健夜「りんご!一緒に食べられるね!」京太郎「ヒェッ・・・」 (45)


今日は短いですがまったりいきます
全部できていないので気合入れるために作成しながら投下します
宜しくお願いします

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咲のSS 今回のアラサーシリーズ

はやりん「私の少年」京太郎「ヒェッ・・・」
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理沙「アルノ!」 京太郎「ヒェッ・・・」
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晴絵「なぜ笑うんだい?」京太郎「ヒェッ・・・」
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チュン チュン チュン

京太郎「んー……朝、か?」ゴシゴシ

健夜「あ、起きた?京太郎くん」

京太郎「は……あ、はい」ムクッ

健夜「お腹すいてない?モーニングでも頼む?」スッ

京太郎(あっ、イイ匂い……)ムクムク


健夜「京太郎くん?」

京太郎「朝御飯も良いですが……」ガッ

健夜「へっ?」

京太郎「その前に憧さんを頂きたいな!」チュ

健夜「昨日あんなにシたのに――んぅ!」

京太郎「ほらっ、もっと吸わせて」ムチュー

健夜「んふぅ……ぅん///」チュムチュム


京太郎「カワイイよ、憧さん」ニチュニチュ

健夜「やっ、そっちは///」

京太郎(おっ、濡れてる……)バキバキ

健夜「////」ニギッ

京太郎「あわっ……」

健夜「こんなおっきくしちゃって」ペロッ

健夜「イケナイ子////」チロチロチュッ

京太郎「ん……///」


この女性、福与憧さんとは出会い系サイトで知り合った

日々漫然と過ごしていた俺は出会いを求めていた

ある日、中学時代の先輩から出会い系を紹介してもらい

登録してみたところ20代前半の麻雀好きの女性がいた

麻雀の接点があるから慣れる為に絡んだところ話が合い

IHで東京に行く機会があり実際に会ってみたが

好きな漫画やテレビ、それと麻雀の話で盛り上がり

カラオケで間違って抱きしめてしまったらキスをされ

俺の理性も崩壊し、熱い夜を過ごしたのであった


シャアアアアア

京太郎「憧さーん、モーニング届きましたよー」

健夜「~~~~♪」

京太郎(シャワー浴びてて聞こえないか)ジー

京太郎(でもラブホのシャワーって新鮮だな)

