞だもの」

P「つーか、行くのは産婦人科でも泌尿器科でもねーよ!」

P「とりあえずデカい病院!体中すみずみ検査してくれるようなデカい病院!!」

加蓮「デカいので体中すみずみまで……?///」

P「難聴かな?耳鼻科も受診してみるか?――まあ、もろもろ置いといて、検査だ!」

加蓮「赤ちゃんができるか?」

P「有無を言わさず同行してもらいます」

===

P「というわけで、大きな総合病院に連れて行った」

P「加蓮は俺と離れるのが嫌って言ってたけど」

P「俺はそのまま加蓮と一緒に居て、それをまゆとかに見られて再び監禁なんていう未来が見えてるから嫌だなって思ったの」

P「まあとりあえず加蓮には診察が終わるまで待合室で待ってるよ。っと、言ったが」

P「俺は美嘉と駅で合流する!そして解決策を考えて、またアイドルの前に姿を現すだろうwww」

P「……。なんで俺笑ったんだろ?意味わかんない」

P「まあそれはさておき、なんやかんやで駅だ!」

P「改札あたりで待ってりゃ、合流できるだろう」

P「ん?この処女の香り……。美嘉姉だ!俺の方が遥かに年上だけど美嘉姉だ!!」

おばさんA「やーねぇ。処女ですって、駅の真ん中で処女ですって……」

おばさんB「やーねぇ。最近の若者はモラルとかけじめがないわぁ……」

P「処女の香りやwww!処女の香りやwww!!処女の香りやwww!!!」

P「うきゃきゃきゃきゃきゃwwwwwwwwwwwwwwwwwwwwww」

美嘉(あの狂った感じ……プロデューサーかな?)

美嘉(軟禁どころか監禁されてたらしいし、やつれてるのかも……)

P「さあ、美嘉行こうか」

美嘉「え、切り替え早ッ!?」

P「あ、でもその前に変装と香水頂戴」

美嘉「はい」

P「……。これ前になくなった俺の私服用シャツだ……」

美嘉「私が加蓮から回収しておいたの!」///

P「あぁ、城ヶ崎家の香り……」

美嘉「凛の嗅覚対策で洗っておいたの!」///

P「冴えてるな。俺が指示しなくても的確に動いてくれる」

美嘉「まあカリスマJKギャルだからね」///

P「カリスマJKギャルとはいったい……?」

P「ま、私服で変装ってのもおかしいが、大抵のアイドルは俺のスーツ姿しか見てないから大丈夫だろ」

P「香水で嗅覚対策も万全……!!とりあえず、どこに逃げるか……」

P「一ヶ月分はアイドルたちに仕事入れたし、事務仕事はちひろさんがどうにかするだろうし……」

P「逃げていられるのは約一ヶ月……、実際は再来月分の営業もあるからもっと早く戻らないとならない……」

美嘉「一週間も経てば、多分なにもしなくても収まると思うよ?」

P「いやいや、そんなに簡単なら問題にならんだろ」

美嘉「一週間たてば、分かるよ」

P「お前にはどんな未来が見えているんだよ……」

===
P「俺は一週間を使い修行することを美嘉に誓い、旅に出た」

P「それは俺の中にある煩悩を滅するためだ」

P「俺の気持ちは浮ついている。そのためにアイドルはそこに付け込もうとする」

P「――ならば付け込む隙のない男になればいい!!」

P「そう思い修行をしたら早一週間後は今だ……」

P「俺の修行の成果は煩悩の滅却ではなかった」

P「それこそ俺が習得したところで意味のないものばかり……」

P「二重の極みを習得するところまではよかった……、まあ予見眼≪ヴィジョン・アイ≫も役に立つが……」

P「今思うと、龍形氣功鍛針功とかゴットハンドの特訓に至っては意味が皆無だったな」

P「と、気付けば事務所だ。まあ今度は拘束されても素で逃げられるから安心だな」

P「ただいま!!」

凛「……あ、……」

まゆ「ぷ……、……」

ちひろ「……プロデューサーさん……?」

加蓮「……ぷ、プロデューサーぁっ!!」

P「な、なんだよ!急に抱き着いてくるなよッ!びっくりするだろ!?」

智絵里「……だって……」

文香「……寂しかった、ので……」

P「え?だって一週間だよ?1/4ヶ月だよ?……。そういうと長く感じるな……」

まゆ「もう軟禁も監禁もしませんからぁっ!何処かへ行かないで下さい……っ!」

ちひろ「もう搾取なんてしませんからぁっ!」

凛「プロデューサーの匂い……。……、もう離さない」

P(美嘉はこんな未来を見通していたのか……)

P「まあ別にお前たちを嫌いになって出て行ったワケじゃないんだ」

P「好意を抱いてくれるのはうれしいが、アイドルとして節度を持った行動をしてくれよ?」

智絵里「は、はいっ!」

加蓮「わかった」

P「あと凛と加蓮!」

凛 加蓮「……なに?」

P「俺のワイシャツを勝手に持っていくな。許可をとれ」

凛 加蓮「……はい」シュン

P「許可が下りれば持っていけるという条件をありがたく思えよ。普通は止めろって言って終わりなんだから」

P「まあ各人、修正すべき行動は幾つかある!規制はするが、完全にはしない」

P「完全に規制してアイドル活動に支障を来したら困るからな」

まゆ「じゃあ一緒の布団で寝ていいんですか」

P「うーむ。お昼寝くらいなら一緒にしてもいいだろうが、夜はダメだ」

文香「では、プロデューサーさんの膝の上での読書は……?」

P「まあ業務がない時間にならいいかな、でも夜はダメだ」

智絵里「また一緒に……お風呂、入ってくれますか?」

P「はいっ♪それは昼夜問わずダメです。……、っていうかさ、智絵里はそんなに積極的だったけか」

智絵里「それよりも、…その完全には規制しないんですよね?」

P「まあそうだけど……、……!そうだ、夏には一緒に海とかプールに行こう!それでいいだろ?」

智絵里「は、はいっ!ありがとうございます♪」

凛(上手いことデートにこじつけた)

まゆ(もちろん海やプールに行くときは同行しますっ!)

P「他は追々でいいよな?なにかある?」

ちひろ「あ、あの、前のようにドリンクを七桁買って下さいとは言わないので、せめて六桁は――」

P「買わん。でも、完全には規制しない約束だし……必要分は買うことにするよ」

ちひろ「(´・ω・`)」ショボン

P「はぁ、なんかようやくまともな事務所になった気がする」

===

P「それからは通常に業務ができています」

P「桁が可笑しなドリンクの購入を強要されなくなったし」

P「アイドルに軟禁も監禁もされない、当たり前だけどありがたい日々……!!」

P「それを噛みしめながら大々的にアイドルをプロデュースする傍らひっそり生きています」

P「でも、なんか過激な誘惑がないので物寂しい気持ちもあります」

===

まゆ「今の聞きましたぁ?」

凛「もちろん」

===

P「あ、こんなところに盗聴器……」

P「イヤな予感が致します。」

P「まあモバついてない前置き臭いカスだし大丈夫かぁ!」


     ―完―

モバの重要性!モバの重要性!

慣れてきた頃が一番危険というのは本当だった。

HTML化してきますねっ♪

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