【安価】提督「クックック…憲兵隊のクソ野郎共をハニトラにかけてやるぜ」 (21)

これは謀略の天才である提督が、その高い知性によって哀れな憲兵隊を陥れる物語である

提督「あのクソマジメ共め、風紀が乱れるとかなんとか言って散々っぱら俺の自由恋愛の邪魔ァしやがって」

提督「おかげで俺はこんな女所帯で暮らしてんのに未だに童貞だ」

提督「おかしいだろ!?こんな美少女ハーレムで!ちょろい性格の娘さん達ばっかで!エロい格好した年頃の女の子だらけのとこに暮らしてんのによォ!!」

提督「それもこれも全部あのむっつり陸亀野郎共のせいだ!だから俺は誓った!」

提督「なんだかんだ言ってあいつらも一皮剥けばただの男だ。ってことは美少女揃いの艦娘に好意向けられてればいずれ我慢できずに手出ししちまうってのは自明の理よ!」

提督「そんで思わず飢えたケダモノになった現場を抑えちまえば、晴れて風紀を取り締まるはずの側の不祥事だ!」

提督「そんなんが続けば、憲兵隊こそ風紀を乱す悪の温床として追放は明らか!そしたら後は俺の天下よ!あとは美少女バイキングって寸法だぜェ!」

提督「けひゃひゃひゃひゃ!!その時が実に楽しみだなァ!!ええ!?」

提督「さて、ここにここに駐屯してる陸亀共のリストがある。どいつから嵌めてやろうかな」

提督「えーっと…そうだな…うん。こいつにするか。階級は陸軍憲兵上等兵。つまり憲兵の中では一番の下っ端だな。年は13歳。本来なら中学1年生だな。大体駆逐艦の小さい子らと同じくらいか」

提督「…ふん。こんな小さな子供達まで軍隊に駆り出さないといけないなんて情けない話だ」

提督「せめて彼ら次の世代には平和な世の中を残してから逝きたいものだな」

提督「…」

提督「まあ、俺のハーレムライフの邪魔するんならガキだろうが容赦しませんがね~~~~ェ!!けひゃひゃひゃひゃ!!」

提督「さーて、このチョロそうなクソガキを嵌めるにはどの艦娘を刺客に差し向ければいいかなァ~?っと」

提督「まあ、見るからに童貞って感じのハナタレガキだしな!誰差し向けても勝手に惚れて駄目になってくれそうだ!!」

提督「決めた!↓2にするわ!」

初霜「初春型四番艦、初霜です。お呼びでしょうか提督?」

提督「お、初霜、来たな!お前に折り入って頼みたいことがあるんだがな!」

初霜「はい、なんでしょう!」

提督(とは言っても、露骨に『お前憲兵にハニトラ仕掛けてこい』なんて言ったら俺が嫌われるしな)

提督「ああ。初霜は、うちの鎮守府に駐屯してる憲兵隊の連中のことは知っているな?」

初霜「…」

提督(あ。今露骨に嫌そうな顔した!けけけけけ!あいつら初霜みたいないい子にまで嫌われてやんの)

初霜「え、ええ。知ってはいますけど。でもあの人達、私あまり好きじゃありません」

提督「まあ、海と陸は昔から仲良くないしな」

初霜「それに、みんなよく言ってます。憲兵隊の人達は口うるさくておちおち夜の買い食いにも行けないって…あっ!」

提督「ん?初霜ちゃん?今なんて」

初霜「あ、い、いえ!なんでもないです!私達こっそり夜中に鎮守府抜け出してご飯食べに行ったりとかしてませんから!!」

提督「ウン。ソウダネ。チョット憲兵サンタチニ相談シナイトネ」

初霜「あわわわわ。ご、ごめんなさい川内さん、阿賀野さん…」

提督(主犯はあいつらか)

提督「…こほん。まあ、その件に関しては今は置いておくとして…」

初霜「は、はい!」

提督「初霜達が憲兵隊を苦手なことはよくわかったよ。でも、それは良くないんじゃないかな?」

初霜「やっぱりよくないでしょうか…そうですよね。それは私も分かってはいるんですが、なんというか…他の子達の雰囲気とか、そういうのもあって…」

提督「うーん。まあ、あいつら言うなれば堅苦しい風紀委員長みたいなもんだからなぁ。自由な子の多い艦娘らには苦手な子が多いだろうな。特に上の奴らがそういう雰囲気出してると下も引きずられるだろうし」

提督(学校かここは)