京太郎(外からシャワー丸見え……ソソるぜ!)ジュルリ

京太郎「と、イカンイカン、もう流石に勃たねぇわ」

京太郎「ゴムも自販機のまでも使い切ったしな」

京太郎「大人しくテレビでも見るか」ポチッ


恒子『いえーい!良い子のみんな見てるかなー?』

恒子『プロ麻雀士のギコチナイ体操はっじまるよ~!』

健夜『テヘペロ』グギ

恒子『ぎっくり腰で休養になったはやりんの代打』

恒子『37歳の小鍛治健夜!アラフォーのすこやんだー!』

健夜『アラサーだよ!まだ27歳だよ!!』


京太郎「……え、小鍛冶健夜……プロ!?」


健夜「バレちゃった、かぁ……」

京太郎「!!?」ビクッ

健夜「ごめんね、名前も年齢もごまかしてたの……」

京太郎「…………」

健夜「軽蔑、したよね処女でアラサーなんて……」

京太郎「いや……その……」

健夜「でも、お互いの気持ちが通じ合っていれば――」

京太郎「俺、実は長野県に住んでいて……」


健夜「りんご!一緒に食べられるね!」

京太郎「ヒェッ・・・」


健夜「スキーできるね!温泉入れるね!」

健夜「はくさい!わさび!くるみ!ぶなしめじ!」

健夜「レタス!セロリ!アスパラガス!加工用トマト!」

健夜「薬用人参!えのき茸!カーネーション!」

健夜「トルコギキョウ!アルストロメリア!」

健夜「信濃川・連続アーチ橋・浮橋の長さ日本一だね!」

京太郎「ごめんなさい!無理です!!」ダッダッダ

健夜「あ……」


健夜「……」グスッ


数ヶ月後


京太郎「…………」ボー

和「須賀君、最近ボーっとしてますね」

咲「何かあったのかな・・・?」

優希「どーせ、えっちぃことでも考えてるんだじぇ」

久「いえいえ、これは事件の匂いがするわね」

まこ「アンタは勉強せんでいいんか受験生」


コン コン コン


まこ「ほれ客じゃ、暇なアンタがおもてなしせい」

久「えー、人使いが荒い新部長ねぇー」ムクリ

和「元部長がそれを言える資格がありますか?」

久「酷っ!」

優希「のどちゃん、地味に言葉キツいじぇ」

京太郎「…………」ボー

咲「京ちゃん、大丈夫?」


「ここに須賀京太郎って男子部員いますよね?」


京太郎「え……?」

久「えっと……あれ?福与アナ?なんで?」

和「取材か何かですかね?」ヒソヒソ

優希「優勝インタビューは済んでる筈だじぇ」

まこ「アポは何もなかったぞ」

咲「今、京ちゃんのこと言ってなかった?」

恒子「……」


まこ「どうも、部長の染谷です」ペコリ

まこ「うちの須賀に何か御用でしょうか?」

恒子「ああ、そいつが須賀ね……」キッ

まこ(京太郎!お前、何かやらかしたんか!?)チラッ

京太郎「え?あの、俺に何か――」

バシィッ!


京太郎「っ……!?」ヒリヒリ


久「ちょ、ちょっと!いきなり何するんですか!!」

和「スナップの効いた良いビンタが入りましたね」

優希「え、えぇ……?冷静に分析してる場合か?」

咲「京ちゃん!大丈夫!?」

京太郎「いっ……たっ……」

まこ「ウチのもんに何さらしとんじゃゴラァ!!」

恒子「……それはこっちの台詞よ」


恒子「私はすこやんの……いえ」

恒子「小鍛治健夜プロの親友、この意味分かる?」

京太郎「!?」ハッ

恒子「……」

京太郎「お、俺……その……」

ドゴァッ!!

京太郎「ゲフゥ!ッハ!」

和「まさかの後ろ回し蹴り、虚をつかれましたね」

優希「おいおいおい!死ぬじょ、京太郎が!!」


咲「何やってんるんですか貴女!」

まこ「なんじゃぁお前!!」

久「福与アナ、警察呼びますよ?」

恒子「オメェらウルトラマンにでも守られてんのか?お?」

咲久まこ「ヒェッ・・・」

京太郎「すみません……でした、でも――」

ベドシィッ!

