はやりん「私の少年」京太郎「ヒェッ・・・」 (64)

咲SS まったり

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ピピピ ピピピ ピピピピピピp

はやりん「……はやや!」ガバッ

はやりん「寝坊した!超 Very Bad!!」

はやりん「遅刻遅刻ぅ!」ダダダ

モブ「あれ?お客様?ちょ――」

はやりん「バイバイビー☆」


はやりん「初日から飲み過ぎて遅刻じゃ」モグモグ

はやりん「かなりヤバイ、って」モグモグ

はやりん「感じだよねー☆」ダダダ

 ド ン ッ!

はやりん(はやや!?子供にぶつかっちゃった!)

「い……イタタ……」グスッ

はやりん「君、大丈夫!怪我はない?」ブルン

京太郎「ヒェッ……」ビクッ


京太郎「うわぁああああん!!」

京太郎「おっぱいオバケがぶつかってきたー!」

はやりん「オバっ――」

京太郎「わぁああああん!!」

はやりん「は、はやややや!」アワアワ


瑞原はやり 少年と出会う


はやりん「ど、どうしよ!とりあえず病院――」

はやりん「……って、あれ?」キョロキョロ

はやりん「ここ何処だっけ?」

はやりん「大宮にしちゃ街がこじんまりとして」

京太郎「ここ長野県だよぉ……」グスグス

はやりん「わけわかめ☆」


はやりん(あるぇー?確か今日は……)

はやりん(ハートビーツ大宮に入団の挨拶の日)

はやりん(じゃない!え?まだ3月!?)ピッ

prrrrrr prrrrr

はやりん「あ、着信、ゆうこちゃん?」

裕子『はやりさん!ホテルの人が慌ててましたよ!』


慕ちゃんとリチャードさんの結婚式に参加

日程が被ってた大学の卒業旅行に参加できなかった

年下の知り合いである佐藤裕子ちゃんと飲み

やっぱり卒業旅行したいということになって

ゆうこちゃんを無理やり付き合わせて長野へ


はやりん「何という設定、インド人もびっくりだ☆」


京太郎「わぁああああん!!」

はやりん「って!この子を忘れてたよ!!」

はやりん(でも土地勘ないんだよね~)

はやりん(というか東京でお酒飲んでからの記憶が無い)

はやりん「めんごめんご、ゆるしてチョンマゲ!」

京太郎「わぁああああん!!」

はやりん(うっ、ウケてない……)ガビーン


はやりん「きみ~病院はどっちかなぁ?」

京太郎「ここから遠い……」

はやりん(ゆうこちゃんをアッシー代わりにするか)

京太郎「家ならすぐそこ……」

はやりん「ゲッツ!!そうしよ☆」

はやりん(ちゃっちゃと親御さんに謝ってドロンだね)


京太郎「ここ……」ガチャ

はやりん「あれ?お母さんは?」

京太郎「いない……」

はやりん(……いない?)

はやりん(どういう意味かな――!?)

京太郎「…………」


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 ̄ ̄ ̄゜人 ̄/;;;:.....  ;ヽ|:. |((,) ̄ ̄ ̄ ̄ _/ BIBLO/.   ||ヴァ||/;;;:.....   ;ヽ~
 ノ~~~ゞ| |γ;;::::;;;;  ⌒ :) ̄ ̄ ̄{/|~~|   v 〔ニニニニニ〕___ || ン. ||#;;;;;;;;::;; 人)
(;;;;;;::. )| (;;;;;;;;;;;::::::::::::/三三三|/(/;,,,,..ゞソ|| ;,,,、.    ||.iii■.|| . タ||,,;;;;::::: Z∀・)



はやりん(な、なに……この部屋……)チラッ

はやりん(物や服、ゴミが……)

はやりん(それにあちこちに食べ物が散乱)

京太郎「……」グスッ

はやりん(それにこの子の様子……)

