【ミリマス】765学園物語B √RRR (22)

海美「うーん良い天気!」

P「そうだな、風も気持ち良い」

8月10日の早朝、俺は海美とランニングをしていた

付き合い始めてから再開したことだが、数年経った今ではすっかり日課となっていた

海美「こうやって朝からPと一緒に汗を流すと今日も良いことあるかも!ってなるんだ~」

P「嬉しいことを言ってくれるな、なら俺も今日も一日海美にとって良い日になるように頑張らないとな」

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海美「それじゃあ駄目!」

P「えっ、何でだ?」

海美「私だけじゃなくて、Pも一緒に良い日だなって思えるような日じゃないと」

海美「私だけ良い日でも意味ないの!」

P「…そっか」

愛おしくなり、海美の頭を撫でてやると海美が身体を預けてきた

海美「あっ、私汗臭くない?」

P「大丈夫、汗の臭いはしない、俺の好きないつも通りの海美の匂いだ」

海美「え、えへへ…♪」

そのまま海美を膝枕する

海美「Pの膝枕大好き」

P「そうか?硬くないか?」

海美「硬いよ?でもね、なんかこう…安心するんだ~」

P「良くわかんねえな」

海美「私だけが知ってればいいの!」

P「そっか」

海美の頭を撫でると気持ち良さそうに目を閉じる

とても可愛らしく、撫で甲斐がある

しかしそんな時間も長くは続かない

太陽が照り始め、ジリジリと肌が焼かれる感覚を覚え始めた

P「海美」

海美「ん?」

P「そろそろ帰ろう」

海美「うん!」

海美「さっぱりしたー!」

シャワーを浴びた海美が部屋に戻ってくる

P「髪、濡れてるぞ」

海美「うん!乾かして!」

P「しょうが無いな…ほら、こっち」

海美を化粧台の前に座らせ、ドライヤーをかける

P「熱くないか?」

海美「うん、大丈夫」

相変わらずサラッとしていて気持ちの良い髪だ

海美「あ、ねえねえ」

P「ん?」

海美「今日は久しぶりに三つ編みにして貰って良い?」

P「珍しいな、良いぞ?」

海美「ありがと」

久しぶりに海美の髪を編む

高等部を卒業してから、海美は髪を解いていた

理由を尋ねてみたのだが、特に理由は無いらしい

P「よし、出来たぞ」

海美「ありがと!…うん、懐かしいね、これ」

P「だな」

数年前まで毎日のように見ていたいつもの海美の髪形だ

しかし当時に比べると髪も伸び、髪形自体も久しぶりに見るからか少し新鮮だ

やはり三つ編みは良い物だと再確認

P「海美」

海美「何?」

P「そろそろ朝飯にするか」

海美「うん!食べる食べる!」

海美「ご馳走様でした!」

P「お粗末様」

ぱぱっと食器を片付けた後、ソファに座る

すると海美が待ってましたと言わんばかりに隣に寝転がり、俺の膝に頭を乗せた

俺は何も言わず、海美の頭を撫でる

俺と海美、2人だけの空間に穏やかな空気が流れていた

P「なあ、海美」

海美「何?」

P「誕生日、何が欲しい?」

海美「誕生日当日なのに?」

P「まあそこは気にするな、で、何が欲しい?」

海美「うーん…何でも良いの?」

P「ああ」

海美「じゃあ…」

海美が体を起こし

海美「ん…」

キスをした

P「…キスで良いのか?」

海美「ううん、まだまだ」

海美「キスだけじゃ駄目、今日は…ううん、今日もPを味わい尽くすから」

P「はは…途中でダウンしないようにしないとな」

立ち上がった俺達は、2人の寝室に向かった

P「ふう…」

海美「良かった~」

ベッドで抱き合いながら話す俺達

昔とは違いやりきった後に気絶するということも無くなり、こうして抱き合いながら話すことが増えた

P「誕生日プレゼント、どうだった?」

海美「うん、良かった!」

P「それなら良かったよ」

海美「ねえ、P」

P「ん?」

海美「本当はね、私今特に欲しいものって無いんだ~」

P「そうなのか?」

海美「うん、だってPと一緒にいる毎日が、この日常が私の一番欲しいものだもん」

海美「だから今はね、毎日誕生日プレゼントをもらってるの」

海美「だから言うね?最高のプレゼントをありがとう」

少し呆気にとられるが…

P「どういたしまして」

そう返した

P「おっと、そろそろみんなが来る時間だな」

時計を見ると高坂家での誕生日パーティーが始まる時間が近づいていた

海美「あ、ほんとだ、行かないと」

身支度を整え、家から出る

海美「走って行く?」

P「いや、時間はまだあるし俺達のペースで行こう」

海美「わかった!」

俺達は、自分のペースで歩き始める

P「なあ、海美」

海美「?」

P「誕生日、おめでとう」

何度も送ったこの言葉

そしてきっとこれからも贈り続けるこの言葉

この言葉に海美は

海美「ありがとう!」

いつも最高の笑顔を返してくれる

俺はこの最高の笑顔と、最高の恋人と一緒と歩いて行きたい

俺だけのペースでも、海美だけのペースでも無い

俺と海美の、二人三脚のペースで、どこまでも

海美「ねえ!」

P「ん?」

海美「何度でも言うよ」

海美「大好き!」

P「ああ、俺も大好きだ」

海美「よ~し、じゃあ走れ!走れ!私達の幸せな未来へ~…GO!」

海美が楽しそうに俺の腕を引っ張って走り出す

P「こら、いきなり走ったら危ないだろ」

海美「だって、楽しいから!」

P「そっか、楽しいなら俺も走るとするか」

海美「うん!」

結局走ることになったけど

海美と一緒なら何処へだって行ける予感がしている

海美

誕生日おめでとう

これからもよろしくな

尾張名古屋
海美の誕生日を祝うことが出来てこの上ない幸せだ
海美、誕生日おめでとう!

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