和「川掌!腕・腰・脚の動作が見事です!!」

優希「のどちゃん、少し黙れ、な!」ポンポン


恒子「直接は聞いていないわ、いえ聞けなかった」

恒子「あんなに悲しそうな顔をしてたしね」

恒子「キモいくらいハイテンションからあんなに……」

恒子「でもスマホを盗み見して分かったわ」

恒子「男に、それもこんなガキにヤり捨てられた!」

恒子「乳臭いくせに乳が無くモテ要素も皆無」

恒子「甘い声を掛けたら直ぐに釣れるくらいチョロい」

恒子「さぞ都合の良い女だったんでしょ?」


京太郎「そ、そんなことは――」

恒子「黙れ小僧!お前にすこやんの痛みが癒せるのか?」

恒子「彼氏も男友達すらいなく、年齢=喪女がすこやんだ!」

恒子「リア充にもなれず、セフレにもなりきれぬ」

恒子「哀れでモテない、寝間着はジャージで糞ダセェ」

恒子「結婚したいと宣うが努力が全く見られない」

恒子「私の……私の、最高の友達なの!!」

久「あのー、本当に親友なんですか?」


咲「めちゃくちゃディスってますよね?」ヒソヒソ

まこ「じゃのう……」

和「最高にネタ的に面白い親友と言いたいのでは?」

優希「のどちゃん、何か嫌な事でもあったのか?」

京太郎「だって……」ボタボタ

京太郎「だって!俺なんかじゃ釣り合いません!」

恒子「なん……だと……?」


京太郎「あんな素敵な人……俺なんかじゃ……」

恒子「素敵?いやいやくだらんジョークは止めなよ」

京太郎「本当は好きで好きでしょうがないんです!」

京太郎「一日だって忘れたこともありません!!」

恒子「うそ……だろ……?すこやんだよ!あのすこやん!」

京太郎「でも、あの人はプロでそれもトップクラス」

京太郎「そんな人の隣に、ただの学生の俺がいたって……」

京太郎「きっと将来、邪魔になってしまう……」


「そんな風に想ってくれていたんだね……」ガチャ


健夜「…………」

恒子「すっ、すこやん!え?なんでいるの!?」

健夜「ごめん、こーこちゃんの様子が変だったから」

健夜「こっそり、向こうから後を付けて来たの……」

京太郎 「健夜さん……俺……」

健夜「てっきり遊ばれちゃっただけかと思ったの……」

健夜「でも京太郎君、私は貴方の事を愛しています」

健夜「その気持ちだけでは……いけない?」


京太郎 「だって!俺なんかより……」

京太郎 「もっと良い人からアプローチがある筈!」

恒子「そんなのあるわけねーじゃんww」

まこ「アンタは少し空気読みんしゃい」ベシッ

健夜「そっか、私の肩書から色んな事を想像して」

健夜「自分から身を引いちゃったんだね……」

京太郎 「……」


健夜「確かに若過ぎる君と結ばれて……」

健夜「結婚生活や育児で麻雀に費やす時間が減る」

健夜「その結果、雀力が大きく衰えるかもしれない」

京太郎 「だから、トッププロの貴女にそんな――」

健夜「でも……それが何?」

健夜「逆に貴方は、私の肩書を知らずに抱いてくれた」

健夜「1人の女性として愛してくれた」

健夜「私は……それがとても嬉しかった……」

京太郎 「健夜さん……」


健夜「私の事を想い続けていてくれたから」

健夜「私も決心がつきました……」

京太郎 「……」

健夜「結婚してください、御願いします」ペコリ

健夜「例え、プロとして弱くなったとしても」

健夜「それは私が決めた道で後悔なんてありません」

健夜「貴方の隣にいさせてください」

京太郎「――――!!?」


京太郎「…………」

健夜「…………」

京太郎「……ありがとうございます」ギュ

全員「!!?」

京太郎「俺は覚悟がありませんでした」

京太郎「でも、貴女の勇気が後押ししてくれた」

京太郎「かなわないなぁ、健夜さんには」クスッ

健夜「えへへ……」ポロポロ


京太郎「仮に健夜さんが無一文になったとしても」

京太郎「絶対に俺が食わせます!養います!」

京太郎「どんな仕事だってやりますし」

京太郎「仕事が無かったらりんご農家にでもなって」

京太郎「一面の畑を作って毎日プレゼントします!」

京太郎「俺のりんごを食べてください!!」

健夜「京太郎君……////」


咲「京ちゃん、りんごは木に生るんだよ?」

京太郎「え?あっ!ああ、そうか!」

優希「やれやれ、これから大丈夫か?馬鹿犬」

和「馬鹿猿は木から落ち続けると言いますしね」

久「それより須賀君の歳で結婚は法律が……」

恒子「うっそぉ!すこやんなんかに先越された!!」

まこ「ご愁傷様じゃの」


京太郎「ああっ、えーと!」

京太郎「すみません健夜さん!もう一回御願いします」

京太郎「もう一回!ちゃんとプロポーズを――」

健夜「いいよ、やり直さなくても♪」

京太郎「へ?」


健夜「りんご!一緒に食べられるね!」ニコッ



カン


くぅ~疲、ご視聴ありがとうございました
たぶん、もうシリーズものはやらないよ
ではまたどっかで、バイナラ

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