初霜「あ、あの…そ、それで、提督の頼みというのは?」

提督「ああ、そうだった。…うん。それならな、初霜。命令だ」

初霜「はい!」

提督「あの憲兵隊に一人、お前と同じくらいの年齢の憲兵がいる。階級は陸軍憲兵上等兵…あー、上等兵でいいか。そいつな」

初霜「は、はぁ」

提督「まあ、年も年なわけで憲兵の中じゃ一番の下っ端な訳なんだが、年が年なだけにまだそこまで憲兵隊に染まってるわけでもない」

初霜「そうなんですか。はぁ。…あんまり憲兵さん達とは話さないのでそんな人がいるなんて知りませんでした」

提督「そうなんだよな。艦娘は憲兵のことをよく知らないんだ。まあ、興味が無いと言ってもいい」

初霜「まあ、その通りですね」

提督「だが、それじゃあ駄目なんだよ。いいかい?初霜。彼らも所属は違えど、我々の仲間なんだ」

初霜「それは…はい。そうですよね」

提督「だというのに我々は今まで彼らをずっと蔑ろにしてきた。これじゃあお互いの協力体制を気付くことすらままならない。悲しいことだと思わないかな?」

初霜「つまり?」

提督「ああ。初霜は、先程言った上等兵と接触し可能なら友好関係を築いてきなさい。私が君に託したいのは、陸と海の架け橋だ。人類団結のための先駆者となって欲しいのだ」

初霜「!!」

提督「我々は深海棲艦という共通の敵を持ちながら、未だ権力闘争という名の下らない縄張り争いを続けている。俺はもうそれに疲れたんだ」

提督「くだらない。くだらない。私利私欲に走った古狸共のそんな屑のような意地の張り合いは、もういい加減唾棄すべきだ。そうしてこそ、我々はより強い絆という最強の武器を手にできるのさ」

提督「だからね。初霜。私は君に頼みたいんだ。私の夢を。いつか全ての人が手を取り合って同じ方向を向き、深海棲艦という敵を撃退できるその日を迎えるために」

提督「お願いだ、初霜。上等兵と仲良くなってきて欲しい」

初霜「提督…!!そんな重要な任務をこの私に…!!はい!おまかせ下さい!!」

提督(はい上手くいった。なんかつらつら勢いよく綺麗事並べて目的に対する疑問を考えさせない作戦~)

提督「じゃあ頼んだぞ初霜。ああ、でも当然不純異性交遊は許さんぞ」

初霜「ふじゅ…!?て、提督、何を!?」

提督「ははは、お前は可愛いからな。可能性がないわけじゃないだろう?でも許さんからな。万が一襲われたりしたらぶん殴ってやっていいぞ」

初霜「な、も、もうっ!か、かわい、かわいいって!て、提督ったら、な、なんてきょ、にゃん、にゃんてこよを!」

提督(照れてる初霜かわいい)

提督「さあ、任務の通達はこれで以上だ。あとはお前の好きなようにやりなさい。定期報告を忘れるなよ」

初霜「は、はいぃ……」

提督(そしてこれであの上等兵の運命も決まったな。あの初霜に迫られて理性を保っていられる少年がいるわけがない)

提督(若くして艦娘に手を出し更迭された経歴は一生の汚点になろう。その後の人生がちと気の毒ではあるが、この俺の邪魔をし続けてきた君の先輩方を恨むんだな)

提督「ふははははははははは!!!」

初霜「…もう。提督ったら、あんな恥ずかしいことを仰るなんて、セクハラだわ」

初霜「とは言え与えられた任務は重大なもの。一刻も早く海と陸を一つにまとめるために、上等兵さんと仲良くならなきゃ」

初霜「…どこにいるのかしら。えーっと。詰め所は確かあっちだから…」

憲兵「…」

初霜(…あ、ちょうどいいところに憲兵さん。道にうずくまって…何か拾ってるのかしら?)

初霜「すいません、ちょっといいですか?あの、探してる人がいるんですけど…」

憲兵「わっ!す、すみません!!」

初霜「きゃっ!?び、びっくりした!」

憲兵「す、すみません!本当にすみません!!」

初霜(?声が高い。女の子?)