はやりん(もしかして虐待とか……)ゾクッ

京太郎「カピー!またやったなーーーー!!」


はやりん「……はい?」

カピ「(・ω・)キュ?」モゾッ

はやりん「わー!カワイイー☆」



はやりん「と、いうことがあってね」

裕子「はぁ、そうでしたか……」

はやりん「お家で手当てしてあげハッピーエンド!」

裕子「ホテルの人に注意されてた私はバットエンドです」


裕子「大体、手当だけならすぐに帰ってこれましたよね?」

裕子「今何時だと思ってるんですか?」

はやりん「お昼、過ぎてるね☆」キャハ

裕子「どうせ、カピパラと遊んでたんでしょう!」

裕子「何かあったかと思ってもう一泊追加しましたんで」

裕子「当然、代金はやりさん持ちですよ」

はやりん「はややー!」


ブロロロロロ

裕子「茅野市、長野県南信地方の市」

裕子「八ヶ岳、白樺湖、蓼科高原、車山など」

裕子「観光資源を多く抱える諏訪地方有数の市である」

はやりん「ねぇねぇ、ゆうこちゃん」

裕子「なんですか?」

はやりん「お腹が減ったゾ☆」グゥゥ


裕子「お昼食べてこなかったんですか?」

裕子「私はまだ観光ドライブしたいんですけど」

はやりん「い、一緒に食べようよぉ~」グゥウゥゥ

裕子「はやりさんと一緒に食事は当分したくありません」

裕子「またお酒で酔って連れまわされて」

裕子「今度はとうほぐとか死国にいたら絶望してしまいます」

はやりん「はやぁ……」


裕子「それでは私はこのまま夕食も済ませてきますので」

裕子「はやりさんはどうぞごゆっくり」

ブロロロロロ

はやりん「ゆうこちゃんのすっとこどっこーい!」

はやりん「へーんだ!それなら圧倒的豪遊をしちゃんもんね☆」

はやりん「はやぁ……」グギュルルグゥ

京太郎「ヒェッ・・・」ビクッ


はやりん(あれ~?今日ぶつかっちゃった子)

はやりん「おこんばんは☆」

京太郎「オバケの人!」

はやりん「おっ、オバケじゃないよ~!」グギュグギュウ

京太郎「でもおっぱいの下から叫び声が――」

はやりん「これはお腹減ってるだけー!////」


ファミレス

はやりん「はむ はむ はふ」

京太郎「……」

はやりん「うし くちゃ うし」

はやりん「はぐ はぐ はぐ」

はやりん「ゴク ゴク プハァ!」

はやりん「それで、こんな時間に一人でどうしたの?」キリッ

京太郎「……」


はやりん「もう少しで晩御飯の時間じゃないの?」

京太郎「一杯……食べるんだね、お腹大丈夫なの?」

はやりん「だいじょうV☆」

京太郎「そうなんだ……」

はやりん「…………」ゴクゴクゴク

京太郎「…………」

はやりん「……何かあった、のかな?」


京太郎「カピー……動物園に行くんです……」

京太郎「ボクが拾ってきたんだけど」

京太郎「汚すし咬んだりするから駄目だって」

はやりん(ああ、今日のカピパラちゃんか)

京太郎「ちゃんと飼えないならカピーも可哀想って」

はやりん(まぁ当然、かな)

京太郎「カピー……」ポロポロ

はやりん「…………」


はやりん(これは人様の家庭の問題だし)

京太郎「うっ……うぅ……」グスグスッ

はやりん(私は部外者、なんだけど……)

はやりん「……」ダキッ

京太郎「ふぇ……」

はやりん「大丈夫だよ、大丈夫」ヨシヨシ

はやりん「おねーさんが一緒にお願いしてあげるよ☆」

京太郎「……うん」コク


裕子「持ってきましたよ、ノートパソコン」

はやりん「ありがと、ゆうこちゃん!」

はやりん「説得するにはちゃんと資料を用意しないとね」

はやりん「えーと、カピパラの飼い方飼い方――」カタカタ

裕子(まぁ、親の立場からすれば知らない人がいきなり現れれば)

裕子(普通は通報されちゃうかもですしね~)