憲兵「って、な、なんだ。初霜さんでしたか」

初霜「え…?私の名前…?」

憲兵「あ、失礼しました!いきなり女性に向かって『なんだ』なんて!すみません!」

初霜「あ、いえ…それは気にしていませんが…あの、ところで何をされていらっしゃったんですか?」

憲兵「ああっ!そうだった!すみません初霜さん!あの、本当に申し訳ないのですが、何か柔らかい食べ物をお持ちでしたら分けていただけないでしょうか!?」

初霜「…え?あ、すみません、今は何も食べるものは持っていないんですが…あの、よかったら理由を教えていただければ…」

憲兵「あの…実は今、こいつを拾って…」

初霜「…スズメの、雛?」

食堂

伊良湖「わーかわいいー。でも間宮さん、この子食堂に連れてきて良かったんですか?」

間宮「大丈夫よ、今は休憩時間だし。それにしても運が良かったわね。この子、羽が折れてる。きっと憲兵さんが助けてくれていなかったら今頃死んじゃってたわ」

憲兵「すみません、本来なら我々は艦娘の食堂に入ってはいけない決まりなのに」

間宮「いいのいいの。こういう時は気にしないで。誰か文句言ってきたらご飯抜きにしてあげるわ」

子の日「それにしても間宮さん、あっという間にこの子の御飯作っちゃうんだもん。スズメの雛の餌までレパートリーに入ってるなんて凄いなぁ~」

間宮「あはは。それは子供の頃インコを飼ってただけよ。雛のうちからご飯を与えてね。かわいかったのよ~」

若葉「なるほど、それでちょっと甘いんだな」

間宮「ふふ。どうしてもやっぱり、ね。あの子思い出しちゃって」

初春「じゃが、本当に良かったのかのう?いくらそのまま捨て置いておれば死んでたとはいえ、野生生物ならばそれもまた自然の摂理と言えるのではないのかの?」

若葉「それに野鳥を勝手に拾うのは確か犯罪だったと記憶している。うろ覚えだがな」

子の日「ええ!?じゃあ憲兵さん、犯罪者!?もしかして子の日達も共犯!?」

間宮「そんな大袈裟なことじゃありません。骨も折れているし、保護したくらいで捕まったりはしないわ。誰か暇な子に頼んで獣医さんに連れて行って貰いましょう。その後のことはまたあとで考えればいいのよ」

子の日「よ、よかったぁ…」

初春「ククク。もっとも、勤務時間中に仕事を投げ出してスズメなんぞ拾っとる憲兵殿には先輩達からのお叱りが飛んで来るかもしれんがの。ええ?」ペチペチ

憲兵「あはは…」

伊良湖「初春ちゃん、さっきからちょっと意地悪じゃない?」

初春「ふっ、まさか。わらわは事実を言っておるまでじゃ」

若葉「それもそうだな。憲兵のくせに随分と緩い男もいたものだ。もう私達とそう変わらない年であろうに」

憲兵「面目ありません」

間宮「う~ん…私としてはあなた達くらいの年ならこれくらいの優しさは持っていて欲しいものなんだけど」

若葉「ふっ。だが間宮さん、それが甘いと言うのさ。まあ、私はそういう甘い者は嫌いではないがな」

初春「やれやれ。折角小憎たらしい憲兵の小僧をいびり倒してやろうと思っておったのに、お主らがそんな態度ではわらわが悪者みたいではないか。ええいやめじゃやめじゃ」

子の日「そういえば、たまたま間宮さんが雛のお世話について詳しかったから良かったものの、初霜ちゃんが来てなかったらどうしてたの?」

憲兵「うーん…どうしてたんでしょうね。途方に暮れたままだったかもしれません」

子の日「ありゃりゃ」

若葉「無計画な話だ」

初春「全くじゃの」

子日

憲兵「それでも…助けてあげたかったんです」

初霜「…えっ?」

憲兵「自己満足なんです。でも、目に付いた命に対して無性に何かをしてあげたかった。気が付けばこの子を拾っていて。結局初霜さんがいてくれなかったら何もできませんでしたけれど…」

初霜「…」

初春「ふ~ん…」

若葉「…」

子の日「あ、そういえば憲兵さん、お名前なんて言うの?見たとこ子の日達と一緒くらいだよね~?」

若葉「ついでに階級も教えろ。なに、お前の情報を得たとして上司にチクったりはしないから安心しておけ。そんなことをすればどうやら間宮さんを敵に回しそうだしな」

間宮「わかってるじゃない。こんな可愛いスズメちゃんの命の恩人をチクったりしたら、もう初春型には金輪際おやつ作りません」

初春「むぅ。それは戦艦棲姫を敵に回すより恐ろしい」

憲兵「えっと、僕…私は陸軍憲兵上等兵の…」

初霜「…やっぱり」

伊良湖「…初霜ちゃん?」

初霜(やっぱり、この人が上等兵さんだったんだ)

今日はここまで
こんな感じで交流を深めていった結果憲兵が艦娘に懐柔されて
自由になった提督がハーレムを作るまでを書いていくぜゲハハハハ

あと>>14
ごめんなさい子日さん!

このSSまとめへのコメント

1 :  SS好きの774さん   2017年08月13日 (日) 18:29:16   ID: c5ZDo6Uz

言ってることは正論だ。
意外と本音なのかも

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