京太郎「…………」


はやりん「できたー!バッチグー☆」

はやりん「ゾウが踏んでも壊れないレベル」

裕子「それで、この子送ります?」

裕子「はやりさん、お酒飲んじゃってるんでしょう?」

はやりん「ほんの少しだよぉ」

京太郎「うん、ビール10杯ぐらい」

裕子「…………」

はやりん「……ウィック★」ゲフー


裕子「相手先の玄関で吐いて……」

裕子「付き添いの私が怒られる未来が見えるのですが……」

はやりん「君!」ガシッ

京太郎「わわっ!」

はやりん「その資料を見せてご両親に一人で説明すること!」

京太郎「一人……で」

はやりん「カピーをしっかり飼うって情熱を見せるの」

はやりん「きっと分かってくれる!」


京太郎「う、うん!」

はやりん「それでも駄目なら、おねーさんがなんとかするよ☆」

裕子(できるかなぁ……ん?)

警察「あのー、すみません」

警察「近所の方から通報があったのですが……」

警察「そちらの子供と貴女方はどういった関係で?」

京太郎「ありがとー!お姉さんたち!」ダダダ

警察「……あれ?」


はやりん「は、はやや!やややややや!」ビクビク

裕子(あ、危なかったー!)ビクビク

裕子「ええと、その何か怪我してたみたいでー」

裕子「その手当をしてあげたって感じで」

はやりん「そそそそ、そうなんでしゅ~!」

裕子「やましい事なんてこれっぽちも、ねぇ~」

はやりん「当たり前田のクラッカー☆」


警察「そうでしたか、では失礼しま――ん?」

京太郎「おっぱいのおねーさーん!」ブンブン

はやりん(あ、少年☆)ヒラヒラ

京太郎「お姉さんのおっぱい!」

京太郎「最初は怖かったけど!あったかくて!」

京太郎「とっても気持ち良かったよーーーー!!」

警察「」

裕子「」

はやりん「★」


裕子「アンタ!ナニヤッテンダー!!」

はやりん「はやややややややややy」

警察「やっぱり署まで同行願えますか?」ズイ

裕子「ヒィイイイイイイ!」

はやりん「ヒィイイイイイイ!」

京太郎「?」キョトン


翌日

はやりん「いやー!誤解が解けて良かったね☆」

裕子「そっスね」プイッ

はやりん「少年、あのまま別れちゃったけど」

はやりん「カピーはどうなったかな~?」

裕子「知らねぇよ」

はやりん「……」

裕子「……」


はやりん「ゆ~う~こちゃ~ん!ごめんってば~☆」

裕子「あー!はいはい、許しますよ」

裕子「ちゃんと反省してくれたらいいです」

裕子「貸しはちゃんと返してくださいね」

はやりん「うっ、ぜっ、善処するよ★」

はやりん「ところでどうなったか様子を見に――」

裕子「アンタ反省してねーだろ」


はやりん「うぅっ……」

裕子「誤解は解けても、家まで行ったのが見つかれば」

裕子「今度はそう簡単に弁解できませんよ!」

裕子「下手したらプロ入りも無くなっちゃいますって」

裕子「少なくてもこっちからは動けません」

裕子「てか、今日帰るんですから問題起こさないでください」

京太郎「おねーさーん!」スタタ

はやりん「あっ☆」


裕子「お、おはよう、どうしたのかな?」ビクビクキョロキョロ

京太郎「カピー!飼ってもいいって!」

はやりん「おどろ木ももの木さんしょの木」

はやりん「良かったね☆」ニコッ

京太郎「うん!お父さんもお母さんも納得してくれた!」

京太郎「上手く話せたの、おねーさんのおかげだ!」ニパッ

はやりん「」ドッキーン


京太郎「じゃあボク、学校あるから!」

京太郎「また遊んでねー!」ダダダ

はやりん「ま、またねー///」

裕子「ふぅ、『またねー』じゃないですよ」

裕子「東京に帰って大宮に行く準備しないと――」

はやりん「…………」


裕子「……はやりさん?」

はやりん「え?な、何?」ハッ

裕子「まさか一回りも小さい子に本気に……」

はやりん「そ!そそそ、そんなワケないじゃん////」

はやりん「さぁ、帰るよ!プロの世界が待ってるんだから☆」

裕子「……」


はやりん(バイナラ……私の少年……)


京太郎「――と、まぁ、幼少期にそんなことがあって」

咲「…………」

和「…………」

優希「…………」

久「…………」

まこ「…………」


久「巨乳の女性に抱き着かれて巨乳好きになった、と」

まこ「京太郎、そんな嘘話を免罪符にしてものう」

和「私の胸をジロジロ視姦するなんて許せるとでも?」

優希「馬鹿犬じゃなくてエロ猿だじぇ……」

咲「京ちゃん……サイテー……」

京太郎「なっ、なんだよぉ!仕方ないだろぉ!!」

和「有罪です、ギルティ!」スチャ

京太郎「ヒェッ・・・!俺は逃げる!」ダダダ

優希「逃げるな!エロ犬ー!」


はやりん「うぃ~ヒック!もう一軒いぐどー☆」

良子「居酒屋はまだどこもノーオープン」

裕子「なんで夕方からデキ上がっちゃいますかね……」

良子「それはそうとロケでは色々サンキューです」ペコリ

良子「長野県なんてそうそう来ませんし土地勘ナッシング」

裕子「いえいえ、私たちも昔来た事あっただけで――」

はやりん「良子ちゃーん!ゆうこちゃーん!早くー!」


良子「はやりさん、何かオフェンシブな事でも?」ヒソッ

裕子「あー、実は結婚したお友達の――」ヒソヒソ

はやりん「結婚!!」シュババババ

裕子「ヒエッ……」ビクッ

良子(すっげーデビルイヤー)

はやりん「うわぁああああん!!結婚じだいよぉおお!!」

裕子「路上で泣き出しやがったぞこの人……」


はやりん「慕ちゃんに会ったらね!子供が3人もいたの!」

はやりん「私の前でも旦那さんとイチャイチャしやがるしさぁ!!」

はやりん「閑無ちゃんも杏果ちゃんも結婚しちゃったし!」

はやりん「あーん!早く来てよ私の王子様ー!!」ビエェェン

良子「めんどくせぇ、ベリーめんどくせぇ」

裕子「何度か話はあったでしょうに……」

はやりん「イケメンで高身長で優しくて若くて金髪でないと――」

良子「あ……これはインポッシブル……」


裕子「若くて金髪って……全く、未だにあの子と重ねて……」

良子「あの子、とは?」

裕子「あー、大昔に色々ありましてね~」

はやりん「むかし、むかしってうるさぁああああい!!」

はやりん「ゆうこちゃんのすっとこどっこーい!」ダダダ

裕子「ちょ、いきなり走ると危な――」

 ド ン ッ!

はやりん「はやや!?」スッテンコロリン

「い……イタタ……」


裕子「す、すみません!この人いきなり走って――!?」

京太郎「いえいえ、こちらこそ前見てなくて」スクッ

良子(オゥ パツキン の YOUNG MAN)

裕子(わっ……もしかして、でもこんな身長大きく……?)

はやりん「…………」

京太郎「大丈夫ですか?」スッ

はやりん「……」ジッ

京太郎「?」


はやりん「カ、カピパラの……」オズオズ

京太郎「…………!」

はやりん「カピーくん……げ、元気かな?」

京太郎「……」

はやりん「……」

裕子「……」

京太郎「ウチにカピーなんてペットはいません……」


はやりん(そ……そうだよね……)シュン

はやりん(そんな偶然、あるわけないよね……)スクッ

京太郎「その子供のカーピィならいますよ」

京太郎「おっぱいのおねーさん」ニコッ

はやりん「――――!」

裕子「!?」

良子(逆光源氏計画的な展開か何かですかコレ?)


京太郎「……」

はやりん「……」

京太郎「ずっと……覚えていてくれたんですね……」

はやりん「……」クスッ

はやりん「モチのロンだよ」ニコッ


はやりん「私の少年☆」



カン!

くぅ~疲、寝る!

明日のよりん

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